JP2007009392A - 水噴射式織機の緯入れ安定化装置 - Google Patents

水噴射式織機の緯入れ安定化装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 緯入れ空間の気圧の変動を抑えることにより、実際の緯糸飛走ラインを安定化させることにある。
【解決手段】 緯入れ安定化装置は、筬の上側及び下側の少なくとも一方に経糸開口の範囲外において織り前側に突出すると共に緯入れ方向に伸びる部材を設けている。1つの装置は上側及び下側の部材の少なくとも一方における当該部材の取付面と、筬の取付面又は筬をスレーに保持させる筬保持部材の取付面との間に隙間を形成する。他の1つの装置は、上側及び下側の部材の少なくとも一方の筬の側の箇所に穴を形成する。さらに他の1つの装置は、上側及び下側の部材の少なくとも一方の織り前側に欠落部を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、水噴射式織機における緯入れを安定化させる装置に関する。
緯入れ用流体として圧力水を用いる水噴射式織機においては、緯入れ用の噴射水が反給糸側に向かうにつれて上向きに移動する現象がある。この現象は、多数の筬羽を上下の口金部に並列的に配置した筬が揺動運動をすることにより、筬の前方の緯入れ空間内に上昇気流が生じるものと推測される。
上昇気流が発生する理由は、筬打ち後に筬が後退すると、織り前側の空気が筬により筬側に引き寄せられ、続いて筬が前進すると、その引き寄せられた空気が筬により織り前側に押し返されて上昇するもの、と考えられる。
上記のような噴射水の上昇移動現象は、高速運転時や省水運転時等に発生しやすい。そのような斜め上向きの上昇噴射水が生じると、その上昇噴射水により経糸が損傷する、又は緯入れが不安定になる。
上記のような噴射水の上昇移動現象を防止する技術として、特許文献1に記載された緯入れ安定化装置がある。
特開2004−124318号公報
上記従来の緯入れ安定化装置は、経糸開口の範囲外において織り前側に突出すると共に緯入れ方向に伸びる気流抑制部材を、筬の上側又は下側の口金部若しくは筬をスレーに保持させる筬保持部材の上側又は下側の箇所に設けている。これにより、経糸開口内の緯入れ空間の空気の上昇が気流抑制部材に抑制されて、噴射水の上昇移動現象が抑制される。
しかし、従来の緯入れ安定化装置では、筬の揺動過程における緯入れ途中において、実際の緯糸飛走ラインが経糸の移動方向に移動して、緯入れが安定せず、その結果緯入れ不良を招く。
上記のような実際の緯糸飛走ラインの変化は、筬の後退時(主軸角度が0°から180°)には緯入れ空間が負圧になって実際の緯糸飛走ラインが筬側に移動し、筬の前進時(主軸角度が180°から0°)には緯入れ空間が加圧になって実際の緯糸飛走ラインが織り前側に移動することによる、と考えられる。
本発明の目的は、緯入れ空間の気圧の変動を抑えることにより、実際の緯糸飛走ラインを安定化させることにある。
本発明に係る、水噴射式織機の緯入れ安定化装置は、筬の上側及び下側の少なくとも一方に経糸開口の範囲外において織り前側に突出すると共に緯入れ方向に伸びる部材を設けている。
本発明に係る1つの緯入れ安定化装置は、前記上側及び前記下側の前記部材の少なくとも一方と、前記筬又は該筬をスレーに保持させる筬保持部材との間に隙間を形成する。
本発明に係る他の1つの緯入れ安定化装置は、前記上側及び前記下側の前記部材の少なくとも一方の前記筬の側の箇所に穴を形成する。
本発明に係る他の1つの緯入れ安定化装置は、前記上側及び前記下側の前記部材の少なくとも一方の織り前側に欠落部を形成する。
緯入れ安定化装置において、隙間、穴及び欠落部の少なくとも1つを形成することによって、形成された箇所における緯入れ空間の気圧の変動を抑えることができ、実際の緯糸飛走ラインが経糸の移動方向に移動するのを防止できる。詳細は以下の通りである。
筬の後退時には、緯入れ空間外の空気が隙間、穴又は欠落部を介して緯入れ空間に取り入れられることにより、緯入れ空間が負圧になることが抑えられ、筬の前進時には、緯入れ空間の空気が隙間、穴又は欠落部を介して緯入れ空間から外部に逃されることにより、緯入れ空間が加圧になることが抑えられる。
これにより、緯入れ空間内の気圧の変動が抑えられるから、本来の筬打ち時における上昇気流の発生が抑えられつつ、経糸移動方向への気流の変化が抑えられる。その結果、実際の緯糸飛走ラインが非常に安定化し、織機の停台回数が減少する。
緯入れ安定化装置は、さらに、前記筬の後方側に開口された通気口であって前記上側の隙間又は穴に連通された通気口を備えることができる。そのようにすれば、通気口が筬の後方側に開放されているので、経糸開口外の空気が筬の後退時に緯入れ空間内に積極的にかつ効率よく取り入れられて、実際の緯糸飛走ラインがより安定化する。
前記上側及び前記下側の前記部材の少なくとも一方の経糸方向の長さ寸法は、緯入れ方向における箇所に応じて異なっていてもよいし、前記上側及び前記下側の前記部材の少なくとも一方の前記隙間又は前記穴の大きさであって前記経糸移動方向における大きさは、緯入れ方向における箇所に応じて異なっていてもよい。
上記の代わりに、前記上側及び前記下側の前記部材の少なくとも一方の先端縁であって前記織り前の側の先端縁の経糸移動方向における位置は、緯入れ方向における箇所に応じて異なっていてもよい。
上記いずれの場合も、前記上側の部材及び前記下側の部材の少なくとも一方は、緯入れ方向に隣り合って配置された複数の片を含むことができる。
前記部材の少なくとも一方の前記織り前の側の先端縁の経糸移動方向における位置を、緯入れ方向における箇所に応じて異ならせる。前記位置がより筬側になるほどその箇所における欠落部が大きくなる。この欠落部が大きいほど気流が通過する量が多くなるので上昇気流をわずかに発生させることができる。
実際の緯入れにおいては、緯糸が反給糸側に飛走するにしたがって飛走力が低下し重力により緯糸は下方に飛走する傾向がある。しかし、前記部材の長さ寸法又は位置による前記欠落部もしくは前記隙間又は穴の大きさ等の条件を上記のようにすれば、筬の前進時における緯糸の通過範囲に応じて前記条件を変更することにより上昇気流をわずかに発生させ、緯糸が下方に飛走することが抑えられ、実際の緯糸飛走ラインがさらに安定化する。
前記条件の変更は、例えば、経糸の移動方向における、部材の長さ寸法を短くすること、部材の先端縁の経糸移動方向における位置を筬側にすることにより欠落部を大きくする、若しくは隙間又は穴の大きさを小さくする等の手法により、反給糸側の箇所ほど、緯入れ空間内の上昇気流が増す構成とすることにより、行うことができる。
[水噴射式織機の実施例]
図1〜図3を参照するに、水噴射式織機10は、図示しない経糸ビームからシート状に繰り出される複数の経糸12を複数の綜絖枠14のそれぞれに並列的に支持された複数の綜絖16に一対一の形で通しており、またそれら綜絖枠14を上下動させることによりそれらの経糸12を上下動させて経糸開口18を形成する。
緯糸(図示せず)は、筬20が緯入れノズル22よりも経糸12の移動方向(すなわち、前後方向)における上流側(綜絖枠14側)に位置する間に、緯入れノズル22から圧力水と共に噴射されて、経糸開口18内の緯入れ空間24(図3参照)に緯入れされる。
緯入れされた緯糸は、筬20により織り前26に打ち付けられて、織布28に織り込まれる。製織された織布28は、製織の進行にともなって、複数のガイドロール30を介して図示しない布巻きビームに巻き取られる。
筬20は、複数の筬羽32を上下の口金(すなわち、口金部)34,36に並列的に支持しており、また下部の口金36において複数の筬保持部材38及び複数のねじ部材40によりスレー42の上端部に相対的運動不能に取り付けられている。
スレー42は、これの下部を緯入れ方向へ伸びる揺動軸44に相対的運動不能に取り付けられている。揺動軸44は、織機10の主軸の回転に同期して緯入れ方向へ伸びる軸線の周りに揺動する、すなわち所定の角度範囲で往復運動する。これにより、筬20は、揺動軸44の軸線の周りに揺動されて、筬打ち運動をする。
緯入れノズル22からの噴射水は、フロントシールドプレート(すなわち、固定カバー)46及びスプラッシュガード(すなわち、可動カバー)48により、それぞれ、前方(すなわち、経糸12の移動方向における下流側)及び上方への飛散を抑えられる。
フロントシールドプレート46は、一方のガイドロール30の上方を緯入れ方向(すなわち、織幅方向及び左右方向)に伸びており、また左右の端部において左右の織機フレーム(図示せず)に移動不能に取り付けられている。
スプラッシュガード48は、経糸開口18から一方のガイドロール30まで経糸12及び織布28の上方の空間を開放可能に覆う状態に、緯入れ方向に伸びている。
スプラッシュガード48は、経糸12の上方を緯入れ方向へ伸びる支持軸50に回転可能に支持されており、また経糸12の移動方向(すなわち、経糸移動方向)における下流側の端部をフロントシールドプレート46に当接させている。このため、スプラッシュガード48は、これを支持軸50の軸線の周りに角度的に回転させることにより、織り前26前後の領域の上方空間を開閉することができる。
[緯入れ安定化装置の第1の実施例]
緯入れ安定化装置は、経糸開口18内の気流の変動を抑制するように、上側の口金34及び下側で織り前側の筬保持部材38にそれぞれ取り付けられた一対の気流抑制部材52及び54を含む。
両気流抑制部材52及び54は、板部材から製作されており、また、それぞれ、上側の口金34及び下側の筬保持部材38から織り前26側に突出した状態で、経糸開口18の外側を緯入れ方向全体にわたって連続して伸びている。
上側の気流抑制部材52は、Z字状の縦断面形状を有しており、また経糸12の上方の空間を上側から覆うように、上側の口金34の織り前26の側に複数のねじ部材56により取り付けられている。
下側の気流抑制部材54は、L字状の縦断面形状を有しており、また経糸12の下方の空間を下側から覆うように、下側の筬保持部材38の織り前26の側に複数のねじ部材58により取り付けられている。
気流抑制部材52と口金34との間には、ねじ部材56に支持された複数のスペーサ60が配置されている。このため、緯入れ安定化装置は、緯入れ方向に伸びる複数の隙間62を気流抑制部材52の端部が折り曲げられて形成された取付面と口金34の取付面との間にあって筬20の近くに備えている。
それらの隙間62は、気流抑制部材52の上下の空間を連通する空間であり、また気流抑制部材52の上下の空間の空気の通過を許す。緯入れ方向に隣り合う複数の隙間62は、スペーサ60により相互に区画されている(図2参照)。図示の例では、経糸移動方向における隙間62の幅寸法は、それぞれ同じである。
上記のように、経糸開口18の範囲外において織り前26の側に突出すると共に緯入れ方向に伸びる気流抑制部材52及び54がそれぞれ筬20の口金34及び筬保持部材38に設けられていると、経糸開口18内における空気の上昇が気流抑制部材52及び54により抑制されて、緯入れノズル22からの噴射水の上昇移動現象が抑制される。
また、口金34と気流抑制部材52との間に隙間62を有していると、先ず図3に矢印64で示す筬20の後退時(主軸角度が0°から180°の範囲のとき)、緯入れ空間24の空気が筬20の側に引き寄せられて、緯入れ空間24が負圧状態になる。しかし、このときは、筬20の上方空間の空気が矢印66のように流れて隙間62を介して経糸開口18、特に緯入れ空間24に取り入れられる。これにより、緯入れ空間24が負圧状態になることが抑えられる。
これに対し、筬20の前進時(主軸角度が180°から0°の範囲のとき)、緯入れ空間24の空気が筬20により織り前26の側に押されて、緯入れ空間24が加圧状態になる。しかし、このときは、経糸開口18、特に緯入れ空間24内の空気が隙間62を介して筬20の上方の空間に逃がされるから、緯入れ空間24が加圧状態になることが抑えられる。
これにより、緯入れ空間24の気圧の変動が抑えられるので、従来技術での筬打ち時における上昇気流の発生が抑えられつつ、経糸移動方向への気圧の変動が抑えられ、その結果実際の緯糸飛走ラインが非常に安定化し、織機の停台回数が減少される。
[緯入れ安定化装置の第2の実施例]
図4に示す緯入れ安定化装置において、気流抑制部材52は、それ本来の機能を有する抑制部70と、この抑制部70の上端部に一体的に続いて口金34の上方で後方に折り返された折り返し部72とを含む。折り返し部72は、筬20の後方側に開口しかつ隙間62に連通する通気口74を形成している。
図4に示す緯入れ安定化装置のように筬20の後方側に開口する通気口74を備えていても、矢印64で示す方向への筬20の後退時、及びそれとは逆の方向への筬20の前進時、それぞれ、緯入れ空間24が理論上負圧状態及び加圧状態になる。
しかし、筬20の後退時、経糸開口18の外の空気が筬20の後方側に開口している通気口74により第1の実施例よりも積極的かつ効率的に緯入れ空間24に取り入れられる。これにより、緯入れ空間24が負圧状態になることがより確実に抑えられる。
また、筬20の前進時、経糸開口18、特に緯入れ空間24内の空気が筬20の後方側に開口している通気口74により緯入れ空間24内の加圧状態が抑えられ、かつ隙間62が無い場合と同等に上昇気流を抑えることができる。これにより、筬20の上方が直接開放されていないので、隙間62による上昇気流の発生が抑えられる。
また、折り返し部72を備えていることにより、空気の取り入れの効率が上がるから、隙間62を小さくすることができる。さらに、隙間62を小さくすることにより、経糸開口18内の上昇気流が緯入れ空間24から抜けにくくなるから、筬20の前進時における上昇気流の抜けが最小に抑えられる。
上記の結果、図4に示す第2の実施例においては、経糸移動方向への気流の変動が抑えられて、実際の緯糸飛走ラインが非常に安定化する。
[緯入れ安定化装置の第3の実施例]
図5に示す緯入れ安定化装置においては、複数のスペーサ60を下側の筬保持部材38の取付面と下側の気流抑制部材54の折り曲げられた取付面との間に配置して、複数の隙間62を下側の気流抑制部材54の側に設けている。下側の気流抑制部材54は、筬20詳細には口金36に取り付けてもよい。
第3の実施例においては、矢印76方向及びそれと逆の方向への筬20の前進時及び後退時、それぞれ、経糸開口18外及び経糸開口18内の空気が下方側に形成された隙間62を介して矢印78方向及びそれと逆の方向へ移動する、これにより、緯入れ空間24が加圧状態及び負圧状態になることが抑えられて、実際の緯糸飛走ラインが非常に安定化する。
[緯入れ安定化装置の第4の実施例]
図6に示す緯入れ安定化装置は、第2及び第3の実施例を組み合わせて、複数の隙間62を上下の気流抑制部材52及び54のそれぞれに設けている。第4の実施例においても、緯入れ空間24の負圧状態及び加圧状態は、上記した第1から第3の実施例と同様に抑制されて、実際の緯糸飛走ラインが非常に安定化する。
[緯入れ安定化装置の第5の実施例]
図7に一例として示すように、第1から第4の実施例における隙間62の代わりに、複数の穴80を上下の気流抑制部材52及び54の少なくとも一方に形成してもよい。
例えば、図7に示す例においては、第1の実施例における隙間62の代わりに、複数の穴80を上側の気流抑制部材52の筬20に近い箇所に形成している。この例では気流抑制部材52の筬20の取付側に切欠きを形成し、気流抑制部材52を口金34に取り付けたときの、切欠きと口金34との囲まれた部分を穴80とした。このことにより、実質的に気流抑制部材52に穴80が設けられるといえる。図7に示す例では、各穴80の形状は、長方形であるが、長円形、楕円形、円形等の適宜な形状とすることができる。
穴80を上側の気流抑制部材52に設けた場合には、図4に示す第3の実施例における折り返し部72により筬20の後方側に開放する通気口74を設けていてもよい。
第5の実施例においても、第1から第4の実施例と同様に作用し、同様の効果が得られる。
図7に示す例では、スペーサ60を備えていない。しかし、上記第1から第4の実施例のいずれにおいても、隙間62に加えて、実施例5における複数の穴80を上下の気流抑制部材52及び54の少なくとも一方に形成してもよい。
図7のように気流抑制部材52及び54に切欠きを形成する代わりに、気流抑制部材52及び54そのものに穴80を形成してもよい。詳細には、気流抑制部材52及び54の経糸方向における中間位置より筬側の領域に穴80を形成する。
[緯入れ安定化装置の第6の実施例]
図8に一例として示すように、上記いずれの実施例においても、上側又は下側の気流抑制部材52又は54の経糸移動方向における長さ寸法及び隙間62又は穴80の幅寸法を緯入れ方向における箇所に応じて異なる値にしてもよい。
図8に示す実施例においては、気流抑制部材52及び54のそれぞれは、緯入れ方向に隣り合って配置された複数(図示の例では、4つ)の片82,84,86,88を含む。緯糸は、図8において左方側から緯入れされる。
給糸側(すなわち、緯入れ側)に位置する片82及び84は、スペーサ60により、口金34と気流抑制部材52、54の片82、84との間に隙間62を形成している。しかし、最も給糸側に位置する片82により形成される隙間62の経糸移動方向に沿った幅寸法は、片84により形成されるそれより大きい。これは、異なる長さ寸法のスペーサ60を用いることにより行われている。
反給糸側(すなわち、反緯入れ側=到達側)に位置する片86及び88は、スペーサ60を用いることなく、上側の場合は口金34、下側の場合は筬保持部材38に直接的にねじ止めされている。
最も反給糸側に位置する片88を除く片82,84及び86の経糸移動方向に沿った長さ寸法(L1〜L3)は、同じである。しかし、経糸移動方向に沿った片88の長さ寸法(L4)は、他の片82,84及び86のそれより小さい。また、給糸側の片82における隙間62より、反給糸側の片84における隙間62の方が小さい。
経糸移動方向に沿った隙間62の幅寸法及び片82,84,86,88の長さ寸法(L1〜L4)が上記の通りであることから、経糸移動方向における筬20(又は筬保持部材38)からの気流抑制部材52、54の長さ寸法は、緯入れ方向における箇所に応じて異なる。詳細には、給糸側から反給糸側に向かうにつれて、経糸移動方向における片82、84、86、88の長さ寸法及び隙間は小さくなる。
すなわち、気流抑制部材52、54の織り前26の側の先端縁の経糸移動方向における位置は、緯入れ方向における箇所に応じて異なる。詳細には、給糸側から反給糸側に向かうにつれて上記位置は筬側に位置している。このため、給糸側の気流抑制部材52、54に対して反給糸側の気流抑制部材52、54の織前側には欠落部90が形成され、より反給糸側の気流抑制部材52、54ほど欠落部90が大きくなっている。
口金34から気流抑制部材の先端縁が最も離れている、片82の先端縁までの距離L1+L5の位置から筬の延在方向に平行な仮想線を引いたときに、片82とは異なる他の片84、86、88に対応する各領域に、欠落部90がそれぞれ形成されており、例えば口金34から片84の先端縁までの距離L2+L6の位置と上記仮想線との間の欠落された空間で欠落部90がそれぞれ形成されている。片82に隣接する片84の場合は、距離L1+L5と、これより短い距離L2+L6との差分で片84の先端縁の織り前26側の一部の領域において先端部に欠落部90が形成されている。
図示の例では、片82,84及び86の長さ寸法L1,L2及びL3はそれぞれ35mmであり、片88の長さ寸法L4は25mmであり、隙間62及び62の幅寸法L5及びL6はそれぞれ6mm及び3mmである。このため、片82,84,86及び88は、給糸側の片ほど、織り前26の側に突出されている。
すなわち、この実施例では筬20の前進時、後進時それぞれの緯糸通過範囲で2つの領域に分け、それらの領域の境即ち筬20の揺動方向が反転する主軸角度が約180°の位置を境にして、その境の給糸側に隙間62および穴80が形成され、給糸側に向かうにつれて隙間62および穴80をより大きくし、片82,84の間を境にして、その境の反給糸側に欠落部90が存在し、より反給糸側に向かうにつれて欠落部90をより大きくする。
図8に示す実施例において、給糸側から緯入れされる緯糸の先端は、筬20の後退時(緯入れ前半)においては片82及び84により形成される約左側半分の領域を通過し、筬20の前進時(緯入れ後半)においては片86及び88により形成される約右側半分の領域を通過する。
一般に、筬20の後退時に緯糸先端が給糸側の領域(すなわち、前半領域)を飛走しているときの緯糸の飛走力は大きいが、緯糸の飛走力は緯入れ中に漸次低減する。それにより、緯糸先端が反給糸側の領域(すなわち、後半領域)を飛走しているときの緯糸は、後半領域において重力により緯糸の飛走速度が低下するため、緯糸の飛走位置が下方に変位する傾向にある。
しかし、図8に示す実施例においては、隙間62から緯入れ空間24に空気が取り入れられることと、給糸側の片82及び84とにより、緯糸先端が前半領域を通過するときの緯入れ空間24内の負圧が効果的に抑えられる。これにより、緯糸の飛走力が大きいこととあいまって、緯糸飛走位置の筬20側への移動が抑えられる。
また、筬20の前進時に緯糸先端が飛走する後半領域の片86及び88は、隙間62を有していないし、織り前26側の先端縁が片82及び84のそれよりも織り前26から後退されており、欠落部90が形成されている。このため、後半領域においては、緯入れ空間24の上昇気流をわずかに発生させ、緯糸はその飛走位置の下降を上昇気流により効果的に抑えられる。
図8に示す実施例においては、給糸側ほど、緯糸飛走位置の筬20側への移動が抑制されるのに対し、反給糸側ほど、上昇気流を調節し、緯糸飛走位置の下降が抑制される。その結果、実際の緯糸飛走ラインがより安定する。
上記いずれの実施例においても、隙間62又は穴80が筬20から大きく離れた箇所に位置すると、筬の前進時に経糸開口18内の空気が隙間62又は穴80から抜けて、上昇気流が緯入れ空間24に発生し、その結果実際の緯糸飛走ラインが上下に変動する。
特に、隙間62又は穴80が緯入れ空間24の上方に存在すると、上記のような上昇気流により、緯糸も上昇してしまう。このため、隙間62又は穴80は、可能な限り筬20の近くに設けることが好ましい。
第6の実施例において、隙間62又は穴80を設けずに、経糸移動方向における上側又は下側の気流抑制部材52又は54の長さ寸法のみを緯入れ方向における箇所に応じて異なる値にしてもよい。また、緯入れ方向及び経糸移動方向における上側又は下側の気流抑制部材52又は54の長さ寸法、及び隙間62、穴80、欠落部90の大きさは、緯入れ空間内の空気の流れや織機の構成(詳細には筬打ちのストローク、織幅、緯入れタイミング、織機回転数等)に応じて調整できる。
上記のように、緯入れ空間24に対する空気の移動を許す隙間62又は穴80は、上下の気流抑制部材52及び54のいずれか一方に設けてもよいし、両者に設けてもよい。隙間62の大きさは厚さの異なるスペーサを取り替えることにより調整可能としてもよいし、穴80の大きさは例えば穴80を塞ぐ部材を穴80に対して移動可能に重ね合わせて固定することにより調整可能としてもよい。
気流抑制部材52又は54を単一の部材により図8に示すように、経糸移動方向における上側又は下側の気流抑制部材52又は54の長さ寸法及び隙間62又は穴80の幅寸法を緯入れ方向における箇所に応じて異なる値になるような形状に形成してもよい。また、気流抑制部材52又は54を口金34若しくは36又は筬保持部材38と一体に設けてもよい。
本発明は、上記実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない限り、種々変更することができる。
本発明に係る緯入れ安定化装置の第1の実施例を備えた水噴射式織機の一例を示す図である。 図1に示す緯入れ安定化装置を筬の上方から見た平面図である。 図1に示す緯入れ安定化装置の詳細及び動作を説明するための図である。 本発明に係る緯入れ安定化装置の第2の実施例の詳細及び動作を説明するための図である。 本発明に係る緯入れ安定化装置の第3の実施例の詳細及び動作を説明するための図である。 本発明に係る緯入れ安定化装置の第4の実施例の詳細及び動作を説明するための図である。 本発明に係る緯入れ安定化装置の第5の実施例を示す、図2と同様の平面図である。 本発明に係る緯入れ安定化装置の第6の実施例を示す、図2と同様の平面図である。
符号の説明
10 水噴射式織機
12 経糸
14 綜絖枠
16 綜絖
18 経糸開口
20 筬
22 緯入れノズル
24 緯入れ空間
26 織り前
28 織布
30 ガイドロール
32 筬羽
34,36 口金
38 筬保持部材
40 ねじ部材
42 スレー
44 揺動軸
46 フロントシールドプレート
48 スプラッシュガード
50 支持軸
52,54 気流抑制部材
56,58 ねじ部材
60 スペーサ
62 隙間
64 筬の動き
66,78 空気の流れ
70 抑制部
72 折り返し部
74 通気口
80 穴
82,84,86,88 片
90 欠落部

Claims (7)

  1. 筬の上側及び下側の少なくとも一方に経糸開口の範囲外において織り前側に突出すると共に緯入れ方向に伸びる部材を設けた、水噴射式織機の緯入れ安定化装置であって、
    前記筬の前記上側および前記下側の少なくとも一方に設けられた前記部材の取付け面と、該部材が取り付けられる、前記筬の取付け面又は該筬をスレーに保持する筬保持部材の取付け面との間に形成された隙間、前記筬の前記上側及び前記下側の少なくとも一方に設けられた前記部材の、前記筬の側の箇所に形成された穴および前記筬の前記上側及び前記下側の少なくとも一方に設けられた前記部材の欠落部の少なくとも1つを有する、水噴射式織機の緯入れ安定化装置。
  2. さらに、前記筬の後方側に開口された通気口であって前記上側の隙間又は穴に連通された通気口を備える、請求項1に記載の水噴射式織機の緯入れ安定化装置。
  3. 前記筬の前記上側及び前記下側の少なくとも一方に設けられた前記部材の経糸移動方向の長さ寸法は、緯入れ方向における箇所に応じて異なる、請求項1または2に記載の水噴射式織機の緯入れ安定化装置。
  4. 前記筬の前記上側及び前記下側の少なくとも一方に設けられた前記部材の前記隙間、前記穴又は前記欠落部の大きさであって前記経糸移動方向における大きさは、緯入れ方向における箇所に応じて異なる、請求項1から3のいずれか一項に記載の水噴射式織機の緯入れ安定化装置。
  5. 前記筬の前記上側及び前記下側の少なくとも一方に設けられた前記部材の先端縁であって前記織り前の側の先端縁の経糸移動方向における位置は、緯入れ方向における箇所に応じて異なる、請求項1から4のいずれか一項に記載の水噴射式織機の緯入れ安定化装置。
  6. さらに、前記隙間を含む複数の隙間、前記穴を含む複数の穴および前記欠落部を含む複数の欠落部のいずれかの一が緯入れ方向に並べて形成されており、前記複数の隙間、穴または欠落部のうちの少なくとも2つは異なる大きさを有する、請求項1から5のいずれか一項に記載の水噴射式織機の緯入れ安定化装置。
  7. 前記筬の前記上側及び前記下側の少なくとも一方に設けられた前記部材は、緯入れ方向に隣り合って配置された複数の片を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の水噴射式織機の緯入れ安定化装置。
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