JPS6014862B2 - ジエツトル−ムにおける緯入れ装置 - Google Patents
ジエツトル−ムにおける緯入れ装置Info
- Publication number
- JPS6014862B2 JPS6014862B2 JP11272977A JP11272977A JPS6014862B2 JP S6014862 B2 JPS6014862 B2 JP S6014862B2 JP 11272977 A JP11272977 A JP 11272977A JP 11272977 A JP11272977 A JP 11272977A JP S6014862 B2 JPS6014862 B2 JP S6014862B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- auxiliary
- weft
- reed
- main
- recess
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は流体、特に圧縮空気を利用して縞入れを行な
うジェットルームにおける縞入れ装置に関するものであ
る。
うジェットルームにおける縞入れ装置に関するものであ
る。
かかる縞入れ装置の筋は、第1図に示すように、縞入れ
時に使用する流体の案内を行なうため各擁歯1に綴り前
側(テンプル3側)に開放する凹部laを有する変形筋
が普通である。
時に使用する流体の案内を行なうため各擁歯1に綴り前
側(テンプル3側)に開放する凹部laを有する変形筋
が普通である。
即ち、第1図において、主ノズル(図示しない)からの
流体噴射により搬送される縞糸はこの変形筋の凹部la
内を飛走して経糸4の関口又は杵口内に挿入される。主
ノズルからの噴射流体だけでは緯糸の飛走到達距離が不
足し勝ちで絹糸の安定した飛走状態を得られないため、
複数個の補助ノズル2を綾糸飛走方向に沿って設けそれ
等からの噴射流体2′の助けを借りて縞入れを行なうこ
とがある。第1図の緯入れ装置では、総入れ時には、噴
射流体の流れ効率を良くするために銭に設けられた凹部
la中を緯糸が飛走し、筋打ち時には、筋が織り前側に
移動して凹部laの大体最深部で磯打ちが行なわれる。
筋は、綾糸を繰り返し筋打ちするため消耗品であり、そ
の寿命は永久的なものではなくある期間毎に新品と交換
する必要がある。
流体噴射により搬送される縞糸はこの変形筋の凹部la
内を飛走して経糸4の関口又は杵口内に挿入される。主
ノズルからの噴射流体だけでは緯糸の飛走到達距離が不
足し勝ちで絹糸の安定した飛走状態を得られないため、
複数個の補助ノズル2を綾糸飛走方向に沿って設けそれ
等からの噴射流体2′の助けを借りて縞入れを行なうこ
とがある。第1図の緯入れ装置では、総入れ時には、噴
射流体の流れ効率を良くするために銭に設けられた凹部
la中を緯糸が飛走し、筋打ち時には、筋が織り前側に
移動して凹部laの大体最深部で磯打ちが行なわれる。
筋は、綾糸を繰り返し筋打ちするため消耗品であり、そ
の寿命は永久的なものではなくある期間毎に新品と交換
する必要がある。
従って、第1図に示すような凹部を有する変形銭は当然
製造コストが通常の直線筋より相当高いから、織機の運
転コストも高くつく。これは実際に銭打ちを行なう部分
が凹部内であっても凹部外であっても同じことである。
また、変形筋とすると機歯自体の剛性が増すので、銭歯
に経糸が接触した場合、筋歯に歪が生ぜず経糸切れが発
生したり、経糸が非常に強い時には筋歯が変形したまま
となり布に機スジが発生することがある。更に、変形筋
であると経通しが困難でありそれに長時間を要する欠点
がある。また、綾の変形部分が前方に突出するため、そ
の突出部分が筋打時にテンプルに衝突するという欠点も
生じる。その上、織物の密度に応じて異なる密度の既に
交換する場合、変形機では流体に対する案内みぞの密度
も変わるので、その都度、補助ノズルの調節が必要であ
る。
製造コストが通常の直線筋より相当高いから、織機の運
転コストも高くつく。これは実際に銭打ちを行なう部分
が凹部内であっても凹部外であっても同じことである。
また、変形筋とすると機歯自体の剛性が増すので、銭歯
に経糸が接触した場合、筋歯に歪が生ぜず経糸切れが発
生したり、経糸が非常に強い時には筋歯が変形したまま
となり布に機スジが発生することがある。更に、変形筋
であると経通しが困難でありそれに長時間を要する欠点
がある。また、綾の変形部分が前方に突出するため、そ
の突出部分が筋打時にテンプルに衝突するという欠点も
生じる。その上、織物の密度に応じて異なる密度の既に
交換する場合、変形機では流体に対する案内みぞの密度
も変わるので、その都度、補助ノズルの調節が必要であ
る。
従って、この発明の目的は、変形筋の利点を失なうこと
なくその上記した欠点を解消できるジェットルームにお
ける緯入れ装置を提供することである。
なくその上記した欠点を解消できるジェットルームにお
ける緯入れ装置を提供することである。
上記目的のためこの発明は、縞入れのための流体を緯入
れ方向に噴射する主ノズルと、緯入れ位置及び銭打ち位
置の間を前後連動可能な直線状の主務とを有するジェッ
トルームにおける縞入れ装置において、織り前側に向か
って開放する凹部を有する補助筋が前記主筋近くに織り
前側に配置されており、また、補助噴射流体を前記補助
筋凹部の内壁に大体向ける先端をそれぞれ有する補助ノ
ズルが綾糸進行方向に間隔を置いて配置されており、前
記補助筋は、縞入れ時にはそれ等の凹部で縞糸を案内し
、筋打ち時には梓口から退出して前記主筋で彼打ちを行
なうように前記主綾と組み合っていることを特徴として
いる。
れ方向に噴射する主ノズルと、緯入れ位置及び銭打ち位
置の間を前後連動可能な直線状の主務とを有するジェッ
トルームにおける縞入れ装置において、織り前側に向か
って開放する凹部を有する補助筋が前記主筋近くに織り
前側に配置されており、また、補助噴射流体を前記補助
筋凹部の内壁に大体向ける先端をそれぞれ有する補助ノ
ズルが綾糸進行方向に間隔を置いて配置されており、前
記補助筋は、縞入れ時にはそれ等の凹部で縞糸を案内し
、筋打ち時には梓口から退出して前記主筋で彼打ちを行
なうように前記主綾と組み合っていることを特徴として
いる。
この発明は添付図面に例示した好適な実施例に関する以
下の説明から一層容易に明らかとなるつ。
下の説明から一層容易に明らかとなるつ。
第2図及び第3図において、後述するように前後運動可
能なスレ−14には綴り前から遠い順に、公知の直線状
機歯からなる筋11と、織り前側に開放する凹部12a
を有して銭11に近接して配置された補助筋12と、複
数の補助ノズル13に圧縮空気のような流体を供給する
供給管19とがそれぞれ固定されている。
能なスレ−14には綴り前から遠い順に、公知の直線状
機歯からなる筋11と、織り前側に開放する凹部12a
を有して銭11に近接して配置された補助筋12と、複
数の補助ノズル13に圧縮空気のような流体を供給する
供給管19とがそれぞれ固定されている。
補助筋12の大体先端にある上託した凹部12aは銭1
1のほぼ中央部に位置しており、また、その形状は凹部
上側先端と磯11との間に適当な間隔が在って筋打ち前
に緯糸16が凹部12aから抜け出せるようになってい
る。供給管19の上面に設けた補助ノズル13は綾糸1
6の進行方向に沿って適宜の間隔で配置されており、圧
縮空気を噴射するその先端は、絹糸進行方向に関して上
流側から下流側へ若干傾きながら凹部12aの内壁に調
節可能に臨んでいる。上記のように構成した縞入れ装置
は緯入れの際、第4図に実線で示す位置にある。
1のほぼ中央部に位置しており、また、その形状は凹部
上側先端と磯11との間に適当な間隔が在って筋打ち前
に緯糸16が凹部12aから抜け出せるようになってい
る。供給管19の上面に設けた補助ノズル13は綾糸1
6の進行方向に沿って適宜の間隔で配置されており、圧
縮空気を噴射するその先端は、絹糸進行方向に関して上
流側から下流側へ若干傾きながら凹部12aの内壁に調
節可能に臨んでいる。上記のように構成した縞入れ装置
は緯入れの際、第4図に実線で示す位置にある。
主ノズルI5からの圧縮空気により加速された綾糸16
は補助銭12の凹部12a内を飛走する。補助ノズル1
3からの圧縮空気は補助銭凹部12aの内壁に向かって
噴射されるので、緯糸は、飛走途中の縞糸先端が流体の
乱流に起因するフラッター現象により凹部12aから飛
び出すことなく、安定した状態で主綾11に関して凹部
12aのほぼ厚さ分だけ離れたなるべく主綾11に近い
凹部12a内の通路を飛走できる。補助ノズル13は、
その先端が縞糸飛走の障害にならない程度に補助筋の凹
部内に入るよう配置するのが好適である。また、縞糸の
飛走状態を観察することも可能である。スレ−14の運
動は、周知の如く経糸18に対してその揺動支点を適当
に選ぶことによって、緯糸が飛走する間は補助筋12の
凹部12aが経糸群閉口内にあって緯糸飛走の案内を行
ない、スレ−のテンプル17側への前進に伴なつて補助
筋12の凹部12aが挿入された緯糸との係合状態から
脱して、銭打ち時には第4図に点線で示すように、補助
筋12及び補助ノズル13が完全に経糸群の外に出て綾
糸は直線状の筋11によって銭打ちされるようになって
いる。以上の説明から明らかなように、この発明によれ
ば、銭の寿命に主として影響を及ぼす競打ち時の縞糸に
よる筋の摩耗は、直線歯を有する筋11だけに生じ凹部
12aを有する補助筋12には生じないので、比較的安
価な機11だけを新品と交換すればよく、織機の運転コ
ストを低減できる。
は補助銭12の凹部12a内を飛走する。補助ノズル1
3からの圧縮空気は補助銭凹部12aの内壁に向かって
噴射されるので、緯糸は、飛走途中の縞糸先端が流体の
乱流に起因するフラッター現象により凹部12aから飛
び出すことなく、安定した状態で主綾11に関して凹部
12aのほぼ厚さ分だけ離れたなるべく主綾11に近い
凹部12a内の通路を飛走できる。補助ノズル13は、
その先端が縞糸飛走の障害にならない程度に補助筋の凹
部内に入るよう配置するのが好適である。また、縞糸の
飛走状態を観察することも可能である。スレ−14の運
動は、周知の如く経糸18に対してその揺動支点を適当
に選ぶことによって、緯糸が飛走する間は補助筋12の
凹部12aが経糸群閉口内にあって緯糸飛走の案内を行
ない、スレ−のテンプル17側への前進に伴なつて補助
筋12の凹部12aが挿入された緯糸との係合状態から
脱して、銭打ち時には第4図に点線で示すように、補助
筋12及び補助ノズル13が完全に経糸群の外に出て綾
糸は直線状の筋11によって銭打ちされるようになって
いる。以上の説明から明らかなように、この発明によれ
ば、銭の寿命に主として影響を及ぼす競打ち時の縞糸に
よる筋の摩耗は、直線歯を有する筋11だけに生じ凹部
12aを有する補助筋12には生じないので、比較的安
価な機11だけを新品と交換すればよく、織機の運転コ
ストを低減できる。
また、直線状の競11だけに経通しをすればよいので、
第1図に示したような凹部を有する銭に経通しを行なう
場合と比較して、筋の形状が簡単であるためその作業を
容易に行なうことができる。更に、経糸が常時通ってい
るのは凹部を有する銭と比較して剛性の小さい直線競1
1だけであるから、第1図に示した筋の使用に伴なう経
糸切れ、筋スジ等の不具合は生じない。補助ノズル13
からの噴射流体は補助筋12の凹部内壁に向けられてい
るので、総糸は補助筋12の凹部内壁に沿って安定飛走
する。また、主筋1 1を異なる密度の主機11と交換
しても、補助磯12の密度は変わらないので、補助ノズ
ル13の調節は不要である。更に、綾糸の番手の変更等
で補助ノズル13の調節が必要になっても、縞糸の飛走
状態を観察でき、補助ノズル13の背面(織り後側)に
は機などの障害物がないので補助ノズル13の噴射方向
、噴射タイミング等の調節を容易に行える。
第1図に示したような凹部を有する銭に経通しを行なう
場合と比較して、筋の形状が簡単であるためその作業を
容易に行なうことができる。更に、経糸が常時通ってい
るのは凹部を有する銭と比較して剛性の小さい直線競1
1だけであるから、第1図に示した筋の使用に伴なう経
糸切れ、筋スジ等の不具合は生じない。補助ノズル13
からの噴射流体は補助筋12の凹部内壁に向けられてい
るので、総糸は補助筋12の凹部内壁に沿って安定飛走
する。また、主筋1 1を異なる密度の主機11と交換
しても、補助磯12の密度は変わらないので、補助ノズ
ル13の調節は不要である。更に、綾糸の番手の変更等
で補助ノズル13の調節が必要になっても、縞糸の飛走
状態を観察でき、補助ノズル13の背面(織り後側)に
は機などの障害物がないので補助ノズル13の噴射方向
、噴射タイミング等の調節を容易に行える。
第1図は従来の緒入れ装置を示す部分斜視図、第2図は
この発明による縞入れ装置の斜視図、第3図は第2図の
緯入れ装置の端面図、第4図はこの発明の縞入れ装置の
作動説明図である。 図中、11は主筋、12は補助筋、12aは補助機の凹
部、13は補助ノズルである。 溝ー図 第2図 第3図 猪4図
この発明による縞入れ装置の斜視図、第3図は第2図の
緯入れ装置の端面図、第4図はこの発明の縞入れ装置の
作動説明図である。 図中、11は主筋、12は補助筋、12aは補助機の凹
部、13は補助ノズルである。 溝ー図 第2図 第3図 猪4図
Claims (1)
- 1 緯入れのための流体を噴射する主ノズルと、緯入れ
位置及び筬打ち位置の間を前後運動可能な直線状の主筬
とを有するジエツトルームにおける緯入れ装置において
、緯り前側に向かって開放する凹部を有する補助筬が前
記主筬近くに織り前側に配置されており、また、補助噴
射流体を前記補助筬凹部の内壁に大体向ける先端をそれ
ぞれ有する補助ノズルが緯糸進行方向に間隔を置いて配
置されており、前記補助筬は、緯入れ時にはそれ等の凹
部で緯糸を案内し、筬打ち時には杼口から退出して前記
主筬で筬打ちを行なうように前記主筬と組み合っている
ことを特徴とするジエツトルームにおける緯入れ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11272977A JPS6014862B2 (ja) | 1977-09-21 | 1977-09-21 | ジエツトル−ムにおける緯入れ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11272977A JPS6014862B2 (ja) | 1977-09-21 | 1977-09-21 | ジエツトル−ムにおける緯入れ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5446960A JPS5446960A (en) | 1979-04-13 |
JPS6014862B2 true JPS6014862B2 (ja) | 1985-04-16 |
Family
ID=14594070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11272977A Expired JPS6014862B2 (ja) | 1977-09-21 | 1977-09-21 | ジエツトル−ムにおける緯入れ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6014862B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5691040A (en) * | 1979-12-26 | 1981-07-23 | Nissan Motor | Auxiliary nozzle attaching structure of air jet type loom |
CN102634912B (zh) * | 2012-03-30 | 2014-03-26 | 青岛天一集团红旗纺织机械有限公司 | 用于喷气织机的开筘引纬辅助机构 |
-
1977
- 1977-09-21 JP JP11272977A patent/JPS6014862B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5446960A (en) | 1979-04-13 |
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