JP3713215B2 - メモリエミュレーション装置及びデータ供給方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、メモリエミュレーション装置及びデータ供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等のマイクロプロセッサを有する電子回路の動作を検証して、ファームウェア等の動作プログラムをデバッグするためのものとして、ROMエミュレータと称されるメモリエミュレーション装置が知られている。
メモリエミュレーション装置は、検証対象となる電子回路(ターゲットボード)にROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリを装着するためのソケットにコネクタを嵌め込むことにより、ターゲットボードに接続される。また、メモリエミュレーション装置は、外部のコンピュータ・システムにも接続されることで、検証用の命令コードやデータをターゲットボードに供給する。
【0003】
図7は、従来のメモリエミュレーション装置200を、ターゲットボード201と外部のコンピュータ・システム202とに接続した構成を例示する図である。
この構成において、メモリエミュレーション装置200は、第1及び第2のバッファ51、52の動作状態を、イネーブル(稼働)状態とディセーブル(停止)状態とで、排他的に切り替える。
【0004】
すなわち、メモリエミュレーション装置200は、ダウンロード用マイコン50が外部のコンピュータ・システム202から送られた命令コードやデータをSRAM(Static Random Access Memory)53に書き込む際に、第1のバッファ51をディセーブル状態とし、第2のバッファ52をイネーブル状態とする。この際、ダウンロード用マイコン50は、所定の入出力インタフェースを介して外部のコンピュータ・システム202から命令コードやデータを受け取り、ターゲットボード201による読出を可能とするため、SRAM53に記憶させる。
【0005】
また、メモリエミュレーション装置200は、SRAM53に記憶されている命令コードやデータをターゲットボード201から読出可能とするため、第1のバッファ51をイネーブル状態とし、第2のバッファ52をディセーブル状態とする。ターゲットボード201は、ソケット61に嵌め込まれたコネクタ55及びフラットケーブル54、第1のバッファ51を介し、ROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリからのデータ読出と同様のアドレス信号や制御信号をメモリエミュレーション装置200に供給することにより、SRAM53に記憶されている命令コードやデータを読み出すことができる。SRAM53から読み出された命令コードやデータは、ターゲットボード201が備えるマイコン60に送られて各種の処理に供される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、メモリエミュレーション装置が備えるSRAMに記憶されている命令コードやデータを、ターゲットボードからのランダムアクセスにより読み出すようにしていた。
他方、ターゲットボードが備えるソケットに装着されるROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリには、記憶データの高速読出を可能とするため、同期バースト読出モードや非同期ページ読出モードといった、ランダムアクセス以外の読出モードで記憶データを読出可能としたものがある。
【0007】
このため、メモリエミュレーション装置が備えるSRAMに記憶されている命令コードやデータの読出動作が、実際にターゲットボードのソケットに装着される不揮発性メモリの読出動作と大きく異なってしまうことがあった。
ここで、ターゲットボードの動作をより厳密に検証するためには、メモリエミュレーション装置からターゲットボードに命令コードやデータを供給する動作も、実際に用いられる不揮発性メモリからのデータ読出動作に近付けることが望ましい。
【0008】
この発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、ターゲットボードにおけるデータ読出動作に合わせて動作特性を変更することができるメモリエミュレーション装置を、提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明の第1の観点に係るメモリエミュレーション装置は、
ターゲットボードの動作を検証するためのデータを、ターゲットボードに供給するものであって、
ランダムアクセス可能な記憶手段と、
クロック信号に同期して前記記憶手段に記憶されているデータをバースト読出する同期バースト読出モードに対応した信号を出力する第1の信号出力手段と、
クロック信号に非同期で前記記憶手段に記憶されているデータをページ読出する非同期ページ読出モードに対応した信号を出力する第2の信号出力手段と、
前記第1及び第2の信号出力手段のいずれかから出力された信号を選択して前記記憶手段に供給することにより、前記記憶手段に記憶されているデータを読み出してターゲットボードに供給する選択供給手段とを備える、
ことを特徴とする。
【0010】
同期バースト読出モードと非同期ページ読出モードとを切り替えて設定するモード設定手段を備え、
前記第1の信号出力手段は、前記モード設定手段により設定された読出モードが同期バースト読出モードである場合に、ターゲットボードから送られたアドレス信号及び制御信号に基づいた信号を出力し、
前記第2の信号出力手段は、前記モード設定手段により設定された読出モードが非同期ページ読出モードである場合に、ターゲットボードから送られたアドレス信号及び制御信号に基づいた信号を出力し、
前記選択供給手段は、前記モード設定手段により設定された読出モードが同期バースト読出モードである場合に、前記第1の信号出力手段から出力された信号を選択して前記記憶手段に供給し、前記モード設定手段により設定された読出モードが非同期ページ読出モードである場合に、前記第2の信号出力手段から出力された信号を選択して前記記憶手段に供給することが望ましい。
【0011】
前記モード設定手段により設定された読出モードが同期バースト読出モードである場合における転送データ単位のサイズを設定するバーストサイズ設定手段を備え、
前記第1の信号出力手段は、前記モード設定手段により設定された読出モードが同期バースト読出モードである場合に、前記バーストサイズ設定手段により設定された転送データ単位のサイズに対応したアドレス信号を生成して出力することが望ましい。
【0012】
前記第1の信号出力手段は、前記バーストサイズ設定手段により設定された転送データ単位のサイズを有するクロック信号を生成するクロック生成手段と、
前記クロック生成手段により生成されたクロック信号をカウントするカウント手段と、
ターゲットボードから供給されたアドレス信号を上位アドレスとし、前記カウント手段におけるクロック信号のカウント値を下位アドレスとしたアドレス信号を出力し、前記選択供給手段に送るアドレス信号出力手段とを備えることが望ましい。
【0013】
また、この発明の第2の観点に係るデータ供給方法は、
ランダムアクセス可能な記憶手段と、第1及び第2の信号出力手段と、信号選択手段と、モード設定手段とを備えるメモリエミュレーション装置がターゲットボードにデータを供給するための方法であって、
前記モード設定手段が、クロック信号に同期してバースト読出する同期バースト読出モードと、クロック信号に非同期でページ読出する非同期ページ読出モードとを切り替えて、前記記憶手段に記憶されているデータの読出モードを設定するモード設定ステップと、
前記第1の信号出力手段が、前記モード設定ステップにて前記モード設定手段により設定された読出モードが同期バースト読出モードである場合に、ターゲットボードから送られたアドレス信号及び制御信号に基づいた信号を出力する第1の信号出力ステップと、
前記第2の信号出力手段が、前記モード設定ステップにて前記モード設定手段により設定された読出モードが非同期ページ読出モードである場合に、ターゲットボードから送られたアドレス信号及び制御信号に基づいた信号を出力する第2の信号出力ステップと、
前記信号選択手段が、前記モード設定ステップにて前記モード設定手段により設定された読出モードが同期バースト読出モードである場合に、前記第1の信号出力ステップにて前記第1の信号出力手段により出力された信号を選択して前記記憶手段に供給し、前記モード設定ステップにて前記モード設定手段により設定された読出モードが非同期ページ読出モードである場合に、前記第2の信号出力ステップにて前記第2の信号出力手段により出力された信号を選択して前記記憶手段に供給することにより、前記記憶手段に記憶されているデータを読み出してターゲットボードに供給する選択供給ステップとを備える、
ことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、この発明の実施の形態に係るメモリエミュレーション装置について詳細に説明する。
【0015】
図1は、この発明の実施の形態に係るメモリエミュレーション装置100の構成を示す図である。
このメモリエミュレーション装置100は、CPU(Central Processing Unit)等のマイクロプロセッサからなるマイコン20を備えるターゲットボード101及び、外部のコンピュータ・システム102に接続されて、外部のコンピュータ・システム102から送られた命令コードやデータを、ターゲットボード101に供給する。
【0016】
図1に示すように、メモリエミュレーション装置100は、ダウンロード用マイコン10と、第1及び第2のバッファ11、12と、SRAM(Static Random Access Memory)13と、モード設定スイッチ14と、バーストサイズ設定スイッチ15と、タイミング生成回路16と、フラットケーブル17と、コネクタ18とを備えている。
【0017】
ダウンロード用マイコン10は、例えばパラレル・インタフェースやUSB(Universal Serial Bus)インタフェースといった所定の入出力インタフェースを介して、PC(Personal Computer)やワークステーション等からなる外部のコンピュータ・システム102に接続されている。
ダウンロード用マイコン10は、外部のコンピュータ・システム102から送られた指示に従って第1及び第2のバッファ11、12の動作状態を切り替える。また、ダウンロード用マイコン10は、外部のコンピュータ・システム102から送られた命令コードやデータをSRAM13に記憶させる。
【0018】
第1及び第2のバッファ11、12は、ダウンロード用マイコン10の制御に従ってイネーブル(稼働)状態とディセーブル(停止)状態とを排他的に切り替えることにより、SRAM13をターゲットボード101のソケット21に装着されるROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリと同等に機能させるためのものである。
すなわち、第1のバッファ11は、タイミング生成回路16とフラットケーブル17の間に設けられ、メモリエミュレーション装置100からターゲットボード101に命令コードやデータを供給する際に、イネーブル状態となる。また、第1のバッファ11は、外部のコンピュータ・システム102から送られた命令コードやデータをSRAM13に記憶させる際に、ディセーブル状態となる。
他方、第2のバッファ12は、ダウンロード用マイコン10とタイミング生成回路16の間に設けられ、外部のコンピュータ・システム102から送られた命令コードやデータをSRAM13に記憶させる際に、イネーブル状態となる。また、第2のバッファ12は、メモリエミュレーション装置100からターゲットボード101に命令コードやデータを供給する際に、ディセーブル状態となる。
【0019】
SRAM13は、ダウンロード用マイコン10が外部のコンピュータ・システム102から受け取った命令コードやデータを記憶することにより、ターゲットボード101による読出を可能とするランダムアクセス可能な半導体記憶装置である。すなわち、SRAM13は、ターゲットボード101が備えるソケット21に装着される不揮発性メモリの代わりに、ターゲットボード101のマイコン20等から送られたアドレス信号や制御信号に対応した命令コードやデータを供給する。
【0020】
モード設定スイッチ14は、SRAM13に記憶されている命令コードやデータを読み出す際の読出モードを設定するためのものである。すなわち、モード設定スイッチ14は、例えばユーザによる手動切替や、外部から供給された読出モード指定信号等に対応して、SRAM13に記憶されている命令コードやデータの読出モードを、同期バースト読出モードと、非同期ページ読出モードのいずれかに設定する。
ここで、同期バースト読出モードは、SRAM13に記憶されている命令コードやデータを、ターゲットボード101から供給されたクロック信号であるCLK1信号に同期して読み出す動作モードである。また、非同期ページ読出モードは、ターゲットボード101から供給されたアドレス信号が切り替わるごとにSRAM13における記憶データの読出位置を変更し、アドレス信号の入力から所定の読出遅延時間だけ遅れてデータ信号を出力することで、命令コードやデータをアドレス信号と同期して読み出す動作モードである。
【0021】
バーストサイズ設定スイッチ15は、モード設定スイッチ14により読出モードが同期バースト読出モードに設定された際における転送データ単位のサイズを設定するためのものである。この際、バーストサイズ設定スイッチ15は、例えばユーザによる手動設定や、外部から供給されたサイズ指定信号に対応して、転送データ単位のサイズを設定する。
【0022】
タイミング生成回路16は、ターゲットボード101がSRAM13に記憶されている命令コードやデータを読み出す際に、ターゲットボード101から送られる各種の信号の入力タイミングを調整するためのものである。
タイミング生成回路16は、図2に示すように、並列して設けられた同期タイミング生成回路30及び非同期タイミング生成回路31と、SRAM13に供給する信号を選択するためのANDゲート帯32とを備えている。
【0023】
同期タイミング生成回路30は、モード設定スイッチ14により設定された読出モードが同期バースト読出モードである場合に対応して、SRAM13に記憶されている命令コードやデータを読み出すための信号を出力するためのものである。
同期タイミング生成回路30は、図3に示すように、クロック生成回路40と、アドレス生成カウンター41と、アドレスセレクター42とを備えている。
【0024】
クロック生成回路40は、ターゲットボード101から送られた制御信号に従って、クロック信号であるCLK2信号を生成するためのものである。
すなわち、クロック生成回路40は、例えば、SRAM13におけるアドレス信号入力を有効にするADV(ADdress Valid)信号や、選択メモリチップを示すCS(Chip Select)信号、SRAM13のデータ出力信号を有効にするREAD信号、クロック信号であるCLK1信号を含む制御信号を受ける。これらの制御信号は、第1のバッファ11及びフラットケーブル17、コネクタ18を介して、ターゲットボード101から送られる。
制御信号を受けたクロック生成回路40は、バーストサイズ設定スイッチ15により設定されたバーストサイズ(転送データ単位のサイズ)を有するクロック信号であるCLK2信号を生成する。クロック生成回路40により生成されたCLK2信号は、アドレス生成カウンター41に送られる。
【0025】
アドレス生成カウンター41は、例えばクロック生成回路40から受けたCLK2信号の論理レベル変化に対応してカウントアップする計数回路であり、CLK2信号の立ち上がりなどを検出してカウントする。アドレス生成カウンター41のカウント値は、SRAM13に記憶されている命令コードやデータの読出位置を示すアドレスのうちの下位アドレスとして、アドレスセレクター42に送られる。
【0026】
アドレスセレクター42は、ターゲットボード101から供給された上位アドレスを示すアドレス信号と、アドレス生成カウンター41から送られた下位アドレスを示す信号のいずれかを選択して出力するためのものである。
すなわち、アドレスセレクター42は、モード設定スイッチ14により設定された読出モードが同期バースト読出モードである場合に、上位アドレス信号と下位アドレス信号のうちのいずれかを選択して出力する。この際、アドレスセレクター42は、ターゲットボード101から送られたCS信号やREAD信号といった制御信号を、選択したアドレス信号と同期して出力することにより、SRAM13からの命令コードやデータの読出を可能とする。アドレスセレクター42から出力されたアドレス信号や制御信号は、ANDゲート帯32に送られる。
また、アドレスセレクター42は、モード設定スイッチ14により設定された読出モードが非同期ページ読出モードである場合に、アドレス信号及び、CS信号やREAD信号といった制御信号の論理レベルを”Hi”に設定し、ANDゲート帯32に送る。
【0027】
図3に示す非同期タイミング生成回路31は、モード設定スイッチ14により設定された読出モードが非同期ページ読出モードである場合に対応して、SRAM13に記憶されている命令コードやデータを読み出すための信号を出力するためのものである。
例えば、非同期タイミング生成回路31は、図4に示すように、アドレスセレクター43を備えている。
【0028】
アドレスセレクター43は、モード設定スイッチ14により設定された読出モードが非同期ページ読出モードである場合に、ターゲットボード101から供給されたアドレス信号及び、CS信号やREAD信号といった制御信号を出力する。
また、アドレスセレクター43は、モード設定スイッチ14により設定された読出モードが同期バースト読出モードである場合に、アドレス信号及び、CS信号やREAD信号といった制御信号の論理レベルを”Hi”に設定し、ANDゲート帯32に送る。
【0029】
ANDゲート帯32は、同期タイミング生成回路30及び非同期タイミング生成回路31からアドレス信号や制御信号を受け、各信号の論理積を取ってSRAM13に供給する。
【0030】
図1に示すフラットケーブル17は、第1のバッファ11とコネクタ18の間を接続するためのケーブルであり、ターゲットボード101から送られたアドレス信号や制御信号を第1のバッファ11に送り、SRAM13から読み出された命令コードやデータをコネクタ18に供給する。
【0031】
コネクタ18は、ターゲットボード101上にてROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリを装着するためのソケット21に嵌め込まれることにより、メモリエミュレーション装置100をターゲットボード101に結合させるためのものである。
【0032】
以下に、この発明の実施の形態に係るメモリエミュレーション装置100の動作を説明する。
【0033】
このメモリエミュレーション装置100は、外部のコンピュータ・システム102から受け取った命令コードやデータを、SRAM13に記憶させ、ターゲットボード101から送られたアドレス信号や制御信号に対応してターゲットボード101に供給する装置である。
【0034】
ここで、メモリエミュレーション装置100は、モード設定スイッチ14を切り替えることにより、ターゲットボード101におけるデータ読出動作に合わせて動作特性を変更することができる。
【0035】
すなわち、モード設定スイッチ14は、例えばユーザによる手動切替動作や、外部から供給された読出モード指定信号等に対応して、SRAM13に記憶されている命令コードやデータの読出モードを、同期バースト読出モードと、非同期ページ読出モードのいずれかに設定する。
【0036】
タイミング生成回路16は、モード設定スイッチ14により設定された読出モードに対応して、同期タイミング生成回路30及び非同期タイミング生成回路31を、排他的にアクティブ/非アクティブに設定する。
すなわち、タイミング生成回路16は、モード設定スイッチ14により設定された読出モードが同期バースト読出モードである場合に、同期タイミング生成回路30をアクティブに設定し、非同期タイミング生成回路31を非アクティブに設定する。
また、タイミング生成回路16は、モード設定スイッチ14により設定された読出モードが非同期ページ読出モードである場合に、同期タイミング生成回路30を非アクティブに設定し、非同期タイミング生成回路31をアクティブに設定する。
【0037】
以下、モード設定スイッチ14により設定された読出モードが同期バースト読出モードである場合の動作について説明する。
【0038】
同期タイミング生成回路30は、モード設定スイッチ14により設定された読出モードが同期バースト読出モードである場合にアクティブとなり、クロック生成回路40が、ターゲットボード101から送られた制御信号に従ったクロック信号であるCLK2信号を生成する。
例えば、クロック生成回路40は、ターゲットボード101から送られたクロック信号であるCLK1信号を、バーストサイズ設定スイッチ15により指定されたバーストサイズに相当する分量だけ通過させることにより、CLK2信号を生成する。
クロック生成回路40は、生成したCLK2信号を、アドレス生成カウンター41に送る。
【0039】
アドレス生成カウンター41は、例えばクロック生成回路40から送られたCLK2信号を数え上げることにより、転送データ単位のサイズに対応したビット数の下位アドレスを生成する。
例えば、アドレス生成カウンター41は、3ビットの数え上げカウンターとして機能することにより、SRAM13に記憶されている命令コードやデータの読出位置を規定するアドレスのうち3ビットの下位アドレスを規定し、8ワードのバースト読出を可能とする。
アドレス生成カウンター41は、下位アドレスを示す信号を、アドレスセレクター42に送る。
【0040】
アドレスセレクター42は、モード設定スイッチ14により設定された読出モードが同期バースト読出モードであることから、ターゲットボード101から送られた上位アドレスを示すアドレス信号と、アドレス生成カウンター41から送られた下位アドレスを示す信号のいずれかを選択して出力し、ANDゲート帯32に送る。
また、アドレスセレクター42は、ターゲットボード101から送られたCS信号やREAD信号といった制御信号を出力し、ANDゲート帯32に送る。
【0041】
他方、非同期タイミング生成回路31は、モード設定スイッチ14により設定された読出モードが同期バースト読出モードであることから、非アクティブとなり、アドレス信号及び、CS信号やREAD信号といった制御信号の論理レベルを”Hi”に設定し、ANDゲート帯32に送る。
【0042】
ANDゲート帯32は、非同期タイミング生成回路31から送られたアドレス信号及び制御信号の論理レベルが”Hi”であることから、同期タイミング生成回路30から送られたアドレス信号及び制御信号を通過させて、SRAM13に供給する。
すなわち、ANDゲート帯32は、非同期タイミング生成回路31が非アクティブの状態でアドレス信号及び制御信号の論理レベルを”Hi”とすることから、同期タイミング生成回路30から送られたアドレス信号及び制御信号を選択して、SRAM13に供給する。
【0043】
図5は、読出モードが同期バースト読出モードである場合の読出サイクルを例示するタイミングチャートである。
図示するように、同期バースト読出モードでは、ターゲットボード101から送られたアドレス信号がSRAM13に入力されて所定の読出遅延時間tD1が経過したのち、CLK1信号に同期して、データ信号DATAにより記憶データが読み出される。データ信号DATAは、第1のバッファ11及びフラットケーブル17、コネクタ18を介してターゲットボード101に供給される。
これにより、同期バースト読出モードでSRAM13に記憶されている命令コードやデータを読み出してターゲットボード101に供給することができる。
【0044】
次に、モード設定スイッチ14により設定された動作モードが非同期ページ読出モードである場合の動作について説明する。
【0045】
非同期タイミング生成回路31は、モード設定スイッチ14により設定された読出モードが非同期ページ読出モードである場合にアクティブとなり、アドレスセレクター43が、ターゲットボード101から送られたアドレス信号及び、CS信号やREAD信号といった制御信号を出力し、ANDゲート帯32に送る。
【0046】
他方、同期タイミング生成回路30は、モード設定スイッチ14により設定された読出モードが非同期ページ読出モードであることから、非アクティブとなり、アドレス信号及び、CS信号やREAD信号といった制御信号の論理レベルを”Hi”に設定し、ANDゲート帯32に送る。
【0047】
ANDゲート帯32は、同期タイミング生成回路30から送られたアドレス信号及び制御信号の論理レベルが”Hi”であることから、非同期タイミング生成回路31から送られたアドレス信号及び制御信号を通過させて、SRAM13に供給する。
すなわち、ANDゲート帯32は、同期タイミング生成回路30が非アクティブの状態でアドレス信号及び制御信号の論理レベルを”Hi”とすることから、非同期タイミング生成回路31から送られたアドレス信号及び制御信号を選択して、SRAM13に供給する。
【0048】
図6は、読出モードが非同期ページ読出モードである場合の読出サイクルを例示するタイミングチャートである。
図示するように、非同期ページ読出モードでは、ターゲットボード101から送られたアドレス信号がSRAM13に入力されて所定の読出遅延時間TD2が経過したのち、アドレス信号の変更に同期して、データ信号DATAにより記憶データが読み出される。データ信号DATAは、第1のバッファ11及びフラットケーブル17、コネクタ18を介してターゲットボード101に供給される。
これにより、SRAM13に記憶されている命令コードやデータを非同期ページ読出モードで読み出して、ターゲットボード101に供給することができる。
【0049】
このように、ANDゲート帯32は、同期タイミング生成回路30及び非同期タイミング生成回路31のいずれかから出力された信号を選択して、SRAM13に供給する。ここで、同期タイミング生成回路30は、SRAM13に記憶されているデータをクロック信号に同期してバースト読出する同期バースト読出モードに対応した信号を出力する。また、非同期タイミング生成回路31は、SRAM13に記憶されているデータをクロック信号に非同期でページ読出する非同期ページ読出モードに対応した信号を出力する。
これにより、同期バースト読出モードや非同期ページ読出モードに対応してSRAM13に記憶されているデータを読み出すことができ、ターゲットボードにおけるデータ読出動作に合わせて動作特性を変更することができる。
【0050】
以上説明したように、この発明によれば、モード設定スイッチ14により設定された読出モードに対応して、同期タイミング生成回路30と、非同期タイミング生成回路31のいずれかを動作させて、ターゲットボード101による命令コードやデータの読出を可能とする。
これにより、ターゲットボード101の読出モードが同期バースト読出モードや非同期ページ読出モードである場合にも、その読出モードに合わせてSRAM13に記憶されている命令コードやデータを読み出すことができ、ターゲットボード101の動作をより厳密に検証することができる。
【0051】
上記実施の形態では、同期バースト読出モードと非同期ページ読出モードで動作する場合について説明したが、これに限定されず、従来から用いられているランダムアクセスによる読出モードも設定できるようにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】
この発明によれば、ターゲットボードにおけるデータ読出動作に合わせて動作特性を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るメモリエミュレーション装置の構成を示す図である。
【図2】タイミング生成回路の構成を示す図である。
【図3】同期タイミング生成回路の構成を示す図である。
【図4】非同期タイミング生成回路の構成を示す図である。
【図5】読出モードが同期バースト読出モードである場合の読出サイクルを例示するタイミングチャートである。
【図6】読出モードが非同期ページ読出モードである場合の読出サイクルを例示するタイミングチャートである。
【図7】従来のメモリエミュレーション装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
10、50 ダウンロード用マイコン
11、12、51、52 バッファ
13、53 SRAM
14 モード設定スイッチ
15 バーストサイズ設定スイッチ
16 タイミング生成回路
17、54 フラットケーブル
18、55 コネクタ
20、60 マイコン
21、61 ソケット
30 同期タイミング生成回路
31 非同期タイミング生成回路
32 ANDゲート帯
40 クロック生成回路
41 アドレス生成カウンター
42、43 アドレスセレクター
100、200 メモリエミュレーション装置
101、201 ターゲットボード
102、202 コンピュータ・システム

Claims (5)

  1. ターゲットボードの動作を検証するためのデータを、ターゲットボードに供給するメモリエミュレーション装置であって、
    ランダムアクセス可能な記憶手段と、
    クロック信号に同期して前記記憶手段に記憶されているデータをバースト読出する同期バースト読出モードに対応した信号を出力する第1の信号出力手段と、
    クロック信号に非同期で前記記憶手段に記憶されているデータをページ読出する非同期ページ読出モードに対応した信号を出力する第2の信号出力手段と、
    前記第1及び第2の信号出力手段のいずれかから出力された信号を選択して前記記憶手段に供給することにより、前記記憶手段に記憶されているデータを読み出してターゲットボードに供給する選択供給手段とを備える、
    ことを特徴とするメモリエミュレーション装置。
  2. 同期バースト読出モードと非同期ページ読出モードとを切り替えて設定するモード設定手段を備え、
    前記第1の信号出力手段は、前記モード設定手段により設定された読出モードが同期バースト読出モードである場合に、ターゲットボードから送られたアドレス信号及び制御信号に基づいた信号を出力し、
    前記第2の信号出力手段は、前記モード設定手段により設定された読出モードが非同期ページ読出モードである場合に、ターゲットボードから送られたアドレス信号及び制御信号に基づいた信号を出力し、
    前記選択供給手段は、前記モード設定手段により設定された読出モードが同期バースト読出モードである場合に、前記第1の信号出力手段から出力された信号を選択して前記記憶手段に供給し、前記モード設定手段により設定された読出モードが非同期ページ読出モードである場合に、前記第2の信号出力手段から出力された信号を選択して前記記憶手段に供給する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のメモリエミュレーション装置。
  3. 前記モード設定手段により設定された読出モードが同期バースト読出モードである場合における転送データ単位のサイズを設定するバーストサイズ設定手段を備え、
    前記第1の信号出力手段は、前記モード設定手段により設定された読出モードが同期バースト読出モードである場合に、前記バーストサイズ設定手段により設定された転送データ単位のサイズに対応したアドレス信号を生成して出力する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のメモリエミュレーション装置。
  4. 前記第1の信号出力手段は、前記バーストサイズ設定手段により設定された転送データ単位のサイズを有するクロック信号を生成するクロック生成手段と、
    前記クロック生成手段により生成されたクロック信号をカウントするカウント手段と、
    ターゲットボードから供給されたアドレス信号を上位アドレスとし、前記カウント手段におけるクロック信号のカウント値を下位アドレスとしたアドレス信号を出力し、前記選択供給手段に送るアドレス信号出力手段とを備える、
    ことを特徴とする請求項3に記載のメモリエミュレーション装置。
  5. ランダムアクセス可能な記憶手段と、第1及び第2の信号出力手段と、信号選択手段と、モード設定手段とを備えるメモリエミュレーション装置がターゲットボードにデータを供給するためのデータ供給方法であって、
    前記モード設定手段が、クロック信号に同期してバースト読出する同期バースト読出モードと、クロック信号に非同期でページ読出する非同期ページ読出モードとを切り替えて、前記記憶手段に記憶されているデータの読出モードを設定するモード設定ステップと、
    前記第1の信号出力手段が、前記モード設定ステップにて前記モード設定手段により設定された読出モードが同期バースト読出モードである場合に、ターゲットボードから送られたアドレス信号及び制御信号に基づいた信号を出力する第1の信号出力ステップと、
    前記第2の信号出力手段が、前記モード設定ステップにて前記モード設定手段により設定された読出モードが非同期ページ読出モードである場合に、ターゲットボードから送られたアドレス信号及び制御信号に基づいた信号を出力する第2の信号出力ステップと、
    前記信号選択手段が、前記モード設定ステップにて前記モード設定手段により設定された読出モードが同期バースト読出モードである場合に、前記第1の信号出力ステップにて前記第1の信号出力手段により出力された信号を選択して前記記憶手段に供給し、前記モード設定ステップにて前記モード設定手段により設定された読出モードが非同期ページ読出モードである場合に、前記第2の信号出力ステップにて前記第2の信号出力手段により出力された信号を選択して前記記憶手段に供給することにより、前記記憶手段に記憶されているデータを読み出してターゲットボードに供給する選択供給ステップとを備える、
    ことを特徴とするデータ供給方法。
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