JP3725780B2 - 紙製食品包装用容器 - Google Patents
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Description
【0001】
この発明は、例えば、持ち帰り食品や冷凍食品の包装に好適な紙製食品包装用容器に関し、詳述すると、親子丼や牛丼等の丼をはじめ、焼きそば、たこやき等の液汁が出る食品や液体調味料が塗られた食品を包装する際に好適に用いられる紙製食品包装用容器に関する。
【従来の技術】
【0002】
従来、催し物会場や野球場あるいは店内や店外に設置された弁当売場において、この種の食品を包装する容器としてトレー状のプラスチック製包装用容器が一般に用いられている。このようなプラスチック製容器を用いて食品を販売する場合には、食品を衛生的に保つためや食品の鮮度を保持するために、容器本体に蓋体を被せて密封し、あるいは更に密封度を高めるためにこれをラップで覆い、この状態で陳列されて販売されている。この容器によれば、容器本体に蓋体が被せられているので、食品を容器内に入れたままで電子レンジ等で温め直すことができるという利点がある。
【0003】
このようなプラスチック製容器において、蓋体としては、その周縁部に内面側に開口した凹部が全周に亘って設けられたプラスチック製のものが用いられており、凹部内に容器本体の上縁部を嵌合させることにより、蓋体の閉蓋状態が保持されるようになっている。この蓋体はプラスチック製であることから、凹部は該蓋体の周縁部をプレス成形することによりこれを容易に設けることができる。
【0004】
ところで、このようなプラスチック製容器が好んで用いられている所以は、軽量であること、十分な保形性を備えていること、食品の表面に塗られたソースや醤油等の液体調味料、あるいは食品から浸み出た液汁や煮込み食品の液汁等が容器に浸み込まないものであること等の利点を有しているところにある。
【0005】
しかしながら、このようなプラスチック製容器は、廃棄処理上いささか問題が多いものである。すなわち、プラスチックは自然分解することのできないものであるから、これを廃棄処理するに当たっては、焼却せざるを得ないのであるが、その焼却時に、人体に悪影響を及ぼす有害なガスが発生したり、焼却時に発生する極めて大きな燃焼熱により焼却炉の寿命が縮められたりするという問題が生じる。
【0006】
そこで、最近では、このようなプラスチック製容器の代替品として、容器本体と蓋体とがともに紙から製作されたトレー状の紙製容器が用いられてきている。この紙製の容器によれば、これを廃棄処理するに当たって、上記した問題は発生することはないが、これに食品を包装するに当たっては、液体調味料や液汁が容器に浸み込んで容器内面が汚れるという問題が発生する。このように内面が汚れた容器は、これを紙として再生することが困難になる。そこで、液体調味料や液汁の浸み込みを防止するために、片面に合成樹脂製フィルム等の耐水性や耐油性に富んだフィルムが積層された紙を用い、これをフィルムが内面になるように組立製作した紙製容器が提案されている。
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、このような紙製容器において蓋体の閉蓋状態を保持する場合には、次のような難点があった、すなわち、蓋体がプラスチック製である場合には、この蓋体の周縁部に閉蓋状態を保持するための凹部をプレス成形によって容易に設けることができるが、蓋体が紙製である場合には、このような凹部を設けると組立作業が困難になり製造コストが高く付いてしまう。このため、蓋体の閉蓋状態を保持する場合には、輪ゴムや粘着テープ等の止着部材が用いられていた。このため、販売者は、蓋体を容器本体に被せた後で更に止着部材の装着作業を行う必要があり、蓋体の閉蓋作業が面倒であった。一方、購入者においては食事が終わった後でこの止着部材についても分別して廃棄する必要があり、煩わしい分別作業が強いられていた。
【0008】
この発明は、上記のような技術背景に鑑みてなされたもので、その目的は、必ずしも輪ゴムや粘着テープ等の止着部材を使用しなくても、蓋体の閉蓋状態を保持することのできる紙製食品包装用容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係る紙製食品包装用容器は、底壁の周縁に外方側に傾斜した複数個の側壁が立ち上がり状に設けられた容器本体と、天壁の周縁に複数個の側壁が垂れ下がり状に設けられ且つ容器本体とは別体の蓋体と、を備えるとともに、少なくとも容器本体の内面に、耐水性又は耐油性に富んだ、食品との接触による汚れを防止する汚れ防止用フィルムが積層されて剥離可能な接着剤によって貼着された紙製食品包装用容器であって、蓋体の複数個の側壁のうち少なくとも一対の対向側壁の内面下部に、その各側壁の下縁に折目を介して連設された折返し片が折り返されて重合されるとともに、容器本体の各側壁の上縁に折目を介して連設された蓋受け片が、外方突出状に折り返され、蓋体の閉蓋操作により、各蓋受け片の上面に蓋体の対応側壁の内面が重合されるとともに、この重合状態のもとで、各折返し片の上縁が対応蓋受け片の先端縁に係止されることにより、蓋体の閉蓋状態が保持されるものとなされており、容器本体の複数個の側壁において、隣接する側壁同士が、両側壁の側縁間に介在された二つ折り状の連結片がその折半部の内面同士が貼着されることなく両側壁のうち一方の側壁の外面に重合貼着されることにより、連結されており、前記連結片の内面に積層された前記汚れ防止用フィルムの連結片対応部位は、連結片の内面に積層された状態で該連結片と共に二つ折り状に折り曲げられており、前記一方の側壁が具備する蓋受け片の側縁に延設された爪片が、他方の側壁の側縁の上端部に係止されていることを特徴としている。
【0010】
請求項2では、上記請求項1記載の紙製食品包装用容器において、蓋体の複数個の側壁は、外方側に傾斜したものである構成を採用した。
【0011】
請求項3では、上記請求項1又は2記載の紙製食品包装用容器において、容器本体の複数個の側壁のうち少なくとも一つの側壁の各側端部に、上端が上縁に位置され側縁側に傾斜して延びた斜状折目が設けられ、該側壁を両斜状折目から折り曲げることにより両斜状折目間の部位を外方側に突出させ得るものとなされている構成を採用した。
【発明の実施の形態】
【0012】
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。なお、この発明に係る容器の前後方向は相対的なものであり、この実施形態では、説明の便宜上、容器本体の複数個の側壁のうち、蓋体の折返し片が係止される蓋受け片を具備する一対の対向側壁を、左側壁及び右側壁として説明している。
【0013】
図1及び図2に示すように、この実施形態の紙製食品包装用容器(A)は、その内部に食品として親子丼を入れてこれを包装するために用いられるものであって、紙製容器本体(10)と、該容器本体とは別体の紙製蓋体(30)と、を備えている。
【0014】
容器本体(10)及び蓋体(30)はともに、素材として腰のある長尺広幅の紙製段ボール(例えば厚さ0.7〜1.5mm)を用い、これをプレス打ち抜き装置で所定形状に打ち抜くことにより得られたいわゆるブランクと呼ばれる一枚の容器本体組立用素片から組立製作されたものである。
【0015】
図8には、容器本体(10)を内面側から見た展開図が示されている。この容器本体(10)の内面には、食品との接触による汚れを防止する一枚の汚れ防止用フィルム(F1)が全面に亘って積層されている。
【0016】
この汚れ防止用フィルム(F1)は、耐水性及び耐油性に富んだ無色透明なプラスチックフィルム(例えば厚さ40〜100μmのPET樹脂製フィルム)からなるものであって、容器本体組立用素片と同形同寸に形成されており、したがって容器本体(10)を構成する全ての構成壁に対応する部位を備えている。そして、この汚れ防止用フィルム(F1)の各部位が容器本体(10)の対応構成壁の内面に積層されて剥離可能な接着剤によって部分的に貼着されている。
【0017】
而して、この汚れ防止用フィルム(F1)は、次のようにして容器本体(10)の内面に積層されたものである。すなわち、上述した容器本体組立用素片の打ち抜き工程の際に、段ボール素材の容器本体の内面となる側の面の所定箇所に剥離可能な接着剤を塗り付け、次いでこの面に長尺広幅のフィルム素材を積層して当該フィルムを貼着した後、積層状態のままでプレス打ち抜き装置により容器本体組立用素材と一緒に打ち抜かれることにより、容器本体組立用素片の内面全面に積層されたものである。そして、この積層状態のままで容器本体組立用素片を容器本体形状に組み立てることにより、フィルム(F1)の各部位が容器本体(10)の対応構成壁の内面に積層されたものである。
【0018】
一方、図9には、蓋体(30)を内面側から見た展開図が示されている。この蓋体(30)の内面には、同じく食品との接触による汚れを防止する一枚の汚れ防止用フィルム(F2)が積層されている。
【0019】
この汚れ防止用フィルム(F2)は、僅かに吸水性を有し且つ耐水性及び耐油性に富んだ一枚の薄紙(例えば厚さ40〜80μm)からなり、この薄紙として、例えば三島製紙株式会社製の食品包装紙「MOB」が用いられている。このフィルム(F2)は、蓋体(30)の後記する天壁(31)に対応する部位と、後記する前側壁(32)に対応する部位と、後記する後側壁(32)に対応する部位と、を備えている。そして、このフィルム(F1)の各部位が容器本体(10)の対応構成壁の内面に積層されて剥離可能な接着剤によって部分的に貼着されている。
【0020】
図8及び図9において、(T)は、容器本体用の汚れ防止用フィルム(F1)及び蓋体用の汚れ防止用フィルム(F2)の貼着部を示しており、各貼着部はいずれも線状になっている。これらの図から分かるように、これらフィルム(F1)(F2)の貼着箇所は点在している。而して、これらフィルム(F1)(F2)を貼着した剥離可能な接着剤としては、被接着物を容易に剥ぎ取ることのできるいわゆる軽剥離接着剤と呼ばれる剥離性接着剤が用いられており、これを具体的に言うと、東立化成工業株式会社製のエマルジョン型接着剤「TX−1286」が用いられている。
【0021】
まず、容器本体(10)の構成について説明する。
【0022】
容器本体(10)は、図8に示すように、方形状の底壁(11)を備えており、この実施形態では該底壁(11)は正方形状のものである。そして、この底壁(11)の周縁に、折目(21)(21)(21)(21)を介して、外方側に傾斜した前後左右の四側壁(12)(12)(13)(13)が立ち上がり状に設けられている。さらに、これら四側壁(12)(12)(13)(13)において、周方向に隣接する側壁(12)(13)の側縁間には、二つ折り状の連結片(15)が介在されている。
【0023】
この連結片(15)は、隣接する各側壁(12)(13)の側縁に折目(22)(22)を介して連設され且つ互いに折半用折目(23)を介して連設された一対の三角形状の折半部(15a)(15b)からなる。そして、この連結片(15)が折半部(15a)(15b)の内面同士が貼着されることなく前記折半用折目(23)から二つ折り状に折り曲げられ、この状態で、前側壁(12)の側端部の外面及び後側壁(12)の側端部の外面に重合されて貼着されており、これにより、隣接する側壁(12)(13)同士が連結されて上述した立ち上がり状に保持されている。一方、この各連結片(15)の内面に積層されている汚れ防止用フィルム(F1)の連結片対応部位は、上述した剥離可能な接着剤によって部分的に貼着されており且つこの積層状態のままで該連結片(15)と共に折半用折目(23)から二つ折り状に折り曲げられており、これにより汚れ防止用フィルム(F1)の連結片対応部位が連結片(15)間に折り込まれた状態になっている。
【0024】
前側壁(12)、後側壁(12)、左側壁(13)及び右側壁(13)の上縁には、それぞれ、折目(24)(24)(24)(24)を介して前蓋受け片(16)、後蓋受け片(16)、左蓋受け片(17)及び右蓋受け片(17)が一体に連設されている。そして、これら蓋受け片(16)(16)(17)(17)が図1に示すようにいずれも前記折目(24)から外方突出状に折り曲げられている。なお、これら蓋受け片(16)(16)(17)(17)は、蓋体(30)を閉じた状態では、図3及び図4に示すように、蓋体(30)の後記する対応側壁(32)(32)(33)(33)の内面に重合されて下方突出状になる。
【0025】
これら4個の蓋受け片(16)(16)(17)(17)において、左右各側壁(13)(13)の上縁に連設された左右各蓋受け片(17)の突出方向の長さは、前後各側壁(12)(12)の上縁に連設された前後各蓋受け片(16)のそれよりも小寸に設定されており、且つ、蓋体(30)に備えられた後記する左右各側壁(33)の垂れ下がり方向の長さに対して約半分の寸法に設定されている。
【0026】
また、前後各蓋受け片(16)の各側縁には、図4に示すように爪片(16a)が延設されている。そして、この爪片(16a)が左右各側壁(13)の側縁の上端部に係止されており、これにより前後各側壁(12)の内方側への動きが規制されており、前後各側壁(12)が元の姿勢である外方側に傾斜した姿勢から直立姿勢へと更には内方側に傾斜した姿勢へと動いてしまう不具合が発生しないものとなされている。
【0027】
また、図1に示すように、前蓋受け片(16)の先端部の中央やや右寄りの位置には、円弧状の摘み片(18)が突出して一体に設けられており、更に該摘み片(18)との連結部に円弧状に並んだ複数個の破断用切目(28)及び破断用連結部(27)が設けられている。なお、この破断用切目(28)は、前蓋受け片(16)のみを貫通して設けられフィルム(F1)には貫通して設けられてはいない。
【0028】
また、前側壁(12)の各側端部には、図8に示すように、該前側壁(12)の上縁に上端が位置され且つ側縁側に傾斜して下隅部に向かって延びた斜状折目(25)が設されている。更に、前蓋受け片(16)の各側端部には、前記斜状折目(25)の上端を基端とし且つ側縁側に傾斜して延びた斜状折目(26)が設けられている。後側壁(12)及び後蓋受け片(16)についてもこれと同様にそれぞれ斜状折目(25)(26)が設けられている。
【0029】
次に、蓋体(30)の構成について説明する。
【0030】
この蓋体(30)は、図9に示すように、方形状の天壁(31)を備えており、この実施形態では該天壁(31)は正方形状のものである。そして、この天壁(31)の周縁に、折目(41)(41)(41)(41)を介して、外方側に傾斜した前後左右の四側壁(32)(32)(33)(33)が垂れ下がり状に設けられている。さらに、これら四側壁(32)(32)(33)(33)において、周方向に隣接する側壁(32)(33)の側縁間には、二つ折り状の連結片(35)が介在されている。
【0031】
この連結片(35)は、上述した容器本体(10)の連結片(15)と同じ構成のものであり、その構成を簡単に説明すると、連結片(35)が折半用折目から二つ折り状に折り曲げられた状態で左側壁(33)の側端部の外面及び右側壁(33)の側端部の外面に重合されて貼着されており、これにより、隣接する側壁(32)(33)同士が連結されて上述した垂れ下がり状に保持されている。
【0032】
さらに、この蓋体(30)の左側壁(33)及び右側壁(33)の下縁には、それぞれ、折目(41)(41)を介して左折返し片(34)及び右折返し片(34)が一体に連設されている。そして、各折返し片(34)が前記折目(41)から折り返されて側壁(33)の内面下部にのみ重合されて貼着されている。
【0033】
以上の構成の容器(A)において、容器本体(10)内に食品を入れる箱詰め作業を行う場合には、容器本体(10)の各側壁(12)(12)(13)(13)は上述したように外方側に傾斜しているから、多数個の容器本体(10)を積み重ねた状態で箱詰め作業を行うことができ、箱詰め作業スペースを有効に活用することができる。
【0034】
また、この容器(A)において、蓋体(30)の閉蓋操作は次のように行われる。すなわち、食品が入った容器本体(10)に蓋体(30)を被せてこれを容器本体(10)側に若干強く押す。これにより、各蓋受け片(16)(16)(17)(17)が蓋体(30)の対応側壁(32)(32)(33)(33)の内面で押されて下方突出状に強制的に折り曲げられる一方、蓋体(30)の各側壁(32)(32)(33)(33)が対応蓋受け片(16)(16)(17)(17)の上面(表面)を滑りながら下方へと移動していく。そして、蓋体(30)の各折返し片(34)の上縁が対応蓋受け片(17)の先端縁の位置を越えたとき、該対応蓋受け片(17)が自己の弾性反発力で外方側に移動し、これにより各折返し片(34)の上縁が対応蓋受け片(17)の先端縁に係止され、もって蓋体(30)が外れないようロックされて閉蓋状態に保持されるようになる(図3(b)参照)。
【0035】
この蓋体(30)の閉蓋状態において、図3(a)及び(b)に示すように、各蓋受け片(16)(16)(17)(17)の上面には蓋体(30)の対応側壁(32)(32)(33)(33)の内面がぴったりと重合されており、このため容器(A)の密封度が高くなっている。そして、このように密封度が高くなっている状態で、蓋体(30)の閉蓋状態が保持されているから、電子レンジ等で食品を温め直す際に、この状態のままでも効率良く温め直しを行うことができる。更に、この容器(A)によれば、輪ゴムや粘着テープ等の止着部材を使用しなくても蓋体(30)の閉蓋状態を保持することができるから、販売時に使用される部材点数を少なくし得てゴミの総量を減らすことができる。更には、これを購入者に手渡すときや持ち運びの際に蓋体(30)が不本意に外れる不具合も生じない。
【0036】
一方、蓋体(30)を開ける場合には、図6に示すように、指を蓋体(30)の右側壁(33)の下縁又は左側壁(33)の下縁に掛けて該側壁を外側に開く。この側壁の開き動作により、折返し片(34)の上縁が対応蓋受け片(17)の先端縁から外され、もって蓋体(30)のロックが解除されて該蓋体(30)を開けることが可能になる。而して、この蓋体(30)の開蓋操作を行うに際して、容器本体(10)の側壁(12)は外方側に傾斜したものであるから、該側壁(12)と蓋体(30)の側壁(33)との間には隙間(S)が形成され、このため容器本体(30)の側壁(12)外面に干渉されることなく指を蓋体(30)の側壁(33)の下縁に掛けることができ、蓋体(30)の開蓋操作を容易に行うことができる。しかも、この実施形態では、更に蓋体(30)の側壁(33)についても外方側に傾斜しているから、容器本体(10)の側壁(12)と蓋体(30)の側壁(33)との間には極めて大きな隙間(S)が形成されており、このため指の掛け操作を更に容易に行うことができ、したがって蓋体(30)の開蓋操作をより一層容易に行うことができるものとなっている。
【0037】
また、容器本体(10)内に残った液汁や食品を飲食する場合には、一般に、容器本体(10)の開口周縁のコーナ部に口を付け、この状態で飲食することが行われる。しかしながら、容器本体(10)の開口周縁のコーナ部に口をぴったりと付けることは困難であり、このため飲食の際に液汁や食品がこぼれてしまう恐れがあるし、更にこの場合には、液汁や液体調味料が二つ折り状の連結片(15)内に浸入して該連結片(15)の上縁開口から漏出するという問題が発生する。そこで、この容器(A)では、かかる問題を解決するため、図5に示すように、容器本体(10)の前蓋受け片(16)又は後蓋受け片(16)を折り曲げて側壁(12)の外面に重合させ、この重合状態で側壁(12)を両斜状折目(25)(25)から折り曲げて該両斜状折目(25)(25)間の部位を外方側に突出させる。こうすることにより、飲食の際に側壁(12)の両斜状折目(25)(25)間の部位の上縁に口をぴったりと付けることができ、もって容器本体(10)内に残った液汁や食品をこぼすことなく飲食することができるようになる。
【0038】
さらに、この容器(A)においては、容器本体(10)の内面に汚れ防止用フィルム(F1)が全面に亘って積層されているので、液汁の出る食品や液体調味料が塗られた食品を容器本体(10)内に入れた場合であっても、容器本体に液汁や液体調味料が浸み込んで内面が汚れるという不具合が生じない。しかも、連結片(15)の内面にもフィルム(F1)の連結片対応部位が積層されているので、もし仮に、二つ折り状の連結片(15)間に液汁や液体調味料が浸入したとしても、この浸入に伴う連結片(15)内面の汚れを防止することができる。更に、蓋体(30)の天壁(31)及び前後両側壁(32)(32)の内面にも汚れ防止用フィルム(F2)が積層されているので、食品を容器本体(10)内に入れた後で蓋体(30)を閉じた場合であっても、蓋体(30)の内面が汚れる不具合が発生しない。したがって、この容器(A)によれば、容器使用後に購入者が汚れ防止用フィルム(F1)(F2)を引き剥がして分離することにより、容器(A)を綺麗な状態で再生に供することができる。
【0039】
容器使用後において、容器本体(10)の内面からフィルム(F1)を引き剥がして分離する場合には、図7に示すように、容器本体(10)の摘み片(18)を摘んで破断用連結部(27)を破断して引きちぎり、ここからフィルム(F1)を引き剥がせば良い。
【0040】
このフィルム(F1)の引き剥がし操作を行うに際して、フィルム(F1)の連結片対応部位は、二つ折り状の連結片(15)間に介在されているから、一般に、フィルム(F1)を引き剥がす途中で、該フィルム(F1)が連結片対応部位にて破れる恐れがある。しかしながら、この実施形態の容器(A)では、上述したようにフィルム(F1)の連結片対応部位は連結片(15)の内面に部分的にしか貼着されていないので、このような問題は発生せず、したがってフィルム(F1)の連結片対応部位を連結片(15)内面から破れることなく引き剥がすことができる。なお、図7に示すように、フィルム(F1)の引き剥がし操作は、連結片(15)を側壁(12)外面から強制的に引き剥がした後で行っても良い。この場合には、二つ折り状の連結片(15)は、側壁(12)外面から引き剥がされることで容器本体(10)が解体されるとともに自己の弾性反発力により僅かに開いた状態になるので、連結片(15)に干渉されることなくフィルム(F1)を更に容易に引き剥がすことができるようになる。また、フィルム(F1)の引き剥がし操作は、図示していないが、該フィルム(F1)の任意の非貼着部をめくって摘み、ここから引き剥がし操作を行っても良いことはもちろんである。
【0041】
一方、蓋体(30)の内面からフィルム(F2)を引き剥がして分離する場合には、上述した容器本体(10)のフィルム引き剥がし操作の基本操作と同様の操作を行えば良い。すなわち、蓋体(30)の摘み片(38)を摘んで破断用連結部(47)を破断して引きちぎり、ここからフィルム(F2)を引き剥がせば良い。
【0042】
この容器(A)によれば、フィルム(F1)(F2)はいずれも剥離可能な接着剤によって貼着されているので、フィルム(F1)(F2)を引き剥がす途中で、該フィルム(F1)(F2)が貼着部にて破れてその一部が内面に残ってしまう不具合が発生せず、フィルム(F1)(F2)を綺麗に引き剥がすことができる。その上、フィルム(F1)(F2)が部分的に貼着されているから、フィルム(F1)(F2)の貼着部(T)の合計面積が小さく、したがってフィルム(F1)(F2)を僅かな力で引き剥がすことができる。
【0043】
なお、この発明では、フィルム(F1)(F2)の貼着部は、この実施形態のように線状になっていても良いし、あるいは点状や面状になっていても良い。更に、フィルム(F1)(F2)の裏面の全面積に対するこれら貼着部(T)の合計面積の占める割合が50%以下に設定されていることが、フィルム(F1)(F2)の引き剥がし操作をより一層容易に行えるようになる点で望ましく、更にこの割合が30%以下に設定されていることが特に望ましい。
【0044】
さらに、この容器(A)は、次のような利点を有している。すなわち、一般に、連結片(15)が、折半部(15a)(15b)の内面同士が貼着されることなく二つ折り状に折り曲げられた状態で前後各側壁(12)の外面に貼着されている容器においては、前後各側壁(12)が内方側に動くという不具合が生じる。一方、もし仮に折半部(15a)(15b)の内面同士を貼着すると、汚れ防止用フィルム(F1)を引き剥がすことができなくなる。そこで、この容器(A)では、このような不具合を解決するために、図4に示すように、前後各蓋受け片(16)の爪片(16a)を左右各側壁(13)の側縁の上端部に係止させている。すなわち、この容器(A)では、前後各蓋受け片(16)の爪片(16a)が左右各側壁(13)の側縁の上端部に係止されることにより、前後各側壁(12)の内方側への動きが規制されており、このため極めて高い保形性を備えている。したがって、蓋体(30)の閉蓋操作の途中で、前後各側壁(12)が内方側へと動いて容器本体(10)の形状が崩れるという不具合が発生しない。なお、左右各側壁(13)については、連結片(15)が前後各側壁(12)の外面に貼着されているので、そのような不具合はそもそも発生することはない。
【0045】
もとより、この容器(A)は、蓋体(30)が容器本体(10)とは別体のものなので、該蓋体(30)を反復使用することができるし、蓋体(30)の各側壁(32)(32)(33)(33)は外方側に傾斜しているから、該蓋体(30)を容易に容器本体(10)に被せることができる。
【0046】
以上、この発明の実施形態の容器(A)について説明したが、この発明は上記実施形態のものに限定されるものではなく、様々に設定変更可能である。
【0047】
例えば、容器(A)は、上記実施形態では紙製段ボールから組立製作されたものであるが、この発明ではこの他に厚紙(例えば厚さ0.3〜2mm)から組立製作されたものであっても良い。
【0048】
また、折返し片(34)は、上記実施形態では蓋体(30)の複数個の側壁(32)(32)(33)(33)のうち左右の側壁(33)(33)の内面下部に重合されているが、この発明では全ての側壁(32)(32)(33)(33)の内面下部に重合されていも良い。
【0049】
また、斜状折目(25)は、上記実施形態では前後の側壁(12)(12)に設けられているが、この発明では、これに限定されず、一つの側壁にのみ設けられていても良い。
【発明の効果】
【0050】
上述の次第で、請求項1の発明に係る紙製食品包装用容器は、少なくとも容器本体の内面に、耐水性又は耐油性に富んだフィルムが積層されているものであるから、食品として、例えば、親子丼や牛丼等の丼をはじめ、焼きそば、たこやき等の液汁が出る食品や液体調味料が塗られた食品を包装する場合であっても、液汁や液体調味料が容器本体に浸み込む不具合を防止することができる。
【0051】
さらに、この容器は、蓋体の閉蓋操作により、各蓋受け片の上面に蓋体の対応側壁の内面が重合されるとともに、この重合状態のもとで、各折返し片の上縁が対応蓋受け片の先端縁に係止されることにより、蓋体の閉蓋状態が保持されるものとなされているので、蓋体の閉蓋状態では、各蓋受け片の上面には蓋体の対応側壁の内面が重合されており、したがって極めて高い密封度を得ることができる。その上、輪ゴムや粘着テープ等の止着部材を使用しなくても蓋体の閉蓋状態を保持することができるから、販売時に使用される部材点数を少なくし得てゴミの総量を減らすことができ、もって分別作業を容易に行うことができるという利点を有する。さらに、密封度が良好であるから、電子レンジ等で食品を温め直す際にも、包装した状態のままで効率良く温め直しを行うことができる。
【0052】
さらに、この容器では、容器本体の複数個の側壁は、外方側に傾斜したものであるから、蓋体を被せると容器本体の側壁と蓋体の側壁との間には必ず隙間が形成されるようになり、このため、蓋体の開蓋操作の際に容器本体の側壁外面に邪魔されることなく指を蓋体の側壁の下縁に掛けることができ、蓋体の開蓋操作を容易に行うことができる。
さらに、容器本体の複数個の側壁において、隣接する側壁同士が、両側壁の側縁間に介在された二つ折り状の連結片が両側壁のうち一方の側壁の外面に重合貼着されることにより、連結されており、前記一方の側壁が具備する蓋受け片の側縁に延設された爪片が、他方の側壁の側縁の上端部に係止されたものであるから、前記一方の側壁の内方側への動きが規制されており、したがって前記一方の側壁が元の姿勢である外方側に傾斜した姿勢から直立姿勢へと更には内方側に傾斜した姿勢へと動いてしまう不具合が発生せず、高い保形性を有している。このため、蓋体の閉蓋操作の途中で前記一方の側壁が内方側に動いて容器本体の形状が崩れるという不具合を防止することができる。
さらに、連結片の内面にもフィルムの連結片対応部位が積層されているので、もし仮に、二つ折り状の連結片間に液汁や液体調味料が浸入したとしても、この浸入に伴う連結片内面の汚れを防止することができる。
【0053】
請求項2の発明に係る紙製食品包装用容器は、蓋体の複数個の側壁が、外方側に傾斜したものであるから、該蓋体を容器本体に被せ易くなることはもとより、該蓋体を被せると容器本体の側壁と蓋体の側壁との間に極めて大きな隙間が形成されるようになり、このため、蓋体の開蓋操作の際に指を更に容易に掛けることができて、蓋体の開蓋操作をより一層容易に行うことができる。
【0054】
請求項3の発明に係る紙製食品包装用容器は、容器本体の複数個の側壁のうち少なくとも一つの側壁の各側端部に、上縁に上端が位置され且つ側縁側に傾斜して延びた斜状折目が設けられており、該側壁を両斜状折目から折り曲げることにより両斜状折目間の部位を外方側に突出させ得るものとなされているから、容器本体内に残った液汁や食品を飲食する際に、側壁の両斜状折目間の部位の上縁に口をぴったりと付けることができて、液汁や食品をこぼすことなく飲食することができる。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】 この発明の紙製食品包装用容器を容器本体と蓋体とに分離して示す斜視図である。
【図2】 同容器を蓋体の閉蓋状態で示す斜視図である。
【図3】 (a)は図2中のIII(a)−III(a)線断面図、(b)は図2中のIII(b)−III(b)線断面図である。
【図4】 同容器の拡大斜視図である。
【図5】 同容器の使用例を示す斜視図である。
【図6】 同容器において蓋体の開蓋操作を説明するための断面図である。
【図7】 同容器におけるフィルムの分離操作の一例を示す斜視図である。
【図8】 同容器の容器本体の展開図である。
【図9】 同容器の蓋体の展開図である。
【符号の説明】
【0056】
A…紙製食品包装用容器
10…容器本体
11…底壁
12、12…前側壁、後側壁
13、13…左側壁、右側壁
15…連結片
16、16…前蓋受け片、後蓋受け片
17、17…左蓋受け片、右蓋受け片
30…蓋体
31…天壁
32、32…前側壁、後側壁
33、33…左側壁、右側壁
34、34…折返し片
F1、F2…汚れ防止用フィルム
T…貼着部
Claims (3)
- 底壁(11)の周縁に外方側に傾斜した複数個の側壁(12)(12)(13)(13)が立ち上がり状に設けられた容器本体(10)と、天壁(31)の周縁に複数個の側壁(32)(32)(33)(33)が垂れ下がり状に設けられ且つ容器本体とは別体の蓋体(30)と、を備えるとともに、
少なくとも容器本体(10)の内面に、耐水性又は耐油性に富んだ、食品との接触による汚れを防止する汚れ防止用フィルム(F1)が積層されて剥離可能な接着剤によって貼着された紙製食品包装用容器(A)であって、
蓋体(30)の複数個の側壁のうち少なくとも一対の対向側壁(33)(33)の内面下部に、その各側壁の下縁に折目(42)を介して連設された折返し片(34)が折り返されて重合されるとともに、
容器本体(10)の各側壁の上縁に折目(24)を介して連設された蓋受け片(16)(16)(17)(17)が、外方突出状に折り返され、
蓋体の閉蓋操作により、各蓋受け片の上面に蓋体の対応側壁の内面が重合されるとともに、この重合状態のもとで、各折返し片(34)の上縁が対応蓋受け片(17)の先端縁に係止されることにより、蓋体の閉蓋状態が保持されるものとなされており、
容器本体( 10 )の複数個の側壁( 12 )( 12 )( 13 )( 13 )において、隣接する側壁( 12 )( 13 )同士が、両側壁の側縁間に介在された二つ折り状の連結片( 15 )がその折半部( 15a )( 15b )の内面同士が貼着されることなく両側壁のうち一方の側壁( 12 )の外面に重合貼着されることにより、連結されており、
前記連結片( 15 )の内面に積層された前記汚れ防止用フィルム( F1 )の連結片対応部位は、連結片( 15 )の内面に積層された状態で該連結片( 15 )と共に二つ折り状に折り曲げられており、
前記一方の側壁( 12 )が具備する蓋受け片( 16 )の側縁に延設された爪片( 16a )が、他方の側壁( 13 )の側縁の上端部に係止されていることを特徴とする紙製食品包装用容器。 - 蓋体(30)の複数個の側壁(32)(32)(33)(33)は、外方側に傾斜したものである請求項1記載の紙製食品包装用容器。
- 容器本体( 10 )の複数個の側壁のうち少なくとも一つの側壁( 12 )の各側端部に、上縁に上端が位置され且つ側縁側に傾斜して延びた斜状折目( 25 )が設けられており、該側壁( 12 )を両斜状折目( 25 )( 25 )から折り曲げることにより両斜状折目( 25 )( 25 )間の部位を外方側に突出させ得るものとなされている請求項1又は2記載の紙製食品包装用容器。
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