JP2007009543A - 軟弱地盤の表層処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表層処理用補強材を軟弱地盤上に敷設するに当たり、軟弱地盤上での各種作業機械や作業者による作業を実質的になくし、堅固な地盤側から軟弱地盤に表層処理用補強材を容易に敷設することを可能にし、軟弱地盤の表層処理工事の作業効率及び安全性を向上するようにした軟弱地盤の表層処理方法を提供すること。
【解決手段】表層処理用補強材1を、軟弱地盤G上に平面状に展開、敷設する軟弱地盤Gの表層処理方法において、前記表層処理用補強材1は、ロール状に巻かれるとともに流体を導入することによって膨張する筒状体2を備えており、該筒状体2内に流体を導入することによって筒状体2を順次膨張させ、この膨張力によって前記ロール状に巻かれた表層処理用補強材1を展開、敷設する。
【選択図】図1

Description

本発明は、粘性土等の軟弱地盤上に表層処理用補強材を敷設して、覆土あるいは土構造物構築を行うための軟弱地盤の表層処理方法に関するものである。
粘性土の軟弱地盤上に直接土砂を撒き出した場合、土砂の荷重あるいは撒出し機械の重量によって、土砂が粘性土と混合して役に立たなくなったり、地盤が破壊して陥没したりすることがある。
このような現象を防ぐため、表層処理方法として、1966年に繊維製織布を敷設材料に使用したシート工法が発明され、その後、敷設材料として合成樹脂製ネットを用いる敷網工法が開発され(例えば、特許文献1参照)、さらに、シートの補強を目的としたロープシート工法、あるいは竹枠とシートやネットを組み合わせた工法など、いくつかの関連工法が開発されてきた。
また、セメント等の固化材を軟弱土に添加・混合することによって表層部分の安定処理を図ろうとする固化処理技術も発展してきている。さらに、陸上又は水中下の軟弱地盤表層改良技術として、強靱で引張強度がある素材で製作された広い面積の透水性を有するジオテキスタイル等の袋を軟弱地盤の表層に展開、敷設し、この袋内に貧配合のセメント系等の固化材を充填し、硬化した固化材が引張強度のある袋で一体的に包被された平板状固化層を形成する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
ところで、このような表層処理用補強材を粘性土等の軟弱地盤上に敷設するためには、軟弱地盤上での各種作業機械や作業者による作業が必須となるが、軟弱地盤上は、足場が不安定なため、作業効率が悪いだけでなく、安全上でも問題があった。
この問題点に対処するため、特許文献1に記載された発明においては、ロール状に巻いた覆土用シートを陸上のローラに引き出し可能に配置し、その覆土用シートの端部をウインチ等により引き出しながら軟弱地盤上に覆土用シートを展張する覆土用シートの敷設方法が提案されている。
しかしながら、この方法の場合、覆土用シートを引き出すために使用するウインチ等の作業機械の設置場所を確保しなければならないという新たな問題があった。
特開2002−227178号公報 特開平11−152735号公報
本発明は、これら従来の軟弱地盤の表層処理方法が有する問題点に鑑み、表層処理用補強材を軟弱地盤上に敷設するに当たり、軟弱地盤上での各種作業機械や作業者による作業を実質的になくし、堅固な地盤側から軟弱地盤(海等の水上を含む)に表層処理用補強材を容易に敷設することを可能にし、軟弱地盤の表層処理工事の作業効率及び安全性を向上するようにした軟弱地盤の表層処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の軟弱地盤の表層処理方法は、表層処理用補強材を、軟弱地盤上に平面状に展開、敷設する軟弱地盤の表層処理方法において、前記表層処理用補強材は、ロール状に巻かれるとともに流体を導入することによって膨張する筒状体を備えており、該筒状体内に流体を導入することによって筒状体を順次膨張させ、この膨張力によって前記ロール状に巻かれた表層処理用補強材を展開、敷設することを特徴とする。
この場合において、流体を導入することによって膨張する筒状体を、表層処理用補強材の幅方向に2列以上に並んで配置することができる。
また、表層処理用補強材を、面状補強材と流動性固化材が充填される袋体とで構成することができる。
また、表層処理用補強材を、所定の剛性を有する芯材を用いてロール状に巻くようにすることができる。
また、流体を導入することによって膨張する筒状体を、表層処理用補強材と別部材で構成することができる。
また、流体を導入することによって膨張する筒状体を、表層処理用補強材に結合することができる。
また、流体を導入することによって膨張する筒状体を、表層処理用補強材の少なくとも一部で構成することができる。
また、流体を導入することによって膨張する筒状体を、表層処理用補強材に含まれる筒状の袋体で構成することができる。
また、前記表層処理用補強材が、流動性固化材が導入される基端側袋体と、該基端側袋体に対して所定の角度を以て2列以上に並んで配置されるとともに、基端側袋体に連通して基端側袋体から流動性固化材が導入されるようにした展開用袋体とで構成された袋体を含んでおり、展開用袋体を前記筒状体とすることができる。
また、前記基端側袋体の略中央位置に、流動性固化材の注入口を設けることができる。
また、前記表層処理用補強材が、2列以上に並んでロール状に巻かれて配置されるとともに、流動性固化材が導入されるようにした展開用袋体と、該展開用袋体に対して直交して所定の間隔をあけて配置されるとともに、展開用袋体に連通して展開用袋体から流動性固化材が導入されるようにした連結用袋体とで構成された格子状袋体を含んでおり、展開用袋体を前記筒状体とすることができる。
本発明の軟弱地盤の表層処理方法によれば、表層処理用補強材を、軟弱地盤上に平面状に展開、敷設する軟弱地盤の表層処理方法において、前記表層処理用補強材は、ロール状に巻かれるとともに流体を導入することによって膨張する筒状体を備えており、該筒状体内に流体を導入することによって筒状体を順次膨張させ、この膨張力によって前記ロール状に巻かれた表層処理用補強材を展開、敷設するので、軟弱地盤上での人手による展開作業を実質的になくすことができるとともに、展開用の重機も必要ない。これにより、堅固な地盤側から軟弱地盤(海等の水上を含む)に表層処理用補強材を容易に敷設することを可能にし、軟弱地盤の表層処理工事の作業効率及び安全性を向上することができる。
この場合において、流体を導入することによって膨張する筒状体を、表層処理用補強材の幅方向に2列以上に並んで配置することにより、表層処理用補強材を安定して展開することができる。
なお、表層処理用補強材の展開状態が蛇行等により不安定になった場合には、各々の筒状体に導入する流体の注入速度を調節することにより修正することができる。
また、表層処理用補強材を、面状補強材と流動性固化材が充填される袋体とで構成することにより、流動性固化材が充填される袋体が、充填された流動性固化材が硬化した後に補強材として機能することに加え、ロール状に巻かれた表層処理用補強材を軟弱地盤上に平面状に展開するために使用する筒状体を流動性固化材が充填される袋体で共用して軟弱地盤の表層処理に使用する資材を簡略化することができる。
また、表層処理用補強材を、所定の剛性を有する芯材を用いてロール状に巻くことにより、表層処理用補強材の巻き出しを幅方向に均一にすることができるため、表層処理用補強材を正確に巻くことができることと相俟って、表層処理用補強材全体を均一に展開することができる。
また、流体を導入することによって膨張する筒状体を、表層処理用補強材と別部材で構成することにより、筒状体の形状や材質、その配置位置、筒状体に導入する流体の種類等の選択の幅が広がり、表層処理用補強材を安定して展開することができる。
また、流体を導入することによって膨張する筒状体を、表層処理用補強材に結合することにより、筒状体内に流体を導入した状態でも、筒状体に結合されている表層処理用補強材が抵抗になって、筒状体が風によって移動することがなく、表層処理用補強材を安定して展開、敷設することができる。
なお、表層処理用補強材を水上で展開する場合には、流体(気体)を導入した筒状体が浮きの機能を果たし、表層処理用補強材を水上に保持することができる。そして、表層処理用補強材を展開した後、筒状体内の気体を抜くか、水に置き換えるか、あるいは筒状体と表層処理用補強材とを切り離すと、表層処理用補強材は水底の軟弱地盤上に沈下し、その位置に表層処理用補強材を敷設することができる。
また、流体を導入することによって膨張する筒状体を、表層処理用補強材の少なくとも一部で構成することにより、軟弱地盤の表層処理に使用する資材を簡略化することができる。
また、流体を導入することによって膨張する筒状体を、表層処理用補強材に含まれる筒状の袋体で構成することにより、軟弱地盤の表層処理に使用する資材を簡略化することができるとともに、筒状の袋体に流動性固化材を充填することで表層処理用補強材を展開することができる。
また、前記表層処理用補強材が、流動性固化材が導入される基端側袋体と、該基端側袋体に対して所定の角度を以て2列以上に並んで配置されるとともに、基端側袋体に連通して基端側袋体から流動性固化材が導入されるようにした展開用袋体とで構成された袋体を含んでおり、展開用袋体を前記筒状体とすることにより、展開用袋体への流動性固化材の導入を効率よく行うことができる。
また、前記基端側袋体の略中央位置に、流動性固化材の注入口を設けることにより、表層処理用補強材の展開を表層処理用補強材の幅方向に対称に行うことができる。
また、前記表層処理用補強材が、2列以上に並んでロール状に巻かれて配置されるとともに、流動性固化材が導入されるようにした展開用袋体と、該展開用袋体に対して直交して所定の間隔をあけて配置されるとともに、展開用袋体に連通して展開用袋体から流動性固化材が導入されるようにした連結用袋体とで構成された格子状袋体を含んでおり、展開用袋体を前記筒状体とすることにより、展開用袋体から連結用袋体への流動性固化材の導入を効率よく行うことができる。
以下、本発明の軟弱地盤の表層処理方法の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図2に、本発明の軟弱地盤の表層処理方法の第1実施例を示す。
この軟弱地盤の表層処理方法は、ロール状に巻かれた表層処理用補強材1を、この表層処理用補強材1を巻く際に共に巻かれた筒状体2内に流体を導入することによって順次膨張させることにより、軟弱地盤G上に平面状に展開、敷設するようにしたものである。
この場合において、表層処理用補強材1は、軟弱地盤の表層処理工法に適用される各種の補強材、具体的には、織布や合成樹脂製のシート材等からなる面状補強材、流動性固化材が充填される袋体、面状補強材と袋体とからなる複合補強材等を適宜用いることができる。
そして、本実施例においては、表層処理用補強材1として、合成繊維製織布からなる面状補強材11と、流動性固化材が充填される袋体である格子状袋体12とを、格子状袋体12の格子点等の任意の位置でベルトやコード等により結合したものを用いるようにしている。
面状補強材11を構成する合成繊維製織布は、例えば、経糸・緯糸は共にポリエステル繊維からなり、寸法:12m×12m、厚さ:0.38mm、目付:320g/m、強度:250kgf/3cmのものを用いるようにしている。
格子状袋体12を構成する袋体12a、12bは、直径100〜300mm程度の一定の直径を有する筒状織物からなり、透水性を有している。筒状織物の経糸・緯糸は共にポリエステル繊維で、太さは1000d/3本、密度は経30本/インチ、緯15本/インチで織組織は平織りである。この筒状織物は、環状織機によって織られており、緯糸(円周方向の糸)はスパイラル状に連続して織り込まれている。
格子状袋体12を構成する袋体12a、12bは、図2(a)に示すように、一方の袋体12bの相対する位置に2箇所、スリット状の開口部13が設けられており、これと直交する他方の袋体12aがこの開口部13に挿通されている。
そして、袋体12bの開口部13の縁近傍と、この開口部13に当接する袋体12aの接合は、接着剤を用いるとともに、モルタル類等の流動性固化材の充填時に特に前記接着部分が剥離し易い袋体12bの開口部13の両端部においては、袋体12a、12bを一体に縫製するようにしている。接着剤は一般的な低融点のナイロンやウレタンのホットメルト系接着剤を使用することができる。また、袋体12a側に折り返し部を形成して縫製することにより、縫製部の動きの自由度を大きくすることができる。そして、袋体12aに袋体12b内と連通する孔をこの格子点部に設けておく。
この格子点部を1パターンとして、連続的に前記パターンがつながって格子状袋体12が構成され(本実施例において、格子の間隔は、約2mに設定するようにしている。)、袋体12aの基端側にモルタル類等の流動性固化材の注入口14を設けるようにしている。
これにより、注入口14から注入された流動性固化材が、袋体12aの一端から次第に充填され、格子点部を超えた時点で袋体12aから孔を介して袋体12bに充填される。
この表層処理用補強材1をロール状に巻く際に共に巻かれる筒状体2は、例えば、ポリエチレン製のインフレーションチューブからなり、寸法:φ890、厚さ:100μmのものを用いるようにしている。
そして、本実施例においては、表層処理用補強材1の両端付近において、その展開方向に沿って、各1本の筒状体2を配置し、表層処理用補強材1を巻く際に共に巻いていくとともに、筒状体2には、流体(本実施例においては、空気)を導入するための流体供給手段3としてのブロア31を接続するようにする。
このように、筒状体2を、表層処理用補強材1の展開方向に沿って2列又は2列以上に並んで配置することにより、表層処理用補強材1の展開状態が蛇行等により不安定になった場合に、各々の筒状体2に導入する流体の注入速度をバルブ32により個別に調節することで、表層処理用補強材1の展開状態を修正することができるので、表層処理用補強材1を安定して展開することができる。
ちなみに、図1に示す表層処理用補強材1は、流体供給手段3のブロア31による空気の導入開始後3分30秒程度で、表層処理用補強材1を完全に展開することができた。
また、筒状体2は、格子状袋体12の格子点等の任意の位置でベルトやコード等により表層処理用補強材1に結合しておくことが好ましい。
これにより、筒状体2内に空気を導入した状態でも、筒状体2に接合されている表層処理用補強材1が抵抗になって、筒状体2が風によって移動することがなく、表層処理用補強材1を安定して展開、敷設することができる。
なお、表層処理用補強材1を水上で展開する場合には、流体として気体を導入すれば、筒状体2が浮きの機能を果たし、表層処理用補強材1を水上に保持することができる。そして、表層処理用補強材1を展開した後、筒状体2内の気体を抜くか、水に置き換えるか、あるいは筒状体2と表層処理用補強材1とを切り離すと、表層処理用補強材1は水底の軟弱地盤上に沈下し、その位置に表層処理用補強材1を敷設することができる。
ところで、表層処理用補強材1及び筒状体2をロール状に巻く場合、表層処理用補強材1及び筒状体2の巻き出し時に、ロールが幅方向の中間位置で屈曲等しないように、所定の剛性を有する芯材15を芯に用いて巻くようにすることが好ましい。
芯材15には、軽量で、かつ所定の剛性を有する塩化ビニル樹脂等の合成樹脂製のパイプ材を好適に用いることができる。
これにより、表層処理用補強材1及び筒状体2の巻き出しを幅方向に均一にすることができるため、表層処理用補強材1を正確に巻くことができることと相俟って、表層処理用補強材1全体を均一に展開することができる。
この軟弱地盤の表層処理方法によれば、ロール状の表層処理用補強材1に共に巻かれた筒状体2内に流体を導入することによって順次膨張させることにより、表層処理用補強材1の巻き状態を解きながら、軟弱地盤G上に平面状に展開、敷設することができる。
これにより、表層処理用補強材1を軟弱地盤G上に敷設するに当たり、軟弱地盤G上での人手による作業を実質的になくすことができ、堅固な地盤側から軟弱地盤G上(海等の水上を含む)に表層処理用補強材1を容易に敷設することを可能にし、軟弱地盤の表層処理工事の作業効率及び安全性を向上することができる。
図3に、本発明の軟弱地盤の表層処理方法の第2実施例を示す。
この軟弱地盤の表層処理方法は、ロール状に巻かれた表層処理用補強材1を、この表層処理用補強材1の少なくとも一部を構成するとともに、展開用の筒状体を兼ねた袋体12c内に流体を導入することによって(本実施例においては、モルタル類等の流動性固化材を導入するようにしているが、これに限定されず、袋体12cに気密性を持たせて、例えば、気体を導入するようにし、表層処理用補強材1を展開した後、袋体12c内の気体を抜くようにしてもよい。)、順次膨張させることにより、軟弱地盤G上に平面状に展開、敷設するようにしたものである。
この場合において、表層処理用補強材1は、その長さ方向に配置された袋体12cを備えていれば、流動性固化材が充填される袋体からなる格子状袋体、格子状袋体と織布や合成樹脂製のシート材等からなる面状補強材とからなる複合補強材等を適宜用いることができる。
そして、本実施例においては、表層処理用補強材1には、合成繊維製織布からなる面状補強材11と、流動性固化材が充填される袋体からなる格子状袋体12とを、格子状袋体12の格子点等の任意の位置でベルトやコード等により結合したものを用いるようにしている。
面状補強材11を構成する合成繊維製織布は、例えば、経糸・緯糸は共にポリエステル繊維からなり、寸法:12m×12m、厚さ:0.38mm、目付:320g/m、強度:250kgf/3cmのものを用いるようにしている。
格子状袋体12を構成する袋体12c、12d、12e、12fは、直径100〜300mm程度の一定の直径を有する透水性を有する筒状織物からなり、筒状織物の経糸・緯糸は共にポリエステル繊維で、太さは1000d/3本、密度は経30本/インチ、緯15本/インチで織組織は平織りである。この筒状織物は、環状織機によって織られており、緯糸(円周方向の糸)はスパイラル状に連続して織り込まれている。
ところで、本実施例においては、格子状袋体12を、2つの櫛状に構成した袋体を組み合わせて構成するようにしている。
すなわち、流動性固化材が直接導入される基端側袋体12dと、この基端側袋体12dに対して直角方向(展開方向)に2列以上(本実施例においては、5列。間隔は、約2mに設定するようにしている。)に並んで配置されるとともに、基端側袋体12dに連通して基端側袋体12dから流動性固化材が導入されるようにした展開用袋体12cとで、一方の櫛状の袋体を構成するようにし、さらに、基端側袋体12dには、バルブ45を介して、流動性固化材が導入される長手方向基端袋体12eを接続しておき、この長手方向基端袋体12eと、長手方向基端袋体12eに対して直角方向(基端側袋体12dと平行)に2列以上(本実施例においては、6列。間隔は、約2mに設定するようにしている。)に並んで配置されるとともに、長手方向基端袋体12eに連通して長手方向基端袋体12eから流動性固化材が導入されるようにした幅方向袋体12fとで、他方の櫛状の袋体を構成するようにし、これらの2つの櫛状の袋体で格子状の袋体が形成されるようにする。これらにより、展開用袋体12c及び幅方向袋体12fへの流動性固化材の導入を効率よく行うことができるようにしている。
なお、本実施例においては、展開用袋体12cの先端部を、この先端部に配設した幅方向袋体12f’に連通して、展開用袋体12cの先端部から幅方向袋体12f’に流動性固化材が導入されるようにしているが、展開用袋体12cの先端部と幅方向袋体12f’とを遮断することもできる。
基端側袋体12dには、格子状袋体12にモルタル類等の流動性固化材を導入するための流動性固化材供給手段4としてのミキサー41、ホッパー42、ポンプ43及び流量計44並びにバルブ45を接続するようにする。
そして、格子状袋体12の流動性固化材の注入口16の対角位置にロードセル47を配設し(この場合、必要に応じて、他の位置や複数位置にロードセルを配設することもできる。)、このロードセル47により検出した流動性固化材の圧力と、流動性固化材の供給側に配設したロードセル48により検出した流動性固化材の圧力とを、データ処理、制御装置46により処理し、流動性固化材供給手段4による流動性固化材の供給状態を把握したり、制御することができる。
ここで、流動性固化材供給手段4による流動性固化材の供給は、表層処理用補強材1の展開時には、展開用袋体12c(0°方向)のみ(上記一方の櫛状の袋体のみ)とし、表層処理用補強材1が展開後、バルブ45を切り替えて、幅方向袋体12f(90°方向)(上記他方の櫛状の袋体)にも供給する。そして、流動性固化材が格子状袋体12全体に行き渡った後、バルブ45の切り替えを4〜5回程度繰り返し、流動性固化材の供給(ケーキ層の形成)を行う。このように、2段階に分けて供給することで、ロール状に巻かれた袋体の巻きの緩い箇所に流動性固化材が先行して入り込むことが少なくなり、表層処理用補強材の展開を円滑に行うことができる。
流動性固化材供給手段4による流動性固化材の供給圧力及び流量は、流動性固化材の性状等によっても変化するが、例えば、供給圧力:0.5MPa、流量:50リットル/分程度に設定するようにする。
ちなみに、図3に示す表層処理用補強材1は、流動性固化材供給手段4による基端側袋体12dへの流動性固化材の供給開始後、3分程度で展開用袋体12cの展開が開始し、以降、2.5〜3m/分の速度で展開が進み、展開用袋体12cの先端部から幅方向袋体12f’に流動性固化材が導入されて、表層処理用補強材1を完全に展開することができた。
ところで、格子状袋体12の構成は、本実施例に記載したものに限定されず、例えば、以下のような構成とすることもできる。
すなわち、第1実施例に記載したような、内部空間が連通した状態で格子状に組まれた袋体を使用し、この袋体の展開方向に配置される筒状の袋体(第1実施例の袋体12a(展開用袋体))に流動性固化材を充填することで展開するとともに、この筒状の袋体からこの袋体に対して直交して所定の間隔をあけて配置される筒状の袋体(第1実施例の袋体12b(連結用袋体))に流動性固化材を導入するようにしてもよい。
この場合、袋体12aに効率よく、かつできるだけ均等に流動性固化材を充填できるよう、第2実施例の基端側袋体12dを袋体12aの各々の端部に接続しておき、第2実施例と同様に基端側袋体12dを経由して袋体12aに流動性固化材を充填することができる。
また、この第2実施例では、バルブ45を切り替えることにより、展開用袋体12cと幅方向袋体12fへの注入を2段階に分けて行ったが、これを一度に行ってもよい。
また、表層処理用補強材1を構成する袋体の流動性固化材の注入口(上記実施例の流動性固化材の注入口16に相当)を、流動性固化材が直接導入される基端側袋体(上記実施例の基端側袋体12dに相当)の略中央位置に設けることにより、表層処理用補強材の展開を表層処理用補強材の幅方向に対称にさらに行い易くすることができる。
これは、流動性固化材の圧力は流動性固化材の注入口から離れるに従って小さくなり、一方、表層処理用補強材1のロールを展開しようとする力は、ロールの内圧に依存するから、注入口がコーナー部にあると、表層処理用補強材1のロールは、流動性固化材の注入口に近いところが先行し、離れたところが遅れてしまうことになり易いためである。
さらに、上記第2実施例では、展開用袋体12cを、基端側袋体12dに対して、直角方向(展開方向)に2列以上に並んで配置するようにしたが、図4に示す第2実施例の変形例のように、展開用袋体12cを、基端側袋体12dに対して、所定の角度θを以て2列以上(本実施例においては、7列の展開用袋体12cを組み合わせて用いることによって、全体として菱形状の格子を形成するようにしている。)に並んで配置するようにすることもできる。
この場合、角度θは、任意の角度に設定することができるが、表層処理用補強材1の展開性を考慮して、45°以上(90°未満)の角度に設定することが望ましい。
また、この変形例において、菱形状の格子を形成する展開用袋体12cは、格子点において展開用袋体12cを上下に交差するように配置し、必要に応じて、この格子点の位置で展開用袋体12c同士をベルトやコード等により結合するようにしているが、例えば、図2(a)に示すような方法で、展開用袋体12cが同一面内で交差するようにすることもできる。
そして、隣接する表層処理用補強材1を、隣接する表層処理用補強材1の展開用袋体12c同士をベルトやコード等の結合材17により結合して一体化することができる。
なお、この変形例のその他の構成及び作用は、第2実施例と同様である。
以上、本発明の軟弱地盤の表層処理方法について、複数の実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、各実施例に記載した構成を適宜組み合わせる等、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本発明の軟弱地盤の表層処理方法は、表層処理用補強材を軟弱地盤上に敷設するに当たり、軟弱地盤上での各種作業機械や作業者による作業を実質的になくし、堅固な地盤側から軟弱地盤に表層処理用補強材を容易に敷設することを可能にし、軟弱地盤の表層処理工事の作業効率及び安全性を向上することができるので、海等の水上を含む軟弱地盤の表層処理工法に好適に用いることができる。
本発明の軟弱地盤の表層処理方法の第1実施例を示し、(a)は断面図、(b)は平面図である。 本発明の軟弱地盤の表層処理方法に用いる格子状袋体を示し、(a)は部分斜視図、(b)は平面図である。 本発明の軟弱地盤の表層処理方法の第2実施例を示す平面図である。 本発明の軟弱地盤の表層処理方法の第2実施例の変形例を示す平面図である。
符号の説明
1 表層処理用補強材
11 面状補強材
12 格子状袋体
12a 袋体
12b 袋体
12c 袋体(展開用袋体)
12d 袋体(基端側袋体)
12e 袋体(長手方向基端袋体)
12f 袋体(幅方向袋体)
12f’ 袋体(幅方向袋体)
13 開口部
14 流動性固化材の注入口
15 芯材
16 流動性固化材の注入口
17 結合材
2 筒状体
3 流体供給手段
31 ブロア
32 バルブ
4 流動性固化材供給手段
41 ミキサー
42 ホッパー
43 ポンプ
44 流量計
45 バルブ
46 データ処理、制御装置
47 ロードセル
48 ロードセル
G 軟弱地盤

Claims (11)

  1. 表層処理用補強材を、軟弱地盤上に平面状に展開、敷設する軟弱地盤の表層処理方法において、前記表層処理用補強材は、ロール状に巻かれるとともに流体を導入することによって膨張する筒状体を備えており、該筒状体内に流体を導入することによって筒状体を順次膨張させ、この膨張力によって前記ロール状に巻かれた表層処理用補強材を展開、敷設することを特徴とする軟弱地盤の表層処理方法。
  2. 流体を導入することによって膨張する筒状体が、表層処理用補強材の幅方向に2列以上に並んで配置されていることを特徴とする請求項1記載の軟弱地盤の表層処理方法。
  3. 表層処理用補強材が、面状補強材と流動性固化材が充填される袋体とで構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の軟弱地盤の表層処理方法。
  4. 表層処理用補強材が、所定の剛性を有する芯材を用いてロール状に巻かれていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の軟弱地盤の表層処理方法。
  5. 流体を導入することによって膨張する筒状体が、表層処理用補強材と別部材で構成されていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の軟弱地盤の表層処理方法。
  6. 流体を導入することによって膨張する筒状体が、表層処理用補強材に結合されていることを特徴とする請求項5記載の軟弱地盤の表層処理方法。
  7. 流体を導入することによって膨張する筒状体が、表層処理用補強材の少なくとも一部を構成していることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の軟弱地盤の表層処理方法。
  8. 流体を導入することによって膨張する筒状体が、表層処理用補強材に含まれる筒状の袋体で構成されていることを特徴とする請求項7記載の軟弱地盤の表層処理方法。
  9. 前記表層処理用補強材が、流動性固化材が導入される基端側袋体と、該基端側袋体に対して所定の角度を以て2列以上に並んで配置されるとともに、基端側袋体に連通して基端側袋体から流動性固化材が導入されるようにした展開用袋体とで構成された袋体を含んでおり、展開用袋体が前記筒状体であることを特徴とする請求項8記載の軟弱地盤の表層処理方法。
  10. 前記基端側袋体の略中央位置に、流動性固化材の注入口が設けられていることを特徴とする請求項9記載の軟弱地盤の表層処理方法。
  11. 前記表層処理用補強材が、2列以上に並んでロール状に巻かれて配置されるとともに、流動性固化材が導入されるようにした展開用袋体と、該展開用袋体に対して直交して所定の間隔をあけて配置されるとともに、展開用袋体に連通して展開用袋体から流動性固化材が導入されるようにした連結用袋体とで構成された格子状袋体を含んでおり、展開用袋体が前記筒状体であることを特徴とする請求項8記載の軟弱地盤の表層処理方法。
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