JP2006508154A - シクロブタン誘導体 - Google Patents

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Abstract

本発明は、式I
【化1】
Figure 2006508154

式中、R、R、A、Z、m、nおよびoは、請求項1で示した意味を有する、で表される新規なシクロブタン誘導体に関し、それらの液晶媒体の構成成分としての使用に関し、そして、本発明の液晶媒体を含む液晶または電気光学ディスプレイ素子に関する。

Description

本発明は、メソゲン骨格の構成成分としてのCFO架橋およびスピロアルカンユニットの一部としてのブタン−1,4−ジイル基の両方を含むシクロブタン誘導体に関し、液晶媒体の成分としてのそれらの使用に関し、そして、本発明のこれらの液晶媒体を含む液晶および電気光学ディスプレイ素子に関する。
本発明のシクロブタン誘導体は、液晶媒体の、とくにツイストセル、ゲスト−ホスト効果、アラインメント層DAPまたはECBの変形の効果(電気的に制御された複屈折)、IPS効果(面内切替)または動的散乱の原理に基づくディスプレイ用の構成成分として用いることができる。
この目的のため、これまで用いられたすべての物質は、ある欠点、例えば、熱、光、電場、または好ましくない弾性および/または誘電性の特性の効果の不十分な安定性を有している。
したがって、本発明は、新規な安定した液晶または、特にTN、STN、IPSおよびTFTディスプレイのための液晶媒体の成分として好適なメソゲン性化合物を見出すことを課題として有している。
本発明のさらなる課題は、低い回転粘度を有し、液晶混合物中の低温安定性の改善し、そして簡単に合成できる液晶化合物を提供することである。特に回転粘度の低減によって、有意に短い応答時間を達成することができるのである。
驚くべきことに、本発明によるシクロブタン誘導体が液晶媒体の成分として極めて好適であることを見出した。それらは、安定した、特にTFTまたはSTNディスプレイに好適な液晶媒体を得るのに用いられ得る。本発明によるシクロブタン誘導体の物理的特性は、環のメンバーおよび/または末端の置換基の好適な選択を介して広範囲で変化し得る。したがって、例えば、非常に低い光学異方性の値または低いものから高い正の誘電異方性の値を有する本発明によるシクロブタン誘導体を得ることができる。
特に、本発明によるシクロブタン誘導体は、予期できないほどの低い回転粘度に加えて、高い透明点によって区別される。
非常に低い光学異方性の値を有する液晶媒体は、反射型(reflective)および半透過型(transflective)の適用、即ち、反射型LCDにバックライトの支持がないか、それだけであるような適用に対し、特に重要である。
本発明によるシクロブタン誘導体の供給は、液晶混合物の調製のため、種々の適用の観点から好適である液晶物質の範囲を非常に一般的に相当に広げる。
本発明によるシクロブタン誘導体は、適用の広い範囲を有する。置換基の選択によって、これらの化合物は、液晶媒体が大部分構成される基材として役立てることができる;しかしながら、例えば、このタイプの誘電体の誘電および/または光学異方性に影響を与えるために、および/またはその閾電圧および/またはその粘度の最適化のために、本発明によるシクロブタン誘導体に他のクラスから液晶基材を添加することもできる。
純粋な状態では、本発明によるシクロブタン誘導体は透明であり、電気光学的使用に好ましく位置づけられている温度範囲において、液晶中間層を形成する。それらは、化学的に、温度的に、そして光に対して安定である。
したがって本発明は、式I
Figure 2006508154
式中、
、Rは、同一または異なっており、それぞれ互いに独立して、H、ハロゲン(F、Cl、BrまたはI)または未置換またはハロゲンで単置換または多置換された1〜15個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分枝状で、任意にキラルである、アルキルまたはアルコキシ基を示し、ここで1または2以上のCH基は、それぞれ互いに独立して、−O−、−S−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−O−CO−O−、−CH=CH−、−CH=CF−、−CF=CF−、−C≡C−または
Figure 2006508154
によって、ヘテロ原子が互いに直接結合しないように置換されていてもよく、あるいは−CN、−SCN、−NCS、−SF、−SCF、−CF、−CF=CF、−CFCFCF、−OCF、−OCHF、−CFCHCFまたは−OCHCFCHFCFを示し、
Aは、同一または異なっており、それぞれの場合で、互いに独立して、
a)trans−1,4−シクロへキシレン、ここでさらに、1または2以上の隣接しないCH基は、−O−および/または−S−で置換されてもよく、またここでさらに、1または2以上のH原子はFで置換されてもよい、
b)1,4−フェニレン、ここで1または2のCH基はNで置換されてもよく、またここでさらに、1または2以上のH原子はハロゲン(F、Cl、BrまたはI)、−CN、−CH、−CHF、−CHF、−OCH、−OCHFまたは−OCFで置換されてもよい、
c)ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1,3−ジイル、ビシクロ[2.2.2]オクタン−1,4−ジイル、スピロ[3.3]ヘプタン−2,6−ジイル、ナフタレン−2,6−ジイル、デカヒドロナフタレン−2,6−ジイル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジイルおよびピペリジン−1,4−ジイルの群からの基、または
d)1,4−シクロヘキセニレン
を示し、
Zは、同一または異なっており、それぞれの場合で、互いに独立して、−O−、−CHO−、−OCH−、−CO−O−、−O−CO−、−CFO−、−OCF−、−CFCF−、−CHCF−、−CFCH−、−CHCH−、−CH=CH−、−CH=CF−、−CF=CH−、−CF=CF−、−CF=CF−COO−、−O−CO−CF=CF−、−C≡C−または単結合を示し、
m、nは、同一または異なっており、互いに独立して、0、1または2を示し、好ましくは、m=0または1およびn=1または2であり、
oは、0または1を示す、
で表されるシクロブタン誘導体に関する。
さらに本発明は、液晶媒体の成分としての、式Iに記載の化合物の使用に関する。
同様に本発明は、式Iの化合物の少なくとも1つを含む少なくとも2つの液晶成分を有する液晶媒体に関する。
本発明はまた、本発明の液晶媒体を誘電体として含む液晶ディスプレイ素子、とくに電気光学ディスプレイ素子に関する。
とくに好ましくは、反射型(reflective)および半透過型(transflective)液晶ディスプレイ素子および、例えば、反射型および半透過型TNディスプレイなどの低複屈折Δnの他の液晶ディスプレイ、いわゆる「低Δnモードディスプレイ」が挙げられる。
式Iの意味には、式Iの化合物中、結合する化学元素の全ての同位体が含まれる。鏡像異性的に純粋か豊富な形態において、式Iの化合物はまた、キラルドーパントとして、そして一般的にキラルメソ相を達成するために好適である。
本明細書中、R、R、A、Z、m、nおよびoは、他に明確に述べられていない限り、示した意味を有する。基AおよびZが2回以上現われた場合、それらは互いに独立して、同一または異なる意味が採られる。
式中、RがHまたは1〜10個の炭素原子を有する直鎖状アルキル基である式Iの化合物が好ましい。
同様に、式中、Rは、H、1〜10個の炭素原子を有する直鎖状アルコキシ基、−F、−Cl、−CF、−OCHF、−CN、−NCSまたは−SF、とくに好ましくは、−OC、−F、−CF、−OCFまたは−CNである式Iの化合物が好ましい。
好ましい式Iの化合物は、副次式Ia
Figure 2006508154
の化合物および副次式Ib
Figure 2006508154
の化合物、
式中、R、R、A、Z、mおよびnは前述の意味を有する、
である。
Zは、好ましくは、−CHCH−、−CH=CH−、−C≡C−、−CFCF−、−CF=CF−、−CFO−または単結合を示し、とくに好ましくは、単結合を示す。
簡略のため、以下、Cycは、1,4−シクロへキシレン基を示し、Cheは、1,4−シクロヘキセニレン基を示し、Dioは、1,3−ジオキサン2,5−ジイル基を示し、Ditは、1,3−ジチアン−2,5−ジイル基を示し、Pheは、1,4−フェニレン基を示し、Pydは、ピリジン−2,5−ジイル基を示し、Pyrは、ピリミジン−2,5−ジイル基を示し、Bcoは、ビシクロオクチレン基を示し、そして、Decは、デカヒドロナフタレン−2,6−ジイル基を示し、ここで、Cycおよび/またはPheは、未置換か、CH、Cl、FまたはCNで単置換または多置換されていてもよい。
Aは、好ましくは、Phe、Cyc、Che、Pyd、PyrまたはDioを示し、とくに好ましくは、PheまたはCycを示す。
Pheは、好ましくは、
Figure 2006508154
を示す。
1,3−ジオキサン−2,5−ジイルおよびDioの用語は、それぞれ2つの位置異性体
Figure 2006508154
を包含する。
シクロヘキサン−1,4−ジイル基は、好ましくは、次の構造:
Figure 2006508154
を有する。
とくに好ましい式Iaの化合物は、以下の式:
Figure 2006508154
Figure 2006508154
Figure 2006508154
を含む。
とくに好ましい式Ibの化合物は、以下の式:
Figure 2006508154
Figure 2006508154
Figure 2006508154
Figure 2006508154
式中、R、R、AおよびZは前述の意味を有し、またL、L、L、L、LおよびLは、同一または異なっており、互いに独立して、HまたはFを示す、
を含む。
好ましいものとして、式中、RがHまたは1〜10個の炭素原子を有する直鎖状アルキルまたはアルコキシ基または2〜10個の炭素原子を有するアルケニルまたはアルケニルオキシを示す式IaaからIapおよびIbaからIbpの化合物が挙げられる。
同様に好ましいものとして、式中、Rが−F、−CF、−OCF、−CN、−NCS、−SFまたは−OCを示す式IaaからIapおよびIbaからIbpの化合物が挙げられる。
とくに好ましいものとして、式中、Rが−F、−CF、−OCF、−CN、−NCSまたは−SFを示し、LおよびLが同一または異なっており、互いに独立して、HまたはFを示し、LおよびLがHを示す式IaaからIahおよびIbaからIbhの化合物が挙げられる。
とくに好ましいものとして、式中、Rが−OC示し、LおよびLが同一または異なっており、互いに独立して、FまたはHを示し、LおよびLがHである式IaaからIahおよびIbaからIbhの化合物が挙げられる。
とくに好ましいものとして、式中、Rが−F、−CF、−OCF、−CN、−NCSまたは−SFを示し、L、L、LおよびLが同一または異なっており、互いに独立して、FまたはHを示し、LおよびLがHを示す式IaiからIapおよびIbiからIbpの化合物が挙げられる。
とくに好ましいものとして、式中、Rが−OC示し、L、LおよびLが同一または異なっており、互いに独立して、FまたはHを示し、L、LおよびLがHを示す式IaiからIapおよびIbiからIbpの化合物が挙げられる。
式Iab、Iaj、IbbおよびIbiの化合物において、Zは、好ましくは、−CHCH−、−CFCF−、−CFO−または単結合を示し、とくに好ましくは単結合を示す。
式Iag、Iao、IbgおよびIboの化合物において、Aは、好ましくは、
Figure 2006508154
である。
本明細書中の式のRおよび/またはRが、アルキル基を示す場合、これは直鎖状または分枝状であり得る。とくに好ましくは、2、3、4、5、6または7個の炭素原子を有する直鎖状のものであり、したがって、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシルまたはヘプチルを示し、さらに、メチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシルまたはペンタデシルを示す。
および/またはRがアルキル基を示し、ここで1つのCH基が−O−で置換されている場合、これは直鎖状または分枝状であり得る。好ましくは直鎖状で、1〜10個の炭素原子を有する。かかるアルキル基の最初のCH基はとくに好ましくは−O−で置換され、そして基Rおよび/またはRは、アロキシを意味することになり、とくに、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、オクチルオキシまたはノニルオキシを示す。
さらに、他の場所のCH基もまた、−O−で置換されてもよく、そして基Rおよび/またはRは好ましくは、直鎖状の2−オキサプロピル(=メトキシメチル)、2−(=エトキシメチル)または3−オキサブチル(2−メトキシエチル)、2−、3−または4−オキサペンチル、2−、3−、4−または5−オキサヘキシル、2−、3−、4−、5−または6−オキサヘプチル、2−、3−、4−、5−、6−または7−オキサオクチル、2−、3−、4−、5−、6−、7−または8−オキサノニルまたは2−、3−、4−、5−、6−、7−、8−または9−オキサデシルを示す。
および/またはRがアルキル基を示し、ここで1つのCH基が−CH=CH−で置換されている場合、これは直鎖状または分枝状であり得る。好ましくは、直鎖状であり、2〜10個の炭素原子を有する。したがって、ビニル、プロパ−1−または−2−エニル、ブタ−1−、−2−または−3−エニル、ペンタ−1−、−2−、−3−または−4−エニル、ヘキサ−1−、−2−、−3−、−4−または−5−エニル、ヘプタ−1−、−2−、−3−、−4−、−5−または−6−エニル、オクタ−1−、−2−、−3−、−4−、−5−、−6−または−7−エニル、ノナ−1−、−2−、−3−、−4−、−5−、−6−、−7−または−8−エニル、または、デカ−1−、−2−、−3−、−4−、−5−、−6−、−7−、−8−または−9−エニルを示す。
好ましいアルケニル基は、C〜C−1E−アルケニル、C〜C−3E−アルケニル、C〜C−4−アルケニル、C〜C−5−アルケニルおよびC−6−アルケニルであり、とくに好ましくは、C〜C−1E−アルケニル、C〜C−3E−アルケニルおよびC〜C−4−アルケニルである。
とくに好ましいアルケニル基の例としては、ビニル、1E−プロペニル、1E−ブテニル、1E−ペンテニル、1E−ヘキセニル、1E−ヘプテニル、3−ブテニル、3E−ペンテニル、3E−ヘキセニル、3E−ヘプテニル、4−ペンテニル、4Z−ヘキセニル、4E−ヘキセニル、4Z−ヘプテニル、5−ヘキセニルおよび6−ヘプテニルが挙げられる。5個までの炭素原子を有する基がとくに好ましい。
および/またはRがアルキル基を示し、ここで1つのCH基が−O−で置換され、1つが−CO−で置換されている場合、これらは好ましくは隣接している。したがって、これらはアシルオキシ基−CO−O−またはオキシカルボニル基−O−CO−を含む。これらはとくに好ましくは直鎖状で、2〜6個の炭素原子を有する。
したがって、とくに、アセトキシ、プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ、ペンタノイルオキシ、ヘキサノイルオキシ、アセトキシメチル、プロピオニルオキシメチル、ブチリルオキシメチル、ペンタノイルオキシメチル、2−アセトキシエチル、2−プロピオニルオキシエチル、2−ブチリルオキシエチル、3−アセトキシプロピル、3−プロピオニルオキシプロピル、4−アセトキシブチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、ペントキシカルボニル、メトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニルメチル、プロポキシカルボニルメチル、ブトキシカルボニルメチル、2−(メトキシカルボニル)エチル、2−(エトキシカルボニル)エチル、2−(プロポキシカルボニル)エチル、3−(メトキシカルボニル)プロピル、3−(エトキシカルボニル)プロピルまたは4−(メトキシカルボニル)ブチルを示す。
および/またはRがアルキル基を示し、ここで1つのCH基が未置換または置換された−CH=CH−によって置換され、隣接するCH基がCO、CO−OまたはO−COで置換されている場合、これは直鎖状または分枝状であり得る。好ましくは、直鎖状で4〜13個の炭素原子を有する。したがって、とくに好ましくは、アクリロイルオキシメチル、2−アクリロイルオキシエチル、3−アクリロイルオキシプロピル、4−アクリロイルオキシブチル、5−アクリロイルオキシペンチル、6−アクリロイルオキシヘキシル、7−アクリロイルオキシヘプチル、8−アクリロイルオキシオクチル、9−アクリロイルオキシノニル、10−アクリロイルオキシデシル、メタクリロイルオキシメチル、2−メタクリロイルオキシエチル、3−メタクリロイルオキシプロピル、4−メタクリロイル
オキシブチル、5−メタクリロイルオキシペンチル、6−メタクリロイルオキシヘキシル、7−メタクリロイルオキシヘプチル、8−メタクリロイルオキシオクチルまたは9−メタクリロイルオキシノニルを示す。
および/またはRがCNまたはCFで単置換されたアルキル基またはアルケニル基を示す場合、この基は好ましくは直鎖状であり、CNまたはCFによる置換はω−位である。
および/またはRがハロゲンで少なくとも単置換されたアルキル基を示す場合、この基は好ましくは直鎖状である。ハロゲンは、好ましくは、FまたはClである。多置換の場合、ハロゲンは、好ましくは、Fである。得られた基は、ペルフルオロ基をも含む。単置換の場合、フッ素置換または塩素置換は、任意の所望する位置であり得るが、好ましくは、ω−位である。
分枝状の翼状基Rおよび/またはRを有する式Iの化合物は、より優れた溶解性のため、とくに光学活性である場合は、キラルドーパントとして、従来の液晶基材の中で、時折重要であるかもしれない。このタイプのスメクチック化合物は、強誘電性材料の成分として好適である。
このタイプの分枝状の基は、一般的に、せいぜい1つの分枝鎖を含む。好ましい分枝状の基Rおよび/またはRは、イソプロピル、2−ブチル(=1−メチルプロピル)、イソブチル(=2−メチルプロピル)、2−メチルブチル、イソペンチル(=3−メチルブチル)、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、2−エチルヘキシル、2−プロピルペンチル、イソプロポキシ、2−メチルプロポキシ、2−メチルブトキシ、3−メチルブトキシ、2−メチルペンチルオキシ、3−メチルペンチルオキシ、2−エチルヘキシルオキシ、1−メチルヘキシルオキシおよび1−メチルヘプチルオキシである。
式Iは、これら化合物のラセミ化合物および光学対掌体の両方、およびこれらの混合物を包含する。
式Iおよび副次式の化合物のうち、好ましいものとして、示した好ましい意味の1つを有する少なくとも1つの基が存在するものが挙げられる。
式Iの化合物は、文献(例えば、Houben-Weyl, Methoden der Organischen Chemie [有機化学の方法], Georg-Thieme-Verlag, Stuttgartなどの標準的な著作)に記載のように、それ自体知られた方法によって、既知で該反応に好適な反応条件下に正確に準備される。それ自体知られた変法は、ここで用いることができるが、ここではとくに詳細には述べない。
式Iの化合物は、例えば、以下の反応スキームまたはそれらと同様に調製することができる。さらに合成方法を例に挙げる。
スキーム1〜4において、R、R、A、Z、n、mおよびoは、前記した意味を有する。L、L、L、L、LおよびLは、同一または異なっており、互いに独立して、HまたはFを示す。
スキーム1:(o=0または1)
WO 02/48073 A1に開示された合成
Figure 2006508154
スキーム2:(o=0または1)
WO 01/64667 A1、P. Kirsch, M. Bremer, A. Taugerbeck, T. Wallmichrath, Angew. Chem. Int. Ed. Engl. 2001, 40, 1480-1484および該文献で述べられた文献において開示された合成
Figure 2006508154
スキーム3:(o=0または1)
EP 1 182 186 A2に開示された合成
Figure 2006508154
スキーム4:(o=0または1)
EP 1 182 186 A2に開示された合成
Figure 2006508154
出発材料は、既知の化合物か、既知の化合物と同様に調製することができる。
所望であれば、出発材料はまた、それらを反応混合物から単離しないで、その場で(in situ)形成され得るが、代わりにすぐにそれらをさらに式Iの化合物に変換することもできる。
本発明の液晶媒体は、1または2以上の本発明の化合物に加えて、さらなる構成成分として、好ましくは、2〜40、とくに好ましくは、4〜30の成分を含む。とくに、これらの媒体は、1または2以上の本発明の化合物に加えて、7〜25の成分を含む。これらのさらなる構成成分は、好ましくは、ネマチックまたはネマトゲニック(モノトロピックまたはイソトロピック)物質から、とくにアゾキシベンゼン類、ベンジリデンアニリン類、ビフェニル類、トリフェニル類、フェニルまたはシクロヘキシルベンゾエート類、シクロヘキサンカルボン酸のフェニルまたはシクロヘキシルエステル類、シクロヘキシル安息香酸のフェニルまたはシクロヘキシルエステル類、シクロヘキシルシクロヘキサンカルボン酸のフェニルまたはシクロヘキシルエステル類、安息香酸の、シクロヘキサンカルボン酸の、またはシクロヘキシルシクロヘキサンカルボン酸のシクロヘキシルフェニルエステル類、フェニルシクロヘキサン類、シクロヘキシルビフェニル類、フェニルシクロヘキシルシクロヘキサン類、シクロヘキシルシクロヘキサン類、シクロヘキシルシクロヘキシルシクロヘキサン類、1,4−ビスシクロヘキシルベンゼン類、4,4'−ビスシクロヘキシルビフェニル類、フェニル−またはシクロヘキシルピリミジン類、フェニル−またはシクロヘキシルピリジン類、フェニル−またはシクロヘキシルジオキサン類、フェニル−またはシクロヘキシル−1,3−ジチアン類、1,2−ジフェニルエタン類、1,2−ジシクロヘキシルエタン類、1−フェニル−2−シクロヘキシルエタン類、1−シクロヘキシル−2−(4−フェニルシクロヘキシル)エタン類、1−シクロヘキシル−2−ビフェニルイルエタン類、1−フェニル−2−シクロヘキシルフェニルエタン類、任意にハロゲン化されるスチルベン類、ベンジルフェニルエーテル類、トラン類および置換された桂皮酸類のクラスからの物質から選択される。これらの化合物中、1,4−フェニレン基もまたフッ素化されてもよい。
本発明の媒体のさらなる構成成分として好適で、最も重要な化合物は、式1、2、3、4および5によって特徴付けることができる:
Figure 2006508154
式1、2、3、4および5において、LおよびEは、同一または異なっており、それぞれ互いに独立しており、−Phe−、−Cyc−、−Phe−Phe−、−Phe−Cyc−、−Cyc−Cyc−、−Pyr−、−Dio−、−G−Phe−および−G−Cyc−およびそれらの鏡像体によって形成される基からの二価の基を示し、ここでPheは、未置換またはフッ素置換された1,4−フェニレンを示し、Cycは、trans−1,4−シクロへキシレンまたは1,4−シクロヘキセニレンを示し、Pyrは、ピリミジン−2,5−ジイルまたはピリジン−2,5−ジイルを示し、Dioは、1,3−ジオキサン−2,5−ジイルを示し、そしてGは、2−(trans−1,4−シクロヘキシル)エチルを示す。
基LおよびEの1つは、好ましくは、Cyc、PheまたはPyrを示す。Eは、好ましくは、Cyc、PheまたはPhe−Cycを示す。本発明の媒体は、好ましくは、式1、2、3、4および5、式中、LおよびEは、基Cyc、PheおよびPyrから選択される、の化合物から選択される1または2以上の成分、および同時に式1、2、3、4および5、式中、基LおよびEの1つが基Cyc、PheおよびPyrから選択され、他の1つの基が、基−Phe−Phe−、−Phe−Cyc−、−Cyc−Cyc−、−G−Phe−および−G−Cyc−から選択される、の化合物から選択される1または2以上の成分を含み、任意に、式1、2、3、4および5、式中、基LおよびEは、基−Phe−Cyc−、−Cyc−Cyc−、−G−Phe−および−G−Cyc−から選択される、の化合物から選択される1または2以上の成分を含む。
R’および/またはR”は、それぞれ互いに独立して、8個までの炭素原子を有するアルキル、アルケニル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルケニルオキシまたはアルカノイルオキシ、−F、−Cl、−CN、−NCS、−(O)CH3−(k+l)Clを示し、ここで、iは0または1を示し、kおよびlは同一または異なっており、互いに独立して、0、1、2または3を示し、(k+l)の計は以下の範囲にある:1≦(k+l)≦3。
式1、2、3、4および5の化合物のより小さなサブグループにおいて、R’およびR”は、それぞれ互いに独立して、8個までの炭素原子を有するアルキル、アルケニル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルケニルオキシまたはアルカノイルオキシを示す。このより小さなサブグループを以下グループAといい、該化合物を副次式1a、2a、3a、4aおよび5aによって引用する。これら化合物の大半において、R’およびR”は、互いに異なっており、これらの基の1つは通常、アルキル、アルケニル、アルコキシまたはアルコキシアルキルである。
グループBとして知られる式1、2、3、4および5の化合物の他のより小さなサブグループにおいて、R”は、−F、−Cl、−NCSまたは−(O)CH3−(k+l)Clであり、ここで、iは0または1を示し、kおよびlは同一または異なっており、互いに独立して、0、1、2または3を示し、(k+l)の計は以下の範囲にある:1≦(k+l)≦3。R”がこの意味を有する化合物を副次式1b、2b、3b、4bおよび5bによって引用する。とくに好ましいものとして、R”が−F、−Cl、−NCS、−CF、−OCHFまたは−OCFを示す副次式1b、2b、3b、4bおよび5bのこれら化合物が挙げられる。
副次式1b、2b、3b、4bおよび5bの化合物において、R’は、副次式1aから5aの化合物で示した意味を有し、好ましくは、アルキル、アルケニル、アルコキシまたはアルコキシアルキルである。
式1、2、3、4および5の化合物のさらなるより小さなサブグループにおいて、R”は−CNを示す。このサブグループは、以下、グループCといい、このサブグループの化合物は、それぞれ副次式1c、2c、3c、4cおよび5cによって記載される。副次式1c、2c、3c、4cおよび5cの化合物において、R’は、副次式1aから5aの化合物で示した意味を有し、好ましくは、アルキル、アルコキシまたはアルケニルを示す。
グループA、BおよびCの好ましい化合物に加えて、他の種々の提案された置換基を有する式1、2、3、4および5の他の化合物もまた通例のものである。これらの全ての物質は文献から知られてた方法またはそれに類似の方法によって得ることができる。
本発明による式Iの化合物に加えて、本発明による媒体は好ましくは、グループA、Bおよび/またはCから選択される1または2以上の化合物を含む。本発明による媒体中、これらのグループからの化合物の重量割合は、好ましくは、
グループA:0〜90%、好ましくは20〜90%、とくに30〜90%、
グループB:0〜80%、好ましくは10〜80%、とくに10〜65%、
グループC:0〜80%、好ましくは5〜80%、とくに5〜50%、
であり、ここで本発明によるそれぞれの媒体に存在するグループA、Bおよび/またはCの化合物の重量割合の合計は、好ましくは、5〜90%であり、とくに10〜90%である。
本発明による媒体は、好ましくは、1〜40%、とくに好ましくは5〜30%の本発明による式Iの化合物を含む。さらに好ましいものとして、40%以上、好ましくは45〜90%の本発明による式Iの化合物を含む媒体が挙げられる。媒体は、好ましくは、3種、4種または5種の本発明による化合物を含む。
本発明に関して用いることができる液晶混合物は、それ自体慣用である方法で調製される。一般的に、より少ない量に使用される成分の所望の量は、主要な構成成分を形成する成分に、好ましくは上昇した温度で、溶解される。また、例えば、アセトン、クロロホルムまたはメタノールなどの有機溶媒中、成分の溶液を混合することができ、例えば、徹底的な撹拌の後の蒸留によって、再び溶媒を除去することができる。さらに混合物は、例えば、例えば均一な混合物などのプレミックスを用いて、またはいわゆる「マルチボトル(multibottle)」システムを用いて、他の慣用の方法で調製することができる。
また誘電体は、当業者に知られ、刊行物に記載されたさらなる添加物を含んでもよい。例えば、0〜15%、好ましくは、0〜10%の多色性染料および/またはキラルドーパントを添加し得る。添加した個々の化合物は、0.01〜6%、好ましくは、0.1〜3%の濃度で用いられる。しかしながら、液晶混合物の他の構成成分、即ち、液晶またはメソゲン性化合物の濃度データは、これらの添加物の濃度に関して考慮しないで示される。
本適用において、および、以下の例において、液晶化合物の構造は、略語、以下の表AおよびBで起こる化学式における変化によって示される。全ての基C2n+1およびC2m+1は、nおよびmの炭素原子をそれぞれ有する直鎖状のアルキル基である。nおよびmは整数で、好ましくは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12であり、ここで、n=mまたはn≠mである。表Bにおけるコードは自明である。表Aにおいて、親構造に対する略語だけが示される。個々の場合において、親構造に対する略語は、以下の、ダッシュで区切られ、置換基R1*、R2*、L1*およびL2*のコードによる:
Figure 2006508154
好ましい混合物の構成成分は、表AおよびBに示す。
表A:
Figure 2006508154
Figure 2006508154
Figure 2006508154
表B:
Figure 2006508154
Figure 2006508154
Figure 2006508154
Figure 2006508154
表C:
表Cは、好ましくは本発明の混合物に添加され得るドーパントを示す。
Figure 2006508154
Figure 2006508154
とくに好ましいものとして、1または2以上の式Iの化合物に加え、2種、3種または4種以上の表Bから選択される化合物を含む本発明による混合物が挙げられる。
以下の例は、これに限定されることなしに、本発明を説明することを意図している。本明細書を通して、百分率は重量パーセントである。全ての温度は摂氏である。m.p.は融点を示し、cl.p.=透明点である。さらに、C=結晶状態、N=ネマチック相、Sm=スメチック相、およびI=イソトロピック相である。これらシンボルの間のデータは、転移温度を示す。Δnは、光学異方性(589nm、20℃)、およびΔεは、誘電異方性(1kHz、20℃)を示す。
本発明による化合物のΔnおよびΔεの値は、10%の本発明によるそれぞれの化合物および90%の商業的に入手可能な液晶ZLI 4792(Merck, Darmstadt)からなる液晶混合物からの外挿法により得た。
「慣用の仕上げ」とは、必要な場合、水を加え、混合物を塩化メチレン、ジエチルエーテルまたはトルエンで抽出し、相を分離し、有機相を乾燥し、減圧し、生成物を減圧下で蒸留または結晶化および/またはクロマトグラフィーにより精製することを意味する。
本明細書を通し、以下の略語を用いた:
DBH 1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン
DMF ジメチルホルムアミド
LDA リチウムジイソプロピルアミド
n−BuLi n−ブチルリチウム
RT 室温(約20℃)
THF テトラヒドロフラン
例1
次式
Figure 2006508154
の化合物2−(ジフルオロ[3,4,5−トリフルオロフェニル]オキシメチル)−6−(4−プロピルシクロヘキシル)スピロ[3.3]ヘプタン[7]を以下のとおり調製した:
Figure 2006508154
試薬および反応条件:a)トリクロロアセチルクロリド、Zn、エーテル;b)Zn、HOAc;c)(PhP)CHBr、KOtBu、THF;d)2−トリメチルシリル−1,3−ジチアン、nBuLi、THF、−78℃→RT;e)1.3,4,5−トリフルオロフェノール、EtN、CHCl、−78℃;2.EtN・3HF、DBH、−78℃→RT。
ステップ1
2−(6−{4−n−プロピルシクロヘキシル}スピロ[3.3]ヘプト−2−イルイデン)[1,3]ジチアン6
15.5g(80.3mmol)の2−トリメチルシリル−1,3−ジチアンを150mlのTHFに溶解し、51ml(80.3mmol)のn−BuLi(ヘキサン中、15パーセント)を−70℃で滴下して素早く添加した。続いてバッチを4時間かけて0℃まで溶かし、冷却せずに10分間撹拌し、再度−70℃まで冷却し、そして、THF50ml中、17.0g(72.5mmol)の6−(4−n−プロピルシクロヘキシル)スピロ[3.3]ヘプタン−2−オン5の溶液を滴下して加えた。バッチを室温で一晩撹拌したままにし、飽和炭化水素ナトリウム溶液を用いて加水分解し、ジクロロメタンで抽出した。混ぜ合わせた有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物をn−ヘプタンから再結晶化した。ジチオアセタール6が無色の薄片として得られた。
ステップ2
10.0g(29.7mmol)のジチオアセタール6を100mlのジクロロメタンに溶解し、2.6ml(30.0mmol)のトリフルオロメタンスルホン酸を氷/食塩で冷却しながら、滴下して添加した。5分後、冷却を除去し、バッチを室温で45分間撹拌した。続いてバッチを−70℃まで冷却し、30mlのジクロロメタン中、7.5ml(54.0mmol)のトリエチルアミンおよび6.67g(45.0mmol)のトリフルオロフェノールの混合物を添加し、混合物を−70℃で1時間撹拌した。次いで、24.2ml(0.150mol)のトリエチルアミントリス(ヒドロフルオリド)を添加し、5分後、42.9g(0.150mol)のDBH(60mlのジクロロメタンに懸濁)を30分間に亘って徐々に添加した。90分後、バッチを解けるままにし、1M水酸化ナトリウム溶液および亜硫酸水素水溶液を用いて加水分解した。有機相を分離し、飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下で溶媒を除去し、残渣をn−ヘプタンでシリカゲルを通してろ過し、スピロ化合物7を融点43℃の透明な固体として得た。
C43N46.6I
Δε=9.1
Δn=0.0668
γ=132mPa・s
19F-NMR (235 MHz, CDCl3)
δ=-79.2 ppm (d, 3JF,H=10.6 Hz, 2 F, CF2O), -133.2 (mc, 2 F, Ar-F), -164.7 (tt, 3JF,F=20.8 Hz, 4JF,H=5.9 Hz, 1 F, Ar-F).
本発明の以下の化合物は、対応する前駆体を用いて、例1と同様に得られた:
例2〜126
Figure 2006508154
例127〜252
Figure 2006508154
例253〜378
Figure 2006508154
例379〜504
Figure 2006508154
Figure 2006508154
Figure 2006508154
Figure 2006508154
Figure 2006508154
Figure 2006508154
例505
次式
Figure 2006508154
の化合物2−(ジフルオロ[3,4,5−トリフルオロフェニル]オキシメチル)−7−n−プロピル−スピロ[5.3]ノナン(11)を以下のとおり調製した:
2−(ジフルオロ[3,4,5−トリフルオロフェニル]オキシメチル)−7−n−プロピル−スピロ[5.3]ノナン(11)は、例1に記載の合成と同様に、7−n−プロピル−スピロ[5.3]ノナン−2−オンから得られる。
Figure 2006508154
8.90g(32.0mmol)のジチオアセタール10を、80mlのジクロロメタンに溶解し、2.8ml(32.0mmol)のトリフルオロメタンスルホン酸を、氷/食塩で冷却しながら滴下して加える。5分後、冷却を除き、該バッチを室温で45分間撹拌した。続いて、バッチを−70℃に冷却し、ジクロロメタン80ml中、トリエチルアミン7.1ml(51.0mmol)およびトリフルオロフェノール7.10g(48.0mmol)の混合物を添加し、該バッチを−70℃で1時間撹拌した。次いで、25.8ml(0.160mol)のトリエチルアミントリス(ヒドロフルオリド)を添加し、5分後に、60mlのジクロロメタンに懸濁した45.8g(0.150mol)のDBHを約30分にわたって、徐々に添加した。90分後、バッチを融けるままにし、1M水酸化ナトリウム溶液および亜硫酸水素水溶液を用いて加水分解した。有機相を分離し、飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下で溶媒を除去し、残渣をn−ヘプタンでシリカゲルを通してろ過した。粗生成物をバルブ−チューブ分配(bulb-tube distillation)(沸点:158℃/0.1mbar)で精製し、スピロ化合物11を得た。
Δε=7.4
Δn=0.0641
本発明の以下の化合物は、対応する前駆体を用いて、例505と同様に得られた:
例506〜630
Figure 2006508154
例631〜756
Figure 2006508154
例757〜882
Figure 2006508154
例883〜1008
Figure 2006508154
Figure 2006508154
Figure 2006508154
Figure 2006508154
Figure 2006508154
例1009
Figure 2006508154
を含む液晶混合物は、次の特性を有する:
透明点: +86.0℃
Δε: +5.6
Δn: +0.0924
例1010
Figure 2006508154
を含む液晶混合物は、次の特性を有する:
透明点: +72.0℃
Δn: +0.0605
例1011
Figure 2006508154
を含む液晶混合物は、次の特性を有する:
透明点: +73.2℃
Δε: +5.3
Δn: +0.0885

Claims (12)

  1. 式I
    Figure 2006508154
    式中、
    、Rは、同一または異なっており、それぞれ互いに独立して、H、ハロゲン(F、Cl、BrまたはI)または未置換またはハロゲンで単置換または多置換された1〜15個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分枝状で、任意にキラルである、アルキルまたはアルコキシ基を示し、ここで1または2以上のCH基は、それぞれ互いに独立して、−O−、−S−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−O−CO−O−、−CH=CH−、−CH=CF−、−CF=CF−、−C≡C−または
    Figure 2006508154
    によって、ヘテロ原子が互いに直接結合しないように置換されていてもよく、あるいは−CN、−SCN、−NCS、−SF、−SCF、−CF、−CF=CF、−CFCFCF、−OCF、−OCHF、−CFCHCFまたは−OCHCFCHFCFを示し、
    Aは、同一または異なっており、それぞれの場合で、互いに独立して、
    a)trans−1,4−シクロへキシレン、ここでさらに、1または2以上の隣接しないCH基は、−O−および/または−S−で置換されてもよく、またここでさらに、1または2以上のH原子はFで置換されてもよい、
    b)1,4−フェニレン、ここで1または2のCH基はNで置換されてもよく、またここでさらに、1または2以上のH原子はハロゲン(F、Cl、BrまたはI)、−CN、−CH、−CHF、−CHF、−OCH、−OCHFまたは−OCFで置換されてもよい、
    c)ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1,3−ジイル、ビシクロ[2.2.2]オクタン−1,4−ジイル、スピロ[3.3]ヘプタン−2,6−ジイル、ナフタレン−2,6−ジイル、デカヒドロナフタレン−2,6−ジイル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジイルおよびピペリジン−1,4−ジイルの群からの基、または
    d)1,4−シクロヘキセニレン
    を示し、
    Zは、同一または異なっており、それぞれの場合で、互いに独立して、−O−、−CHO−、−OCH−、−CO−O−、−O−CO−、−CFO−、−OCF−、−CFCF−、−CHCF−、−CFCH−、−CHCH−、−CH=CH−、−CH=CF−、−CF=CH−、−CF=CF−、−CF=CF−COO−、−O−CO−CF=CF−、−C≡C−または単結合を示し、
    m、nは、同一または異なっており、互いに独立して、0、1または2を示し、
    oは、0または1を示す、
    で表されるシクロブタン誘導体。
  2. 両方のoが0であることを特徴とする、請求項1に記載の化合物。
  3. 両方のoが1であることを特徴とする、請求項1に記載の化合物。
  4. 以下の式:
    Figure 2006508154
    Figure 2006508154
    Figure 2006508154
    Figure 2006508154
    式中、L、L、L、L、LおよびLは、同一または異なって、互いに独立して、HまたはFを示す、
    のうちの1つを有することを特徴とする、請求項2に記載の化合物。
  5. 以下の式:
    Figure 2006508154
    Figure 2006508154
    Figure 2006508154
    Figure 2006508154
    式中、L、L、L、L、LおよびLは、同一または異なって、互いに独立して、HまたはFを示す、
    のうちの1つを有することを特徴とする、請求項3に記載の化合物。
  6. が、Hまたは1〜10個の炭素原子を有する直鎖状アルキル基を示すことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
  7. が、H、1〜10個の炭素原子を有する直鎖状アルコキシ基、−F、−Cl、−CF、−OCF、−OCHF、−CN、−NCSまたは−SFを示すことを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の請求項1〜6のいずれかに記載の化合物。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の式Iで表される化合物の、液晶媒体の成分としての使用。
  9. 少なくとも2つの液晶成分を有する液晶媒体であって、請求項1〜7のいずれかに記載の式Iで表される化合物の少なくとも1つを含むことを特徴とする、前記液晶媒体。
  10. 請求項9に記載の液晶媒体を誘電体として含むことを特徴とする、液晶ディスプレイ素子。
  11. 請求項9に記載の液晶媒体を誘電体として含むことを特徴とする、反射型または半透過型液晶ディスプレイ素子。
  12. 請求項9に記載の液晶媒体を誘電体として含むことを特徴とする、電気光学ディスプレイ素子。
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