JP2007010060A - ローラ用リテーナ及びローラねじ - Google Patents
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Abstract
【課題】 円周方向隙間を管理でき、しかもローラがスキューを起こし難いローラ用リテーナを提供する。
【解決手段】 ローラ1間に介在されるローラ用リテーナ8を、ローラ1の外形形状に対応する曲面状凹部2dを有する一対のローラ接触部2と、一対のローラ接触部2が互いに近づき且つ離れることができるように一対のローラ接触部2を連結する連結軸3と、一対のローラ接触部2間に配置されるコイルばね4とで構成する。ローラ1とローラ1の間にローラ用リテーナが張られ、ローラ1に圧力が掛けられたようになる。この圧力によってローラ1が傾いてスキューを起こすのを防止することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 ローラ1間に介在されるローラ用リテーナ8を、ローラ1の外形形状に対応する曲面状凹部2dを有する一対のローラ接触部2と、一対のローラ接触部2が互いに近づき且つ離れることができるように一対のローラ接触部2を連結する連結軸3と、一対のローラ接触部2間に配置されるコイルばね4とで構成する。ローラ1とローラ1の間にローラ用リテーナが張られ、ローラ1に圧力が掛けられたようになる。この圧力によってローラ1が傾いてスキューを起こすのを防止することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ローラねじ、ころ軸受け、ころがり案内装置のローラ循環路に配列されるローラ用リテーナに関する。
転動体としてローラを使用したローラねじ、ころ軸受け、ころがり案内装置が知られている。ローラを使用するのは、ボールよりも接触面積を大きくとれるので、大きい荷重に耐えられるからである。
ローラねじは、ねじ軸の螺旋状のローラ転走溝とナットのローラ転走溝とを同一位置に合わせ、それで生じた溝の中に複数のローラを入れ、ナットにローラを循環させるための循環路を形成したものである(例えば特許文献1参照)。
ころ軸受けは、内外輪の間に多数のローラを用いた軸受けである。
ころがり案内装置は、機械のフレーム上を直線又は曲線運動するテーブルなどのように、直線又は曲線運動を行う移動物体の案内として、案内部分にローラの転動体を介し、ローラの転がり運動によって案内機構を果たさせるものである。
転動体としてローラを使用した、これらのローラねじ、ころ軸受け、ころがり案内装置では、複数のローラがローラ循環路に配列される。そしてローラ間には、ローラ同士の接触を防止するスペーサ型のリテーナが介在される。
このリテーナは、循環路の円周方向隙間(ローラとリテーナ間に生ずるローラの進行方向の隙間)を調整する役目も持つ。ボールねじにおいては、リテーナによる円周方向隙間の調整は例えば以下のように行なわれる。まず、リテーナに二種類の厚さのリテーナA及びリテーナBを用意する。リテーナA及びローラを交互にボール循環路に充填した後、最後にボール間に生ずる隙間にリテーナBを詰める。リテーナAとは厚さの異なる厚さのリテーナBは、循環路の円周方向隙間を調整するために用いられる。
ボールは四方八方いずれの方向にも転がることができる。しかし、ローラはその移動方向が一方向に限られるので、ローラが循環路に沿って移動するときに、ローラが所定の軸線から傾くスキューを起こし易い。ローラがスキューを起こすと、ローラが循環路の壁面に接触し、ひどい場合にはロックすることもある。特に、循環路が螺旋状の軌道になるローラねじではスキューを起こし易い。
確かにローラ間にリテーナを介在させると、ローラの姿勢が一定に保たれてローラがスキューを起こすのを防止することができる。しかし、リテーナとローラの間に僅かでも隙間が生じると、やはりローラがスキューを起こすことがある。
そこで本発明は、円周方向隙間を管理でき、しかもローラがスキューを起こし難いローラ用リテーナ及びローラねじを提供することを目的とする。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照番号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものでない。
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、ローラ循環路に配列される複数のローラ間に介在されるローラ用リテーナ(8)であって、前記ローラ(1)の外形形状に対応する曲面状凹部(2d)を有する一対のローラ接触部(2)と、前記一対のローラ接触部(2)が互いに近づき且つ離れることができるように、前記一対のローラ接触部(2)を連結する連結軸(3)と、前記一対のローラ接触部(2)間に配置される弾性体(4)と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のローラ用リテーナにおいて、前記一対のローラ接触部(2)のうち、少なくとも一方のローラ接触部(2)は、前記連結軸(3)を中心にして回転できることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のローラ用リテーナにおいて、前記弾性体(4)は、前記連結軸(3)の周囲に配置されるコイルばね(4)であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、外周面に螺旋状のローラ転走溝(5a)が形成されたねじ軸(5)と、内周面に前記ねじ軸(5)の前記ローラ転走溝(5a)に対向する螺旋状のローラ転走溝(6a)が形成されたナット(6)と、前記ねじ軸(5)の前記ローラ転走溝(5a)と前記ナット(6)の前記ローラ転走溝(6a)との間の負荷ローラ転走路(9)の一端と他端を接続する無負荷ローラ戻し通路が形成される循環部材(12,13)と、前記負荷ローラ転走路(9)及び前記無負荷ローラ戻し通路(10)で構成されるローラ循環路に配列される複数のローラ(1)と、前記複数のローラ(1)間に介在される複数のリテーナ(8,14)と、を備えるローラねじにおいて、前記複数のリテーナ(8,14)の少なくとも一つ(8)は、前記ローラ(1)の外形形状に対応する曲面状凹部(2d)を有する一対のローラ接触部(2)と、前記一対のローラ接触部(2)が互いに近づき且つ離れることができるように、前記一対のローラ接触部(2)を連結する連結軸(3)と、前記一対のローラ接触部(2)間に掛け渡される弾性体(4)と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ローラとローラの間にローラ用リテーナが張られ、ローラに圧力が掛けられたようになる。ローラ接触部のローラの外形形状に合わせた曲面状凹部をローラに押し付けているので、ローラに掛けられる圧力は均一に分布した圧力になる。この圧力によってローラが傾いてスキューを起こすのを防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、一方のローラ接触部が他方のローラ接触部に対して回転できるので、ローラ用リテーナ自体が回転の自由度を持つ。ローラが進行方向に向かって徐々に回転するような循環路においても、リテーナはそのローラ接触部が回転してローラが回転するのを許容するので、リテーナからローラにスキューを起こす力がかかることがない。
請求項3に記載の発明によれば、弾性体の伸縮量を大きくとることができるので、リテーナの隙間調整代を大きくすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、ローラが螺旋状の循環路を移動するローラねじにおいても、ローラとローラの間にリテーナが張られ、ローラに圧力が掛けられたようになる。ローラ接触部のローラの外形形状に合わせた曲面状凹部をローラに押し付けているので、ローラに掛けられる圧力は均一に分布した圧力になる。この圧力によってローラが傾いてスキューを起こすのを防止することができる。
図1及び図2は、本発明の一実施形態におけるローラ用リテーナを示す。図1は分解斜視図を示し、図2は平面図を示す。このローラ用リテーナは、ローラねじ、ころ軸受け、運動案内装置のローラ循環路に組み込まれる。ローラ循環路には複数のローラが配列される。ローラはその進行方向からみて、隣接するローラの軸線が平行を保つようにパラレル配列されることもあるし、直交するようにクロス配列されることもある(クロス配列される場合については図6を参照)。ローラ間にはリテーナが介在される。ローラ循環路に配列される複数のリテーナ全てが、この実施形態のローラ用リテーナ8であってもよいし、複数のリテーナのうち一個か二個か数個が、この実施形態のローラ用リテーナ8であってもよい。
ローラ用リテーナ8は、ローラ1の外形形状に対応する曲面状凹部2dを有する一対のローラ接触部2と、一対のローラ接触部2が互いに近づき且つ離れることできるように、一対のローラ接触部2を連結する連結軸3と、一対のローラ接触部2間に配置される弾性体4としてのコイルばね4と、を備える。ローラ接触部2は、その中心を貫通する連結軸3に対して連結軸3の軸線方向にスライドでき、かつ連結軸3を中心にして回転できる。
図3及び図4は、ローラ接触部2を示す。図3は正面図を示し、図4は断面図を示す。図3に示されるように、ローラ接触部2の正面形状は、ローラ1の側面形状に合わせた略矩形状に形成される。この実施形態では、ローラ1の直径と高さの比が1:1の円筒形ローラ1を使用しているので、ローラ接触部2の正面形状は略四角形状に形成される。ローラ接触部2の中央部分には連結軸3が貫通する貫通穴2aが形成される。ローラ接触部2の周囲の各辺の中央部分には、潤滑剤を溜めるための逃げ溝2bが形成される。ローラ接触部2の角部は、潤滑剤を溜めるため、並びにローラ接触部2と循環路の壁面との干渉を避けるために、円弧状に面取り2cされる。
ローラ接触部2の正面(ローラ1に対向する面)には、図4に示されるように、ローラ1の外周の曲面に沿った曲面状凹部2dが形成される。この曲面状凹部2dの曲率半径は、ローラ1の半径と等しいか又は僅かに大きい。ローラ1とローラ接触部2とは曲面状凹部2dの中心線C(図3参照)近傍にて線接触するか面接触する。一方、ローラ接触部2の裏面側は平面に形成される。
図1に示されるように、連結軸3は、円筒形状に形成され、ローラ接触部2の貫通穴2aに嵌められる。連結軸3と貫通穴2aの嵌め合いは、ローラ接触部2が大きなガタがなく連結軸3に対してスライドでき、且つ連結軸3を中心にして回転できるように定められる。なお、連結軸3の端部には、連結軸3が嵌められたローラ接触部2が連結軸3から離脱するのを防止するための突起が設けられてもよい。
連結軸3の周囲には、弾性体としてコイルばね4が配置される。ローラ接触部2を連結軸3に取り付けると、コイルばね4は撓む。なお、コイルばねの4の替わりに板ばね等を用いてもよい。
図5及び図6は、上記ローラ用リテーナ8の斜視図を示す。図5は一対のローラ1の軸線がローラ1の進行方向からみて平行な場合を示し、図6は一対のローラ1の軸線が直交する場合を示す。ローラ循環路に配列される複数のローラ1は、パラレル配列される場合と、クロス配列される場合とがある。パラレル配列とは、ローラ1の進行方向から見た状態において、隣接する一対のローラ1の軸線が互いに平行を保つ配列をいい、クロス配列とは、ローラ1の進行方向から見た状態において、隣接する一対のローラ1の軸線が互いに直交する配列をいう。
ローラ1がローラ循環路にクロス配列されたとき、最後に循環路に充填されたローラ1が最初に充填されたローラ1に対して、その軸線が直交すればよい。しかし、循環路の長さによっては、最後に充填されたローラ1が最初に循環されたローラ1と同じ方向を向いてしまうことがある。そのときには、最後のローラ1を抜く必要がある。厚みが一定のリテーナ14(図8参照)では、ローラ1が1個抜けると、その分の隙間を埋めるのがなかなか難しい。しかも、リテーナ14がクーラントを含んで膨張したり、摩耗したりしたときは、隙間を再調整する必要がある。本実施形態のローラ用リテーナ8によれば、それ自体が伸縮して、隙間の調整代も大きい。したがって、ローラ1の配列方法によらず隙間の調整が容易になり、しかも組み込んだ後の隙間の調整も不要になる。
また、コイルばね4が撓むと、ローラ1とローラ1の間にリテーナが張られ、ローラ1に圧力が掛けられたようになる。ローラ1の外形形状に合わせた曲面状凹部2dをローラ1に押し付けているので、ローラ1に掛けられる圧力は均一に分布した圧力になる。この圧力によってローラ1が傾いてスキューを起こすのを防止することができる。
図7は、上記実施形態のローラ用リテーナ8が組み込まれたローラねじを示す。図中黒く塗り潰されている部分がローラ用リテーナ8である。この例では、螺旋状の循環路の一巻き中に均等間隔を空けて、例えばローラ10個に対してローラ用リテーナ8一つが充填される。ローラ用リテーナ8以外には、図8に示される一定の厚みを有するリテーナ14を使用する。
図8はリテーナ14を示す。リテーナ14の正面側及び裏面側には、ローラの外形形状に対応する曲面状凹部14a,14bが形成される。この実施形態では、ローラ1がクロス配列されるので、隣接するローラ1の軸線が直交するように曲面状凹部14a,14bが形成される。リテーナ14の周囲の各辺の中央部分に逃げ溝14cが形成されたり、角部が円弧状に面取り14dされたりする点は、上記ローラ用リテーナ8のローラ接触部2と同様である。
図7に示されるように、ローラねじは、外周面に螺旋状のローラ転走溝5aが形成されたねじ軸5と、内周面にローラ転走溝5aに対向する螺旋状のローラ転走溝6aが形成されるナット6とを備える。ねじ軸5のローラ転走溝5aとナット6のローラ転走溝6aとの間の負荷ローラ転走路には、複数のローラ1が隣接するローラ1の軸線が互いに直交するようにクロス配列される。ローラ1間には、ローラ1同士の接触を防止するローラ用リテーナ8及びリテーナ14が介在される。
ナット6をねじ軸5に対して相対的に回転させると、複数のローラ1がローラ転走溝5aとローラ転走溝6aとの間の負荷ローラ転走路9を転がりながら移動する。負荷ローラ転走路9の一端まで転がったローラ1は無負荷ローラ戻し通路10を経由した後、数巻き手前の負荷ローラ転走路9の他端に戻される。
図9は、無負荷ローラ戻し通路10が形成される循環部材12,13の斜視図を示す。無負荷ローラ戻し通路10は、ナット6の軸線と平行に伸びる直線部11と、直線部11の両端に設けられ、直線部11と負荷ローラ転走路9とを接続する曲線部としての円弧状の方向転換路16からなる。
ナット6には、ねじ軸5の軸線と平行に伸びる貫通孔が形成され、この貫通孔に循環部材としてのパイプ12が挿入される。このパイプ12内に直線的な軌道を有する断面四角形状の直線部11が形成される。
ナット6の軸線方向の両端面には、循環部材としての方向転換路構成部材13が取付けられる。方向転換路構成部材13には、円弧状の軌道を有すると共に断面四角形状の方向転換路16が形成される。方向転換路構成部材13は、方向転換路16の四角形断面の対角線の位置で内周側13aと外周側13bとに2分割されている。これら方向転換路構成部材13の内周側13a及び外周側13bそれぞれはフランジ部を有する。方向転換路構成部材13の内周側13a及び外周側13bを重ね合わせてナット6の端面に位置決めし、ボルト等の固定手段でフランジ部をナット6の端面に固定する。パイプ12の両端は方向転換路構成部材13に嵌まるので、方向転換路構成部材13をナット6に固定することで、パイプ12もナット6に固定される。
図10はねじ軸5を示す。ねじ軸5の外周には所定のリードを有する螺旋状のローラ転走溝5aが形成される。この実施形態では、許容荷重を増加させ、且つナット6の全長を短くするために、ローラ転走溝5aの条数を四条に設定している。勿論ローラ転走溝5aの条数は一条、二条、三条等様々に設定することができる。
図11は、ねじ軸5のローラ転走溝5aの溝直角断面形状を示す。ローラ転走溝5aの断面はV字形状に形成される。
図12はナット6の詳細図を示す。図12(A)はナット6の正面図を示し、図12(B)は軸線方向に沿った断面図を示し、図12(C)はナット6の裏面図を示す。ナット6の内周面にはねじ軸5のローラ転走溝5aに対向する螺旋状のローラ転走溝6aが形成される。そして、ナット6にはナット6の軸線方向に伸びる貫通孔17が形成される。貫通孔17は中央部17aが小径に形成され、中央部の両側の両端部17bが中央部17aよりも僅かに大径に形成される。貫通孔17の中央部17aにパイプ12が挿入され、両端部17bに方向転換路構成部材13が挿入される。ナット6の端面には、方向転換路構成部材13をナット6に取付けるための取付け座18が形成される。パイプ12及び方向転換路構成部材13はローラ転走溝6aの条数と等しい数(この実施形態では四つ)設けられ、四条のローラ転走溝6aそれぞれを転がるローラ1を循環させる。
図13は、ナット6のローラ転走溝6aの溝直角断面形状を示す。ローラ転走溝6aの断面はV字形状に形成される。
図14はローラ1の側面図を示す。負荷ローラ転走路9を転がるローラ1は円筒形状でその直径Dと高さLが略等しい(正確にはローラ1の直径Dがローラの高さLよりも僅かに大きい)。このため側面からみたローラ1の形状は正方形に近くなる。
この実施形態では、ローラ1の側面形状に合わせて負荷ローラ転走路9及び無負荷ローラ戻し通路10の断面形状が正方形に形成される。図15は負荷ローラ転走路9に収容されたローラ1を示す。ローラ1は、その周面がローラ転走溝5aの壁面と該壁面に対向するナット6のローラ転走溝6aの壁面との間で圧縮されることで荷重を負荷する。このため、ねじ軸5の軸線方向の一方向の荷重しか負荷できない。すなわち、一つのボールがねじ軸の軸線方向の一方向及び該一方向と反対方向の荷重を負荷するのとは対照的に、一つのローラ1は、ねじ軸5の軸線方向の一方向(1)又は他方向(2)の荷重(図15では一方向(1)の荷重のみ)を負荷する。ねじ軸5の軸線方向の一方向(1)及び他方向(2)の荷重を負荷するためには、ローラ1の進行方向から見た状態において、隣接するローラ1の軸線1a,1bが互いに直交するようにクロス配列する必要がある。
なお、この実施形態のようにクロス配列して、一方向(1)の荷重を負荷するローラ1の数と他方向(2)の荷重を負荷するローラ1の数を等しくてもよいが、両方向の許容荷重を変えたい場合には、一方向(1)の荷重を負荷するローラ1の数と他方向(2)の荷重を負荷するローラ1の数を異ならせてもよい。ローラ1の数を適宜異ならせると、一方向(1)の許容荷重と他方向(2)の許容荷重を任意に変えることができる。この他にも、一方向(1)の荷重のみを負荷する場合等は、全てのローラをパラレル配列してもよい。
図16は螺旋状の負荷ローラ転走路9、円弧状の方向転換路16及び直線部11を循環するローラ1の軌道の中心線を示す。図16(A)は負荷ローラ転走路9を移動するローラ1の軌道(ねじ軸5の軸線方向からみた状態)を示し、図16(B)は無限循環路の全体を循環するローラ1の軌道を示す(ねじ軸5の側方からみた状態)。負荷ローラ転走路9でのローラ1の軌道は、ねじ軸5の軸線方向からみて半径がRCD/2の円形状になる。無負荷ローラ戻し通路10の直線部11でのローラの軌道は、ねじ軸5の軸線5cに平行な直線になる。方向転換路16でのローラ1の軌道は、曲率半径Rの円弧になる。
これら負荷ローラ転走路9、方向転換路16及び直線部11の繋ぎ目では、ローラ1の軌道の接線方向が連続になっている。具体的には、負荷ローラ転走路9と方向転換路16との繋ぎ部分では、方向転換路16の接線方向は、ねじ軸5の軸線方向から見た状態において、負荷ローラ転走路9の中心線の接線方向と一致し、且つねじ軸5の側方から見た状態において、負荷ローラ転走路9のリード角と一致する。また直線部11と方向転換路16の繋ぎ部分では、方向転換路16の接線方向は、直線部11の中心線の伸びる方向と一致する。
図17は、ナット6の一方側の端面に取付けられる方向転換路構成部材13と他方側の端面に取付けられる方向転換路構成部材13との位置関係を示す。上述したように無負荷ローラ戻し通路10の直線部11の中心線は、ねじ軸5の軸線5cと平行に伸びる。方向転換路16の中心線は、図17(A)に示されるようにねじ軸5の軸線方向から見た状態において、負荷ローラ転走路9の中心線の接線方向に伸びる。そして手前側の方向転換路16の中心線と奥側の方向転換路16の中心線とは、所定の開き角度γで交差する。詳しくは後述するが、直線部11は通路内を移動するローラ1の姿勢をこの開き角度と略等しい角度γ回転させる。
ここで曲線部としての方向転換路16が含まれる平面P1,P2(正確には方向転換路16の中心線が含まれる平面)は、ねじ軸の軸線に略平行になる。
図18及び図19は方向転換路構成部材の内周側13aを示す。この方向転換路構成部材の内周側13aは、曲率半径Rの方向転換路が形成される本体部21と、ナット6の端面に取付けられるフランジ部22とを有する。本体部21の一端には、負荷ローラ転走路9内に入ってローラ1を掬い上げる掬上げ部21aが形成される。本体部21の他端はパイプ12に嵌め込まれる。内周側13aの掬上げ部21aは、外周側13bの掬上げ部と協働して螺旋状の負荷ローラ転走路9を転がるローラ1を接線方向に掬い上げる。方向転換路16は掬い上げた直後にローラ1を方向転換させ、円弧状の方向転換路16に沿ってローラを移動させる。
方向転換路部材の内周側13aには、方向転換路構成部材13が取付けられるナット6の端面よりもナット側に突出すると共に、方向転換路16の形状に合わせて曲線状に曲げられる薄肉部23が形成される。薄肉部23の断面形状はV字形状に形成される。この薄肉部23がナット6の端面に形成された逃げ溝19に嵌り込む。
図20及び図21は方向転換路構成部材の外周側13bを示す。この方向転換路構成部材の外周側13bは、曲率半径Rの方向転換路16が形成される本体部25と、ナット6の端面に取付けられるフランジ部26とを有する。本体部25の一端には、負荷ローラ転走路9内に入ってローラを掬い上げる掬上げ部25aが形成される。本体部25の他端はパイプ12に嵌め込まれる。外周側の掬上げ部25aは、内周側の掬上げ部21aと協働して螺旋状の負荷ローラ転走路9を転がるローラ1を接線方向に掬い上げる。方向転換路16は掬い上げた直後にローラ1を方向転換させ、円弧状の方向転換路16に沿ってローラを移動させる。またこの方向転換路構成部材の外周側13bには、ねじ軸5のローラ転走溝5aの形状に合わせた突出部27が形成され、これにより掬上げ部25aの強度を確保している。方向転換路構成部材13は金属製であっても樹脂製であってもよい。
図22はパイプ12の断面図を示す。ローラ1が無負荷ローラ戻し通路10の直線部11を通過する間、ローラ1の姿勢が回転するように直線部11はねじられる。ローラ1は直線部11の中心線12aに沿って移動しながら、中心線12aの周りを回転する。ここでローラ1の移動距離とローラ1の回転角度が比例する。この例では、無負荷ローラ戻し通路10の一端から他端に至るまでローラ1は、約90度+2β度(ねじ軸の軸線方向から見た一対の方向転換路の開き角度γ)回転する。パイプ12は中心線に沿って2分割される。
図23は直線部11を移動するローラ1の姿勢の回転を示す。この図23から直線部11を移動するに従って、ローラ1のA1の位置が左斜め上から左斜め下へと移動し、ローラ1の姿勢が約90度回転するのがわかる。
直線部11でローラ1の姿勢を回転させることにより、負荷ローラ転走路9からローラ1を掬い上げ、また負荷ローラ転走路9にローラ1を戻すときに、側面形状が四角形のローラ1の姿勢を断面四角形状の負荷ローラ転走路9の形状に一致させることができる。
また、ローラ1の姿勢を一対の方向転換路16の開き角度γと略等しい角度で回転させることで、ねじ軸5の軸線の一方向(1)からの荷重を負荷していたローラが、反転しないで(再びねじ軸5の軸線の前記一方向(1)からの荷重を負荷できる状態で)負荷ローラ転走路9に戻る。またローラ1間に介在されるリテーナ14も反転しないで戻すことができる。
このようにローラねじでは、負荷ローラ転走路9から無負荷ローラ戻し通路10にローラ1を掬い上げるとき、並びに無負荷ローラ戻し通路10から負荷ローラ転走路9にローラ1を戻すとき、ローラ1の姿勢を断面四角形状の負荷ローラ転走路9の形状に一致させる必要があるため、上述のように無負荷ローラ戻し通路10の直線部11がねじれている。この他にも、負荷ローラ転走路9から無負荷ローラ戻し通路10へ移行する部分も僅かにねじれていて、ローラ1は僅かに回転しながら方向転換する。また細かくみれば、負荷ローラ転走路9も螺旋になっている以上ねじれている。
ねじれた循環路をローラ1が移動するとき、前方のローラ1が後方のローラ1に対してその姿勢を回転する(詳しくは、ローラ1の進行方向から見て、後方のローラ1の軸線に対して直交状態を保っていた前方のローラ1の軸線が、相対的に僅かに回転する)ことになる。
本実施形態では、ローラ用リテーナ8の一方のローラ接触部2が他方のローラ接触部2に対して回転できるので、ローラ用リテーナ8自体が回転の自由度を持つ。これにより、前方のローラ1が後方のローラ1に対してその姿勢を回転するのを許容している。
なお、本発明のローラねじは上記実施形態に限られることなく、本発明の要旨を変更しない範囲で他の実施形態にも具現化できる。例えば循環部材には、この実施形態のようなエンドキャップ方式の循環部材に限られることなく、リターンパイプ方式等様々な方式の循環部材を用いることができる。またこの実施形態では、直径と長さが略等しい円筒形状のローラを用い、無負荷ローラ戻し通路の断面形状を正方形に形成したが、この他にも直径と長さとが異なる円筒形状のローラを用い、無負荷ローラ戻し通路の断面形状をローラの形状に合わせて長方形に形成してもよいし、他にも円錐形状のローラを用い、無負荷ローラ戻し通路の断面形状を円錐形状のローラに合わせた台形形状に形成してもよい。
図24及び図25は、上記実施形態のローラ用リテーナ8が組み込まれるころ軸受けを示す。図24はころ軸受けの斜視図を示し、図25はころ軸受けの断面図を示す。内輪31と外輪32との間の円環状のローラ循環路には、複数のローラ1がクロス配列される。ローラ1間にはローラ用リテーナ8が介在される。複数のローラ1間に介在される複数のリテーナ14の一つに上記実施形態のローラ用リテーナ8が用いられる。
外輪32の内周には、断面V字形状のローラ転走溝32aが形成される。内輪31の外周にも、断面V字形状のローラ転走溝31aが形成される。このローラ転走溝31a,32aの間に、円環状のローラ循環路が形成される。外輪32を内輪31に対して相対的に回転させると、ローラ1がローラ転走溝31a,32a上を転がる。ローラ1をクロス配列することで、1個のベアリングでラジアル荷重、アキシアル荷重及びモーメント荷重などのあらゆる方向の荷重を負荷することができる。
ころ軸受けに上記実施形態のローラ用リテーナ8を組み込むと、ローラ1とローラ1の間にローラ用リテーナ8が張られ、ローラ1に圧力が掛けられたようになる。この圧力によってローラ1が傾いてスキューを起こすのを防止することができる。
図26及び図27は、上記実施形態のローラ用リテーナ8が組み込まれるころがり案内装置を示す。この転がり軸受けには、サーキット条のローラ循環路が形成され、このローラ循環路に複数のローラ41がパラレル配列される。
ころがり案内装置は、長手方向に伸びる複数条のローラ転走部42aが形成された軌道レール42と、多数のローラ41を介して軌道レール42に沿ってスライド可能に組み付けられる鞍状の移動ブロック43とを備える。移動ブロック43には、軌道レールのローラ転走部42aに対向する負荷ローラ転走部43aと、該負荷ローラ転走部43aと平行に伸びる無負荷ローラ戻し通路44と、負荷ローラ転走部と無負荷ローラ戻し通路44とを接続する方向転換路45が設けられる。ローラ41は、軌道レール42及び移動ブロック43により形成されるサーキット状のローラ循環路を循環する。
これらのローラ循環路は、軌道レール42の両側に二条ずつ、合計四条設けられる。上下二条のローラ循環路は循環路の円弧部で立体交差する。このローラの条数は荷重条件等に応じて適宜変更される。
図28はローラ循環路に沿った断面図を示す。ローラ41間にはローラ41の姿勢を保つためのリテーナ47が介在される。リテーナ47の一つに上記実施形態のローラ用リテーナ8が用いられる。このころがり案内装置でも、ローラ41とローラ41の間にローラ用リテーナ8が張られ、ローラ41に圧力が掛けられたようになる。この圧力によってローラ41が傾いてスキューを起こすのを防止することができる。
以下に本発明の実施形態ではないが、図29及び図30に示される新規なリテーナ51を開示する。図29はリテーナ51の側面図を示し、図30はリテーナ51の平面図を示す。このリテーナ51は各ローラ52の側面及び進行方向の前面及び後ろ面を枠状に囲む。リテーナ51の一辺の中央部には、ローラ52の回転中心となる突起51aが設けられる。一方、ローラ52の側面にはこの突起に嵌る凹みが形成される。ローラ52はこの突起51aを中心にして枠内で回転する。ローラ52と突起51aが枠内で係合することで、ローラ52が枠から離脱するのが防止される。
リテーナ51同士は球形状のピース53で連結される。このピース53は枠から離脱しないように一方のリテーナ51に埋め込まれる。リテーナ51の他方はピース53の球面の中心の回りに回転できる。なお、両方のリテーナ51がピース53に対して回転できるようにしてもよい。さらに、球形状のピース53の替わりに円筒状のヒンジ体を入れ、該ヒンジ体の両側のリテーナ51がヒンジ体の中心軸の周りに互いに揺動できるようにしてもよい。
ローラ52同士の関係は、図30に示されるように、ローラ循環路によって変化する。直線状のローラ循環路もあれば、円弧状のローラ循環路もある。ローラ52同士の位置関係の変化にリテーナ51も追従するように、リテーナ51同士の接触部に球形状のピース53を入れている。特に、ローラの配列をクロスではなく、平行にしたときにピース53が効果的に働くと思われる。
図31は、このリテーナ51が組み込まれるローラねじを示す。ねじ軸54の外周面には、ローラ52が転走する螺旋状のローラ転走溝54aが形成される。ローラ転走溝54aの一方の壁面をローラ52が転走する。一方、ナット55の内周面にもローラ52が転走する螺旋状のローラ転走溝55aが形成される。ナット55の内径はねじ軸54の外径よりも小さく、ナット55のローラ転走溝55a間の凸部55bはねじ軸54のローラ転走溝54a内に入り込む。そして、ナット55のローラ転走溝55aの一方の壁面55cをローラ52が転走する。
ねじ軸54のローラ転走溝54aとナット55のローラ転走溝55aとの間には、複数のローラ52がパラレル配列される。ローラねじではローラ循環路が螺旋状になり、ローラ52同士の位置関係も刻々と変化していくので、図30及び図31に示されるリテーナ51が有効である。
1…ローラ
2…ローラ接触部
2d…曲面状凹部
3…連結軸
4…コイルばね(弾性体)
5…ねじ軸
5a…ローラ転走溝
6…ナット
6a…ローラ転走溝
8…ローラ用リテーナ
9…負荷ローラ転走路
10…無負荷ローラ戻し通路
12…パイプ(循環部材)
13…方向転換路構成部材(循環部材)
2…ローラ接触部
2d…曲面状凹部
3…連結軸
4…コイルばね(弾性体)
5…ねじ軸
5a…ローラ転走溝
6…ナット
6a…ローラ転走溝
8…ローラ用リテーナ
9…負荷ローラ転走路
10…無負荷ローラ戻し通路
12…パイプ(循環部材)
13…方向転換路構成部材(循環部材)
Claims (4)
- ローラ循環路に配列される複数のローラ間に介在されるローラ用リテーナであって、
前記ローラ用リテーナは、
前記ローラの外形形状に対応する曲面状凹部を有する一対のローラ接触部と、
前記一対のローラ接触部が互いに近づき且つ離れることができるように、前記一対のローラ接触部を連結する連結軸と、
前記一対のローラ接触部間に配置される弾性体と、を備えることを特徴とするローラ用リテーナ。 - 前記一対のローラ接触部のうち、少なくとも一方のローラ接触部は、前記連結軸を中心にして回転できることを特徴とする請求項1に記載のローラ用リテーナ。
- 前記弾性体は、前記連結軸の周囲に配置されるコイルばねであることを特徴とする請求項1又は2に記載のローラ用リテーナ。
- 外周面に螺旋状のローラ転走溝が形成されたねじ軸と、内周面に前記ねじ軸の前記ローラ転走溝に対向する螺旋状のローラ転走溝が形成されたナットと、前記ねじ軸の前記ローラ転走溝と前記ナットの前記ローラ転走溝との間の負荷ローラ転走路の一端と他端を接続する無負荷ローラ戻し通路が形成される循環部材と、前記負荷ローラ転走路及び前記無負荷ローラ戻し通路で構成されるローラ循環路に配列される複数のローラと、前記複数のローラ間に介在される複数のリテーナと、を備えるローラねじにおいて、
前記複数のリテーナの少なくとも一つは、
前記ローラの外形形状に対応する曲面状凹部を有する一対のローラ接触部と、
前記一対のローラ接触部が互いに近づき且つ離れることができるように、前記一対のローラ接触部を連結する連結軸と、
前記一対のローラ接触部間に掛け渡される弾性体と、を備えることを特徴とするローラねじ。
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