JP2006350513A - 情報記録媒体と情報記録媒体の状態検知方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本情報記録媒体は、共通の表面保護シート1、または同一のベースフィルム面に、アンテナ構造12a,12bと当該アンテナ構造に結合したICチップとを有し、正常状態において実質的に同一特性の機能を行う2または2を超える数の非接触ICタグ回路が隣接して配置されている情報記録媒体において、当該複数の非接触ICタグ回路のうち、いずれか1の非接触ICタグ回路は水溶性ベースフィルム11a面に形成されているため、水濡れの際はベースフィルムが溶解して非接触通信機能を喪失するようにされていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明の情報記録媒体は、通常の非接触ICタグとして用いられるが、特に水濡れ履歴が問題となる商品等に用いて履歴を確実に検知する情報記録媒体として好適に用いられるものである。本発明の情報記録媒体の利用分野は、運送や流通、商品流通管理、工場工程管理、商品の配送や荷物の取り扱いの分野であり、具体的な用途としては荷札、ラベル、伝票、チケット類、となる。
しかし、商品の流通や在庫管理の過程で、水濡れして事故となる場合があるが、その状況や経過が明確に把握できない場合がある。防水性が無い商品に、水濡れ検知ラベルを貼付し、当該ラベルの発色状態を目視で比較する検知手段もあるが、判定には経験が必要であり時間がかかるという問題がある。
水濡れ検知方法や水濡れ判定ラベルに関する先行技術としては、特許文献1や特許文献2があるが、本願に直接関係するものではない。また、特許文献3は、ICカードに水濡れ検知機能を付加する技術に関するが、水に濡れると色調変化を生じる試薬を使用するもので、このものも本願に直接関係はしない。
これにより、商品等に用いる非接触ICタグであるが、同時に水濡れ履歴を記録する特徴を備え、そのような目的用途に利用しようとするものである。
また、本発明の情報記録媒体は通常の非接触ICタグとして利用することもでき、その場合には、複数の各非接触ICタグ回路のICチップに共通の情報を重複して記録することができる。これにより、情報記録の確実性を図ることができる。
本発明の情報記録媒体による状態検知方法によれば、情報記録媒体の水濡れの履歴を確実に検知することができる。
図1は、本発明の第1実施形態の情報記録媒体の平面図、図2は、同断面図、図3は、第2実施形態の情報記録媒体の平面図、図4は、同断面図、図5は、第3実施形態の情報記録媒体の平面図、図6は、同断面図、である。
これら2つ(または2を超える数)の非接触ICタグ回路10a,10bは実質的に同一特性であるように調整され相互に電気的に接続せず干渉も生じないようにされている。 なお、2を超える数とは具体的には3以上の数である。3以上とは特に上限はないが、実際には10程度と考えれば十分である。
本発明の第1実施形態の情報記録媒体10は、ベースフィルム11a,11bのアンテナ構造12a,12b面には、接着剤層5を介してプラスチックフィルムまたは紙基材からなる共通の表面保護シート1により被覆されている。アンテナ構造12a,12bやICチップ13a,13bが直接外面に露出しないようにするためである。
図示の都合上、アンテナ構造12a,12bと接着剤層5との間は、隙間が空いているように見えるが実際は密着しているものである。以下の図4、図6も同様である。
以上の構成は、2つの非接触ICタグ回路を有すること以外は、通常の非接触ICタグと同様のものである。ベースフィルム11a,11bの下面には、情報記録媒体10を被着体(物品)に貼着するための粘着剤層6を有し、剥離紙7で保護されている。
非接触ICタグ回路10aの短絡または破壊を促進するため、アンテナ構造12aの一部は、水溶性導電性樹脂組成物インキからなるパターンとしてもよい。例えば、アンテナ構造の一部(例として、破線の円形C部分)を水溶性導電性樹脂組成物インキにより印刷しておけば、水濡れにより速やかに溶解して短絡することになる。
水溶性導電性樹脂組成物インキによる印刷部(円形C部分)と開口Sが一致する場所であってもよい。この場合は、水溶性導電性樹脂組成物インキからなるアンテナ構造の一部の溶解が一層促進される。
第2実施形態の情報記録媒体20は、同一のベースフィルム21面に、2つ(または2を超える数)の非接触ICタグ回路20a,20bが隣接して配置されている。
第2実施形態の場合のベースフィルム21は水溶性である必要はなく、通常のプラスチックフィルムを共通に使用できる。非接触ICタグ回路20aは、アンテナ構造22aと当該アンテナ構造に結合したICチップ23aを有し、非接触ICタグ回路20bはアンテナ構造22bと当該アンテナ構造に結合したICチップ23bを有している。ICチップ23a,23bはアンテナの端部t1,t2に装着されている。
アンテナ構造22a,22bが平面状のダイポール型やパッチ型アンテナであってもよいのは第1実施形態の場合と同様である。以下の実施形態も同様である。
これら2つ(または2を超える数)の非接触ICタグ回路20a,20bは実質的に同一特性であるように調整され相互に電気的に接続せず干渉も生じないようにされている。
図4のように、第2実施形態の情報記録媒体20は、ベースフィルム21のアンテナ構造22a,22b面には、通常は接着剤層5を介してプラスチックフィルムまたは紙基材からなる表面保護シート1により被覆されている。ただし、第2実施形態では表面保護シート1を使用しない場合であってもよい。短絡材料3には水溶性の導電性材料や金属粉末、金属箔等を使用できる。薄層の水溶性樹脂層2を介してアンテナ構造22aの上に置かれるので、情報記録媒体20が水濡れした場合は、当該水溶性樹脂層2が速やかに溶解して短絡材料3が非接触ICタグ回路20aに接触することになる。
第3実施形態の情報記録媒体30も、同一のベースフィルム31面に、2つ(または2を超える数)の非接触ICタグ回路30a,30bが隣接して配置されている。
第3実施形態の場合のベースフィルム31も水溶性である必要はなく、通常のプラスチックフィルムを共通に使用できる。非接触ICタグ回路30aは、アンテナ構造32aと当該アンテナ構造に結合したICチップ33aを有し、非接触ICタグ回路30bはアンテナ構造32bと当該アンテナ構造に結合したICチップ33bを有している。ICチップ33a,33bはアンテナの端部t1,t2に装着されている。
これら2つ(または2を超える数)の非接触ICタグ回路30a,30bは実質的に同一特性であるように調整され相互に電気的に接続せず干渉も生じないようにされている。
図5の例では、非接触ICタグ回路30aの一部、例えば、破線の円形C部分を水溶性導電性樹脂組成物インキによりアンテナ構造32bの印刷をしておけば、水濡れにより速やかに溶解して短絡することになる。これにより、情報記録媒体30が水濡れした際は当該水溶性導電性樹脂が溶解して短絡し情報記録媒体30は非接触通信機能を喪失することになる。
水溶性導電性樹脂組成物インキによる回路部分(破線の円形C部分)は、情報記録媒体30が水濡れした場合は、当該回路部分が溶解するので情報記録媒体30は非接触通信機能を喪失することになる。
[第1の使用方法]
第1の使用方法は、本来的な使用方法である水濡れ検知のための使用方法である。本発明の情報記録媒体は複数の非接触ICタグ回路を有しているが、いずれの実施形態の場合も、そのいずれか1の非接触ICタグ回路は水濡れの際、ベースフィルムが溶解するか、非接触ICタグ回路が短絡材料に接触するか、非接触ICタグ回路自体が溶解するか、いずれかの状態により非接触通信機能を喪失するようにされている。
したがって、製品等に本発明の情報記録媒体を貼付してある場合、当該製品が所定の経路で輸送された場合、所定の期間保管された場合、所定の処理を受けた場合、いずれかの過程で情報記録媒体が水濡れに遭遇した場合、情報記録媒体が非接触通信機能を喪失するか不調になるので、当該経過の後の情報記録媒体をリーダライタで読み取りし、読み取り不可能な非接触ICタグ回路を検知した場合は、当該経過または処理の間に製品等が水濡れを受けたことを推定することができる。
第2の使用方法は、同一特性の各非接触ICタグ回路に同一の情報を重複して記録することである。情報処理技術におけるミラーリングに相当する記録方法である。この場合は、データに冗長性を持たせることと、通信状態が不安定である際に、情報記録の確実性を確保する目的のためである。この場合、同一特性の非接触ICタグ回路が、同一のリーダライタの非接触通信領域に複数存在することになるので、通信のコリジョンが生じることもあり得るが、コリジョンを排して通信する技術が確立しており、実質的には同一時間内であるが、順次、非接触ICタグ回路を選択して非接触通信が行われることになる。
なお、水濡れにより1の非接触ICタグ回路が通信機能を喪失しても、いずれか1の非接触ICタグ回路から情報が読み取りできれば、情報記録の目的は達成できる。
まず、水溶性のベースフィルム11aと通常のプラスチックフィルムからなるベースフィルム11bを準備する。次に、それぞれのベースフィルム11aにアンテナ構造12a、ベースフィルム11bにアンテナ構造12b,12c,・を必要数フォトエッチングや印刷等の工程で製造する。フォトエッチングの場合は、目的の情報記録媒体10の形態のフォトマスクを準備する。ベースフィルム11a,11bには通常、アルミニュウムまたは銅箔をラミネートした基材を使用する。
ベースフィルム11a,11bのアンテナ構造とは反対側の面に、剥離紙7に粘着剤層6を設けて貼り付けする。
請求項3のように、表面保護シート1に開口Sを形成する場合は、あらかじめ開口Sを打ち抜きしておいてからベースフィルム11a,11bにラミネートすることになる。
第2実施形態では、通常のプラスチックフィルムからなるベースフィルム21のみを使用する。ベースフィルム21にアンテナ構造22a、22b,・を必要数フォトエッチングや印刷等の工程で製造する。フォトエッチングの場合は、目的の情報記録媒体20の形態のフォトマスクを準備する。
これらの処理を行った非接触ICタグ回路20aと、未処理状態の非接触ICタグ回路20b,20c,・の面に、プラスチックフィルムまたは紙からなる表面保護シート1をラミネートする。ベースフィルム21のアンテナ構造とは反対側の面に、剥離紙7に粘着剤層6を設けて貼り付けする。
請求項6のように、表面保護シート1に開口Sを形成する場合は、あらかじめ開口Sを打ち抜きしておいてからベースフィルム21にラミネートすることになる。
第3実施形態では、通常のプラスチックフィルムからなるベースフィルム31のみを使用する。ベースフィルム31にアンテナ構造32a、32b,32c,・を必要数フォトエッチングや印刷等の工程で製造する。フォトエッチングの場合は、目的の情報記録媒体30の形態のフォトマスクを準備する。
請求項8のように、表面保護シート1に開口Sを形成する場合は、あらかじめ開口Sを打ち抜きしておいてからベースフィルム31にラミネートすることになる。
(1)ベースフィルム
プラスチックフィルムを幅広く各種のものを使用できる。プラスチックフィルムとしては、以下に挙げる単独フィルムあるいはそれらの複合フィルムを使用できる。
ポリエチレンテレフタレート(PET)、PET−G(テレフタル酸−シクロヘキサンジメタノール−エチレングリコール共重合体)、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、セルロースジアセテート、セルローストリアセテート、ポリスチレン系、ABS、ポリアクリル酸エステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリウレタン、等である。
水溶性フィルムとしては各種のものが市販されている。例えば、アイセロ化学株式会社製造の「ソルブロン(登録商標)」、東セロ株式会社製造の「トスロン(登録商標)」、日合フイルム株式会社製造の「ハイセロン(登録商標)」等である。冷水溶解型、温水溶解型(40°C以上)、温水溶解型(60°C以上)、温水溶解型(80°C以上)、冷水分散型のように各種のグレードがあるので、耐水性としてどの程度の強度が必要か目的により選択してベースフィルムに使用する。厚みも20μmから50μm程度の各種が市販されている。
プラスチックフィルムや紙基材を幅広く各種のものを使用できる。プラスチックフィルムとしてはベースフィルムと同様に、上記した各種の材料を使用でき、紙基材としては、上質紙、コート紙、クラフト紙、グラシン紙、合成紙、ラテックスやメラミン含浸紙、等を使用できる。
水溶性樹脂としては、株式会社クラレ製のポリビニルアルコール樹脂「ポバール(登録商標)」が良く知られている。当該樹脂も使用できるが、カゼインやデンプン(オブラート等)であっても良く、カゼインやデンプンとポバールの混合材料であってもよい。あるいは水性糊やアラビアゴム糊、強固な塗膜を形成しないエマルジョン系接着剤、等を使用できる。
水溶性樹脂に導電粒子、該水溶性樹脂を溶解する有機溶媒からなる組成物を印刷インキとすることができる。このものの水溶性樹脂としては、ポリビニルピロリドン、ポリビニルイソブチルエーテル、ポリエチレングリコール、メチルセルロース、2−ヒドロキシプロピルセルロース等のセルロース系樹脂が挙げられる。アクリルエマルジョンタイプのものであってもよい。導電粒子としては、銀、銅、ニッケルなどの金属粒子、導電性カーボン粒子、等を使用できる。粒径は0.1μmから25μm程度のものが好ましい。
上記の水溶性導電性樹脂組成物インキを使用することができる。当該組成物からなるシルクスクリーンインキがインキ盛り量を大きくでき好ましい。あるいは数μm程度の厚みの金属箔を載置するか金属粉末材料を散粉するものであってもよい。
本明細書で接着剤という場合は、溶剤型や重合型、紫外線硬化型、エマルジョン型、熱溶融型等の各種のものをいい、いわゆる粘着剤型のものをも含むものとする。いずれであっても、双方の材料間を接着すれば目的を達成できるからである。
また、本明細書で粘着剤という場合は、徐々に粘度が顕著に上昇することなく、いつまでも中間的なタック状態を保つものをいうものとする。
接着剤、粘着剤の樹脂組成物としては、天然ゴム系、ニトリルゴム系、エポキシ樹脂系、酢酸ビニルエマルジョン系、アクリル系、アクリル酸エステル共重合体系、ポリビニルアルコール系、フェノール樹脂系、等の各種材料を使用できる。
(第1実施形態の情報記録媒体の製造)
情報記録媒体10のベースフィルム11aとして、厚み40μmの水溶性フィルム(日合株式会社製「ハイセロン(登録商標)C−200」)を使用し、ベースフィルム11bとして、厚み40μmの透明2軸延伸ポリエステルフィルム(株式会社東レ製「ルミラー」(登録商標))を使用した。双方のベースフィルムに25μm厚のアルミニュウム箔をドライラミネートし、これに感光性レジストを塗布した後、2つの平面コイル状のアンテナ構造12a,12bを有するフォトマスクを露光して感光させた。
露光現像後、フォトエッチングして、図1のような形態の非接触ICタグ回路12a,12bを有するベースフィルム11a,11bが完成した。なお、1の平面コイルの外形は、ほぼ45mm×76mmの大きさとなった。
最後にベースフィルム11a,11bの背面に、12μmの粘着剤層6を介して剥離紙7を積層する粘着剤加工を行い、大きさ110mm×82mmに断裁して剥離紙付き情報記録媒体10を完成した。
情報記録媒体20のベースフィルム21として、厚み40μmの透明2軸延伸ポリエステルフィルム(株式会社東レ製「ルミラー」)に、25μm厚のアルミニュウム箔をドライラミネートした基材を使用し、これに感光性レジストを塗布した後、3つの平面コイル状のアンテナ構造22a,22b,22cを有するフォトマスクを露光して感光させた。 露光現像後、フォトエッチングして、図3のような形態の非接触ICタグ回路20a,20b,20cを有するベースフィルム21が完成した。なお、1の平面コイルの外形が、ほぼ17mm×45mmの大きさとなるようにした。
情報記録媒体30のベースフィルム21として、厚み40μmの透明2軸延伸ポリエステルフィルム(株式会社東レ製「ルミラー」)に、25μm厚のアルミニュウム箔をドライラミネートした基材を使用し、これに感光性レジストを塗布した後、2つの平面コイル状のアンテナ構造32a,32bを有するフォトマスクを露光して感光させた。
なお、アンテナ構造32aについては、コイルの一部(図5の破線状円形C部分)が欠損しているフォトマスクを使用した。露光現像後、フォトエッチングしてから、欠損したコイルの一部を試作のポリビニルピロリドン系樹脂からなる導電性シルクスクリーンインキにより補う印刷を行い、図5のような形態の非接触ICタグ回路30a,30bを有するベースフィルム31が完成した。なお、1の平面コイルの外形が、ほぼ45mm×76mmの大きさとなるようにした。
最後にベースフィルム31の背面に、12μmの粘着剤層6を介して剥離紙7を積層する粘着剤加工を行い、全体の大きさを110mm×82mmに断裁して剥離紙付き情報記録媒体30を完成した。
2 水溶性樹脂層
3 短絡材料
4 短絡を防ぐための迂回回路
5 接着剤層
6 粘着剤層
7 剥離紙
10,20,30 情報記録媒体
10a,10b,20a,20b,30a,30b 非接触ICタグ回路
11a,11b,21,31 ベースフィルム
12a,12b,22a,22b,32a,32b アンテナ構造
13a,13b,23a,23b,33a,33b ICチップ
S 開口
Claims (9)
- 共通の表面保護シートにアンテナ構造と当該アンテナ構造に結合した非接触通信機能部、制御部およびメモリを備えるICチップとを有し、正常状態において実質的に同一特性の機能を行う独立した2または2を超える数の非接触ICタグ回路が隣接して配置されている情報記録媒体において、当該複数の非接触ICタグ回路のうち、いずれか1の非接触ICタグ回路は水溶性ベースフィルム面に形成されているため、水濡れの際はベースフィルムが溶解して非接触通信機能を喪失するようにされていることを特徴とする情報記録媒体。
- 水溶性ベースフィルム面に形成された1の非接触ICタグ回路のアンテナ構造の一部は、水溶性導電性樹脂組成物インキにより形成されていることを特徴とする請求項1記載の情報記録媒体。
- 表面保護シートの前記1の非接触ICタグ回路に対面する部分には水が容易に浸入可能なように開口が形成されていることを特徴とする請求項1記載の情報記録媒体。
- 表面保護シートの前記1の非接触ICタグ回路の水溶性導電性樹脂組成物インキによるアンテナ構造の一部に対面する部分には水が容易に浸入可能な開口が形成されていることを特徴とする請求項2記載の情報記録媒体。
- アンテナ構造と当該アンテナ構造に結合した非接触通信機能部、制御部およびメモリを備えるICチップとを有し、正常状態において実質的に同一特性の機能を行う独立した2または2を超える数の非接触ICタグ回路が同一ベースフィルム面に隣接して配置されている情報記録媒体において、当該複数の非接触ICタグ回路のうち、いずれか1の非接触ICタグ回路は水溶性樹脂層を介して短絡材料により覆われているため、水濡れの際は当該水溶性樹脂層が溶解して短絡することにより非接触通信機能を喪失するようにされていることを特徴とする情報記録媒体。
- 情報記録媒体の非接触ICタグ回路が表面保護シートで被覆されていて、前記1の非接触ICタグ回路の前記短絡材料に対面する部分には水が容易に浸入可能な開口が形成されていることを特徴とする請求項5記載の情報記録媒体。
- アンテナ構造と当該アンテナ構造に結合した非接触通信機能部、制御部およびメモリを備えるICチップとを有し、正常状態において実質的に同一特性の機能を行う独立した2または2を超える数の非接触ICタグ回路が同一ベースフィルム面に隣接して配置されている情報記録媒体において、当該複数の非接触ICタグ回路のうち、いずれか1の非接触ICタグ回路のアンテナ構造の少なくとも一部は水溶性導電性樹脂組成物インキにより形成されているため、水濡れの際は当該水溶性導電性樹脂組成物インキによる一部のアンテナ構造が溶解して非接触通信機能を喪失するようにされていることを特徴とする情報記録媒体。
- 情報記録媒体の非接触ICタグ回路が表面保護シートで被覆されていて、前記1の非接触ICタグ回路の前記水溶性導電性樹脂組成物インキによる前記一部のアンテナ構造に対面する部分には水が容易に浸入可能な開口が形成されていることを特徴とする請求項7記載の情報記録媒体。
- 請求項1ないし請求項8のいずれか1の請求項記載の情報記録媒体を使用し、当該2または2を超える数の非接触ICタグ回路のICチップに対して、同一の情報を記録した後、当該情報記録媒体の全ての非接触ICタグ回路のICチップから前記記録した情報を読み取りして、読み取りが不可能な非接触ICタグ回路を検出した場合は、情報記録媒体の水濡れしたことを推定することを特徴とする情報記録媒体の状態検知方法。
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