JP2004276959A - 食品包装体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ハンバーガー、コロッケ、サンドイッチ、パンなどの手に持ちながら食する食品を包装するものであって、表面部材4と蓋部材3とベース部材2から構成されている。食品包装体の上部には、その中に収納した食品を食べるとき、その一部が現れ得る開口部6が形成されている。前記開口部6の下方には柔らかい素材からなる袋状の送出部8が形成され、前記開口部6からこの送出部8までの間は比較的厚い素材で形成されている。
【効果】開口部6から包装されたまま食品5を食することができ、手などを汚さずに清潔に食することができる。送出部8を押し上げることで食品5の残りの部分を開口部6まで押出すことができる。両手で掴んで食することができるだけでなく、片手ででも簡単に食することができる。
【選択図】 図1
【効果】開口部6から包装されたまま食品5を食することができ、手などを汚さずに清潔に食することができる。送出部8を押し上げることで食品5の残りの部分を開口部6まで押出すことができる。両手で掴んで食することができるだけでなく、片手ででも簡単に食することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明の食品包装体はハンバーガーやサンドイッチ、コロッケなどの主にファーストフード食品などの食品を包装するためのものであって、内容物を包装したまま片手でも食することができる食品包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ハンバーガーなどの包装においては、薄手の紙の中央付近にハンバーガーなどの食品を置いて単に包み込むものがあった。
また、発泡シートにより形成され、ヒンジ部により容器部と蓋部が一体的に形成されている容器が用いられていた。
後者の発泡シートによる従来容器の場合、保存や保温には適しているが、使用者が直接食品をつかむことが必要であるため、手などを汚してしまうことが多かった。また前者の包装紙を用いた場合においても使用者が包み込みの紙を半分開いた状態で食品を食すれば、直接手に触れることはないが、ハンバーガーやサンドイッチなどは何層にも食物を挟み込んでいるために、食べていくうちに食物がはみ出したり抜けてしまったりして、結局包装紙からはみ出てしまうことがあり、きれいに食することができなかった。
このようにハンバーガーなどのファーストフードは気軽に片手に持って食することが多いが、従来の包装形態では片手できれいに食することが難しかった。
【0003】
そのためハンバーガーなどをきれいに食するための包装容器として、容器本体の中央部分に引き裂くことで容器本体の上半分を切除できる環状の引裂加工部を形成した塊状食品用の個食容器の技術がある。
(例えば、特許文献1参照)
しかし、この塊状食品用の個食容器でも、ハンバーガーなどの食品をきれいに食することはできない。
なぜならば、包装されている食品を食べ続けていくうちに容器の奥方にある食物を引っ張りださなければならず、食品全部をきれいに食べるには不十分であるからである。しかもファーストフード店のドライブスルー方式の販売が増え、車の運転中にハンバーガーなどを片手で食べることが増え、よりきれいに食品を食べることができるための包装体が望まれていた。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−347756号公報(第1−5頁、第1−5図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はハンバーガー、コロッケ、サンドイッチなどの食品を包装できる食品包装体であって、開口部を有していて包装したまま内部の食品を食べることができ、特に、使用者が片手ででも手を汚さずにきれいに食することができる食品包装体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明の食品包装体は、ハンバーガー、コロッケ、サンドイッチ、パンなどの手に持ちながら食する食品を包装しうる容積を有する食品包装体であって、食品包装体の一部には少なくともその中に収納した食品を食べるとき、その一部が現れ得る開口部が形成され、前記開口部と向かい合う端部には柔らかい素材からなる袋状の送出部が形成され、前記開口部からこの送出部までの間は比較的厚い素材で形成されていることを特徴とするものである。
【0007】
この食品包装体によって、両手ででも片手ででも包装されたままの食品を開口部からそのまま簡単に食することができ、手などを汚さずにきれいに食することができる。なおかつ送出部を押し上げることで食品の残りの部分も手を汚さずに開口部まで押出すことができるから、最後まできれいに食することができる。
その一方で使用者が食品包装体を手にする位置は厚手の素材からなっているから、包装された食品がある程度の熱をもった食品であっても使用者が食品包装体を持つことになんら支障はない。
【0008】
また、開口部は、食品包装体の左右両側方部分から送出部のある方向にむけて切除されており、左右両側方部分にはせり上がっている形状を有する側面保護部が形成されていることが好ましい。
【0009】
これにより、使用者が包装された食品を食するとき、開口部の両側方から食品がこぼれ落ちることが防止され、きれいにかつ清潔に食することができるとともに、片手ででも容易に食することができる。
【0010】
また、開口部全体を閉止して食品をほぼ完全に包装できる蓋部を備えていることが好ましい。
【0011】
これにより、使用者が食する前はほぼ完全に包装されて内部の食品を清潔に保つことができる。
【0012】
また、蓋部材と筒状のベース部材が一体となった比較的厚い素材からなる蓋付ベース部材と、送出部と一体となった柔らかい素材からなる表面部材により形成された食品包装体であって、前記ベース部材の正面側に、少なくともその中に収納した食品を食べるとき、その一部が現れ得る開口部が形成され、前記蓋部材の舌片部分が前記開口部を閉鎖し得るようになっており、前記ベース部材の背面側は前記開口部とほぼ同じ形状に切除できるように引裂加工しておく。
【0013】
この食品包装体によれば、蓋部材とベース部材が一体となっているため、一体となった食品包装体で食品を完全に包装できるとともに、包装されたまま引裂加工を施している部分を切除することによりその部分が開口部となり、もう一方の開口部とで包装されている食品のほぼ上半分を露出させることができるから使用者が手を汚すことなく、きれいにかつ清潔に食することができる。
【0014】
また、蓋部材と筒状のベース部材が一体となった比較的厚い素材からなる蓋付ベース部材と、送出部を有する柔らかい素材からなる表面部材により形成された食品包装体であって、前記ベース部材の正面側と背面側とに、少なくともその中に収納した食品を食べるとき、その一部が現れ得る開口部として切除できるように引裂加工され、前記蓋部材が前記筒状のベース部材の開口部分を閉鎖し得るようになっている。
【0015】
この食品包装体によれば、蓋部材とベース部材が一体となっているため、一体となった食品包装体で食品を完全に包装できるとともに、包装されたまま引裂加工を施している部分を切除することによりその部分が開口部となっている。この引裂加工部分を切除により形成された開口部から食品のほぼ上半分を露出させることができ、使用者が手を汚すことなく、きれいにかつ清潔に食することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の食品包装体における実施の形態について、図面に即して説明する。
図1〜図9は本発明の食品包装体における第1の実施の形態を示すものである。この場合の食品包装体1は、図2に示すようにベース部材2、蓋部材3、送出部8を有する表面部材4の3つの部材からなるものであり、被包装物の一例としてのハンバーガー5を包み込むために用いられる。したがって、図1に示すようにベース部材2と表面部材4を結合させてその内方にハンバーガー5を入れることができるようにし、蓋部材3で蓋をすることにより完全包装できるようにしてある。
【0017】
ベース部材2は厚紙製の素材により形成されている。ベース部材2は、図3に示すように、正面部21、背面部22、左側面部23、右側面部24とからなる角筒状の形状を呈するものである。右側面部24には糊代25が形成されており、糊代25の表面にのりをつけて正面部21の端部裏面を貼り付けることで、角筒状のベース部材2が形成される。そして、正面部21と背面部22に半円形状に切り欠かれた開口部6が形成されている。これにより上部に開口部6をもつ角筒状のベース部材2が形成される。
なお、厚紙製の素材の厚みを約0.5ミリメートル程度とすることができるが、この厚みにのみ限定されるものではない。要は、ベース部材2がある程度の腰を有するものとなる厚みであればよい。
【0018】
一方、表面部材4は、薄紙製の素材により形成されている。表面部材4は、図4に示すように、薄紙状の部材は正面部材41、背面部材42、周壁部材43からなる平面角状で正面U字型に形成されたものである。正面部材41と背面部材42には、前期ベース部材2に形成されている開口部6と同じ形状の開口部6が形成されている。この開口部6の大きさは、ベース部材2の開口部6と同じである。周壁部材43は所定幅を有する素材をU字状に屈曲させたものであり、その長さは正面部材41と背面部材42の開口部6を除く周縁部分と同じである。周壁部材43の前後両端縁には三角形状の糊代44が等間隔をおいて形成されており、この糊代44の表面にのりをつけて正面部材41、背面部材42の裏面を貼り付けることで表面部材4が形成される。これにより上部に開口部6を、下方に袋状の送出部8を有する表面部材4が形成される。
なお、薄紙製の素材の厚みを約0.1ミリメートル程度とすることができるが、この厚みに限定されるものではない。要は、表面部材4の下方に備えられている袋状の送出部8を、少なくとも押し上げることができる程度の柔らかさを有しておればよい。
【0019】
そして、角筒状のベース部材2に平面角筒状の表面部材4の開口部分を被せてのり付けし、両者を一体的ならしめる。すると、ハンバーガーを包装しうる容積を有する食品包装体であって、その上部に開口部6が形成され、この開口部6の左右両側方には、図7に示すように、せりあがっている形状を有する側面保護部7が形成されることになる。
そして、厚紙製の素材からなるベース部材2とこれに被されていて表面部材4が重ね合わされている部分はある程度の腰を有し、それより下側は袋状となっていて薄紙で形成された送出部8が形成されたものとなる。
なお、ベース部材2と表面部材4の両方をそれぞれ形成してから重ね合わせてもよく、また、ベース部材2を形成してから表面部材4の正面部材41、背面部材42、周壁部材43をベース部材2にそれぞれ重ね合わせながら貼り付けていってもよい。
【0020】
蓋部材3は図5に示すように、底面側を開口させた箱型のものである。蓋部材3はベース部材2と同様に厚紙製の素材により形成されている。
箱型の蓋部材3は、前記開口部6を完全に覆い隠すために少なくとも開口部6よりも高くしておくことが好ましいが、ここでは蓋部材3の高さをベース部材2とほぼ同じとしてある。蓋部材3を被せることにより、前記開口部6が覆い隠されるとともに、せりあがっているその左右両側の側面保護部7、7の外側に被さる。
このように蓋をすることにより、その中に収納したハンバーガー5を完全に包装することができる。その状態を図6に示す。
【0021】
次に第1の実施の形態における食品包装体の使用方法について説明する。
上述したように包装されているハンバーガーを食するには、先ず蓋部材3を取り外す。すると図1に示すように開口部6からハンバーガー5の一部が露出しているため、そこにかぶりつくことによってハンバーガー5を食することができる。この開口部6は包装されている内容物の一部が現れることが必要であるため、内容物の大きさに応じてその位置、大きさを考慮することが望ましい。第1の実施の形態では、内容物たるハンバーガー5の大きさが半径50ミリメートル以内のものを想定して、側面の長さを60ミリメートル程度、袋状の送出部8の半円弧状の部分の半径を50ミリメートル程度、側面保護部7の高さを50ミリメートル程度、開口部6を半径で最大35ミリメートル程度の大きさに切除してある。開口部6をこの程度の大きさで切除することによって、包装したハンバーガー5の約2〜3割が開口部6から露出することになる。
【0022】
開口部6は図7に示すように、正面側と背面側に半円形の切除部分が形成されており、その両側方部分はせり上がっていてその部分を側面保護部7、7として利用できる。この側面保護部7、7によりハンバーガー5を食するときに中にはさんでいるものが横からはみ出したり、液状のソースなどが染み出して衣服を汚すのを防止することができる。したがって、きれいにハンバーガー5を食することができる。側面保護部7、7の突端部15は使用者が食するときに頬に当たっても痛くないように丸くしておくとよい。
なお、この開口部6の形状は半円形である第1の実施の形態以外に、図8に示すような台形や三角形、その他様々な形状とすることができる。
【0023】
開口部6を利用してハンバーガー5を食していくと次第に減ってきて食べられなくなるから、奥に入っている部分を引き出す必要がある。従来の場合には、手で引き出したり、歯で噛み付いて引き出していたが、手で引き出していては使用者の手が汚れてしまうことが多く、きれいにハンバーガー5を食することが難しかった。
しかし本発明の食品包装体では下方の送出部8が柔らかい素材で、第1の実施の形態では薄紙素材でできているから、例えば、食品包装体を両手で持っている場合には、図9に示すように、この送出部8を使用者が例えば小指で押し上げることにより手を汚すことなくハンバーガー5を容易に開口部6まで押し出すことができる。したがって、残りのハンバーガー5をきれいに食することができる。
一方、食品包装体1の中央付近では、ベース部材2と表面部材4の上側部分とが重なりあっていて、使用者が保持する箇所が比較的厚くなっているから、比較的高温の食品が包装されていても厚い素材でその熱を遮断することができ、使用者が火傷をする恐れがない。
【0024】
本発明の第2、第3の実施の形態について説明する。
第2、第3の実施の形態の食品包装体1はともにベース部材と蓋部材が一体的である蓋付ベース部材10と表面部材4により形成されている。蓋付ベース部材10は比較的厚い紙製の素材から形成されており、表面部4は薄い紙製の素材から形成されている。蓋付ベース部材10以外の表面部材4や開口部6の形状等は原則として第1の実施の形態の場合とほぼ同様である。
【0025】
本発明の第2の実施の形態の食品包装体を図10に示す。
蓋付ベース部材10は第1の実施の形態におけるベース部材2に蓋片11と舌片12とが連結されたものとほぼ同じである。そして、この蓋片11と舌片12が蓋の役割を果たしている。図11に示すように正面側にある半円形の開口部6の内側に舌片12を差し込むことで、第2の実施の形態の食品包装体の開口部6が閉鎖される。
一方、蓋付ベース部材10の背面側にはあらかじめ引裂加工された半円形の引裂加工部16が形成されている。この引裂加工部16は使用者が引裂加工部16に沿って蓋付ベース部材10の一部を容易に切除し易くするためのものである。
図11に示すように、使用者は開口部6の内側に差し込まれている舌片12を引き出すことで、第2の実施の形態の食品包装体1の蓋を空けることができる。そして使用者が引裂加工部16に沿って切除すると、蓋片11と舌片12は完全に切除され、切除された端縁が半円形の開口部6となり、正面側の開口部6とで包装されているハンバーガーのほぼ上半分を露出させることができる。
なお、第2の実施の形態においても開口部6を台形や三角形、その他様々な形状とすることができる。
【0026】
本発明の第3の実施の形態の食品包装体を図12に示す。
第3の実施の形態の場合には、第2の実施の場合と同様に、ベース部材2と蓋部材3が一体的である蓋付ベース部材10を使用しているが、正面側に開口部6がなく、また、第2の実施の形態の場合の舌片12に代えて差込片14を連結するとともに、側面保護部7に相当する部分の上端に、折込片13、13を連接した点で概ね異なっている。
左右両側に位置する折込片13、13を内方に折り込んだ上で蓋片11に連接されている差込片14を正面側の内側に差し込むことで蓋付ベース部材10を閉鎖することができる。
差込片14の差し込みを外すことにより、蓋付ベース部材10の閉鎖を解除することができる。
また、引裂加工部16、16が正面側と背面側の両面に施されている点で第2の実施の形態の場合とは異なっており、両面にある引裂加工部16、16を切除すると蓋の役割を果たしていた蓋片11と差込片14が完全に取り除かれる。すなわち引裂加工部16、16の切り込みに沿って切除された端縁が開口部6、6となり、両開口部6、6から包装されているハンバーガーのほぼ上半分を露出させることができる。
【0027】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、両手でも片手でも包装されたままの食品を開口部からそのまま簡単に食することができ、手などを汚さずにきれいに食することができる。なおかつ送出部を押し上げることで食品の残りの部分も手を汚さずに開口部まで押出すことができるから、最後まできれいに食することができる。
その一方で使用者が食品包装体を手にする位置に厚手の素材からなっているから、包装された食品がある程度の熱をもっていても使用者が食品包装体を持つことになんら支障はない。
【0028】
請求項2記載の発明によれば、使用者が包装された食品を食するとき、開口部の両側方から食品がこぼれ落ちることが防止され、きれいにかつ清潔に食することができるとともに、片手ででも容易に食することができる。
【0029】
請求項3記載の発明によれば、使用者が食する前はほぼ完全に包装されて内部の食品を清潔に保つことができる。
【0030】
請求項4記載の発明によれば、蓋部材とベース部材が一体となっているため、一体となった食品包装体で食品を完全に包装できるとともに、包装されたまま引裂加工を施している部分を切除することによりその部分が開口部となり、もう一方の開口部から使用者が手を汚すことなく清潔に食することができる。
【0031】
請求項5記載の発明によれば、蓋部材とベース部材が一体となっているため、一体となった食品包装体で食品を完全に包装できるとともに、包装されたまま引裂加工を施している部分を切除することによりその部分が開口部となっている。この引裂加工部分を切除により形成された開口部から食品のほぼ上半分を露出させることができ、使用者が手を汚すことなく、きれいにかつ清潔に食することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施の形態の一例を示す全体斜視図で、その中に食品が収納されている状態を合わせて示す。
【図2】図2は第1の実施の形態の別の例を示す分解斜視図で、食品包装体が3部材から構成されている場合の一例を、その中に収納される食品とともに示す。
【図3】図3は図2に示すベース部材の詳細図で貼り合わせる前の状態を示す。
【図4】図4は図2に示す表面部材の詳細図で貼り合わせる前の状態を示す。
【図5】図5は図2に示す蓋部材の詳細を示す斜視図である。
【図6】図6は図2に示す食品包装体で食品が包装されている状態の一例を示す斜視図である。
【図7】図7は図2に示すベース材の開口部の一例を示す斜視図である。
【図8】図8は図2に示すベース部材の開口部の変形例を示す斜視図で、食品が収納されている状態を合わせて示す。
【図9】図9は第1の実施の形態による食品包装体における送出部により食品を押出す状態の一例を示す斜視図である。
【図10】図10は本発明の第2の実施に形態の一例を示す斜視図である。
【図11】図11は第2の実施の形態の食品包装体の舌片が開口部を閉鎖する状態の一例を示す斜視図である。
【図12】図12は本発明の第3の実施の形態の一例を示す斜視図で、食品が収納されている状態を合わせて示す。
【符号の説明】
1…食品包装体
2…ベース部材
3…蓋部材
4…表面部材
5…ハンバーガー
6…開口部
7…側面保護部
8…送出部
10…蓋付ベース部材
11…蓋片
12…舌片
13…折込片
14…差込片
15…突端部
16…引裂加工部
21…正面部
22…背面部
23…左側面部
24…右側面部
25…糊代
41…正面部材
42…背面部材
43…周縁部材
44…糊代
【発明の属する技術分野】
本発明の食品包装体はハンバーガーやサンドイッチ、コロッケなどの主にファーストフード食品などの食品を包装するためのものであって、内容物を包装したまま片手でも食することができる食品包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ハンバーガーなどの包装においては、薄手の紙の中央付近にハンバーガーなどの食品を置いて単に包み込むものがあった。
また、発泡シートにより形成され、ヒンジ部により容器部と蓋部が一体的に形成されている容器が用いられていた。
後者の発泡シートによる従来容器の場合、保存や保温には適しているが、使用者が直接食品をつかむことが必要であるため、手などを汚してしまうことが多かった。また前者の包装紙を用いた場合においても使用者が包み込みの紙を半分開いた状態で食品を食すれば、直接手に触れることはないが、ハンバーガーやサンドイッチなどは何層にも食物を挟み込んでいるために、食べていくうちに食物がはみ出したり抜けてしまったりして、結局包装紙からはみ出てしまうことがあり、きれいに食することができなかった。
このようにハンバーガーなどのファーストフードは気軽に片手に持って食することが多いが、従来の包装形態では片手できれいに食することが難しかった。
【0003】
そのためハンバーガーなどをきれいに食するための包装容器として、容器本体の中央部分に引き裂くことで容器本体の上半分を切除できる環状の引裂加工部を形成した塊状食品用の個食容器の技術がある。
(例えば、特許文献1参照)
しかし、この塊状食品用の個食容器でも、ハンバーガーなどの食品をきれいに食することはできない。
なぜならば、包装されている食品を食べ続けていくうちに容器の奥方にある食物を引っ張りださなければならず、食品全部をきれいに食べるには不十分であるからである。しかもファーストフード店のドライブスルー方式の販売が増え、車の運転中にハンバーガーなどを片手で食べることが増え、よりきれいに食品を食べることができるための包装体が望まれていた。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−347756号公報(第1−5頁、第1−5図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はハンバーガー、コロッケ、サンドイッチなどの食品を包装できる食品包装体であって、開口部を有していて包装したまま内部の食品を食べることができ、特に、使用者が片手ででも手を汚さずにきれいに食することができる食品包装体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明の食品包装体は、ハンバーガー、コロッケ、サンドイッチ、パンなどの手に持ちながら食する食品を包装しうる容積を有する食品包装体であって、食品包装体の一部には少なくともその中に収納した食品を食べるとき、その一部が現れ得る開口部が形成され、前記開口部と向かい合う端部には柔らかい素材からなる袋状の送出部が形成され、前記開口部からこの送出部までの間は比較的厚い素材で形成されていることを特徴とするものである。
【0007】
この食品包装体によって、両手ででも片手ででも包装されたままの食品を開口部からそのまま簡単に食することができ、手などを汚さずにきれいに食することができる。なおかつ送出部を押し上げることで食品の残りの部分も手を汚さずに開口部まで押出すことができるから、最後まできれいに食することができる。
その一方で使用者が食品包装体を手にする位置は厚手の素材からなっているから、包装された食品がある程度の熱をもった食品であっても使用者が食品包装体を持つことになんら支障はない。
【0008】
また、開口部は、食品包装体の左右両側方部分から送出部のある方向にむけて切除されており、左右両側方部分にはせり上がっている形状を有する側面保護部が形成されていることが好ましい。
【0009】
これにより、使用者が包装された食品を食するとき、開口部の両側方から食品がこぼれ落ちることが防止され、きれいにかつ清潔に食することができるとともに、片手ででも容易に食することができる。
【0010】
また、開口部全体を閉止して食品をほぼ完全に包装できる蓋部を備えていることが好ましい。
【0011】
これにより、使用者が食する前はほぼ完全に包装されて内部の食品を清潔に保つことができる。
【0012】
また、蓋部材と筒状のベース部材が一体となった比較的厚い素材からなる蓋付ベース部材と、送出部と一体となった柔らかい素材からなる表面部材により形成された食品包装体であって、前記ベース部材の正面側に、少なくともその中に収納した食品を食べるとき、その一部が現れ得る開口部が形成され、前記蓋部材の舌片部分が前記開口部を閉鎖し得るようになっており、前記ベース部材の背面側は前記開口部とほぼ同じ形状に切除できるように引裂加工しておく。
【0013】
この食品包装体によれば、蓋部材とベース部材が一体となっているため、一体となった食品包装体で食品を完全に包装できるとともに、包装されたまま引裂加工を施している部分を切除することによりその部分が開口部となり、もう一方の開口部とで包装されている食品のほぼ上半分を露出させることができるから使用者が手を汚すことなく、きれいにかつ清潔に食することができる。
【0014】
また、蓋部材と筒状のベース部材が一体となった比較的厚い素材からなる蓋付ベース部材と、送出部を有する柔らかい素材からなる表面部材により形成された食品包装体であって、前記ベース部材の正面側と背面側とに、少なくともその中に収納した食品を食べるとき、その一部が現れ得る開口部として切除できるように引裂加工され、前記蓋部材が前記筒状のベース部材の開口部分を閉鎖し得るようになっている。
【0015】
この食品包装体によれば、蓋部材とベース部材が一体となっているため、一体となった食品包装体で食品を完全に包装できるとともに、包装されたまま引裂加工を施している部分を切除することによりその部分が開口部となっている。この引裂加工部分を切除により形成された開口部から食品のほぼ上半分を露出させることができ、使用者が手を汚すことなく、きれいにかつ清潔に食することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の食品包装体における実施の形態について、図面に即して説明する。
図1〜図9は本発明の食品包装体における第1の実施の形態を示すものである。この場合の食品包装体1は、図2に示すようにベース部材2、蓋部材3、送出部8を有する表面部材4の3つの部材からなるものであり、被包装物の一例としてのハンバーガー5を包み込むために用いられる。したがって、図1に示すようにベース部材2と表面部材4を結合させてその内方にハンバーガー5を入れることができるようにし、蓋部材3で蓋をすることにより完全包装できるようにしてある。
【0017】
ベース部材2は厚紙製の素材により形成されている。ベース部材2は、図3に示すように、正面部21、背面部22、左側面部23、右側面部24とからなる角筒状の形状を呈するものである。右側面部24には糊代25が形成されており、糊代25の表面にのりをつけて正面部21の端部裏面を貼り付けることで、角筒状のベース部材2が形成される。そして、正面部21と背面部22に半円形状に切り欠かれた開口部6が形成されている。これにより上部に開口部6をもつ角筒状のベース部材2が形成される。
なお、厚紙製の素材の厚みを約0.5ミリメートル程度とすることができるが、この厚みにのみ限定されるものではない。要は、ベース部材2がある程度の腰を有するものとなる厚みであればよい。
【0018】
一方、表面部材4は、薄紙製の素材により形成されている。表面部材4は、図4に示すように、薄紙状の部材は正面部材41、背面部材42、周壁部材43からなる平面角状で正面U字型に形成されたものである。正面部材41と背面部材42には、前期ベース部材2に形成されている開口部6と同じ形状の開口部6が形成されている。この開口部6の大きさは、ベース部材2の開口部6と同じである。周壁部材43は所定幅を有する素材をU字状に屈曲させたものであり、その長さは正面部材41と背面部材42の開口部6を除く周縁部分と同じである。周壁部材43の前後両端縁には三角形状の糊代44が等間隔をおいて形成されており、この糊代44の表面にのりをつけて正面部材41、背面部材42の裏面を貼り付けることで表面部材4が形成される。これにより上部に開口部6を、下方に袋状の送出部8を有する表面部材4が形成される。
なお、薄紙製の素材の厚みを約0.1ミリメートル程度とすることができるが、この厚みに限定されるものではない。要は、表面部材4の下方に備えられている袋状の送出部8を、少なくとも押し上げることができる程度の柔らかさを有しておればよい。
【0019】
そして、角筒状のベース部材2に平面角筒状の表面部材4の開口部分を被せてのり付けし、両者を一体的ならしめる。すると、ハンバーガーを包装しうる容積を有する食品包装体であって、その上部に開口部6が形成され、この開口部6の左右両側方には、図7に示すように、せりあがっている形状を有する側面保護部7が形成されることになる。
そして、厚紙製の素材からなるベース部材2とこれに被されていて表面部材4が重ね合わされている部分はある程度の腰を有し、それより下側は袋状となっていて薄紙で形成された送出部8が形成されたものとなる。
なお、ベース部材2と表面部材4の両方をそれぞれ形成してから重ね合わせてもよく、また、ベース部材2を形成してから表面部材4の正面部材41、背面部材42、周壁部材43をベース部材2にそれぞれ重ね合わせながら貼り付けていってもよい。
【0020】
蓋部材3は図5に示すように、底面側を開口させた箱型のものである。蓋部材3はベース部材2と同様に厚紙製の素材により形成されている。
箱型の蓋部材3は、前記開口部6を完全に覆い隠すために少なくとも開口部6よりも高くしておくことが好ましいが、ここでは蓋部材3の高さをベース部材2とほぼ同じとしてある。蓋部材3を被せることにより、前記開口部6が覆い隠されるとともに、せりあがっているその左右両側の側面保護部7、7の外側に被さる。
このように蓋をすることにより、その中に収納したハンバーガー5を完全に包装することができる。その状態を図6に示す。
【0021】
次に第1の実施の形態における食品包装体の使用方法について説明する。
上述したように包装されているハンバーガーを食するには、先ず蓋部材3を取り外す。すると図1に示すように開口部6からハンバーガー5の一部が露出しているため、そこにかぶりつくことによってハンバーガー5を食することができる。この開口部6は包装されている内容物の一部が現れることが必要であるため、内容物の大きさに応じてその位置、大きさを考慮することが望ましい。第1の実施の形態では、内容物たるハンバーガー5の大きさが半径50ミリメートル以内のものを想定して、側面の長さを60ミリメートル程度、袋状の送出部8の半円弧状の部分の半径を50ミリメートル程度、側面保護部7の高さを50ミリメートル程度、開口部6を半径で最大35ミリメートル程度の大きさに切除してある。開口部6をこの程度の大きさで切除することによって、包装したハンバーガー5の約2〜3割が開口部6から露出することになる。
【0022】
開口部6は図7に示すように、正面側と背面側に半円形の切除部分が形成されており、その両側方部分はせり上がっていてその部分を側面保護部7、7として利用できる。この側面保護部7、7によりハンバーガー5を食するときに中にはさんでいるものが横からはみ出したり、液状のソースなどが染み出して衣服を汚すのを防止することができる。したがって、きれいにハンバーガー5を食することができる。側面保護部7、7の突端部15は使用者が食するときに頬に当たっても痛くないように丸くしておくとよい。
なお、この開口部6の形状は半円形である第1の実施の形態以外に、図8に示すような台形や三角形、その他様々な形状とすることができる。
【0023】
開口部6を利用してハンバーガー5を食していくと次第に減ってきて食べられなくなるから、奥に入っている部分を引き出す必要がある。従来の場合には、手で引き出したり、歯で噛み付いて引き出していたが、手で引き出していては使用者の手が汚れてしまうことが多く、きれいにハンバーガー5を食することが難しかった。
しかし本発明の食品包装体では下方の送出部8が柔らかい素材で、第1の実施の形態では薄紙素材でできているから、例えば、食品包装体を両手で持っている場合には、図9に示すように、この送出部8を使用者が例えば小指で押し上げることにより手を汚すことなくハンバーガー5を容易に開口部6まで押し出すことができる。したがって、残りのハンバーガー5をきれいに食することができる。
一方、食品包装体1の中央付近では、ベース部材2と表面部材4の上側部分とが重なりあっていて、使用者が保持する箇所が比較的厚くなっているから、比較的高温の食品が包装されていても厚い素材でその熱を遮断することができ、使用者が火傷をする恐れがない。
【0024】
本発明の第2、第3の実施の形態について説明する。
第2、第3の実施の形態の食品包装体1はともにベース部材と蓋部材が一体的である蓋付ベース部材10と表面部材4により形成されている。蓋付ベース部材10は比較的厚い紙製の素材から形成されており、表面部4は薄い紙製の素材から形成されている。蓋付ベース部材10以外の表面部材4や開口部6の形状等は原則として第1の実施の形態の場合とほぼ同様である。
【0025】
本発明の第2の実施の形態の食品包装体を図10に示す。
蓋付ベース部材10は第1の実施の形態におけるベース部材2に蓋片11と舌片12とが連結されたものとほぼ同じである。そして、この蓋片11と舌片12が蓋の役割を果たしている。図11に示すように正面側にある半円形の開口部6の内側に舌片12を差し込むことで、第2の実施の形態の食品包装体の開口部6が閉鎖される。
一方、蓋付ベース部材10の背面側にはあらかじめ引裂加工された半円形の引裂加工部16が形成されている。この引裂加工部16は使用者が引裂加工部16に沿って蓋付ベース部材10の一部を容易に切除し易くするためのものである。
図11に示すように、使用者は開口部6の内側に差し込まれている舌片12を引き出すことで、第2の実施の形態の食品包装体1の蓋を空けることができる。そして使用者が引裂加工部16に沿って切除すると、蓋片11と舌片12は完全に切除され、切除された端縁が半円形の開口部6となり、正面側の開口部6とで包装されているハンバーガーのほぼ上半分を露出させることができる。
なお、第2の実施の形態においても開口部6を台形や三角形、その他様々な形状とすることができる。
【0026】
本発明の第3の実施の形態の食品包装体を図12に示す。
第3の実施の形態の場合には、第2の実施の場合と同様に、ベース部材2と蓋部材3が一体的である蓋付ベース部材10を使用しているが、正面側に開口部6がなく、また、第2の実施の形態の場合の舌片12に代えて差込片14を連結するとともに、側面保護部7に相当する部分の上端に、折込片13、13を連接した点で概ね異なっている。
左右両側に位置する折込片13、13を内方に折り込んだ上で蓋片11に連接されている差込片14を正面側の内側に差し込むことで蓋付ベース部材10を閉鎖することができる。
差込片14の差し込みを外すことにより、蓋付ベース部材10の閉鎖を解除することができる。
また、引裂加工部16、16が正面側と背面側の両面に施されている点で第2の実施の形態の場合とは異なっており、両面にある引裂加工部16、16を切除すると蓋の役割を果たしていた蓋片11と差込片14が完全に取り除かれる。すなわち引裂加工部16、16の切り込みに沿って切除された端縁が開口部6、6となり、両開口部6、6から包装されているハンバーガーのほぼ上半分を露出させることができる。
【0027】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、両手でも片手でも包装されたままの食品を開口部からそのまま簡単に食することができ、手などを汚さずにきれいに食することができる。なおかつ送出部を押し上げることで食品の残りの部分も手を汚さずに開口部まで押出すことができるから、最後まできれいに食することができる。
その一方で使用者が食品包装体を手にする位置に厚手の素材からなっているから、包装された食品がある程度の熱をもっていても使用者が食品包装体を持つことになんら支障はない。
【0028】
請求項2記載の発明によれば、使用者が包装された食品を食するとき、開口部の両側方から食品がこぼれ落ちることが防止され、きれいにかつ清潔に食することができるとともに、片手ででも容易に食することができる。
【0029】
請求項3記載の発明によれば、使用者が食する前はほぼ完全に包装されて内部の食品を清潔に保つことができる。
【0030】
請求項4記載の発明によれば、蓋部材とベース部材が一体となっているため、一体となった食品包装体で食品を完全に包装できるとともに、包装されたまま引裂加工を施している部分を切除することによりその部分が開口部となり、もう一方の開口部から使用者が手を汚すことなく清潔に食することができる。
【0031】
請求項5記載の発明によれば、蓋部材とベース部材が一体となっているため、一体となった食品包装体で食品を完全に包装できるとともに、包装されたまま引裂加工を施している部分を切除することによりその部分が開口部となっている。この引裂加工部分を切除により形成された開口部から食品のほぼ上半分を露出させることができ、使用者が手を汚すことなく、きれいにかつ清潔に食することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施の形態の一例を示す全体斜視図で、その中に食品が収納されている状態を合わせて示す。
【図2】図2は第1の実施の形態の別の例を示す分解斜視図で、食品包装体が3部材から構成されている場合の一例を、その中に収納される食品とともに示す。
【図3】図3は図2に示すベース部材の詳細図で貼り合わせる前の状態を示す。
【図4】図4は図2に示す表面部材の詳細図で貼り合わせる前の状態を示す。
【図5】図5は図2に示す蓋部材の詳細を示す斜視図である。
【図6】図6は図2に示す食品包装体で食品が包装されている状態の一例を示す斜視図である。
【図7】図7は図2に示すベース材の開口部の一例を示す斜視図である。
【図8】図8は図2に示すベース部材の開口部の変形例を示す斜視図で、食品が収納されている状態を合わせて示す。
【図9】図9は第1の実施の形態による食品包装体における送出部により食品を押出す状態の一例を示す斜視図である。
【図10】図10は本発明の第2の実施に形態の一例を示す斜視図である。
【図11】図11は第2の実施の形態の食品包装体の舌片が開口部を閉鎖する状態の一例を示す斜視図である。
【図12】図12は本発明の第3の実施の形態の一例を示す斜視図で、食品が収納されている状態を合わせて示す。
【符号の説明】
1…食品包装体
2…ベース部材
3…蓋部材
4…表面部材
5…ハンバーガー
6…開口部
7…側面保護部
8…送出部
10…蓋付ベース部材
11…蓋片
12…舌片
13…折込片
14…差込片
15…突端部
16…引裂加工部
21…正面部
22…背面部
23…左側面部
24…右側面部
25…糊代
41…正面部材
42…背面部材
43…周縁部材
44…糊代
Claims (5)
- ハンバーガー、コロッケ、サンドイッチ、パンなどの手に持ちながら食する食品を包装しうる容積を有する食品包装体であって、
食品包装体の一部には少なくともその中に収納した食品を食べるとき、その一部が現れ得る開口部が形成され、
前記開口部と向かい合う端部には柔らかい素材からなる袋状の送出部が形成され、前記開口部からこの送出部までの間は比較的厚い素材で形成されていることを特徴とする食品包装体。 - 開口部は、食品包装体の左右両側方部分から送出部のある方向にむけて切除されており、左右両側方部分にはせり上がっている形状を有する側面保護部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の食品包装体。
- 開口部全体を閉止して食品をほぼ完全に包装できる蓋部材を備えている請求項1または2に記載の食品包装体。
- 蓋部材と筒状のベース部材が一体となった比較的厚い素材からなる蓋付ベース部材と、送出部を有する柔らかい素材からなる表面部材により形成された食品包装体であって、
前記ベース部材の正面側に、少なくともその中に収納した食品を食べるとき、その一部が現れ得る開口部が形成され、前記蓋部材の舌片部分が前記開口部を閉鎖し得るようになっており、
前記ベース部材の背面側は前記開口部とほぼ同じ形状に切除できるように引裂加工されていることを特徴とする食品包装体。 - 蓋部材と筒状のベース部材が一体となった比較的厚い素材からなる蓋付ベース部材と、送出部を有する柔らかい素材からなる表面部材により形成された食品包装体であって、
前記ベース部材の正面側と背面側とに、少なくともその中に収納した食品を食べるとき、その一部が現れ得る開口部として切除できるように引裂加工され、前記蓋部材が前記筒状のベース部材の開口部分を閉鎖し得るようになっていることを特徴とする食品包装体。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102000562B1 (ko) * | 2018-02-05 | 2019-07-16 | 강영모 | 햄버거 홀더 |
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2003
- 2003-03-14 JP JP2003070644A patent/JP2004276959A/ja active Pending
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