JP2006331465A - 情報記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】リールブレーキが破損したとしてもデータを確実に読み出し得る情報記録媒体を提供する。
【解決手段】磁気テープTを巻回するテープリール2,2と、テープリール2,2を回転可能に収容するケース本体3と、ケース本体3に回動可能に取り付けられて磁気テープTを引き出すためのテープ引き出し口を開閉するフロントカバー7と、テープリール2,2に対して接離する方向に沿ってスライド可能にケース本体3に配設されると共にフロントカバー7の回動に伴ってスライドしてテープリール2,2の回転規制および回転規制の解除を行うリールブレーキ4と、リールブレーキ4を付勢するブレーキスプリング8bとを備え、ブレーキスプリング8bは、テープリール2,2から離間する方向にリールブレーキ4を付勢する。
【選択図】図1

Description

本発明は、テープリールの回転規制および回転規制の解除を行うリールブレーキと、リールブレーキを付勢する付勢部材とを備えた情報記録媒体に関するものである。
この種の情報記録媒体として、特開平9−17151号公報に開示されたテープカートリッジが知られている。このテープカートリッジは、上ハーフおよび下ハーフで構成されたカートリッジ本体と、カートリッジ本体の内部に回転自在に収納されたテープリールと、カートリッジ本体の前方部に回動自在に支持されて上ハーフおよび下ハーフの前面部を閉塞するリッドと、上ハーフの内部において前後方向に移動自在に収納されると共にリッドの回動に伴って移動させられてテープリールをロックするリールロック部材とを備えて構成されている。この場合、リッドが上ハーフおよび下ハーフの前面部を閉塞した状態において、下ハーフに取り付けられたトーションスプリングの弾性力によってリールロック部材のロック片がテープリールに係合させられて、テープリールがロック状態となる。一方、テープカートリッジが記録再生装置に装填されて記録再生装置によってリッドが回動させられたときには、リッドの回動に伴ってリールロック部材がトーションスプリングの弾性力に抗して前方側へ移動させられることにより、リールロック部材のロック片がテープリールから離間して、テープリールのロック状態が解除される。
特開平9−17151号公報(第5−7頁、第1−5図)
ところが、上記のテープカートリッジには、以下の問題点がある。すなわち、このテープカートリッジでは、トーションスプリングの弾性力によってリールロック部材がテープリールに近接する方向に常時付勢されている。このため、テープリールのロック状態を解除する際には、トーションスプリングの弾性力に抗してリールロック部材の係合片を前方側へ移動させることにより、リールロック部材のロック片をテープリールから離間させる必要がある。この場合、例えば、リールロック部材の係合片が破損したときには、テープリールからリールロック部材を離間させることができなくなるおそれがある。したがって、重要なデータが記録されているテープカートリッジにこのような破損が生じたときには、テープリールのロック状態を解除できなくなる結果、重要なデータの読み出しが不可能となるという深刻な事態を招くおそれがある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、リールブレーキが破損したとしてもデータを確実に読み出し得る情報記録媒体を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく本発明に係る情報記録媒体は、磁気テープを巻回するテープリールと、当該テープリールを回転可能に収容するケース本体と、当該ケース本体に回動可能に取り付けられて前記磁気テープを引き出すためのテープ引き出し口を開閉するフロントカバーと、前記テープリールに対して接離する方向に沿ってスライド可能に前記ケース本体に配設されると共に前記フロントカバーの回動に伴ってスライドして当該テープリールの回転規制および当該回転規制の解除を行うリールブレーキと、当該リールブレーキを付勢する第1付勢部材とを備え、前記第1付勢部材は、前記テープリールから離間する方向に前記リールブレーキを付勢する。
この場合、前記第1付勢部材の付勢力に抗して前記テープ引き出し口を閉塞する方向に前記フロントカバーを付勢する第2付勢部材を備え、前記フロントカバーが、前記テープ引き出し口を閉塞した状態において前記第2付勢部材の付勢力によって前記リールブレーキを前記テープリールに近接させた状態に保持する構成を採用することができる。
本発明に係る情報記録媒体によれば、テープリールから離間する方向にリールブレーキを付勢する第1付勢部材を備えたことにより、例えば、フロントカバーに係合するリールブレーキの腕部が破損していたとしても、フロントカバーがテープ引き出し口を開放する方向にドライブ装置によって回動させられたときに、リールブレーキが第1付勢部材の付勢力によってテープリールから確実に離間して、テープリールの回転規制を確実に解除させることができる。したがって、この情報記録媒体によれば、例えば、重要なデータが記録された状態でリールブレーキの腕部が破損していたとしても、その重要なデータを確実に読み出すことができる。
また、本発明に係る情報記録媒体によれば、第1付勢部材の付勢力に抗してテープ引き出し口を閉塞する方向にフロントカバーを付勢する第2付勢部材を備えたことにより、情報記録媒体の非使用状態において、フロントカバーによってテープ引き出し口を確実に閉塞させることができる。また、この状態において、第2付勢部材の付勢力によってリールブレーキをテープリールに近接させてリールブレーキとテープリールとが係合する状態にリールブレーキを確実に保持することができるため、テープリールの回転を確実に規制することができる。
以下、本発明に係る情報記録媒体の最良の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、情報記録媒体1の構成について、図面を参照して説明する。
図1に示す情報記録媒体1は、例えば、電子計算機に記録されたデータをバックアップするためのストレージデバイスとして用いられる2リールタイプのカートリッジ式の情報記録媒体であって、同図に示すように、磁気テープTが巻回されたテープリール2,2、ケース本体3、リールブレーキ4、シート5,5、スライド部6およびフロントカバー7を備えて構成されている。
テープリール2は、図1,2に示すように、磁気テープTを巻回可能に構成されて、ケース本体3の内部に収容されている。この場合、テープリール2の一端部(図1における上端部)には、リールブレーキ4の突起部41aが係合することによって回転が禁止される歯部2aが形成されている。ここで、テープリール2に巻回される磁気テープTの両端部には、透明または半透明のリーダーテープ(図示せず)がそれぞれ取り付けられており、各リーダーテープの端部が各テープリール2,2にそれぞれ固定されている。
ケース本体3は、図1に示すように、互いに嵌合可能な下ケース11および上ケース12を備えて構成されて、両ケース11,12の嵌合状態において形成される内部空間にテープリール2,2を回転可能に収容する。下ケース11は、図3に示すように、底板21および側壁22a〜22fを備えて、全体として、浅皿状に形成されている。底板21は、情報記録媒体1をドライブ装置に挿入する際の前面側(同図における下側)の中央部に切り欠き部21aが形成されて構成されている。この場合、この切り欠き部21aおよび後述する上ケース12の開口部12aによって磁気テープTを引き出すためのテープ引き出し口が構成される。また、底板21には、ドライブ装置の駆動軸を挿通させるための円形の挿通孔21b,21bが形成されている。また、底板21の切り欠き部21a側には、スライド部6をスライド不可状態にロックするためのアーム状のロック部21c,21cが形成されている。この場合、ロック部21cは、図1に示すロックスプリング8aによってその先端部がスライド部6側に向けて押圧される。側壁22a〜22fは、底板21の縁部にそれぞれ立設されている。この場合、側壁22d,22eには、図10に示すように、ドライブ装置の検出部から照射される磁気テープTのテープエンド検出用の検出光をケース本体3の内部に入射させる矩形の窓部23がそれぞれ形成されている。また、側壁22fには、図8に示すように、トーションスプリング8bを支持する円柱状の支持部24が形成されている。ここで、トーションスプリング8bは、本発明における第1付勢部材の一例であって、同図に示すように、コイル部81に支持部24が挿入されると共に、一端部82が側壁22fに係合し、かつ他端部83がリールブレーキ4の係合部41bに係合することにより、テープリール2から離間する方向(同図に示す矢印Aの方向)にリールブレーキ4を付勢する。
上ケース12は、図4に示すように、天板31、側壁32a〜32eを備えて、ドライブ装置に挿入する際の前面側(同図では下側)に開口部12aを有する浅皿状に形成されている。天板31は、全体として矩形に形成されている。また、天板31の中央部には、矩形の天窓31aが形成され、この天窓31aには、透明な(またはほぼ透明な)カバー33が取り付けられている。側壁32a〜32eは、天板31の縁部にそれぞれ立設されている。この場合、側壁32d,32eには、図10に示すように、下ケース11の窓部23から入射して図外のプリズムによって光路をU字状に変更させられた検出光をケース本体3の外部に出射させる矩形の窓部34がそれぞれ形成されている。
リールブレーキ4は、図5に示すように、本体部41および腕部42,42を備えて構成されている。本体部41は、テープリール2,2に対して接離する方向に沿ってスライド可能にケース本体3の内部に配設されている。また、本体部41には、2つの突起部41a,41aが形成されている。また、本体部41は、図8に示すように、中央部に形成された係合部41bにトーションスプリング8bの一端部が係合することにより、トーションスプリング8bによってテープリール2,2から離間する方向(同図に示す矢印Aの方向)に付勢されている。腕部42,42は、図5に示すように、本体部41の両端部にそれぞれ突出形成されている。この場合、腕部42,42は、図9に示すように、その先端部がフロントカバー7の突起部72aに係合可能に構成されて、フロントカバー7が上ケース12の開口部12aを閉塞している状態において、フロントカバー7によって同図に示す矢印Cの方向に押圧される。また、リールブレーキ4は、同図に示すように、本体部41がテープリール2,2に近接したときに、本体部41の突起部41a,41aがテープリール2,2の歯部2aにそれぞれ係合することにより、テープリール2,2の回転を規制する。また、リールブレーキ4は、図10に示すように、本体部41がテープリール2,2から離間したときに、テープリール2,2の歯部2aに対する突起部41a,41aの係合が解除されることにより、テープリール2,2の回転規制を解除する。
シート5,5は、例えば、樹脂材料によって成形されたシートであって、図1に示すように、下ケース11とテープリール2との間、およびテープリール2と上ケース12との間にそれぞれ配設されている。このシート5は、テープリール2を円滑に回転動作させると共に、磁気テープTの幅方向への移動を防止することによって磁気テープTをテープリール2に整然と巻き取らせる機能を有している。
スライド部6は、図6に示すように、本体部61および側壁62,62を備えて構成されている。本体部61は、矩形の板状に形成されている。また、本体部61には、ドライブ装置の駆動軸を挿通させるための円形の挿通孔61a,61aが形成されている。また、本体部61には、下ケース11におけるロック部21cの先端部に係合する一対の係合孔61b,61bおよび一対の係合孔61c,61cが形成されている。側壁62,62は、本体部61の両端部にそれぞれ立設されている。この場合、スライド部6は、図9に示すように、下ケース11にスライド可能に嵌め合わされて、図1に示すスプリング8cによって下ケース11の切り欠き部21a側に向けて付勢されている。
フロントカバー7は、図7に示すように、本体部71、および本体部71の両端部に形成された支持部72,72を備えて構成されている。また、フロントカバー7は、図9に示すように、上ケース12の側壁32d,32eに支持部72,72が回動可能に取り付けられて、ドライブ装置によって回動させられることにより、本体部71が上ケース12の開口部12aを開閉する。また、フロントカバー7は、回動させられる際に、支持部72に形成されている突起部(図示せず)がリールブレーキ4の腕部42の先端部における突起部(図示せず)に係合して腕部42を移動させることにより、リールブレーキ4の本体部41をテープリール2,2に対して接離する方向に沿ってスライドさせる。また、フロントカバー7は、同図に示すように、支持部72の回転軸72bに取り付けられたスプリング8d(図1も参照)によって開口部12aを閉塞する方向(同図に示す矢印Bの方向)に向けて付勢されている。この場合、スプリング8dは、本発明における第2付勢部材に相当し、トーションスプリング8bによってリールブレーキ4に加えられている矢印A(図9参照)の方向への付勢力に抗して、フロントカバー7を矢印Bの方向に回動可能にその付勢力が規定されている。このため、フロントカバー7は、非使用時においては、スプリング8dの付勢力によってリールブレーキ4の腕部42を矢印C(同図参照)の方向に向けて押圧することにより、本体部41をテープリール2に近接させて突起部41aとテープリール2の歯部2aとが係合する状態にリールブレーキ4を保持する。
次に、情報記録媒体1を用いたデータの記録再生方法について、図面を参照して説明する。
この情報記録媒体1が図外のドライブ装置から取り出されている状態、つまり非使用時においては、図9に示すように、フロントカバー7が、スプリング8dによって矢印Bの方向に付勢されて、トーションスプリング8bによってリールブレーキ4に加えられている矢印Aの方向への付勢力に抗して、リールブレーキ4の腕部42を矢印Cの方向に押圧している。このため、突起部41aとテープリール2の歯部2aとが係合する状態にリールブレーキ4が保持されて、テープリール2,2の回転が規制されている。また、同図に示すように、スライド部6が、下ケース11における底板21の切り欠き部21a側の位置P1に位置して、底板21の挿通孔21b,21bおよび切り欠き部21aを閉塞している。この場合、スライド部6は、下ケース11におけるロック部21c,21cの先端部が本体部61の係合孔61b,61bにそれぞれ係合することにより、スライド不可状態にロックされている。また、この状態では、フロントカバー7が、上ケース12の開口部12aを閉塞している。
一方、情報記録媒体1がドライブ装置の挿入口から装填部に向けて挿入されたときには、装填部が情報記録媒体1を内部に引き込む。この際に、挿入口の近傍に取り付けられた当接部(図示せず)にスライド部6の底面が当接した状態で情報記録媒体1が引き込まれる。このため、図10に示すように、スライド部6が、スプリング8c(図1参照)による付勢力に抗して下ケース11の側壁22a側にスライドさせられて、位置P2に位置する。この状態では、スライド部6の挿通孔61aと下ケース11の挿通孔21bとが連通すると共に、下ケース11における底板21の切り欠き部21aが開口される。この場合、スライド部6は、下ケース11におけるロック部21c,21cの先端部が本体部61の係合孔61c,61cにそれぞれ係合することにより、スライド不可状態にロックされている。次に、装填部が、ドライブ装置内の駆動軸の先端部に向けて情報記録媒体1を移動させる。この際に、駆動軸が挿通孔61a,21aを通ってテープリール2の中心部に挿入される。
次に、ドライブ装置が、図10に示すように、スプリング8dの付勢力に抗してフロントカバー7を矢印Dの方向に回動させることにより、上ケース12の開口部12aが開放される。この際に、フロントカバー7によるリールブレーキ4の腕部42に対する押圧が解除されて、リールブレーキ4が、トーションスプリング8bの付勢力によってテープリール2,2から離間する方向(同図に示す矢印Aの方向)に沿ってスライドさせられる。このため、テープリール2,2の歯部2aとリールブレーキ4の突起部41a,41aとの係合が解除されて、テープリール2,2の回転規制が解除される。この場合、リールブレーキ4がトーションスプリング8bによってテープリール2から離間する方向に付勢されている。このため、例えば、リールブレーキ4の腕部42が破損していたとしても、フロントカバー7が開口部12aを開放する方向にドライブ装置によって回動させられたときに、リールブレーキ4がトーションスプリング8bの付勢力によってテープリール2,2から確実に離間する。したがって、テープリール2,2の回転規制が確実に解除される。このため、例えば、重要なデータが記録されている情報記録媒体1に、こような破損が生じたとしても、その重要なデータを確実に読み出すことが可能となる。
次いで、ドライブ装置が磁気テープTを磁気ヘッドに当接させると共に、テープリール2,2を回転させて、データの読み出しや書き込みを開始する。また、ドライブ装置に配設されているテープエンド検出部が、検出光を照射する。この場合、検出光は、ケース本体3における下ケース11の窓部23から入射して、磁気テープTに照射される。続いて、磁気テープTが一方のテープリール2に巻き取られて、他方のテープリール2に巻回されていた磁気テープTがテープエンドとなったときには、検出光が、磁気テープTの端部に取り付けられているリーダーテープを透過して、ケース本体3内に配設されている図外のプリズムによって光路がU字状に変更させられて、ケース本体3における上ケース12の窓部34を介してケース本体3の外部に出射する。この際に、テープエンド検出部が検出光を受光し、これに応じて、ドライブ装置がデータの読み出しや書き込みを終了すると共に、テープリール2,2の回転を停止させる。次に、ドライブ装置は、磁気テープTから磁気ヘッドを離間させる。
次いで、装填部が、駆動軸の先端部から情報記録媒体1を離間させる。続いて、ドライブ装置が、上記した方向とは逆方向にフロントカバー7を回動させることにより、図9に示すように、上ケース12の開口部12aが閉塞される。この際に、フロントカバー7における支持部72の突起部72aが、リールブレーキ4の腕部42,42における先端部に係合して、トーションスプリング8bの付勢力に抗して腕部42,42をテープリール2,2側に移動させる。これに伴い、リールブレーキ4の本体部41が、テープリール2,2に近接する方向に沿って移動させられる。このため、テープリール2,2の歯部2aと本体部41の突起部41a,41aとが係合して、テープリール2,2の回転が規制される。次に、装填部が、挿入口の外側に向けて情報記録媒体1を押し出す。この際に、同図に示すように、スライド部6が、位置P1側にスライドさせられて、下ケース11における底板21の切り欠き部21aおよび挿通孔21b,21bが閉塞される。これにより、情報記録媒体1がドライブ装置の挿入口から取り出し可能な状態となる。
このように、この情報記録媒体1によれば、テープリール2から離間する方向にリールブレーキ4を付勢するトーションスプリング8bを備えたことにより、例えば、リールブレーキ4の腕部42が破損していたとしても、フロントカバー7が開口部12aを開放する方向にドライブ装置によって回動させられたときに、リールブレーキ4がトーションスプリング8bの付勢力によってテープリール2,2から確実に離間して、テープリール2,2の回転規制を確実に解除させることができる。したがって、この情報記録媒体1によれば、例えば、重要なデータが記録された状態でリールブレーキ4の腕部42が破損していたとしても、その重要なデータを確実に読み出すことができる。
また、この情報記録媒体1によれば、トーションスプリング8bの付勢力に抗して開口部12aを閉塞する方向にフロントカバー7を付勢するスプリング8dを備えたことにより、情報記録媒体1の非使用状態において、フロントカバー7によって開口部12aを確実に閉塞させることができる。また、この状態において、スプリング8dの付勢力によってリールブレーキ4の本体部41をテープリール2に近接させて突起部41aとテープリール2の歯部2aとが係合する状態にリールブレーキ4を確実に保持することができるため、テープリール2の回転を確実に規制することができる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。例えば、図11に示すように、上記したトーションスプリング8bに代えて、トーションスプリング108bを備えて情報記録媒体101を構成することもできる。この場合、トーションスプリング108bは、本発明における第1付勢部材の他の一例であって、同図に示すように、下ケース111における側壁122fの中央部に形成された支持部124がコイル部181に挿入されると共に、一端部182および他端部183がリールブレーキ104に形成された係合部141b,141bにそれぞれ係合されることにより、リールブレーキ104をテープリール2から離間する方向(同図に示す矢印Aの方向)に付勢する。この情報記録媒体101においても、トーションスプリング108bがテープリール2から離間する方向にリールブレーキ104を付勢するため、情報記録媒体1と同様にして、リールブレーキ104の腕部142が破損していたとしても、記録されているデータを確実に読み出すことができる。
また、下ケース11に形成した支持部24(支持部124)でトーションスプリング8b(トーションスプリング108b)を支持する例について上記したが、上ケース12に支持部を設けて、その支持部でトーションスプリング8b(トーションスプリング108b)を支持する構成を採用することもできる。また、トーションスプリング8b,108bの形状は上記の形状に限定されず、任意に規定することができる。また、トーションスプリング8b,108bを構成する材料としては、金属、樹脂およびゴムなどの任意の材料を用いることができるし、これらを複数種類用いることもできる。
また、電子計算機に記録されたデータのバックアップに用いられる情報記録媒体1を例に挙げて説明したが、画像データの記録に用いられる情報記録媒体や、音声データの記録に用いられる情報記録媒体等の各種の情報記録媒体に本発明を適用することができる。また、2つのテープリール2を備えた情報記録媒体1を例に挙げて説明したが、単一のテープリールを備えた情報記録媒体に本発明を適用することもできる。
情報記録媒体1の分解斜視図である。 情報記録媒体1の平面図である。 下ケース11の内面側から見た平面図である。 上ケース12の内面側から見た平面図である。 リールブレーキ4の平面図である。 スライド部6の平面図である。 フロントカバー7を下ケース11側から見た底面図である。 下ケース11、リールブレーキ4およびトーションスプリング8bの平面図である。 スライド部6が位置P1に位置しているときの情報記録媒体1の側面図である。 スライド部6が位置P2に位置しているときの情報記録媒体1の側面図である。 下ケース111、リールブレーキ104およびトーションスプリング108bの平面図である。
符号の説明
1,101 情報記録媒体
2 テープリール
3 ケース本体
4,104 リールブレーキ
7 フロントカバー
8b,108b トーションスプリング
8d スプリング
11 下ケース
12 上ケース
12a 開口部
21a 切り欠き部
T 磁気テープ

Claims (2)

  1. 磁気テープを巻回するテープリールと、当該テープリールを回転可能に収容するケース本体と、当該ケース本体に回動可能に取り付けられて前記磁気テープを引き出すためのテープ引き出し口を開閉するフロントカバーと、前記テープリールに対して接離する方向に沿ってスライド可能に前記ケース本体に配設されると共に前記フロントカバーの回動に伴ってスライドして当該テープリールの回転規制および当該回転規制の解除を行うリールブレーキと、当該リールブレーキを付勢する第1付勢部材とを備え、
    前記第1付勢部材は、前記テープリールから離間する方向に前記リールブレーキを付勢する情報記録媒体。
  2. 前記第1付勢部材の付勢力に抗して前記テープ引き出し口を閉塞する方向に前記フロントカバーを付勢する第2付勢部材を備え、
    前記フロントカバーは、前記テープ引き出し口を閉塞した状態において前記第2付勢部材の付勢力によって前記リールブレーキを前記テープリールに近接させた状態に保持する請求項1記載の情報記録媒体。
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