JP2009001308A - シール袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】廃棄に際し、指や他の物へ汚れが付着しないシール袋を提供する。
【解決手段】合成樹脂フィルムを材料とし、側シール部1及び底シール部2でフィルムを貼り合わせて製袋し、内容物の収納空間3を形成したシール袋において、前記底シール部2に、一側縁から他側へ向けて途中まで下端縁に並行する切目線6を入れ、切目線6の下方に外端部を除いてフィルムを分離させた締帯7を形成し、側シール部1に、巻込時の折曲位置を定め、その位置で折れ曲がり易くする折曲誘導部9を、上下方向に間隔をあけて2個以上設ける。上部の開口部から内容物を取り出した後、折曲誘導部9の位置で巻き込むように折り曲げて開口部を覆い隠しつつ、切目線6を切断して、輪状となった締帯7に巻き込んだ袋本体を通し、締帯7により巻込状態を保持して廃棄する。
【選択図】図1
【解決手段】合成樹脂フィルムを材料とし、側シール部1及び底シール部2でフィルムを貼り合わせて製袋し、内容物の収納空間3を形成したシール袋において、前記底シール部2に、一側縁から他側へ向けて途中まで下端縁に並行する切目線6を入れ、切目線6の下方に外端部を除いてフィルムを分離させた締帯7を形成し、側シール部1に、巻込時の折曲位置を定め、その位置で折れ曲がり易くする折曲誘導部9を、上下方向に間隔をあけて2個以上設ける。上部の開口部から内容物を取り出した後、折曲誘導部9の位置で巻き込むように折り曲げて開口部を覆い隠しつつ、切目線6を切断して、輪状となった締帯7に巻き込んだ袋本体を通し、締帯7により巻込状態を保持して廃棄する。
【選択図】図1
Description
この発明は、食品や洗剤等の包装に使用される合成樹脂フィルム製のシール袋に関するものである。
一般に、菓子等の食品や、液状洗剤等の包装には、図8に示すように、合成樹脂フィルムを材料とし、側シール部51及び底シール部52で熱融着によりフィルムを貼り合わせて製袋し、形成された収納空間53に内容物を充填して、上シール部54で封緘したシール袋が使用されている。
このシール袋から内容物を取り出す際には、側シール部51の上部に設けられた開封切込55からフィルムを切断して、図9に示すように、収納空間53を開口させ、その開口部56から内容物を取り出す。
また、下記特許文献1には、図10に示すように、上部で開口した合成樹脂フィルム製の包装袋57において、一側縁から他側へ向けて途中まで上端縁に並行するミシン目状の切目線58を入れ、切目線58の上方に締帯59を形成し、図11に示すように、切目線58を切断して、締帯59により開口部60に臨む首部61を縛り、開口部60を閉じるようにしたものが記載されている。
しかしながら、上記のようなシール袋では、内容物を取り出した後、廃棄する際、開口部が汚れているため、指やごみ箱に汚れが付着して、不潔に感じられることがある。
また、このようなシール袋に特許文献1に記載の構成を適用しても、締帯で首部を縛った状態で、開口部が覆い隠されることがないため、開口部周辺が汚れていれば、同様の問題が生じる。
そこで、この発明は、廃棄に際し、指や他の物へ汚れが付着しないシール袋を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、この発明は、合成樹脂フィルムを材料とし、側シール部及び底シール部でフィルムを貼り合わせて製袋し、内容物の収納空間を形成したシール袋において、前記底シール部に、一側縁から他側へ向けて途中まで下端縁に並行する切目線を入れ、切目線の下方に外端部を除いてフィルムを分離させた締帯を形成し、側シール部に、巻込時の折曲位置を定め、その位置で折れ曲がり易くする折曲誘導部を、上下方向に間隔をあけて2個以上設けたのである。
このシール袋では、上部を開口させ、その開口部から内容物を取り出した後、折曲誘導部の位置で巻き込むように折り曲げて開口部を覆い隠しつつ、切目線を切断して、輪状となった締帯に巻き込んだ袋本体を通し、締帯により巻込状態を保持して廃棄すると、開口部の周辺の汚れが指や他の物に付着することを防止することができる。
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、この発明の第1実施形態に係るシール袋は、スタンディングパウチと呼ばれる自立式のものである。
このシール袋の製袋に際しては、前後のフィルムの下部間に底襠用のフィルムを二つ折りにして挟み込み、両側縁に沿った側シール部1でこれらフィルムを熱融着により貼り合せると共に、底部分の両側が高くなる底シール部2で前後のフィルムと底襠用のフィルムとを熱融着により貼り合わせて製袋し、内容物の収納空間3を形成する。
そして、収納空間3に液状洗剤等の内容物を充填し、上端縁に沿った上シール部4で前後のフィルムを熱融着により貼り合わせて封緘する。
このシール袋において、側シール部1の下端部には、接合シール部5が設けられ、一方の接合シール部5の部分で一側縁から他側へ向けて途中までミシン目状の切目線6が入れられて、その下方に締帯7が形成されている。
締帯7を含む底シール部2において、底襠用のフィルムの外面同士は、接合シール部5では貼り合わされ、他の部分では、貼り合わされることなく、前後のフィルムが分離した状態となっている。
各側シール部1の上部には、その位置でフィルムを切断すると、収納空間3が開口する開封切込8が設けられている。開封切込8は、フィルムを谷部がV字状となるように切り欠いたものとされ、収納空間3に達しないようになっている。
また、各シール部1の中間部には、巻込時の折曲位置を定め、その位置で折れ曲がり易くする折曲誘導部9が上下方向に間隔をあけて2個設けられている。折曲誘導部は、フィルムを半円状に切り欠いたものとされ、収納空間3に達しないようになっている。
ここで、図2に示すように、接合シール部5と切目線6の内端との間隔で示される締帯7の長さaは、切目線6と下方の折曲誘導部9との間隔b以上とし、間隔bは、上下の折曲誘導部9の間隔c以上とし、間隔cは、上方の折曲誘導部9と開封切込8との間隔dより大きく設定すると、後述する巻込や縛りが容易になる。
いま、図3に示すように、上記のようなシール袋を、開封切込8からの切断により開封して、開口部10から内容物を取り出した後、廃棄する際には、折曲誘導部9の位置で巻き込むように折り曲げる。
このとき、側シール部1は、折曲誘導部9により曲げ剛性が弱められているので、折曲誘導部9の位置で袋を容易に折り曲げて、巻き込むことができ、また、開口部10の周辺に手を触れる必要がないので、手が汚れることもない。
そして、切目線6を切断すると、締帯7は、収納空間3を有する袋本体11に基端が繋がった輪状となるので、図4に示すように、巻き込んだ袋本体11を撓ませつつ、締帯7に挿通することができる。
この状態では、締帯7により袋本体11が巻込状態に保持されて、開口部10が覆い隠されるので、ごみ袋やごみ箱に投入する際、開口部10の周辺の汚れが指や他の物に付着することを防止することができ、嵩張ることもない。
上記のような構成は、図5乃至図7に示す第2実施形態のように、四方シール袋や三方シール袋においても適用できる。なお、ここでは、上記第1実施形態と異なる部分についてのみ言及する。
図5に示すシール袋は、四方シール袋であり、底襠用のフィルムがなく、底シール部2において、前後のフィルムが熱融着により直接貼り合わされて製袋され、締帯7の部分では、外端部を除き、前後のフィルムが貼り合わされず、分離した状態となっている。
このようなシール袋においても、開封後の廃棄に際し、図6に示すように、折曲誘導部9の位置で巻き込むように折り曲げて、切目線6を切断し、図7に示すように、輪状となった締帯7に巻き込んだ袋本体11を通し、締帯7により巻込状態を保持して廃棄すると、開口部10の周辺の汚れが他の物に付着することを防止することができる。
なお、三方シール袋の場合は、前後のフィルムが一側で折り返されて連続し、側シール部1が片方のみとなる。
ところで、上記各実施形態では、各側シール部1に折曲誘導部9が上下に並んで2個存在するものを例示したが、3個以上の折曲誘導部9を設け、多重に折り重ねて巻き込むようにしてもよい。
また、折曲誘導部9は、半円状の切欠としたが、フィルムの表層に切目線を入れたものや、ミシン目状に切目線を入れたものとしてもよく、この場合、不意の破袋を防止するため、折曲誘導部9の部分で側シール部1が収納空間3へ迫り出すようにしてもよい。
そのほか、切目線6は、フィルムの表裏に貫通する切目が断続したミシン目状のものでなく、フィルムの表層に連続的に切目線を入れたものとしてもよい。
シール袋の材料となるフィルムは、合成樹脂だけからなるものでなく、アルミ箔や不織布に合成樹脂がラミネートされた積層構造のものとしてもよい。
1 側シール部
2 底シール部
3 収納空間
4 上シール部
5 接合シール部
6 切目線
7 締帯
8 開封切込
9 折曲誘導部
10 開口部
11 袋本体
2 底シール部
3 収納空間
4 上シール部
5 接合シール部
6 切目線
7 締帯
8 開封切込
9 折曲誘導部
10 開口部
11 袋本体
Claims (1)
- 合成樹脂フィルムを材料とし、側シール部(1)及び底シール部(2)でフィルムを貼り合わせて製袋し、内容物の収納空間(3)を形成したシール袋において、前記底シール部(2)に、一側縁から他側へ向けて途中まで下端縁に並行する切目線(6)を入れ、切目線(6)の下方に外端部を除いてフィルムを分離させた締帯(7)を形成し、側シール部(1)に、巻込時の折曲位置を定め、その位置で折れ曲がり易くする折曲誘導部(9)を、上下方向に間隔をあけて2個以上設けたことを特徴とするシール袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007164862A JP2009001308A (ja) | 2007-06-22 | 2007-06-22 | シール袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007164862A JP2009001308A (ja) | 2007-06-22 | 2007-06-22 | シール袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009001308A true JP2009001308A (ja) | 2009-01-08 |
Family
ID=40318153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007164862A Pending JP2009001308A (ja) | 2007-06-22 | 2007-06-22 | シール袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009001308A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019064676A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | 大日本印刷株式会社 | パウチ及び詰替作業補助包材 |
-
2007
- 2007-06-22 JP JP2007164862A patent/JP2009001308A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019064676A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | 大日本印刷株式会社 | パウチ及び詰替作業補助包材 |
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