JP2007005771A - 集積半導体不揮発性記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不揮発性半導体記憶装置に求められる高速読み出しと、高書き換え耐性を有した集積半導体装置を提供する。
【解決手段】スプリットゲート構造の不揮発性半導体記憶装置において、読み出し電流と書き換え耐性はメモリゲートのゲート長によりトレードオフの関係にあるため、ゲート長の異なるメモリセルを集積する。これにより、高速読み出しと高書き換え耐性を両立した集積半導体装置を得ることができる。
【選択図】図20

Description

本発明は、特に、安定動作が可能な、不揮発性メモリ構造を有する半導体記憶装置に関するものである。
LSIに組み込まれた集積半導体記憶装置の一つに不揮発性メモリがある。これは、LSIの電源を切っても記憶情報が残る素子であり、LSIを様々な応用に用いるためには、極めて重要な素子になっている。
半導体素子の不揮発性メモリについては、例えば、S.Sze著、「フィジックス オ
ブ セミコンダクタ デバイス (Physics of Semiconductor Devices、2nd edition)」
第2版、ウィリー出版(Wiley-Interscience pub.)、p.496〜506(非特許文献1)に、いわゆる浮遊ゲート型メモリや絶縁膜を用いたメモリの記載がみられる。ここでも見られるように、絶縁膜を積層し、その界面や絶縁膜中のトラップ等に電荷を蓄える形態は、浮遊ゲート型に比べて新たな導電層を形成する必要がなく、CMOSLSIプロセスと整合性よくメモリを形成できることが知られている。しかし、これまでの絶縁膜中に電荷を蓄える形態は、電荷の注入と放出を行なわせながら、且つ、十分に電荷保持特性を持たせることが求められる。このため、こうした形態は、実際上実現が困難なものになっている。
これに対して、電荷を放出させる代わりに、異なる符号を持った電荷を注入することで記憶情報の書き換えを行なう方式が提案されている。この動作については、例えば、「1997年シンポジウムオンVLSIテクノロジー(1997 Symposium on VLSI Technology)」、1997年、p.63〜64(非特許文献3)にみられる。この構造では、メモリ動作させる多結晶シリコンゲートとセルの選択を行なうゲートが分かれて形成されている。又、同様の記載が、例えば、米国特許005969383号明細書(特許文献1)或るいは米国特許US6477084号明細書(特許文献2)にも見ることができる。
このメモリセル構造では、基本的にはNMOSをベースとした2つのトランジスタが、選択トランジスタの脇にメモリトランジスタを、いわゆる「縦積み」の配置で連結させるように置かれている。この等価回路は図1Cと同様である。選択トランジスタ1とメモリトランジスタ2が直列に接続されている。尚、図1A及び図1Bにはそれぞれ図1Cに示す等価回路に対応する、メモリ素子の平面図および断面図を一例として示す。図1Aにおいては、選択ゲートのパターン1500、メモリゲートのパターン1550及び活性領域のパターン1150が、一つのメモリ素子の基板上での配置を示すものである。図1Bはこれに対応する断面図である。半導体基板100に、選択トランジスタのゲート500(以下、選択ゲートと略称する)及びメモリトランジスタのゲート550(以下、メモリゲートと略称する)が搭載されている。半導体基板100には、当該メモリ素子部の電極部を構成する拡散層電極200及び300が形成される。更に、各ゲート500、550の側壁にスペーサ絶縁物940を形成して、拡散層310、210が形成されている。尚、選択トランジスタのゲート絶縁膜は、符号900で示され、一方、メモリトランジスタのゲート絶縁膜は符号950で示される。
本発明では、図1Bに例示したように、スペーサプロセスと呼ばれるプロセスにより形成したゲートを用いることが有効である。このプロセスは、選択トランジスタのゲート500を形成した後、メモリゲートのゲート絶縁膜950を形成する。更に、この上にメモリゲート550のゲート材料を堆積した後、ウエハ面に垂直方向への異方性エッチングを行う。こうすることで、メモリゲート550を選択ゲート500側面に形成するプロセスである。以降、こうしたプロセスを「スペーサプロセス」と略称する。
さて、ここでは、まず動作方法について説明し、形成方法等については、本発明の実施例を用いて詳しく述べる。このメモリセル(BIT1、BIT2)を用いてアレイを構成した場合の配置構成例を図2に示した。このメモリセルの等価回路は図1Cに示したものである。選択トランジスタ1とメモリトランジスタ2のゲート(選択ゲート、メモリゲート)が、それぞれSGL、MGLで示したワードライン(複数の各々がSGL0、SGL1、SGL3及びMGL0、MGL1、MGL3と例示される)を構成し、選択トランジスタの拡散層がビット線(BL:複数の各々がBL0、BL1と例示される)に、又、メモリトランジスタの拡散層がソース線(SL:複数の各々がSL0、SL1と例示される)になっている。また、BIT1とBIT2のゲートは、同じワードラインにつながっているため、図2に記したように、同じワードラインにつながるものをWORD1、あるいはWORD2と呼ぶことができる。
図3、図4に、このメモリセルの代表的な書き込み及び消去動作の模式的な説明を図示した。両図はいずれもメモリセル部の断面図である。両図は動作の骨子を説明する為のものであるので模式図で、詳細な具体的構造は省略されている。図中符号は図1Bと同様である。メモリゲートのゲート絶縁膜950は、シリコン酸化膜でシリコン窒化膜を挟む構造で形成しており、いわゆるMONOS構造(Metal-Oxide-Nitride-Oxide Semiconductor(Silicon))になっている。選択ゲートのゲート絶縁膜900はシリコン酸化膜である。拡散層電極200、300は、それぞれ、選択ゲート500とメモリゲート550をマスクに形成している。
このメモリセルの基本的な動作として、(1)書きこみ、(2)消去、(3)保持、(4)読み出し、の4つの状態が考えられる。但し、この4つの状態の呼び名は、代表的なものとして用いており、書き込みと消去については、逆の呼び方をすることもできる。又、動作オペレーションも代表的なものを用いて説明するが、様々な異なるオペレーション法が考えられている。ここでは、説明のため、NMOSタイプで形成したメモリセルについて述べるが、PMOSタイプでも、原理的には同様に形成することができる。
(1)書きこみ時の動作を模式的に図3に示した。メモリゲート側拡散層200に正電位を与え、選択ゲート側拡散層300には、基板100と同じ接地電位を与える。メモリゲート550に基板100に対して高いゲートオーバードライブ電圧を加えることで、メモリゲート550下のチャネルをオン状態にする。ここで選択ゲート500の電位を閾値より0.1Vないし0.2V高い値をとることで、オン状態にする。従って、図示するように、電子が導通状態となる。このとき、2つのゲートの境付近に最も強い電界を生じるため、多くのホットエレクトロンが発生し、メモリゲート側に注入される。尚、図において、選択ゲート500下の白抜きの丸印に矢印をつけたものは、チャネル電子が加速されることでホットエレクトロンとなり、MONOS膜に注入される様子示している。また、インパクトイオン化によるキャリアの発生の様子を符号800として図示した。電子を白抜きの丸印、正孔をハッチングを付した丸で示した。この現象は、ソースサイドインジェクション(Source side injection:SSI)として知られているものである。このこと自体については、例えば、「1986年アイ・イー・イー・イー、インターナショナル エレクトロン デバイス ミィーティング、テクニカルダイジェスト(1986 IEEE、 International Electron Device Meeting、 Technical Digest)」、1986年、p.586〜589(非特許文献4)にA.T.Wu等による報告がある。ここでは、浮遊ゲート型のメモリセルを用いているが、絶縁膜型においても注入機構は同様である。この方式でのホットエレクトロン注入の特長として、電界が選択ゲートとメモリゲート境界付近に集中するため、メモリゲートの選択ゲート側端部に集中的に注入が行なわれることである。又、浮遊ゲート型では、電荷保持層が電極により構成されているが、絶縁膜型では、絶縁膜中に蓄積されることになるため、極めて狭い領域にエレクトロンが保持されることになる。
(2)消去時の動作を模式的に示したのが図4である。メモリゲート550に負電位を与え、メモリゲート側拡散層200に正電位を与えることにより、拡散層端部のメモリゲートと拡散層がオーバーラップした領域で、強反転が生じるようにすることが出来る。このことで、バンド間トンネル現象を起こし、ホールを生成することができる。この動作を符号810で図示した。このバンド間トンネル現象については、例えば、「1987年アイ・イー・イー・イー、インターナショナル エレクトロン デバイス ミィーティング、テクニカルダイジェスト(1987 IEEE、 International Electron Device Meeting、 Technical Digest)」、p.718〜721(非特許文献5)にT.Y.Chan等による記述が見られる。このメモリセルにおいては、発生したホールがチャネル方向へ加速され、メモリゲートのバイアスにより引かれMONOS膜中に注入されることにより消去動作が行なわれる。又、発生したホールが2次的な電子−正孔対を発生する様子を820で示した。これらのキャリアもMONOS膜中に注入される。即ち、エレクトロンの電荷により上昇していたメモリゲートの閾値を、注入されたホールの電荷により引き下げることができる。
(3)保持時、電荷は絶縁膜MONOS中に注入されたキャリアの電荷として保持される。絶縁膜中でのキャリア移動は極めて少なく遅いため電極に電圧がかけられていなくても、良好に保持することができる。
(4)読み出し時、選択ゲート側拡散層200に正電位を与え、選択ゲート500に正電位を与えることで、選択ゲート下のチャネルをオン状態にする。ここで、書きこみ、消去状態により与えられるメモリゲートの閾値差を判別できる適当なメモリゲート電位、(すなわち、書きこみ状態の閾値と消去状態の閾値の中間電位)を与えることで、保持していた電荷情報を電流として読み出すことができる。
米国特許005969383号明細書 米国特許US6477084号明細書 S.Sze著、「フィジックス オブ セミコンダクタ デバイス(Physics of Semiconductor Devices、2nd edition)」 第2版、ウィリー出版(Wiley-Interscience pub.)、p.496〜506 S.Sze著、「フィジックス オブ セミコンダクタ デバイス (Physics of Semiconductor Devices、2nd edition)」 第2版、ウィリー出版(Wiley-Interscience pub.)、p.447 「1997年シンポジウムオンVLSIテクノロジー(1997 Symposium on VLSI Technology)」、1997年、p.63〜64 「1986年アイ・イー・イー・イー、インターナショナル エレクトロン デバイス ミィーティング、テクニカルダイジェスト(1986 IEEE、 International Electron Device Meeting、 Technical Digest)」、1986年、p.586〜589 「1987年アイ・イー・イー・イー、インターナショナル エレクトロン デバイス ミィーティング、テクニカルダイジェスト(1987 IEEE、 International Electron Device Meeting、 Technical Digest)」、p.718〜721 「2001年アイ・イー・イー・イー、インターナショナル エレクトロン デバイス ミィーティング、テクニカルダイジェスト(2001 IEEE、International Electron Device Meeting、 Technical Digest)」、p.719〜722
このメモリセルを用いてメモリチップやメモリモジュールを高速で動作させるには、メモリセルの、いわゆる「セル電流」を大きくすることが有効である。図1Cで示したように、このメモリセルは、選択トランジスタ1とメモリトランジスタ2の2つのトランジスタで形成されている。選択トランジスタ1には、通常のMOSトランジスタを用いることができるため、プロセスの加工レベルに合わせた高度に最適化された高性能なデバイス構造を当てることができる。そのためセル電流を大きくするには、メモリトランジスタ2の高性能化が重要となる。同じ電圧動作環境を仮定した場合、MOSトランジスタの電流駆動力を向上させるには、ゲート絶縁膜厚を薄くするか、又は、チャネル長を短くすることが求められる。しかし、ゲート絶縁膜は電荷保持部として動作させるため、薄膜化にはメモリ特性からの制約がある。その為、チャネル長を短くすることが最も有効とみることができる。後述するが、ゲート長はゲート端までの距離、チャネル長は拡散層端までの距離を示すものである。そのため、チャネル長は、ゲート端と拡散層端の差を、ゲート長から補正したものになる。
メモリゲートのチャネル長を短くする上で、図1Bに示した、いわゆるスペーサプロセスにより形成したメモリゲート構造が有効な方法と考えられる。この工程により形成されたメモリゲートのゲート長は、メモリゲート材料の堆積膜厚により決められる。その為、通常のリソグラフィ技術により決められる最小加工寸法より小さなゲート長を実現することができる。その為、チャネル長も短く、大きな電流駆動力を得ることができる。この様子を図5に示した。図5は、メモリゲート電圧と読み出し電流の関係をメモリゲート長(Lmg)をパラメータとして示したものである。図5は、最小加工寸法130nmを用いて、メモリゲート長50nm、60nm、70nmを形成し、電流駆動力を比べたものである。ゲート長を短くすることで、大きな電流駆動力を得られることが理解される。
一方、正孔注入を用いたセルにおいては、正孔の注入により、絶縁膜およびその界面にダメージを与えることが知られている。これが、電荷保持特性の劣化を引き起こす。即ち、ホットキャリアの注入により界面準位やトラップが生成され、これらへの電荷注入や放出、或いは、これらを介した電荷注入や放出が引き起こされる。このダメージ部からの電荷脱離等による閾値変化を考えると、メモリゲートのゲート長を短くした場合、チャネル全域で電荷脱離等が生じるため、閾値の変化は大きなものになる。図6に、同じダメージ層幅を仮定した場合の、閾値の変動量を、チャネル長をパラメータ(20nm、40nmの例)として比較したものを示す。横軸は界面準位の密度、縦軸は読み出し電流の閾値変動を示す。チャネル長が短いもので、大きな閾値変動が引き起こされることがわかる。そのため、チャネル長の短いものでは、強いダメージを与えると、大きな閾値変動を引き起こすという問題が生じる。
そこで、本発明の目的は、上記諸問題点を解決し、高性能と安定した動作を両立させることができる、不揮発性メモリ素子を有する集積半導体不揮発性記憶装置を提供するとである。
集積半導体装置で用いられている不揮発性メモリには、2つに大別される、異なる性能が求められていることが知られている。システムの構成により個々の具体的要求の数値は変わるが、大きくは、高速読み出しと高書き換え耐性の2つに分けることができる。その代表的な例として、例えば、コードファイルと呼ばれる演算処理のプログラムなどを格納するものと、データファイルと呼ばれる大容量のデータを格納するものを挙げることができる。前者においては高速の読み出し速度が求められ、後者では、より多くの書き換え回数が求められることになる。以下、「コードファイル」及び「データファイル」という呼び名を、高速性が求められるメモリセル部と書き換え回数が求められるメモリセル部を、それぞれ表現するものとして用いる。
これまで、不揮発性メモリ装置にとっては、上述のように、書き換え回数、即ちダメージ耐性と、読み出し速度、即ち電流駆動力には、相反する関係にある。この為、不揮発性メモリ装置のチップ構成を図7に例示するように、演算処理用のチップを軸にコードファイル用の不揮発性メモリチップ、データファイル用の不揮発性メモリチップを別々にもつシステム構成がなされている。又、図8に別な例を示す。即ち、演算処理機能を持つチップにプログラムを持つコードファイル用不揮発性メモリを混載させ、データファイル用の不揮発性メモリチップを別に持たせることが行われている。
又、その他の構成例として、制御用のシステムにおいては、逆に小容量の多数の書き換えが求められるデータファイル領域が求められる場合がある。この場合、図9に示すように、演算処理機能を持つチップにデータファイルを混載させ、且つコードファイル用の不揮発性メモリチップを別に持たせる構成がとられている。
本発明に用いるスプリットゲート型メモリセルでは、上述したようにメモリゲートのゲート長を変えることで、異なる特性を得ることができる。そこで、本発明では、後述の実施例において詳細に説明する各種製造プロセスを用いて、異なるメモリゲートのチャネル長を持つメモリセルを同一チップ上に形成し、一つの集積半導体装置を構成する。高速読み出しを必要とするメモリセルでは、メモリゲートのチャネル長を短くし、書き換え回数の必要なメモリセルでは、チャネル長を長くし、そして、この両者を同一チップ上に集積する。
少なくとも、高速読み出しを必要とするセルと、書き換え回数の必要なセルの両者を同一チップ上に集積することで、高速読み出しと、高書き換え耐性を持ったメモリセルを有する集積半導体不揮発性記憶装置を提供することが出来る。
<実施例1>
以下、本発明の代表的なメモリセルの形成工程に従いつつ、その構造について説明する。図10は本例の集積半導体装置主要部の構成図である。高速読み出しを必要とするコードファイル部13と書き換え回数を必要とするデータファイル部14が、演算回路部15に繋がる構成を持った同一チップ5上に形成されている。ここでは、本発明の主眼である不揮発性メモリ部13、14のみを示している。勿論、これらの他、キャッシュメモリ等、通常集積されるメモリ部や、I/O部等、必要な領域もあるが、これらについては、本発明に直接関係を持たないので図示を省略した。
図11から図20は、本発明の第1の実施例である半導体装置のメモリセルアレイを説明する各種模式図である。図11はメモリセルアレイのアレイ構成の等価回路図、図12は平面配置図、図13から図20は当該メモリセルアレイの製造工程順に示した断面図である。これらの図の(a)はデータファイル部セルの断面図、(b)はコードファイル部セルの断面図である。これらの各断面図は図12のチャネル方向での断面(即ち、線A−Aに沿った断面)である。又、図(a)及び(b)においては、いずれも、メモリ部の主要なトランジスタ部のみ示している。本発明では、コードファイル部とデータファイル部は同じアレイ平面配置をとることができるため、ここでは図12に示した同じレイアウトにより説明する。又、形成工程においては、いわゆる0.13ミクロン世代相当のプロセスを用いて説明する。
通例の浅溝素子分離(STI: Shallow Trench Isolation)プロセスを用いて、半導体基板表面に活性領域と、素子分離領域を形成する。尚、この素子分離領域は図中では省略されている。活性領域にシリコン表面を露出させ、基板表面100を熱酸化により、2.5nmのゲート絶縁膜900を形成したのち、多結晶シリコン層をCVD法により200nm堆積する。選択ゲートパターン(図12の符号1500にて示される)によりパターニングした後、多結晶シリコン層をエッチングし、選択ゲート電極500を形成する(図13の(a)、(b))。この時、ここでは図示していないが、演算回路部のゲート電極を同時に加工することができる。
メモリゲート領域のゲート絶縁膜900を除去した後、露出した基板表面を4nm酸化し、酸化膜951を形成する。次いでCVD法によりシリコン窒化膜952を厚さ8nm堆積し、更に、この上部にシリコン酸化膜953を厚さ7nmに堆積することで、ONO膜950を形成する(図14の(a)、(b))。このONO膜950は、前記の酸化膜951、シリコン窒化膜952、及びシリコン酸化膜953の積層膜で構成される。このONO膜の形成においては、ISSG(In-Situ Steam Generation)酸化法を用いることができる。即ち、基板表面をISSG酸化することで、5nm成長させる。そして、シリコン窒化膜を14nm堆積したのち、このシリコン窒化膜をISSG酸化することで、上部酸化膜6nmを形成することができる。
ONO膜950を形成したのち、高濃度にリンをin-situでドーピングした多結晶シリコン層を70nm堆積する。この多結晶シリコン層を、異方性エッチングを行うことで、選択ゲート500側面にスペーサ形状のメモリゲート550を形成する。この時、コンタクト形成部には、ホトレジストパターンによりマスクをおくことができる。又、ここでは図示していないが、不要部分の凸型側面から多結晶シリコン550を除くように、追加エッチングを行うことができる。
本例の構成では、メモリゲート550は選択ゲート500の片側のみに形成すればよいため、不要部分となる多結晶シリコン550をエッチング除去する。このときONO膜950を下地保護層として用いることができる。露出したONO膜をエッチング除去し、洗浄した後、熱酸化することで基板表面に膜厚2nmの酸化膜を形成する。尚、ここで形成される膜厚2nm程度の酸化膜は、後の工程、例えば図18の段階では表面洗浄などによってほとんど除去されてしまうので、図面では図示が省略されている。
ホトレジスト層によるマスク層PRを形成し、コードファイル部のメモリゲート550側の拡散層領域に砒素を10KeV、1015cm−2のドーズ量イオン打ち込みすることで、ソース201を形成する(図15)。以下、図中において、ホトレジストによるマスク層を符号PRにより示す。
次いで、改めてホトレジスト層によるマスク層PRを形成し、データファイル部のメモリゲート550側の拡散層領域に砒素を3KeV、1015cm−2のドーズ量イオン打ち込みすることで、ソース202を形成する(図16)。
更に、改めてホトレジスト層によるマスク層PRを形成し、データファイル部及びコードファイル部の選択ゲート500側の拡散層領域に砒素を5KeV、8×1014cm−2のドーズ量イオン打ち込みすることで、ドレイン300を形成する(図17)。本例の構成では、並置された2つのメモリセル部のドレインが共通の不純物領域300で構成されている。このドレイン形成は、必要に応じて前の2つのソース拡散層形成プロセスと組み合わせることができる。又、演算回路部の拡散層形成を同時に行うことができる。
次いでスペーサを形成するに先立って、これまで準備した半導体基板100を洗浄する。この時、前述したように、表面に形成された酸化膜はほとんど除去される。そして、改めて、シリコン酸化膜を100nm堆積する。このシリコン酸化膜を、異方性エッチングを用いてエッチングすることで、選択ゲート500及びメモリゲート550側面に、スペーサ940を形成する。このスペーサ940をマスクに、拡散層210及び拡散層310を砒素のイオン打ち込み法により形成する(図18)。これらの不純物ドーピングにあわせて選択ゲート500にも、不純物をドーピングすることができる。これらのプロセスは通常のLDD(Lightly doped drain)プロセスを適用したものである。
通例のサリサイドプロセスにより、選択ゲート上650、メモリゲート上655、ソース拡散層上、ドレイン拡散層上にシリサイド層(620及び630)を形成する(図19)。サリサイドプロセスは、多結晶シリコンゲート側面を絶縁物スペーサで覆い、露出するゲート上面と、シリコン基板に形成されたソース・ドレイン拡散層領域のみを選択的にシリサイド化するものである。ここでは、選択ゲートとメモリゲート上面を同時にシリサイド化を行う。
以下、通常のCMOSプロセスの配線工程の方法を用いて、メモリセルが形成される(図20)。図において、符号700はコンタクトプラグ、符号750は第1金属配線層を示したものである。
前述の製造工程により、高いイオン打ち込みエネルギーを用いて形成されたコードファイル部のメモリゲートでは、データファイル部に比べ、拡散層がゲート下に多く入り込んでくる為、実効的なチャネル長を短くすることができる。図21Aはデータファイル部、図21Bはコードファイル部のメモリセルに対応した主要部の断面図である。各図における各部位はこれまでのものと同じ符号を用いて示される。これら図21A、図21Bに模式的に示したように、メモリセルのゲート長(Lmg)は同じであっても、拡散層端までのチャネル長(Leff)を変えることができる。尚、符号Lcgは選択セルのチャネル長である。
データファイル部では、読み出し速度を遅くできるため、書き込み、消去条件をコードファイル部と変えることができる。代表的な書き込み消去条件及び読み出し条件を図22A、図22B及び図22Cにまとめる。図中、Vmgはメモリゲートの電位、Vdはビット線の電位、Vsはソース線の電位、Vcgは選択ゲートの電位、Vbbは基板の電位を表す。
早い読み出し速度の求められるコードファイルでは、大きな読み出し電流を得るため、閾値をより低い状態まで消去を行っている。ここでは、消去パルスを伸ばすことで消去をしているが、図23A、図23B及び図23Cに例示するように、メモリゲート(Vmg)をより低い電圧まで下げることや、図24A、図24B及び図24Cに例示するように拡散層電圧(Vs)をより高くすることで、低い消去を行うことができる。これにより、周辺読み出し回路は同じものを用いて、より早い読み出しを行うことが可能になる。又、図25A、図25B及び図25Cに示すように、読み出し条件を変えることで、より高速な読み出し速度を得ることができる。
<実施例2>
第2の実施例を,図26から図33を用いて説明する。図26から図33は当該メモリセルアレイの製造工程順に示した断面図である。これらの図の(a)はデータファイル部セルの断面図、(b)はコードファイル部セルの断面図である。これらの各断面図は図12のチャネル方向での断面(即ち、線A−Aに沿った断面)である。図12のチャネル方向での断面(線A−Aに沿った断面)を用いて示す。本発明では、コードファイル部とデータファイル部は同じアレイ平面配置をとることができるため、ここでは図12に示した同じレイアウトにより説明する。
通例の浅溝素子分離(STI: Shallow Trench Isolation)プロセスを用いて、半導体基板表面に活性領域と、素子分離領域を形成する。素子分離領域自体は図中で省略されている。活性領域にシリコン表面を露出させ、基板表面を熱酸化により、2.5nmのゲート絶縁膜(符号900に相当する)を形成する。この後、多結晶シリコン層(符号500に相当する)をCVD法により200nm堆積する。この上部に選択ゲートパターン(図12の符号1500)によりパターニングしたのち、前記多結晶シリコンをエッチングし、選択ゲート電極500を形成する(図26)。このときここでは示していないが、演算回路部のゲート電極を同時に加工することができる。
次いで、メモリゲート領域のゲート絶縁膜900を除去した後、露出した基板表面を4nm酸化する。この上部に、CVD法によりシリコン窒化膜を8nm堆積し、更にシリコン酸化膜7nmを堆積することで、ONO膜を形成する(図27)。このONO膜の形成においては、ISSG(In-Situ Steam Generation)酸化を用いることができる。即ち、基板表面をISSG酸化することで、シリコン酸化膜を5nm成長させ、次いで、シリコン窒化膜を14nm堆積したのち、このシリコン窒化膜をISSG酸化することで、上部酸化膜6nmを形成することができる。
ONO膜950を形成したのち、高濃度にリンをin-situでドーピングした多結晶シリコンを70nm堆積する。この多結晶シリコンを異方性エッチングを行うことで、選択ゲート500側面にスペーサ形状のメモリゲート550を形成する。この時、コンタクト形成部には、ホトレジストパターンによりマスクをおくことができる。又、ここでは図示していないが、不要部分の凸型側面から多結晶シリコン550を除くように、追加エッチングを行うことができる。
メモリゲート550は選択ゲートの片側のみに形成すればよいため、不要部分となる多結晶シリコン550をエッチング除去する。このときONO膜950を下地保護層として用いることができる。露出したONO膜をエッチング除去し、洗浄した後、熱酸化することで基板表面に2nmの酸化膜を形成する。この酸化膜は図中で省略されている。実施例1において説明した状況と同じである。
更に、ホトレジスト層によるマスク層PRを形成し、データファイル部およびコードファイル部の選択ゲート側拡散層領域に砒素を5KeV、8×1014cm−2のドーズ量のイオン打ち込みすることで、ドレイン300を形成する。このドレイン形成は、必要に応じて前の2つのソース拡散層形成プロセスと組み合わせることができる。又、演算回路部の拡散層形成を同時に行うことができる。
改めて、ホトレジスト層によるマスク層PRを形成し、コードファイル部のメモリゲート側拡散層領域に砒素を5KeV、8×1015cm−2のドーズ量イオン打ち込みすることで、ソース201を形成する(図28)。
更に、シリコン酸化膜を20nm堆積し、異方性エッチングすることで、選択ゲート500及びメモリゲート550側面にスペーサ941を形成する(図29)。
改めて、ホトレジスト層によるマスク層PRを形成し、データファイル部のメモリゲート側拡散層領域に砒素を5KeV、1015cm−2のドーズ量イオン打ち込みすることで、ソース202を形成する(図30)。
更に、シリコン酸化膜を100nm堆積する。このシリコン酸化膜を異方性エッチングすることで、選択ゲート500及びメモリゲート550側面にスペーサ942を形成し、これをマスクに拡散層210および310を砒素のイオン打ち込み法により形成する(図31)。これらの不純物ドーピングにあわせて選択ゲート500にも不純物をドーピングすることができる。これらのプロセスは通常のLDD(Lightly doped drain)プロセスを適用したものである。
通例のサリサイドプロセスにより、選択ゲート上650、メモリゲート上655、ソース拡散層上620、ドレイン拡散層上630にシリサイド層を形成する(図32)
以下、通常のCMOSプロセスの配線工程をとることで、メモリセルが形成される(図33)。図中、符号700はコンタクトプラグ、符号750は、第1金属配線層を示したものである。
こうした製造工程により、2重のスペーサを形成したデータファイル部のメモリゲートでは、コードファイル部に比べ、拡散層のゲート下への入り込みを抑えることができるため、実効的なチャネル長を長くすることができる。
<実施例3>
図34から図42を用いて、第3の実施例を説明する。図34から図42は当該メモリセルアレイの製造工程順に示した断面図である。これらの図の(a)はデータファイル部セルの断面図、(b)はコードファイル部セルの断面図である。これらの各断面図は図12のチャネル方向での断面(即ち、線A−Aに沿った断面)である。図12のチャネル方向での断面(線A−Aに沿った断面)を用いて示す。本発明では、コードファイル部とデータファイル部は同じアレイ平面配置をとることができるため、ここでは図12に示した同じレイアウトにより説明する。
通例の浅溝素子分離(STI: Shallow Trench Isolation)プロセスを用いて、半導体基板表面に活性領域と、素子分離領域を形成する。尚、ここで素子分離領域自体は、図中から省略されている。活性領域にシリコン表面を露出させ、基板表面を熱酸化により、2.5nmのゲート絶縁膜(符号900に相当する)を形成する。こののち、多結晶シリコン層(符号500に相当する)をCVD法により200nm堆積する。この上部に選択ゲートパターン(図12の符号1500)によりパターニングしたのち、前記多結晶シリコン層をエッチングし、選択ゲート電極500を形成する(図34)。このときここでは示していないが、演算回路部のゲート電極を同時に加工することができる。
メモリゲート領域の前記ゲート絶縁膜(露出した領域の符号900に相当する絶縁膜)を除去した後、露出した基板表面を4nm酸化する。この酸化膜上に、CVD法によりシリコン窒化膜を8nm堆積し、更にシリコン酸化膜7nmを堆積することで、ONO膜950を形成する。このONO膜の形成においては、ISSG(In-Situ Steam Generation)酸化を用いることができる。即ち、基板表面をISSG酸化することで、酸化膜を5nm成長させる。この上部に、シリコン窒化膜を14nm堆積したのち、このシリコン窒化膜をISSG酸化することで、上部酸化膜6nmを形成することができる。
ONO膜950を形成したのち、高濃度にリンをin-situでドーピングした多結晶シリコン層を70nm堆積する。この多結晶シリコン層を異方性エッチングを行うことで、選択ゲート500側面にスペーサ形状のメモリゲート550を形成する。この時、コンタクト形成部には、ホトレジストパターンによりマスクをおくことができる。又、ここでは図示していないが、不要部分の凸型側面から多結晶シリコン層550を除くように、追加エッチングを行うことができる。メモリゲート550は選択ゲートの片側のみに形成すればよいため、不要部分となる多結晶シリコン層550をエッチング除去する(図35)。このときONO膜950を下地保護層として用いることができる。
ホトレジスト層によるマスク層PRを形成し、コードファイル部のメモリゲート側拡散層領域に砒素を5KeV、1015cm−2のドーズ量イオン打ち込みすることで、ソース201を形成する(図36)。
更に、ONO膜350のシリコン窒化膜上の酸化膜を除去したのち、多結晶シリコン層を20nm堆積する。この多結晶シリコン層を異方性エッチングすることで、選択ゲート500及びメモリゲート550側面に第2スペーサメモリゲート555を形成する(図37)。
露出したシリコン酸化膜とシリコン窒化膜の積層膜を除去し、基板表面を熱酸化することで2nmのシリコン酸化膜を形成する。ホトレジストによるパターニングを行い、データファイル部のメモリゲート側拡散層領域に砒素を5KeV、1015cm−2のドーズ量のイオン打ち込みすることで、ソース202を形成する。
改めて、ホトレジスト層によるマスク層PRを形成し、選択ゲート側の拡散層領域に砒素を5KeV、1015cm−2のドーズ量イオン打ち込みすることで、ソース300を形成する(図38)。
更に、この上部に、シリコン酸化膜を80nm堆積する。そして、このシリコン酸化膜を異方性エッチングすることで、選択ゲート500およびメモリゲート550、555側面にスペーサ940を形成し、これをマスクに拡散層210及び310を砒素のイオン打ち込み法により形成する(図39)。これらの不純物ドーピングにあわせて選択ゲート500にも不純物をドーピングすることができる。これらのプロセスは通常のLDD(Lightly doped drain)プロセスを適用したものである。
通例のサリサイドプロセスにより、選択ゲート上650、メモリゲート上655、ソース拡散層上620、ドレイン拡散層上630にシリサイド層を形成する(図40)。
以下、通常のCMOSプロセスの配線工程をとることで、メモリセルが形成される(図41)。符号700はコンタクトプラグ、符号750は第1金属配線層を示したものである。
こうした製造工程により、図42に模式的に示したように、データファイル部では、メモリゲート側拡散層202のゲートとのオーバーラップ領域はゲート555で覆われている。この図において、ONO積層膜はシリコン酸化膜951、シリコン窒化膜952、シリコン酸化膜953で示している。ゲート555においては、シリコン酸化膜953が除かれ、951、952の2重積層膜で構成することができている。これにより、書き込み消去特性及びリテンション特性を劣化させる拡散層上の絶縁膜に注入された過剰電荷を、有効に減じることができる。
<実施例4>
本発明の方式では、高速読み出しを行うメモリアレイと、これに比べ遅い読み出しを行うメモリアレイが同時に形成されることになる。その為、これらをモジュールとして、それぞれのモジュールを異なるクロック周波数で動作させることができる。
図43は本例のモジュールの主要部の構成図である。図では、制御回路15、メモリファイル1(16)及びメモリファイル2(17)がバスでつながれた状態を示す。バス680での同一クロックに対して、読み出しの遅いメモリマット(データファイル)では、複数サイクルに対して、バス681にデータを出力することができる。
図44は別な構成例である。図では、やはり制御回路15、メモリファイル1(16)及びメモリファイル2(17)がバスでつながれた状態を示す。チップ上に、異なる周波数で動作するバス681及び682を設けることで、異なる速度で動作させることができる。図45は、更に別な構成例である。制御回路15に対して、複数のメモリマット16、17、18、19、及び20が配置され、各メモリマットは各々の変換装置21、22、23、24、及び25を介してバス680、681に接続されている。メモリマット毎に、クロック680の周期をダウンコンバートさせる変換装置を介して受けるようにすることで、低速で動作させるメモリマットのみ、例えば1/2周期で動作させることができる。これにより、プログラムによりそれぞれのマットの選択するクロックを与えることができるため、前述したような異なるチャネル長を持ったメモリセルの形成プロセスと組み合わせることで、同じマット構成でも、様々なコードファイルとデータファイルの組み合わせを持った集積半導体装置を実現することができる。
<実施例5>
ここまで、スプリットゲート型のMONOSを用いたメモリセルに依存した特性として説明してきたが、同様のトレードオフは、浮遊ゲート型の不揮発性のメモリセルにおいても生じる。即ち、メモリセルのゲート長を長くすることで、電流駆動力は減少するが、安定したゲート電極によるチャネル制御性を得られる。このことから、注入、放出させる電荷量は少なくすることができ、書き換え耐性を向上することができる。そのため、ゲート長の異なるメモリセルの集積は有効である。浮遊ゲートにおいては、ゲート長はレイアウトサイズで決められるため、レイアウトにより変える事ができる。このように、セル特性にトレードオフがありゲート長がレイアウトサイズにより決められるセルの場合は、レイアウトを変えることで集積することができる。例えば、MONOS型のセルにおいても、図42のようにゲート長の異なるセルを集積することができる。
図46のセルは、図1Cに示したセルの、そのほかの形成法である。図における符号はこれまでのものと同様である。この例は、メモリゲート550を選択ゲート500に対するスペーサプロセスを用いないで、形成する例である。データファイル部及びコードファイル部の双方に、次の方法を用いる点が、これまでの方法と異なっている。即ち、半導体基板上にシリコン酸化膜951、シリコン窒化膜952、及びシリコン酸化膜953を形成し、この上部に選択ゲート500を形成する。そして、この選択ゲート500の上部に、所望形状の絶縁膜形成し、所望形状のメモリゲート550を搭載する。ここで、メモリゲート及び選択ゲートの寸法を調整することはいうまでもない。
これまで、諸実施例を用いて説明したが、本発明は、集積半導体不揮発性メモリ素子を、より安定に動作させることができるため、高い利用可能性を持つ。高速読み出しを必要とするセルでは、メモリゲートのチャネル長を短くし、書き換え回数の必要なセルでは、チャネル長を長くし、この両者を同一チップ上に集積することで、高速読み出しと、高書き換え耐性を持ったメモリセルを供することができる。
以上、本発明を詳しく説明したが、その主な形態を列挙すれば、次の通りである。
(1)半導体基板上に形成された電荷保持部を持った絶縁ゲート型電界効果トランジスタを用いて形成された複数の半導体不揮発性記憶素子を持ち、該記憶素子の絶縁ゲート型電界効果トランジスタのチャネル長が単一ではないことを特徴とする、集積半導体不揮発性記憶装置。
(2)前項(1)の集積半導体不揮発性記憶装置において、半導体不揮発性記憶素子が、シリコン基板上に形成された、第1の絶縁ゲート型電界効果トランジスタと、該トランジスタゲートと並行に、かつ接して形成された第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタを持ち、これらゲートと直行する方向に第1の拡散層電極と、第1のゲートと該ゲートにより制御された第1のチャネルと、第2のゲートと該ゲートに制御された第2のチャネルと、第2の拡散層電極が置かれ、第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタのゲート絶縁膜が電荷保持機能をもち、該電荷により第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタの第1の拡散層と第2の拡散層間を流れる電流の第2のゲートによる電圧特性を変化させる半導体不揮発性記憶素子であることを特徴とする集積半導体不揮発性記憶装置。
(3)前項(2)の集積半導体不揮発性記憶装置において、第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタのゲート絶縁膜が電荷保持機能をもち、該ゲート絶縁膜に、電子およびホールを注入することで、キャリアの持つ電荷により第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタの第1の拡散層と第2の拡散層間を流れる電流の第2のゲートによる電圧特性を変化させる半導体不揮発性記憶素子であることを特徴とする集積半導体不揮発性記憶装置。
(4)前項(2)の集積半導体不揮発性記憶装置において第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタのゲート絶縁膜が、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜の積層構造であることを特徴とする集積半導体不揮発性記憶装置。
(5)前項(2)の集積半導体不揮発性記憶装置において第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタのゲートが、第1の絶縁ゲート型電界効果トランジスタのゲートを用いたスペーサ構造により形成されていることを特徴とする集積半導体不揮発性記憶装置。
(6)前項(1)の集積半導体不揮発性記憶装置において、異なるチャネル長を有する半導体不揮発性記憶素子が、等しいゲート長を有することを特徴とする集積半導体不揮発性記憶装置。
(7)前項(1)の集積半導体不揮発性記憶装置において、チャネル長の異なる半導体不揮発性記憶素子は、別のメモリマットを構成していることを特徴とする集積半導体不揮発性記憶装置。
(8)前項(7)の集積半導体不揮発性記憶装置において、チャネル長の短い半導体不揮発性記憶素子により構成されたメモリマットにおいては、チャネル長の長い半導体不揮発性記憶素子に比べ短い時間で読み出しが行われることを特徴とする集積半導体不揮発性記憶装置。
(9)前項(7)の集積不揮発性半導体記憶装置において、チャネル長の長い半導体不揮発性記憶素子により構成されたメモリマットにおいては、チャネル長の短い不揮発性半導体記憶素子に比べ多くの書き換えが行われることを特徴とする集積半導体不揮発性記憶装置。
図1Aは、スプリットメモリセルを説明するための代表的な平面レイアウト図である。 図1Bは、スプリットメモリセルを説明するための代表的な断面構造図である。 図1Cは、スプリットメモリセルを説明するための等価回路図である。 図2は、スプリットメモリセルを用いたメモリアレイの等価回路図。 図3は、メモリセル構造および書き込み動作を説明するための模式的素子断面構造図である。 図4は、メモリセル構造および消去動作を説明するための模式的素子断面構造図である。 図5は、読み出し電流のメモリゲート長依存性を説明する電流電圧特性図である。 図6は、閾値変化のメモリゲート長依存性説明図である。 図7は、チップ構成図である。 図8は、チップ構成図である。 図9は、チップ構成図である。 図10は、複数のメモリファイルをもったチップ内構成図である。 図11は、メモリアレイ等価回路図である。 図12は、メモリアレイ平面配置図である。 図13は、第1実施例の素子形成工程を説明する断面構造図である。 図14は、第1実施例の素子形成工程を説明する断面構造図である。 図15は、第1実施例の素子形成工程を説明する断面構造図である。 図16は、第1実施例の素子形成工程を説明する断面構造図である。 図17は、第1実施例の素子形成工程を説明する断面構造図である。 図18は、第1実施例の素子形成工程を説明する断面構造図である。 図19は、第1実施例の素子形成工程を説明する断面構造図である。 図20は、第1実施例の素子形成工程を説明する断面構造図である。 図21Aは、第1実施例の効果を説明する断面構造図である。 図21Bは、第1実施例の効果を説明する断面構造図である。 図22Aは、書き込み動作条件を示す説明図である。 図22Bは、消去動作条件を示す説明図である。 図22Cは、読み出し動作条件を示す説明図である。 図23Aは、書き込み動作条件を示す説明図である。 図23Bは、消去動作条件を示す説明図である。 図23Cは、読み出し動作条件を示す説明図である。 図24Aは、書き込み動作条件を示す説明図である。 図24Bは、消去動作条件を示す説明図である。 図24Cは、読み出し動作条件を示す説明図である。 図25Aは、書き込み動作条件を示す説明図である。 図25Bは、消去動作条件を示す説明図である。 図25Cは、読み出し動作条件を示す説明図である。 図26は、第2実施例の素子形成工程を説明する断面構造図である。 図27は、第2実施例の素子形成工程を説明する断面構造図である。 図28は、第2実施例の素子形成工程を説明する断面構造図である。 図29は、第2実施例の素子形成工程を説明する断面構造図である。 図30は、第2実施例の素子形成工程を説明する断面構造図である。 図31は、第2実施例の素子形成工程を説明する断面構造図である。 図32は、第2実施例の素子形成工程を説明する断面構造図である。 図33は、第2実施例の素子形成工程を説明する断面構造図である。 図34は、第3実施例の素子形成工程を説明する断面構造図である。 図35は、第3実施例の素子形成工程を説明する断面構造図である。 図36は、第3実施例の素子形成工程を説明する断面構造図である。 図37は、第3実施例の素子形成工程を説明する断面構造図である。 図38は、第3実施例の素子形成工程を説明する断面構造図である。 図39は、第3実施例の素子形成工程を説明する断面構造図である。 図40は、第3実施例の素子形成工程を説明する断面構造図である。 図41は、第3実施例の素子形成工程を説明する断面構造図である。 図42は、第3実施例の効果を説明する断面構造図である。 図43は、メモリファイル構成図である。 図44は、メモリファイル構成図である。 図45は、メモリファイル構成図である。 図46は、第5の実施例を説明する断面図である。
符号の説明
100:基板、200、300、201、202、210、310:拡散層電極、500:選択トランジスタ、550、555:メモリトランジスタ、620、630、655、650:シリサイド層、680:クロック配線、681、682:バス配線、700、750:金属配線層、800、810、820:キャリア発生領域、900:選択ゲート絶縁膜、950、951、952、953:メモリゲート絶縁膜、940、941、942:絶縁膜。

Claims (13)

  1. 半導体基板と、この半導体基板上に、電荷保持部を有する絶縁ゲート型電界効果型トランジスタを少なくとも有して形成された複数の半導体不揮発性記憶素子を、少なくとも有し、前記半導体不揮発性記憶素子が有する複数の絶縁ゲート型電界効果トランジスタにおける各チャネル長が、単一のチャネル長でないことを特徴とする集積半導体不揮発性記憶装置。
  2. 前記半導体不揮発性記憶素子は、第1の絶縁ゲート型電界効果型トランジスタと、第2の絶縁ゲート型電界効果型トランジスタとが、それらのゲートを相互に平行に並置されたトランジスタの組を有し、
    前記第1の絶縁ゲート型電界効果型トランジスタと第2の絶縁ゲート型電界効果型トランジスタは、各々、各々のゲートと平行な方向と直行する方向に、一対の第1の拡散層電極と第2の拡散層電極とを有し、前記第1の拡散層電極と前記第2の拡散層電極とに挟まれて、前記第1の絶縁ゲート型電界効果型トランジスタの有する第1のゲートにより制御された第1のチャネルと、前記第2の絶縁ゲート型電界効果型トランジスタの有する第2のゲートに制御された第2のチャネルとが形成され、且つ
    前記第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタのゲート絶縁膜が電荷保持機能を有し、前記電荷保持機能を有するゲート絶縁膜が保持する電荷の変化により、前記第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタの第1の拡散層電極と第2の拡散層電極間を流れる電流に対する、第2のゲートによる電圧特性を変化させることを特徴とする請求項1に記載の集積半導体不揮発性記憶装置。
  3. 前記半導体不揮発性記憶素子が、前記電荷保持機能を有する第2の絶縁ゲート型電界効果型トランジスタのゲート絶縁膜に、電子及びホールを注入することで生ずるキャリアの持つ電荷量の変化により、前記第2の絶縁ゲート型電界効果型トランジスタにおける第1の拡散層電極と第2の拡散層電極間を流れる電流の、前記第2のゲートによる電圧特性を変化させる半導体不揮発性記憶素子であることを特徴とする請求項2に記載の集積半導体不揮発性記憶装置。
  4. 前記第2の絶縁ゲート型電界効果型トランジスタのゲート絶縁膜が、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜との積層膜であることを特徴とする請求項2に記載の集積半導体不揮発性記憶装置。
  5. 前記第1の絶縁ゲート型電界効果型トランジスタは、前記半導体基板上に、少なくとも、第1の絶縁膜と、前記第1の絶縁膜上に、この第1の絶縁膜をゲート絶縁膜として形成された第1のゲートとを有し、
    前記第2の絶縁ゲート型電界効果型トランジスタは、少なくとも、前記半導体基板の上面を基準面とした場合の、前記第1のゲートの側面及びこの側面より延在する前記半導体基板の上面に、第2の絶縁膜と、前記第2の絶縁膜を介して形成された第2のゲートとを有し、且つ前記半導体基板の前記延在領域に搭載された前記第2の絶縁膜が、第2の絶縁ゲート型電界効果型トランジスタのゲート絶縁膜となされていることを特徴とする請求項2に記載の集積半導体不揮発性記憶装置。
  6. 単一のチャネル長でない前記半導体不揮発性記憶素子は、等しいゲート長を有することを特徴とする請求項1に記載の集積半導体不揮発性記憶装置。
  7. 前記複数の半導体不揮発性記憶素子が、少なくとも第1のメモリマットと、第2のメモリマットとに配置され、且つ前記第1のメモリマットに配置された半導体不揮発性記憶素子と前記第2のメモリマットに配置された半導体不揮発性記憶素子とが、相互にチャネル長を異にすることを特徴とする請求項1に記載の集積半導体不揮発性記憶装置。
  8. チャネル長の短い半導体不揮発性記憶素子により構成された前記メモリマットにおいては、前記チャネル長の長い半導体不揮発性記憶素子と比較して、短い時間で読み出しが行われることを特徴とする請求項7に記載の集積半導体不揮発性記憶装置。
  9. チャネル長の長い半導体不揮発性記憶素子により構成された前記メモリマットにおいては、前記チャネル長の短い不揮発性半導体記憶素子と比較して、多くの回数の書き換えが行われることを特徴とする請求項7に記載の集積半導体不揮発性記憶装置。
  10. 一対の第1のゲート部材と第2のゲート部材とを相互に平行に並置され、前記第1及び第2のゲート部材の平行な方向と直行する方向に、第1の拡散層電極と第2の拡散層電極とを有する絶縁ゲート型電界効果型トランジスタを、複数有する第1の半導体記憶素子領域と、一対の第3のゲート部材と第4のゲート部材とを相互に平行に並置され、前記第3及び第4のゲート部材の平行な方向と直行する方向に、第3の拡散層電極と第4の拡散層電極とを有する絶縁ゲート型電界効果型トランジスタを、複数有する第2の半導体記憶素子領域と、を少なくとも有する半導体基板を準備し、
    前記第1の半導体記憶素子領域に配置された、絶縁ゲート型電界効果型トランジスタの第2の拡散層電極と、前記第2の半導体記憶素子領域に配置された、絶縁ゲート型電界効果型トランジスタの第2の拡散層電極と、ドーズ量を異にするイオン打ち込みによって形成することを特徴とする集積半導体不揮発性記憶装置の製造方法。
  11. 一対の第1のゲート部材と第2のゲート部材とを相互に平行に並置され、前記第1及び第2のゲート部材の平行な方向と直行する方向に、第1の拡散層電極と第2の拡散層電極とを有する絶縁ゲート型電界効果型トランジスタを、複数有する第1の半導体記憶素子領域と、一対の第3のゲート部材と第4のゲート部材とを相互に平行に並置され、前記第3及び第4のゲート部材の平行な方向と直行する方向に、第3の拡散層電極と第4の拡散層電極とを有する絶縁ゲート型電界効果型トランジスタを、複数有する第2の半導体記憶素子領域と、を少なくとも有する半導体基板を準備し、
    前記第1の半導体記憶素子領域に配置された、絶縁ゲート型電界効果型トランジスタの第2の拡散層電極と、前記第2の半導体記憶素子領域に配置された、絶縁ゲート型電界効果型トランジスタの第2の拡散層電極とを、イオン打ち込みによって形成し、且つ少なくとも設ける第2の拡散層電極とをイオン打ち込みで形成する際、前記第2のゲート部材と前記第4のゲート部材との少なくともいずれか一方に、側壁スペーサを設けてイオン打ち込みすることを特徴とする集積半導体不揮発性記憶装置の製造方法。
  12. 前記側壁スペーザが、シリコン酸化膜で形成されたことを特徴とする請求項11に記載の集積半導体不揮発性記憶装置の製造方法。
  13. 前記側壁スペーサが、ポリシリコン膜で形成されたことを特徴とする請求項11に記載の集積半導体不揮発性記憶装置の製造方法。
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