JP2006331466A - 情報記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケース本体の外観が綺麗な状態の情報記録媒体を提供する。
【解決手段】データの書き込みおよび消去を許容する許容位置からデータの書き込みおよび消去を禁止する禁止位置までの間においてケース本体の側壁22aに沿ってスライド可能にケース本体に配設された誤消去防止用のプラグ4を備え、プラグ4は、本体部41と、本体部41のスライド方向に対して直交しかつケース本体の内部側に向かう方向に突出するように本体部41に配設された突起部42とを備えて構成され、ケース本体は、側壁22aに平行またはほぼ平行なリブ23を備え、リブ23には、プラグ4が許容位置に位置している状態において突起部42を係合させる凹部23aと、プラグ4が禁止位置に位置している状態において突起部42を係合させる凹部23bとが底板21側に向けて凹むようにして形成されている。
【選択図】図13

Description

本発明は、誤消去防止用のプラグを備えた情報記録媒体に関するものである。
この種の情報記録媒体として、特開平9−282837号公報に開示されたテープカートリッジが知られている。このテープカートリッジは、上下ケースを有する本体ケースと、本体ケースの内部に回転自在に収容されたリールとを備えて構成されている。また、このテープカートリッジには、消去可能(記録可能)位置と消去不能(記録不能)位置とに切り換え可能な誤消去防止用のスライドピースが下ケースの隅部にスライド可能に組み込まれている。この場合、スライドピースは、表示板部と、表示板部の下端に連設された弁体部と、表示板部の上端部から片持ち状に連出形成されると共に先端部に爪が設けられた弾性アームとを備えている。また、上ケースの内面には、弾性アームの爪が係合する2つの凹部が設けられている。このテープカートリッジでは、スライドピースが消去可能位置に位置している状態では、弾性アームの爪が上ケースにおける一方の凹部に係合して、スライドピースがこの状態に保持される。また、この状態では、弁体部によって下ケースの検出孔が閉じられるため、VTRによって消去可能な状態が検出される。一方、スライドピースが消去不能位置に位置している状態では、弾性アームの爪が上ケースにおける他方の凹部に係合して、スライドピースがこの状態に保持される。また、この状態では、検出孔が開放されるため、VTRによって消去不能な状態が検出される。
特開平9−282837号公報(第3−4頁、第1図)
ところが、上記のテープカートリッジには、以下の問題点がある。すなわち、このテープカートリッジでは、アームに形成された爪を係合させる凹部が、上ケースの内面に形成されている。この場合、このテープカートリッジでは、この凹部およびこの凹部の周囲(凹部から見て凸部分)が上ケースの外側から模様状に視認されることがある。したがって、このテープカートリッジには、上ケースの内面に凹部を形成したことに起因して外観が損われるおそれがあるという問題点が存在する。また、このテープカートリッジでは、弾性アームが表示板部の上端部から片持ち状に連出形成されている。この場合、片持ち状の弾性アームは、その構造上、支点の位置の関係から、凹部に爪が係合する際に弾性アームに加わる力の大きさと、凹部から爪が離脱する際に弾性アームに加わる力の大きさとが互いに異なっている。したがって、このテープカートリッジには、消去可能位置から消去不能位置に向かう方向にスライドピースをスライドさせる際に要する力の大きさと、その逆方向にスライドピースをスライドさせる際に要する力の大きさとが互いに異なるという問題点も存在する。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、ケース本体の外観が綺麗な状態の情報記録媒体を提供することを主目的とする。また、誤消去防止用のプラグをスライドの向きに拘わらず等しい力でスライドさせ得る情報記録媒体を提供することを他の目的とする。
上記目的を達成すべく本発明に係る情報記録媒体は、テープリールを回転可能に収容するケース本体と、データの書き込みおよび消去を許容する許容位置から当該データの書き込みおよび消去を禁止する禁止位置までの間において前記ケース本体の側壁に沿ってスライド可能に当該ケース本体に配設された誤消去防止用のプラグとを備え、前記プラグは、前記側壁に沿ってスライドさせられる本体部と、当該本体部のスライド方向に対して直交しかつ配設状態において前記ケース本体の内部側に向かう方向に突出するように当該本体部に配設された柱状の突起部とを備えて構成され、前記ケース本体は、前記側壁に平行またはほぼ平行な壁部を備え、前記壁部には、前記プラグが前記許容位置に位置している状態において前記突起部を係合させる第1凹部と、前記プラグが前記禁止位置に位置している状態において前記突起部を係合させる第2凹部とが前記底面側に向けて凹むようにして形成されている。
この場合、前記第1凹部および前記第2凹部の端面を連続した曲面で形成すると共に、両凹部の正面形状を両者の間の凸部の頂点を中心として左右対称となるように形成することができる。
本発明に係る情報記録媒体によれば、スライド方向に対して直交しかつケース本体の内部側に向かう方向に突出する柱状の突起部を備えてプラグを構成すると共に、許容位置および禁止位置において突起部をそれぞれ係合させる第1凹部および第2凹部が形成された壁部を備えてケース本体を構成したことにより、ケース本体の側壁や天板に係合用の凹部を直接形成することなく、突起部および壁部によってプラグを許容位置および禁止位置において保持することができる。このため、側壁や天板に凹部を形成することによって凹部および凹部の周囲が外側から模様状に視認される事態を確実に防止することができる結果、ケース本体の外観不良の発生を確実に防止することができる。したがって、外観が綺麗な状態の情報記録媒体を実現することができる。
また、本発明に係る情報記録媒体によれば、壁部における第1凹部および第2凹部の端面を連続する曲面で形成したことにより、突起部を壁部の端面に沿って滑らかに移動させることができる。このため、プラグをスムーズにスライドさせることができる。また、凸部の頂点を中心として左右対称の形状に第1凹部および第2凹部を形成したことにより、プラグをスライドの向きに拘わらず等しい力でスライドさせることができる。
以下、本発明に係る情報記録媒体の最良の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、情報記録媒体1の構成について、図面を参照して説明する。
図1に示す情報記録媒体1は、例えば、電子計算機に記録されたデータをバックアップするためのストレージデバイスとして用いられる2リールタイプのカートリッジ式の情報記録媒体であって、同図に示すように、磁気テープTが巻回されたテープリール2,2、ケース本体3、誤消去防止用のプラグ4、リールブレーキ5、シート6,6、スライド部7およびフロントカバー8を備えて構成されている。
テープリール2は、図1,2に示すように、磁気テープTを巻回可能に構成されて、ケース本体3の内部に収容されている。この場合、テープリール2の一端部(図2では上端部)には、リールブレーキ5の突起部51aが係合することによって回転が禁止される歯部2aが形成されている。
ケース本体3は、図1に示すように、互いに嵌合可能な下ケース11および上ケース12を備えて構成されて、両ケース11,12の嵌合状態において形成される内部空間にテープリール2,2を回転可能に収容する。下ケース11は、図3に示すように、底板21、側壁22a〜22fおよびリブ23を備えて、全体として、浅皿状に形成されている。底板21は、情報記録媒体1をドライブ装置に挿入する際の前面側(図3における下側)の中央部に切り欠き部21aが形成されて構成されている。この場合、この切り欠き部21aおよび後述する上ケース12の開口部12aによって磁気テープTの引き出し口が構成される。また、底板21には、ドライブ装置の駆動軸を挿通させるための円形の挿通孔21b,21bが形成されている。また、底板21の切り欠き部21a側には、スライド部7のスライドを規制するためのアーム状のロック部21c,21cが形成されている。側壁22a〜22fは、底板21の縁部にそれぞれ立設されている。この場合、側壁22aには、図8,9に示すように、後述するプラグ4の凸部41aを露出させる窓部(切り欠き)22wが形成されている。
リブ23は、本発明における壁部に相当し、図4に示すように、側壁22aと側壁22bとによって形成される角部において、側壁22aに対して平行(またはほぼ平行)となるように、底板21上(本発明における底面)に立設されている。また、リブ23は、後述する許容位置Aおよび禁止位置Bにおいてプラグ4を保持する機能を有しており、プラグ4が許容位置Aに位置している状態においてプラグ4の突起部42(図7参照)を係合させる凹部23a(本発明における第1凹部)、およびプラグ4が禁止位置Bに位置している状態において突起部42を係合させる凹部23b(本発明における第2凹部)が底板21側に凹むようにしてそれぞれ形成されて構成されている。この場合、凹部23a,23bおよび両者の間の凸部23cは、各々の端面(図4において上面)が連続した曲面で繋がるようにして形成されている。また、凹部23a,23bは、その形状が凸部23cの頂点を中心として左右対称となるように形成されている。ここで、この情報記録媒体1では、リブ23が底板21上に立設されているため、プラグを許容位置および禁止位置で保持するための凹部が側壁や天板に形成されている構成とは異なり、凹部および凹部の周囲が外側から模様状に視認されてケース本体の外観が損なわれる事態が確実に回避されている。
上ケース12は、図5に示すように、天板31、側壁32a〜32eを備えて、ドライブ装置に挿入する際の前面側に開口部12aを有する浅皿状に形成されている。天板31は、全体として矩形に形成されている。また、天板31の中央部には、矩形の天窓31aが形成され、この天窓31aには、透明な(またはほぼ透明な)カバー34が取り付けられている。側壁32a〜32eは、天板31の縁部にそれぞれ立設されている。
プラグ4は、情報記録媒体1に記録されているデータの誤消去を防止するために用いられる誤消去防止用のプラグであって、図6,7に示すように、本体部41および突起部42を備えて構成されている。本体部41は、図8,9に示すように、ケース本体3における許容位置Aから禁止位置Bまでの間において、下ケース11の側壁22aおよび上ケース12の側壁32aに沿ってスライド可能にケース本体3内に配設されている。この場合、許容位置Aは、データの書き込みおよび消去(以下、単に「データの消去」ともいう)を許容する位置であって、この許容位置Aにプラグ4が位置しているときには、下ケース11の検出用孔21dが本体部41によって閉塞される。このため、データの消去が許容されている状態にあることが、ドライブ装置の検出部によって検出される。また、禁止位置Bは、データの消去を許容する位置であって、この禁止位置Bにプラグ4が位置しているときには、下ケース11の検出用孔21dが開口される。このため、データの消去が禁止されている状態にあることが、ドライブ装置の検出部によって検出される。また、本体部41には、図6に示すように、プラグ4をスライドさせる際に用いられる凸部41aが取り付けられている。
突起部42は、図7に示すように、円柱状に形成されて、本体部41のスライド方向(図13に示す矢印C,Dの方向)に対して直交し、かつプラグ4がケース本体3に配設された状態においてケース本体3の内部側に向かう方向(図8において紙面奥側)に突出するように本体部41に形成(配設)されている。この場合、突起部42は、図15に示すように、プラグ4が許容位置Aに位置しているときには、リブ23の凹部23aに係合(当接)し、図13に示すように、プラグ4が禁止位置Bに位置しているときには、リブ23の凹部23bに係合(当接)する。また、突起部42は、図13〜15に示すように、プラグ4がスライドさせられたときに、リブ23の端面にその外周面が当接しつつ(擦り付けられつつ)移動させられる。ここで、突起部42が円柱状のため、プラグ4を射出成形するための成形用金型の構造が簡易となり、これによって成形用金型の加工も容易となっている。
リールブレーキ5は、図10に示すように、本体部51および腕部52,52を備えて構成されている。本体部51は、テープリール2,2に対して接離する方向に沿ってスライド可能にケース本体3の内部に配設されると共に、図1に示すスプリング9aによってテープリール2,2に近接する向きに付勢されている。また、本体部51には、2つの突起部51a,51aが形成されている。この場合、本体部51は、テープリール2,2に近接したときに、突起部51a,51aがテープリール2,2の歯部2aにそれぞれ係合することにより、テープリール2,2の回転を規制する。また、本体部51は、テープリール2,2から離間したときにテープリール2,2の歯部2aに対する突起部51a,51aの係合が解除されることにより、テープリール2,2の回転規制を解除する。腕部52,52は、図10に示すように、本体部51の両端部にそれぞれ突出形成されている。この場合、腕部52,52は、フロントカバー8の回動に伴って移動することにより、テープリール2,2に対して接離する方向に沿って本体部51をスライドさせる。
シート6,6は、例えば、樹脂材料によって成形されたシートであって、図1に示すように、下ケース11とテープリール2との間、およびテープリール2と上ケース12との間にそれぞれ配設されている。このシート6は、テープリール2を円滑に回転動作させると共に、磁気テープTの幅方向への移動を防止することによって磁気テープTをテープリール2に整然と巻き取らせる機能を有している。
スライド部7は、図11に示すように、本体部71および側壁72,72を備えて構成されている。本体部71は、矩形の板状に形成されている。また、本体部71には、ドライブ装置の駆動軸を挿通させるための円形の挿通孔71a,71aが形成されている。側壁72,72は、本体部71の両端部にそれぞれ立設されている。この場合、スライド部7は、下ケース11にスライド可能に嵌め合わされて、図1に示すスプリング9bによって下ケース11の切り欠き部21a側に向けて付勢されている。
フロントカバー8は、図12に示すように、本体部81、および本体部81の両端部に形成された支持部82,82を備えて構成されている。この場合、フロントカバー8は、上ケース12の側壁32d,32eに支持部82,82が回動可能に取り付けられて、ドライブ装置によって回動させられることにより、本体部81が開口部12aを開閉する。また、フロントカバー8は、回動させられる際に、支持部82に形成されている突起部(図示せず)がリールブレーキ5の腕部52の先端部における突起部(図示せず)に係合して腕部52を移動させることにより、リールブレーキ5の本体部51をテープリール2,2に対して接離する方向に沿ってスライドさせる。
次に、情報記録媒体1を用いたデータの記録再生方法について、図面を参照して説明する。なお、プラグ4を禁止位置Bに位置させている状態であるものとする。
この情報記録媒体1にデータを記録する(書き込む)ときには、まず、図13に示すように禁止位置Bに位置しているプラグ4の凸部41a(図6参照)を摘んで、同図に示す矢印Cの方向にプラグ4をスライドさせる。この際に、図14,15に示すように、プラグ4(本体部41)のスライドに伴い、突起部42が、リブ23の端面にその外周面を当接しつつ矢印Cの方向に移動させられ、凸部23cを乗り越えて、凹部23bに係合させられる。この場合、リブ23における凹部23a,23bおよび凸部23cの端面が連続する曲面で形成されているため、突起部42がリブ23の端面に沿って滑らかに移動する。これにより、プラグ4が許容位置Aに位置して、プラグ4の本体部41によって下ケース11の検出用孔21dが閉塞されることで、データの消去が許容される状態となる。
次いで、ドライブ装置の挿入口から装填部に向けて情報記録媒体1を挿入する。この際に、装填部が情報記録媒体1を内部に引き込み、これに伴い、スライド部7が、下ケース11の側壁22a側にスライドさせられることにより、スライド部7の挿通孔71aと下ケース11の挿通孔21bとが連通すると共に、下ケース11における底板21の切り欠き部21aが開口される。続いて、装填部が、ドライブ装置内の駆動軸の先端部に向けて情報記録媒体1を移動させる。この際に、駆動軸が挿通孔71a,21aを通ってテープリール2の中心部に挿入される。次いで、ドライブ装置が、フロントカバー8を回動させることにより、上ケース12の開口部12aが開放される。また、フロントカバー8の回動に伴い、リールブレーキ5が、テープリール2,2から離間する方向に沿ってスライドさせられることにより、テープリール2,2の歯部2aとリールブレーキ5の本体部51における突起部51a,51aとの係合が解除されて、テープリール2,2の回転規制が解除される。
この場合、プラグ4が許容位置Aに移動されているため、プラグ4の本体部41によって下ケース11の検出用孔21dが閉塞されている。このため、ドライブ装置の検出部が、データの消去が許容されている状態にあることを検出する。続いて、ドライブ装置は、磁気テープTを磁気ヘッドに当接させると共に、テープリール2,2を回転させて、データの書き込みを開始する。続いて、データの書き込みを終了したときには、ドライブ装置は、テープリール2,2の回転を停止させると共に、磁気テープTから磁気ヘッドを離間させる。次いで、装填部が、駆動軸の先端部から情報記録媒体1を離間させる。続いて、ドライブ装置が、上記した方向とは逆方向にフロントカバー8を回動させることにより、上ケース12の開口部12aが閉塞される。また、フロントカバー8の回動に伴い、リールブレーキ5が、テープリール2,2側にスライドさせられることにより、本体部51の突起部51a,51aがテープリール2,2の歯部2aに係合して、テープリール2,2の回転が規制される。次いで、装填部が、挿入口の外側に向けて情報記録媒体1を押し出す。この際に、スライド部7が、下ケース11における底板21の切り欠き部21a側にスライドさせられて、切り欠き部21aが閉塞される。これにより、情報記録媒体1がドライブ装置の挿入口から取り出し可能な状態となる。
一方、情報記録媒体1に記録されているデータの誤消去を防止するときには、図15に示す許容位置Aに位置しているプラグ4の凸部41aを摘んで、同図に示す矢印Dの方向にプラグ4をスライドさせる。この際に、図14,13に示すように、プラグ4(本体部41)のスライドに伴い、突起部42が、リブ23の端面にその外周面を当接しつつ矢印Dの方向に移動させられ、凸部23cを乗り越えて、凹部23bに係合させられる。この場合、リブ23における凹部23a,23bおよび凸部23cの端面が連続する曲面で形成されているため、突起部42がリブ23の端面に沿って滑らかに移動する。また、凹部23a,23bが、凸部23cの頂点を中心として左右対称の形状に形成されているため、上記した矢印Cの方向へのスライドのときと等しい力でプラグ4を矢印Dの方向に移動させることができる。これにより、プラグ4が禁止位置Bに位置して、下ケース11の検出用孔21dが開放されることで、データの消去が禁止される状態となる。
次に、データの消去が禁止された状態の情報記録媒体1からデータを読み出すときには、上記と同様にして、ドライブ装置の挿入口から装填部に向けて情報記録媒体1を挿入する。次いで、ドライブ装置が上記と同様に動作して、情報記録媒体1に記録されているデータを読み出す。この場合、プラグ4が禁止位置Bに移動されているため、下ケース11の検出用孔21dが開放されている。このため、データの消去が禁止されている状態にあることをドライブ装置の検出部が検出する。したがって、例えば、データの上書き(記録済みのデータの消去)の操作が誤って行われたとしても、意図しないデータの消去が行われる事態が確実に防止される。続いて、データの読み出しが終了したときには、ドライブ装置が上記と同様に動作することにより、情報記録媒体1がドライブ装置の挿入口から取り出し可能な状態となる。
このように、この情報記録媒体1によれば、スライド方向に対して直交しかつケース本体3の内部側に向かう方向に突出する柱状の突起部42を備えてプラグ4を構成すると共に、許容位置Aおよび禁止位置Bにおいて突起部42をそれぞれ係合させる凹部23a,23bが形成されたリブ23を備えてケース本体3を構成したことにより、ケース本体3の側壁や天板に係合用の凹部を直接形成することなく、突起部42およびリブ23によってプラグ4を許容位置Aおよび禁止位置Bにおいて保持することができる。このため、側壁や天板に凹部を形成することによって凹部および凹部の周囲が外側から模様状に視認される事態を確実に防止することができる結果、ケース本体3の外観不良の発生を確実に防止することができる。したがって、外観が綺麗な状態の情報記録媒体1を実現することができる。
また、リブ23における凹部23a,23bの端面を連続する曲面で形成したことにより、突起部42をリブ23の端面に沿って滑らかに移動させることができる。このため、プラグ4をスムーズにスライドさせることができる。また、凸部23cの頂点を中心として左右対称の形状に凹部23a,23bを形成したことにより、矢印Cの方向にプラグ4をスライドさせるときと、矢印Dの方向にプラグ4をスライドさせるときとで、等しい力でプラグ4をスライドさせることができる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。例えば、電子計算機に記録されたデータのバックアップに用いられる情報記録媒体1を例に挙げて説明したが、画像データの記録に用いられる情報記録媒体や、音声データの記録に用いられる情報記録媒体等の各種の情報記録媒体に本発明を適用することができる。また、2つのテープリール2を備えた情報記録媒体1を例に挙げて説明したが、単一のテープリールを備えた情報記録媒体に本発明を適用することもできる。なお、下ケース11の検出孔21dがプラグ4によって閉塞されているか否かに基づいてデータの消去が許容されているか否かをドライブ装置の検出部に検出させる例について上記したが、下ケース11の窓部22w(図8,9参照)がプラグ4によって閉塞されているか否かに基づいてデータの消去が許容されているか否かを検出部に検出させることもできる。この場合、検出孔21dおよび窓部22wが閉塞されているか否かを検出する方法としては、赤外線等を用いる光学的な検出方法や、検出孔21dや窓部22wに挿入させるアーム等を用いる機械的な検出方法などの各種の検出方法を採用することができる。
情報記録媒体1の分解斜視図である。 情報記録媒体1の平面図である。 下ケース11の平面図である。 リブ23の周囲の構成を示す下ケース11の斜視図である。 上ケース12の平面図である。 プラグ4を一方側から見た斜視図である。 プラグ4を他方側から見た斜視図である。 プラグ4が許容位置Aに位置しているときの情報記録媒体1の背面図である。 プラグ4が禁止位置Bに位置しているときの情報記録媒体1の背面図である。 リールブレーキ5の平面図である。 スライド部7の平面図である。 フロントカバー8の平面図である。 プラグ4が禁止位置Bに位置しているときの下ケース11およびプラグ4の斜視図である。 プラグ4を許容位置Aから禁止位置Bに向けてスライドさせているときの下ケース11およびプラグ4の斜視図である。 プラグ4が許容位置Aに位置しているときの下ケース11およびプラグ4の斜視図である。
符号の説明
1 情報記録媒体
2 テープリール
3 ケース本体
4 プラグ
21 底板
22a〜22f,32a〜32e 側壁
23 リブ
23a,23b 凹部
23c 凸部
41 本体部
42 突起部
A 許容位置
B 禁止位置

Claims (2)

  1. テープリールを回転可能に収容するケース本体と、データの書き込みおよび消去を許容する許容位置から当該データの書き込みおよび消去を禁止する禁止位置までの間において前記ケース本体の側壁に沿ってスライド可能に当該ケース本体に配設された誤消去防止用のプラグとを備え、
    前記プラグは、前記側壁に沿ってスライドさせられる本体部と、当該本体部のスライド方向に対して直交しかつ配設状態において前記ケース本体の内部側に向かう方向に突出するように当該本体部に配設された柱状の突起部とを備えて構成され、
    前記ケース本体は、前記側壁に平行またはほぼ平行な壁部を備え、
    前記壁部には、前記プラグが前記許容位置に位置している状態において前記突起部を係合させる第1凹部と、前記プラグが前記禁止位置に位置している状態において前記突起部を係合させる第2凹部とが前記底面側に向けて凹むようにして形成されている情報記録媒体。
  2. 前記第1凹部および前記第2凹部は、その端面が連続した曲面で形成されると共に、その正面形状が両者の間の凸部の頂点を中心として左右対称となるように形成されている請求項1記載の情報記録媒体。
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