JP2007298752A - ラベル用シート - Google Patents

ラベル用シート Download PDF

Info

Publication number
JP2007298752A
JP2007298752A JP2006126702A JP2006126702A JP2007298752A JP 2007298752 A JP2007298752 A JP 2007298752A JP 2006126702 A JP2006126702 A JP 2006126702A JP 2006126702 A JP2006126702 A JP 2006126702A JP 2007298752 A JP2007298752 A JP 2007298752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slit
sheet
label
release sheet
release
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006126702A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4730665B2 (ja
Inventor
Takao Tsubouchi
孝雄 坪内
Masaaki Nishida
政明 西田
Kenji Hirose
賢二 広瀬
Kayoko Hayashi
加代子 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hisago Label Co Ltd
Original Assignee
Hisago Label Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hisago Label Co Ltd filed Critical Hisago Label Co Ltd
Priority to JP2006126702A priority Critical patent/JP4730665B2/ja
Publication of JP2007298752A publication Critical patent/JP2007298752A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4730665B2 publication Critical patent/JP4730665B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、ラベルやシートの一部を破ることなく剥離シートの一部をラベルから引き剥がすことができるラベル用シートを提供することを目的とする。
【解決手段】粘着シート20と、剥離シート30とからなり、粘着シート20に、その一部を切り離して所要の箇所に貼り付けて使用するためのラベル切り離し用スリット22が形成されたラベル用シート10であって、剥離シート30には、その端縁からラベル切り離し用スリット22に囲まれた領域の内部にかけて剥離シート部分除去用スリット31が形成されているものにおいて、剥離用シート30のうち剥離シート部分除去用スリット31によって切り離されてラベル23から引き剥がし可能な領域内に、剥離シート部分除去用スリット31に沿って断続的に延びる補助スリット33を形成したラベル用シート10。
【選択図】図2

Description

本発明は、ラベル用シートに関する。
従来より、ラベル用シートとしては、粘着剤層を有する粘着シートの粘着剤層を覆うように剥離シートが重ね合わされてなり、粘着シートにラベルが切り離し可能なスリットが形成されたものが知られている(特許文献1参照)。
このようなラベル用シートからラベルを剥がし取るには、例えば、ラベル用シートのうち、ラベルの角部近傍の領域を剥離シート側を内側にして湾曲させてラベルの角部だけを剥離シートから浮かせ、このラベルの角部を指で摘んで引っ張ることによりラベルを剥離シートから剥がし取るのであるが、その際、粘着材の粘着性が過度に強かったりラベルの弾発力が弱かったりすることなどにより、ラベルの角部が剥離シートから浮き上がりにくく、ラベルを剥がし取るきっかけを作ることが困難な場合がある。
そこで本出願人は、上記問題を解決すべく、特許文献2において、以下のような構成を提案した。すなわち、例えば図10に示すように、粘着シート20に形成された複数のラベル切り離し用スリット22を縦断するように、剥離シート30側に剥離シート部分除去用スリット31を形成しておくとともに、粘着シート20および剥離シート30の端縁部からラベル切り離し用スリット22に連なるように、ミシン目11を形成しておく。また、剥離シート30のうち粘着シート20のラベル切り離し用スリット22と重なる位置に、ミシン目11と剥離シート部分除去用スリット31とをつなぐ補助スリット32を形成しておく。ラベル23を引き剥がす際には、まず、ミシン目11の両側を指で摘んでミシン目11を開くようにして引っ張り、ラベル切り離し用スリット22まで切り開く。そして、ミシン目11とラベル切り離し用スリット22との交点からは補助スリット32に沿って剥離シート部分除去用スリット31まで切り開く。その後、剥離シート30を粘着シート20から剥がし取る方向(剥離シート部分除去用スリット31に沿う方向)に引っ張ると、剥離シート30のうち図中右側部分を粘着シート20から剥がし取ることができ、ラベル23は一部が剥離シート30に付着したまま、粘着剤層21の一部が露出した状態となる(図11および12参照)。このような状態とすることで、ラベル23は剥離シート30から簡単に引き剥がし可能となるのである。
しかし上記構成のラベル用シート10では、剥離シート30の一部を粘着シート20から剥がし取る際に、次のような不具合が懸念された。すなわち、粘着剤層21の粘着力が強いと、ラベル用シート10をその端縁部からミシン目11に沿って切断し、、切断部の先端がラベル切り離し用スリット22および補助スリット32から剥離シート部分除去用スリット31に繋がろうとする際に、図13に示すようにラベル23を破いてしまう可能性がある。
特開平9−48188号公報 特許第3773503号公報
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ラベルやシートの一部を破ることなく、剥離シートの一部をラベルからスムースに剥がし取ることができるラベル用シートを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、粘着剤層を有した粘着シートを、その粘着剤が剥離シートに接するように重ねてなり、前記粘着シートに、その一部を切り離して所要の箇所に貼り付けて使用するためのラベル切り離し用スリットが複数並べて形成されたラベル用シートであって、前記剥離シートに、前記ラベル切り離し用スリットによって囲まれる複数の領域を連続的に縦断するように前記剥離シートの一方の端縁から他方の端縁にかけて剥離シート部分除去用スリットが形成されており、その剥離シート部分除去用スリットから前記剥離シートの一部を除去することで前記粘着シートの粘着剤層のうち前記ラベル切り離し用スリットにより囲まれた領域の一部を露出させうるようにしたものにおいて、前記粘着シートに、前記ラベル切り離し用スリットによって囲まれた領域以外の領域にあって、前記剥離シート部分除去用スリットに重ねて、前記粘着シートの端縁と前記ラベル切り離し用スリットとをつなぐミシン目を形成し、前記剥離シートのうち前記剥離シート部分除去用スリットから切り離されて除去される領域内に、少なくとも前記ラベル切り離し用スリットと交差する位置に前記剥離シート部分除去用スリットに沿って延びる補助スリットを形成したところに特徴を有する。
請求項2の発明は、粘着剤層を有した粘着シートを、その粘着剤が剥離シートに接するように重ねてなり、前記粘着シートに、その一部を切り離して所要の箇所に貼り付けて使用するためのラベル切り離し用スリットが複数並べて形成されたラベル用シートであって、前記剥離シートに、その一方の端縁から前記ラベル切り離し用スリットのうち前記端縁とは反対側の端縁に最も近い位置にある前記ラベル切り離し用スリットと交差する位置まで剥離シート部分除去用スリットが形成されており、その剥離シート部分除去用スリットから前記剥離シートの一部を除去することで前記粘着シートの粘着剤層のうち前記ラベル切り離し用スリットにより囲まれた領域の一部を露出させうるようにしたものにおいて、前記粘着シート及び前記剥離シートに、前記ラベル切り離し用スリットによって囲まれた領域以外の領域にあって、前記剥離シート部分除去用スリットに連なるようにミシン目を形成し、前記剥離シートのうち前記剥離シート部分除去用スリットから切り離されて除去される領域内に、少なくとも前記ラベル切り離し用スリットと交差する位置に前記剥離シート部分除去用スリットに沿って延びる補助スリットを形成したところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のラベル用シートであって、前記粘着シート及び前記剥離シートに形成された前記ミシン目は、前記剥離シート部分除去用スリットの延長線上に対してずれた位置に形成されているとともに、前記ラベル切り離し用スリットの近傍において曲線的に曲げられて前記ラベル切り離し用スリットおよび剥離シート部分除去用スリットとの交点に連続されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、粘着剤層を有した粘着シートを、その粘着剤が剥離シートに接するように重ねてなり、前記粘着シートに、縦横にラベル切り離し用スリットを形成することで、そのラベル切り離し用スリットによって囲まれた領域をラベルとして切り離すことができるようにしたラベル用シートであって、前記剥離シートには、前記ラベル切り離し用スリットのうち縦方向に形成されたものに対して所定間隔を隔てて沿うように、前記剥離シートの一方の端縁から他方の端縁にかけて剥離シート部分除去用スリットが形成されており、その剥離シート部分除去用スリットから前記剥離シートの一部を除去することで前記粘着シートの粘着剤層のうち前記ラベル切り離し用スリットにより囲まれた領域の一部を露出させうるようにしたものにおいて、前記剥離シート部分除去用スリットは、前記一方の端縁近傍において前記縦方向のラベル切り離し用スリットに接近する傾斜部を有すると共に、その傾斜部の先端において前記ラベル切り離し用スリットとの交差点から前記剥離シートの端縁との間にはスリットが形成されていない破断可能な連続部を有しており、 前記剥離シートのうち前記剥離シート部分除去用スリットから切り離されて除去される領域内に、少なくとも前記ラベル切り離し用スリットのうち横方向に形成されたものと交差する位置に前記剥離シート部分除去用スリットに沿って延びる補助スリットを形成したところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、ミシン目を挟んだ両側を指で摘んでミシン目を開くようにラベル用シートを引っ張ると、粘着シート及び剥離シートがミシン目に沿って破れ、ラベル切り離し用スリットまで切り開かれる。さらにラベル用シートを引っ張ると、剥離シートの一部が剥離シート部分除去用スリットによって切り離されつつラベル(粘着シート)から容易に剥がし取られて、ラベルの粘着剤層の一部だけが露出する。
この引き剥がし作業の際、希に、剥離シートがラベルからスムースに引き剥がされないことがあり、これを無理に引き剥がそうとして力を入れて引っ張ったり、剥離シート部分除去用スリットの方向とは異なる方向に引っ張ったりすると、ラベルやシートの一部が破れてしまう場合がある。しかし、本発明のラベル用シートによれば、剥離シートに、剥離シート部分除去用スリットに沿って補助スリットが形成されていることにより、思わぬ場所が破れてしまう可能性を低減させることができる。その機構は明らかではないが、おそらく、剥離シートのうち粘着シートから引き剥がしたい部分の幅方向全体を一気に引き剥がすよりも、まず剥離が開始される剥離シート部分除去用スリットから補助スリットまでの狭い幅を確実に引き剥がし、その後、剥離の勢いにのって補助スリットからラベルの端縁部までを引き剥がすようにする二段階剥離の形態とした方が、剥離部分全体を無理に引っ張らなくても確実に剥離可能となるため、ラベルやシートの破れを防ぐことができると考えられる。
また、上述したような破れは、剥離シート部分除去用スリットとラベル切り離し用スリットとが交差する位置で発生する可能性が高いが、本願発明では、補助スリットをその交差位置に設ける構成であるから、破れる可能性をより低減させることが可能となる。
このように、請求項1の発明によれば、ラベルやシートの一部を破ることなく、剥離シートの一部を確実にラベル(粘着シート)から剥離させることができる。
<請求項2および請求項3の発明>
請求項2の発明においても、請求項1の発明と同様に、ミシン目を挟んだ両側を指で摘んでミシン目を開くようにラベル用シートを引っ張ることにより、粘着シート及び剥離シートがミシン目に沿って破れ、ラベル切り離し用スリットまで切り開かれる。さらにラベル用シートを引っ張ると、剥離シートの一部が剥離シート部分除去用スリットによって切り離されつつラベル(粘着シート)から容易に剥がし取られて、ラベルの粘着剤層の一部だけが露出する。
しかも、剥離シートには、ラベル切り離し用スリットと交差する位置に剥離シート部分除去用スリットに沿って延びる補助スリットが形成されているから、思わぬ場所が破れてしまう可能性を低減させることができる。
さらに、ラベル用シートを、粘着シートが手前となり、かつ、ミシン目が上部に位置するように配置したときに、ミシン目が剥離シート部分除去用スリットの延長線上に対して左側となる位置に設けられ、かつ、ラベル切り離し用スリットの近傍において曲線的に曲げられてラベル切り離し用スリットおよび剥離シート部分除去用スリットとの交点に連続される構成とする(請求項3の発明)ことにより、ミシン目の切断に伴うシートの切断方向を徐々に剥離シート除去部分側に向けて(剥離シートの剥離方向に)変化させることができるから、剥離シートの剥離作業がスムースに開始される。すなわち、切断部分の先端がラベル端へ達した場合にそのラベル端へかかる力の負担が軽減され、ラベルの破れをより効果的に防ぐことができる。
<請求項4の発明>
請求項4の発明によれば、連続部の両側を指で摘んでその連続部をを開くようにラベル用シートを引っ張ると、連続部が破断され、その勢いで剥離シート部分除去用スリットの傾斜部によって剥離シートが切り離されつつ一部がラベル(粘着シート)から容易に剥がし取られて、ラベルの粘着剤層の一部だけが露出する。
しかも、剥離シートに、横方向のラベル切り離し用スリットと交差する位置に剥離シート部分除去用スリットに沿って延びる補助スリットが形成されているから、上記発明と同様に、思わぬ場所が破れてしまう可能性を低減させることができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を図1ないし図4によって説明する。
まず、ラベル用シート10の構成について説明する。
例えばA4サイズをなす矩形状の粘着シート20には粘着剤が全面にわたって塗布されて粘着剤層21が形成されている。この粘着剤層21の全域を覆うようにA4サイズの剥離シート30が粘着シート20に重ね合わされ、両者が一体となって一枚のラベル用シート10が構成されている。
粘着シート20には、略矩形をなす複数のラベル用切り離しスリット22が、粘着シート20の長辺に沿って2列に並んで設けられている。このラベル用切り離しスリット22に囲まれて、複数のラベル23が、粘着シート20から切り離し可能に形成されている。
剥離シート30には、その一方の短辺側の端縁から他方の短辺側の端縁にまで延びかつ長辺と平行に剥離シート部分除去用スリット31が形成されており、この剥離シート部分除去用スリット31は、ラベル切り離し用スリット22によって囲まれる各領域を連続的に縦断するように、各列に一本ずつ計2本が上下に形成されている。この剥離シート部分除去用スリット31は、図1に示すように略矩形のラベル切り離し用スリット22によって囲まれた領域のうち、例えば右端寄りの位置を縦断するように設けられている。
粘着シート20のラベル切り離し用スリット22によって囲まれる領域以外の領域のうち、前記剥離シート部分除去用スリット31と重なる位置には、ミシン目11が形成されている。
また、剥離シート30のうち、該ラベル用シート10の長辺方向に沿って形成されているラベル切り離し用スリット22と、剥離シート部分除去用スリット31との間には、これらのスリット22,31と平行かつ断続的に延びるように補助スリット33が形成されている。この補助スリット33は、ラベル用シート10の短辺方向に沿って形成されているラベル切り離し用スリット22と交差する位置、および、ラベル23の短辺長さの中央位置に、等長さ・等間隔となるように形成されている。
次に、本実施形態のラベル用シート10の作用及び効果について説明する。
粘着シート20及び剥離シート30の一方の短辺に形成されたミシン目11の左右両側を指で摘んでミシン目11を開くようにして引っ張ると、粘着シート20及び剥離シート30はミシン目11に案内されて切断され、ラベル切り離し用スリット22との交点まで切り開かれる。そのまま剥離シート部分除去用スリット31に沿って剥離シート30を粘着シート20から剥がし取る方向に引っ張るのであるが、この時希に、剥離シート部分除去用スリット31がスムースに切り離されずに、一瞬引っかかったような状態となる場合がある。しかし本実施形態のラベル用シート10においては、このような場合に、まず剥離シート30のうち剥離シート部分除去用スリット31から補助スリット33までの部分が小さな力で粘着シート20から引き剥がされる。このように一旦引き剥がしが開始されると、残りの部分はひき続いて容易に引き剥がし可能となるから、その後補助スリット33からラベル切り離し用スリット22までが引き剥がされる(図3参照)。
このようにして剥離シートの一部を剥離シート部分除去用スリットに沿って粘着シートから剥がし取っていくと、ラベル用シート10に1列に並んで形成された複数のラベル23について、剥離シート部分除去用スリット31に沿って剥離シート30を剥がし取ることができる。この結果、これらのラベル23は全て、剥離シート30に付着したまま、粘着剤層21の一部が露出する状態となる(図4参照)。
これらのラベル23を例えば封筒等に貼り付ける場合には、粘着剤層21の一部を露出させたラベル23のうち、剥離シート30が残存している部分を持ちながら、露出した粘着剤層21を所要の箇所に貼り付ける。その後、ラベル切り離し用スリット22に沿ってラベル23を粘着シート20から切り離しながら、剥離シート30の残部をラベル23から剥離し、粘着剤層21を露出させ、所要の箇所にラベル23を貼り付ける。複数のラベル23について上記と同様の作業を繰り返すことにより、連続的にラベル23を貼り付けることができる。
このように本実施形態では、補助スリット33を設けることにより、仮に剥離シートをスムースに剥離できなかった場合でも、ラベル23やラベル用シート10の一部を破ることなく確実に剥離シート30の一部を粘着シート20から剥離させることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を図5および図6によって説明する。
第1実施形態との相違は、剥離シート部分除去用スリット31が、剥離シート30の図1中の下端縁から上端縁にもっとも近い位置にあるラベル切り離し用スリット22と交差する位置まで設けられている点、および、剥離シート部分除去用スリット31の延長線上より図中左側に、粘着シート20及び剥離シート30の短辺側の端縁から、ラベル切り離し用スリット22と剥離シート部分除去用スリット31との交点にかけてミシン目11が形成されているところにある。なお、このミシン目11はラベル切り離し用スリット22近傍において曲線的に曲げられつつラベル切り離し用スリット22につながるように形成されている(図5参照)。
この他は前記第1実施形態と同様であるので、前記第1実施形態と同一部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
第2実施形態の作用及び効果を説明する。
粘着シート20及び剥離シート30の一方の短辺に形成されたミシン目11の左右両側を指で摘んでミシン目11を開くようにして引っ張ると、粘着シート20及び剥離シート30はミシン目11に案内されて切断される。このとき、ミシン目11は曲線的に曲げられつつラベル切り離し用スリット22とつながるように形成されているため、ミシン目11の切断に伴うラベル用シート10の切断方向を、剥離シート30を粘着シート20から剥離させる方向に向けて徐々に変化させることができ、これにより、剥離シート30の一部除去作業がスムースに開始される。
しかも、剥離シート30に、ラベル切り離し用スリット22と交差する位置に剥離シート部分除去用スリット31に沿って延びる補助スリット33が形成されているから、上記実施形態と同様に、思わぬ場所が破れてしまう可能性を低減させることができる。
なお、その他の作用及び効果については第1実施形態と同様であるため重複する説明を省略する。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態を図7ないし図9によって説明する。
本実施形態のラベル用シート10は、粘着シート20の縦横にラベル切り離し用スリット22を形成することによりラベル23を構成したものであり、上記実施形態とは異なり、ラベル用シート10の周縁部にラベル23以外の余白領域は設けられていない。剥離シート30には、ラベル23の図中右寄り位置に、ラベル用シート10の長辺方向に沿って延びる剥離シート部分除去用スリット31が、一方の端縁から他方の端縁にかけて上下に延びるように形成されている。このうち、シート10の中央部側の剥離シート部分除去用スリット31の一方(図中、上部)の端縁近傍は、縦(上下)に延びるラベル切り離し用スリット22に向かう傾斜部34とされており、その傾斜部34の上端において縦のラベル切り離し用スリット22と交差する位置に到達している。そして、その交差点から剥離シート30の上端縁までの間は、スリットが形成されていない破断可能な連続部35とされている。
さらに、この剥離シート部分除去用スリット31の図中右側の、横(左右)に延びるラベル切り離し用スリット22と交差する位置には、剥離シート部分除去用スリット31に沿った方向に延びる補助スリット33が形成されている。
次に、本実施形態のラベル用シート10の作用及び効果について説明する。
図中右側の列のラベル23を使用する際には、ラベル用シート10の右上位置から下方に向けて剥離シート30の一部を剥離シート部分除去用スリット31によって引き剥がし、粘着シート20の粘着剤層21の一部を露出させることにより、ラベル23を剥離シート30から剥がし易くする。また、図中左列のラベル23を使用する際には、ラベル用シート10の長辺方向に延びるラベル切り離し用スリット22の両側を指で摘んでラベル切り離し用スリット22を開くようにして引っ張ると、剥離シート30の連続部35が破断され、その勢いで傾斜部34が切り離され、さらに剥離シート部分除去用スリット31に沿って剥離シート30の一部が除去される。これにより粘着シート20の粘着剤層21の一部が露出され、ラベル23を剥離シート30から剥がし易くなる。
このように、ラベル用シート10の周縁部にラベル23以外の余白領域が設けられていない場合でも、ラベル23の一部を破ることなく、剥離シート30の一部を除去することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記した実施形態では、同じ長さの補助スリットを等間隔で設ける構成としたが、長さや間隔は自由に設定することができる。また、補助スリットは、上記実施形態のように断続的でなく、連続的に形成してもよい。
(2)上記第3実施形態では、傾斜部34を直線状としたが、曲線状としてもよい。
(3)また、上記各実施形態では、剥離シート部分除去用スリットはシートの右端寄りに設けたが、これに限らず、シートの左端寄りに設けてもよく、その場合においてミシン目11を剥離シート部分除去用スリットからずらして設けるときには、右寄りにずらすことが望ましい。
(4)また、いずれのタイプの実施形態にあっても、ラベルが3列以上形成されるようにラベル切り離し用スリットを設けてもよい。
第1実施形態のラベル用シートの平面図 第1実施形態のラベル用シートの部分拡大平面図 第1実施形態において、ミシン目を切り離して剥離用シートを剥がし取る際のラベル用シートの部分拡大斜視図 第1実施形態において、剥離用シートを剥がし取った後のラベル用シートの平面図 第2実施形態のラベル用シートの部分拡大平面図 第2実施形態において、ミシン目を切り離して剥離用シートを剥がし取る際のラベル用シートの部分拡大斜視図 第3実施形態のラベル用シートの平面図 第3実施形態のラベル用シートの部分拡大平面図 第3実施形態のラベル用シートを剥離シート側から見た部分拡大断面図 従来のラベル用シートの平面図 従来において、ミシン目を切り離して剥離用シートを剥がし取る際のラベル用シートの部分拡大斜視図 従来において、剥離用シートを剥がし取った後のラベル用シートの平面図 従来においてラベルの一部が破れた状態の部分拡大斜視図
符号の説明
10…ラベル用シート
11…ミシン目
20…粘着シート
21…粘着剤層
22…ラベル切り離し用スリット
23…ラベル
30…剥離シート
31…剥離シート部分除去用スリット
32…補助スリット
33…補助スリット
34…傾斜部
35…連続部

Claims (4)

  1. 粘着剤層を有した粘着シートを、その粘着剤が剥離シートに接するように重ねてなり、前記粘着シートに、その一部を切り離して所要の箇所に貼り付けて使用するためのラベル切り離し用スリットが複数並べて形成されたラベル用シートであって、
    前記剥離シートに、前記ラベル切り離し用スリットによって囲まれる複数の領域を連続的に縦断するように前記剥離シートの一方の端縁から他方の端縁にかけて剥離シート部分除去用スリットが形成されており、その剥離シート部分除去用スリットから前記剥離シートの一部を除去することで前記粘着シートの粘着剤層のうち前記ラベル切り離し用スリットにより囲まれた領域の一部を露出させうるようにしたものにおいて、
    前記粘着シートに、前記ラベル切り離し用スリットによって囲まれた領域以外の領域にあって、前記剥離シート部分除去用スリットに重ねて、前記粘着シートの端縁と前記ラベル切り離し用スリットとをつなぐミシン目を形成し、
    前記剥離シートのうち前記剥離シート部分除去用スリットから切り離されて除去される領域内に、少なくとも前記ラベル切り離し用スリットと交差する位置に前記剥離シート部分除去用スリットに沿って延びる補助スリットを形成したことを特徴とするラベル用シート。
  2. 粘着剤層を有した粘着シートを、その粘着剤が剥離シートに接するように重ねてなり、前記粘着シートに、その一部を切り離して所要の箇所に貼り付けて使用するためのラベル切り離し用スリットが複数並べて形成されたラベル用シートであって、
    前記剥離シートに、その一方の端縁から前記ラベル切り離し用スリットのうち前記端縁とは反対側の端縁に最も近い位置にある前記ラベル切り離し用スリットと交差する位置まで剥離シート部分除去用スリットが形成されており、その剥離シート部分除去用スリットから前記剥離シートの一部を除去することで前記粘着シートの粘着剤層のうち前記ラベル切り離し用スリットにより囲まれた領域の一部を露出させうるようにしたものにおいて、
    前記粘着シート及び前記剥離シートに、前記ラベル切り離し用スリットによって囲まれた領域以外の領域のうち前記一方の端縁とは反対側の端縁に最も近い位置において、前記剥離シート部分除去用スリットに連なるようにミシン目を形成し、
    前記剥離シートのうち前記剥離シート部分除去用スリットから切り離されて除去される領域内に、少なくとも前記ラベル切り離し用スリットと交差する位置に前記剥離シート部分除去用スリットに沿って延びる補助スリットを形成したことを特徴とするラベル用シート。
  3. 前記粘着シート及び前記剥離シートに形成された前記ミシン目は、前記剥離シート部分除去用スリットの延長線上に対してずれた位置に形成されているとともに、前記ラベル切り離し用スリットの近傍において曲線的に曲げられて前記ラベル切り離し用スリットおよび剥離シート部分除去用スリットとの交点に連続されていることを特徴とする請求項2に記載のラベル用シート。
  4. 粘着剤層を有した粘着シートを、その粘着剤が剥離シートに接するように重ねてなり、前記粘着シートに、縦横にラベル切り離し用スリットを形成することで、そのラベル切り離し用スリットによって囲まれた領域をラベルとして切り離すことができるようにしたラベル用シートであって、
    前記剥離シートには、前記ラベル切り離し用スリットのうち縦方向に形成されたものに対して所定間隔を隔てて沿うように、前記剥離シートの一方の端縁から他方の端縁にかけて剥離シート部分除去用スリットが形成されており、その剥離シート部分除去用スリットから前記剥離シートの一部を除去することで前記粘着シートの粘着剤層のうち前記ラベル切り離し用スリットにより囲まれた領域の一部を露出させうるようにしたものにおいて、
    前記剥離シート部分除去用スリットは、前記一方の端縁近傍において前記縦方向のラベル切り離し用スリットに接近する傾斜部を有すると共に、その傾斜部の先端において前記ラベル切り離し用スリットとの交差点から前記剥離シートの端縁との間にはスリットが形成されていない破断可能な連続部を有しており、
    前記剥離シートのうち前記剥離シート部分除去用スリットから切り離されて除去される領域内に、少なくとも前記ラベル切り離し用スリットのうち横方向に形成されたものと交差する位置に前記剥離シート部分除去用スリットに沿って延びる補助スリットを形成したことを特徴とするラベル用シート。
JP2006126702A 2006-04-28 2006-04-28 ラベル用シート Active JP4730665B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006126702A JP4730665B2 (ja) 2006-04-28 2006-04-28 ラベル用シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006126702A JP4730665B2 (ja) 2006-04-28 2006-04-28 ラベル用シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007298752A true JP2007298752A (ja) 2007-11-15
JP4730665B2 JP4730665B2 (ja) 2011-07-20

Family

ID=38768291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006126702A Active JP4730665B2 (ja) 2006-04-28 2006-04-28 ラベル用シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4730665B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011069968A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Panasonic Electric Works Co Ltd 台紙付ラベル
JP2011519066A (ja) * 2008-04-24 2011-06-30 エイベリ・デニソン・コーポレイション 剥離可能なラベル付きのシート及び関連方法
JP7160542B2 (ja) 2018-03-16 2022-10-25 コクヨ株式会社 シート積層体

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001051604A (ja) * 1999-08-17 2001-02-23 Sato Corp ラベル連続体
JP2004354474A (ja) * 2003-05-27 2004-12-16 Hisago Kk ラベル用シート
JP2006091779A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Kokuyo Co Ltd ラベルシート
JP2006514335A (ja) * 2003-02-28 2006-04-27 エイベリィ デニスン コーポレイション ラベルの取外しが容易なラベル・シート

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001051604A (ja) * 1999-08-17 2001-02-23 Sato Corp ラベル連続体
JP2006514335A (ja) * 2003-02-28 2006-04-27 エイベリィ デニスン コーポレイション ラベルの取外しが容易なラベル・シート
JP2004354474A (ja) * 2003-05-27 2004-12-16 Hisago Kk ラベル用シート
JP2006091779A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Kokuyo Co Ltd ラベルシート

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011519066A (ja) * 2008-04-24 2011-06-30 エイベリ・デニソン・コーポレイション 剥離可能なラベル付きのシート及び関連方法
JP2013164625A (ja) * 2008-04-24 2013-08-22 Avery Dennison Corp 剥離可能なラベル付きのシート及び関連方法
JP2011069968A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Panasonic Electric Works Co Ltd 台紙付ラベル
JP7160542B2 (ja) 2018-03-16 2022-10-25 コクヨ株式会社 シート積層体

Also Published As

Publication number Publication date
JP4730665B2 (ja) 2011-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060147668A1 (en) Label sheet
JP5723411B2 (ja) 剥離可能なラベル付きのシート及び関連方法
JP4785050B2 (ja) ラベルシート
CA2512250C (en) Label sheet design for easy removal of labels
JP2006008154A (ja) 易開封性包装体
US20070187949A1 (en) Sheet-backed label assembly
JP2008044248A (ja) 分離構造
KR20060051645A (ko) 개봉 용이성 포장체
JP4730665B2 (ja) ラベル用シート
JP3773503B2 (ja) ラベル用シート
JP4197697B2 (ja) ラベルシート
JP3190574B2 (ja) プリンタ用ラベルシート
JP2007199140A (ja) 連続ラベルシート
JP4883781B2 (ja) ラベルシート
JP5426981B2 (ja) 台紙付ラベル
JP2007233242A (ja) 携帯プリンタ用連続ラベル用紙
JP5592149B2 (ja) 分離シート
JP4113248B1 (ja) 粘着テープ易開封性段ボール箱
JP2011189681A (ja) プリント用シート
JP3645034B2 (ja) タブ付き再剥離ラベル構造体
JPH09240660A (ja)
JP2009276474A (ja) 剥離紙付き粘着ラベル
JP7160542B2 (ja) シート積層体
JP2014240290A (ja) 分離構造
JP4630170B2 (ja) プリント用分離シート

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070921

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090424

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20091027

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091027

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110407

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4730665

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250