JP2010087959A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】プログラムの変更を行わずに、ウォッチドッグタイマの動作を検証する。また、ウォッチドッグタイマのタイムアウトを外部で確認する。
【解決手段】本発明の半導体装置(1)は、ウォッチドッグタイマ(2)と中央処理装置(3)とモード端子(4)とを有する。前記中央処理装置は、前記ウォッチドッグタイマのタイムアウト制御を制御する。前記ウォッチドッグタイマは、前記モード端子を介して、前記ウォッチドッグタイマのタイマ周期を前記中央処理装置のタイムアウト制御による周期よりも短くする指示を外部から与えられる。前記ウォッチドッグタイマは、前記指示に応答して、前記中央処理装置によるタイムアウト制御よりも先に、タイムアウトを検出する。
【選択図】図2
【解決手段】本発明の半導体装置(1)は、ウォッチドッグタイマ(2)と中央処理装置(3)とモード端子(4)とを有する。前記中央処理装置は、前記ウォッチドッグタイマのタイムアウト制御を制御する。前記ウォッチドッグタイマは、前記モード端子を介して、前記ウォッチドッグタイマのタイマ周期を前記中央処理装置のタイムアウト制御による周期よりも短くする指示を外部から与えられる。前記ウォッチドッグタイマは、前記指示に応答して、前記中央処理装置によるタイムアウト制御よりも先に、タイムアウトを検出する。
【選択図】図2
Description
本発明は、ウォッチドッグタイマを搭載する半導体装置に関し、特に、ウォッチドッグタイマが正常に機能しているか否かを確認できる半導体装置に関する。
中央処理装置を利用するシステムは、プログラムが正常に動作する前提で設計されるが、ノイズ、温度や電圧等の動作環境の悪化による誤動作で、中央処理装置の暴走を招く虞がある。この暴走に対処するために、一般的にウォッチドッグタイマが備えられている。
ウォッチドッグタイマは、中央処理装置によって予め設定された値に向かってクロック信号をカウントし、カウントした値が設定された値に到達したときオーバーフロー又はアンダーフローを検出するタイマである。ウォッチドッグタイマは、このオーバーフロー又はアンダーフローを抑止するために、中央処理装置が実行するプログラムによって、カウントした値が定期的に初期化される。従って、中央処理装置がプログラムを正常に動作していれば、ウォッチドッグタイマによってカウントされた値がオーバーフロー又はアンダーフローすることはない。一方、中央処理装置が暴走していれば、カウントした値が初期化されないため、ウォッチドッグタイマによってオーバーフロー又はアンダーフローが検出される。
特許文献1には、ウォッチドッグタイマを用いたシステムについて記載されている。具体的には、ウォッチドッグタイマ内に、ウォッチドッグタイマの動作状態を判別する手段を設け、それとスタンバイ制御信号によりウォッチドッグタイマが動作を停止させているときに限り、供給されるクロックを停止させることである。これによって、ウォッチドッグタイマの誤動作を防止することができる。
本発明者は、システムとして、半導体装置に内蔵するウォッチドッグタイマの動作を検証することについて検討した。それによれば、ウォッチドッグタイマの動作を検証するためにプログラムを変更することは、大掛かりな作業となってしまう。また、仮にプログラムを変更した場合、ウォッチドッグタイマの動作を検証するためのデバイスチェック用の半導体装置と最終製品の半導体装置とでは、ウォッチドッグタイマの動作が異なり、最終的にそれぞれ異なる製品となってしまう。
また、特許文献1では、ウォッチドッグタイマの動作を検証することについて何ら考慮されない。
本発明の目的は、プログラムの変更を行わずに、ウォッチドッグタイマの動作を検証する半導体装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、ウォッチドッグタイマのタイムアウトを外部で確認可能な半導体装置を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、本発明の半導体装置は、ウォッチドッグタイマと中央処理装置とモード端子とを有する。前記中央処理装置は、前記ウォッチドッグタイマのタイムアウト制御を制御する。前記ウォッチドッグタイマは、前記モード端子を介して、前記ウォッチドッグタイマのタイマ周期を前記中央処理装置のタイムアウト制御による周期よりも短くする指示を外部から与えられる。前記ウォッチドッグタイマは、前記指示に応答して、前記中央処理装置によるタイムアウト制御よりも先に、タイムアウトを検出する。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、プログラムの変更を行わずに、ウォッチドッグタイマの動作を検証することができる。
また、ウォッチドッグタイマのタイムアウトを外部で確認することができる。
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面中の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面中の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕本発明の代表的な実施の形態に係る半導体装置(1)は、ウォッチドッグタイマ(2)と、前記ウォッチドッグタイマのタイムアウトを制御する中央処理装置(3)とを有する。また、前記半導体装置は、前記ウォッチドッグタイマのタイマ周期を前記中央処理装置のタイムアウト制御による周期よりも短くする指示を前記半導体装置の外部から前記ウォッチドッグタイマに与えるモード端子(4)を有する。これにより、プログラムを変更せずに、外部から前記モード端子を介してウォッチドッグタイマに前記タイマ周期の短縮を指示することによって、前記中央処理装置のタイムアウト制御よりも先にウォッチドッグタイマのタイムアウトを検証することができる。
前記タイマ周期を短くする具体的な形態として、ウォッチドッグタイマ(2_1)は、第1クロック信号LCLKと前記第1クロック信号よりも周波数の高い第2クロック信号CLKとを選択的に出力するスイッチ回路(20)と、前記スイッチ回路から出力される前記第1クロック信号LCLK又は第2クロック信号CLKをカウントするカウンタ(30_1)とを有する。前記スイッチ回路は、前記指示に応答して、前記第2クロック信号CLKを選択して前記カウンタに出力する。これにより、カウントした値が中央処理装置によって初期化される前に、ウォッチドッグタイマのタイムアウトを検証することができる。
前記タイマ周期を短くする別の具体的な形態として、ウォッチドッグタイマ(2_2,2_3)は、供給されるクロック信号CLKをカウントするカウンタ(30_2,30_3)を有し、前記カウンタが前記指示に応答して初期化されることにより、前記タイマ周期は前記中央処理装置のタイムアウト制御による周期よりも短くされる。
前記指示に応答して前記カウンタが初期化される具体的な形態として、前記カウンタは、供給されるクロック信号CLKをダウンカウントするカウンタであって、前記指示に応答して前記カウンタの特定の桁のビットの値が0に初期化される。
前記指示に応答して前記カウンタが初期化される別の具体的な形態として、前記カウンタは、供給されるクロック信号CLKをアップカウントするカウンタであって、前記指示に応答して前記カウンタの特定の桁のビットの値が1に初期化される。
前記ウォッチドッグタイマのタイムアウトを外部で確認する具体的な形態として、ウォッチドッグタイマ(2_5)は、供給されるクロック信号CLKをカウントするカウンタ(30_5)と、前記カウンタが出力するタイムアウト信号を保持して前記半導体装置の外部に出力するフリップフロップ回路(71)とを有する。これによって、中央処理装置が初期化される原因が、ウォッチドッグタイマによるリセットであるか、又は、その他の要因によるリセットであるかを半導体装置の外部で容易に判断することができる。
前記ウォッチドッグタイマのタイムアウトを外部で確認する別の具体的な形態として、ウォッチドッグタイマ(2_7)は、前記中央処理装置によるタイムアウト制御の計数処理を行う第1カウンタ(30_6)と、前記第1カウンタの計数開始に同期して計数を開始し、カウントアップ信号を前記半導体装置の外部に出力する第2カウンタ(30_7)とを有する。これにより、前記第2カウンタが出力するタイムアップ信号を確認することによって、前記ウォッチドッグタイマが出力するタイムアップ信号で前記中央処理装置が初期化された、と判断することができる。
〔2〕本発明の代表的な実施の形態に係る半導体装置(1)は、ウォッチドッグタイマ(2_4)と、前記ウォッチドッグタイマにリフレッシュ信号を供給する中央処理装置(3)と、前記リフレッシュ信号を遮断する指示を外部から前記ウォッチドッグタイマに与える外部端子(4)とを有する。前記ウォッチドッグタイマは、供給されるクロック信号をカウントし、カウントした値が前記リフレッシュ信号に基づいて初期化されるカウンタ(30_4)と、前記カウンタに前記リフレッシュ信号を供給するスイッチ回路(61)とを有する。前記スイッチ回路は、前記指示に応答して前記リフレッシュ信号の供給を遮断する。これにより、カウントした値が前記リフレッシュ信号によって初期化されずに継続してカウントされるため、プログラムを変更せずにウォッチドッグタイマのタイムアウトを検証することができる。
2.実施の形態の詳細
実施の形態について更に詳述する。以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、発明を実施するための最良の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
実施の形態について更に詳述する。以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、発明を実施するための最良の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1には、ウォッチドッグタイマ(WDT)2を搭載する半導体装置1のブロック図が例示される。前記半導体装置1はプログラムを実行する中央処理装置(CPU)3を有し、内部バスを介して、前記プログラムを格納するROM(Read Only Memory)5、前記中央処理装置3のワーク領域とされるRAM(Random Access Memory)6及び外部と情報の遣り取りを行うポート(PORT)9が接続される。前記ポート9は、複数の外部端子に接続される。
また、前記半導体装置1は、前記中央処理装置3等にクロック信号CLKを供給するクロック生成回路(CPG)7を有する。前記中央処理装置3は、前記クロック信号CLKに同期して、前記ROM5に格納されたプログラムを実行する。
更に、前記半導体装置1は、前記内部バスに接続されるウォッチドッグタイマ2と、システムの動作モードの制御やシステムを初期化する制御を行うシステム制御回路(SCNT)8とを有する。前記ウォッチドッグタイマ2は、前記中央処理装置3が実行するプログラムの設計ミス等によって生じる無限ループや前記中央処理装置3の暴走等を検出する。
次に、前記ウォッチドッグタイマ2の動作について説明する。前記ウォッチドッグタイマ2は、前記クロック生成回路7から供給されるクロック信号CLKを基にカウントを開始し、前記中央処理装置3のプログラムの実行に基づいてそのカウント動作が制御される。即ち、前記中央処理装置3は、前記ウォッチドッグタイマ2のカウントによるカウント値がカウントオーバーする前に前記カウント値を初期化する。一方、前記中央処理装置3によって前記カウント値が初期化されずにカウントオーバーしたとき、前記ウォッチドッグタイマ2は、前記システム制御回路8にタイムアップ信号TIUを出力する。従って、前記タイムアップ信号TIUに基づいてシステムが初期化されたとき、前記中央処理装置3が実行するプログラムにバグ等の異常があると判断することができる。
前記システム制御回路8は、外部から供給されるモード信号MODEに応答して、システムの動作モードを制御する。また、前記システム制御回路8は、外部から供給されるリセット信号RESや前記ウォッチドッグタイマ2から供給される前記タイムアップ信号TIUに応答してリセット信号resを出力し、前記システムを初期化する制御を行う。
図2には、ウォッチドッグタイマ2_1の動作を検証するための説明図が例示される。前記ウォッチドッグタイマ2_1は、スイッチ回路(SW)20とカウンタ(CONT)30_1を有する。前記スイッチ回路20には、前記中央処理装置3に供給される周波数の高いクロック信号CLKと、前記周波数の高いクロック信号CLKよりも周波数の低いクロック信号LCLKとが供給される。前記周波数の低いクロック信号LCLKは、例えば、分周器21を介して、前記周波数の高いクロック信号CLKの周波数を変換して得られる。図2では、前記周波数の高いクロック信号CLKの周波数を1/N倍する例である。前記周波数の低いクロック信号LCLKは前記ウォッチドッグタイマ2_1の通常動作時に使用され、前記周波数の高いクロック信号CLKは前記ウォッチドッグタイマ2_1の評価時に使用される。前記スイッチ回路20は、外部から供給される切り換え信号SFTに応答して、前記周波数の高いクロック信号CLK又は前記周波数の低いクロック信号LCLKに切り換えて、前記カウンタ30_1に切り換えた前記クロック信号CLK,LCLKを供給する。具体的には、前記スイッチ回路20は、前記切り換え信号SFTがハイレベルのとき前記周波数の低い前記クロック信号LCLKに切り換え、前記切り換え信号SFTがローレベルのとき前記周波数の高い前記クロック信号CLKに切り換える。前記切り換え信号SFTは、前記ポート9に接続される外部端子4によってハイレベル又はローレベルが制御される。例えば、図3では、前記ポート9に接続されるスイッチ31のオンとオフによって制御する。前記ポート9は、前記スイッチ31がオンのとき前記ウォッチドッグタイマ2の通常動作モードに切り換え、前記スイッチ31がオフのとき前記ウォッチドッグタイマ2の評価モードに切り換える。具体的には、前記スイッチ31がオンのとき前記ポート9はグランド状態とされ、前記切り換え信号SFTがローレベルとされる。また、前記スイッチ31がオフのとき前記ポート9はフローティング状態とされ、前記切り換え信号SFTがハイレベルとされる。なお、前記スイッチ31は簡略的に示しているが、前記スイッチ31のオンは前記ポート9をプルダウンしてグランド状態とし、前記スイッチ31のオフは前記ポート9をプルアップしてフローティング状態とすれば良い。
前記カウンタ30_1は、前記スイッチ回路20から供給される前記周波数の高いクロック信号CLK又は前記周波数の低いクロック信号LCLKをカウントする。前記中央処理装置3の実行するプログラムによって行われる前記カウントしたカウント値の初期化は、前記周波数の低いクロック信号LCLKを基準として行われる。従って、前記周波数の低いクロック信号LCLKをカウントする場合では、前記カウント値がカウントオーバーする前に前記カウント値の初期化が行われる。一方、前記周波数の高いクロック信号CLKをカウントする場合では、前記カウント値の初期化が行われる前に、前記カウント値がカウントオーバーする。これによって、プログラムを変更せずに、前記ウォッチドッグタイマ2_1の動作を検証することができる。
図4は、ウォッチドッグタイマ2_2の動作を検証するための別の説明図である。前記ウォッチドッグタイマ2_2は、前記クロック生成回路7から供給されるクロック信号CLKを基にダウンカウントするカウンタ30_2を有する。また、前記ウォッチドッグタイマ2_2は、前記カウンタ30_2による計数処理を半分に制御するスイッチ41を有する。図4は、前記カウンタ30_2の最上位ビットの値を1から0に変更する例である。前記スイッチ41は、外部から供給される切り換え信号SFTに応答して、前記カウンタ30_2の最上位ビットに接続するラッチ回路(図示を省略する)とグランドとの接続を制御する。前記スイッチ41は、前記ウォッチドッグタイマ2_2の評価時に使用するハイレベルの前記切り換え信号SFTに応答して、前記ラッチ回路の記憶ノードを前記グランドに接続する。このときに、前記中央処理装置3のプログラムの実行によって供給されるクリア信号で前記カウンタ30_2が初期化されると、前記最上位ビットの値が0とされ、その他の桁のビットの値が1とされる。これによって、前記カウンタ30_2がカウントする期間を半分とすることができ、前記中央処理装置3のプログラムの実行で前記カウンタ30_2が初期化される前に、前記カウンタ30_2がアンダーフローする。前記カウンタ30_2は、アンダーフローすると、前記システム制御回路8にタイムアップ信号TIUを出力する。従って、プログラムを変更せずに、前記ウォチドッグタイマ2_2の動作を検証することができる。
一方、前記スイッチ41は、前記ウォッチドッグタイマ2_2の通常動作時に使用するローレベルの前記切り換え信号SFTに応答して、前記ラッチの記憶ノードを前記グランドと分離してフローティング状態にする。このときに、前記カウンタ30_2が前記クリア信号で初期化されると、前記カウンタ30_2の全てのビットの値が1とされる。
図5は、ウォッチドッグタイマ2_3の動作を検証するための別の説明図である。前記ウォッチドッグタイマ2_3は、前記ウォッチドッグタイマ2_2の前記カウンタ30_2を、前記クロック信号CLKを基にアップカウントするカウンタ30_3に代替した。また、前記スイッチ41を最上位ビットに接続するラッチ回路と電源との接続を制御するスイッチ51に代替した。図5には、前記カウンタ30_2の最上位ビットの値を0から1に変更する例が示される。前記スイッチ51は、前記ウォッチドッグタイマ2_3の評価時に使用するハイレベルの前記切り換え信号SFTに応答して、前記ラッチ回路の記憶ノードを前記電源に接続する。このとき、前記中央処理装置3のプログラムの実行によって供給されるクリア信号で前記カウンタ30_2が初期化されると、前記最上位ビットの値が1とされ、その他の桁のビットの値が0とされる。
図6は、リフレッシュ用書き込み信号REFを遮断してウォッチドッグタイマ2_4の動作を検証するための説明図である。前記ウォッチドッグタイマ2_4は、カウンタ30_4とスイッチ61を有する。前記カウンタ30_4は、前記クロック生成回路7から供給されるクロック信号CLKをカウントする。前記中央処理装置3は、演算処理したタイマ初期値を、内部バスを介して前記カウンタ30_4に出力する。前記カウンタ30_4は、前記中央処理装置3から供給されるリフレッシュ用書き込み信号REFによって前記タイマ初期値にプリセットされる。前記スイッチ61は、外部から供給される指示信号INSTに応答して、前記カウンタ30_4への前記リフレッシュ用書き込み信号REFの供給を制御する。具体的には、前記スイッチ61は、前記ウォッチドッグタイマ2_4の評価時に使用するハイレベルの前記指示信号INSTに応答して、前記カウンタ30_4への前記リフレッシュ用書き込み信号REFの供給を遮断する。これによって、前記リフレッシュ用書き込み信号REFに影響されずに、前記カウンタ30_4はオーバーフロー又はアンダーフローすることとなる。前記カウンタ30_4は、オーバーフロー又はアンダーフローすると、前記システム制御回路8にタイムアップ信号TIUを出力する。従って、前記スイッチ61が前記カウンタ30_4への前記リフレッシュ用書き込み信号REFの供給を遮断することによって、プログラムを変更せずに、前記ウォッチドッグタイマ2_4の動作の検証を行うことができる。
一方、前記スイッチ61は、前記ウォッチドッグタイマ2_4の通常動作時に使用するローレベルの前記指示信号INSTに応答して、前記カウンタ30_4に前記リフレッシュ用書き込み信号REFを供給する。これによって、前記カウンタ30_4は、前記リフレッシュ用書き込み信号REFによってプリセットされる。
図7には、ウォッチドッグタイマ2_5が出力するタイムアップ信号TIUを外部で確認するための別の説明図が例示される。前記ウォッチドッグタイマ2_5は、カウンタ30_5とRSフリップフロップ回路(セット・リセット型フリップフロップ回路)71を有する。前記カウンタ30_5は、前記クロック生成回路7から供給されるクロック信号CLKをカウントする。前記カウンタ30_5は、前記中央処理装置3のプログラムの実行によって供給される前記リフレッシュ用書き込み信号REFで初期化される。前記カウンタ30_5は、前記中央処理装置3の暴走等によってオーバーフロー又はアンダーフローしたとき、前記システム制御回路8と前記RSフリップフロップ回路71に前記タイムアップ信号TIUを出力する。
前記RSフリップフロップ回路71は、セット端子S、リセット端子R及び出力端子Qを有する。前記セット端子Sには、前記カウンタ30_5から前記タイムアップ信号TIUが入力される。また、前記リセット端子Rには、前記中央処理装置3から前記リフレッシュ用書き込み信号REFが入力される。前記RSフリップフロップ回路71は、前記リセット端子Rがローレベルのとき、前記タイムアップ信号TIUの活性により前記セット端子Sがハイレベルにされることによってセット状態とされ、前記出力端子Qは、前記リフレッシュ用書き込み信号REFの活性によって前記リセット端子Rがハイレベルに変化するまでハイレベルの出力を維持する。従って、外部で前記出力端子Qを確認することによって、前記カウンタ30_5が出力するタイムアップ信号TIUでシステムの初期化が行われたと判断することができる。一方、前記RSフリップフロップ回路71は、前記リセット端子Rがハイレベルにされることよって、次にセット端子Sがハイレベルにされるまで、前記出力端子Qがローレベルとされるリセット状態を維持する。なお、前記セット端子S及び前記リセット端子Rの両方がハイレベルのとき、前記フリップフロップ回路71は動作しない。これを防止するために、前記リフレッシュ用書き込み信号REFは遅延回路(DLY)72を介して前記リセット端子Rに供給される。
図8には、ウォッチドッグタイマ2_6が出力するタイムアップ信号TIUを外部で確認するための別の説明図が示される。前記ウォッチドッグタイマ2_6は、カウント値がオーバーフロー又はアンダーフローしたとき、前記システム制御回路8に前記タイムアップ信号TIUを出力して、図示を省略するロジック回路を介して前記フラッシュメモリの特定のアドレスの値を書き換える。従って、外部から前記フラッシュメモリの特定のアドレスの値を確認することによって、前記ウォッチドッグタイマ2_6が出力するタイムアップ信号TIUを判別することができる。また、システムの電源が切断された後でも、当該判別を行うことができる。
図9には、ウォッチドッグタイマ2_7のカウンタ30_6の動作を確認するための説明図が示される。前記ウォッチドッグタイマ2_7は、前記分周器21、前記スイッチ回路20及び第1カウンタ(CONT_1)30_6と第2カウンタ(CONT_2)30_7を有する。前記分周器21と前記スイッチ回路20は上記説明の通りであるのでここでは省略する。前記第1カウンタ30_6及び前記第2カウンタ30_7は、前記スイッチ回路20から供給される同じクロック信号CLK又はLCLKをダウンカウントする。前記第1カウンタ30_6及び前記第2カウンタ30_7には、前記中央処理装置3のプログラムの実行に基づいて、同じタイマ初期値が設定される。前記第2カウンタ30_7は、前記第1カウンタ30_6によるカウントの開始に同期して、前記クロック信号CLK又はLCLKをカウントする。前記第1カウンタ30_6及び前記第2カウンタ30_7がカウントを開始した後に、前記中央処理装置3は、前記第1カウンタ30_6がアンダーフローする前に、プリセット信号PRSによって前記第1カウンタ30_6を初期化するが、前記第2カウンタ30_7については前記プリセット信号PRSによって初期化されない。これによって、前記第2カウンタ30_7がアンダーフローしたとき、外部へ前記タイムアップ信号TIUが出力される。従って、外部で前記第2カウンタ30_7が出力する前記タイムアップ信号TIUに基づく値を確認することによって、前記第1カウンタ30_6が前記プリセット信号PRSによって初期化される周期を推測することができる。
なお、図示はしないが、前記第1カウンタ30_6に供給される前記プリセット信号PRSを前記第2カウンタ30_7にも供給する構成とすれば、外部で前記タイムアップ信号TIUを確認することによって、前記第1カウンタ30_6が出力する前記タイムアップ信号TIUでシステムが初期化されたと判断することができる。
図10には、ウォッチドッグタイマ2_8に供給されるリフレッシュ用書き込み信号REFを外部で確認するための説明図である。前記ウォッチドッグタイマ2_8は、前記分周器21、前記スイッチ回路20及び前記スイッチ回路20から供給されるクロック信号CLK,LCLKをダウンカウントするカウンタ30_8を有する。前記分周器21と前記スイッチ回路20は上記説明の通りである。前記中央処理装置3は、プログラムを実行して、前記カウンタ30_8の前記タイマ周期を設定する。また、前記中央処理装置3は、前記カウンタ30_8に前記リフレッシュ用書き込み信号REFを供給する。前記カウンタ30_8は、前記リフレッシュ用書き込み信号REFによって初期化される。前記ウォッチドッグタイマ2_8は、前記リフレッシュ用書き込み信号REFを外部端子に出力する。従って、外部で前記リフレッシュ用書き込み信号REFを確認することによって、前記リフレッシュ用書き込み信号REFが設計どおりに供給されているか否かを検証することができる。
図11は、ウォッチドッグタイマの評価時のモードに切り換えるための説明図である。前記半導体装置1は、図示を省略するロジック回路を有する。前記ロジック回路には、クロック信号CLKが入力される外部クロック入力端子、外部信号が入力されるRESET端子及び前記半導体装置1の評価時に使用するtest端子が接続される。前記外部クロック入力端子、前記RESET端子及び前記test端子は、前記ウォッチドッグタイマの動作に専用して使用する端子ではなく、前記半導体装置1に既存の端子である。前記ロジック回路は、これら端子の入力信号の組み合わせで、前記ウォッチドッグタイマの評価時へのモードに切り換える。具体的には、前記外部クロック入力端子が固定サイクル数以上経過した後にローレベルとされたとき、前記RESET端子が固定サイクル数経過した後にハイレベルとされ、前記test端子に所定の値が入力されると、前記ロジック回路は前記ウォッチドッグタイマの評価時のモードに切り換える。これによって、前記半導体装置1の有効端子を減らすことなく、前記ウォッチドッグタイマのモードを切り換えることができる。
図12は、ウォッチドッグタイマの評価時のモードに切り換えるための別の説明図である。前記半導体装置1は、前記RESET端子及び前記test端子の入力電圧が入力される判定回路12を有する。前記RESET端子又は前記test端子の何れか一方の入力電圧レベルがハイレベル及びローレベルの中間の電圧レベル(中間電位)のとき、前記判定回路12は、前記ウォッチドッグタイマのモードを評価時のモードに切り換える。これにより、前記半導体装置1の有効端子を減らすことなく前記ウォッチドッグタイマのモードを切り換えることができる。なお、上記では前記RESET端子又は前記test端子の一方が中間電位のときについて説明したが、ハイレベルよりも高い電圧レベルとしても良い。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
上記説明では、前記ウォッチドッグタイマ2_1の通常動作時において、前記カウンタ30_1がカウントするクロック信号LCLKと、前記中央処理装置3が動作するためのクロック信号CLKの周波数が異なっているが、同じ周波数のクロック信号とする構成としても良い。例えば、前記クロック生成回路7から出力される周波数の高いクロック信号CLKを前記分周器21によって変換した周波数の低いクロック信号LCLKが前記中央処理装置3と前記スイッチ回路20に供給される構成とする。更に、前記スイッチ回路20には、前記クロック生成回路7から周波数の高い前記クロック信号CLKが直接供給される構成とする。この構成によって、前記ウォッチドッグタイマ2_1の通常動作時において、前記カウンタ30_1及び前記中央処理装置3に同じ周波数の前記クロック信号LCLKを供給することができる。
図4及び図5において、前記スイッチ41,51は前記カウンタ30_2,30_3による計数処理を半分にすることについて説明したが、前記カウンタ30_2,30_3の計数処理をそれよりも短い、例えば1/4や1/8等に設定することも可能である。
1 半導体装置
2、2_1〜2_8 ウォッチドッグタイマ
3 中央処理装置
4 外部端子
5 ROM
6 RAM
7 クロック生成回路
8 システム制御回路
9 ポート
12 判定回路
20 スイッチ回路
21 分周器
30_1〜30_8 カウンタ
31、41、51、61 スイッチ
71 RSフリップフロップ回路
2、2_1〜2_8 ウォッチドッグタイマ
3 中央処理装置
4 外部端子
5 ROM
6 RAM
7 クロック生成回路
8 システム制御回路
9 ポート
12 判定回路
20 スイッチ回路
21 分周器
30_1〜30_8 カウンタ
31、41、51、61 スイッチ
71 RSフリップフロップ回路
Claims (8)
- ウォッチドッグタイマと、
前記ウォッチドッグタイマのタイムアウトを制御する中央処理装置とを有する半導体装置であって、
前記ウォッチドッグタイマのタイマ周期を前記中央処理装置のタイムアウト制御による周期よりも短くする指示を前記半導体装置の外部から前記ウォッチドッグタイマに与えるモード端子を有する、半導体装置。 - 前記ウォッチドッグタイマは、
第1クロック信号と、前記第1クロック信号よりも周波数の高い第2クロック信号とを選択的に出力するスイッチ回路と、
前記スイッチ回路から出力される前記第1又は第2クロック信号をカウントするカウンタとを有し、
前記指示に応答して、前記スイッチ回路は、前記第2クロック信号を選択して前記カウンタに出力する、請求項1記載の半導体装置。 - 前記ウォッチドッグタイマは、供給されるクロック信号をカウントするカウンタを有し、
前記カウンタが前記指示に応答して初期化されることにより、前記タイマ周期は前記中央処理装置のタイムアウト制御による周期よりも短くされる、請求項1記載の半導体装置。 - 前記カウンタは、供給されるクロック信号をダウンカウントするカウンタであって、前記指示に応答して前記カウンタの特定の桁のビットの値が0に初期化される、請求項3記載の半導体装置。
- 前記カウンタは、供給されるクロック信号をアップカウントするカウンタであって、前記指示に応答して前記カウンタの特定の桁のビットの値が1に初期化される、請求項3記載の半導体装置。
- 前記ウォッチドッグタイマは、
供給されるクロック信号をカウントするカウンタと、
前記カウンタが出力するタイムアウト信号を保持して前記半導体装置の外部に出力するフリップフロップ回路とを有する、請求項1記載の半導体装置。 - 前記ウォッチドッグタイマは、
前記中央処理装置によるタイムアウト制御の計数処理を行う第1カウンタと、
前記第1カウンタの計数開始に同期して計数を開始し、カウントアップ信号を前記半導体装置の外部に出力する第2カウンタとを有する、請求項1記載の半導体装置。 - ウォッチドッグタイマと、
前記ウォッチドッグタイマにリフレッシュ信号を供給する中央処理装置と、
前記リフレッシュ信号を遮断する指示を外部から前記ウォッチドッグタイマに与える外部端子とを有し、
前記ウォッチドッグタイマは、
供給されるクロック信号をカウントし、カウントした値が前記リフレッシュ信号に基づいて初期化されるカウンタと、
前記カウンタに前記リフレッシュ信号を供給するスイッチ回路とを有し、
前記スイッチ回路は、前記指示に応答して前記リフレッシュ信号の供給を遮断する、半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008256213A JP2010087959A (ja) | 2008-10-01 | 2008-10-01 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008256213A JP2010087959A (ja) | 2008-10-01 | 2008-10-01 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010087959A true JP2010087959A (ja) | 2010-04-15 |
Family
ID=42251435
Family Applications (1)
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JP2008256213A Withdrawn JP2010087959A (ja) | 2008-10-01 | 2008-10-01 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010087959A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3343373A1 (en) | 2016-12-27 | 2018-07-04 | Renesas Electronics Corporation | Semiconductor device comprising watchdog timer |
-
2008
- 2008-10-01 JP JP2008256213A patent/JP2010087959A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP3343373A1 (en) | 2016-12-27 | 2018-07-04 | Renesas Electronics Corporation | Semiconductor device comprising watchdog timer |
JP2018107679A (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 半導体装置 |
US10671467B2 (en) | 2016-12-27 | 2020-06-02 | Renesas Electronics Corporation | Semiconductor device |
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