JPH05289453A - 画像形成装置のシート給送装置 - Google Patents

画像形成装置のシート給送装置

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Publication number
JPH05289453A
JPH05289453A JP4084084A JP8408492A JPH05289453A JP H05289453 A JPH05289453 A JP H05289453A JP 4084084 A JP4084084 A JP 4084084A JP 8408492 A JP8408492 A JP 8408492A JP H05289453 A JPH05289453 A JP H05289453A
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JP
Japan
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sheet
image forming
feeding
speed
sheet feeding
Prior art date
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Pending
Application number
JP4084084A
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English (en)
Inventor
Yasufumi Nakazato
保史 中里
Hiroyuki Shibaki
弘幸 芝木
Tetsuo Yamanaka
哲夫 山中
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成部へ連続給送するカットシートの間
隔を必要最小限にして単位時間当りの画像形成枚数を増
加させるようにし、使用環境やシート搬送経路の切換状
態等によっては通常の給送モードをも選択できるように
する。 【構成】 紙間レス給送モードと通常給送モードを任意
に選択でき、給紙カセット1からピックアップローラ2
及び給紙ローラ5によって給送されるシートを、紙間レ
ス給送モードが選択されると制御ローラ7によってシー
ト給送速度を所定の画像形成速度より一時的に増速して
シート間隔を必要最小限に保ち、通常給送モードが選択
されると制御ローラ7によるシート給送速度を定速にし
て比較的広いシート間隔をとって、それぞれ連続的に感
光体ドラム3と転写分離チャージャ4の間へ給送する。
また、前後のシートが同一の排紙又は給紙経路を指定さ
れていない時には通常給送モードを自動的に選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーザプリンタ等の
ページプリンタ,デジタル複写機,普通紙ファックスな
どの各種画像形成装置において、カットシートを連続的
に画像形成部へ給送するシート給送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ページプリンタやデジタル複写機等の画
像形成装置においては、一般に給紙カセットからカット
シート(転写紙)を給紙してそれを像担持体等からなる
画像形成部へ向けて給送し、その後そのシートを先端が
画像形成部の直前に配置したレジストローラに突き当た
った時点で一時停止させた後、所定のタイミングで画像
形成部に再給送して像担持体に形成された画像を転写す
るようにしている。
【0003】ところで、従来のアナログ複写機では各シ
ートに対してプリントを行なう毎に原稿のスキャン時間
が介在していたので、必然的にシート間隔を大きくとる
必要があった。また、ページプリンタや普通紙ファック
スでは、プリントを行なうに際して画像処理時間がかか
るため、シート間隔を短くする必要がなかった。
【0004】ところが、デジタル複写機の登場や、ペー
ジプリンタ及び普通紙ファックスに搭載されている画像
処理装置の高速化及び効率化に伴って、画像形成部へ連
続的に給送するカットシートのシート間隔を可能な限り
縮めることが要望されるようになってきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像形成装置におけるシート給送装置は、上述のように
給紙部から画像形成部へ向けて給送されるシートをレジ
ストローラに突き当てた状態で一旦停止させ、タイミン
グをとって画像形成部へ再給送するようにしているの
で、これらの制御を行なうために十分なシート間隔を必
要としていた。また、レジストローラへの突き当て動作
が介在することにより、シート間隔は給紙開始時よりも
拡大してしまうという問題もあった。
【0006】そこで、このような問題を解消するため、
例えば特開昭63−8756号公報に見られるように、
感光体ドラムへ向かうシートの給送経路を2路に分岐す
ると共に、その各給紙経路にそれぞれレジストローラを
配置し、その各給紙経路を交互に切り換えてシートを送
り込むことにより、シート間隔を空けずにコピーを行な
えるようにした複写機が提案されている。
【0007】しかし、このような複写機では、従来の制
御精度で確実にシート給送を行なうことができるが、シ
ートを2組のレジストローラにより交互に給送する技術
は複雑であり、コストアップ,装置の大型化,及び信頼
性の低下を招いてしまう。
【0008】また、例えば特開昭62−130944号
公報に見られるように、シート分離搬送手段と感光体と
の間に少なくとも1つの連続作動型のシート搬送手段を
設け、当該手段による搬送速度を遅めに設定することに
より、シート積載部から間隔を空けずに連続給送した各
シートの間隔を画像形成部では所定の狭い間隔に保持で
きるようにした画像形成装置のシート給送装置も提案さ
れている。
【0009】しかし、このようなシート給送装置でも、
連続動作型のシート分離搬送手段の動作がシート積載位
置,分離力の作動状態,シートの摩擦力の変動等により
安定せず、複数のシートを常に間隔を空けずに給送する
ことは非常に困難である。また、シート分離搬送手段で
シート間隔にバラツキが生じると、そのまま画像位置の
ずれとなって画像品質を低下させてしまい、製品化への
ネックとなる。
【0010】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、シート給送装置によって画像形成部へ連続給送
するカットシートに必要最小限のシート間隔を精度良く
持たせることにより、連続画像形成速度を向上(単位時
間当りの画像形成枚数を増加)させ、しかもシート間隔
領域により画像形成部の寿命が無駄に消耗されることを
回避して、高寿命化によるランニングコストの低下を可
能にする給送モードを実現すると共に、使用環境や画像
形成装置のシート搬送経路の切換状態等によって通常の
給送モードをも選択できるようにすることを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、画像形成部よりも上流側にシート給送速
度を制御可能な制御ローラを配置し、該制御ローラによ
ってシート給送速度を所定の画像形成速度より一時的に
増速することによってシート間隔を必要最小限に保ちな
がらカットシートを連続的に前記画像形成部へ給送する
紙間レス給送モードを実行する手段と、制御ローラによ
るシート給送速度を定速にして比較的広いシート間隔を
とってカットシートを連続的に画像形成部へ給送する通
常給送モードを実行する手段と、紙間レス給送モードと
通常給送モードを任意に選択する手段とを設けたもので
ある。
【0012】また、上記紙間レス給送モードを実行する
手段と、上記通常給送モードを実行する手段と、先行す
るシートと後行するシートが同一の排紙経路又は給紙経
路を指定されていない場合には通常給送モードを自動的
に選択する手段とを設けた画像形成装置のシート給送装
置も提供する。
【0013】さらに、上記紙間レス給送モードを実行す
る手段と、該手段によって紙間レス給送モードを実行し
ているとき、先行するシートの給送動作に対して後行す
るシートの給送開始命令が送付されたタイミングに応じ
て制御ローラによる上記増速時のシート給送速度を異な
らせたり、あるいは先行するシートの給送動作に対して
後行するシートの給送開始命令が送付されたタイミング
に応じて上記制御ローラによる増速時のシート給送速度
を段階的に変化させると共に、そのうちの特定の速度に
している期間を変化させたりする手段とを設けたものも
提供する。
【0014】
【作用】請求項1の画像形成装置のシート給送装置によ
れば、使用者によって紙間レス給送モードと通常給送モ
ードを任意に選択でき、紙間レス給送モードが選択され
た場合には、制御ローラによってシート給送速度を所定
の画像形成速度より一時的に増速することによってシー
ト間隔を必要最小限に保ちながらカットシートを連続的
に画像形成部へ給送するので、連続画像形成速度が向上
し、しかもシート間隔領域により画像形成部の寿命が無
駄に消耗されることが回避されて、高寿命化によるラン
ニングコストが低下する。
【0015】また、制御ローラの駆動部で発する頻繁な
変速音が使用環境化では不都合な影響がある場合に、使
用者によって紙間レス給送モードが解除されて通常給送
モードが選択されると、制御ローラによるシート給送速
度を定速にして比較的広いシート間隔をとってカットシ
ートを連続的に画像形成部へ給送するので、使用環境に
合わせた給送モードにより快適なシート給送を行なえ
る。
【0016】請求項2の画像形成装置のシート給送装置
によれば、紙間レス給送モードの使用によって連続画像
形成速度の向上とランニングコストの低下を実現でき、
さらに先行するシートと後行するシートが同一の排紙経
路又は給紙経路を指定されていない場合には通常給送モ
ードを自動的に選択するので、従来の切り換え手段によ
る排紙経路又は給紙経路の切り換えがシート間隔の最小
化により行なえなくなるような事態を回避することもで
きる。
【0017】請求項3及び4の画像形成装置のシート給
送装置によれば、紙間レス給送モードを実行していると
き、先行するシートの給送動作に対して後行するシート
の給送開始命令が送付されたタイミングに応じて制御ロ
ーラによる増速時のシート給送速度を異ならせたり、あ
るいは先行するシートの給送動作に対して後行するシー
トの給送開始命令が送付されたタイミングに応じて制御
ローラによる増速時のシート給送速度を段階的に変化さ
せると共に、そのうちの特定の速度にしている期間を変
化させたりするので、後行するシートの給送開始命令が
若干遅れるようなことがあってもシート間隔を必要最小
限に維持でき、紙間レス給送モードの使用による連続画
像形成速度の向上とランニングコストの低下をより効果
的に実現できる。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1は、この発明の第1実施例である
画像形成装置の画像形成部とシート給送装置の概略を示
す要部構成図である。
【0019】この画像形成装置において、給紙カセット
1に収納されたシート束の上面前端付近にはピックアッ
プローラ2を配置し、それを図示しない駆動手段により
回転させると共に最上位のシートの表面に圧接させるこ
とにより、給紙カセット1内のシート束を1枚ずつ分離
して送り出す。
【0020】給紙カセット1から画像形成部を構成する
感光体ドラム3と転写分離チャージャ4との間の転写領
域に至るシート給送経路には、上流側から順に給紙ロー
ラ5,レジストセンサ6,及びタイミングローラ(制御
ローラ)7を設けている。そのうち、タイミングローラ
7は後述するステッピングモータによりシート給送速度
を制御可能なローラ対である。
【0021】給紙カセット1からピックアップローラ2
により送り出されたカットシートは、給紙ローラ5によ
って画像形成部へ向けて給送し、レジストセンサ6によ
りその先端を検知してから所定時間経過後ピックアップ
ローラ2及び給紙ローラ対5の駆動を停止させることよ
り、先端がタイミングローラ7に突き当てられた状態で
一旦停止させる。その後、所定のタイミングでタイミン
グローラ7を駆動し、そこに先端が突き当てられた状態
で停止しているカットシートを画像形成部へ再給送し、
その表面に転写分離チャージャ4により感光体ドラム3
上のトナー像を転写する。
【0022】図2は、この画像形成装置の制御系の要部
例を示すブロック回路図である。11は画像形成部を構
成するプリンタエンジンの制御を司どるエンジンドライ
バに搭載されたマイクロコンピュータを用いたステッピ
ングモータ制御部(以下単に「制御部」という)であ
り、コントローラ12及びレジストセンサ6の出力に応
じてステッピングモータ13の回転を制御するCPU,
その制御に対応するプログラム等を格納したROM及び
ワーク用のRAM等を有する。
【0023】14はステッピングモータ駆動回路、13
は例えば4相のステッピングモータであり、この実施例
では図1のタイミングローラ7を駆動するための駆動源
に用いている。15は操作部であり、紙間レス給送モー
ドと通常給送モードを任意に選択するためのキースイッ
チを含む各種のキースイッチを備えている。
【0024】ここで、紙間レス給送モードとはタイミン
グローラ7によってシート給送速度を所定の画像形成速
度より一時的に増速することによってシート間隔を必要
最小限に保ちながらカットシートを連続的に画像形成部
へ給送するモードのことをいい、通常給送モードとはタ
イミングローラ7によるシート給送速度を定速にして比
較的広いシート間隔をとってカットシートを連続的に画
像形成部へ給送するモードのことをいう。
【0025】図3はこの画像形成装置における紙間レス
給送モードを実行した時の各部の動作を、図4は同じく
通常給送モードを実行した時の各部の動作をそれぞれ示
す。この画像形成装置では、紙間レス給送モードが選択
された場合に給紙カセット1から給紙されたカットシー
トを停止中のタイミングローラ7に突き当てた状態で一
旦停止させた後、タイミングローラ7により所定の画像
形成速度よりも速い速度で再給送させる加速期間(増速
期間)を設けているが、通常給送モードが選択された場
合にはタイミングローラ7による増速を禁止し、画像形
成速度と同等の速度でカットシートの給送を行なう。
【0026】ところで、タイミングローラ7は図1の可
変速可能なステッピングモータ13によって駆動される
ため、タイミングローラ7によりカットシートを増速し
て給送させると、通常の給送速度で給送している時より
も騒音が大きくなることがあった。
【0027】そこで、この実施例においては、タイミン
グローラ7の駆動部であるステッピングモータ13が発
する頻繁な変速音が使用環境下では不都合な影響がある
場合、使用者が操作部15上でのキー操作により紙間レ
ス給送モードをやめて通常給送モードを選択することが
できるため、使用環境に合わせた給送モードで快適なシ
ート給送を行なわせることができる。なお、給送モード
の選択は、操作部15上でのキー操作に限らず、外部機
器(ホストコンピュータ)からのコマンド等によっても
行なうことができる。
【0028】図5は、この発明の第2実施例を示す画像
形成装置の機構部を示す概略構成図であり、図1と対応
する部分には同一符号を付している。この画像形成装置
には2つの排紙経路が用意されており、その切り換えを
フォークゲート21により行なっている。
【0029】また、画像形成部で一方の面に画像形成が
なされたカットシートがフォークゲート22により矢示
A方向に搬送された場合には、そのカットシートの後端
がフォークゲート23を通過した時点でそのカットシー
トを停止させると共にフォークゲート23を切り換え、
その後そのカットシートの搬送方向を反転して再度画像
形成部へ向けて給送し、タイミングローラ7に突き当て
た状態で一旦停止させた後、このタイミングローラ7に
より画像形成部に再給送してもう一方の面にも画像を形
成する。フォークゲート21〜23は図示しないソレノ
イド等の切り換え手段によって駆動され、搬送経路の切
り換えが行なわれる。
【0030】ところで、先行するカットシートと後行す
るカットシートが同一の排紙経路又は給紙経路を指定さ
れていない場合、つまり搬送経路中にフォークゲート等
の搬送切り換え手段が存在する場合、シート間隔を最小
にしてシート給送を行なう紙間レス給送モードを実行し
ている時には搬送経路の切り換えをスムーズに行なえな
いという不都合がある。すなわち、フォークゲートによ
る搬送経路の切り換えには時間的な余裕が必要であるた
め、先行するカットシートと後行するカットシートとの
間隔が狭すぎると、その切り換えを正常に行なえなくな
る。
【0031】そこで、この実施例においては、図6のフ
ローチャートに示すように、後行するカットシートが先
行するカットシートと同一の給送経路及び排紙経路が指
定されていない時には自動的に通常給送モードを選択
し、シート間隔を広くとってカットシートの連続給送を
行なうように制御する。それによって、従来の搬送切り
換え方式によっても搬送経路の切り換えをスムーズに行
なえるようになる。
【0032】次に、この発明の第3実施例について説明
する。なお、ハード構成は図1及び図2に示した第1実
施例と同様なので、再びその各図を参照する。この実施
例では、シート間隔が狙いの間隔になるように、図2の
ステッピングモータ制御部11が先行するカットシート
の給送動作に対してコントローラ12から後行するカッ
トシートの給送開始命令が送付されたタイミングに応じ
てタイミングローラ7による増速時のシート給送速度を
割り出し、タイミングローラ7を回転させるステッピン
グモータ13を駆動制御する。すなわち、コントローラ
12から給送開始命令が若干遅れて送られてきた場合で
も、それに応じたシート給送速度になるようにタイミン
グローラ7を駆動することにより、シート間隔を可能な
限り縮めるようにする。
【0033】給紙ローラ5によって給送されたカットシ
ートは、停止しているタイミングローラ7に先端が突き
当てられ、先端位置合わせが行なわれる。その後、感光
体ドラム3上に形成される画像とタイミングを合わせて
給送を再開する。このとき、タイミングローラ7はカッ
トシートを図7に示す区間L1だけ高速で給送し、目標
位置Bに到達以降は画像形成速度と同等の速度に落して
給送を続ける。
【0034】図8は、上述した先端位置合わせ動作以降
のタイミングローラ7によるシート給送速度を示すタイ
ミングチャートである。実線はステッピングモータ制御
部11が連続して給送開始命令を受けている時のシート
給送速度を示し、破線は先行するカットシートの給送動
作に対して後行するカットシートの給送開始命令が遅れ
を生じた時のシート給送速度を示す。
【0035】後行するシートの給送開始命令が遅れたた
め、例えばタイミングローラ7のスタートタイミングが
T3だけ遅れたものとすると、その遅れを取り戻せるよ
うなシート給送速度Vfrを算出し、その速度になるよ
うにタイミングローラ7を駆動する。
【0036】このとき、ステッピングモータ制御部11
が連続的に給送開始命令を受けている時のタイミングロ
ーラ7によるシート給送速度をVf,後行するシートが
遅れた時のタイミングローラ7によるシート給送速度を
Vfr,速度Vfによるタイミングローラ7の駆動時間
をT1,速度Vfrによるタイミングローラ7の駆動時
間をT2,所定のタイミングに対するタイミングローラ
7のスタート遅れ時間をT3,タイミングローラ7と目
標位置Bとの間の搬送経路長をL1としたとき、数1の
関係式が成り立つ。
【0037】
【数1】Vf・T1=Vfr・T2=L
【0038】このように、タイミングローラ7により加
速期間内に速度Vfrでシート給送を行なうことによ
り、シート間隔を所定の間隔に保つことができる。な
お、数1によって求められる速度Vfrがタイミングロ
ーラ7による最高速度を越えた場合、すなわち後行する
カットシートが追いつかず、所定のシート間隔を達成で
きない場合には、その最高速度になるようにタイミング
ローラ7を駆動し、可能な限りシート間隔を縮めるよう
にする。
【0039】あるいは、ピックアップローラ2による給
送速度も変化させ、高速給送を行なえるようにすれば、
遅れたタイミングに対しても所定のシート間隔を維持す
ることができる。
【0040】次に、この発明の第4実施例について説明
する。なお、ハード構成は図1及び図2に示した第1実
施例と同様なので、再びその各図を参照する。この実施
例では、タイミングローラ7はシート給送速度を段階的
に選択可能となっており、図2のステッピングモータ制
御部11が先行するカットシートの給送動作に対してコ
ントローラ12から後行するカットシートの給送開始命
令が送付されたタイミングに応じてタイミングローラ7
による増速時のシート給送速度を段階的に変化させると
共に、そのうちの特定の速度にしている期間(駆動時
間)を変化させて、所定のシート間隔を得られるように
制御を行なう。
【0041】例えば、図9に示すようにタイミングロー
ラ7によるシート給送速度を2段階とし、高速給送(>
Vf)及び定速給送(=Vf)を選択している期間を変
化させることにより、シート間隔を制御する。
【0042】図9は、先端位置合わせ動作以降のタイミ
ングローラ7によるシート給送速度を示すタイミングチ
ャートである。実線はステッピングモータ制御部11が
連続して給送開始命令を受けている時のシート給送速度
を示し、破線は先行するシートの給送動作に対して後行
するシートの給送開始命令が遅れを生じたときのシート
給送速度を示す。
【0043】後行するシートの給送開始命令が遅れたた
め、例えばタイミングローラ7のスタートタイミングが
T3だけ遅れたものとすると、その遅れを取り戻すため
カットシートをタイミングローラ7によりVfよりもさ
らに高速なシート給送速度VftでT4間給送した後、
Vfに落してT5間給送することにより、シート間隔を
一定に保つ。
【0044】このとき、ステッピングモータ制御部11
が連続的に給送開始命令を受けている時のタイミングロ
ーラ7によるシート給送速度をVf,後行するシートが
遅れた時のタイミングローラ7による高速シート給送速
度をVft,速度Vfによるタイミングローラ7の駆動
時間をT1,Vftによるタイミングローラ7の駆動時
間をT4,速度Vfによるタイミングローラ7の駆動時
間をT5,タイミングローラ7と目標位置Bとの間の搬
送経路長をLとした場合、数2の関係式が成り立つ。
【0045】
【数2】Vf・T1=Vft・T4+Vf・T5=L
【0046】このように、速度Vftによるタイミング
ローラ7の駆動時間T4を算出し、タイミングローラ7
を加速期間内に速度VftでT4間駆動した後、速度V
fでT5(T1−T3−T4)間駆動することにより、
シート間隔を所定の間隔に保つことができる。
【0047】また、この実施例では前述の実施例と違っ
て、タイミングローラ7によるシート給送速度が段階的
に設定されているので、制御上の負担が少なくて済む。
すなわち、ステッピングモータの回転速度は入力される
パルス信号のパルス速度に対応して決定されるため、任
意のパルス速度を作り出すことは制御上大変な負担にな
るが、タイミングローラ7によるシート給送速度が段階
的に設定されていることにより、制御上の負担が少なく
なる。
【0048】なお、計算上、上式によって求められる速
度Vftで全ての時間(T1−T3)タイミングローラ
7を駆動しても後行するシートが追いつかず、所定のシ
ート間隔を達成できない場合には、その最高速度Vft
をもってタイミングローラ7を全時間駆動し、可能な限
りシート間隔を縮めるようにする。あるいは、ピックア
ップローラ2による給送速度も変化させ、高速給送を行
なえるようにすれば、遅れたタイミングに対しても所定
のシート間隔を維持することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の画
像形成装置のシート給送装置によれば、紙間レス給送モ
ードが選択された場合には、制御ローラによりシート間
隔を必要最小限に保ちながらカットシートを連続的に画
像形成部へ給送するので、単位時間当りの連続画像形成
枚数が増加し、しかもシート間隔領域により画像形成部
の寿命が無駄に消耗されることがなくなるため、ランニ
ングコストが低下する。
【0050】また、制御ローラの駆動部が発する頻繁な
変速音が使用環境下では不都合な影響がある場合に、使
用者により紙間レス給送モードをやめて通常給送モード
に選択を切り換えることができるので、使用環境に合わ
せた給送モードにより快適なシート給送を行なわせるこ
とができる。
【0051】請求項2の画像形成装置のシート給送装置
によれば、紙間レス給送モードの使用により連続画像形
成速度の向上とランニングコストの低下を実現でき、さ
らに搬送経路の切り換えが必要な時には自動的に通常給
送モードを選択するので、従来の切り換え手段による排
紙経路あるいは給紙経路の切り換えがシート間隔の最小
化により行なえなくなるような事態を避けることもでき
る。
【0052】請求項3及び4の画像形成装置のシート給
送装置によれば、先行するシートの給送動作に対して後
行するシートの給送開始命令の送付タイミングに応じて
制御ローラによる増速時のシート給送速度を変化させる
ので、後行するシートの給送開始命令が若干遅れるよう
なことがあっても、シート間隔を必要最小限に維持で
き、紙間レス給送モードの使用による連続画像形成速度
の向上とランニングコストの低下をより効果的に実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例である画像形成装置の画
像形成部とシート給送装置の概略を示す要部構成図であ
る。
【図2】図1の画像形成装置の制御系の要部例を示すブ
ロック回路図である。
【図3】図1の画像形成装置における紙間レス給送モー
ドを実行した時の各部の動作を示すタイミング図であ
る。
【図4】同じく通常給送モードを実行した時の各部の動
作を示すタイミング図である。
【図5】この発明の第2実施例である画像形成装置の機
構部を示す概略構成図である。
【図6】図5の実施例によるこの発明に係わる処理を示
すフロー図である。
【図7】この発明の第3実施例の作用説明に供する画像
形成装置の画像形成部とシート給送装置の概略を示す要
部構成図である。
【図8】この発明の第3実施例における先端位置合わせ
動作以降のタイミングローラによるシート給送速度を示
すタイミング図である。
【図9】この発明の第4実施例における先端位置合わせ
動作以降のタイミングローラによるシート給送速度を示
すタイミング図である。
【符号の説明】
1 給紙カセット 2 ピックアッ
プローラ 3 感光体ドラム 4 転写分離チ
ャージャ 5 給紙ローラ 6 レジストセ
ンサ 7 タイミングローラ(制御ローラ) 11 ステッピ
ングモータ制御部 12 コントローラ 13 ステッピ
ングモータ 14 駆動回路 15 操作部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成部よりも上流側にシート給送速
    度を制御可能な制御ローラを配置し、該制御ローラによ
    ってシート給送速度を所定の画像形成速度より一時的に
    増速することによってシート間隔を必要最小限に保ちな
    がらカットシートを連続的に前記画像形成部へ給送する
    紙間レス給送モードを実行する手段と、前記制御ローラ
    によるシート給送速度を定速にして比較的広いシート間
    隔をとってカットシートを連続的に前記画像形成部へ給
    送する通常給送モードを実行する手段と、前記紙間レス
    給送モードと通常給送モードを任意に選択する手段とを
    設けたことを特徴とする画像形成装置のシート給送装
    置。
  2. 【請求項2】 画像形成部よりも上流側にシート給送速
    度を制御可能な制御ローラを配置し、該制御ローラによ
    ってシート給送速度を所定の画像形成速度より一時的に
    増速することによってシート間隔を必要最小限に保ちな
    がらカットシートを連続的に前記画像形成部へ給送する
    紙間レス給送モードを実行する手段と、前記制御ローラ
    によるシート給送速度を定速にして比較的広いシート間
    隔をとってカットシートを連続的に前記画像形成部へ給
    送する通常給送モードを実行する手段と、先行するシー
    トと後行するシートが同一の排紙経路又は給紙経路を指
    定されていない場合には前記通常給送モードを自動的に
    選択する手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置
    のシート給送装置。
  3. 【請求項3】 画像形成部よりも上流側にシート給送速
    度を制御可能な制御ローラを配置し、該制御ローラによ
    ってシート給送速度を所定の画像形成速度より一時的に
    増速することによってシート間隔を必要最小限に保ちな
    がらカットシートを連続的に前記画像形成部へ給送する
    紙間レス給送モードを実行する手段と、該手段によって
    紙間レス給送モードを実行しているとき、先行するシー
    トの給送動作に対して後行するシートの給送開始命令が
    送付されたタイミングに応じて前記制御ローラによる前
    記増速時のシート給送速度を異ならせる手段を設けたこ
    とを特徴とする画像形成装置のシート給送装置。
  4. 【請求項4】 画像形成部よりも上流側にシート給送速
    度を制御可能な制御ローラを配置し、該制御ローラによ
    ってシート給送速度を所定の画像形成速度より一時的に
    増速することによってシート間隔を必要最小限に保ちな
    がらカットシートを連続的に前記画像形成部へ給送する
    紙間レス給送モードを実行する手段と、該手段によって
    紙間レス給送モードを実行しているとき、先行するシー
    トの給送動作に対して後行するシートの給送開始命令が
    送付されたタイミングに応じて前記制御ローラによる前
    記増速時のシート給送速度を段階的に変化させると共
    に、そのうちの特定の速度にしている期間を変化させる
    手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置のシート
    給送装置。
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