JP2012077809A - ディスクブレーキ - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な作動効率を確保することができるディスクブレーキを提供する。
【解決手段】本ディスクブレーキ1では、ピストン保持機構34として、減速機構36、37から回転出力が付与されると、ねじ機構52の直動によりピストン12にディスク方向への推力を発生させて、ボールアンドランプ機構28の直動によりピストン12にディスク方向への推力を蓄積して、減速機構36、37からの回転出力が停止したとき、ボールアンドランプ機構28で蓄積した推力がピストン12に付与される。これにより、良好な作動効率を確保することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の制動に用いられるディスクブレーキに関するものである。
ディスクブレーキでは、駐車ブレーキ機能を達成するためのブレーキ力の自己保持をウォーム減速機に持たせるように構成される場合がある(特許文献1参照)。
特開2006−177532号公報
特許文献1のディスクブレーキでは、ピストンの推力保持のためにはウォーム減速機の機械効率をなるべく低く(換言すれば、機械損失を大きく)設定する必要がある。しかしながら、ウォーム減速機の機械効率を低く設定すると、駐車ブレーキ機能を達成するための機構の作動効率が下がってしまい、下がった作動効率を補ってピストンに所望の推力を発生させるためにモータを大型化しなければならない、という問題が発生する。
本発明は、良好な作動効率を確保することができるディスクブレーキを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段として、本発明は、ディスクを挟んでその両側に配置される一対のパッドと、該一対のパッドのうち一方をディスクに押し付ける一つのピストンと、該ピストンが移動可能に納められるシリンダを有するキャリパ本体と、該キャリパ本体に設けられる電動モータと、前記キャリパ本体に設けられ、前記ピストンを制動位置に保持させるピストン保持機構と、を備え、前記ピストン保持機構は、前記電動モータにより回転を増力する減速機構と、回転を直動に変換可能であると共に直動を回転に変換不能な第1回転直動変換機構と、回転を直動に、また直動を回転に変換可能な第2回転直動変換機構と、を有し、前記減速機構は、前記電動モータの入力を増力した回転出力を、第1または第2回転直動変換機構のいずれか一方に伝達し、前記回転出力の反力を第1または第2回転直動変換機構のいずれか他方に伝達して、前記減速機構から回転出力を付与して、前記第1回転直動変換機構の直動により前記ピストンに前記ディスク方向への推力を発生させて、前記第2回転直動変換機構の直動により前記ディスク方向への推力を蓄積して、前記減速機構からの回転出力が停止したとき、前記第2回転直動変換機構で蓄積した推力が前記ピストンに付与されることを特徴とする。
本発明のディスクブレーキによれば、良好な作動効率を確保することができる。
本実施形態に係るディスクブレーキで、駐車ブレーキが解除された状態を示す断面図である。 図1の要部拡大図である。 本実施形態に係るディスクブレーキで、駐車ブレーキの作動時にねじ機構だけが作動した状態を示す部分断面図である。 本実施形態に係るディスクブレーキで、駐車ブレーキの作動時にねじ機構に加えてボールアンドランプ機構も作動した状態を示す部分断面図である。 本実施形態に係るディスクブレーキで、駐車ブレーキの作動が完了した状態を示す部分断面図である。 本実施形態に係るディスクブレーキで、駐車ブレーキの解除時にねじ機構とボールアンドランプ機構とが作動した状態を示す部分断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図1〜図6に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に本実施形態に係るディスクブレーキ1を示す。図1に示すように、ディスクブレーキ1には、車両の回転部に取り付けられたディスクロータ150を挟んで両側に配置された一対のインナブレーキパッド2及びアウタブレーキパッド3と、キャリパ4とが設けられている。本ディスクブレーキ1は、キャリパ浮動型として構成されている。上記一対のインナブレーキパッド2、アウタブレーキパッド3、及びキャリパ4は、車両のナックル等の非回転部に固定されたキャリア5にディスクロータ150の軸方向へ移動可能に支持されている。
キャリパ4の主体であるキャリパ本体6は、車両内側のブレーキパッドであるインナブレーキパッド2に対向する基端側に配置されるシリンダ部7と、車両外側のブレーキパッドであるアウタブレーキパッド3に対向する先端側に配置される爪部8とを有している。シリンダ部7には、インナブレーキパッド2側を開口部7Aとなし、他端が底壁9により閉じられた有底のシリンダ10が形成されている。このシリンダ10内には、ピストンシール11を介して軸方向に移動可能にピストン12が内装されている。
ピストン12は、円筒部12Bと底部12Aとからなるカップ形状を呈し、その底部12Aがインナブレーキパッド2に対向するようにシリンダ10内に収められている。このピストン12とシリンダ10の底壁9との間は液圧室13として画成されている。この液圧室13には、シリンダ部7に設けた図示しないポートを通じて、マスタシリンダなどの図示しない液圧源から液圧が供給されるようになっている。ピストン12は、その底部12Aに設けた凹部14にインナブレーキパッド2の背面に設けた凸部15を係合させることにより回り止めされている。また、ピストン12の底部12Aとシリンダ10との間にはシリンダ10内への異物の進入を防ぐダストブーツ16が介装されている。
キャリパ本体6のシリンダ10の底壁9側には気密的にハウジング35が取り付けられる。該ハウジング35の一端開口には気密的にカバー39が取り付けられる。なお、ハウジング35とシリンダ10とは、シール51によって気密性が保持されている。また、ハウジング35とカバー39とは、シール40によって気密性が保持されている。キャリパ本体6のハウジング35には、電動モータの一例であるモータ38がシール50を介して密閉的に取り付けられている。なお、本実施形態では、モータ38をハウジング35の外側に配置したが、モータ38を覆うようにハウジング35を形成し、ハウジング35内にモータ38を収容するようにしてもよい。この場合、シール50は不要となる。
また、キャリパ本体6には、ピストン12を制動位置に保持させるピストン保持機構34が備えられる。該ピストン保持機構34は、モータ38による回転を増力する減速機構としての平歯多段減速機構37及び遊星歯車減速機構36と、該平歯多段減速機構37及び遊星歯車減速機構36からの回転運動を直線方向の運動(以下、便宜上直動という。)に変換して推力としてピストン12に付与してピストン12を移動させる第1回転直動変換機構としてのねじ機構52と、平歯多段減速機構37及び遊星歯車減速機構36からの回転運動を直動に変換して付勢部材としての皿ばね80を圧縮させて、ピストン12にディスクロータ150方向への推力を蓄積する第2回転直動変換機構としてのボールアンドランプ機構28とを有している。平歯多段減速機構37及び遊星歯車減速機構36は、ハウジング35内に収納され、ねじ機構52及びボールアンドランプ機構28は、キャリパ本体6のシリンダ10内に収納されている。
[減速機構] 平歯多段減速機構37は、ピニオンギヤ42と、第1減速歯車43と、第2減速歯車44とを有している。ピニオンギヤ42は、筒状に形成され、モータ38のシャフト41に圧入固定される穴部42Aと、外周に形成される歯車42Bとを有している。第1減速歯車43は、ピニオンギヤ42の歯車42Bに噛合する大径の大歯車43Aと、大歯車43Aから軸方向に延出して形成される小径の小歯車43Bとが一体形成されている。この第1減速歯車43は、一端がハウジング35に支持されると共に他端がカバー39に支持されたシャフト62により回転可能に支持される。第2減速歯車44は、第1減速歯車43の小歯車43Bに噛合する大径の大歯車44Aと、大歯車44Aから軸方向に延出して形成される小径のサンギヤ44Bとが一体形成されている。サンギヤ44Bは後述する遊星歯車減速機構36の一部を構成している。この第2減速歯車44は、カバー39に支持されたシャフト63により回転可能に支持される。
[減速機構(遊星歯車減速機構)] 遊星歯車減速機構36は、上記のサンギヤ44Bと、複数個(本実施の形態では3個)のプラネタリギヤ45と、インターナルギヤ46と、キャリア48とを有する。図2も参照して、プラネタリギヤ45は、第2減速歯車44に形成されたサンギヤ44Bに噛合される歯車45Aと、キャリア48から立設されるピン47を挿通する穴部45Bとを有している。3個のプラネタリギヤ45は、キャリア48の円周上に等間隔に配置される。
キャリア48は、円盤状に形成され、その中心にスプライン溝を有する穴部48Aが形成されている。穴部48Aは、ねじ機構52のロッド55の後端側(図1中右端)の嵌合部55Aとスプライン係合することで、キャリア48とロッド55とで互いに回転トルクを伝達できるようになっている。キャリア48の外周側には、上記各プラネタリギヤ45をそれぞれ回転可能に支持する複数のピン47を圧入固定するためのピン孔部48Bが形成されている。キャリア48は、穴部48Aを挿通したロッド55の嵌合部55Aの後端に固着されるクリップ64によってロッド55に対する軸方向への移動が規制されるようになっている。また、各ピン47は、一端側がキャリア48のピン孔部48Bにそれぞれ圧入固定されると共に、他端側が各プラネタリギヤ45の穴部45Bをそれぞれ挿通し、他端部にワッシャ65を介してクリップ66がそれぞれ固着される。その結果、各ピン47の他端側に固着されるクリップ66によって、各ピン47がそれぞれ挿通されるワッシャ65とともに各プラネタリギヤ45の軸方向への各ピン47に対する移動が規制される。
図2に示すように、インターナルギヤ46は、各プラネタリギヤ45の歯車45Aがそれぞれ噛合する内歯46Aと、この内歯46Aから軸方向に延出する大径筒部46Bと、この大径筒部46Bの内歯45Aと反対側の端部に形成される環状部46Cと、この環状部46Cの中心部から軸方向に延出する小径筒部46Dと、この小径筒部46Dの内周面にスプライン溝が形成された穴部46Eとを有している。インターナルギヤ46は、その小径筒部46Dの外周面46Fがハウジング35の開口35Aに回転可能に支持されている。インターナルギヤ46は、環状部46Cの小径筒部46D付近に環状の当接部46Gが形成されており、ハウジング35の開口35A周辺でハウジング35と軸方向においても当接可能になっている。これにより、インターナルギヤ46は、キャリア48に設けられたワッシャ65と、上記当接部46Gが当接するハウジング35とによってハウジング35に対する軸方向への移動が規制される。また、インターナルギヤ46の穴部46Eは、上記ボールアンドランプ機構28の回動直動プレート31の外周面31Bにスプライン係合しており、互いに回転トルクを伝達できるようになっている。
[第1回転直動変換機構(ねじ機構)] 第1回転直動変換機構としてのねじ機構52は、プッシュロッド53と、該プッシュロッド53と螺合するロッド55とを備えている。ロッド55は、後端側(図1中右端側)にスプライン溝を有する嵌合部55Aが形成され、上述したように嵌合部55Aがキャリア48の穴部48Aとスプライン係合することで、キャリア48とロッド55とで互いに回転トルクを伝達できるようになっている。ロッド55の先端側(図1中左端側)には、めねじ部55Bが形成されており、このめねじ部55Bに、直動部材としてのプッシュロッド53が螺合している。ロッド55のめねじ部55Bの外周側には、鍔部55Cが径方向に突設されている。該鍔部55Cとシリンダ10の底部9に設けたピストン側凹部9Bとの間には、鍔部55C側からスラストベアリング56、スラストワッシャ57、皿ばね80及びスラストワッシャ81が順次配置されている。シリンダ10の底壁9の穴部9Aとロッド55との間には、シール部材61が設けられており、液圧室13の液密性が保持されている。
プッシュロッド53の先端側には、フランジ54が一体に形成される。該フランジ54の外周端には、複数の凸部54Aが形成される。これら各凸部54Aは、ピストン12の円筒部12Bの内周面に軸方向に延び周方向に間隔を置いて複数された溝部12Cに係合するようになっている。この結果、プッシュロッド53は、ピストン12に対して軸方向には移動可能であるが、回転方向への移動は規制される。また、フランジ54の外周面には、傾斜面54Bが形成される。この傾斜面54Bは、ピストン12の底部12Aの内側に形成された傾斜面12Dと当接可能になっている。フランジ54の傾斜面54Bがピストン12の傾斜面12Dに当接することで、モータ38による回転力が、ねじ機構52であるロッド55及びプッシュロッド53のフランジ54を介して伝達され、ピストン12を制動位置まで推進するとともに、制動位置に保持することができる。なお、フランジ54の傾斜面54B、若しくは、ピストン12の傾斜面12Dには、図示せぬ軸方向溝が複数形成されており、この軸方向溝によりピストン12の底部12Aとフランジ54とで形成される空間がピストン12の円筒部12Bの内部と連通することになり、ブレーキ液の流通が可能となって、前記空間のエア抜き性が確保されるようになっている。
本実施形態においては、ねじ機構52により、第1回転直動変換機構、特に伝達力の付与が停止されたときに停止状態を維持する回転直動変換機構が構成される。また、本実施形態においては、ロッド55が回転部材として、また、プッシュロッド53及びフランジ54が直動部材として構成される。
[第2回転直動変換機構(ボールアンドランプ機構)] 第2回転直動変換機構としてのボールアンドランプ機構28は、ベースプレート29と、回転直動プレート31と、該ベースプレート29と回転直動プレート31との間に介装された複数のボール32と、ウェーブワッシャ27とを備えている。
ベースプレート29は円環状に形成され、シリンダ10の底壁9に設けたキャリア側凹部9Cの底部に圧入固定されたピン33と嵌合する凹部29Aと、回転直動プレート31との対向面に周方向に沿って所定角度で円弧状に延び径方向断面が円弧状に形成される複数のボール溝29Bと、中心部に設けたロッド55が挿通する挿通孔29Cとを備えている。
回転直動プレート31は、円環状に形成され、ベースプレート29との対向面に周方向に沿って所定角度で円弧状に延び径方向断面が円弧状に形成される複数のボール溝31Aと、インターナルギヤ46の穴部46Eにスプライン係合される外周面31Bと、中心部に設けたロッド55が挿通する挿通孔31Cとを備えている。なお、該回転直動プレート31はキャリア48に対してスラストベアリング30を介して回転可能に支持されている。本実施形態においては、この回転直動プレート31がボールアンドランプ機構の回転部材として構成されている。
ボール32は、転動部材としての鋼球からなり、上記ベースプレート29の複数のボール溝29Bと回転直動プレート31の複数のボール溝31Aとの間にそれぞれ介装されている。そして、回転直動プレート31が回転されると、ボール溝29Bと31Aの間をボール32が転動する。この結果、ベースプレート29は、ピン33によりシリンダ10に対して回り止めされているため、回転直動プレート31が回転しながら軸方向(キャリア48側)に移動する。なお、ボール溝29B、31Aは、周方向に沿った傾斜の途中に窪みを付けたり、傾斜を途中で変化させて構成するようにしても良い。
ウェーブワッシャ27は、シリンダ10の底壁9とボールアンドランプ機構28のベースプレート29との間に介装されており、該ベースプレート29を回動直動プレート31側に付勢している。
なお、皿ばね80は、所定のセット荷重にて組み付けられているため、ロッド55がディスクロータ150側(図中左側)に付勢され、結果として、クリップ64により、キャリア48及びスラストベアリング30を介して回転直動プレート31がベースプレート29側に付勢される。ここで、皿ばね80のセット荷重はウェーブワッシャ27のセット荷重よりも大きくなるようにセットするために、ベースプレート29はシリンダ10の底壁9のキャリア側凹部9Cに保持される。これにより、ボール32をベースプレート29のボール溝29Aと、回転直動プレート31のボール溝31Aとの間で保持することが可能になる。
本実施形態において、第2回転直動変換機構であるボールアンドランプ機構28は、ピストン保持機構34の作動時にピストン12を制動位置に保持する必要がなく、また後述するように皿ばね80の付勢力により逆作動する必要があるため、ねじ機構52の機械効率よりも高い機械効率(例えば、機械効率ηが80〜90程度)が設定されている。したがって、本実施形態のように、機械効率が低いねじ機構52と機械効率の高いボールアンドランプ機構28とを組み合わせたピストン保持機構34の全体の機械効率が比較的高い(例えば、機械効率ηが20〜30程度)ものとなり、ディスクブレーキ1のピストン保持機構34の良好な作動効率を確保することができる。
モータ38には、該モータ38を駆動制御する制御手段である電子制御装置からなるECU70が接続されている。また、ECU70には駐車ブレーキの作動、解除を指示するべく操作されるパーキングスイッチ71が接続されている
次に、本実施形態に係るディスクブレーキ1の作用を説明する。まず、ブレーキペダルの操作による通常の液圧ブレーキとしてのディスクブレーキ1の制動時における作用を説明する。運転者によりブレーキペダルが踏み込まれると、ブレーキペダルの踏力に応じた液圧がマスタシリンダ(図示しない)から液圧回路を経てキャリパ4内の液圧室13に供給される。これにより、ピストン12がピストンシール11を撓ませながら前進(図1の左方向に移動)してインナブレーキパッド2がディスクロータ150に押し付けられる。その反力によりキャリパ4がキャリア5に対して図1における右方向に移動して、爪部8に押し付けられたアウタブレーキパッド3がディスクロータ150に押し付けられる。この結果、ディスクロータ150が一対のインナ及びアウタブレーキパッド2、3により挟みつけられて車両の制動力が発生する。
そして、運転者がブレーキペダルを解放すると、マスタシリンダからの液圧の供給が途絶えて液圧室13内の液圧が低下する。これにより、ピストンシール11の弾性によってピストン12が原位置まで後退して制動力が解除される。ちなみに、インナ及びアウタブレーキパッド2、3の摩耗に伴いピストン12の移動量が増大すると、ピストン12とピストンシール11との間に滑りが生じることによって、ピストン12の原位置を移動させて、パッドクリアランスを一定に調整するようになっている。
次に、車両の停止状態を維持するための作用の一例である、駐車ブレーキとしての作用を説明する。図1は、駐車ブレーキが解除されている状態を示している。この状態からパーキングスイッチ71が操作されてその作動信号に基づき、ECU70によってモータ38が駆動されると、平歯多段減速機構37を介して遊星歯車減速機構36のサンギヤ44Bが回転する。このとき、遊星歯車減速機構36のキャリア48とインターナルギヤ46とには、所定の比率(減速比)で互いに逆方向へ回転するように回転トルクが付与される。
ここで、ボールアンドランプ機構28は皿ばね80による付勢力が付与されているため、回転直動プレート31をキャリア48側に移動(図1中左方向へ移動)させるためにはある一定以上のトルクが必要となっている。これに対して、一対のインナ及びアウタブレーキパッド2、3からディスクロータ150への制動力(押圧力)が発生していない状態では、ロッド55を回転させるためのトルクは十分小さくなっている。このため、図3に示すように、遊星歯車減速機構36のサンギヤ44Bからの回転力は、各プラネタリギヤ45を介してキャリア48に伝達されてねじ機構52が作動し始める。
そして、ねじ機構52では、キャリア48からの回転力によりロッド55が回転することでプッシュロッド53のフランジ54が前進(図1中左方向へ移動)し、フランジ54の傾斜面54Bがピストン12の傾斜面12Dに当接して押圧しピストン12が前進することになる。
なお、本実施形態では、最初にねじ機構52によりプッシュロッド53が前進することでピストン12を前進させてディスクロータ150への制動力を得るので、ねじ機構52の作動により一対のインナ及びアウタブレーキパッド2、3の経時的な摩耗を補償することができる。
次に、さらにモータ38を回転させて、ねじ機構52の作用によりディスクロータ150への制動力が発生し始めると、今度は、図4に示すように、ロッド55を回転させるための回転トルクが増大して、ボールアンドランプ機構28を作動させるための回転トルクより大きくなる。この結果、遊星歯車減速機構36のサンギヤ44Bからの回転力は各プラネタリギヤ45を介してインターナルギヤ46に伝達され、ボールアンドランプ機構28が作動し始める。
そして、該ボールアンドランプ機構28では、インターナルギヤ46からの回転力により回転直動プレート31が回転しながらキャリア48側に移動すると共にロッド55がディスクロータ150と離間する方向に移動する。この結果、皿ばね80が圧縮され、該皿ばね80にロッド55をディスクロータ150側へ推進させるための推力が蓄積される。
次に、ボールアンドランプ機構28によって皿ばね80に蓄積された力が大きくなり、回転直動プレート31を回転させるためのトルクが大きくなると、今度は、遊星歯車減速機構36のサンギヤ44Bからの回転力が各プラネタリギヤ45を介してキャリア48に伝達される。これにより、キャリア48からの回転力によりねじ機構52が作動、すなわち、ロッド55が回転してプッシュロッド53のフランジ54が前進されることでディスクロータ150への制動力がさらに増大する。ここで、ねじ機構52による押圧力の反力は皿ばね80に付与されるので、皿ばね80には、ボールアンドランプ機構28及びねじ機構52の両方から皿ばね80を圧縮する方向の力が付与されることになる。このように、所定の比率を保持しながら、ねじ機構52によりピストン12を前進させつつ、ねじ機構52及びボールアンドランプ機構28の両方にて、皿ばね80にロッド55をディスクロータ150側へ推進させるための推力を蓄積する、すなわち蓄力することができる。
次に、ディスクロータ150への押圧力が所定値に到達すると、ECU70は、モータ38への通電を停止する。この結果、皿ばね80に蓄積された付勢力により、機械効率の高いボールアンドランプ機構28は入力時と逆方向に作動するが、図5に示すように、ロッド55がディスクロータ150側へ推進するので結果的にディスクロータ150への制動力が増大する。ここで、機械効率が低く逆作動性のないねじ機構52はディスクロータ150への押圧力の反力では作動しない。よって、皿ばね80の推力の蓄積作用によりディスクロータ150への押圧力はさらに増大して、駐車ブレーキの作動が完了する。
以上のように、本実施形態に係るディスクブレーキ1では、駐車ブレーキ作動時、一対のインナ及びアウタブレーキパッド2、3からディスクロータ150へ制動力を付与するのに際して、機械効率が低いねじ機構52と機械効率の高いボールアンドランプ機構28とを組み合わせたピストン保持機構34の全体の機械効率が比較的高い(例えば、機械効率ηが20〜30程度)ものとなり、本ディスクブレーキ1のピストン保持機構34の良好な作動効率を確保することができる。
また、ピストン12には、ねじ機構52からの押圧力だけでなく、ボールアンドランプ機構28からの押圧力も付与して蓄積した皿ばね80の付勢力も作用するため、モータ38を小型化しても所望の制動力を得ることができる。さらに、モータ38を小型化(低トルク化)することで、平歯多段減速機構37及び遊星歯車減速機構36に付与されるトルクも低く抑えることができるので、作動音や寿命の点で有利となる。加えて、皿ばね80は荷重に対する変形量が比較的大きいため、一対のインナ及びアウタブレーキパッド2、3が駐車ブレーキ作動時に熱膨張していたとしても、その後の熱収縮による押圧力の低下を小さくすることができる。このため、従来のディスクブレーキにおいて、ブレーキパッドの熱収縮分の押圧力の低下を抑制するために一定時間毎に行なっている、いわゆるリクランプ制御を不要とすることができる。
なお、平歯多段減速機構37及び遊星歯車減速機構36を逆方向に動作させるためのトルクが大きく、皿ばね80の付勢力だけではボールアンドランプ機構28が逆方向に十分動作しない場合には、モータ38の駆動停止後にモータ38へピストン12を戻す方向へ通電するようにしてもよい。この場合、図6に示すように、ボールアンドランプ機構28が初期位置まで戻った時点でねじ機構52が作動するが、このときには、比較的大きなトルクが必要であるためモータ38の電流値が急増するようになる。このため、ボールアンドランプ機構28が初期位置に戻ったか否かは電流値の急激な変化を検知することで認知して、それに基づいてモータ38への通電を停止すればよい。
次に、駐車ブレーキを解除する際には、パーキングスイッチ71のパーキング解除操作に基づいて、ECU70によってモータ38がピストン12を戻す方向へ作動し、平歯多段減速機構37及び遊星歯車減速機構36がピストン12を戻す方向へ作動する。ここで、ボールアンドランプ機構28は、既に駐車ブレーキの作動が完了した時点である程度の位置まで戻っているため、遊星歯車減速機構36のインターナルギヤ46は駐車ブレーキ作動時よりも少ない回転量で初期位置まで戻ることができる(図6参照)。したがって、ピストン12を前進させるときに比べてモータ38の回転量は少なくなるため、ピストン12を早く戻すことができる。また、ねじ機構52は増力方向より減力方向のほうが小さなトルクで作動させることができる(ねじを締めるときよりも緩めるときの方が必要な力が少ない)ため、ボールアンドランプ機構28によって再度皿ばね80が圧縮させなくてもピストン12を戻す方向に回転させて、一対のインナ及びアウタブレーキパッド2、3からディスクロータ150への制動力を解除することができる。このように、駐車ブレーキの解除時は、モータ38の総回転量を減少させることができ、本ディスクブレーキ1のピストン保持機構34の応答性や作動効率が向上する。
また、駐車ブレーキ解除時、ピストン12に押圧力が作用した状態では、皿ばね80はまだ圧縮した状態である。このため、ボールアンドランプ機構28を初期位置まで戻しても、回転直動プレート31はキャリア48側へ付勢される。しかしながら、ベースプレート29は、図6に示すように、ウェーブワッシャ27により付勢され、シリンダ10の底壁9に設けたキャリア側凹部9Cの底部から離間するために、ボール32がベースプレート29のボール溝29Aと、回転直動プレート31のボール溝31Aとの間で離間せずに保持される。
なお、本実施形態では、ねじ機構52及びボールアンドランプ機構28を作動させる減速機構として遊星歯車減速機構36を採用したが、サイクロイド減速機や波動減速機等、同軸3軸で構成される他の公知な減速機を採用してもよい。また、第2回転直動変換機構としてボールアンドランプ機構28を採用したが、ボールねじ機構等、機械効率の良好な他の回転直動変換機構を採用してもよい。
さらに、本実施形態では、車両の停止状態を維持するための作用の一例である、駐車ブレーキを例に、ピストン保持機構34の作動を説明したが、駐車ブレーキ以外の場合、例えば、坂道での車両の発進を補助するためのヒルスタートアシストやヒルダウンアシスト、アクセルオフが一定時間継続したときのオートストップ時等の場合にピストン保持機構34を作動させるようにしてもよい。
上記実施形態のディスクブレーキは、ディスクを挟んでその両側に配置される一対のパッドと、該一対のパッドのうち一方をディスクに押し付ける一つのピストンと、該ピストンが移動可能に納められるシリンダを有するキャリパ本体と、該キャリパ本体に設けられる電動モータと、前記キャリパ本体に設けられ、前記ピストンを制動位置に保持させるピストン保持機構と、を備え、前記ピストン保持機構は、前記電動モータにより回転を増力する減速機構と、回転を直動に変換可能であると共に直動を回転に変換不能な第1回転直動変換機構と、回転を直動に、また直動を回転に変換可能な第2回転直動変換機構と、を有し、前記減速機構は、前記電動モータの入力を増力した回転出力を、第1または第2回転直動変換機構のいずれか一方に伝達し、前記回転出力の反力を第1または第2回転直動変換機構のいずれか他方に伝達して、前記減速機構から回転出力を付与して、前記第1回転直動変換機構の直動により前記ピストンに前記ディスク方向への推力を発生させて、前記第2回転直動変換機構の直動により前記ディスク方向への推力を蓄積して、前記減速機構からの回転出力が停止したとき、前記第2回転直動変換機構で蓄積した推力が前記ピストンに付与されるようになっている。このようなディスクブレーキによれば、ピストン保持機構の良好な作動効率を確保することができる。
上記実施形態のディスクブレーキは、前記第1回転直動変換機構が、前記電動モータからの伝達力の付与が停止されたときに停止状態を維持して、前記第2回転直動変換機構が、前記第1回転直動変換機構の回転部材を前記ディスクから離間する方向に移動させると共に、前記第1回転直動変換機構の回転部材とキャリパ本体との間に設けられ、該回転部材を前記ディスクへ近づく方向に付勢する付勢部材を圧縮させて前記ディスク方向への推力を蓄積するようになっている。このようなディスクブレーキによれば、ピストン保持機構の良好な作動効率を確保することができる。
上記実施形態のディスクブレーキは、前記第2回転直動変換機構が、前記電動モータからの伝達力の付与が停止されたときに、前記付勢部材への推力の蓄積作用を解消して、前記付勢部材の付勢力により第1回転直動変換機構を前記ディスク方向に付勢するようになっている。このようなディスクブレーキによれば、ピストン保持機構の良好な作動効率を確保することができる。
上記実施形態のディスクブレーキは、前記第1回転直動変換機構が、ねじ機構となっている。このようなディスクブレーキによれば、比較的簡易な機構であるねじ機構によってピストン位置の保持が可能となるため、ディスクブレーキの構造が簡易になり、制動効率が向上する。
上記実施形態のディスクブレーキは、前記第2回転直動変換機構が、ボールアンドランプ機構となっている。このようなディスクブレーキによれば、ボールアンドランプ機構を用いることで比較的軸方向寸法を抑制してディスクブレーキを構成できるため、ディスクブレーキの小型化を図ることができる。
1 ディスクブレーキ,2 インナブレーキパッド,3 アウタブレーキパッド,4 キャリパ,6 キャリパ本体,9 底壁,10 シリンダ,12 ピストン,28 ボールアンドランプ機構(第2回転直動変換機構),29 ベースプレート,29A、31A ボール溝,31 回転直動プレート(回転部材),32 ボール(転動部材),34 ピストン保持機構,36 遊星歯車減速機構,37 平歯多段減速機構,38 モータ(電動モータ),44B サンギヤ,46 インターナルギヤ,48 キャリア,52 ねじ機構(第1回転直動変換機構),53 プッシュロッド(直動部材),54 フランジ(直動部材),55 ロッド,80 皿ばね(付勢部材)150 ディスクロータ

Claims (5)

  1. ディスクを挟んでその両側に配置される一対のパッドと、
    該一対のパッドのうち一方をディスクに押し付ける一つのピストンと、
    該ピストンが移動可能に納められるシリンダを有するキャリパ本体と、
    該キャリパ本体に設けられる電動モータと、
    前記キャリパ本体に設けられ、前記ピストンを制動位置に保持させるピストン保持機構と、を備え、
    前記ピストン保持機構は、
    前記電動モータにより回転を増力する減速機構と、
    回転を直動に変換可能であると共に直動を回転に変換不能な第1回転直動変換機構と、
    回転を直動に、また直動を回転に変換可能な第2回転直動変換機構と、を有し、
    前記減速機構は、前記電動モータの入力を増力した回転出力を、第1または第2回転直動変換機構のいずれか一方に伝達し、前記回転出力の反力を第1または第2回転直動変換機構のいずれか他方に伝達して、
    前記減速機構から回転出力を付与して、前記第1回転直動変換機構の直動により前記ピストンに前記ディスク方向への推力を発生させて、前記第2回転直動変換機構の直動により前記ディスク方向への推力を蓄積して、前記減速機構からの回転出力が停止したとき、前記第2回転直動変換機構で蓄積した推力が前記ピストンに付与されることを特徴とするディスクブレーキ。
  2. 前記第1回転直動変換機構は、前記電動モータからの伝達力の付与が停止されたときに停止状態を維持して、
    前記第2回転直動変換機構は、前記第1回転直動変換機構の回転部材を前記ディスクから離間する方向に移動させると共に、前記第1回転直動変換機構の回転部材とキャリパ本体との間に設けられ、該回転部材を前記ディスクへ近づく方向に付勢する付勢部材を圧縮させて前記ディスク方向への推力を蓄積することを特徴とする請求項1に記載のディスクブレーキ。
  3. 前記第2回転直動変換機構は、前記電動モータからの伝達力の付与が停止されたときに、前記付勢部材への推力の蓄積作用を解消して、前記付勢部材の付勢力により第1回転直動変換機構を前記ディスク方向に付勢することを特徴とする請求項1または2に記載のディスクブレーキ。
  4. 前記第1回転直動変換機構は、ねじ機構であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のディスクブレーキ。
  5. 前記第2回転直動変換機構は、ボールアンドランプ機構であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のディスクブレーキ。
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