JP2007010066A - ディスクブレーキ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 常用ブレーキの場合、液圧に応じてピストン11がブレーキパッド3、4をディスクロータ2に押圧して制動力を発生する。このとき、皿バネ18の予圧により、推力蓄圧ピストン15が後退しないので、必要なブレーキ液の量が増大しない。駐車ブレーキの場合、液圧を供給して、ピストン11を推進すると共に、皿バネ18のバネ力に抗して推力蓄圧ピストン15を後退させる。ロック機構14のナット21をピストン11に当接させた後、液圧を解除し、皿バネ18のバネ力でロック機構14を介してピストン11をブレーキパッド3に押圧して制動力を維持する。推力蓄圧ピストン15の大径化で必要な液圧を低減し、皿バネ18の大径化で弾性係数を小さくし、制動力の低下を防止する。
【選択図】 図1
Description
図8は、従来の液圧補助式駐車ブレーキ機構を備えたキャリパ浮動型液圧式ディスクブレーキの構造を概略的に示すものである。図8(A)に示すように、駐車ブレーキを作動させるため、先ず、キャリパ101のシリンダ102内に液圧を供給して、ピストン103を図中左方へ移動させ、一方のブレーキパッド106をディスクロータ107へ押圧し、その反力によってキャリパ101を図中右方へ移動させ、ツメ部105によって他方のブレーキパッド106をディスクロータ107へ押圧する。このとき、ロック機構108は、作動しておらず、ピストン103から所定のギャップをもって離れている。
δ=FC/KC
であり、また、駐車ブレーキ推力FPKBは、
FPKB=δ’×KC=(δ−δ’)×KL
と表されるので、これらの式から、駐車ブレーキ推力FPKBは、
FPKB=FC/(1+KC/KL)
であることがわかる。
δ=FC/KC−ΔX
となる。また、熱収縮後のキャリパバネ変形量をδ”とすると、熱収縮後の駐車ブレーキ推力FPKB’は、
FPKB’=δ”×KC=(δ−δ”)×KL
となる。これらの式から、
FPKB’=(FC−ΔX×KC)/(1+KC/KL)
であることがわかる。
前記駐車ブレーキ機構は、前記シリンダに連通する該シリンダよりも大径の大径シリンダと、該大径シリンダに摺動可能に嵌装された推力蓄積ピストンと、該推力蓄積ピストンを介して前記シリンダ内の液圧を受けて圧縮される前記推力蓄積ピストンよりも大径の皿バネと、前記ピストンと前記推力蓄積ピストンとの間の距離を固定及び固定解除可能なロック機構とを備えていることを特徴とする。
請求項2の発明に係るディスクブレーキは、上記請求項1の構成において、前記皿バネは、突出した内周部が前記推力蓄積ピストンに当接し、突出した外周部が前記キャリパに支持されるように配置されていることを特徴とする。
請求項3の発明に係るディスクブレーキは、上記請求項1又は2の構成において、前記皿バネは、その初期隙間の板厚に対する比が1.0〜1.4である並列に組合わされた複数の皿バネであることを特徴とする。
請求項4の発明に係るディスクブレーキは、上記請求項1乃至3のいずれかの構成において、前記皿バネに予圧を付与する予圧手段が設けられ、前記シリンダ内の液圧が所定圧力に達してから前記推力蓄積ピストンが移動し始めることを特徴とする。
請求項5の発明に係るディスクブレーキは上記請求項1乃至4のいずれかの構成において、前記推力蓄積ピストンの移動量を制限するストッパが設けられていることを特徴とする。
請求項2の発明に係るディスクブレーキによれば、推力蓄積ピストンの変形を抑制して、駐車ブレーキに必要な液量を低減するとともに、皿バネのバネ力を効率よくピストンに伝達して、駐車ブレーキの制動力の低下を抑制することができる。
請求項3の発明に係るディスクブレーキによれば、皿バネの弾性係数を小さくして、駐車ブレーキの制動力の低下を抑制することができる。
請求項4の発明に係るディスクブレーキによれば、常用ブレーキの通常使用状態では、シリンダ内の液圧が所定圧力に達せず、推力蓄積ピストンが移動しないので、制動に必要なブレーキ液の量が増大せず、制動力を迅速に立ち上げることができる。
請求項5の発明に係るディスクブレーキによれば、皿バネが過度の変形による損傷を防止することができる。
図1に示すように、本実施形態に係るディスクブレーキ1は、キャリパ浮動型液圧ディスクブレーキであって、車輪(図示せず)とともに回転するディスクロータ2の両側に配置された一対のブレーキパッド3、4(パッド)と、ディスクロータ2を跨ぐキャリパ5と、車両の非回転部分に固定されてブレーキパッド3、4及びキャリパ5を移動可能に支持するキャリア(図示せず)とを備えている。
常用ブレーキとして使用する場合、マスタシリンダ、油圧ポンプ等の液圧供給源から液圧室17へ液圧を供給すると、ピストン11は、フォールバックシール12を撓ませながら前進して、一方のブレーキパッド3をディスクロータ2に押圧し、その反力によってキャリパ5が移動して、爪部9によって他方のブレーキパッド4をディスクロータ2に押圧する。これにより、ブレーキパッド3、4によってディスクロータ2を挟みつけて制動力を発生させる。このとき、通常の使用状態では、液圧室17に供給される液圧が所定圧力に達せず、皿バネ18のバネ力によって付勢された推力蓄積ピストン15が後退しないので、制動に必要な液量が増大せず、制動力を迅速に立ち上げることができる。液圧の供給を解除すると、ピストン11は、フォールバックシール11の弾性によって原位置まで後退して、制動が解除される。ブレーキパッド3、4に磨耗が生じると、制動時にピストン11とフォールバックシール11との間に滑りが生じることにより、ブレーキパッド3、4とディスクロータ2とのクリアランを一定に調整する。
Claims (5)
- ディスクロータと、該ディスクロータを挟んでその両側に配置された一対のブレーキパッドと、シリンダ及び該シリンダ内に摺動可能に嵌装されたピストンを有し、前記シリンダ内への液圧の導入によって前記ピストンを推進して、前記一対のブレーキパッドを前記ディスクロータに押圧して制動力を発生させるキャリパと、前記ピストンを制動位置で保持する駐車ブレーキ機構とを備えたディスクブレーキにおいて、
前記駐車ブレーキ機構は、前記シリンダに連通する該シリンダよりも大径の大径シリンダと、該大径シリンダに摺動可能に嵌装された推力蓄積ピストンと、該推力蓄積ピストンを介して前記シリンダ内の液圧を受けて圧縮される前記推力蓄積ピストンよりも大径の皿バネと、前記ピストンと前記推力蓄積ピストンとの間の距離を固定及び固定解除可能なロック機構とを備えていることを特徴とするディスクブレーキ。 - 前記皿バネは、突出した内周部が前記推力蓄積ピストンに当接し、突出した外周部が前記キャリパに支持されるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のディスクブレーキ。
- 前記皿バネは、その初期隙間の板厚に対する比が1.0〜1.4である並列に組合わされた複数の皿バネであることを特徴とする請求項1又は2に記載のディスクブレーキ。
- 前記皿バネに予圧を付与する予圧手段が設けられ、前記シリンダ内の液圧が所定圧力に達してから前記推力蓄積ピストンが移動し始めることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のディスクブレーキ。
- 前記推力蓄積ピストンの移動量を制限するストッパが設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のディスクブレーキ。
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JP2005192491A JP2007010066A (ja) | 2005-06-30 | 2005-06-30 | ディスクブレーキ |
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- 2005-06-30 JP JP2005192491A patent/JP2007010066A/ja active Pending
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