JP2006347144A - 封筒作製用シート - Google Patents
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Abstract
【課題】 複雑な構成とすることなく、かつ被着体に容易に貼り付けることができる封筒作製用シートを提供する。
【解決手段】 本発明の封筒作製用シート1では、ラベル紙と剥離紙というごく単純な構成でありながら、粘着面6aを露出させる粘着領域70および全抜き領域71を形成したことにより、封筒部26に複数面の帳票が連結されたようなものにおいても、封筒を容易に作製できるようにした。従って、シートに両面タック加工などの特殊な加工を施す必要がなく、コストが上がってしまうことがない。また、配達用の箱などに容易に貼り付けることができるので、伝票を封筒に入れて箱に貼ったり、またテープなどで伝票を箱に貼ったりする必要がなく、作業性を向上できると共にコストを抑えることができる。
【選択図】 図5
【解決手段】 本発明の封筒作製用シート1では、ラベル紙と剥離紙というごく単純な構成でありながら、粘着面6aを露出させる粘着領域70および全抜き領域71を形成したことにより、封筒部26に複数面の帳票が連結されたようなものにおいても、封筒を容易に作製できるようにした。従って、シートに両面タック加工などの特殊な加工を施す必要がなく、コストが上がってしまうことがない。また、配達用の箱などに容易に貼り付けることができるので、伝票を封筒に入れて箱に貼ったり、またテープなどで伝票を箱に貼ったりする必要がなく、作業性を向上できると共にコストを抑えることができる。
【選択図】 図5
Description
本発明は、伝票等の帳票を収容する封筒を作製するための封筒作製用シートに関する。
従来から、伝票のコンピュータ処理に伴い、レーザープリンタを使用して印刷をすることが一般的に行われている。そこで、レーザープリンタで印刷したシートを折り曲げ加工することにより封筒型伝票を作製可能な単票用紙が提案されている(特許文献1参照)。この単票用紙は、全面に粘着剤層を有する粘着シートと、その粘着剤層の全域を覆うように重ね合わされた剥離シートとから構成されており、単票用紙の剥離シート側に印字するものである。この単票用紙の中央よりやや下方には用紙を谷折りするための折り目線が設けられ、その折り目線よりも下方の領域には外周の三辺をコ字形に連ねた糊代が設けられ、この糊代の部分と印字面との境界には剥離シートのみを切断したスリットが設けられている。印字された単票用紙は、折り目線に沿って印字面を内側にして上下二つ折りにされ、糊代部分の剥離シートを剥がして露出させた粘着剤により接着されて封緘される。
特開平10−35146号公報
しかし上記構成の単票用紙では、用紙を谷折りするための折り目線の下方領域が、単一の面である場合にしか用いることができず、例えば下方領域に2面以上の伝票などが連結されたような場合は、封筒を作製することができないという問題があった。ここで、例えば、下方領域に2面の伝票が連結されている場合に、用紙をZ折りにして封筒を作製しようとしたときには、用紙の表裏両面に粘着面を露出させられるような加工を施さなければならず、製造工程が複雑になると共にコスト高となる問題があった。また、上記構成の単票用紙では、作製された封筒型伝票を、例えば荷物配達用の箱などの被着体に貼り付けて使用することができなかった。仮にこのような構成の封筒型伝票を被着体に貼り付けようとすると、上記と同様に、表裏両面に粘着面を露出させられるような加工を施さなければならず、製造工程が複雑になると共にコスト高となる問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、複雑な構成とすることなく、かつ被着体に容易に貼り付けることができる封筒作製用シートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の封筒作製用シートは、プリンタにより印刷されるラベル紙と、該ラベル紙裏側の粘着面に貼り合わされた剥離紙とを備え、折り曲げ線に沿って少なくとも2つ折りすることで封筒を作製可能なものであって、前記折り曲げ線を境に、上側に封筒となる略矩形の封筒部が、下側に封筒の中に収容される内容物となる略矩形の帳票部がそれぞれ形成され、前記封筒部裏側の剥離紙の少なくとも上側縁部および前記折り曲げ線付近には、剥離紙が部分的に除去されて前記粘着面が露出される粘着領域が形成され、前記封筒作製用シートを折り曲げ線に沿ってラベル紙が外側となるように折り曲げたときに、前記帳票部における前記封筒部裏側の粘着領域と対向する箇所には、前記ラベル紙および剥離紙の両方が除去される全抜き領域が形成されており、前記ラベル紙が外側となるように封筒作製用シートを折り曲げ線に沿って折り曲げ、前記粘着領域の粘着面を露出させた状態で前記全抜き領域のラベル紙および剥離紙の両方を除去し、前記封筒部を、この全抜き領域を透過した粘着面を介して被着体に貼り付けることによって、被着体に貼り付けられた状態の封筒が作製されることを特徴とする。
また、請求項2に記載の封筒作製用シートは、請求項1に記載の封筒作製用シートの構成に加え、封筒部裏側において、剥離紙の左右の縁部にも前記粘着領域が形成されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の封筒作製用シートは、請求項1または2に記載の封筒作製用シートの構成に加え、前記帳票部の全抜き領域において、ラベル紙および剥離紙が予め除去されていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の封筒作製用シートは、請求項1乃至3の何れかに記載の封筒作製用シートの構成に加え、前記被着体が、前記帳票部の下側の縁部から下方に延設された帳票延設部であって、前記封筒部の剥離紙と帳票部の剥離紙とが重なり合うように封筒作製用シートを折り曲げ線に沿って折り曲げた後、前記帳票部のラベル紙と帳票延設部のラベル紙とが重なり合うように、封筒作製用シートを帳票部と帳票延設部との境界線に沿って折り曲げ、前記粘着領域の粘着面を露出させた状態で前記全抜き領域のラベル紙および剥離紙の両方を除去し、前記封筒部を、この全抜き領域を透過した粘着面を介して帳票延設部に貼り付けることによって封筒が作製されることを特徴とする。
また、請求項5に記載の封筒作製用シートは、請求項1乃至4の何れかに記載の封筒作製用シートの構成に加え、前記粘着領域が前記折り曲げ線を越えて帳票部まで延びて形成されており、前記全抜き領域は、前記粘着領域内に配設され、前記粘着領域の剥離紙を除去することによって前記全抜き領域のラベル紙および剥離紙も除去されることを特徴とする。
本発明に係る封筒作製用シートでは、折り曲げ線上側の封筒部において、その裏側の剥離紙の少なくとも上側縁および折り曲げ線付近に、剥離紙が部分的に除去されて粘着面が露出される粘着領域が形成されており、封筒作製用シートを折り曲げ線に沿ってラベル紙が外側となるように折り曲げたときに、帳票部における封筒部裏側の粘着領域と対向する箇所には、ラベル紙および剥離紙の両方が除去される全抜き領域が形成されている。このような構成の封筒作製用シートを、折り曲げ線に沿ってラベル紙が外側となるように折り曲げた後、粘着領域の粘着面を露出させた状態で全抜き領域のラベル紙および剥離紙の両方を除去し、封筒部を、この全抜き領域を透過した粘着面を介して被着体に貼り付けると、被着体に貼り付けられた状態の封筒が作製される。従って、作製された封筒を荷物箱などの被着体に容易に貼り付けることができる。また、封筒を袋状にするための粘着面と、封筒を被着体に貼り付けるための粘着面とを共用しているので、一方の面(剥離層側の面)のみにて粘着面を露出させればよく、シートを簡単な構造とすることができ、製造工程が複雑になることもなく、またコストが上がることもない。
また、封筒部裏側において、剥離紙の左右側縁にも粘着領域を形成することにより、封筒を全ての側縁において確実に封緘することができ、また、帳票部の全抜き領域において、ラベル紙および剥離紙を予め除去したことによって、除去作業を省略でき、作業効率を上げることができる。
さらに、帳票部の下側縁から下方に帳票延設部を延ばし、該帳票延設部を被着体として、粘着面を介して封筒部を被着体(帳票延設部)に貼り付けることによって3つ折りの封筒も簡単に作製することができる。詳しくは、前記封筒部の剥離紙と帳票部の剥離紙とが重なり合うように封筒作製用シートを折り曲げ線に沿って折り曲げた後、帳票部のラベル紙と帳票延設部のラベル紙とが重なり合うように、封筒作製用シートを帳票部と帳票延設部との境界線に沿って折り曲げる。この状態で、封筒作製用シートはZ字型に折り曲げられており、前記粘着領域の粘着面を露出させて全抜き領域のラベル紙および剥離紙の両方を除去し、封筒部を、この全抜き領域を透過した粘着面を介して帳票延設部に貼り付けることによって封筒が作製されることになる。加えて、折り曲げ線を越えるように粘着領域を帳票部まで延ばし、その粘着領域内に全抜き領域を配設して、粘着領域の剥離紙を除去するのに連動して全抜き領域のラベル紙および剥離紙が除去されるようにすることができる。これにより、全抜き領域のラベル紙および剥離紙の除去作業を簡単にかつ効率よく行うことができる。
以下、本発明を具体化した封筒作製用シートの第1の実施形態について図を参照して説明する。まず、図1、図2および図3を参照して、封筒作製用シート1の全体構造について説明する。ここで、図1は封筒作製用シート1の平面図であり、図2は封筒作製用シート1の裏面図であり、図3は、図1におけるA−A線矢視方向断面図である。図1および図3に示すように、封筒作製用シート1は、A4大の長方形状を有し、プリンタにより印刷されるラベル紙5と、該ラベル紙5裏側(図中下側)の粘着層6の粘着面6aに貼り合わされた剥離紙20とが積層された構造となっている。また、封筒作製用シート1の上側の短辺側縁55から下方に向かって長辺長さの略3分の1だけ進んだ箇所には、封筒作製用シート1を折り曲げるための折り曲げミシン30(請求項における折り曲げ線に相当)が、封筒作製用シート1の全幅に渡り、かつ短辺側縁55と平行な状態で形成されている。そして、この折り曲げミシン30を境に、上側に封筒部25が、下側に伝票部26(請求項における帳票部に相当)がそれぞれ形成されている。
また、図2に示すように、封筒作製用シート1の裏面側には、ラベル紙5の粘着面6aを露出させるべく剥離紙20を部分的に除去するためのスリット40が複数本形成されている。スリット40は、封筒作製用シート1の短辺と平行になるようその全幅に渡って形成されており、剥離紙20を貫通している。具体的には、封筒部25においては、折り曲げミシン30から上方1cmの箇所にスリット40が形成されており、伝票部26においては、折り曲げミシン30から下方1cmの箇所にスリット40が形成されている。即ち、折り曲げミシン30を境に、封筒作製用シート1の全幅×上下各1cmの領域が、スリット40によって剥離紙20が除去されて、粘着面6aが露出される粘着領域70となっている。さらに、封筒作製用シート1の上側の短辺側縁55から下方1cmの箇所にもスリット40が幅方向に渡って形成されており、封筒作製用シート1の上側の短辺側縁55近傍にも、シートの全幅×1cmの粘着領域70が形成されている。当該粘着領域70については、そのスリット40の直下、即ち短辺側縁55から下方1cm強の箇所に開封ミシン42が全幅に渡って形成されている。開封ミシン42は、後述するように、封筒部25を開封してその中の伝票部26を取り出すために設けられている。
また、図1および図2に示すように、伝票部26においては、折り曲げミシン30の下方1cmの箇所に形成されたスリット40の直下、即ち折り曲げミシン30の下方1cm強の箇所に、伝票切り離し用ミシン43がやはり全幅に渡って形成されている。切り離し用ミシン43は、スリット40と平行で、後述するように伝票部26を切り離すために形成されている。また、折り曲げミシン30とその下方のスリット40とによって形成された粘着領域70内には、さらに全抜き領域71が形成されている。全抜き領域71は、横長形状を有し、上記粘着領域70内で左右に2つ並んで形成されており、ラベル紙5および剥離紙20を全て貫通している。そして、全抜き領域71のラベル紙5および剥離紙20を封筒作製用シート1から除去すると、そこには貫通孔73(図4参照)が形成されることになる。
図3および図4に示すように、全抜き領域71は、ラベル紙5を貫通した閉ループ状のスリット41と、剥離紙20を貫通した上記スリット40とによって、ラベル紙5および剥離紙20を全て貫通可能となっている。ここで、図4は、封筒作製用シート1において、粘着領域70の剥離紙20を除去し、また全抜き領域71のラベル紙5および剥離紙20を除去した状態を示す封筒作製用シート1の裏面図である。本実施形態では、粘着領域70内に全抜き領域71が配置されているので、裏側から剥離紙20を除去することによって、スリット41で囲まれた領域(全抜き領域71)のラベル紙5も連動して除去されることになる。
また、伝票部26の切り離し用ミシン43から下側の短辺側縁56までの長さを3等分するように、伝票部26を折り曲げるための折りミシン31が計2本形成されている。折りミシン31は、スリット40等と同様に、封筒作製用シート1の短辺と平行に形成されており、伝票部26は、この折ミシン31に沿って3つ折りされて封筒部25内に収容されるようになっている。
次に、本実施形態の封筒作製用シート1の使用方法について説明する。図4に示すように、まず、スリット40に沿って粘着領域70の粘着面6aを露出させ、またそれに連動させて全抜き領域71のラベル紙5および剥離紙20を除去する。この状態で、全抜き領域71には、横長の貫通孔73が2つ形成されている。そして、図5に示すように、伝票部26を折りミシン31に沿って折り曲げて3つ折りにし(図中太矢印参照)、伝票部26と封筒部25とを折り曲げミシン30に沿って2つ折りにする。このとき、図6に示すように、封筒作製用シート1を裏側から見ると、封筒部25の上縁側には粘着領域70の粘着面6aが露出しており、下縁側では、貫通孔73を通して、粘着領域70の粘着面6aが露出している。尚、伝票部26には粘着面6aが触れないようになっている。従って、これら上下に露出した粘着面6aを介して、伝票部26が収容された封筒部25を、図中手前方向に向かって例えば荷物配達用の箱などの被着体に貼り付けることができる。
そして、図7に示すように、被着体である箱80に貼り付けられた封筒部25を開封する際は、開封ミシン42に沿って封筒部25を切り離して中の伝票部26を露出させ、さらに、図8に示すように、切り離し用ミシン43に沿って伝票部25を切り離す。これにより、伝票部25を取り出すことができる。
次いで、本発明を具体化した封筒作製用シートの第2の実施形態について図を参照して説明する。尚、本実施形態において、上記実施形態の封筒作製用シートと同じ構成部材には同符号を付け、詳細な説明は省略する。本実施形態の封筒作製用シート100は、上記実施形態の封筒作製用シート1と同様に、ラベル紙5と剥離紙20とを備えたA4大のものである。図9に示すように、封筒作製用シート100は、その短辺と平行に幅方向に渡るように形成された折り曲げ線130によって、長手方向において3等分されている。即ち、封筒作製用シート100を折り曲げ線130に沿って3つ折りしたとき、折り曲げ線130で隔てられた各要素がほぼ同じ表面積となるようにされている。尚、本実施形態では、封書状の給与明細書への利用を想定し、上側の折り曲げ線130の上側の領域を宛名等が記載される宛名部125(請求項における封筒部に相当)とし、上下折り曲げ線130に挟まれた領域を第1の明細部126(請求項における帳票部に相当)、下側の折り曲げ線130の下側の領域を第2の明細部127(請求項における帳票延設部に相当)としている。後述するが、宛名部125が外側に来るように封筒作製用シート100をZ型に折り曲げることにより、封書状の給与明細書が作製されるようになっている。
また、図10、11に示すように、封筒作製用シート100の裏面には、部分的に粘着層6の粘着面6aを露出させるためのスリット40が複数形成されている。スリット40は、剥離紙20を貫通しており、このスリット40に囲まれた領域が粘着領域70となる。詳しくは、スリット40は、封筒作製シート100の裏面において、その上側縁55、左右側縁58からそれぞれ略1cm離れて各側縁と平行に延びている。上側縁55の近傍では幅方向に渡って延びており、左右側縁58近傍では、上端から下側の折り曲げ線130の直上まで延びて、最終的に左右側縁に向かってそれぞれ水平方向に曲折している。即ち、このスリット40によって、下方に開いた略コの字型の粘着領域70が形成されている。
また、スリット40は、封筒作製用シート100の左右中央部分においても、上側の折り曲げ線130を跨ぐように形成されている。詳しくは、図10に示すように、左右側縁58に沿って延びるスリット40の内側にて、上側の折り曲げ線130の上下各1cmのところに幅方向に延びるスリット40が形成されており、この上下スリット40の左右端部間を結ぶように、長さ方向(図中縦方向)に延びるスリット40が形成されている。即ち、当該箇所のスリット40は、長方形状でかつ上側の折り曲げ線130を跨ぐように形成されている。
スリット40で囲まれた領域は、剥離紙20が除去されることで粘着面6aが露出される粘着領域70とされているが、上記実施形態の封筒作製用シート1と同様に本実施形態の封筒作製用シート100でも、この粘着領域70の内部に全抜き領域71が形成されている。全抜き領域71は、上述した通り、ラベル紙5と剥離紙20との両方が除去される領域であるが、図9、10に示すように、コの字の粘着領域70において、その左右側縁58に沿って延びる部分では、上側の折り曲げ線130の直下から下側の折り曲げ線130の直上まで、縦長の長方形状の全抜き領域71が形成されている。また、封筒作製用シート100の左右中央部分にて上側の折り曲げ線130を跨ぐように形成された粘着領域70内では、上側の折り曲げ線130の直下から粘着領域70の下側縁の直上までの範囲で、横長の長方形状の全抜き領域71が形成されている。
また、左右中央部分の粘着領域70の直上および直下には、封書状になった封筒作製用シート100を開封するための開封ミシン42が幅方向に渡って形成されている。詳しくは、この2本の開封ミシン42は、上側の折り曲げ線130から上下に同じ寸法だけ離間して形成されている。開封ミシン42は、当該箇所に形成された2本の他、封筒作製用シート100の下側縁56から上記寸法だけ上方に離間して形成されたもの、さらに、左右の粘着領域70のすぐ内側においてシートの長さ方向に渡って延びるように形成されたものがあり、封筒作製用シート100上に合計5本形成されている。
次に、本実施形態の封筒作製用シート100の使用方法について説明する。図12に示すように、まず、裏側のスリット40に沿って、粘着領域70の剥離紙20を剥離する。粘着領域70の剥離紙20を除去することによって、当該部分に粘着面6aが露出すると共に、全抜き領域71のラベル紙5および剥離紙20も連動して除去されるので、封筒作製用シート100には部分的に貫通孔73、切欠74が形成された状態となる。
そして、図13に示すように、上側の折り曲げ線130に沿って山折りし、下側の折り曲げ線130に沿って谷折りする。この状態で、宛名部125は外側に表出し、第1の明細部126および第2の明細部127は内側を向いている。図13に示す状態から、封筒作製シート100をそのまま折り畳んでいくと、宛名部125の裏面に露出した粘着面6aが、貫通孔73および切欠74を通して第2の明細部127の表面に接することになる。これにより、宛名部125と第2の明細部127とが粘着され、また、宛名部125と第1の明細部126とは、宛名部125裏面の上側縁に形成された粘着領域70を介して粘着されるので、封書状の給与明細書が作製されることになる。
また、詳しく図示しないが、封書状の給与明細書が作製された状態で、幅方向に延びる3本の開封ミシン42は、全て同一線上に位置しており、また宛名部125、第1の明細部126および第2の明細部127のそれぞれにおいて長さ方向に延びる開封ミシン42も全て同一線上に位置しているので、給与明細書の開封時には、これら開封ミシン42を同時に切断することにより、容易に開封作業を行うことができるようになっている。
以上説明したように、上記実施形態の封筒作製用シートでは、ラベル紙と剥離紙というごく単純な構成でありながら、粘着面を露出させる抜きの部分を特徴的な構造としたことにより、封筒部に複数面の帳票部が連結されたようなものにおいても、封筒を容易に作製できるようにした。従って、シートに両面タック加工などの特殊な加工を施す必要がなく、コストが上がってしまうことがない。また、配達用の箱などに容易に貼り付けることができるので、伝票を封筒に入れて箱に貼ったり、またテープなどで伝票を箱に貼ったりする必要がなく、作業性を向上できると共にコストを抑えることができる。
尚、本発明は上記実施形態に限られず、各種の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、剥離紙を部分的に除去することによって粘着層が部分的に露出されるようにしたが、予め粘着層が部分的に形成されたラベル紙を用いてもよい。また、本発明ではラベル紙裏側の粘着層を介して封筒の各側縁が接着されるようにしたが、粘着層に代えて、例えば圧着糊等を用いて封筒の各側縁を接着するようにしてもよい。また、上記実施形態では、全抜き領域のラベル紙および剥離紙を除去するという作業を経て貫通孔または切欠が形成されるようにしたが、シートの一部分に予め貫通孔、切欠等を設けておいてもよい。さらに、上記実施形態では、全抜き領域の形状を矩形としたが、全抜き領域の形状はこれに限られず、円形、長円形などにすることができる。また、全抜き領域を完全に抜いてしまうことなく、シートに残留するようにしてもよい。また、被着体も上記実施形態のものに限られず、用途に合わせて適宜変更可能である。
1 封筒作製用シート
5 ラベル紙
6 粘着層
6a 粘着面
25 封筒部
26 帳票部
70 粘着領域
71 全抜き領域
80 被着体
5 ラベル紙
6 粘着層
6a 粘着面
25 封筒部
26 帳票部
70 粘着領域
71 全抜き領域
80 被着体
Claims (5)
- プリンタにより印刷されるラベル紙と、該ラベル紙裏側の粘着面に貼り合わされた剥離紙とを備え、折り曲げ線に沿って少なくとも2つ折りすることで封筒を作製可能な封筒作製用シートであって、
前記折り曲げ線を境に、上側に封筒となる略矩形の封筒部が、下側に封筒の中に収容される内容物となる略矩形の帳票部がそれぞれ形成され、
前記封筒部裏側の剥離紙の少なくとも上側縁および前記折り曲げ線付近には、剥離紙が部分的に除去されて前記粘着面が露出される粘着領域が形成され、
前記封筒作製用シートを折り曲げ線に沿ってラベル紙が外側となるように折り曲げたときに、前記帳票部における前記封筒部裏側の粘着領域と対向する箇所には、前記ラベル紙および剥離紙の両方が除去される全抜き領域が形成されており、
前記ラベル紙が外側となるように封筒作製用シートを折り曲げ線に沿って折り曲げ、前記粘着領域の粘着面を露出させた状態で前記全抜き領域のラベル紙および剥離紙の両方を除去し、前記封筒部を、この全抜き領域を透過した粘着面を介して被着体に貼り付けることによって、被着体に貼り付けられた状態の封筒が作製されることを特徴とする封筒作製用シート。 - 前記封筒部裏側において、剥離紙の左右側縁にも前記粘着領域が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の封筒作製用シート。
- 前記帳票部の全抜き領域において、ラベル紙および剥離紙が予め除去されていることを特徴とする請求項1または2に記載の封筒作製用シート
- 前記被着体が、前記帳票部の下側縁から下方に延設された帳票延設部であって、
前記封筒部の剥離紙と帳票部の剥離紙とが重なり合うように封筒作製用シートを折り曲げ線に沿って折り曲げた後、前記帳票部のラベル紙と帳票延設部のラベル紙とが重なり合うように、封筒作製用シートを帳票部と帳票延設部との境界線に沿って折り曲げ、前記粘着領域の粘着面を露出させた状態で前記全抜き領域のラベル紙および剥離紙の両方を除去し、前記封筒部を、この全抜き領域を透過した粘着面を介して帳票延設部に貼り付けることによって封筒が作製されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の封筒作製用シート。 - 前記粘着領域が前記折り曲げ線を越えて帳票部まで延びて形成されており、
前記全抜き領域は、前記粘着領域内に配設され、前記粘着領域の剥離紙を除去することによって前記全抜き領域のラベル紙および剥離紙も除去されることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の封筒作製用シート。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010023263A (ja) * | 2008-07-16 | 2010-02-04 | Dainippon Printing Co Ltd | 3つ折り封書用帳票 |
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2005
- 2005-06-15 JP JP2005203618A patent/JP2006347144A/ja active Pending
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