JP2007001601A - 納豆容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】納豆を食する際、煩雑な手間を要することなく、納豆の粘り等が付着しないようにしながら乾燥防止シートを取り除くことができ、タレ袋・調味料袋を開封する際の手の汚れ、タレや調味料の飛散、開封後のタレ袋等の処分にも困らされることがない納豆用容器の提供を図る。
【解決手段】納豆が充填される容器本体と、開閉可能な蓋体と、該容器本体内部に充填された納豆の上面に敷設される乾燥防止シートからなり、該乾燥防止シートの一端辺が上記容器本体と蓋体との隙間を通じて容器外部にはみ出した状態とされ、かつ、乾燥防止シートが封着されないように上記容器本体と蓋体とを封着する構成とすることで、蓋体を開けることなく上記乾燥防止シートを容器外へ取り出し可能となっている。乾燥防止シートにタレ封入部・調味料封入部を一体的に成形することで、該乾燥防止シートを容器外へ取り出すと同時に、タレや調味料を納豆上にかけることも可能となる。
【選択図】図1
【解決手段】納豆が充填される容器本体と、開閉可能な蓋体と、該容器本体内部に充填された納豆の上面に敷設される乾燥防止シートからなり、該乾燥防止シートの一端辺が上記容器本体と蓋体との隙間を通じて容器外部にはみ出した状態とされ、かつ、乾燥防止シートが封着されないように上記容器本体と蓋体とを封着する構成とすることで、蓋体を開けることなく上記乾燥防止シートを容器外へ取り出し可能となっている。乾燥防止シートにタレ封入部・調味料封入部を一体的に成形することで、該乾燥防止シートを容器外へ取り出すと同時に、タレや調味料を納豆上にかけることも可能となる。
【選択図】図1
Description
本発明は、納豆を包装するための容器に関するものである。
今現在、納豆容器といえば、合成樹脂製の容器に原料の納豆を充填し、その納豆の表面を覆う乾燥防止シートが敷設され、さらにその上から蓋が被覆された構成のものがほとんどである。そしてまた、該乾燥防止シートの上には、タレ袋やカラシ等の調味料袋が同封されているのが現状である。しかしながら、かかる納豆容器にあっては、納豆を食する際、まず蓋を開けて、次にタレ袋及び調味料袋を取り出し、そして乾燥防止シートを取り除いて、必要に応じてタレ袋並びに調味料袋を開封して納豆にかけ、最後に該納豆及びタレ等を攪拌・混合するという、非常に煩雑な手間を要することとなる。そしてまた、乾燥防止シートを取り除く際に手に納豆の粘り等が付着したり、タレ袋・調味料袋を開封する際に手を汚したりあるいはタレや調味料が飛散したり、さらには、開封後のタレ袋等の処分にも困らされるという問題があった。
上記問題点を解決すべく、従来より下記特許文献に列挙したような種々の提案がなされている。しかしながら、かかる従来提案されているものは、手を汚さずにタレや調味料を簡便に納豆にかけられるようにするものであって、容器自体の構造を工夫することにより課題を解決しようとするものであるため、容器自体の形状が複雑化することによるコスト高という問題が生ずる。また、乾燥保護シートは、乾燥や酸化を防いで保湿するという納豆食品の本来的な品質を維持するために不可欠なものであるところ、その構造上乾燥保護シートを使用できなくなるものが多い。即ち、従来提案されている容器によっては、上記問題点を解決している納豆用容器は未だ存在していないといえる。
特開平2000‐313490号公報
特開平2002‐19869号公報
特開2002‐37349号公報
実開平03‐67596号公報
実開平06‐33490号公報
上記問題点に鑑み、本発明は、納豆を食する際、煩雑な手間を要することなく、納豆の粘り等が付着しないようにしながら乾燥防止シートを取り除くことができ、タレ袋・調味料袋を開封する際の手の汚れ、タレや調味料の飛散、開封後のタレ袋等の処分にも困らされることがない納豆用容器を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、納豆が充填される容器本体と、開閉可能な蓋体と、該容器本体内部に充填された納豆の上面に敷設される乾燥防止シートからなり、該乾燥防止シートの一端辺が上記容器本体と蓋体との隙間を通じて容器外部にはみ出した状態とされ、かつ、乾燥防止シートが封着されないように上記容器本体と蓋体とを封着する構成を採用している。
また、本発明は、納豆が充填される容器本体と、開閉可能な蓋体と、該容器本体内部に充填された納豆の上面に敷設される乾燥防止シートからなり、該乾燥防止シートの略中央には納豆のタレを封入するタレ封入部が一体的に成形され、また、該乾燥防止シートの二端辺が上記容器本体と蓋体との隙間を通じて容器外部にはみ出した状態とされ、さらに、そのはみ出した状態の乾燥防止シートの一端辺中央箇所には切込みが入れられ、そしてまた、切込みの入っていないはみ出した状態の乾燥防止シートの一端辺上部にある蓋体には上記タレ封入部が通過可能な凹部が設けられ、かつ、乾燥防止シートが封着されないように少なくとも上記切込みを入れた箇所で上記容器本体と蓋体とを封着することで、蓋体を開けることなく上記乾燥防止シートを容器外へ取り出し及び必要に応じて納豆のタレを注入可能とした構成とすることもできる。
さらに、本発明は、納豆が充填される容器本体と、開閉可能な蓋体と、該容器本体内部に充填された納豆の上面に敷設される乾燥防止シートからなり、該乾燥防止シートの略中央には納豆のタレを封入するタレ封入部が一体的に成形されるとともに該タレ封入部に隣接する位置には納豆の調味料を封入する調味料封入部が一体的に成形され、また、該乾燥防止シートの三端辺が上記容器本体と蓋体との隙間を通じて容器外部にはみ出した状態とされ、さらに、そのはみ出した状態の乾燥防止シートの隣接する二端辺中央箇所には切込みが入れられ、そしてまた、切込みの入っていないはみ出した状態の乾燥防止シートの一端辺上部にある蓋体には上記タレ封入部並びに調味料封入部が通過可能な凹部が設けられ、さらにまた、切込みの入っていないはみ出した状態の乾燥防止シートの一端辺に隣接する一端辺上部にある蓋体には上記調味料封入部が通過可能な凹部が設けられ、かつ、乾燥防止シートが封着されないように少なくとも上記切込みを入れた箇所で上記容器本体と蓋体とを封着することで、蓋体を開けることなく上記乾燥防止シートを容器外へ取り出し及び必要に応じて納豆のタレ並びに調味料を注入可能構成を採ることもできる。
またさらに、本発明は、前記乾燥防止シートにおいて、切込みの付け根部分からタレ封入部まで簡易切離用筋が備えられていること特徴とする構成とすることも可能である。
そしてまた、本発明は、前記乾燥防止シートにおいて、切込みの付け根部分からタレ封入部及び調味料封入部まで簡易切離用筋が備えられている構成とすることも有益である。
本発明にかかる納豆容器によれば、納豆を食する際に、納豆上から簡易に乾燥防止シートを取り除くことができ、該乾燥防止シートに付着した納豆が容器本体内に落下するため、付着した納豆を箸で取る等の煩雑な手間を要することが無い。したがって、該乾燥防止シートを取り除く際に、手に納豆の粘り等が付着しないという効果も有する。
さらに、本発明にかかる納豆容器によれば、必要に応じてタレ並びに調味料を納豆にかけることが可能であり、タレ袋等の一部を切って納豆にかける煩雑さを解消し、併せてタレ袋等を開封する際に中身が飛散したり指先が汚れるといった問題を解消することもできる。また、乾燥防止シートと該タレ袋等は一体であって、切取り部分も生じないことから、開封後のタレ袋等の処理も不要であって、大変に有益である。
そして、本発明にかかる納豆容器によれば、例えば、子供が食する場合はカラシ等の調味料は使用せずタレだけを使用することができ、他方、納豆を食材の一つとして使用する場合等には、タレ及び調味料のいずれも使用しないという選択も可能であり、タレ及び調味料の使用を必要に応じて任意に選択することが可能となる。
本発明にかかる納豆容器1は、蓋体3を開けることなく乾燥防止シート4を容器外へ取り出し可能としたことを最大の特徴とする。以下、本発明にかかる納豆容器1の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明にかかる納豆容器1の第一の実施形態を示す斜視図である。すなわち該納豆容器1は、納豆Fが充填される容器本体2と、開閉可能な蓋体3と、該容器本体2内部に充填された納豆Fの上面に敷設される乾燥防止シート4からなる。該乾燥防止シート4は、その一端辺が上記容器本体2と蓋体3との隙間を通じて容器外部にはみ出した状態とされている。そしてまた、該乾燥防止シート4が封着されないように、封着部5において上記容器本体2と蓋体3とが封着された構造となっている。
容器本体2及び蓋体3の素材については、従来の発泡スチロール(PSP)等が考えられるが、軽くて丈夫な容器であって、断熱性、クッション性、耐水性、加工適性等納豆容器1としての性能を発揮するものであり、かつ、品質劣化や食中毒などのトラブルを防ぎ安心して使える安全な食品容器素材であればよく、特に限定するものではない。乾燥防止シート4の素材についても同様に特に限定するものではなく、従来から使用されている適度な保湿性を有したフィルム状のビニール等であればよい。
図2は、本発明の第一の実施形態にかかる納豆容器1における乾燥防止シート4の敷設状態を示す部分透過図である。図面に示す通り、容器本体2には納豆Fが充填され、その上面に敷設された乾燥防止シート4の一端辺が容器外部にはみ出している状態となっている。納豆容器2と蓋体3とを封着する際に乾燥防止シート4が封着されないよう、該乾燥防止シート4のはみ出した一端辺の両側に、納豆容器2と蓋体3とを封着する封着部5を設ける。
前記乾燥防止シート4は、容器本体2と蓋体3との隙間を通じて図2に示す矢印方向へ引き抜くことで、容器外部へ取り除かれることとなる。図3は、かかる乾燥防止シート4の取り除き過程を示す部分断面図である。まず始めに図3(a)に示すように、納豆容器1の容器本体2と蓋体3との封着を解かない状態のまま、容器外部にはみ出した状態にある乾燥防止シート4の一端辺を手で摘まむ。次いで図3(b)に示すように、かかる乾燥防止シート4の一端辺を摘まんだ手を引くことで、納豆容器1から該乾燥防止シート4を引き抜いていく。最後に図3(c)に示すように、乾燥防止シート4を容器外部へ完全に引き抜くことで、該乾燥防止シート4は納豆F上から取り除かれる。尚、乾燥防止シート4は、封着されたままの容器本体2と蓋体3との隙間を通じて容器外部へ引き抜かれるため、該乾燥防止シート4に付着した納豆Fはかかる隙間部分で塞き止められ、乾燥防止シート4とともに納豆Fが容器外部へ出ることはない。
以上の通り、本発明の第一の実施形態にかかる納豆容器1によれば、納豆Fを食する際に、該納豆F上から簡易に乾燥防止シート4を取り除くことができ、該乾燥防止シート4に付着した納豆Fが容器本体2内に落下するため、付着した納豆Fを箸で取る等の煩雑な手間を要することが無くなるという効果を奏する。
図4は、本発明にかかる納豆容器1の第二の実施形態を示す斜視図である。すなわち該納豆容器1は、前記第一の実施形態と同様、納豆Fが充填される容器本体2と、開閉可能な蓋体3と、該容器本体2内部に充填された納豆Fの上面に敷設される乾燥防止シート4からなる。該乾燥防止シート4の略中央には、納豆Fのタレを封入するタレ封入部Sが一体的に成形されている。また、該乾燥防止シート4は、その二端辺が上記容器本体2と蓋体3との隙間を通じて容器外部にはみ出した状態とされており、さらに、そのはみ出した状態の乾燥防止シート4の一端辺中央箇所には切込み4aが入れられている。そしてまた、切込み4aの入っていないはみ出した状態の乾燥防止シート4の一端辺上部にある蓋体3には、上記タレ封入部Sが通過可能な凹部3aが設けられている。またさらに、乾燥防止シート4が封着されないように、少なくとも上記切込み4aを入れた箇所に封着部5を設け、該封着部5において上記容器本体2と蓋体3とが封着された構造となっている。
容器本体2、蓋体3並びに乾燥防止シート4の素材については、上記第一の実施形態と同様、特に限定するものではない。容器本体2と蓋体3とを封着する封着部5については、少なくとも乾燥防止シート4における切込み4aを入れた箇所に設けることを要する。かかる切込み4a箇所における封着部5は、乾燥防止シート4を引き抜く際の該乾燥防止シート4の切り離し機能を有することとなる。尚、図面では、かかる切込み4a箇所だけでなく、乾燥防止シート4が封着されないその他二箇所にも封着部5を設けた場合を例示している。
前記乾燥防止シート4は、容器本体2と蓋体3との隙間を通じて図4に示す矢印方向へ引き抜くことで、容器外部へ取り除かれることとなる。かかる乾燥防止シート4の取り除き過程については、上記第一の実施形態と同様である。ただし、第二の実施形態にかかる納豆容器1は、乾燥防止シート4の二端辺が容器本体2と蓋体3との隙間を通じて容器外部にはみ出した状態となっており、すなわち図面に示すように、該乾燥防止シート4を納豆容器1から二方向へ引き抜くことが可能となっている。乾燥防止シート4を切込み4aが入った一端辺から引き抜くと、該切込み4a箇所に設けた封着部5の切り離し機能が作用して、該乾燥防止シート4が徐々に切り離されて、該乾燥防止シート4の略中央に一体的に成形されているタレ封入部Sまで切り離されることにより、該タレ封入部Sに封入されている納豆Fのタレが納豆Fにかかることとなる。また、乾燥防止シート4を切込み4aが入っていない一端辺から引き抜くと、該乾燥防止シート4を切り離すことなくそのまま納豆容器1から引き抜くことができる。その際、該乾燥防止シート4に一体的に成形されているタレ封入部Sが、封着されたままの容器本体2と蓋体3との隙間を通過できるように、該蓋体3には凹部3aが設けられており、封入されたタレを納豆Fにかけることなく、乾燥防止シート4とともに難なく納豆容器1から引き抜くことが可能となっている。
尚、前記乾燥防止シート4における切込み4aの付け根部分からタレ封入部Sにかけて、簡易切離用筋4bを備える構成も考え得る。切込み4aによって左右二分割に離された乾燥防止シート4の一端辺を引っ張る際、左右の引っ張る力が異なった場合に、乾燥防止シート4がタレ封入部Sから逸れて切り離される可能性があるが、簡易切離用筋4bを備えた構成を採ることにより、該簡易切離用筋4bに沿って乾燥防止シート4が切り離されることとなって、確実にタレ封入部Sまで切り離すことが可能となる。
以上の通り、本発明の第二の実施形態にかかる納豆容器1によれば、必要に応じてタレを納豆Fにかけることが可能であり、タレ袋の一部を切り取って納豆Fにかける煩雑さを解消し、併せてタレ袋を開封する際に中身が飛散したり指先が汚れるといった問題を解消することもできる。また、乾燥防止シート4とタレ封入部Sは一体であるため、切り取り部分も生じないことから、開封後のタレ袋の処理も不要であって、大変に有益である。
図5は、本発明にかかる納豆容器1の第三の実施形態を示す斜視図である。すなわち該納豆容器1は、前記第一及び第二の実施形態と同様、納豆Fが充填される容器本体2と、開閉可能な蓋体3と、該容器本体2内部に充填された納豆Fの上面に敷設される乾燥防止シート4からなる。該乾燥防止シート4の略中央には、納豆Fのタレを封入するタレ封入部Sが一体的に成形されているとともに、該タレ封入部Sに隣接する位置には納豆Fの調味料を封入する調味料封入部Tが一体的に成形されている。また、該乾燥防止シート4は、その三端辺が上記容器本体2と蓋体3との隙間を通じて容器外部にはみ出した状態とされており、さらに、そのはみ出した状態の乾燥防止シート4の隣接する二端辺中央箇所には切込み4aが入れられている。そしてまた、切込み4aの入っていないはみ出した状態の乾燥防止シート4の一端辺上部にある蓋体3には、上記タレ封入部S並びに調味料封入部Tが通過可能な凹部3aが設けられているとともに、切込み4aの入っていないはみ出した状態の乾燥防止シート4の一端辺に隣接する一端辺上部にある蓋体3には上記調味料封入部Tが通過可能な凹部3aが設けられている。またさらに、乾燥防止シート4が封着されないように、少なくとも上記切込み4aを入れた箇所に封着部5を設け、該封着部5において上記容器本体2と蓋体3とが封着された構造となっている。
容器本体2、蓋体3並びに乾燥防止シート4の素材については、上記第一及び第二の実施形態と同様、特に限定するものではない。容器本体2と蓋体3とを封着する封着部5については、少なくとも乾燥防止シート4における切込み4aを入れた箇所に設けることを要する。かかる切込み4a箇所における封着部5は、乾燥防止シート4を引き抜く際の該乾燥防止シート4の切り離し機能を有することとなる。尚、図面では、かかる切込み4a箇所だけでなく、乾燥防止シート4が封着されないその他二箇所にも封着部5を設けた場合を例示している。
前記乾燥防止シート4は、容器本体2と蓋体3との隙間を通じて図5に示す矢印方向へ引き抜くことで、容器外部へ取り除かれることとなる。かかる乾燥防止シート4の取り除き過程については、上記第一の実施形態と同様である。ただし、第三の実施形態にかかる納豆容器1は、乾燥防止シート4の三端辺が容器本体2と蓋体3との隙間を通じて容器外部にはみ出した状態となっており、すなわち図面に示すように、該乾燥防止シート4を納豆容器1から三方向へ引き抜くことが可能となっている。乾燥防止シート4を切込み4aが入った二端辺のうちの一方から引き抜くと、該切込み4a箇所に設けた封着部5の切り離し機能が作用して、該乾燥防止シート4が徐々に切り離されて、該乾燥防止シート4の略中央に一体的に成形されているタレ封入部Sまで切り離されることにより、該タレ封入部Sに封入されている納豆Fのタレが納豆Fにかかるとともに、さらに引き抜くことで調味料封入部Tまで乾燥防止シート4が切り離されて、該調味料封入部Tに封入されているカラシ等の調味料が納豆Fにかかることとなる。また、乾燥防止シート4を切込み4aが入った二端辺のうちのもう一方から引き抜くと、同様に該切込み4a箇所に設けた封着部5の切り離し機能が作用して、該乾燥防止シート4が徐々に切り離されて、該乾燥防止シート4の略中央に一体的に成形されているタレ封入部Sまで切り離されることにより、該タレ封入部Sに封入されている納豆Fのタレが納豆Fにかかることとなる。その際、該乾燥防止シート4に一体的に成形されている調味料封入部Tが、封着されたままの容器本体2と蓋体3との隙間を通過できるように、該蓋体3には凹部3aが設けられており、封入された調味料を納豆Fにかけることなく乾燥防止シート4とともに難なく納豆容器1から引き抜くことが可能となっている。さらに、乾燥防止シート4を切込み4aが入っていない一端辺から引き抜くと、該乾燥防止シート4を切り離すことなくそのまま納豆容器1から引き抜くことができる。その際、該乾燥防止シート4に一体的に成形されているタレ封入部S並びに調味料封入部Tが、封着されたままの容器本体2と蓋体3との隙間を通過できるように、該蓋体3に凹部3aが設けられており、封入されたタレ並びに調味料を納豆Fにかけることなく、乾燥防止シート4とともに難なく納豆容器1から引き抜くことが可能となっている。
尚、上記同様、前記乾燥防止シート4における切込み4aの付け根部分からタレ封入部S及び調味料封入部Tにかけて、簡易切離用筋4bを備える構成も考え得る。切込み4aによって左右二分割に離された乾燥防止シート4の一端辺を引っ張る際、左右の引っ張る力が異なった場合に、乾燥防止シート4がタレ封入部Sや調味料封入部Tから逸れて切り離される可能性があるが、簡易切離用筋4bを備えた構成を採ることにより、該簡易切離用筋4bに沿って乾燥防止シート4が切り離されることとなって、確実にタレ封入部Sや調味料封入部Tまで切り離すことが可能となる。
以上の通り、本発明の第三の実施形態にかかる納豆容器1によれば、必要に応じてタレや調味料を納豆Fにかけることが可能であり、タレ袋・調味料袋の一部を切り取って納豆Fにかける煩雑さを解消し、併せてタレ袋・調味料袋を開封する際に中身が飛散したり指先が汚れるといった問題を解消することもできる。また、乾燥防止シート4とタレ封入部S・調味料封入部Tは一体であるため、切り取り部分も生じないことから、開封後のタレ袋・調味料袋の処理も不要であって、大変に有益である。
1 納豆容器
2 容器本体
3 蓋体
3a 凹部
4 乾燥防止シート
4a 切込み
4b 簡易切離用筋
5 封着部
F 納豆
H 手
S タレ封入部
T 調味料封入部
2 容器本体
3 蓋体
3a 凹部
4 乾燥防止シート
4a 切込み
4b 簡易切離用筋
5 封着部
F 納豆
H 手
S タレ封入部
T 調味料封入部
Claims (5)
- 納豆が充填される容器本体と、開閉可能な蓋体と、該容器本体内部に充填された納豆の上面に敷設される乾燥防止シートからなり、該乾燥防止シートの一端辺が上記容器本体と蓋体との隙間を通じて容器外部にはみ出した状態とされ、かつ、乾燥防止シートが封着されないように上記容器本体と蓋体とを封着することで、蓋体を開けることなく上記乾燥防止シートを容器外へ取り出し可能としたことを特徴とする納豆容器。
- 納豆が充填される容器本体と、開閉可能な蓋体と、該容器本体内部に充填された納豆の上面に敷設される乾燥防止シートからなり、該乾燥防止シートの略中央には納豆のタレを封入するタレ封入部が一体的に成形され、また、該乾燥防止シートの二端辺が上記容器本体と蓋体との隙間を通じて容器外部にはみ出した状態とされ、さらに、そのはみ出した状態の乾燥防止シートの一端辺中央箇所には切込みが入れられ、そしてまた、切込みの入っていないはみ出した状態の乾燥防止シートの一端辺上部にある蓋体には上記タレ封入部が通過可能な凹部が設けられ、かつ、乾燥防止シートが封着されないように少なくとも上記切込みを入れた箇所で上記容器本体と蓋体とを封着することで、蓋体を開けることなく上記乾燥防止シートを容器外へ取り出し及び必要に応じて納豆のタレを注入可能としたことを特徴とする納豆容器。
- 納豆が充填される容器本体と、開閉可能な蓋体と、該容器本体内部に充填された納豆の上面に敷設される乾燥防止シートからなり、該乾燥防止シートの略中央には納豆のタレを封入するタレ封入部が一体的に成形されるとともに該タレ封入部に隣接する位置には納豆の調味料を封入する調味料封入部が一体的に成形され、また、該乾燥防止シートの三端辺が上記容器本体と蓋体との隙間を通じて容器外部にはみ出した状態とされ、さらに、そのはみ出した状態の乾燥防止シートの隣接する二端辺中央箇所には切込みが入れられ、そしてまた、切込みの入っていないはみ出した状態の乾燥防止シートの一端辺上部にある蓋体には上記タレ封入部並びに調味料封入部が通過可能な凹部が設けられ、さらにまた、切込みの入っていないはみ出した状態の乾燥防止シートの一端辺に隣接する一端辺上部にある蓋体には上記調味料封入部が通過可能な凹部が設けられ、かつ、乾燥防止シートが封着されないように少なくとも上記切込みを入れた箇所で上記容器本体と蓋体とを封着することで、蓋体を開けることなく上記乾燥防止シートを容器外へ取り出し及び必要に応じて納豆のタレ並びに調味料を注入可能としたことを特徴とする納豆容器。
- 前記乾燥防止シートにおいて、切込みの付け根部分からタレ封入部まで簡易切離用筋が備えられていること特徴とする請求項2または請求項3に記載の納豆容器。
- 前記乾燥防止シートにおいて、切込みの付け根部分からタレ封入部及び調味料封入部まで簡易切離用筋が備えられていること特徴とする請求項3に記載の納豆容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005182195A JP2007001601A (ja) | 2005-06-22 | 2005-06-22 | 納豆容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005182195A JP2007001601A (ja) | 2005-06-22 | 2005-06-22 | 納豆容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007001601A true JP2007001601A (ja) | 2007-01-11 |
Family
ID=37687555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005182195A Pending JP2007001601A (ja) | 2005-06-22 | 2005-06-22 | 納豆容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007001601A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7076609B1 (ja) | 2021-03-03 | 2022-05-27 | 大也 渡辺 | 手を汚すことなくフィルムを除去できる納豆容器 |
JP7316425B1 (ja) | 2022-08-16 | 2023-07-27 | 大也 渡辺 | 手やゴミ箱を汚すことなくカバーシートを除去できる納豆容器 |
-
2005
- 2005-06-22 JP JP2005182195A patent/JP2007001601A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7076609B1 (ja) | 2021-03-03 | 2022-05-27 | 大也 渡辺 | 手を汚すことなくフィルムを除去できる納豆容器 |
JP2022135823A (ja) * | 2021-03-03 | 2022-09-15 | 大也 渡辺 | 手を汚すことなくフィルムを除去できる納豆容器 |
JP7316425B1 (ja) | 2022-08-16 | 2023-07-27 | 大也 渡辺 | 手やゴミ箱を汚すことなくカバーシートを除去できる納豆容器 |
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