JP2006518417A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2006518417A5
JP2006518417A5 JP2006503704A JP2006503704A JP2006518417A5 JP 2006518417 A5 JP2006518417 A5 JP 2006518417A5 JP 2006503704 A JP2006503704 A JP 2006503704A JP 2006503704 A JP2006503704 A JP 2006503704A JP 2006518417 A5 JP2006518417 A5 JP 2006518417A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkylene oxide
amine
added
polyol
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006503704A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006518417A (ja
Filing date
Publication date
Priority claimed from US10/372,361 external-priority patent/US6869543B2/en
Application filed filed Critical
Publication of JP2006518417A publication Critical patent/JP2006518417A/ja
Publication of JP2006518417A5 publication Critical patent/JP2006518417A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Description

本発明のエポキシド化反応は、少なくとも 1 のアミン官能価を有するアミンとアルキレンオキシドとを、90〜180 ℃の範囲の高温で、穏やかな加圧下、アルカリ触媒の存在下で接触させることによって起こる。本発明の好ましい方法では、アルキレンオキシドは、エチレンオキシドブロック(好ましくは付加させるオキシド総量の約 20〜40 %)、及びそれに続くプロピレンオキシドブロック(好ましくは付加させるオキシド総量の約 60〜80 %)である。好ましくは、付加させるアルキレンオキシド総量の約 5〜30 %をアミンと接触させて反応させ、次いで、最終ポリオールの重量に基づいて約 0.001〜0.1 重量%の触媒をエポキシド化混合物に添加し、最後に、アルキレンオキシドの残量を付加させてポリオールのエポキシド化を完了する。
硬質ポリウレタン製造のためにより好ましいポリイソシアネートは、ポリウレタン架橋能の故に、一分子あたり約 2.0〜約 3.5、好ましくは約 2.1〜約 3.1 イソシアネート基の平均官能価、及び約 28〜約 34 重量%の NCO 含有量を有している、メチレン架橋ポリフェニルポリイソシアネート及びメチレン架橋ポリフェニルポリイソシアネートプレポリマーである。イソシアネート指数(活性水素含有基の当量に対するイソシアネート当量の比)は、有利には、約 0.9〜約 3.0、好ましくは約 1.0〜約 2.0、最も好ましくは約 1.0〜約 1.5 である。
ポリイソシアネートベースのフォームを製造する場合、一般に、硬くなるまで発泡反応混合物を安定化させるために少量の界面活性剤を使用することが有利である。このような界面活性剤は、有利には、液体又は固体の有機ケイ素化合物からなる。その他に、あまり好ましくはないが、界面活性剤は、長鎖アルコールのポリエチレングリコールエーテル、長鎖アルキル酸硫酸エステルの第三級アミン又はアルカノールアミン塩、アルキルスルホン酸エステル及びアルキルアリールスルホン酸を含む。このような界面活性剤は、気泡の崩壊及び大きくて均一でないの形成に対して発泡反応混合物を安定化させるために十分な量で使用される。一般的には、ポリオール組成物 100 部あたり、約 0.5〜約 2 重量部の界面活性剤が、この目的のためには十分である。
本発明のポリウレタンフォームは、広範な用途に有用である。従って、機器断熱フォームを製造するだけでなく、スプレー式断熱材、硬質断熱板原料、積層板及び多く他の種類の硬質フォームを、本発明に従って容易に製造できる。
本発明及びその好ましい実施態様は以下のとおりである。
1.アミンと接触させるアルキレンオキシドの量をアミンに付加するアルキレンオキシドの総量の 5〜30 %であるように、アミンと少なくとも 1 種のアルキレンオキシドとを接触させ、アルカリ金属水酸化物触媒を最終ポリオールの重量に基づいて約 0.001〜0.1 重量%添加し、アミンとアルキレンオキシドの残量とを接触させ、エポキシド化の完了時に、エポキシド化混合物にヒドロキシカルボン酸を添加することを含んでなる短鎖ポリオールの製造方法。
2.アルキレンオキシドが、エチレンオキシドブロック及びそれに続くプロピレンオキシドブロックであり、使用するエチレンオキシドの量が、アミンに付加するアルキレンオキシドの総量に基づいて約 20〜40 %であり、使用するプロピレンオキシドの量が、アミンに付加するアルキレンオキシドの総量に基づいて約 60〜80 %である前記1項に記載の方法。
3.アミンがオルトトルエンジアミンである前記1項に記載の方法。
4.アルキレンオキシドが、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド又はそれらの混合物である前記1項に記載の方法。
5.ポリオールが少なくとも 200 の平均ヒドロキシル価を有する前記1項に記載の方法。
6.ポリオールが約 300〜約 500 の平均ヒドロキシル価を有する前記5項に記載の方法。
7.アルカリ金属水酸化物触媒が水酸化カリウム又は水酸化ナトリウムである前記1項に記載の方法。
8.触媒をポリオールの重量に基づいて約 0.05〜約 0.1 重量%の量で添加する前記1項に記載の方法。
9.触媒をポリオールの重量に基づいて約 0.03〜約 0.07 重量%の量で添加する前記8項に記載の方法。
10.ヒドロキシカルボン酸が、乳酸、サリチル酸、2-ヒドロキシ-3-メチル安息香酸、2-ヒドロキシ-4-メチル安息香酸のような置換サリチル酸、及びそれらの混合物である前記1項に記載の方法。
11.ヒドロキシカルボン酸が乳酸である前記10項に記載の方法。
12.ヒドロキシカルボン酸を、アルコキシル化に使用されるアルカリ金属水酸化物 1 当量あたり 0.70〜1.30 のカルボン酸当量で添加する前記1項に記載の方法。
13.ヒドロキシカルボン酸を、アルコキシル化に使用されるアルカリ金属水酸化物 1 当量あたり 1.05〜1.15 のカルボン酸当量で添加する前記12項に記載の方法。
14.乳酸を、アルコキシル化に使用されるアルカリ金属水酸化物 1 当量あたり 0.70〜1.30 のカルボン酸当量で添加する前記11項に記載の方法。
15.前記1項の方法によって製造されたポリエーテルポリオール。
16.有機ポリイソシアネートと、前記1項の方法によって製造されたポリオールとを反応させることからなる、硬質フォームの製造方法。
17.アルキレンオキシドが、エチレンオキシドブロック及びそれに続くプロピレンオキシドブロックであり、使用するエチレンオキシドの量が、アミンに付加するアルキレンオキシドの総量に基づいて約 20〜40 %であり、使用するプロピレンオキシドの量が、アミンに付加するアルキレンオキシドの総量に基づいて約 60〜80 %である前記16項に記載の方法。
18.アミンがオルトトルエンジアミンである前記16項に記載の方法。
19.アルキレンオキシドが、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド又はそれらの混合物である前記16項に記載の方法。
20.ポリオールが少なくとも 200 の平均ヒドロキシル価を有する前記16項に記載の方法。
21.ポリオールが約 300〜約 500 の平均ヒドロキシル価を有する前記20項に記載の方法。
22.アルカリ金属水酸化物触媒が水酸化カリウム又は水酸化ナトリウムである前記16項に記載の方法。
23.触媒をポリオールの重量に基づいて約 0.05〜約 0.1 重量%の量で添加する前記16項に記載の方法。
24.触媒をポリオールの重量に基づいて約 0.03〜約 0.07 重量%の量で添加する前記23項に記載の方法。
25.ヒドロキシカルボン酸が、乳酸、サリチル酸、2-ヒドロキシ-3-メチル安息香酸、2-ヒドロキシ-4-メチル安息香酸のような置換サリチル酸、及びそれらの混合物である前記16項に記載の方法。
26.ヒドロキシカルボン酸が乳酸である前記25項に記載の方法。
27.ヒドロキシカルボン酸を、アルコキシル化に使用されるアルカリ金属水酸化物 1 当量あたり 0.70〜1.30 のカルボン酸当量で添加する前記16項に記載の方法。
28.ヒドロキシカルボン酸を、アルコキシル化に使用されるアルカリ金属水酸化物 1 当量あたり 1.05〜1.15 のカルボン酸当量で添加する前記27項に記載の方法。
29.乳酸を、アルコキシル化に使用されるアルカリ金属水酸化物 1 当量あたり 0.70〜1.30 のカルボン酸当量で添加する前記26項に記載の方法。
以下の実施例を、本発明の説明として記載する。これらの実施例における全ての部及びパーセントは、特に記載のない限り、重量部及び重量パーセントである。
界面活性剤:Goldschmidt Company から Tegostab(登録商標)B-8462 の商品名で市販されているシリコーン界面活性剤。
触媒 A:Rhein Chemie Corporation から Desmorapid PV の商品名で市販されている第三級アミン触媒(ペンタメチルジエチレントリアミン)。
触媒 B:Air Products 社から Polycat 8 の商品名で市販されているジメチルシクロヘキシルアミン。
HCFC-141b:1,1-ジクロロ-1-フルオロエタン。
イソシアネート:約 31.5 %の NCO 基含有量、約 2.8 の官能価及び 25 ℃で約 196 mPa・s の粘度を有する、重合ジフェニルメタンジイソシアネート。

Claims (2)

  1. アミンと接触させるアルキレンオキシドの量をアミンに付加するアルキレンオキシドの総量の 5〜30 %であるように、アミンと少なくとも 1 種のアルキレンオキシドとを接触させ、アルカリ金属水酸化物触媒を最終ポリオールの重量に基づいて約 0.001〜0.1 重量%添加し、アミンとアルキレンオキシドの残量とを接触させ、エポキシド化の完了時に、エポキシド化混合物にヒドロキシカルボン酸を添加することを含んでなる短鎖ポリオールの製造方法。
  2. 有機ポリイソシアネートと、請求項1の方法によって製造されたポリオールとを反応させることからなる、硬質フォームの製造方法。
JP2006503704A 2003-02-21 2004-02-19 アミン開始ポリエーテルポリオール及びその製造方法 Pending JP2006518417A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/372,361 US6869543B2 (en) 2003-02-21 2003-02-21 Amine-initiated polyether polyols and a process for their production
PCT/US2004/004895 WO2004076529A1 (en) 2003-02-21 2004-02-19 Amine-initiated polyether polyols and a process for their production

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006518417A JP2006518417A (ja) 2006-08-10
JP2006518417A5 true JP2006518417A5 (ja) 2007-03-29

Family

ID=32868513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006503704A Pending JP2006518417A (ja) 2003-02-21 2004-02-19 アミン開始ポリエーテルポリオール及びその製造方法

Country Status (15)

Country Link
US (1) US6869543B2 (ja)
EP (1) EP1597300B1 (ja)
JP (1) JP2006518417A (ja)
KR (1) KR101021766B1 (ja)
CN (1) CN100543064C (ja)
AT (1) ATE340818T1 (ja)
BR (1) BRPI0407623B1 (ja)
CA (1) CA2514935C (ja)
DE (1) DE602004002570T2 (ja)
ES (1) ES2273222T3 (ja)
MX (1) MXPA05008806A (ja)
PL (1) PL378062A1 (ja)
PT (1) PT1597300E (ja)
RU (1) RU2359980C2 (ja)
WO (1) WO2004076529A1 (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20070084285A (ko) 2004-11-17 2007-08-24 다우 글로벌 테크놀로지스 인크. 산 블로킹된 아민계 자체촉매적 폴리올 및 이로부터 제조된폴리우레탄 발포체
JP4813894B2 (ja) * 2005-06-02 2011-11-09 ライオン株式会社 脂肪族第1級アミンアルキレンオキサイド付加物の製造方法、及び乳化剤
JP2007262250A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Sanyo Chem Ind Ltd 脂肪族アミンアルキレンオキサイド付加物の製造方法
JP4629604B2 (ja) * 2006-03-29 2011-02-09 三洋化成工業株式会社 脂肪族アミンアルキレンオキサイド付加物の製造方法
JP4778925B2 (ja) * 2007-03-29 2011-09-21 三洋化成工業株式会社 液体洗浄剤組成物
DE102007038436A1 (de) 2007-08-16 2009-02-19 Bayer Materialscience Ag Verfahren zur Herstellung von Polyolen
DE102008011683A1 (de) 2008-02-28 2009-09-03 Bayer Materialscience Ag Verfahren zur Herstellung von Polyolen
DE102008028555A1 (de) * 2008-06-16 2009-12-17 Bayer Materialscience Ag Verfahren zur Herstellung von Polyolen
DE102009043616A1 (de) 2009-09-29 2011-03-31 Bayer Materialscience Ag Verfahren zur Herstellung von aminogruppenhaltigen Polyolen
EP2365019A1 (de) 2010-03-13 2011-09-14 Bayer MaterialScience AG Verfahren zur Herstellung von Polyetherpolyolen
JP5711648B2 (ja) * 2011-11-16 2015-05-07 ライオン株式会社 アルキレンオキシド付加物の製造方法
SG2014014567A (en) 2013-02-22 2014-09-26 Bayer Materialscience Ag Process for preparing polyether polyols
MX337785B (es) 2013-02-22 2016-03-18 Bayer Materialscience Ag Procedimiento de preparacion de polioles de polieter.
KR20190008212A (ko) 2016-05-13 2019-01-23 코베스트로 도이칠란트 아게 폴리옥시알킬렌 폴리올의 제조 방법
CN108250388A (zh) * 2017-12-29 2018-07-06 浙江省三门中鑫实业有限公司 一种低气味低voc全水发泡材料及其制造方法
EP3741788A1 (de) 2019-05-24 2020-11-25 Covestro Deutschland AG Verfahren zur herstellung von polyoxyalkylenpolyol-mischungen
EP3838963A1 (de) 2019-12-17 2021-06-23 Covestro Deutschland AG Verfahren zur herstellung von polyoxyalkylenpolyesterpolyolen
CN111690110B (zh) * 2020-06-22 2022-03-11 上海墨梵新材料科技有限公司 包括含活性基团的聚氨酯催化剂的组合聚醚多元醇及其制备方法
US11529657B2 (en) 2021-03-09 2022-12-20 Covestro Llc Methods for removing amine contaminants from equipment used in the production of polyether polyols
EP4388031A1 (en) * 2021-08-19 2024-06-26 Basf Se Modified alkoxylated oligoalkylene imines and modified alkoxylated oligoamines
CN118159578A (zh) 2021-10-07 2024-06-07 科思创德国股份有限公司 制备聚氧化烯聚酯多元醇的方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1311095A (en) * 1969-04-09 1973-03-21 Ici Ltd Alkylene oxide orthotolylene diamine compositions
JPS56112931A (en) * 1980-02-12 1981-09-05 Sanyo Chem Ind Ltd Polyol composition
US4391728A (en) 1981-12-01 1983-07-05 Basf Wyandotte Corporation Propylene oxide adducts of toluenediamine
US4562290A (en) 1981-12-01 1985-12-31 Basf Wyandotte Corporation Alkylene oxide adducts of vicinal toluenediamine
US4430490A (en) 1982-08-10 1984-02-07 Ppg Industries, Inc. Polyether polyols and their method of preparation
GB2199504A (en) 1987-01-06 1988-07-13 Peter Egan Directional dice
JPH07108939B2 (ja) * 1988-10-28 1995-11-22 武田薬品工業株式会社 ポリエーテルポリオールの製造法
JP3403530B2 (ja) * 1994-12-26 2003-05-06 三井化学株式会社 ポリウレタン用新規ポリエーテルポリオールおよびその製造方法
US5786405A (en) 1996-11-01 1998-07-28 Bayer Corporation Amine-initiated polyether polyols and a process for their production
DE19742012A1 (de) * 1997-09-24 1999-03-25 Basf Ag Temperaturstabile Hartschaumstoffe auf Isocyanatbasis mit geringer Sprödigkeit und niedriger Wärmeleitfähigkeit

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006518417A5 (ja)
KR101077759B1 (ko) 알칼리성 폴리에테르 폴리올로부터 경질 포옴의 제조 방법
CA2218274C (en) Amine-initiated polyether polyols and a process for their production
EP1991598B1 (en) Process of forming a polyol
JP6559782B2 (ja) 硬質ポリウレタンフォーム及びその製造方法
KR20070085327A (ko) 경질 폴리우레탄 발포체의 제조 방법
EP0737224A1 (en) Process for preparing a polyurethane foam in the presence of a hydrocarbon blowing agent mixture
US20110218259A1 (en) Preparing polyurethanes
US20070199976A1 (en) Process of forming a polyol
JP2006518417A (ja) アミン開始ポリエーテルポリオール及びその製造方法
SG183523A1 (en) Method for producing polyurethanes
MXPA04002807A (es) Espuma rigida de poliuretano, dimensionalmente estables, y un proceso para producir dichas espumas en el que se reduce la presion de la espuma.
CN102070412B (zh) 阻燃型聚醚多元醇及制备方法,组合聚醚及聚氨酯泡沫
KR101232443B1 (ko) 우수한 절연성을 갖는 경질 발포체 및 상기 발포체의 제조방법
EP2736874B1 (en) Amine-initiated polyols from renwable resources and processes for their production and use
CN107531870A (zh) 由异丙叉基二苯酚基聚醚形成的pur/pir硬质泡沫
JP5365186B2 (ja) ポリエーテルポリオール組成物、及びそれを用いた硬質ポリウレタンフォームの製造方法
KR101831737B1 (ko) 경질 폴리우레탄 폼 및 이의 제조방법
KR20200091451A (ko) 우레탄 기 및 이소시아누레이트 기를 포함하는 연속 기포 경질 폼의 제조 방법
WO2023174777A1 (en) Polyurethane adhesive for use in a sandwich panel for 5g radome
EP4306562A1 (en) Polyurethane foaming system and rigid foam prepared therefrom