JP2006503779A - エレクトログラフィック印刷機または複写機の制御方法および制御装置 - Google Patents

エレクトログラフィック印刷機または複写機の制御方法および制御装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、エレクトロフォトグラフィック印刷機または複写機の制御装置および制御方法に関する。本発明の第1側面によれば、個別枚葉紙の印刷を制御するために目標時点が設定され、監視される。本発明の第2側面によれば、順次連続する個別枚葉紙間の枚葉紙間隔が所定の目標間隔に高精度に調整される。本発明の第3側面によれば、動作モードを切り替えるための方法および装置が提供される。ここでは印刷機または複写機の最大可能印刷速度が保証される。

Description

本発明は、エレクトログラフィック印刷機または複写機の制御方法および制御装置、並びにエレクトログラフィック印刷機または複写機に関する。
公知のエレクトログラフィック印刷機または複写機は、紙経路を監視するために複数のセンサ、例えば光遮断器およびスイッチを含んでいる。さらにこの公知の印刷機は多数のアクチュエータ、例えば調整モータ、ステップモータ、弁およびソレノイドを有しており、いくつかのアクチュエータではこのアクチュエータの調整位置が位置フィードバックによって監視される。印刷機によって印刷すべき個別枚葉紙の紙経路はアクチュエータによって制御され、センサによって監視される。さらにセンサは、順次連続して印刷すべき個別枚葉紙間の枚葉紙間隔を制御し、制御時点を検出するために使用される。従って公知の印刷機または複写機では少なくとも1つの光遮断器が印刷機構の直前に配置され、これにより枚葉紙前方エッジが光遮断器に達した時に印刷機構の印刷プロセスが開始される。このことにより印刷画像が個別枚葉紙のページに正しく転写される。
紙状態を検出するために公知の印刷機では、センサ領域に存在するページによってトリガされるセンサ信号がどれだけの時間で印加されているかが監視される。この時間が所定の限界値を上回ると、紙がセンサ領域に留まっていることが推定される。さらに公知の印刷機または複写機では、枚葉紙が第1のセンサを通過して、第2のセンサに到達するまでに必要な時間が検出される。この時間が所定の限界値を上回ると、個別枚葉紙が2つのセンサ間の領域に存在し、紙詰まりの発生していることが推定される。アクチュエータは公知の印刷機および複写機では制御スキームに従いセンサ信号に依存して駆動制御される。
順次連続して印刷すべき個別枚葉紙間には、印刷機および複写機の動作形式に応じて所定の枚葉紙間隔を調整すべきである。枚葉紙間隔を調整するために2つの個別枚葉紙間の間隔が測定され、所定の枚葉紙間隔から偏差する場合には、この偏差に依存して後続の個別枚葉紙に対する枚葉紙間隔が制御される。従ってこの公知の印刷機または複写機では、相対的時間の多数の監視が必要であり、この時間を個々の制御フローで制御し、印刷機または複写機の構成群を制御することにより調整する。とりわけ印刷ないし複写速度が50枚葉紙DIN A4/分以上で、複数の紙経路を有する高性能印刷機および高性能複写機では多数のセンサおよびアクチュエータが必要であり、これにより高い印刷速度と高い印刷品質を保証する。とりわけ高性能印刷機および高性能複写機に対しては非常に面倒で、能力の高い制御が必要である。この印刷機および複写機の印刷品質をさらに改善し、とりわけ印刷速度をさらに上昇させるためにはさらなるセンサが必要である。しかしセンサ信号の評価は印刷機または複写機の印刷速度の上昇と共にさらに高精度に行わなければならない。しかしこの複雑な制御タスクは膨大なコストをかけてのみ実現される。
このような公知の高性能印刷機は例えば国際特許出願WO/0845およびWO98/18052に記載されており、ここから個別枚葉紙を印刷するのに2つの印刷機構を有する高性能印刷機が公知である。前記の印刷機は少なくとも2つの動作モードで駆動することができ、印刷機を通る個別枚葉紙の搬送経路は動作モードにより設定される。印刷機は多数のセンサとアクチュエータを、紙搬送および印刷プロセスの制御のために有する。
本発明の課題は、印刷機または複写機での複雑な制御過程を比較的簡単かつ高精度で実現できる印刷機の制御方法および制御装置を提供することである。さらに本発明の課題は、少なくとも2つの動作モードで駆動することができ、個別枚葉紙の印刷の際に高い性能を有するエレクトログラフィック印刷機または複写機を提供することである。
この課題は、エレクトログラフィック印刷機または複写機の制御方法に対しては請求項1の構成により解決される。本発明の改善形態は従属請求項に記載されている。
請求項1の構成を備える、エレクトログラフィック印刷機または複写機の制御方法によって、印刷機または複写機を通る個別枚葉紙の搬送のための制御過程をスタートする前に既に、少なくとも1つのセンサ信号が予期される目標時点を求めることができる。従って印刷機または複写機の制御ユニットは制御過程の間に目標時点を検出する必要がない。目標時点が別個の時間制御部により監視されるなら、印刷機または複写機のその他の制御部は目標時間の監視から格段に負荷軽減される。目標時点を印刷機または複写機の基準時間、例えばシステム時間に関連付けると有利である。このことにより、目標時点に達したことまたはこれを上回ったことを簡単に僅かなコストで監視することができる。
本発明の第2のアスペクトは、エレクトログラフィック印刷機または複写機の制御装置に関する。この装置は印刷機または複写機に供給される印刷データから個別枚葉紙に関連する情報を検出する。個別枚葉紙に関連する情報に依存して制御部は、印刷機または複写機を通る個別枚葉紙の搬送経路を求め、少なくとも1つの印刷画像を個別枚葉紙の少なくとも片面に形成する。搬送経路に依存して制御部は少なくとも1つの目標時点を設定する。この目標時点では少なくとも1つのセンサ信号が予期され、および/または少なくとも1つのアクチュエータが駆動制御される。この目標時点は印刷機または複写機の基準時間に関連している。
このようにして目標時点を既に個別枚葉紙の搬送制御の前に印刷機または複写機により検出することができ、これにより印刷機または複写機の制御部は本来の制御過程中に目標時点を設定することも監視することもなく、従って負荷軽減される。目標時点を印刷機または複写機の基準時間、例えばシステム時間に関連付けることにより、目標時点を簡単に時間制御部によって監視することができる。これにより個別枚葉紙を搬送経路に沿って制御するための、印刷機または複写機の制御部は、目標時点の検出および監視から負荷軽減される。とりわけ50枚DIN A4/分以上の印刷速度を有する高性能印刷機では、目標時点の検出と監視が制御のかなりのリソースを必要とする。本発明の装置では制御部が少なくとも制御過程の間、負荷軽減される。なぜなら、目標時点を制御過程の間、検出する必要がなく、個別枚葉紙の供給前に既に検出することができるからである。この装置によって同様に、目標時点の監視を印刷機または複写機の単純な時間制御ユニットによって間に実行することができる。従って印刷機制御部は目標時点の監視からも負荷軽減される。この場合、時間制御ユニットは目標時点に達する際および/または上回る際に信号を印刷機制御部に出力する。
本発明の第3のアスペクトでは、エレクトログラフィック印刷機または複写機の制御方法を提供する。第1個別枚葉紙を両面印刷するための第1動作モードでは、第1印刷機構によって印刷画像が第1個別枚葉紙の表面に、第2印刷機構によって印刷画像が第1個別枚葉紙の裏面に形成される。この個別枚葉紙は第1搬送経路で第1印刷機構と第2印刷機構に供給される。個別枚葉紙の片面を印刷するための第2動作モードでは、第1印刷機構によって第2個別枚葉紙の表面に印刷画像が形成され、第2印刷機構によって第3個別枚葉紙の表面に印刷画像が形成される。第2個別枚葉紙は第2搬送経路で第1印刷機構に、第3個別枚葉紙は第3搬送経路で第2印刷機構に供給される。この方法では、片面を印刷すべき順次連続する個別枚葉紙が所定数に達するか、またはこれを上回るときに、第1動作モードが第2動作モードに変化される。このことにより片側を印刷すべき個別枚葉紙も第1動作モードで印刷することができる。ただしこれを行うのは、この枚葉紙の第2動作モードにおける印刷が反転過程も含めて、この個別枚葉紙を第1動作モードで片面印刷するよりも多くの時間を要求する場合である。印刷機または複写機の性能をこのようにして高めることができ、動作モードを変更する際に要求される構成素子の摩耗も低減する。
本発明の第4のアスペクトは、エレクトログラフィック印刷機または複写機に関する。この印刷機または複写機は、第1個別枚葉紙を両面印刷するための第1動作モードで第1印刷機構によって印刷画像が第1個別枚葉紙の表面に形成され、第2印刷機構によって印刷画像が第1個別枚葉紙の裏面に形成される。この個別枚葉紙は第1と第2の印刷機構に第1搬送経路で供給される。個別枚葉紙を片面印刷するための第2動作モードでは、第1印刷機構によって第2個別枚葉紙の表面に印刷画像が形成され、第2印刷機構によって第3個別枚葉紙の表面に印刷画像が形成される。第2個別枚葉紙は第2搬送経路で第1印刷機構に、第3個別枚葉紙は第3搬送経路で第2印刷機構に供給される。この印刷機は、順次連続する所定数の個別枚葉紙が片面印刷された場合にだけ、制御部によって第1動作モードから第2動作モードに切り替わる。
このことにより印刷機または複写機の動作モード間の頻繁な切り替えが回避され、これによりとりわけ切り替え構成素子の摩耗が低減される。さらに第1動作モードから第2動作モードに切り替え、片面を印刷すべき個別枚葉紙を第2動作モードで印刷し、第2動作モードから第1動作モードに切り替えるための時間が、片面を印刷すべき個別枚葉紙を第1動作モードで片面印刷する場合よりも多くの時間を必要とするなら、印刷機または複写機の印刷速度を上昇させることができる。このことにより印刷機または複写機の性能が向上する。
本発明の第5のアスペクトによれば、エレクトログラフィック印刷機または複写機の制御方法が提供される。この方法では個別枚葉紙が少なくとも1つの印刷機構により印刷される。個別枚葉紙は少なくとも1つの搬送経路で印刷機または複写機を通って搬送され、印刷機構に供給される。第1個別枚葉紙が第1測定点に到着する時間は第1実際時点として検出され、第1目標時点と比較される。第1実際時点と第1目標時点との偏差に依存して第1個別枚葉紙の搬送速度が搬送経路の少なくとも一部で上昇、低下、または維持される。さらに第2個別枚葉紙の測定点への到着時間が第2実際時点として検出され、第2目標時点と比較される。第2実際時点と第2目標時点との偏差に依存して、第2個別枚葉紙の搬送速度が搬送経路の少なくとも一部で上昇、低下、または維持される。このことにより、第1個別枚葉紙と第2個別枚葉紙との間の間隔を正確に調整することができる。これにより印刷機または複写機の印刷速度が上昇し、印刷画像を形成する際の精度が改善される。
本発明の第6のアスペクトによれば、エレクトログラフィック印刷機または複写機の制御装置が提供され、この装置では測定装置により、搬送装置によって搬送された個別枚葉紙の測定点への到着時間が第1実際時点として検出される。制御ユニットは第1実際時点を第1目標時点と比較し、第1個別枚葉紙の搬送速度を測定点の下流領域で制御する。制御ユニットは第1実際時点と第1目標時点との偏差に依存して、第1個別枚葉紙の搬送速度を少なくともこの領域の一部で上昇、低下、または維持する。測定装置は、搬送装置により搬送される第2個別枚葉紙の測定点への到着時間を第2実際時点として検出する。この制御ユニットは第2実際時点を第2目標時点と比較し、第2個別枚葉紙の搬送速度をこの測定点の下流領域で制御する。制御ユニットは第2実際時点と第2目標時点との偏差に依存して、第2個別枚葉紙の搬送速度を少なくともこの領域の一部で上昇、低下、または維持する。このことにより、第1個別枚葉紙と第2個別枚葉紙との間の枚葉紙間隔が正確に調整され、非常に小さな枚葉紙間隔を正確に調整することができる。このように枚葉紙間隔を小さく調整することができるので、印刷機または複写機の印刷速度を上昇させることができる。さらに第1面と第2面を正確に位置決めすることにより、印刷画像を個別枚葉紙に正確に位置決めすることができる。このようにして印刷機または複写機の性能が向上し、印刷品質が改善される。
本発明をよりよく理解するために以下、図面に示された有利な実施例に基づいて説明する。しかしこれにより本発明の保護範囲が制限されるものではない。なぜなら図示の装置および方法の変更および変形は当業者には容易だからである。
図1は、印刷機または複写機の取り出しユニットの概略的構造を示す。
図2は、印刷機制御部のブロック回路図である。
図3は、印刷機での印刷経過を制御するため目標時点を設定および監視するためのブロック回路図である。
図4は、図1の取り出しユニットの備蓄棚のステップモータを制御する制御部のブロック回路図である。
図5は、図1の取り出しユニットによる個別枚葉紙の供給を制御するためのフローチャートである。
図6は、時間制御部の概略的構造を示す図である。
図7は、図1の取り出しユニットの概略的構造を示す図であり、ここでは取り出しユニットの制御フラップが示されている。
図8は、複数のプロセスにより取り出しユニットを制御するためのブロック回路図である。
図9は、順次連続する個別枚葉紙の枚葉紙間隔を、予め調整された時間により制御するための線図である。
図10は、個別枚葉紙を備蓄棚から取り出すための弁およびモータの時間的制御を示す線図である。
図11は、個別枚葉紙を備蓄棚から取り出す際の搬送速度を示す速度/時間線図である。
図12は、時間制御ユニットを含む制御ユニットのブロック回路図である。
図13は、本発明の別のアスペクトによる2つの印刷機構を有する印刷機の概略図であり、ここでは印刷機のデュプレックス動作モードの紙経路が示されている。
図14は、図14の印刷機の概略図であり、ここでは印刷機のシングル動作モードの紙経路が示されている。
図15は、動作モードを切り替える際の経過を示すテーブルである。
図1には、160枚DIN A4/分までの印刷速度を有する高性能印刷機の取り出しユニット10が示されている。取り出しユニット10は4つの備蓄棚、棚A,棚B,棚C、棚Dを有し、これらの棚から選択的に個別枚葉紙が取り出される。さらに取り出しユニット10には図示しない後置の取り出しユニットから個別枚葉紙を矢印P1の方向で供給することができる。この供給された個別枚葉紙はドラムペアWP13,WP12,WP11,WP10によって光遮断器LS9まで搬送される。続いて個別枚葉紙はドラムペアWP9によって矢印P2の方向で図示しない印刷機に搬送される。ドラムペアWP9〜WP13はステップモータSM9によって駆動される。従って個別枚葉紙は一定の速度VTRで取り出しユニット10により搬送される。
備蓄棚A,B,C,Dにはそれぞれ予め調整された紙形式の個別枚葉紙のステープルが存在している。備蓄棚A,B,C,Dはそれぞれ搬送システムを含み、この搬送システムはそれぞれの備蓄棚に存在するステープルから個別枚葉紙を抜き取り、それぞれのステープルの最上位枚葉紙が所定の高さで、備蓄棚A〜Dの吸引ベルトSB_AからSB_Dの下に配置されるようにする。備蓄棚Aから1枚を取り出すために吸引ベルトSB_AはステップモータSM1Bにより駆動される。これにより最上位の個別枚葉紙がドラムペアWP1に供給され、このとき吸引ベルトSB_Aはこの個別枚葉紙を取り出し速度VINPUTまで加速する。この個別枚葉紙はドラムペアWP1により速度VINPUTでさらに搬送される。この個別枚葉紙が光遮断器LS1に到達する時点が検出され、前もってこの枚葉紙とこの光遮断器に対して設定された目標時点と比較される。個別枚葉紙の光遮断器LS1への到着時間と前もって検出された目標時点との比較結果に依存して、個別枚葉紙の搬送速度をステップモータSM1Aにより取り出し速度VINPUTから搬送速度VTRに減速する時点を検出する。
個別枚葉紙が光遮断器LS5まで搬送されると、個別枚葉紙の到着時間が検出され、これが再び第2目標時点と比較される。比較結果に依存して、ステップモータSM1Aにより駆動されるドラムペアWP5の駆動速度は、到着時点が目標時点に一致する場合には搬送速度VTRに維持され、そうでなければ一定期間の間、比較的に高い速度に加速されるかまたは比較的に低い速度に減速される。比較的に高い、または比較的に低い速度によるこの一定期間の後、個別枚葉紙は搬送速度VTRによりさらに搬送される。続いて個別枚葉紙はステップモータSM9により駆動されるドラムペアWP6とステップモータSM2Aにより駆動されるドラムペアWP7に供給される。これらのドラムペアにより搬送速度VTRで搬送され、それぞれのドラムペアWP6,WP7の前方に配置された光遮断器LS6,LS7により監視される。この監視はとりわけ紙経過エラー、例えば紙詰まりの識別に用いられる。ドラムペアWP7によって個別枚葉紙は光遮断器LS9に供給され、さらにドラムペアWP9によって矢印P2の方向で図示しない印刷機に搬送される。
既に説明したように備蓄棚Bにも個別枚葉紙のステープルが含まれている。ステップモータSM2Bにより駆動される吸引ベルトSB_Bによって個別枚葉紙が、備蓄棚Aに関連して説明したように取り出され、取り出し速度VINPUTに加速される。ステップモータSM2Aにより駆動されるドラムペアWP2は個別枚葉紙を速度VINPUTでさらに搬送する。ここでは個別枚葉紙の、ドラムペアWP2に後置された光遮断器LS2への到着時点が検出され、この光遮断器LS2と個別枚葉紙に対して前もって主制御部により設定された目標時点と比較される。比較結果に依存して、個別枚葉紙の搬送速度を取り出し速度VINPUTから搬送速度VTRに低減する時点が設定される。速度減少はステップモータSM2Aの回転数変化により実行される。このことにより同時にドラムペアWP7の駆動速度も速度VTRに低減される。
光遮断器LS7によって、備蓄棚Bから取り出された個別枚葉紙の到着時点が検出され、光遮断器LS7と枚葉紙に対して予め設定されたさらなる目標時点と比較される。比較結果に依存して個別枚葉紙の搬送速度VTRが維持されるか、または検出された期間の間、上昇または低下される。従い備蓄棚Bから取り出された個別枚葉紙に対しては、ドラムペアWP2とWP7並びに光遮断器LS2とLS7によって搬送速度が時間に依存して制御され、これにより印刷機への引き渡し光遮断器として構成された光遮断器LS9に所定の目標時点で到着する。
とりわけ個別枚葉紙を備蓄棚A,B,C,Dから取り出す際には、それぞれの枚葉紙の材料特性に依存してスリップが発生する。このことにより同じ備蓄棚Aから取り出された順次連続する個別枚葉紙が引き渡し光遮断器LS9まで同じ時間を必要とすることが必ずしも保証されない。しかしそれぞれの備蓄棚A,B,C,Dの後流の第1のドラムペアからは、すなわち備蓄棚AではドラムペアWP1の後方から、備蓄棚BではドラムペアWP2の後方から光遮断器LS9までの経路ではスリップが発生しないか、ないしはスリップが一定であることを前提にすることができる。備蓄棚A,Bからの取り出しの際に発生する、順次連続する個別枚葉紙の位置差は既に説明した取り出し速度に制御により調整される。従って順次連続する個別枚葉紙は光遮断器LS9に所定の時間シーケンスで順次到着する。このことにより一定の搬送速度VTRに依存して、順次連続する個別枚葉紙間の正確な枚葉紙間隔を得ることができる。このことは本発明の取り出しユニットにより、順次連続する個別枚葉紙が異なる備蓄棚から取り出される場合であっても、および/または紙形式が異なる場合であっても簡単に可能である。
既に備蓄棚A,Bに関連して説明したように、備蓄棚Cの最上位の個別枚葉紙も吸引ベルトSB_Cによってこの棚から取り出され、取り出し速度VINPUTに加速される。吸引ベルトSB_CはステップモータSM3Bにより駆動される。光遮断器LS3への到着時間は前もって取り出しユニット10の制御ユニットにより求められた目標時点と比較される。比較結果に依存して制御ユニットは、ドラムペアWP3が取り出し速度VINPUTを搬送速度VTRに低減する時点を検出する。このことにより、備蓄棚Cから取り出された個別枚葉紙が所定の目標時点で光遮断器LS9に到着するようになる。しかし個別枚葉紙を備蓄棚Cから取り出す際には、備蓄棚AおよびBとは異なり制御は行われない。なぜなら目標時点だけが光遮断器LS3によって検出され、搬送経路に沿って間隔をおいて配置されたそれぞれ2つの光遮断器によっては、備蓄棚A、Bの場合のように検出されないからである。しかし備蓄棚Cから取り出された個別枚葉紙の光遮断器LS9への到着時点の比較の際に、予め調整された目標時点との偏差が検出されると、棚Cから取り出される後続の枚葉紙に対しては取り出し速度VINPUTを搬送速度VTRに低減する時点がドラムペアWP3により次のように変更される。すなわち備蓄棚Cから取り出されるこの後続の個別枚葉紙がこの枚葉紙に対して予め設定された目標時点で光遮断器LS9に到着するように変更される。このことは例えばオフセット値および/または補正係数により行われる。このようにして上位の制御が後続の個別枚葉紙に対して行われる。
備蓄棚Dの最上位にある個別枚葉紙は吸引ベルトSB_Dによって取り出し速度VINPUTに加速され、ドラムペアWP4に供給される。吸引ベルトSB_DはステップモータSM4Bにより駆動される。ドラムペアWP4はステップモータSM4Aにより駆動される。備蓄棚Dから取り出された個別枚葉紙の光遮断器LS4への到着時間が検出され、既に備蓄棚Cに関連して説明したように、到着時点と所定の目標時点との比較結果に依存して取り出し速度VINPUTがドラムペアWP4により搬送速度VTRに低減される時点が設定される。続いて備蓄棚Dから取り出された個別枚葉紙が光遮断器LS8に供給される。この光遮断器は正しい紙経過を監視する。続いて個別枚葉紙はドラムペアWP8によりさらに光遮断器LS9まで搬送される。ドラムペアWP8はステップモータSM9により駆動される。これにより個別枚葉紙はドラムペアWP8により一定の搬送速度VTRで紙経路上を印刷機まで搬送される。
矢印P1の方向に供給される個別枚葉紙は外部の前処理ユニット、例えば別の印刷機、エンボスユニットまたは切断ユニットから供給することもできる。一般的に言えば、備蓄棚A,B,C,Dから取り出された個別枚葉紙はステップモータSM1A,SM2A,SM3A,SM4Aによって位置決めすることができ、これにより個別枚葉紙は所定の到着時点で光遮断器LS9に到着するようになる。この位置決めは、前もって設定された目標時点に依存して、個別枚葉紙調整の制御に使用される光遮断器で行われる。この光遮断器は実際時点を検出し、これが前もって設定された目標時点と比較される。
次に比較結果に依存して、取り出し速度VINPUTが搬送速度VTRに低減される時点が検出される。到着時点として、所定の枚葉紙エッジ、例えば個別枚葉紙の搬送方向で前方の枚葉紙エッジの到着時点が使用される。このことにより、それぞれの備蓄棚に後置されたドラムペアの下流から矢印P2の方向での個別枚葉紙の印刷機への引き渡しまで、スリップが発生しないか、または僅かなスリップしか発生しなくなり、個別枚葉紙をそれぞれの備蓄棚から取り出す際に発生する位置偏差だけを取り出しユニット10での枚葉紙調整の際に考慮すればよい。この本発明の枚葉紙調整により、個別枚葉紙の別の目標時点を後置された印刷機で正確に設定し、印刷制御全体に対して使用することもできる。なぜなら個別枚葉紙の印刷機への引き渡し時点が取り出しユニット10により非常に正確に維持されるからである。備蓄棚A,B,C,Dが異なれば個別枚葉紙の遮断器LS9への紙経路の長さも異なることは、目標時点の決定の際に考慮される。順次連続する個別枚葉紙の正確な到着時点により枚葉紙間隔が目標時点を用いて非常に高精度に制御される。
図2は、印刷機の制御ユニットを備えるブロック回路図を示す。コントローラ39によって個別枚葉紙関連情報が印刷データ流から求められる。同じ素子は同じ参照符号を有する。この個別枚葉紙関連情報はHSCXバス43によって主制御部44に伝送される。この情報は印刷すべきページと印刷すべき個別枚葉紙についてのいわゆるページ情報を含んでいる。主制御部44はこの情報を制御データに変換する。この制御データを主制御部44は第2のHSCXバスシステム46によって下位の制御部48〜58に供給する。下位の制御部48〜58は、それぞれ32ビットカウンタを備える時間制御ユニットを時間発生器として有している。ここで印刷機のすべての時間制御ユニットは同期しており、同じくロック信号によりクロッキングされる。このクロック信号は主制御部44により形成され、クロック信号線路を介して制御ユニット48〜58の時間発生器に伝送される。
主制御部44により下位の制御部48〜58に対して形成された制御データは印刷すべきページのページ番号、紙形式、とりわけ紙の長さと紙の幅、印刷すべき個別枚葉紙が取り出される備蓄棚A,B,C,D、印刷された個別枚葉紙が格納される格納棚、個別枚葉紙が印刷される動作モード、および後続の印刷すべき個別枚葉紙までの最小枚葉紙間隔を含んでいる。次に印刷すべき個別枚葉紙までの最小間隔は、現在の個別枚葉紙が印刷される、ないしは印刷されるべき動作モードに依存して設定される。
2つの印刷機構を備える印刷機には動作モードとして、高速シンプルモード、デュプレックス動作モード、ハイライト・カラー動作モード、並びにハイライト・カラー・デュプレックス動作モードが設けられている。高速シンプルモードでは、第1枚葉紙が表面の印刷のために第1印刷機構に第1搬送経路で供給され、第2個別枚葉紙が第2印刷機構に表面の印刷のために第2印刷経路で供給される。デュプレックス動作モードでは、個別枚葉紙が第1印刷機構に表面の印刷のために供給され、続いて第2印刷機構に裏面の印刷のために供給される。ハイライト・カラー動作モードでは、第1印刷機構が印刷画像を第1の色で個別枚葉紙の表面に印刷し、第2印刷機構が第2印刷画像を第2の色で表面に印刷する。ハイライト・カラー・デュプレックス動作モードでは、それぞれ表面と裏面に第1の色の印刷画像が第1印刷機構によって形成され、第2の色の第2印刷画像が第2印刷機構によって形成される。
それぞれの制御ユニット48〜58は、主制御部44から伝送された制御データからそれぞれの制御ユニット48〜58に含まれる管理構成群を用いて目標時点を検出する。この目標時点は印刷機のシステム時間に関連している。このシステム時間は、それぞれの制御ユニット48〜58のリアルタイム構成群の時間発生器によって形成される。制御ユニット52のリアルタイム構成群が68により、制御ユニット52の管理構成群が66により示されている。リアルタイム構成群68は目標時点を監視するための時間制御ユニットである。目標時点は、この動作モードに対してできるだけ小さな枚葉紙間隔が順次連続する印刷すべき個別枚葉紙間で調整されるように設定される。これにより最大可能な印刷速度が達成される。この目標時点は、図1について既に説明したように、弁に対する動作時点、ベルト駆動部およびドラム駆動部に対する動作時点、個別枚葉紙の光遮断器への到着時点に対する目標時点、並びに別のセンサに対する目標時点を含んでいる。制御ユニット44,48〜58の時間発生器の同期化は主制御部44によって開始される。これらの時間発生器は32ビットカウンタを含んでおり、すべてのカウンタは100kHzの同じクロック信号のクロックパルスを計数する。このクロック信号は主制御部44により形成される。
目標時点として、アクチュエータの制御を行うカウンタおよび/またはセンサ信号が予期されるカウンタの計数値が検出される。制御ユニット48は主制御部44の制御データから管理構成群によって、紙出力制御に関する目標時点を検出する。制御ユニット50の管理構成群は印刷ユニットに関する目標時点を検出し、制御ユニット52の管理構成群は紙入力に関する目標時点を検出する。制御ユニット54の管理構成群は印刷機構DW1の目標時点を検出し、制御ユニット56の管理構成群は印刷機構DW2に関する目標時点を検出し、制御ユニット58の管理構成群は符号発生器に関する目標時点を検出する。制御ユニット48〜58は図示しないセンサ、例えばLS1〜LS13,S1〜S13,並びにアクチュエータSM1A,SM1B〜SM9と接続されており、これらは制御ユニット48〜58により評価され、制御される。ステップモータSM1A,SM1B〜SM9はステップモータ制御ユニット60,62,64によって制御され、これらはCANバスシステムによってそれぞれの制御部48,50,52と接続されている。
図3には、目標時点を監視し、アクチュエータに対する制御時点を設定するための構成を備えるブロック回路図が示されている。主制御部44は100kHzのクロック信号と、紙入力制御ユニット52の管理構成群に対する制御データを供給する。管理構成群66は、既に説明したように目標時点を32ビット計数値として検出する。この計数値はリアルタイム構成群68の時間発生器の計数値に関連する。管理構成群66ではそれぞれの計数値に加えて、この計数値に到達した際に実行すべき制御過程についての情報も検出される。目標時点が制御ユニットと接続されたステップモータ制御ユニット64に関するものであれば、目標時点はこのステップモータ制御ユニット64に伝送され、ステップモータ制御ユニット64の時間制御ユニットにより監視される。この時間制御ユニットにも同様に主制御部44のクロック信号が供給される。
有利には目標時点は図示しないメモリ管理部によって次のように管理される。すなわち目標時点が管理構成群66で時間順序に従い分類されるように管理される。時間的に次のものとして達成された目標時点は所属の制御情報と共に時間制御ユニット68に伝送される。時間制御ユニット68は目標時点を実際の時間と比較する。この比較では時間制御ユニットが目標時点の計数値を時間発生器のカウンタの実際値と比較する。時間発生器の計数値が目標時点の値に達するか、またはこれを上回ると、時間制御部68によって割り込みがトリガされ、割り込みサービスルーチンが呼び出される。
リアルタイム構成群68に含まれるいわゆるFLEX構成素子(PLD構成素子)によって制御情報に相応して、予め調整された割り込みが選択される。選択された割り込みにより呼び出された割り込みサービスルーチンにより、制御ユニット52はアクチュエータの所定の制御動作またはセンサの監視を実行する。目標時点を時間制御ユニット68により別個に監視することにより、制御ユニット52は目標時点の管理から負荷軽減される。制御アクションを割り込み制御して呼び出すことによって、目標時点に到達した直後に制御過程が制御ユニット52により実行され、例えば制御ユニット52の図示しない評価および制御ユニットにより光遮断器が監視され、弁が制御される。これにより印刷機並びに印刷プロセッサの制御部による個別枚葉紙搬送は、高性能印刷機においてプロセス速度が高くても非常に正確に実行される。とりわけ150枚A4/分以上の印刷速度を有する高性能印刷機では、正確な印刷画像を形成するためにはこのような高精度のページ位置決めが必要である。順次連続する個別枚葉紙間の最小枚葉紙間隔を維持することにより、印刷システムの性能を格段に高めることができる。
図4には、個別枚葉紙をそれぞれ備蓄棚A〜Dから取り出すためのステップモータを制御する阻止を備えるブロック回路図が示されている。各備蓄棚は2つのステップモータを有し、各ステップモータの制御のために別個の担当部が設けられている。備蓄棚AのステップモータSM1Bを制御するために制御部14が、ステップモータSM1Aを制御するために制御部16が設けられている。備蓄棚Bのステップモータを制御するために制御部18が、備蓄棚Cのステップモータを制御するために制御部20が、備蓄棚Dのステップモータを制御するために制御部22が設けられている。さらにコントロール部14が設けられており、このコントロール部は備蓄棚Aに対するステップモータSM1A,SM1Bを制御するための制御時点と、さらなる備蓄棚のステップモータに対する制御時点を制御データから検出する。この制御データはコントロール部12に主モジュール44から供給される。
コントロール部12は例えば図2の制御ユニット52の管理構成群66として構成されている。コントロール部12,制御部14,制御部16並びに制御部18,20,22はそれぞれ1つの時間制御ユニットを含んでおり、これらには主制御部44により形成された100kHzのクロック信号が供給される。既に図1から図3に関連して説明したように、時間制御ユニットは32ビットカウンタを含んでいる。ここで時間制御ユニットの32ビットカウンタの計数値は主制御部44により同期され、従ってすべてのカウンタは時間発生器として同じ計数値を有する。コントロール部12は既に説明したように制御データから制御すべきステップモータの制御時点を検出し、これを32ビット目標値として制御部14,16,18,20,22に伝送する。
制御部14〜22はそれぞれ通知された目標時点を監視し、目標時点に達した際に制御アクションを実行する。目標時点によってステップモータはスイッチオン・オフされ、または速度変化のためのランプ関数がスタートされる。制御部14〜22は例えば図2のステップモータ制御部64として構成されている。制御部14はステップモータSM1Bを制御し、枚葉紙引き出しのためのスタート時間を監視する。制御部16は取り出された個別枚葉紙を取り出し速度VINPUTに加速し、時間差を用いて、取り出し速度VINPUTを搬送速度VTRにランプ状に低減するのを開始する時点を検出する。この時点で制御部16はランプ関数をスタートさせ、これにより個別枚葉紙の取り出し速度は均一に搬送速度に減速される。さらに制御部14と16はそれぞれのステップモータSM1B,SM1Aのスタート時点を監視する。
コントロール部12,制御部14〜22,並びに別の制御部、調整部および取り出し部は印刷機または複写機の別個のプロセスとしてマルチタスク動作またはマルチプロセス動作で処理することができる。有利には制御部14〜22に対しては少なくとも部分的に同じプログラム部分が使用され、このプログラム部分は上位のプログラムから種々異なるパラメータにより呼び出され、並列に処理される。
図5には、個別枚葉紙Xを備蓄棚Aから枚葉紙取り出しする際の制御線図が示されている。時点T20でコントロール部12は制御部14に、個別枚葉紙Xを備蓄棚Aから取り出すためのスタート時点を32ビット計数値として通知する。制御部14は、計数値として通千紗荒れたスタート時点T21を時間発生器の現在の計数値と連続的に比較する。制御部14は吸引ベルトSB_Aを駆動するステップモータSM1Bを、備蓄棚Aの最上位の個別枚葉紙が均等に取り出し速度VINPUTまで加速されるようにスタートする。
時点T22で取り出し速度VINPUTに達する。制御部16がドラムペアWP1を駆動するステップモータSM1Aを駆動制御する。吸引ベルトSB_Aは個別枚葉紙Xを取り出し速度VINPUTでドラムメインペアWP1に供給し、このドラムメインペアは個別枚葉紙Xを取り出し速度VINPUTでさらに搬送する。
時点T23.1で個別枚葉紙Xの前縁が光遮断器LS1に達する。この到着時点T23.1が検出され、前もってコントロール部12から制御部16に通知された目標時点と比較される。到着時点T23.1が目標時点と一致すれば、取り出し速度VINPUTはドラムペアWP1により時点T23.2(基準時点)まで維持され、その時点から速度は均一に搬送速度VTRまで減速される。個別枚葉紙Xの光遮断器LS1への到着時点T23.1が目標時点より小さければ、すなわち個別枚葉紙Xの前縁が過度に早期に光遮断器LS1に到達すると、偏差の大きさに依存して取り出し速度VINPUTを搬送速度VTRに低減する時点が時点T23.2の前に設定される。この時点はもっとも早期では時点T23.1とすることができる。しかし個別枚葉紙Xの前縁が所定の目標時点T23.2の後で光遮断器LS1に到達すると、目標時点T23.2より後にある、取り出し速度を搬送速度に低減する時点が検出される。この取り出し速度VINPUTを搬送速度VTRに低減する時点はランプ時点とも称することができる。もっとも遅いランプ時点は時点T23.3である。次に取り出し速度VINPUTを搬送速度VTRに均一に低減することは時点T24で終了し、この時点で個別枚葉紙Xの前縁はドラムペアWP5に達する。
すでに図1に関連して説明したように、個別枚葉紙Xの光遮断器LS5への到着時点が検出され、別の目標時点と比較される。到着時点が目標時点から異なっていれば、個別枚葉紙Xの搬送速度をドラムペアWP5によって一時的に速度変化させることにより、さらなる補正が行われる。これにより個別枚葉紙Xは以降、所定の目標時点で光遮断器LS9に到着する。個別枚葉紙Xの光遮断器LS9への到着時点を正確に制御することによって、順次連続する個別枚葉紙に対しては、搬送速度VTRが一定であり、光遮断器LS9に順次連続する個別枚葉紙が時間的にずれて到着するので、個別枚葉紙間に所定の間隔が生じる。この間隔は枚葉紙間隔またはギャップと称される。目標時点を用いた個別枚葉紙の位置制御は非常に高精度であり、印刷機の別の個所で、例えば印刷機構の前方または印刷機からの印刷ページの出力前に実行することもできる。従って可能な調整領域は、時点T23.1と時点T23.3の間の時間に相応する。別の実施例では、時点T23.3は調整領域の中央に存在するのではなく、調整領域に非対称に、有利には時点T23.1の方向にずらされて存在する。
個別枚葉紙Xの取り出し速度VINPUTへの均一な加速はランプ加速とも称される。取り出し速度VINPUTから搬送速度VTRへの均一な減速も同様にランプ状に行われる。前もって調整された加速と速度に基づき、個別枚葉紙Xは時点T22までに区間S1を走行し、時点T24までに区間S2を走行し、時点T25までに区間S3を走行する。
別の実施例では、ドラムペアWP5もステップモータSM9によって一定の搬送速度VTRで駆動される。これにより取り出された個別枚葉紙Xの位置補正だけはドラムペアWP1によって行われ、従って個別枚葉紙Xの位置の制御だけが行われる。しかし個別枚葉紙Xの光遮断器LS9への到着時点は検出され、個別枚葉紙Xに対して設定された目標時点と比較される。到着時点が目標時点から偏差すれば、備蓄棚Aから取り出すべき後続の個別枚葉紙に対して補正値が検出される。次にこの補正値は、取り出し速度を搬送速度に減速する時点の検出に使用される。この補正値は例えばいわゆるオフセット値または補正係数とすることができる。
図6は、時間制御ユニット68の概略的構造を示す。この時間制御ユニットは制御部14〜22でも使用される。同じ構造の時間制御ユニットが印刷機の別の制御ユニットおよび構成群で使用される。ここでは複数の制御部および/または制御ユニットに1つの時間制御ユニットを配属することもできる。
時間制御ユニット68は、印刷機のアクチュエータをスタートすべき目標時点を監視するために使用される。これは例えば個別枚葉紙の取り出し時、または搬送速度の変更時である。時間制御ユニット68はカスケード接続された2つの16ビットカウンタT3とT8を備える時間発生器を含んでいる。カウンタT3とT8によって、32ビットの大きさの目標値を監視する32ビット時間発生器が形成される。カウンタT3には印刷機のクロック発生器の中央クロック信号(100kHz)が供給される。従って図6の時間制御部によって目標時点を、入力クロック周波数が100kHzの場合は11.93秒の時間内で連続的に、高精度で監視することができる。
16ビットカウンタT3がオーバーフローすると、割り込み信号I3が出力され、16ビットカウンタT8がオーバーフローすると割り込み信号I8が出力され、これらをさらなる制御のために使用することができる。割り込みI8によって、11.93秒を越えて目標時点を監視するために時間制御ユニット68によりソフトウエア的に形成されるカウンタがさらに計数する。ジョブメモリCC18には32ビット目標値の低位16ビットが記憶されており、メモリCC19には32ビット目標値の上位16ビットが記憶されている。
比較器C1は、メモリCC18に記憶されている16ビット値を時間発生器T7の現在の計数値と比較する。時間発生器T7には同様に印刷機の中央クロック発生器の100kHzクロック信号が供給される。比較器C1は、32ビット目標値の低位16ビット部分にカウンタT7の現在の計数値が達するかおよび/または上回る際に割り込み信号I18を出力する。比較器C2は、メモリCC19に記憶されている32ビット目標値の上位16ビット値をカウンタT8の現在の計数値と連続的に比較する。メモリCC19に記憶されている目標時点に一致するかまたは上回る際に比較器C2は割り込み信号I19を出力する。カウンタT7およびT8の計数値がメモリCC18およびCC19に記憶されている目標値と一致すると、目標時点に達する。所期の制御アクションが印刷機の制御ユニットにより、例えば図6の時間制御ユニット68の割り込みによって実行される。図6の時間制御ユニット60は例えば簡単に、Infinion社の16ビットマイクロプロセッサC164CIとC167CRのいわゆるキャプチャ/コンペア・ユニットによって実現できる。
取り出し速度を搬送速度に減速する時点を監視すべき場合、この時点は32ビット値としてメモリCC18とCC19に書き込まれる。取り出し速度を搬送速度に減速する目標時点に達する際に、比較器C1により割り込み信号I18が、比較器C2により割り込み信号I19が出力される。速度を低減するための相応の制御過程が印刷機の制御ユニットにより、この2つの割り込み信号I18,I19に基づいて制御される。有利にはプログラムルーチンが印刷機に設けられている。このプログラムルーチンは印刷機の所定の動作状態で印刷機のすべての時間制御ユニット68の現在の計数値をリセットし、これらを同じ時点で新たにスタートさせる。
図7は取り出しユニット11を示す。この取り出しユニットは、図1の取り出しユニット10の素子に加えて、取り出しユニット11の開放すべきケーシング部分の位置監視のためのセンサを有する。このようなケーシング部分は例えばいわゆる取り出しユニット11のフラップであり、紙詰まりのため個別枚葉紙を取り除くため、または保守作業のために開放することができる。位置センサは例えばリミットスイッチであり、このケーシング部分、すなわちこのフラップの閉鎖状態を監視する。位置監視センサは図7にはS1〜S12により示されている。取り出しユニット11はさらに別のフラップを有する。しかしこのフラップの位置はセンサによって監視されない。このセンサによって監視されないフラップは監視されるフラップと機械的に連結されており、このフラップは監視されるフラップの開放後に初めて開放することができる。
図8は、図7の取り出しユニット11を制御するための複数のプロセスを示す。これらのプロセスは図8にはタスクとも示されているが、並列にまたはマルチタスク動作で処理される。個々のプロセス、すなわち個々のタスクは相互に依存しないで処理される。駆動システムまたは制御のファームウエアはプロセスのシーケンシャル処理を制御するか、またはプロセスをマルチタスク動作またはマルチプロセス動作で同時処理する。
マルチタスク動作では、同時性が遂行ストラテジーに関連する。この遂行ストラテジーではジョブをそれぞれ短時間の間、プロセッサの処理能力に割り当てる。この短い時間は、タイムシェアリング、タイムスロット、またはタイムスライスとも称される。従って複数のプロセスに対して、これらのプロセスが同時に制御により処理されているかのように映る。例えばHIGHTEC社のオペレーティングシステムPXROSは複数の並列プロセスの処理に使用することができる。このオペレーティングシステムはプログラムを種々異なるタスクで種々異なるパラメータによりスタートさせることもできる。光遮断器LS1〜LS13を監視するために、同じプログラムを13回、異なるタスクでスタートさせることができる。ここでこの13のタスクとさらなるタスクとは並列に処理される。
上位モジュール32は印刷データ流から、印刷すべき個別枚葉紙Xに関する情報を検出し、個別枚葉紙の制御のための目標時点を設定する。この上位モジュール32は例えば図4のコントロール部12、または図2の管理構成群66として構成することができる。上位モジュール32は、弁V1〜V3および光遮断器LS2,LS7およびLS9に該当するすべての目標時点の値を時間プロセス部34に伝送する。目標時点の値は時間発生器の現在の時間値に関連する。有利には複数の時間発生器が印刷機に設けられており、各制御ユニットは固有の時間発生器を有する。各制御ユニットは同期過程によって同期され、統一的クロック信号により制御される。有利にはこの時間発生器は32ビットカウンタとして構成されており、100kHzのクロックによりクロッキングされる。従って時間発生器のカウンタの計数値は印刷機の基準時間を形成し、この基準時間にすべての目標時点および実際時点が関連する。目標時点はカウンタの計数値の検出によって設定される。イベントの発生時、例えば枚葉紙エッジが光遮断器に到着する際、光遮断器はセンサ信号を出力する。時間発生器の現在の計数状態は到着時点ないし実際時点として検出され、既に上に述べたように設定された目標時点と比較される。
時間プロセス部34に伝送された目標時点は、弁V1〜V3を制御し、個別枚葉紙Xを備蓄棚Bから取り出すための制御時点、並びに個別枚葉紙Xの光遮断器LS9までの紙経過を光遮断器LOS2,LS7およびLS9により監視するための時点が含まれている。この目標時点はメッセージにより時間プロセス部34に伝送される。
弁V3は開放するときに空気をサイドノズルに供給する。このサイドノズルによって最上位の個別枚葉紙Xは備蓄棚Bにある残りの紙ステープルから剥がされる。弁V2はフロントノズルに空気を供給する。このフロントノズルによって備蓄棚Bで個別枚葉紙Xの下にある個別枚葉紙が備蓄棚Bに留め置かれる。弁V1によって吸引ベルトSB_Bの吸引室には吸引空気が供給される。この吸引空気によって個別枚葉紙Xは備蓄棚Bの紙ステープルから持ち上げられ、吸引ベルトSB_Bに付着される。備蓄棚Bの弁V1〜V3を制御するために弁プロセス部36が設けられている。時間プロセス部34と弁プロセス部36は有利には同じ制御ユニットまたはデータ処理装置により処理される。
時間プロセス部34は、弁V1〜V3および光遮断器LS1,LS7,LS9に対して上位モジュール32により設定されたすべての目標時点を弁プロセス部36にメッセージによって伝送する。メッセージを伝送するためのメッセージ機能は有利にはオペレーティングシステム、または制御ユニットまたはデータ処理装置のファームウエアにより使用され、これによりタイマプロセス部34,弁制御部36並びにセンサプロセス部38,40,42が処理される。弁プロセス部36は伝送された目標時点から次に実行すべきアクションの目標時点を検出し、メッセージをすべての目標時点と共に時間プロセス部34に再度伝送する。この目標時点は、次に実行すべきアクションとして標識付けられる。時間プロセス部34は、この標識付けられた目標時点を検出し、この目標時点を図示しない時間制御ユニットに引き渡す。有利にはこの時間制御ユニットはリアルタイム構成群のFLEX構成素子に含まれる。
この目標時点に達する際に、時間制御ユニットは割り込みを実行する。この割り込みにより時間プロセス部34には、目標時点を備えるメッセージと、弁V3を開放するための目標時点に達したことについての情報が通知される。弁プロセス部36はこれに基づいて弁V3を開放する。続いて残ったすべての目標時点が弁制御部36からメッセージによって時間制御部34に伝送される。このとき次に実行すべきアクションに割り当てられた目標時点が標識付けられる。時間プロセス部34は、目標時点に相応する目標計数値を時間制御ユニットに伝送する。目標時点に達した後、時間制御ユニットは割り込みを形成する。この割り込みに基づいて、時間プロセス部34は弁プロセス部36に対するメッセージを形成し、現在のすべての目標時点並びに弁V2の開放時点に達したという情報を弁プロセス部36に伝送する。これに基づき弁プロセス部36は弁V2を開放し、次のメッセージを現在残っているすべての目標時点と共に時間プロセス部34に送信する。このとき目標時点が弁V1の開放のために標識付けられる。
弁V1を開放する時点は時間プロセス部34から時間制御ユニットに伝送される。時間制御ユニットはこの目標時点に達すると割り込みをトリガする。この割り込みに基づいて、時間プロセス部34は弁V1を開放するためのメッセージを形成し、このメッセージを別の目標時点と共に弁プロセス部36に伝送する。弁プロセス部36は弁V1を開放する。続いて弁プロセス部36は残った目標時点をメッセージによって時間プロセス部34に伝送する。このとき目標時点は弁V3を閉鎖するために標識付けられる。
弁V3を閉鎖するための目標時点を時間プロセス部34は時間制御ユニットに伝送する。時間制御ユニットは目標時点に達した後、割り込みをトリガする。これにより時間プロセス部34は、残った目標時点を備えるメッセージ並びに弁V3の閉鎖についての情報を弁プロセス部36に伝送する。弁プロセス部36は弁V3を閉鎖する。続いて弁プロセス部36は、残った目標時点を備えるメッセージを形成する。ここでは目標時点が弁V2を閉鎖するために標識付けられる。時間プロセス部34は標識付けられた目標時点を時間制御ユニットに伝送し、時間制御ユニットは目標時点に達した後、割り込みをトリガする。この割り込みに基づいて時間プロセス部34は残った目標時点と、弁V2を閉鎖する情報とを備えるメッセージを形成し、弁プロセス部36に伝送する。
弁プロセス部36は弁V2を閉鎖し、残った目標時点を備えるメッセージを形成し、このメッセージを時間プロセス部34に伝送する。ここで目標時点は弁V1を閉鎖するために標識付けられる。時間プロセス部34は弁V1を閉鎖する目標時点を時間制御ユニットに伝送し、時間制御ユニットはこの時点に達した後、割り込み信号を時間プロセス部34に出力する。時間プロセス部34は割り込みに基づいて、残った目標時点を備えるメッセージと、弁V1を閉鎖する情報とを弁プロセス部36に伝送する。弁プロセス部36は弁V1を閉鎖し、残った目標時点を備えるメッセージを形成し、これをセンサプロセス部38に光遮断器LS2の監視のために伝送する。弁プロセス部36の弁V1〜V3は備蓄棚Bに個別枚葉紙の取り出しのために含まれている。棚A,C,Dに対する取り出しのためにも同形式の弁プロセス部と時間プロセス部が設けられており、これらは並列に処理される。
センサプロセス部38は、弁プロセス部36から通知された目標時点から、個別枚葉紙Xの前縁が遅くとも光遮断器LS2に到着していなければならない時点を検出する。センサプロセス部38も同様に別のセンサプロセス部40,42と同じように紙経過エラーを検出するために用いられる。既に説明したように、印刷機の取り出しユニット10,11にある時間制御ユニットにより高精度に時間監視することがアクチュエータの制御および製磁点の検出に用いられる。このような高精度な時間監視自体は紙経過監視には必要ない。
センサプロセス部38は、個別枚葉紙Xの前縁が光遮断器LS2に到着する目標時間を監視するための時間監視部を含んでいる。センサプロセス部38は時間プロセス部34に現在時間を問い合わせ、通知された目標値を用いて間差を形成する。カウンタによってこの時間差は検出され、監視される。この計数時間が満了すると、光遮断器LS2までの最大許容紙経過時間を上回ったことになり、センサプロセス部38はエラー通報を形成する。枚葉紙前縁が光遮断器LS2に到着すると、光遮断器制御ユニットが割り込みを形成し、割り込みサービスルーチンを処理する。割り込みサービスルーチンは信号をセンサプロセス部38に伝送し、これによりセンサプロセス部38のカウンタは保持されるか、またはリセットされる。枚葉紙前縁が適時に光遮断器LS2に到着すればエラー通報は形成されない。
センサプロセス部38の目標時点に達すると、センサプロセス部38はメッセージによって残っている目標時点をセンサプロセス部46に、光遮断器LS7の監視のために伝送する。センサプロセス部40は、センサプロセス部38と同じようにして、それまでに枚葉紙前縁が光遮断器LS7に到着しなければならない遅延時間を検出する。センサプロセス部40は枚葉紙前縁が光遮断器LS7に適時に到着しない場合、エラー通報を形成する。目標時点はセンサプロセス部40によりカウンタによって監視される。
個別枚葉紙Xの前縁が適時に光遮断器LS7に到着すると、監視ユニットは割り込みを形成し、割り込みサービスルーチンを処理する。この割り込みサービスルーチンは、センサプロセス部40のカウンタをリセットないしストップするための信号を形成する。続いてセンサプロセス部40は、枚葉紙前縁の光遮断器に到着する際の最大許容目標時点の目標値をセンサプロセス部42に伝送する。センサプロセス部40は、センサプロセス部38および40に対して既に説明したのと同じようにこの目標値を監視する。個別枚葉紙が適時に光遮断器LS9に到着すると、センサプロセス部40はメッセージを形成し、これを上位モジュール32に伝送する。センサプロセス部38,40,42がエラーを検出すると、それぞれのセンサプロセス部38,40,42はエラー情報を伴うメッセージを形成し、これを上位モジュール32に伝送する。
別の実施例では、弁プロセス部36に対してもセンサプロセス部38,40,42と別のプロセス部に対しても、ステップモータSM2Bの制御プロセスと同じように別個の時間プロセス部が設けられている。個々の目標時点はもはや弁プロセス部36から時間プロセス部34へ、そして時間プロセス部34から弁プロセス部36へ伝送されるのではなく、時間プロセス部34によって共通に監視される。目標時点に達する際、割り込みによってこの目標時点に該当するプロセス部に情報が通知され、ないしは呼び出される。センサプロセス部38,40,42が割り込みにより呼び出されると、情報がセンサプロセス部38,40,42から時間プロセス部34に伝送される。この時間プロセス部は場合により目標時点への時間差を検出する。偏差に基づいて既に説明したように、枚葉紙位置が制御および/または調整される。
図9の時間線図には、個別枚葉紙を備蓄棚AおよびBから取り出して、光遮断器LS9に搬送するまでの経過時間が示されている。個別枚葉紙B1を備蓄棚Bから取り出すための目標スタート時点は個別枚葉紙A1の後縁が引き渡し光遮断器LS9に到着する目標時点と、個別枚葉紙B1への枚葉紙間隔時間とから得られる。枚葉紙間隔時間はギャップ時間とも称され、搬送速度が一定であるときに個別枚葉紙A1とB1との間の枚葉紙間隔を定める。個別枚葉紙A1の後縁の目標時点とギャップ時間との和から、備蓄棚Bから光遮断器LS9までの個別枚葉紙の全体経過時間が引き算され、これにより枚葉紙B1を備蓄棚Bから取り出さなければならない目標スタート時点が求められる。これにより、個別枚葉紙A1の後縁が正確にギャップ時間の前に光遮断器LS9を去った後、個別枚葉紙B1の前縁が光遮断器LS9に達するようになる。個別枚葉紙A1の後縁が光遮断器LS9に到着する目標時点が検出されると、個別枚葉紙A1の目標スタート時点に、個別枚葉紙A1の備蓄棚Aから光遮断器LS9までの全体経過時間が加算され、さらに個別枚葉紙A1のフォーマット経過時間が形成される。このフォーマット経過時間は搬送速度VTRと個別枚葉紙A1の枚葉紙長から生じる。目標時点が検出された後、この目標時点は時間制御ユニット68により監視される。
図10は、弁制御と、備蓄棚Aの吸引ベルトSB_AのステップモータSM1Bの制御の経過を示す線図である。時点T0で弁V3が開放され、これによりステープルの最上位枚葉紙が備蓄棚A内で捌かれ、上側の個別枚葉紙を以降、備蓄棚Aから容易に取り出すことができる。弁V3が開放されているとき、備蓄棚Aの紙ステープルの上方縁部側方に配置された1つまたは複数のノズルに空気が供給され、既に説明したようにステープルの最上今用紙が捌かれる。
弁V2が開放して約100ms後である時点T1までにフロントノズルの少なくとも1つに圧縮空気が供給される。同時に時点T1で弁V1が開放され、この弁により吸引空気が吸引ベルトSB_Aに導かれる。約190ms後の時点T2で弁V3が閉鎖され、続いて残余ステープルが備蓄棚A内で降下する。フロントノズルを介して供給された空気によって、下にある個別枚葉紙が上にある個別枚葉紙から分離され、上にある個別枚葉紙は吸引空気により吸引ベルトSB_Aに載せられる。
時点T3で個別枚葉紙は吸引ベルトSB_Aに載り、残余ステープルは再び降下する。この時点で、吸引ベルトSB_Aを駆動するステップモータSM1Bがスタートする。このステップモータSM1Bは枚葉紙を均一に取り出し速度まで加速する。弁V1と弁V2は時点T4まで、すなわちT0後、ほぼ300msまで開放したままである。これにより上にある個別枚葉紙だけが備蓄棚Aから吸引ベルトSB_Aにより取り出されることが保証される。時点T5が個別枚葉紙はドラムペアWP1に引き渡され、ステップモータSM1Bは停止される。図10の時間線図は、弁V1,V2,V3とステップモータSM1Bの時間制御を、搬送速度VTRが847mm/sである場合で示す。この速度では、毎分でDIN紙形式A4の160枚個別枚葉紙を図7の取り出しユニット11により印刷機に供給することができる。
図11には速度/時間線図が示されており、この線図は図7の取り出しユニット11の備蓄棚Aから取り出す際の個別枚葉紙の速度経過を示す。時点T10で個別枚葉紙は吸引ベルトSB_Aに載り、吸引ベルトSB_Aを駆動するためのステップモータSM1Bがスタートされる。ここでステップモータSM1Bは、吸引ベルトSB_Aが時間t10の間、均一に50m/sの加速度で3.5×v0の速度に加速されるよう制御される。速度v0はこの実施例では3.386mm/sである。個別枚葉紙は一定の速度3.5×v0で時点T12までさらに搬送される。枚葉紙前縁が光遮断器LS1に達する時点T11.1が検出され、所定の目標時点と比較される。比較結果に依存して時間t11.1と時点T12が設定される。この時点T12から、個別枚葉紙の搬送速度が速度3.5×v0から低減される。ここで速度3.5×v0は個別枚葉紙の取り出し速度VINPUTである。時点T12から個別枚葉紙は40m/sの加速度を以て均一に搬送速度VTR、2.5×v0に負に加速される。すなわち減速される。時点T13で個別枚葉紙は通常搬送速度VTR、2.5×v0に達し、この速度により時点T14までさらに搬送される。この時点T14では引き渡し光遮断器LS9に達する。時間T10からT13に対しては次の計算から得られる。
Figure 2006503779
図12には、印刷機の取り出しユニット11内で目標時点を設定および監視するための時間制御ユニットを備える制御ユニット52のブロック回路図が示されている。目標時点の監視はタイマ割り込みコントローラによって行われる。このタイマ割り込みコントローラは有利な実施例ではFLEX時間構成素子として、ALTERA社の製品番号EPF10K30AQC208−3によって実現されている。タイマ割り込みコントローラは32ビットカウンタを備える時間発生器68を含み、32ビットカウンタには主制御部44のクロック発生器45のクロック信号(100kHz)が供給される。さらにタイマ割り込みコントローラは比較器69,実行されるジョブに対するメモリ70、および割り込み制御部71を含む。
上に既に述べたように、管理構成群66は制御データを主制御部44から受け取る。管理構成群66はこの制御データから、アクチュエータを制御し、センサを監視するための目標時点を検出する。管理構成群66によって検出された目標時点はタイマ割り込みコントローラの比較器69に供給される。目標時点は比較器69に32ビット計数値として引き渡される。比較器69は目標時点を記憶し、引き渡された目標時点を時間発生器68の現在の計数値と比較する。目標時点が現在の計数値と一致すれば、この情報はデータによってメモリ70に記憶される。割り込み制御部71は目標時点に達したことを検出し、制御アクションを実行するための割り込みをトリガする。すなわちアクチュエータを制御するか、またはセンサの目標時点の設定を行う。割り込み制御部71は割り込みサービスルーチンを実行し、制御および監視ユニット72に割り込みデータに依存して、アクチュエータ、とりわけ弁の制御、およびセンサ、とりわけ光遮断器の監視を通知する。
ステップモータ制御部64には同様に主制御部44のクロック発生器45のクロック信号が供給される。さらに管理構成群66からステップモータ制御部には、ステップモータ制御部64により制御されるステップモータを駆動制御するためのそれぞれ次の目標時点が伝送される。ステップモータ制御部64は固有の時間制御ユニットを含んでおり、通知された目標時点を監視する。目標時点に達すると、ステップモータ制御部64は相応の制御アクションを実行する。目標時点に達した後、管理構成群66はステップモータ制御部64に場合により別の目標値を通知する。択一的に時間発生器68は2つのカスケード接続された16ビットカウンタを含むこともできる。
比較器69とメモリ70に記憶された目標時点は主制御部44によって例えばエラーの発生した後、個別にまたは全体を消去することができる。目標時点と時間発生器68の現在の時間との比較は10μsごとに行われる。複数の目標時点に同時に達したなら、目標時点に達したことについての情報がメモリ70に記憶され、割り込み制御部71により順次相応の割り込みサービスルーチンがトリガされる。
本発明の実施形態では個別枚葉紙の位置検出のためのセンサとして例えば光遮断器または旋回レバースイッチが使用される。旋回レバースイッチは機械的操作素子を有し、この機械的操作素子は印刷機を通る個別枚葉紙の搬送経路に突出しており、通過する枚葉紙により押圧され、このとき旋回レバースイッチはセンサ信号を出力する。枚葉紙が旋回レバースイッチを通過すると、戻りトルクにより旋回レバースイッチのセンサアームは再び紙経路に突出し、次の枚葉紙により再び操作することができる。旋回レバーがリターンした後は、センサ信号は出力されない。このような旋回レバースイッチにより、光遮断器による場合と同じように、枚葉紙の前縁および/または後縁がセンサに到着する時点を正確に検出することができる。さらなるセンサはアクチュエータの位置センサ、例えばステップモータ、ポイント、弁またはフラップの位置センサとすることができる。ここでは正確な時点を検出するために、すべての目標時点と実際時点を同じ基準時間に、例えば印刷機のシステム時間に関連付けると有利である。それぞれ固有の時間制御ユニットを含む複数の制御ユニットが印刷機に設けられている場合、同期過程はすべての時間制御ユニットが同じシステム時間を有するように行う。時間制御ユニットの時間発生器として、中央クロック信号によりクロッキングされるカスケード接続されたカウンタを使用することができる。これにより正確に同じ基準時間がすべての制御ユニットに対して生成される。
センサ信号を監視し、アクチュエータを制御するために、複数のプロセス部を設けることができ、ここでは1つのプロセス部により少なくとも1つのセンサが監視され、第2のプロセス部により少なくとも1つのアクチュエータが制御される。プロセス部はマルチタスク動作で処理することができる。これにより非常に簡単な制御構造を、複数のセンサと複数のアクチュエータを制御するための制御ユニットにより実現できる。さらに別個の時間制御プロセス部を設け、これが少なくとも2つの目標時点を実際時点と比較し、目標時点に達する際、または上回る際に出力信号を出力すると有利である。ここでは200までの目標時点を監視するために時間制御プロセス部を設けると有利である。このことにより、個々の制御ユニットが目標時点を監視する必要がなくなる。これにより単純で安価な制御ユニットを使用することができる。
有利には別の実施例でも時間制御プロセス部の出力信号として少なくとも1つの割り込み信号を設け、この割り込み信号が該当する制御部で割り込みサービスルーチンを作動する。
図13には、第1印刷機構74と第2印刷機構76を備える印刷機73が示されている。印刷機73は第1動作モードで駆動される。図示しない個別枚葉紙は矢印P10の方向で印刷機73に供給される。印刷機73を通る個別枚葉紙の搬送経路は点線により示されている。ここで供給される個別枚葉紙はこの搬送経路で印刷機構74および/または印刷機構76を、1つまたは複数の印刷画像の印刷のために通過する。供給された個別枚葉紙の第1動作モードでの実際の搬送経路は矢印P2〜P5により実線として示されている。
矢印P10の方向で印刷機73に、取り出しユニット11から供給される個別枚葉紙は印刷機構74を通過し、これによって表面に第1印刷画像が印刷される。続いてこの個別枚葉紙は矢印P13とP14の方向でさらに搬送され、続いて矢印P15の方向で印刷機構76に搬送される。印刷機構76は個別枚葉紙の裏面に第2画像を形成する。矢印P14とP15の領域で個別枚葉紙は反転され、印刷機構76には印刷機構76に向いた裏面を以て供給される。図14に示した第1動作モードでは、印刷機は供給された個別枚葉紙の表面と裏面を順次、例えば同じ色で印刷することができる。
図14には、図13の印刷機73が示されている。ここで印刷機73は第2動作モードで個別枚葉紙の片面を印刷する。同じ素子には同じ参照符号が付してある。個別枚葉紙は、既に図13に関連して説明したように矢印P10の方向で印刷機73に供給される。ポイント78で供給された枚葉紙は上側搬送経路上で実線に沿って矢印P17の方向に搬送されるか、または実線に沿って矢印P18の方向に下側紙経路上を印刷機によって搬送される。第1個別枚葉紙が下側紙経路P18に沿って印刷機73により搬送される場合、印刷機構74に供給され、この印刷機構は第1個別枚葉紙上に所定の第1印刷画像を形成する。第2個別枚葉紙が上側紙経路に沿って矢印P17の方向に印刷機73により搬送されると、これは印刷機構76に供給され、第2印刷画像が第2個別枚葉紙のページに形成される。個別枚葉紙は矢印P16の方向で印刷後に印刷機73から出力される。
印刷機73が図15の動作モードで駆動される場合、複数の個別枚葉紙が順次連続して印刷される。ここでは第1個別枚葉紙が下側紙経路に沿って、第2個別枚葉紙が上側紙経路に沿って印刷機73により搬送されると有利である。このことにより片面を印刷する印刷機73の負荷が軽減される。なぜなら印刷機構74,76が実質的に並列に、異なる個別枚葉紙を印刷することができるからである。
供給された印刷データによって主制御部64は印刷機73を通る個別枚葉紙の搬送経路を決定し、印刷機73が個別枚葉紙の印刷のために駆動される動作モードを設定する。刊行物WO98/18052およびWO98/18054から、2つの印刷機構を備える印刷機およびこのような印刷機の駆動方法が公知である。この印刷機はいわゆるデュプレックス動作モードで駆動可能であり、このモードでは第1印刷機構が個別枚葉紙の表面に第1印刷画像を形成し、第2印刷機構が個別枚葉紙の裏面に第2印刷画像を形成する。
第2のいわゆる高速シンプル動作モードでは、第1個別枚葉紙が表面の印刷のために第1搬送経路を第1印刷機構に供給され、第2個別枚葉紙が第2搬送経路を第2印刷機構に、この第2個別枚葉紙の表面を印刷するために供給される。このことにより、片面を印刷すべき2つの個別枚葉紙が実質的に同時に印刷され、個別枚葉紙の片面印刷の場合に印刷速度が最初のデュプレックス動作モードに対して上昇される。しかし第1動作モードを第2動作モードに切り替えるため、並びに第2動作モードを第1動作モードに切り替えるためには切り替え時間が必要である。本願と同時に出願された特許願には、この切り替え時間を短縮するための装置および方法が記載されている。この特許願の内容は参照を以て本願明細書に取り入れる。しかし動作モードの切り替えの際には最小枚葉紙間隔を維持しなければならない。
第1動作モードで個別枚葉紙が両面印刷される場合、連続する個別枚葉紙は片面だけが印刷されなければならない。従って本発明によれば、順次連続する所定数の個別枚葉紙が片面印刷された場合にだけ第1動作モードから第2動作モードに切り替えられる。ここで最適の所定数は印刷機73の構造、とりわけ紙形式、動作モード切り替えの際に必要な最小枚葉紙間隔、並びにデュプレックス動作モードで片面印刷する場合と高速シンプル動作モードで片面印刷する場合の印刷速度差に依存する。計算でも印刷機73によるテスト試行でも、片側印刷されるページの所定数に対する値は、DIN A4個別枚葉紙で4から20の領域の値であることが判明した。特に有利には所定数は10である。
図15にはテーブルが示されており、このテーブルには印刷機73の動作モード選択がそれぞれの動作モードで印刷すべきページ数に依存して示されている。テーブルの1列目には連続番号で順次連続して印刷すべき個別枚葉紙が示されている。図15のテーブルの第2列には、それぞれの枚葉紙が片面印刷されるのか、両面印刷されるのかが示されている。テーブルの第3列には、暫定的に選択された搬送経路が示されている。第5列にはそれぞれの個別枚葉紙の搬送経路選択の説明が示されている。第6列には新たな評価が示されている。すなわち、片面を印刷すべき個別枚葉紙が所定数に達した後に変更された紙経路が示されている。第7列にはそれぞれの個別枚葉紙が印刷機73により印刷される動作モードが示されている。
第1個別枚葉紙1は片面印刷される。従って個別枚葉紙1が印刷機構74により片面印刷される搬送経路が選択される。第2個別枚葉紙2も同様に片面印刷される。従って印刷機構76を通過し、これにより印刷される搬送経路が選択される。第3個別枚葉紙3も同様に片面印刷される。従って第1個別枚葉紙1と同じ搬送経路で印刷機73を通って印刷機構74へ搬送され、これにより片面印刷される。個別枚葉紙1〜3の印刷は第2動作モード、すなわち高速シンプル動作モードで行われる。
第4個別枚葉紙4は両面印刷される。従って動作モード2から両面印刷のための動作モード1へ切り替えなければならない。ここで個別枚葉紙4は、印刷機構74で表面が印刷され、印刷機構76で裏面が印刷される搬送経路を印刷機73により搬送される。個別枚葉紙5は片面印刷される。制御ユニットは動作モードの選択のために、順次連続して片面印刷すべき個別枚葉紙の数が所定数の10に達しているか否かを検査する。達していれば、動作モード2から動作モード1へ切り替えなければならない。個別枚葉紙5は、両面印刷すべき個別枚葉紙4の後の初めての片面印刷すべき枚葉紙である。従って第3列に示したように、動作モード2が維持される。この場合、印刷機構74または印刷機構76だけが印刷画像を個別枚葉紙5の表面に形成する。
個別枚葉紙6から13も同様に片面印刷される。制御ユニットは個別枚葉紙6から13において連続的に、順次連続して片面印刷すべき個別枚葉紙の数が既に所定数に達しているかまたは上回っているかを検査する。個別枚葉紙14も同様に片面印刷される。動作モードを選択するための制御ユニットは、個別枚葉紙の所定数である10に個別枚葉紙14により達することを検出する。なぜなら個別枚葉紙5から14が、すなわち10枚の個別枚葉紙が連続して片面印刷されたからである。制御ユニットは、個別枚葉紙5から14が、個別枚葉紙5から13に対して元から選択された動作モード1ではなく、動作モード2で印刷されるよう設定する。個別枚葉紙5から13に対しては、印刷機を通る搬送経路が新たに決定される。個別枚葉紙5に対しては、印刷機構74を通過する搬送経路が選択され、動作モードの切り替えに必要な比較的に大きな枚葉紙間隔が個別枚葉紙4と5との間で維持されるよう最小間隔が調整される。後続の個別枚葉紙6から14は交互に印刷機構74または76を通過する。これは第5列ないし個別枚葉紙14に対しては第3列に示されている。
後続の個別枚葉紙15も同様に片面印刷される。従って印刷機構74に印刷のために供給される。従って個別枚葉紙5から15は高速シンプル動作モードで印刷機構73により印刷される。個別枚葉紙16は両面印刷される。従って動作モードは個別枚葉紙16を印刷するために動作モード2から動作モード1へ切り替えられる。個別枚葉紙15と個別枚葉紙16との間には、動作モード2から動作モード1へ切り替える際に必要な最小枚葉紙間隔が設けられる。個別枚葉紙17と18も個別枚葉紙16と同じように両面印刷される。このときは動作モード1が維持される。
印刷機73の動作モードを選択するための制御ユニットには、一般的に次に印刷する印刷ページが予告される。従って制御ユニットは印刷すべき個別枚葉紙の前留分を有する。制御ユニットは各枚葉紙に、所望の印刷画像を形成するための搬送経路を割り当て、先行の個別枚葉紙への枚葉紙間隔を設定する。このことは少なくとも、該当する個別枚葉紙が印刷機73に供給される前に、ないしは個別枚葉紙が備蓄棚A,B,C,Dから取り出される前に行われる。いここで個別枚葉紙の印刷は印刷過程と見なされる。前留分に含まれるページ予告を制御ユニットにより分析することによって、図13から図16に関連して説明した動作モード選択のための評価が行われる。これにより印刷機の性能を格段に上昇させることができる。
動作モード切り替えのための本発明の方法は、個別枚葉紙が印刷機73により連続的に搬送され、いわゆるストップ位置が搬送経路に含まれていない場合に特に有利に適用することができる、とりわけこのような印刷機では印刷速度を格段に上昇することができる。
図13と図14の印刷機では有利には、少なくとも所定数の個別枚葉紙の印刷データが印刷機のメモリに記憶され、このデータが制御ユニットにより評価される。
図1は、印刷機または複写機の取り出しユニットの概略的構造を示す。 図2は、印刷機制御部のブロック回路図である。 図3は、印刷機での印刷経過を制御するため目標時点を設定および監視するためのブロック回路図である。 図4は、図1の取り出しユニットの備蓄棚のステップモータを制御する制御部のブロック回路図である。 図5は、図1の取り出しユニットによる個別枚葉紙の供給を制御するためのフローチャートである。 図6は、時間制御部の概略的構造を示す図である。 図7は、図1の取り出しユニットの概略的構造を示す図であり、ここでは取り出しユニットの制御フラップが示されている。 図8は、複数のプロセスにより取り出しユニットを制御するためのブロック回路図である。 図9は、順次連続する個別枚葉紙の枚葉紙間隔を、予め調整された時間により制御するための線図である。 図10は、個別枚葉紙を備蓄棚から取り出すための弁およびモータの時間的制御を示す線図である。 図11は、個別枚葉紙を備蓄棚から取り出す際の搬送速度を示す速度/時間線図である。 図12は、時間制御ユニットを含む制御ユニットのブロック回路図である。 図13は、本発明の別のアスペクトによる2つの印刷機構を有する印刷機の概略図であり、ここでは印刷機のデュプレックス動作モードの紙経路が示されている。 図14は、図14の印刷機の概略図であり、ここでは印刷機のシングル動作モードの紙経路が示されている。 図15は、動作モードを切り替える際の経過を示すテーブルである。
符号の説明
10,11 取り出しユニット
12 コントロール部
13 時間制御部
14〜22 制御部
32 上位制御部
34 時間プロセス部
36 棚Aの弁プロセス部
38 センサプロセス部LS1
40 センサプロセス部LS5
42 センサプロセス部LS9
39 コントローラ
43,46 HSCXバス
44 主制御ユニット
45 クロック発生器
48〜58 制御ユニット
60〜64 ステップモータ制御ユニット
66 管理構成群
68 時間制御ユニット
69 比較器
70 メモリ
71 IRQ制御部
72 駆動制御回路
73 印刷機
74 印刷機構1
76 印刷機構2
BA1 第1動作モード
BA2 第2動作モード
CC18,CC19 メモリ
C1,C2 比較器
DW 印刷機構
備蓄棚A〜D 取り出し棚
I3,I7,I8,I18,I19 割り込み信号
LS1〜LS13 光遮断器
V2,V3 弁
P1〜P16 方向矢印
S0〜S3 距離位置
S1〜S12 電気的監視接点を備えるフラップ
SB_A〜SB_D 吸引ベルト
SM1A,SM1B...SM4A,SM4B ステップモータ
SM9 ステップモータ
ST ソフトウエアタイマ
t 時間
T0〜T14,T20〜T24 時点
T13,T17,T18 時間発生器
V1,V2,V3 弁1
INPUT 取り出し速度
TR 搬送速度
WP1〜WP13 ドラムペア

Claims (50)

  1. エレクトログラフィック印刷機または複写機を制御するための方法において、
    印刷機または複写機に供給される印刷データから、個々の枚葉紙(X)に関連する情報を検出し、
    該情報に依存して、少なくとも1つの印刷画像を枚葉紙(X)の少なくとも片面に形成するため、印刷機または複写機を通る個々の枚葉紙の搬送経路を検出し、
    該搬送経路に依存して、少なくとも1つのセンサ信号が予期される目標時点および/または少なくとも1つのアクチュエータが駆動制御される目標時点を設定し、ここで前記目標時点は印刷機または複写機のシステム時間に関連している、ことを特徴とする方法。
  2. 請求項1記載の方法において、システム時間を時間発生器(68,T3,T7,T8)によりカウンタを用いて設定し、該カウンタは一定の周波数のクロック信号を計数する。
  3. 請求項1または2記載の方法において、目標時点は、個々の枚葉紙のエッジがセンサ(LS1〜LS13)に到着すべき時点を定める。
  4. 請求項3記載の方法において、センサは光遮断器(LS1〜LS13)または旋回レバースイッチであり、枚葉紙エッジの到着の際にセンサ信号を出力する。
  5. 請求項1または2記載の方法において、センサはアクチュエータのフィードバック装置を有し、該フィードバック装置により所定のアクチュエータ位置に達した際にセンサ信号が出力される。
  6. 請求項1から5までのいずれか1項記載の方法において、目標時点は、アクチュエータ(V,SM)を印刷機または複写機の制御ユニットにより駆動制御する時点を定める。
  7. 請求項6記載の方法において、アクチュエータはステップモータ(SM1A,SM1B)または弁(V1,V2,V3)である。
  8. 請求項1から7までのいずれか1項記載の方法において、複数のセンサ、複数のアクチュエータおよび少なくとも2つの制御ユニットが印刷機または複写機に設けられており、
    センサおよび/またはアクチュエータの第1部分は第1制御部と接続されており、センサおよび/またはアクチュエータの第2部分は第2制御部と接続されている。
  9. 請求項8記載の方法において、制御ユニットは同じ基準時間を有する。
  10. 請求項8または9記載の方法において、センサユニットには同期信号が供給され、該同期信号により制御ユニットの内部時間制御ユニットが同期される。
  11. 請求項1から10までのいずれか1項記載の方法において、センサにはセンサ計算プロセス部が、アクチュエータにはアクチュエータ計算プロセス部が制御部で配属されている。
  12. 請求項11記載の方法において、少なくとも2つのセンサおよび少なくとも2つのアクチュエータが設けられており、
    センサを監視および/または評価するために制御部では各センサにセンサ計算プロセス部が配属されており、アクチュエータの駆動制御のために制御部では各アクチュエータにアクチュエータ計算プロセス部が配属されている。
  13. 請求項11または12記載の方法において、時間制御計算プロセス部が制御部に設けられており、
    該時間制御計算プロセス部により、目標時点が実際時点と比較され、目標時点に到達する際および/または目標時点を上回る際に信号が出力される。
  14. 請求項13記載の方法において、時間制御計算プロセス部の実行の際には、少なくとも2つの目標時点が実際時点と比較され、有利には200までの目標時点が比較される。
  15. 請求項8から14までのいずれか1項記載の方法において、
    少なくとも2つのセンサ信号を監視および/または評価するためにそれぞれ同じプログラムエレメントが呼び出され、別個の計算プロセスとして処理され、
    前記プログラムエレメントは異なる初期値および/または異なるパラメータにより呼び出され、および/または処理される。
  16. 請求項8から15までのいずれか1項記載の方法において、計算プロセス部は制御部により並列に実行される。
  17. 請求項8から16までのいずれか1項記載の方法において、計算プロセス部は制御部によりタスクとしてマルチタスクモードで処理される。
  18. 請求項1から17までのいずれか1項記載の方法において、各計算プロセス部にはタイムスロットが割り当てられており、計算プロセス部はタイムスロットで制御部により順次処理される。
  19. 請求項8から18までのいずれか1項記載の方法において、制御部のオペレーティングシステムは計算プロセス部の処理を制御する。
  20. 請求項1から19までのいずれか1項記載の方法において、複数の目標時点が時間制御部のメモリに記憶されており、
    目標時点は時間制御部により実際時点と比較され、少なくとも1つの目標時点に達するか、またはこれを上回るときに時間制御部によって信号が出力される。
  21. 請求項20記載の方法において、信号は割り込み信号である。
  22. 請求項20または21記載の方法において、メモリにある目標時点はその時間的順序に従い分類され、時間的に次の目標時点だけが実際時点と比較される。
  23. エレクトロフォトグラフィック印刷機または複写機の制御装置において、
    該装置は、印刷機または複写機に供給される印刷データから個々の枚葉紙に関連する情報を検出し、
    該装置は、該情報に依存して少なくとも1つの印刷画像を枚葉紙(X)の少なくとも片面に形成するため、印刷機または複写機を通る個々の枚葉紙の搬送経路を検出し、
    該装置は、該搬送経路に依存して少なくとも1つのセンサ信号が予期される目標時点および/または少なくとも1つのアクチュエータが駆動制御される目標時点を設定し、ここで前記目標時点は印刷機または複写機のシステム時間に関連している、ことを特徴とする装置。
  24. エレクトロフォトグラフィック印刷機または複写機の制御方法において、
    第1個別枚葉紙を両面印刷するための第1動作モードでは、第1印刷機構によって第1枚葉紙の表面に印刷画像を形成し、第2印刷機構によって第1枚葉紙の裏面に印刷画像を形成し、
    該枚葉紙を第1搬送経路で第1印刷機構(74)と第2印刷機構(76)に供給し、
    個々の枚葉紙を片側印刷するための第2動作モードでは、第1印刷機構(74)によって印刷画像を第2個別枚葉紙の表面に形成し、第2印刷機構(76)によって印刷画像を第3個別枚葉紙の表面に形成し、
    第2枚葉紙は第2搬送経路で第1印刷機構(74)に供給され、第3枚葉紙は第3搬送経路で第2印刷機構(76)に供給される、ことを特徴とする方法。
  25. 請求項24記載の方法において、所定数を上回る際、片側印刷すべき枚葉紙を第1動作モードでその表側に片面印刷する。
  26. 請求項24または25記載の方法において、
    所定数の値は5から50枚の領域に調整されており、有利には8から20枚の領域の値である。
  27. 請求項24または26記載の方法において、第1枚葉紙は第1印刷機構(74)と第2印刷機構(76)との間で反転される。
  28. 請求項24または27記載の方法において、少なくとも枚葉紙の所定数の印刷データは印刷機または複写機のメモリに記憶される。
  29. 請求項24または28記載の方法において、第1動作モードでは順次連続する被印刷枚葉紙間で第1間隔を形成し、第2動作モードでは順次連続する被印刷枚葉紙間に第2間隔を形成する。
  30. 請求項29記載の方法において、第1動作モードから第2動作モードへ変化する際に、所定の第3間隔を第1動作モードで最後に印刷した枚葉紙と第2動作モードで最初に印刷した枚葉紙との間で形成し、ここで第3間隔は第1および/または第2間隔よりも大きい。
  31. 請求項29または30記載の方法において、第2動作モードから第1動作モードへ変化する際に、所定の第4間隔を第2動作モードで最後に印刷した枚葉紙と第1動作モードで最初に印刷した枚葉紙との間で形成し、ここで第4間隔は第1および/または第2間隔よりも大きい。
  32. 請求項24または31記載の方法において、枚葉紙を第1動作モードで片側印刷する際、一方の印刷機構(74,76)だけが印刷画像を枚葉紙の表面に形成し、他方の印刷機構(74,76)は印刷画像を形成しないか、または非カラー印刷画像を枚葉紙の裏面に形成する。
  33. 請求項24または32記載の方法において、異なる搬送経路に基づいて第1枚葉紙を印刷機または複写機に第2枚葉紙の前に入力棚から供給し、ここで第2枚葉紙は第1枚葉紙の前に印刷機または複写機の出力棚に供給する。
  34. 請求項24または33記載の方法において、
    第1動作モードは、第1印刷機構に枚葉紙が供給され、枚葉紙の表面に印刷画像が形成された後に裏面に第2印刷画像を形成するために第2印刷機構に供給されるデュプレックス動作モードであり、
    第2動作モードは、2つの印刷機構に交互に、入力区間にあるポイントを介して枚葉紙が供給される、枚葉紙のスループットが高められた高速シンプル動作モードである。
  35. エレクトロフォトグラフィック印刷機または複写機において、
    該印刷機または複写機は、第1個別枚葉紙を両面印刷する第1動作モードでは、第1印刷機構(74)によって印刷画像を第1枚葉紙の表面に形成し、第2印刷機構(76)によって印刷画像を第1枚葉紙の裏面に形成し、ここで枚葉紙は第1搬送経路で第1印刷機構(74)と第2印刷機構(76)に供給され、
    個別枚葉紙を片面印刷する第2動作モードでは、第1印刷機構(74)によって印刷画像を第2個別枚葉紙の表面に形成し、第2印刷機構(76)によって印刷画像を第3個別枚葉紙の表面に形成し、ここで第2枚葉紙は第2搬送経路で第1印刷機構(74)に供給され、第3枚葉紙は第3搬送経路で第2印刷機構(76)に供給され、
    順次連続する所定数の枚葉紙を片面印刷した場合、制御部によって第1動作モードから第2動作モードへ切り替える、ことを特徴とする印刷機または複写機。
  36. エレクトロフォトグラフィック印刷機または複写機の制御方法において、
    個々の枚葉紙を少なくとも1つの印刷機構により印刷し、枚葉紙を少なくとも1つの搬送経路で印刷機または複写機を通して搬送し、印刷機構(74,76)に供給し、
    第1個別枚葉紙のセンサへの到着時間を第1実際時点として検出し、第1目標時点と比較し、
    第1実際時点と第1目標時点との偏差に依存して、第1枚葉紙の搬送速度を搬送経路の少なくとも一部において上昇、低減、または維持し、
    第2個別枚葉紙のセンサへの到着時点を第2実際時点として検出し、第2目標時点と比較し、
    第2実際時点と第2目標時点との偏差に依存して、第2枚葉紙の搬送速度を搬送経路の少なくとも一部において上昇、低減、または維持する、ことを特徴とする制御方法。
  37. エレクトロフォトグラフィック印刷機または複写機の制御方法において、
    個別枚葉紙を少なくとも1つの印刷機構(74,76)により印刷し、このとき枚葉紙を少なくとも1つの搬送経路で印刷機または複写機を通し、印刷機構(74,76)に供給し、
    第1個別枚葉紙のセンサへの到着時間を第1実際時点として検出し、第1目標値と比較し、
    第1実際時点と第1目標時点との偏差に依存して、第1枚葉紙の搬送速度を、第1搬送速度(3.5×v0)から第2搬送速度(2.5×v0)に変化する時点を検出し、
    第2個別枚葉紙のセンサへの到着時点を第2実際時点として検出し、第2目標時点と比較し、
    第2実際時点と第2目標時点との偏差に依存して、第2枚葉紙の搬送速度を、第1搬送速度(3.5×v0)から第2搬送速度(2.5×v0)に変化する時点を検出する、ことを特徴とする制御方法。
  38. 請求項36または37記載の方法において、印刷機または複写機に供給される印刷データから、個々の枚葉紙に関連する情報を検出する。
  39. 請求項38記載の方法において、印刷される紙形式に依存して、アクチュエータの少なくとも一部に対する制御時点および/またはセンサ信号の少なくとも一部に対する目標時点を検出する。
  40. 請求項39記載の方法において、第1目標時点は第1枚葉紙の枚葉紙エッジを第1センサに到着したことを指示する。
  41. 請求項40記載の方法において、枚葉紙前縁および/または枚葉紙後縁をセンサにより検出し、続いて評価する。
  42. 請求項36から41までのいずれか1項記載の方法において、複数の制御ユニットが印刷機または複写機に設けられており、
    少なくとも1つの第1制御ユニットは制御時点および/または目標時点を検出し、
    少なくとも1つの第2制御ユニットはアクチュエータおよび/またはセンサを駆動制御し、
    第1制御ユニットと第2制御ユニットとは、時間的に同期するため共通のシステムクロックを有する。
  43. 請求項36から42までのいずれか1項記載の方法において、第1目標時点と第2目標時点との間の時間差によって、第1枚葉紙の後縁と第2枚葉紙の前縁との間の枚葉紙間隔を設定する。
  44. 請求項36から43までのいずれか1項記載の方法において、第1センサ(LS1)を第1取り出し棚(棚A)の後方に配置し、第2センサ(LS2)を第2取り出し棚(棚B)の後方に配置する。
  45. 請求項44記載の方法において、第1取り出し棚(棚A)から取り出したすべての枚葉紙の第1センサ(LS1)へのそれぞれの到着時点を検出し、
    第2取り出し棚(棚B)から取り出したすべての枚葉紙の第2センサ(LS2)へのそれぞれの到着時点を検出する。
  46. 請求項36から45までのいずれか1項記載の方法において、第3センサ(LS9)が設けられており、該第3センサには印刷機構に供給されるすべての枚葉紙が供給され、正しい枚葉紙位置が検査され、
    第3センサ(LS9)は各枚葉紙の到着時間を実際時点として検出し、所定の第3目標値と比較し、第1および/または第2センサにおける到着時点が目標時点から異なる場合、搬送速度の変化を後続の枚葉紙に対して適合する。
  47. 請求項36から46までのいずれか1項記載の方法において、当該方法を少なくとも1つの印刷機構および/または枚葉紙の出力の前に実行する。
  48. エレクトロフォトグラフィック印刷機または複写機の制御装置において、
    測定装置と、少なくとも1つの制御ユニットとを有し、
    前記測定装置は、搬送装置により搬送される第1個別枚葉紙のセンサへの到着時点を第1実際時点として検出し、
    前記制御ユニットは、第1実際時点を第1目標時点と比較し、第1枚葉紙の搬送速度をセンサ後方の領域で制御し、
    制御ユニットは、第1枚葉紙の搬送速度を少なくとも一部の領域で、第1実際時点と第1目標時点との偏差に依存して上昇、低減、または維持し、
    測定装置は、搬送装置により搬送される第2個別枚葉紙のセンサへの到着時点を第2実際時点として検出し、
    制御ユニットは第2実際時点を第2目標時点と比較し、第2枚葉紙の搬送速度をセンサ後方の領域で制御する、ことを特徴とする制御装置。
  49. 請求項48記載の装置において、制御ユニットは第2枚葉紙の搬送速度を少なくとも一部の領域で、第2実際時点と第2目標時点との偏差に依存して上昇、低減、または維持する。
  50. 請求項48記載の装置において、制御ユニットは、第1搬送速度から第2搬送速度に搬送速度を変化する時点を、第2実際時点と第2目標時点との偏差に依存して検出する。
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