JP2007010066A - ディスクブレーキ - Google Patents

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Abstract

【課題】 液圧補助式駐車ブレーキ機構を備えたディスクブレーキにおいて、キャリパ等の剛性を低下させることなく、駐車ブレーキとして充分な制動力を得る
【解決手段】 常用ブレーキの場合、液圧に応じてピストン11がブレーキパッド3、4をディスクロータ2に押圧して制動力を発生する。このとき、皿バネ18の予圧により、推力蓄圧ピストン15が後退しないので、必要なブレーキ液の量が増大しない。駐車ブレーキの場合、液圧を供給して、ピストン11を推進すると共に、皿バネ18のバネ力に抗して推力蓄圧ピストン15を後退させる。ロック機構14のナット21をピストン11に当接させた後、液圧を解除し、皿バネ18のバネ力でロック機構14を介してピストン11をブレーキパッド3に押圧して制動力を維持する。推力蓄圧ピストン15の大径化で必要な液圧を低減し、皿バネ18の大径化で弾性係数を小さくし、制動力の低下を防止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、駐車ブレーキ機構を備えた液圧式のディスクブレーキに関するものである。
従来、自動車等の車両に搭載される液圧式のディスクブレーキにおいては、例えば特許文献1に記載されているように、液圧によらず制動状態を維持することができる駐車ブレーキ機構を備えたものが知られている。特許文献1に記載されたディスクブレーキは、常用ブレーキとして使用する場合には、液圧によってシリンダ内のピストンを作動させて、ブレーキパッドをディスクロータに押圧して、制動力を発生させる。また、駐車ブレーキとして使用する場合には、電動モータによって、歯車機構を介して、ねじ機構を回転させて、ピストンを推進して制動力を発生させる。
特開平8−244596号公報
また、駐車ブレーキ機構を備えた液圧式のディスクブレーキには、駐車ブレーキとして使用する際、液圧ポンプ等の液圧供給源によってシリンダ内に液圧を供給し、ピストンを推進してブレーキパッドをディスクロータに押し付けた後、電動モータによってロック機構を作動させてピストンを制動状態で保持するようにした液圧補助式駐車ブレーキ機構を備えたものがある。これにより、電動モータの負荷を大幅に軽減することができ、電動モータの小型化及び省電力化を達成することができる。
上記従来の液圧補助式駐車ブレーキ機構を備えたディスクブレーキの問題点について、図8及び図9を参照して説明する。
図8は、従来の液圧補助式駐車ブレーキ機構を備えたキャリパ浮動型液圧式ディスクブレーキの構造を概略的に示すものである。図8(A)に示すように、駐車ブレーキを作動させるため、先ず、キャリパ101のシリンダ102内に液圧を供給して、ピストン103を図中左方へ移動させ、一方のブレーキパッド106をディスクロータ107へ押圧し、その反力によってキャリパ101を図中右方へ移動させ、ツメ部105によって他方のブレーキパッド106をディスクロータ107へ押圧する。このとき、ロック機構108は、作動しておらず、ピストン103から所定のギャップをもって離れている。
次に、図8(B)に示すように、ロック機構108を作動させてピストン103に当接させた後、シリンダ102内の液圧を解除する。これにより、液圧解除後もロック機構108によってピストン103を制動位置で保持することができ、駐車時に必要な制動力を維持することができる。
ここで、当該ディスクブレーキの構成部材であるキャリパ101、ピストン103、ブレーキパッド106、ディスクロータ107及びロック機構108は、厳密には剛体ではなく弾性体である。そこで、図8(A)、(B)のそれぞれの状態について、図8(C)、(D)に示すように、キャリパ101及びピストン103を剛体とみなし、キャリパ101、ピストン103、ブレーキパッド106、ディスクロータ107の弾性を弾性係数KCのキャリパバネ110に置換え、また、ロック機構108の弾性を弾性係数KLのロック機構バネ111に置換えてモデル化する。
図8(C)に示すように、液圧印加状態では、ピストン103の推力FC(液圧とピストン受圧面積との積)によってキャリパバネ110は、ピストン103の変位δの分だけ圧縮される。このとき、ロック機構108とピストン103とのギャップは、変位δの分だけ増大する。図8(D)に示すように、ロック機構108の動作後、液圧を解除した状態では、ロック機構バネ111が圧縮されてピストン103の変位はδ’(<δ)に減少し、キャリパバネ110の圧縮量もその分だけ減少する。このとき、ロック機構バネ111の圧縮量は、δ−δ’となり、これにより、駐車ブレーキ推力FPKBが生じることになる。
ここで、液圧によるピストン103の変位δ(キャリパバネ110の変形量)は、
δ=FC/KC
であり、また、駐車ブレーキ推力FPKBは、
PKB=δ’×KC=(δ−δ’)×KL
と表されるので、これらの式から、駐車ブレーキ推力FPKBは、
PKB=FC/(1+KC/KL
であることがわかる。
次に、実際に得られる駐車ブレーキ推力FPKBについて、図9を参照して説明する。キャリパバネ110及びロック機構バネ111は、非線形特性を有しており、これらの推力と変位との関係をそれぞれ図9中の曲線KC及び曲線KLで示す。液圧印加時は、ピストン103の推力はFCであり、キャリパバネ110の変形量はδである(曲線KC上の点a参照)。その後、ロック機構108を作動させ、液圧を解除すると、ロック機構バネ111が圧縮される分だけキャリパバネ110の変形量が減少してδ’となる。このとき、曲線KLをその原点がδを通るように横軸に平行に移動した曲線と曲線KCとの交点bがキャリパバネ110の変形量δ’及び駐車ブレーキ推力FPKBを示しており、駐車ブレーキ推力FPKBは、液圧による推力FCの75%程度となる。
更に、駐車ブレーキには、ブレーキパッドの熱収縮の問題がある。長い降坂等でブレーキを酷使した直後においては、ブレーキパッド106及びディスクロータ107は、非常に高温になっており、キャリパ101及びピストン103の温度も上昇している。この高温状態のまま駐車ブレーキを作動させて長時間放置した場合、主にブレーキパッド106の熱収縮によって、液圧によるキャリパバネ110の変形量δがΔXだけ減少したのと同等の影響を受ける。
この場合、液圧によるピストン103の変位δ(キャリパバネ110の変形量)は、熱収縮量ΔXの影響を考慮すると、
δ=FC/KC−ΔX
となる。また、熱収縮後のキャリパバネ変形量をδ”とすると、熱収縮後の駐車ブレーキ推力FPKB’は、
PKB’=δ”×KC=(δ−δ”)×KL
となる。これらの式から、
PKB’=(FC−ΔX×KC)/(1+KC/KL
であることがわかる。
実際には、図9において、曲線KLをその原点がδ−ΔXを通るように横軸に平行に移動した曲線と曲線KCとの交点cがキャリパバネ110の熱収縮後の変形量δ’’及び駐車ブレーキ推力FPKB’を示しており、熱収縮後の駐車ブレーキ推力FPKB’ は、液圧による推力FCの60%程度以下となってしまう。
このため、駐車ブレーキ機構によって充分な制動力を得るには、印加する液圧を充分に高める必要があり、液圧発生ポンプの負荷が大きくなり、消費動力の増大及びポンプの大型化という問題を生じる。ここで、液圧解除後の駐車ブレーキ推力FPKBの低下を小さく抑えるためには、KC/KLを小さく、すなわち、キャリパ101、ブレーキパッド106、ディスクロータ107及びピストン103の剛性を下げ、また、ロック機構108の剛性を上げることが考えられるが、常用ブレーキの性能(制動力、操作性、耐久性及びブレーキ鳴き等)の観点から、キャリパ101、ブレーキパッド106、ディスクロータ107及びピストン103の剛性を低下させることには問題があり、また、ロック機構108の剛性を上げることにも限界がある。
本発明は、上記の点に鑑みて成されたものであり、キャリパ等の剛性を低下させることなく、駐車ブレーキとして充分な制動力を得ることができる液圧補助式駐車ブレーキ機構を備えたディスクブレーキを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、ディスクロータと、該ディスクロータを挟んでその両側に配置された一対のブレーキパッドと、シリンダ及び該シリンダ内に摺動可能に嵌装されたピストンを有し、前記シリンダ内への液圧の導入によって前記ピストンを推進して、前記一対のブレーキパッドを前記ディスクロータに押圧して制動力を発生させるキャリパと、前記ピストンを制動位置で保持する駐車ブレーキ機構とを備えたディスクブレーキにおいて、
前記駐車ブレーキ機構は、前記シリンダに連通する該シリンダよりも大径の大径シリンダと、該大径シリンダに摺動可能に嵌装された推力蓄積ピストンと、該推力蓄積ピストンを介して前記シリンダ内の液圧を受けて圧縮される前記推力蓄積ピストンよりも大径の皿バネと、前記ピストンと前記推力蓄積ピストンとの間の距離を固定及び固定解除可能なロック機構とを備えていることを特徴とする。
請求項2の発明に係るディスクブレーキは、上記請求項1の構成において、前記皿バネは、突出した内周部が前記推力蓄積ピストンに当接し、突出した外周部が前記キャリパに支持されるように配置されていることを特徴とする。
請求項3の発明に係るディスクブレーキは、上記請求項1又は2の構成において、前記皿バネは、その初期隙間の板厚に対する比が1.0〜1.4である並列に組合わされた複数の皿バネであることを特徴とする。
請求項4の発明に係るディスクブレーキは、上記請求項1乃至3のいずれかの構成において、前記皿バネに予圧を付与する予圧手段が設けられ、前記シリンダ内の液圧が所定圧力に達してから前記推力蓄積ピストンが移動し始めることを特徴とする。
請求項5の発明に係るディスクブレーキは上記請求項1乃至4のいずれかの構成において、前記推力蓄積ピストンの移動量を制限するストッパが設けられていることを特徴とする。
請求項1の発明に係るディスクブレーキによれば、液圧によって皿バネのバネ力に抗して推力蓄積ピストンを後退させた後、ロック機構によってピストンと推力蓄積ピストンと間の距離を固定し、その後、液圧を解除することにより、皿バネのバネ力によって、ピストンをブレーキパッドに押圧した状態で保持して制動力を維持することができる。このとき、推力蓄積ピストンを大径にすることにより、駐車ブレーキに必要な液圧を軽減することができ、また、皿バネを大径にすることにより、その弾性係数を小さくして、駐車ブレーキの制動力の低下を抑制することができる。
請求項2の発明に係るディスクブレーキによれば、推力蓄積ピストンの変形を抑制して、駐車ブレーキに必要な液量を低減するとともに、皿バネのバネ力を効率よくピストンに伝達して、駐車ブレーキの制動力の低下を抑制することができる。
請求項3の発明に係るディスクブレーキによれば、皿バネの弾性係数を小さくして、駐車ブレーキの制動力の低下を抑制することができる。
請求項4の発明に係るディスクブレーキによれば、常用ブレーキの通常使用状態では、シリンダ内の液圧が所定圧力に達せず、推力蓄積ピストンが移動しないので、制動に必要なブレーキ液の量が増大せず、制動力を迅速に立ち上げることができる。
請求項5の発明に係るディスクブレーキによれば、皿バネが過度の変形による損傷を防止することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るディスクブレーキ1は、キャリパ浮動型液圧ディスクブレーキであって、車輪(図示せず)とともに回転するディスクロータ2の両側に配置された一対のブレーキパッド3、4(パッド)と、ディスクロータ2を跨ぐキャリパ5と、車両の非回転部分に固定されてブレーキパッド3、4及びキャリパ5を移動可能に支持するキャリア(図示せず)とを備えている。
キャリパ5には、一方のブレーキパッド3に対向する部位に段付のシリンダボア6が設けられ、また、ディスクロータ2を跨いで他方のブレーキパッド4に対向するツメ部7がが形成されている。シリンダボア6は、ブレーキパッド3側から順に、シリンダ8、シリンダ8に連通し、シリンダ8よりも大径の大径シリンダ9及び大径シリンダ9よりも更に大径のバネ収容部10が形成された段付形状となっている。
シリンダ8には、有底円筒状のピストン11がフォールバックシール12を介して摺動可能に嵌装されており、ピストン11とシリンダ8との間は、更に、ダストシール13によってシールされている。また、ピストン11の内部には、駐車ブレーキ機構を構成するロック機構14が設けられている。大径シリンダ9には、推力蓄積ピストン15がOリング16を介して摺動可能に嵌装されている。これにより、ピストン11と推力蓄積ピストン15との間に液圧室17が形成され、キャリパ5には、液圧室17に、マスタシリンダ、液圧ポンプ等の液圧供給源を接続するための液圧ポート(図示せず)が設けられている。バネ収容部10には、複数枚重ねられた皿バネ18が設けられ、キャリパ5のバネ収容部10側の開口部には、モータ/減速機19が取付けられている。
ロック機構14は、先端部にネジ部が形成された軸状の送りネジ20及び送りネジ20のネジ部に螺合する円筒状のナット21を備えている。送りネジ20の基端側は、推力蓄積ピストン15に、Oリング22を介して液密的かつ回転可能に挿通され、更に、バネ収容部10を通って延ばされ、モータ/減速機19の駆動軸に連結されている。送りネジ20のネジ部の基部には、フランジ部23が形成され、フランジ部23の端面がスラスト軸受24を介して推力蓄積ピストン15の前端面に当接している。また、送りネジ20の推力蓄積ピストン15に挿通された軸部には、予圧機構25が取付けられ、予圧機構25がスラスト軸受26を介して推力蓄積ピストン15の後端面に当接して、スラスト軸受24、26に所定の予圧を付与している。これにより、送りネジ20は、推力蓄積ピストン15に対して、軸回りに回転可能であり、かつ、軸方向に固定されている。また、送りネジ20とモータ/減速機19の駆動軸とは、スプライン等によって軸方向に移動可能に連結されている。
ナット21は、回り止め27によって、推力蓄積ピストン15に対して、軸方向に移動可能であり、かつ、軸回りの回転方向に固定されている。これにより、送りネジ20を回転させることによって、その回転方向に応じてナット21を軸方向に移動させることができ、ナット21の先端部をピストン11の底部に当接させることができる。このとき、ロック機構14のネジ部のリードは、充分小さく設定されており、送りネジ20とナット21との間に軸方向の荷重がかかっても、これらが相対回転することはない。
推力蓄積ピストン15は、前端中央部にスラスト軸受24を支持する凹部が形成され、後端央部に円筒部28が形成されて中央部の剛性が充分高くなっている。また、推力蓄積ピストン15の前端面外周部には、突起部29が形成され、突起部29が小径シリンダ8と大径シリンダ9との境界の段部に形成された係合部に係合して、推力蓄積ピストン15の前端位置を規定すると共に、軸回りの回り止めを行っている。
皿バネ18は、同じ方向(並列)に組合せて積層され、内周側が突出した面の内周部が推力蓄積ピストン15の後端面に当接するように円筒部28の外周に嵌合されている。バネ収容部10の内周面には、ネジ部が形成され、ネジ部には環状の予圧リング30(予圧手段)が螺合されている。そして、予圧リング30によって皿バネ18の外周側が突出した面の外周部を押圧して、皿バネ18を圧縮し、皿バネ18のバネ力によって推力蓄積ピストン15を付勢してシリンダ8側の係合部に押圧している。なお、推力蓄積ピストン15及び予圧リング30の皿バネ18との当接部は、段付形状にして突出されて、皿バネ18が最大限に撓んでも干渉しないようになっている。
そして、皿バネ18は、予圧リング30によって予め圧縮された状態で保持されており、液圧室17内の液圧が所定の圧力に達しないと推力蓄積ピストン15が移動しないようになっている。皿バネ18の予圧は、組立時に、油圧シリンダ等を用いて予圧リング30よりも小径のプランジャを所定の推力で押付けて皿バネ18を圧縮し、予圧リング30をバネ収容部10のネジ部に締付けた後、所定の回転角度だけ戻すことによって、設定、調整することができる。
また、バネ収容部10のネジ部には、予圧リング30に隣接して環状のストッパ31が螺着されている。ストッパ31は、原位置にある推力蓄積ピストン15の円筒部28の先端部に対して所定の間隔Cをもって配置されており、円筒部28に当接することによって推力蓄積ピストン15の後退位置を規定して、皿バネ18の過度の変形による損傷を防止している。
モータ/減速機19は、電動モータとギヤ減速機とを組合わせたものであり、モータの出力軸の回転を所定の減速比で減速して駆動軸を回転させるようになっている。モータ/減速機19の駆動軸は、送りネジ20の軸部にスプライン結合等によって連結されており、送りネジ20が軸方向に移動できるようになっている。
以上のように構成した本実施形態の作用について次に説明する。
常用ブレーキとして使用する場合、マスタシリンダ、油圧ポンプ等の液圧供給源から液圧室17へ液圧を供給すると、ピストン11は、フォールバックシール12を撓ませながら前進して、一方のブレーキパッド3をディスクロータ2に押圧し、その反力によってキャリパ5が移動して、爪部9によって他方のブレーキパッド4をディスクロータ2に押圧する。これにより、ブレーキパッド3、4によってディスクロータ2を挟みつけて制動力を発生させる。このとき、通常の使用状態では、液圧室17に供給される液圧が所定圧力に達せず、皿バネ18のバネ力によって付勢された推力蓄積ピストン15が後退しないので、制動に必要な液量が増大せず、制動力を迅速に立ち上げることができる。液圧の供給を解除すると、ピストン11は、フォールバックシール11の弾性によって原位置まで後退して、制動が解除される。ブレーキパッド3、4に磨耗が生じると、制動時にピストン11とフォールバックシール11との間に滑りが生じることにより、ブレーキパッド3、4とディスクロータ2とのクリアランを一定に調整する。
駐車ブレーキとして使用する場合には、先ず、液圧供給源から液圧室17へ液圧を供給して、ピストン11を前進させてブレーキパッド3、4をディスクロータ2に押付ける。このとき、所定圧力に達する液圧を供給して、推力蓄積ピストン15を皿バネ18のバネ力に抗して後退させる。次に、この状態で、モータ/減速機19を作動させ、送りネジ20を回転させて、ナット21を前進させてピストン11の底部に押圧する。その後、液圧室17への液圧の供給を解除すると、推力蓄積ピストン15の後退によって圧縮された皿バネ18のバネ力がスラスト軸受24及びロック機構14を介してピストン11をブレーキパッド3に押圧するので、制動状態を保持することができる。このとき、ロック機構14のネジ部のリードが充分小さいため、送りネジとナットとの相対回転は、これらの間の摩擦力によってロックされるので、ピストン11と推力蓄積ピストン15との間隔を一定に保持することができる。このようにして、駐車ブレーキとして制動力を維持することができる。
駐車ブレーキを解除する場合には、先ず、液圧室17に液圧を供給して、ピストン11を図1中左方へ、また、推力蓄積ピストン15を図1中右方へ付勢し、ロック機構14のネジ部に作用する皿バネ18のバネ力を解除する。次に、この状態で、モータ/減速機19によって送りネジ20を制動時とは逆回転させて、ナット21を所定位置まで後退させる。その後、液圧室17に供給した液圧を解除する。このようにして、駐車ブレーキを解除することができる。
次に、本実施形態の作用について、図3乃至図7を参照して更に詳細に説明する。ディスクブレーキ1の構造を図3(A)、(B)、(C)に概略的に示す。図3(A)に示すように、常用ブレーキとして使用する場合には、液圧室17に供給される液圧は、所定圧力に達しておらず、推力蓄積ピストン15は移動しない。また、ロック機構14とピストン11との間にギャップが設けられており、ピストン11は液圧に応じて移動し、ブレーキパッド3、4をディスクロータ2に押圧して制動力を発生させる。このとき、推力蓄積ピストン15が移動せず、制動に必要なブレーキ液の量が増大しないので、制動力を迅速に立ち上げることができる。
駐車ブレーキとして使用する場合には、先ず、図3(B)に示すように、液圧室に所定圧力よりも高い液圧を供給して、ピストン11を移動させてブレーキパッド3、4をディスクロータ2に押圧すると共に、皿バネ18のバネ力に抗して推力蓄積ピストン15を後退(変位量δS)させる。次に、図3(C)に示すように、この状態で、ロック機構14を伸長させてピストン11に当接させた後、液圧を解除する。このとき、推力蓄積ピストン15の変位量δSは、各部の弾性変形の分だけ減少するが、皿バネ18のバネ力によってロック機構14を介しピストン11を押圧して、制動力を維持することができる。
ここで、ディスクブレーキ1の構成部材であるキャリパ5、ピストン11、ブレーキパッド3、4、ディスクロータ2、ロック機構14、推力蓄積ピストン15及び予圧リング30等の各部材は、厳密には剛体ではなく弾性体である。そこで、図3(A)、(B)、(C)のそれぞれの状態について、図3(D)、(E)、(F)に示すように、キャリパ5及びピストン11、推力蓄積ピストン15及び予圧リング30を剛体とみなし、キャリパ5、ピストン11、ブレーキパッド3、4及びディスクロータ2の弾性をキャリパバネKCに置換え、ロック機構14、推力蓄積ピストン15及びスラスト軸受24の弾性をロック機構バネKLに置換え、また、皿バネ18及び予圧リング30の弾性を支持バネKSに置換えてモデル化する。
図3(D)に示すように、常用ブレーキの通常使用状態(低液圧時)では、ピストン11の推力(液圧とピストン受圧面積との積)によってキャリパバネKCが圧縮され、その分だけピストン11とロック機構バネKLとのギャップが増大する。図3(E)に示すように、駐車ブレーキ用の液圧印加時には、ピストン11は液圧による推力FCによって図中左方へ付勢されてキャリパバネKCを変位δだけ圧縮し、また、推力蓄積ピストン15は、液圧によって図中右方へ付勢されて支持バネKSをδSだけ圧縮し、これにより、ピストン11とロック機構KLとのギャップがδ+δSだけ増大する。図3(F)に示すように、ロック機構14を作動させた後、液圧を解除すると、キャリパバネKC及び支持バネKSの圧縮量δ及びδSがキャリパバネKC、支持バネKS及びロック機構ばねKLの3つのバネで分担されて、キャリパバネKCの圧縮量はδ’に減少し、支持バネKSの圧縮量はδS’に減少し、ロック機構バネKLは(δ+δS)−(δ’+δS’)だけ圧縮される。
次に、図6を参照して、駐車ブレーキ作動時に得られるブレーキパッド3、4をディスクロータ2に押圧する力(駐車ブレーキ推力FPKB)について説明する。キャリパバネKC、ロック機構バネKL及び支持バネKSは、非線形特性を有しており、これらの各バネによる推力と変形量との関係をそれぞれ図6中の曲線KC、曲線KL及び曲線KSで示す。そして、曲線KL及び曲線KSを合成したものを曲線KL//KSで表す。
図3(A)及び(D)に示す常用ブレーキの通常作動状態では、液圧によるピストン11の推力(液圧とピストン受圧面積との積)に応じてキャリパバネKCが変形するが、液圧が所定圧力に達するまでは支持バネKSは変形しない。また、ロック機構バネKLは、ピストン11とロック機構14との間にギャップがあるため、変形しない。図3(B)及び(E)に示す駐車ブレーキ用液圧印加時には、ピストン103の推力はFSであり、キャリパバネの変形量はδである(曲線KC上の点A参照)。また、推力蓄積ピストン15の推力はFSであり、支持バネKSの変形量はδSである(曲線KS上の点B参照)。その後、ロック機構14を作動させ、液圧を解除すると、ロック機構バネKSが圧縮変形される分だけキャリパバネKC及び支持バネKSの変形量が減少して、それぞれδ’及びδS’となる。このとき、曲線KL//KSをその原点がδ+δSを通るように横軸に平行に移動した曲線と曲線KCとの交点CがキャリパバネKCの変形量δ’及び駐車ブレーキ推力Fpkbを表しており、この駐車ブレーキ推力Fpkbにおける曲線KS上の点Dが支持バネKSの変形量δS’を表している。
更に、この状態から、ブレーキパッド3、4がΔXだけ熱収縮した場合については、曲線KL//KSをその原点がδ+δS−ΔXを通るように横軸に平行に移動した曲線と曲線KCとの交点EがキャリパバネKCの熱収縮後の変形量及び駐車ブレーキ推力Fpkb’を示している。
図6を参照すると、駐車ブレーキ推力Fpkbを増大させるためには、推力蓄積ピストン15の推力FSを大きくし、支持バネKSすなわち皿バネ18の弾性係数(荷重/変位の傾き)を小さくし、ロック機構バネKLすなわちロック機構14の弾性係数(剛性)を大きくすることが有効であることがわかる。
推力蓄積ピストン15の推力を増大させるためには、推力蓄積ピストン15を大径化してその受圧面積を大きくすることが有効であるから、本実施形態では、推力蓄積ピストン15をピストン11よりも充分大径にしている。また、ロック機構14の剛性を高めるため、本実施形態では、ロック機構14の送りネジ20及びナット21の各部材の剛性及びネジ部の剛性を充分高めている。
次に、皿バネ18の荷重特性について、図4及び図5を参照して説明する。図4に示す寸法の皿バネ18を軸方向に圧縮した場合の荷重と変位との関係(弾性係数)は、図5に示すように、ほぼ3次曲線になることが知られている。ここで、荷重は、荷重Pを変位δが初期隙間hに等しくなる(δ=h)ときの荷重P0で除した値P/P0で表し、変位は、変位δを初期隙間hで除した値δ/hで表している。皿バネの弾性係数(荷重/変位の傾き)は、荷重が大きくなる(δ/hが1(変曲点)に近づく)ほど、小さくなり、その傾向は、h/t(初期隙間/板厚)が1.0から1.5へ近づくほど顕著である。そこで、皿バネ18の弾性係数を小さくするためには、h/t=1.0〜1.4とすることが望ましい。例えば、皿バネ18をh/t=1.2で、δ/h=0.6となるように予圧を付与して、0.6<δ/h<1.0の範囲で使用した場合、平均弾性係数は、線形バネの場合の約1/2となる。なお、h/t=1.5では、変位δ/hに対する荷重P/P0の増減が逆転する不安定な領域があるため、実用上望ましくない。
また、皿バネ18は、大径化することによって、弾性係数を小さくすることができるので、本実施形態では、バネ収容部10を大径シリンダ9よりも大径にして、推力蓄積ピストン15よりも大径の皿バネ18を使用している。
次に、皿バネ18の配置について、図2を参照して説明する。皿バネ18は、複数の皿バネを図2(A)に示すように同じ方向(並列)に重ね、図2(B)に示すように異なる方向(直列)に重ね、又は、これらを組合せて重ねて、内周部が突出する側を推力蓄積ピストン15に当接させ、外周部が突出する側を予圧リング30に当接するように配置することができる。このとき、並列に重ねた場合には、単品に対して重ね枚数倍の荷重が得られ、直列に重ねた場合には、単品に対して重ね枚数倍の変位が得られる。したがって、図1の例では、3枚皿バネ18を並列に配置しているが、所望の特性が得られるように、皿バネ18の配置を適宜変更してもよい。
なお、皿バネ18が圧縮されたとき、推力蓄積ピストン15及び予圧リング30との接触部分が増大すると、特性が不安定になるので、推力蓄積ピストン15及び予圧リング30の皿バネ18との当接部に突出部15A、30A(図2参照)を形成して、皿バネ18との接触部分の増大を防止するとよい。
次に、推力蓄積ピストン15の形状と皿バネ18の配置について図7を参照して説明する。駐車ブレーキ作動時に、液圧室17内の供給されるブレーキ液、皿バネ18及びロック機構14の間で相互に荷重を効率よく伝達するためには、推力蓄積ピストン15は剛体であることが望ましい。しかしながら、推力蓄積ピストンは、液圧による推力を増大させるために大径化されているので、荷重が作用したとき撓みが生じやすくなっている。そして、推力蓄積ピストン15は、中央部に円筒部28が設けられているため、中央部の剛性が高く、外周部が撓みやすくなっている。
駐車ブレーキ作動時に、推力蓄積ピストン15は、液圧室17に供給されたブレーキ液の液圧を受けて皿バネ18を圧縮し、また、ロック機構14を作動させた後、液圧を解除すると、皿バネ18のバネ力をスラスト軸受24を介してロック機構14に伝達する。このとき、ブレーキ液の液圧は等分布荷重として推力蓄積ピストン15の受圧面に一様に作用するのに対して、ブレーキパッド3からロック機構14を介して作用する反力は、推力蓄積ピストン15の中央部に集中荷重として作用する。
このため、図7(A)、(B)に示すように、皿バネ18の外周部が突出する側を推力蓄積ピストン15の外周部に当接させた場合、皿バネ18の荷重F(バネ力)が同じでも、液圧(等分布荷重p)が作用したときよりも(図7(A)参照)、ロック機構14の反力(集中荷重P)が作用したときのほうが(図7(B)参照)、推力蓄積ピストン15の撓みWが大きくなる。したがって、この場合には、液圧を解除した後、推力蓄積ピストン15に撓みが残ることになり、その分だけピストン11に伝達される推力が低下して制動力が低下してしまう。また、液圧を供給する際に、推力蓄積ピストン15に撓みが生じる分だけ多くのブレーキ液を供給する必要がある。
これに対して、本実施形態では、図7(C)、(D)に示すように、皿バネ18の中央部が突出する側を推力蓄積ピストン15の中央部に当接させており、このようにした場合、液圧(等分布荷重p)が作用したとき(図7(C)参照)、推力蓄積ピストン15に撓みWが生じるが、上記図7(A)の場合よりも撓みが小さいので、供給するブレーキ液の供給量が少なくてすむ。また、液圧が解除されて、ロック機構14の反力(集中荷重P)が作用した場合(図7(D)参照)、剛性の高い中央部に荷重が作用するため、推力蓄積ピストン15に撓みが生じないので、ピストン11に伝達される推力が低下せず、制動力を維持することができる。
本発明の一実施形態に係るディスクブレーキの縦断面図である。 図1に示すディスクブレーキの皿バネの配置を示す概略図である。 図1に示すディスクブレーキの構造を概略化及びモデル化して示す図である。 皿バネの各部の寸法を示す縦断面図である。 図4の皿バネの荷重特性を示すグラフ図である。 図1に示すディスクブレーキにおいて、各部の推力と変位との関係を示すグラフ図である。 図1に示すディスクブレーキの推力蓄積ピストンの荷重に対する変形を示す説明図である。 従来の液圧補助式駐車ブレーキを備えたディスクブレーキの構造を概略化及びモデル化して示す図である。 図8に示す従来のディスクブレーキにおいて、各部の推力と変位との関係を示すグラフ図である。
符号の説明
1 ディスクブレーキ、2 ディスクロータ、3、4 ブレーキパッド、5 キャリパ、8 シリンダ、9 大径シリンダ、11 ピストン、14 ロック機構、15 推力蓄積ピストン、18 皿バネ、30 予圧リング(予圧手段)、31 ストッパ

Claims (5)

  1. ディスクロータと、該ディスクロータを挟んでその両側に配置された一対のブレーキパッドと、シリンダ及び該シリンダ内に摺動可能に嵌装されたピストンを有し、前記シリンダ内への液圧の導入によって前記ピストンを推進して、前記一対のブレーキパッドを前記ディスクロータに押圧して制動力を発生させるキャリパと、前記ピストンを制動位置で保持する駐車ブレーキ機構とを備えたディスクブレーキにおいて、
    前記駐車ブレーキ機構は、前記シリンダに連通する該シリンダよりも大径の大径シリンダと、該大径シリンダに摺動可能に嵌装された推力蓄積ピストンと、該推力蓄積ピストンを介して前記シリンダ内の液圧を受けて圧縮される前記推力蓄積ピストンよりも大径の皿バネと、前記ピストンと前記推力蓄積ピストンとの間の距離を固定及び固定解除可能なロック機構とを備えていることを特徴とするディスクブレーキ。
  2. 前記皿バネは、突出した内周部が前記推力蓄積ピストンに当接し、突出した外周部が前記キャリパに支持されるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のディスクブレーキ。
  3. 前記皿バネは、その初期隙間の板厚に対する比が1.0〜1.4である並列に組合わされた複数の皿バネであることを特徴とする請求項1又は2に記載のディスクブレーキ。
  4. 前記皿バネに予圧を付与する予圧手段が設けられ、前記シリンダ内の液圧が所定圧力に達してから前記推力蓄積ピストンが移動し始めることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のディスクブレーキ。
  5. 前記推力蓄積ピストンの移動量を制限するストッパが設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のディスクブレーキ。
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