JP2006351050A - 情報記録媒体 - Google Patents

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Morimasa Sasaki
守正 佐々木
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Abstract

【課題】テープリールに巻回された磁気テープのテープエンドをドライブ装置に確実に検出させ得る情報記録媒体を提供する。
【解決手段】テープリールと、テープエンド検出用の検出光を入射させる窓部23および検出光を射出させる窓部34が形成されると共にテープリールを収容するケース本体3と、ケース本体3の引き出し口3aを開閉するフロントカバー7と、テープリールに対して接離する方向に沿ってスライド可能に配設された本体部41およびフロントカバー7の回動に伴って窓部23,34の間において移動して本体部41をスライドさせる腕部42を有するリールブレーキ4とを備え、ケース本体3は、側壁22d,22e,32d,32eにおける窓部23,34の近傍にそれぞれ配設されて上下方向への腕部42の振れを規制するリブ24,35を備えている。
【選択図】図11

Description

本発明は、磁気テープを巻回するテープリールと、テープリールの回転を規制するリールブレーキとを備えた情報記録媒体に関するものである。
この種の情報記録媒体として、特開2000−137971号公報に開示されたテープカートリッジが知られている。このテープカートリッジは、磁気テープを巻装した一対のリールと、上ハーフおよび下ハーフで構成されて各リールを回転可能に収容するシェルと、シェルの前端面側に回動可能に取り付けられてシェルのテープ引出用のポケット部を開閉するリッド(フロントカバー)と、ポケット部の底部を開閉するスライドシャッターと、リッドの開閉動作(回動)に連動して各リールのロックおよびロック解除を行うリールロック部材とを備えている。この場合、リールロック部材は、リールに係合する本体部と、本体部の両側部にそれぞれ配設された一対の脚部と、先端部にリッド係合部を有して両脚部の一端部にそれぞれ配設された弾性アームとを備えて構成され、リッドが回動する際に、リッドのリールロック部材係合部とリッド係合部とが係合して弾性アームが下ハーフ(シェル)の左右の内側面に沿って移動させられることにより、リールロック方向およびロック解除方向にスライドさせられる。
特開2000−137971号公報(第3−5頁、第1図)
ところが、上記のテープカートリッジには、以下の問題点がある。すなわち、この種のテープカートリッジを駆動するドライブ装置では、テープカートリッジ内の磁気テープに対して検出光を照射して、磁気テープのテープエンドを検出している。このため、これらのテープカートリッジには、検出光をシェルの内部に入射させる窓部、および検出光をシェルの外部に射出させる窓部が、シェルの側壁に形成されている。この場合、シェルの内側面に沿って移動するリールロック部材の弾性アームによって両窓部からの検出光の入射および出射が阻害されないようにするために、両窓部を塞がない位置でリールロック部材の弾性アームを移動させるのが好ましい。一方、これらのテープカートリッジでは、回動するリッドのリールロック部材係合部が弾性アームのリッド係合部に係合して弾性アームを押し引きすることで弾性アームが移動させられる。この場合、リッドのリールロック部材係合部がリッドの中心軸を中心として円運動するため、弾性アームの先端部には、リールロック部材係合部を介して斜め上方向または斜め下方向への力が加えられる。このため、これらのテープカートリッジでは、弾性アームの移動の際に、弾性アームが上下方向に振れることがある。また、これらのテープカートリッジでは、スライドの際のリールロック部材のがたつきに起因して弾性アームが上下方向に振れることもある。したがって、これらのテープカートリッジには、移動時における弾性アームの上下方向への振れによって両窓部が塞がれて、両窓部からの検出光の入射および出射が阻害され、その結果、磁気テープのテープエンドの検出が困難となるおそれがあるという問題点が存在する。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、テープリールに巻回された磁気テープのテープエンドをドライブ装置に確実に検出させ得る情報記録媒体を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく本発明に係る情報記録媒体は、磁気テープを巻回するテープリールと、前記磁気テープのテープエンドを検出するための検出光を内部に入射させる第1窓部および当該検出光を外部に射出させる第2窓部がその側壁に形成されると共に前記テープリールを回転可能に収容するケース本体と、当該ケース本体に回動可能に取り付けられて前記磁気テープの引き出し口を開閉するフロントカバーと、前記テープリールに対して接離する方向に沿ってスライド可能に前記ケース本体に配設された本体部および当該本体部に形成されると共に前記フロントカバーの回動に伴って前記両窓部の間において前記接離する方向に沿って移動して当該本体部をスライドさせる腕部を有して当該テープリールの回転規制および当該回転規制の解除を行うリールブレーキとを備え、前記ケース本体は、前記側壁における前記第1窓部および前記第2窓部の近傍にそれぞれ配設されて前記接離する方向に直交する方向への前記腕部の振れを規制する一対のリブを備えている。
この場合、前記両窓部における前記引き出し口側の端部に隣接した状態で前記一対のリブを配設することができる。
本発明に係る情報記録媒体によれば、ケース本体の側壁における第1窓部および第2窓部の近傍にそれぞれ配設されてテープリールに対して接離する方向に直交する方向(上下方向)への腕部の振れを規制する一対のリブを備えたことにより、腕部が移動させられる際にフロントカバーを介して腕部の先端部に斜め上方向や斜め下方向への力が加えられたり、リールブレーキがスライドする際にがたつきが生じたりしたとしても、腕部の上下方向への振れによって両窓部が塞がれる事態を確実に防止することができる。この結果、両窓部からの検出光の入射および射出が阻害されて磁気テープのテープエンドの検出が困難となる事態を確実に防止することができるため、テープリールに巻回された磁気テープのテープエンドをドライブ装置に確実に検出させることができる。
また、本発明に係る情報記録媒体によれば、両窓部における引き出し口側の端部に隣接した状態で一対のリブを配設したことにより、例えば、リールブレーキの本体部がスライドする際に大きくがたついたとしても、本体部のがたつきによって先端部に向かうに従って大きくなる腕部の振れを、腕部の先端部側であって両窓部の近傍の位置において規制することができるため、両窓部の間における腕部の上下方向への振れを十分に小さく抑えることができる。
以下、本発明に係る情報記録媒体の最良の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、情報記録媒体1の構成について、図面を参照して説明する。
図1に示す情報記録媒体1は、例えば、電子計算機に記録されたデータをバックアップするためのストレージデバイスとして用いられる2リールタイプのカートリッジ式の情報記録媒体であって、同図に示すように、磁気テープTが巻回されたテープリール2,2、ケース本体3、リールブレーキ4、シート5,5、スライド部6およびフロントカバー7を備えて構成されている。
テープリール2は、図1,2に示すように、磁気テープTを巻回可能に構成されて、ケース本体3の内部に収容されている。この場合、テープリール2の一端部(図1における上端部)には、リールブレーキ4の突起部41aが係合することによって回転が規制される歯部2aが形成されている。ここで、テープリール2に巻回される磁気テープTの両端部には、透明または半透明のリーダーテープ(図示せず)がそれぞれ取り付けられており、各リーダーテープの端部が各テープリール2,2にそれぞれ固定されている。
ケース本体3は、図1に示すように、互いに嵌合可能な下ケース11および上ケース12を備えて構成されて、両ケース11,12の嵌合状態において形成される内部空間にテープリール2,2を回転可能に収容する。下ケース11は、図3に示すように、底板21および側壁22a〜22fを備えて、全体として、浅皿状に形成されている。底板21は、情報記録媒体1をドライブ装置に挿入する際の前面側(同図における下側)の中央部に切り欠き部21aが形成されて構成されている。この場合、この切り欠き部21aおよび後述する上ケース12の開口部12aによって磁気テープTを引き出すための引き出し口3a(図10参照)が構成される。また、底板21には、ドライブ装置の駆動軸を挿通させるための円形の挿通孔21b,21bが形成されている。また、底板21の切り欠き部21a側には、スライド部6をスライド不可状態にロックするためのアーム状のロック部21c,21cが形成されている。この場合、ロック部21cは、図1に示すロックスプリング8aによってその先端部がスライド部6側に向けて押圧される。
側壁22a〜22fは、底板21の縁部にそれぞれ立設されている。また、側壁22d,22eには、図11に示すように、矩形の孔で構成された窓部23(本発明における第1窓部)がそれぞれ形成されている。この場合、窓部23は、ドライブ装置の検出部から出射される磁気テープTのテープエンド検出用の検出光をケース本体3の内部に入射させる。また、側壁22d,22eには、同図に示すように、窓部23における引き出し口3a側の端部に隣接した状態でリブ24がそれぞれ形成(配設)されている。この場合、リブ24は、後述するリールブレーキ4の腕部42が移動する際に、テープリール2,2に対して接離する方向に直交する方向(ケース本体3の厚み方向であって、同図における上方向)への腕部42の振れを規制する機能を有している。
上ケース12は、図4に示すように、天板31、側壁32a〜32eを備えて、ドライブ装置に挿入する際の前面側(同図では下側)に開口部12aを有する浅皿状に形成されている。天板31は、全体として矩形に形成されている。また、天板31の中央部には、矩形の天窓31aが形成され、この天窓31aには、透明な(またはほぼ透明な)カバー33が取り付けられている。側壁32a〜32eは、天板31の縁部にそれぞれ立設されている。また、側壁32d,32eには、図11に示すように、矩形の孔で構成された窓部34(本発明における第2窓部)がそれぞれ形成されている。この場合、窓部34は、下ケース11の窓部23から入射して、下ケース11または上ケース12に配設されている図外のプリズムによって光路をU字状に変更させられた検出光をケース本体3の外部に射出させる。また、側壁32d,32eには、同図に示すように、窓部34における引き出し口3a側の端部に隣接した状態でリブ35がそれぞれ形成(配設)されている。この場合、リブ35は、リールブレーキ4の腕部42が移動する際に、テープリール2,2に対して接離する方向に直交する方向(ケース本体3の厚み方向であって、同図における下方向)への腕部42の振れを規制する機能を有している。つまり、この情報記録媒体1では、ケース本体3における側壁22d,32d(いずれも本発明における側壁)に一対のリブ24,35が形成されると共に、ケース本体3における側壁22e,32e(いずれも本発明における側壁)に一対のリブ24,35が形成されて、これら二対のリブ24,24,35,35によってテープリール2,2に対して接離する方向に直交する方向(図11における上下方向)への腕部42の振れが規制されている。
リールブレーキ4は、図5に示すように、本体部41および腕部42,42を備えて構成されている。本体部41は、図2に示すように、テープリール2,2に対して接離する方向に沿ってスライド可能にケース本体3の内部に配設されると共に、図1に示すブレーキスプリング8bによってテープリール2,2に近接する向きに付勢されている。また、本体部41には、2つの突起部41a,41aが形成されている。この場合、本体部41は、図2,8に示すように、テープリール2,2に近接したときに、突起部41a,41aがテープリール2,2の歯部2aにそれぞれ係合することにより、テープリール2,2の回転を規制する。また、本体部41は、図10に示すように、テープリール2,2から離間したときにテープリール2,2の歯部2aに対する突起部41a,41aの係合が解除されることにより、テープリール2,2の回転規制を解除する。
腕部42,42は、図5に示すように、本体部41の両端部にそれぞれ突出形成されている。この場合、腕部42,42は、図9,11に示すように、フロントカバー7が回動する際に、その先端部に形成されている突起部42aがフロントカバー7の突起部72b,72cに係合して、フロントカバー7の回動に伴って移動することにより、テープリール2,2に対して接離する方向に沿って本体部41をスライドさせる。また、腕部42,42は、図9,11に示すように、下ケース11の側壁22d,22eにそれぞれ形成されている窓部23と、上ケース12の側壁32d,32eにそれぞれ形成されている窓部34との間において、テープリール2,2に対して接離する方向に沿ってそれぞれ移動するようにその長さや位置が規定されている。
シート5,5は、例えば、樹脂材料によって成形されたシートであって、図1に示すように、下ケース11とテープリール2との間、およびテープリール2と上ケース12との間にそれぞれ配設されている。このシート5は、テープリール2を円滑に回転動作させると共に、磁気テープTの幅方向への移動を防止することによって磁気テープTをテープリール2に整然と巻き取らせる機能を有している。
スライド部6は、図6に示すように、本体部61および側壁62,62を備えて構成されている。本体部61は、矩形の板状に形成されている。また、本体部61には、ドライブ装置の駆動軸を挿通させるための円形の挿通孔61a,61aが形成されている。また、本体部61には、下ケース11におけるロック部21cの先端部に係合する一対の係合孔61b,61bおよび一対の係合孔61c,61cが形成されている。側壁62,62は、本体部61の両端部にそれぞれ立設されている。この場合、スライド部6は、図8,10に示すように、下ケース11にスライド可能に嵌め合わされて、図1に示すスライドスプリング8cによって下ケース11の切り欠き部21a側に向けて付勢されている。
フロントカバー7は、図7に示すように、本体部71、および本体部71の両端部に形成された支持部72,72を備えて構成されている。また、支持部72,72には、回転軸72aおよび突起部72b,72cがそれぞれ形成されている。この場合、フロントカバー7は、図9,11に示すように、上ケース12の側壁32d,32eにおける開口部12aの近傍に形成された保持部(図示せず)に支持部72の回転軸72aが嵌め合わされることにより、保持部によって回動可能に保持されている。また、フロントカバー7は、図1に示すカバースプリング8dによって、図8に示す矢印Aの方向に付勢されている。さらに、フロントカバー7は、ドライブ装置によって回動させられることにより、本体部71によって開口部12aを開閉する。また、フロントカバー7は、回動させられる際に、支持部72の突起部72b,72cがリールブレーキ4における腕部42の突起部42aに係合して腕部42を移動させることにより、リールブレーキ4の本体部41をテープリール2,2に対して接離する方向に沿ってスライドさせる。
次に、情報記録媒体1を用いたデータの記録再生方法について、図面を参照して説明する。
この情報記録媒体1が図外のドライブ装置から取り出されている状態、つまり非使用時においては、図8に示すように、リールブレーキ4の本体部41が、ブレーキスプリング8bの付勢力によってテープリール2,2に近接している。このため、本体部41の突起部41a,41aがテープリール2,2の歯部2aにそれぞれ係合して、テープリール2,2の回転が規制されている。また、同図に示すように、フロントカバー7が、カバースプリング8dによって矢印Aの方向に付勢されて、ケース本体3における上ケース12の開口部12aを閉塞している。また、スライド部6が、下ケース11における底板21の切り欠き部21a側の位置P1に位置して、底板21の挿通孔21b,21bおよび切り欠き部21aを閉塞している。この場合、スライド部6は、下ケース11におけるロック部21c,21cの先端部が本体部61の係合孔61b,61bにそれぞれ係合することにより、スライド不可状態にロックされている。
一方、情報記録媒体1がドライブ装置の挿入口から装填部に向けて挿入されたときには、装填部が情報記録媒体1を内部に引き込む。この場合、ロック部21c,21cの先端部が挿入口の近傍に取り付けられた当接部(図示せず)に当接した状態で情報記録媒体1が引き込まれるため、ロック部21c,21cの先端部が上方向に押し上げられて、スライド部6の係合孔61b,61bとの係合が解除されて、スライド部6のスライド不可状態が解除される。このため、図10に示すように、スライド部6が、スライドスプリング8c(図1参照)による付勢力に抗して下ケース11の側壁22a側にスライドさせられて、位置P2に位置する。この状態では、スライド部6の挿通孔61aと下ケース11の挿通孔21bとが連通すると共に、下ケース11における底板21の切り欠き部21aが開口される。この場合、スライド部6は、下ケース11におけるロック部21c,21cの先端部が本体部61の係合孔61c,61cにそれぞれ係合することにより、スライド不可状態にロックされている。次に、装填部が、ドライブ装置内の駆動軸の先端部に向けて情報記録媒体1を移動させる。この際に、駆動軸が挿通孔61a,21aを通ってテープリール2の中心部に挿入される。
次に、ドライブ装置が、図10に示すように、カバースプリング8dの付勢力に抗してフロントカバー7を矢印Bの方向に回動させることにより、上ケース12の開口部12aが開口される。この際に、図11に示すように、フロントカバー7における支持部72の突起部72bが、リールブレーキ4の腕部42における先端部の突起部42aに係合して、腕部42を開口部12a側に移動させる。これに伴い、リールブレーキ4の本体部41が、ブレーキスプリング8bによる付勢力に抗してテープリール2,2から離間する方向に沿ってスライドさせられる。このため、テープリール2,2の歯部2aと本体部41の突起部41a,41aとの係合が解除されて、テープリール2,2の回転の規制が解除される。
次いで、ドライブ装置が磁気テープTを磁気ヘッドに当接させると共に、テープリール2,2を回転させて、データの読み出しや書き込みを開始する。また、ドライブ装置に配設されているテープエンド検出部が、検出光を射出する。この場合、検出光は、ケース本体3における下ケース11の窓部23から入射して、磁気テープTに照射される。続いて、磁気テープTが一方のテープリール2に巻き取られて、他方のテープリール2に巻回されていた磁気テープTがテープエンドとなったときには、検出光が、磁気テープTの端部に取り付けられているリーダーテープを透過して、ケース本体3内に配設されている図外のプリズムによって光路がU字状に変更させられて、ケース本体3における上ケース12の窓部34を介してケース本体3の外部に射出される。この際に、テープエンド検出部が検出光を受光し、これに応じて、ドライブ装置がデータの読み出しや書き込みを終了すると共に、テープリール2,2の回転を停止させる。次に、ドライブ装置は、磁気テープTから磁気ヘッドを離間させる。
この場合、下ケース11の側壁22d,22eに、リブ24がそれぞれ形成されると共に、上ケース12の側壁32d,32eに、リブ35がそれぞれ形成されて、上下方向への腕部42の振れが規制されている。このため、腕部42が移動させられる際に、フロントカバー7の突起部72bを介して腕部42の先端部に斜め上方向や斜め下方向への力が加えられたり、リールブレーキ4の本体部41がスライドする際にがたついたりしたとしても、腕部42の上下方向への振れによって窓部23,34が塞がれる事態が確実に防止される。この結果、窓部23,34からの検出光の入射および射出が阻害されて磁気テープTのテープエンドの検出が困難となる事態が確実に防止される。ここで、スライドする際の本体部41のがたつきによる腕部42の振れは、腕部42の先端部に向かうに従って大きくなる。このため、窓部23,34の間における腕部42の上下方向への振れを小さく抑えるためには、腕部42の先端部側であって窓部23,34の近傍の位置において腕部42の振れを規制するのが好ましい。この点に関して、この情報記録媒体1では、窓部23における引き出し口3a側の端部に隣接した状態でリブ24が形成され、窓部34における引き出し口3a側の端部に隣接した状態でリブ35が形成されている。このため、この情報記録媒体1では、本体部41が大きくがたついたとしても、窓部23,34の間における腕部42の上下方向への振れが十分に小さく抑えられる。
次いで、装填部は、駆動軸の先端部から情報記録媒体1を離間させる。続いて、ドライブ装置が、図8に示す矢印Aの方向にフロントカバー7を回動させることにより、同図に示すように、上ケース12の開口部12aが閉塞される。この際に、図9に示すように、フロントカバー7における支持部72の突起部72cが、リールブレーキ4の腕部42における先端部の突起部42aに係合して、腕部42をテープリール2側に移動させる。これに伴い、リールブレーキ4の本体部41が、テープリール2,2に近接する方向に沿ってスライドさせられる。このため、テープリール2,2の歯部2aと本体部41の突起部41a,41aとが係合して、テープリール2,2の回転が規制される。次に、装填部が、挿入口の外側に向けて情報記録媒体1を押し出す。この際に、図8に示すように、スライド部6が、位置P1側にスライドさせられて、下ケース11における底板21の切り欠き部21aおよび挿通孔21b,21bが閉塞される。これにより、情報記録媒体1がドライブ装置の挿入口から取り出し可能な状態となる。
このように、この情報記録媒体1によれば、ケース本体3の窓部23,34の近傍にそれぞれ配設されてテープリール2,2に対して接離する方向に直交する方向(ケース本体3の厚み方向)への腕部42の振れを規制するリブ24,35を備えたことにより、腕部42が移動させられる際にフロントカバー7の突起部72b,72bを介して腕部42の先端部に斜め上方向や斜め下方向への力が加えられたり、リールブレーキ4の本体部41がスライドする際にがたついたりしたとしても、腕部42の上下方向への振れによって窓部23,34が塞がれる事態を確実に防止することができる。この結果、窓部23,34からの検出光の入射および射出が阻害されて磁気テープTのテープエンドの検出が困難となる事態を確実に防止することができるため、テープリール2,2に巻回された磁気テープTのテープエンドをドライブ装置に確実に検出させることができる。
この場合、本体部41のがたつきによる腕部42の振れは、腕部42の先端部に向かうに従って大きくなる。このため、窓部23,34の間における腕部42の上下方向への振れを小さく抑えるためには、腕部42の先端部側であって窓部23,34の近傍の位置において腕部42の振れを規制するのが好ましい。したがって、この情報記録媒体1によれば、窓部23,34における引き出し口3a側の端部に隣接した状態でリブ24,35を配設したことにより、本体部41が大きくがたついたとしても、窓部23,34の間における腕部42の上下方向への振れを十分小さく抑えることができる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。例えば、上記の情報記録媒体1では、窓部23,34における引き出し口3a側の端部に隣接した状態でリブ24,35を形成した例について上記したが、この位置に限定されず、窓部23,34の近傍における任意の位置にリブ24,35を形成(配設)することができる。この場合、窓部23,34よりもテープリール2側(図10における左側)にリブ24,35を形成する構成を採用することもできる。
また、電子計算機に記録されたデータのバックアップに用いられる情報記録媒体1を例に挙げて説明したが、画像データの記録に用いられる情報記録媒体や、音声データの記録に用いられる情報記録媒体等の各種の情報記録媒体に本発明を適用することができる。また、2つのテープリール2を備えた情報記録媒体1を例に挙げて説明したが、単一のテープリールを備えた情報記録媒体に本発明を適用することもできる。
情報記録媒体1の分解斜視図である。 情報記録媒体1の平面図である。 下ケース11の内面側から見た平面図である。 上ケース12の内面側から見た平面図である。 リールブレーキ4の平面図である。 スライド部6の平面図である。 フロントカバー7の裏面図である。 スライド部6が位置P1に位置しているときの情報記録媒体1の側面図である。 スライド部6が位置P1に位置しているときのリールブレーキ4およびフロントカバー7の位置関係を示す側面図である。 スライド部6が位置P2に位置しているときの情報記録媒体1の側面図である。 スライド部6が位置P2に位置しているときのリールブレーキ4およびフロントカバー7の位置関係を示す側面図である。
符号の説明
1 情報記録媒体
2 テープリール
3 ケース本体
3a 引き出し口
4 リールブレーキ
7 フロントカバー
22d,22e,32d,32e 側壁
23,34 窓部
24,35 リブ
41 本体部
42 腕部
T 磁気テープ

Claims (2)

  1. 磁気テープを巻回するテープリールと、前記磁気テープのテープエンドを検出するための検出光を内部に入射させる第1窓部および当該検出光を外部に射出させる第2窓部がその側壁に形成されると共に前記テープリールを回転可能に収容するケース本体と、当該ケース本体に回動可能に取り付けられて前記磁気テープの引き出し口を開閉するフロントカバーと、前記テープリールに対して接離する方向に沿ってスライド可能に前記ケース本体に配設された本体部および当該本体部に形成されると共に前記フロントカバーの回動に伴って前記両窓部の間において前記接離する方向に沿って移動して当該本体部をスライドさせる腕部を有して当該テープリールの回転規制および当該回転規制の解除を行うリールブレーキとを備え、
    前記ケース本体は、前記側壁における前記第1窓部および前記第2窓部の近傍にそれぞれ配設されて前記接離する方向に直交する方向への前記腕部の振れを規制する一対のリブを備えている情報記録媒体。
  2. 前記一対のリブは、前記両窓部における前記引き出し口側の端部に隣接した状態で配設されている請求項1記載の情報記録媒体。
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