JP2006347017A - 射出成形機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 型締めプレートにより型締めを行い、型開き/エジェクト手段によって型開閉を行う構成をとる、ロータリテーブルを備えた縦型型締め式の射出成形機において、機械式安全装置を効率的に設けること。
【解決手段】 安全ドアの開放/閉塞に応じて回動する傾動バーを設けて、この傾動バーにより、型締めプレートと一体のロック用バーを係止するための係止レバーの動作と、型開き/エジェクト手段と一体のロック用ブロックを係止するための係止バー部材の動作とを、合わせて制御するように構成する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、回転テーブル上に固定金型と可動金型との組を複数搭載した縦型締め式の射出成形機に係り、特に、このような縦型締め式の射出成形機における機械式の安全装置にかかわる技術に関する。
固定プレートに回転可能であるように保持された回転テーブル上に、固定金型と可動金型との組を複数配置(例えば、4組配置)すると共に、固定金型に対して可動金型を所定量上下動可能なように構成し、射出ユニットに対向する回転停止位置(射出位置)におかれた1組の金型に対して型締めプレートにより型締め力を付与して、この型締め力を付与された状態の金型中に、射出ユニットによって溶融樹脂を射出・充填するようにした、射出成形機は公知である(特許文献1参照)。
上記のような構成をとる射出成形機は、回転テーブルを間欠回転させて、射出位置におかれた金型に対して順次射出充填を行うと共に、型開き位置において、可動金型を固定金型から上昇させて型開きを行い、成形品の取り出しを順次行うようにしているので、インサート成形を行う際の生産性に優れたものとなる。そして、この種の射出成形機においては、可動金型は型締めプレートに搭載されず、型締め駆動源で駆動される型締めプレートは、可動金型に対して型締め力を付与する機能を担うのみであるので、可動金型を固定金型から上昇させる型開き動作は、別途、型開き/エジェクト駆動源で駆動される型開き/エジェクト手段によって行われる。
ところで、この種の縦型締め式の射出成形機においては、型締めプレートが上下動する空間の一面には開閉可能な安全ドアが設けられており、インサート物品の載置・位置決めや、金型交換時や、点検・補修時や、その他の必要時には、安全ドアを開放できるようになっている。そして、安全ドアには、機械式の安全装置(メカロック装置)が組み込まれており、この機械式の安全装置は、安全ドアを開放すると、型締めプレートの型閉じ方向への移動を機械的に禁止(ロック)する構成となっている。
特開平11―105060号公報
従来のロータリテーブルを備えた縦型締め式の射出成形機においては、安全ドアを開けると、型締めプレートの型閉じ方向への移動を機械的にロックするようになってはいるが、安全ドア開放時に、型開き/エジェクト手段によって制御される型開きや型閉じの動作を、機械的にロックする技術の具体例については知られていない。ましてや、安全ドア開放時に、型開き/エジェクト手段によって制御される型開きや型閉じの動作を、如何に効率的に機械的にロックするように構成するかについては、これに考慮が払われた技術は知られていない。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、型締めプレートにより型締めを行い、型開き/エジェクト手段によって型開閉を行う構成をとる、ロータリテーブルを備えた縦型締め式の射出成形機において、機械式安全装置を効率的に設けるようにすることにある。
本発明は上記した目的を達成するため、
固定配置された固定プレートと、該固定プレート上に回転可能であるように保持された回転テーブルと、該回転テーブル上に等角度配置された複数の固定金型と、該各固定金型上に載置される共に、固定金型に対して所定量上下動可能である複数の可動金型と、前記固定プレートの下側に配置されて固定プレートに対して上下動可能なテールストックと、該テールストックに搭載され該テールストックを上下動させる駆動源である型締め駆動源と、前記固定プレートの上側に配置されて固定プレートに対して上下動可能であると共に、前記回転テーブル上の1組の金型に対して型締め力を付与する型締めプレートと、該型締めプレートと前記テールストックとを一体に上下動するように結合したタイバーと、前記固定プレートに搭載された型開き/エジェクト用駆動源と、該型開き/エジェクト用駆動源の駆動力で前記固定プレートに対して上下駆動され、前記回転テーブル上の1組の金型の可動金型を型開きすると共に、型開きされた金型からの成形品の突き出しを行う型開き/エジェクト手段と、前記固定プレートの上側の空間の一面に設けられた開閉可能な安全ドアとを、備えた射出成形機において、
その一端を回動可能に保持されその他端を前記安全ドアと当接可能とされる共に、バー用バネにより所定方向の回動習性を付与されて、前記安全ドアが閉じられた状態では前記バー用バネのバネ力に抗した回動位置を保持される傾動バーと、
固定された部材上に回転可能に取り付けられると共に、レバー用バネにより所定方向への回動習性を付与されて、前記安全ドアが閉じられた状態では前記傾動バーに押されて前記レバー用バネのバネ力に抗した非ロック状態をとる係止レバーと、
前記型締めプレートと一体となって上下動し、前記係止レバーが係合することが可能な複数の係止段部を設けたロック用バーと、
固定された部材に摺動可能に保持されると共に、前記傾動バーに結合されて傾動バーの回動に伴って傾動バーと一体となって移動する係止バー部材と、
前記型開き/エジェクト手段と一体となって上下動し、前記係止バー部材が係合することが可能な複数の係止段部を設けたロック用ブロックとを、
有し、
前記安全ドアを開いた状態では、前記バー用バネのバネ力によって回動した前記傾動バーが、前記係止レバーの前記非ロック状態を解除することで、前記レバー用バネのバネ力によって回動した前記係止レバーが、前記ロック用バーの係止段部に係合し、前記バー用バネのバネ力によって回動した前記傾動バーと一体となって移動した前記係止バー部材が、前記ロック用ブロックの係止段部に係合するように、構成する。
本発明によれば、安全ドアの開放/閉塞に応じて回動する傾動バーが、型締めプレートと一体のロック用バーを係止するための係止レバーの動作と、型開き/エジェクト手段と一体のロック用ブロックを係止するための係止バー部材の動作とを、合わせて制御するので、部品点数を削減できて、安全ドアを開放した際の、型締めプレートの型締め動作の禁止と型開き/エジェクト手段の動作の禁止とを行う、安全性に優れた機械式安全装置を、効率的に設けることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。図1〜図9は、本発明の一実施形態(以下、本実施形態と記す)による射出成形機に係り、本実施形態の射出成形機は、4組の金型を搭載した回転テーブルをもつ、縦型締め・横射出タイプのマシンである。
図1は、本実施形態の射出成形機の一部破断した正面図である。図1において、1はマシンベースフレーム、2は、電源系や制御回路系などを内蔵し、マシンベースフレーム1上に配置されたベース盤、3は、ベース盤2上に配置された横射出式の射出ユニット(射出系メカニズム)、4は、マシンベースフレーム1上に配置された縦型締め式の型締め(型開閉)ユニット(型締め(型開閉)メカニズム)である。
図2は、型締めユニット4の簡略化した正面から見た説明図である。図2おいて、5は、マシンベースフレーム1上に立設・固定された支持フレーム、6は、支持フレーム5や他の図示せぬ支持フレームに固定された、上面から見て略矩形の固定プレート、7は、固定プレート6上に回転可能であるように配置された、上面から見て円形の回転テーブル、8は、その固定側(内周側)を固定プレート6に固定され、その回転側(外周側)を回転テーブル7に固定されたロータリジョイント、9は、固定プレート6に取り付けられたテーブル回転用モータ(テーブル回転用電動サーボモータ)、10は、固定プレート6に配設され、テーブル回転用モータ9の回転を回転テーブル7に伝えて回転テーブル7を回転させる回転伝達機構である。
11は、回転テーブル7上に90°間隔で搭載された4組の金型で、各組の金型11は、回転テーブル7上に固定配置された固定金型12と、固定金型12上に載置される共に、固定金型12に対して所定量上下動可能である可動金型13とで構成されている。なお、図示していないが、固定金型12と可動金型13には案内ピンが挿通され、この案内ピンに沿って可動金型13は上下方向にのみ移動可能となっており、かつ、可動金型13は上昇限規制ストッパにより脱去不能なように構成されている。
14は、固定プレート6の下側に配置されて、固定プレート6に対して上下動可能なテールストック、15は、固定プレート6の上側に配置されて、固定プレート6に対して上下動可能な型締めプレート、16は、その一端をテールストック14に固定され、その他端を型締めプレート15に固定された3本のタイバーで、該タイバー16により、テールストック14と型締めプレート15とが一体となって上下動するように連結されている。3本のタイバー16のうち、回転テーブル7の回転中心に位置するタイバー16は、固定プレート6およびロータリジョイント8を挿通して上下方向に摺動可能となっており、残りの2本のタイバー16は、固定プレート6を挿通して上下方向に摺動可能となっている。
17は、テールストック14に搭載された型締め用モータ(型締め用電動サーボモータ)、18、その回転部(ここでは、例えばナット体)をテールストック14に回転可能に保持されたボールネジ機構で、型締め用モータ17の回転は、ボールネジ機構18の回転部に伝達され、これにより回転部に螺合したボールネジ機構18の直動部(ここでは、例えばボールネジ軸)が直線移動(ここでは、上下方向に移動)するようになっている。19は、固定プレート6の下面側とテールストック14の上面側との間に設けられた(固定プレート6の下面側とテールストック14の上面側とを連結した)公知のトグルリンク機構で、このトグルリンク機構19の力の入力端であるクロスヘッド19aが、型締め用モータ17の回転を直線運動に変換するボールネジ機構19の直動部により上下方向に駆動されることによって、折り畳み駆動または伸張駆動されるようになっている。なお、図示していないが、クロスヘッド19aは、廻り止め用の複数のガイド軸に沿って上下動するようになっている。
本実施形態では、トグルリンク機構19が伸張駆動されると、固定プレート6に対してテールストック14が下降駆動され、これと一体となってタイバー16、型締めプレート15が下降して、回転テーブル7上の後記する射出ポジションP1にある1組の金型11に対して型締め力を付与する型締めが行われるようになっている。また、トグルリンク機構19が折り畳み駆動されると、固定プレート6に対してテールストック14が上昇駆動され、これと一体となってタイバー16、型締めプレート15が上昇して、金型11(可動金型13)からの型締めプレート15の離間が行われるようになっている。
図3は、回転テーブル7と型締めプレート15などとの関係を示す上方から見た説明図である。回転テーブル7は、図3の矢印方向に90°づつ間欠回転駆動されるようになっており、射出ポジションP1において停止している金型11に対して、型締めプレート15によって型締めが行われ、この型締め状態にある金型11に対して、射出ユニット3により溶融樹脂の射出・充填が行われるようになっている。射出ユニット3は、公知のノズルタッチ/ノズルバック機構により、1ショット毎に前進と後退を行い、射出ユニット3が前進して、金型11のパーティングライン面近傍に設けられた樹脂注入口に射出ユニット3のノズルが押し付けられた状態で、型締め状態にある金型11のキャビティ内に溶融樹脂が射出充填される。そして、射出・充填後に、所定の保圧工程時間が経過すると、射出ユニット3は後退し、回転テーブル7の回転を阻害しない位置に退避するようになっている。また、このノズルバック動作と略同時期に、型締めプレート15の上昇駆動が行われ、同じく、回転テーブル7の回転を阻害しない位置に退避するようになっている。
射出ポジションP1で射出が終了した金型11は、回転テーブル7の90°回転で第1冷却ポジションP2をとり、回転テーブル7の次の90°回転で第2冷却ポジションP3をとり、回転テーブル7のさらに次の90°回転で型開き/エジェクトポジションP4をとるようになっている。型開き/エジェクトポジションP4には、後記する型開き/エジェクトプレート23などを含んで構成される型開き/エジェクト手段が配置されていて、この型開き/エジェクト手段によって、型開き/エジェクトポジションP4にある金型11の型開き(可動金型13の上昇動作)と、型開きされた金型11からの成形品の突き出し(ここでは、固定金型12からの成形品の突き出し)とが行われるようになっている。
型開き/エジェクトポジションP4にある金型11には、成形品取出し機20が対向配置されていて、この成形品取出し機20の前後進可能な取り出しアームが、後記する背面カバー33に設けられた窓34を通して回転テーブル7の上の空間に入り込んで、金型11から突き出された成形品を受け取り、これを窓34を通してマシン(射出成形機)外に持ち出し、持ち出された成形品は所定の製品置き場に載置されるようになっている。
図4は、型開き/エジェクト手段の構成を簡略化して示す説明図である。図4において、21は、固定プレート6に取り付けられた型開き/エジェクト用モータ(型開き/エジェクト用電動サーボモータ)、22は、その回転部(ここでは、例えばナット体)を固定プレート6に回転可能に保持されたボールネジ機構で、型開き/エジェクト用モータ21の回転は、ボールネジ機構22の回転部に伝達され、これにより回転部に螺合したボールネジ機構22の直動部(ここでは、例えばボールネジ軸)が直線移動(ここでは、上下方向に移動)するようになっている。23は、固定プレート6の下側において所定量だけ上下動可能であるように配置された型開き/エジェクトプレートで、この型開き/エジェクトプレート23には、ボールネジ機構22の直動部の端部が固定されており、型開き/エジェクト用モータ21の駆動力で、型開き/エジェクトプレート23が上昇駆動もしくは下降駆動されるようになっている。
型開き/エジェクトプレート23は、固定プレート6に垂下・固定された複数のガイドピン24に沿って上下動するようになっており、この型開き/エジェクトプレート23には、第1型開きピン25と第1エジェクトピン26とが立設・固定されている。第1型開きピン25および第1エジェクトピン26は、固定プレート6並びに回転テーブル7の貫通穴内を挿通して、型開き/エジェクトポジションP4にある金型11の固定金型12内を上下動可能とされている。固定金型13内には、所定量だけ上下動可能とされた第2型開きピン27と第2エジェクトピン28とが設けられており、第2型開きピン27は第1型開きピン25により押し上げ駆動可能となっており、第2エジェクトピン28は第1エジェクトピン26により押し上げ駆動可能となっている。
図4に示す構成において、型開き/エジェクトポジションP4にある金型11を型開きするタイミングとなると、型開き/エジェクト用モータ21の駆動力により型開き/エジェクトプレート23が上昇駆動され、これにより、まず、第1型開きピン25が第2型開きピン27に当接して、この当接後は、第1型開きピン25が第2型開きピン27を押し上げて、可動金型13を上昇させる型開きが行われる。可動金型13が所定量だけ上昇すると、次に、第1エジェクトピン26が第2エジェクトピン28に当接して、この当接後は、第1エジェクトピン26が第2エジェクトピン28を押し上げて、固定金型12からの成形品29の突き出しが行われ、この間も、可動金型13は、成形品29の突き出し分だけ上昇駆動される。そして、成形品29の突き出し完了後、型開き/エジェクト用モータ21の駆動は停止され、突き出された成形品29は、成形品取出し機20により取り出される。
この後、後記する安全ドア31を開放して、作業者がインサート成形のためのインサート物品を、型開きされた状態の金型11の固定金型12上に載置・位置決めする場合には、インサート物品を載置・位置決め後に作業者が安全ドア31を閉じることにより、型閉じが開始される。型閉じ工程では、型開き/エジェクト用モータ21の駆動力により型開き/エジェクトプレート23が下降駆動され、これと一体となって第1型開きピン25および第1エジェクトピン26も下降する。これにより、可動金型13は自重で降下して、可動金型13で押された第2型開きピン27と第2エジェクトピン28も下降する。なお、成形品取出し機20による成形品29の取り出し後に、作業者が安全ドア31の開閉操作を行わない場合には、成形品取出し機20による取り出しが完了すると、上記の型閉じが行われる。
図5は、型締めユニット4における型開き/エジェクトポジションP4に対応する面に設けられた安全ドアを示す図であり、図1における型締めユニット4の背面側の上半分に相当する図である。なお、図5においては、金型11の図示を割愛してある。図5において、31は、固定プレート6の上側の空間の背面に設けられたスライド開閉式(引き戸式)の安全ドアであり、取っ手31aなどが設けられている。また、32は支持フレーム、33は背面カバー、34は、成形品取出し機20の前後進可能な取り出しアームを通過可能とする前記した窓である。
上記の安全ドア31には、安全ドア31を閉じ切った際に、このドア閉じ(ドア閉塞)状態を保持するためのマグネットロック手段(永久磁石を用いた吸着ロック手段)、あるいは、バネ圧による挟持力を利用したロック手段などが設けられている。そして、ドア閉じ状態では、安全ドア31は振動や多少の衝撃ではドアが開かないように保持されており、マシンの作業者がある程度の力で安全ドア31を開き操作することで、安全ドア31は開かれるようになっている。
図6は、型締めユニット4を背面側から見た要部説明図であり、図7は、図6を左側面から見た要部説明図であり、図6、図7においては、下側の外筐を構成するカバー板は取り外して示してある。図6、図7において、41は、その下端を、マシンベースフレーム1に設けた保持ブラケット42に回動可能に保持された傾動バーで、傾動バー41の上端には、安全ドア31の裏面側に設けられたブラケット31bが当接するローラ41aが軸支されている。この傾動バー41は、傾動バー41に設けた保持片41bと、マシンベースフレーム1に立設した保持台部材43とに、その端部をそれぞれ係止されたバネ(バー用バネ)44によって、図6で右旋(時計回り方向)の回動習性を付与されている。そして、安全ドア31が閉じられた状態では、安全ドア31のブラケット31bに、そのローラ41aを押された傾動バー41は、バネ44のバネ力に抗した左旋回動位置を保持されるようになっている。
45は、保持台部材43にその先端側を水平方向に摺動可能なように保持された係止バー部材で、その基端部を傾動バー41の保持片41bに一体に連結されており、傾動バー41が回動するすると、これと一体となって係止バー部材45が図6で左右方向に移動するようになっている。46は、前記した型開き/エジェクトプレート23と一体となって上下動するロック用ブロックで、係止バー部材45の先端の係合部45aが嵌り込むことが可能に複数の係止段部46aが設けられている。そして、ロック用ブロック46の係止段部46aに係止バー部材45の係合部45aが嵌り込んだ状態では、型開き/エジェクトプレート23(すなわち可動金型13)は、上下動が不能であるようにメカロックされるようになっている。
図8は、固定プレート6上の要部構成を上から見た図であり、図6の固定プレート6の左側手前の構成を示している。図8において、51は、固定プレート6上に軸支部51aを回転中心として回転可能であるように配置された係止レバー、52は、係止レバー51に、図8において左旋方向(反時計回り方向)の回動習性を付与するバネ(レバー用バネ)、53は、安全ドア31が開いたときに係止レバー51が所定量だけ回動したことを確認するための動作確認スイッチである。係止レバー51には、傾動バー41と当接可能なバー係合部51bが設けられており、安全ドア31が閉じられた状態では、そのバー係合部51bを傾動バー41に押された係止レバー51は、バネ52のバネ力に抗した右旋回動位置(図8で2点鎖線図示の状態)を保持されるようになっている(非ロック状態を保持されるようになっている)。また、係止レバー51には、前記型締めプレート15に懸下・固定されたロック用バー54の係止段部に嵌り込むことが可能な係合部51cが設けられており、傾動バー41による係止レバー51の非ロック状態が解除されると、ロック用バー54の係止段部に係止レバー51の係合部51cが嵌り込むようになっている。なお、図8において、6aは、傾動バー41が遊挿され、傾動バー41に所定量の回動を許容するように、固定プレート6に穿設された貫通穴である。
図9は、型締めプレート15から垂下したロック用バー54などを示す要部説明図であり、型締めユニット4の要部を右側面から見た図となっている。図9に示すように、型締めプレート15にはロック用バー54が懸下・固定されおり、型締めプレート15と一体となって上下動するロック用バー54の通過を許容する貫通穴6bが、固定プレート6に穿設されている。ロック用バー54には、係止レバー51の係合部51cが嵌り込むことが可能な複数の係止段部54aが設けられており、ロック用バー54の係止段部54aに係止レバー51の係合部51cが嵌り込んだ状態では、型締めプレート15は下方向への移動が不能であるようにメカロックされるようになっている。
図6から図9に示す構成において、安全ドア31が閉じられて、安全ドア31が前記したドア閉じロック手段によってドア閉じ(ドア閉塞)状態を維持されている際には、安全ドア31によって傾動バー41はバネ44のバネ力に抗した回動位置を保持されており、このとき、傾動バー41と連結された係止バー部材45の係合部45aは、ロック用ブロック46から離間した位置にあり(非ロック状態にあり)、傾動バー41にそのバー係合部51b押された係止レバー51の係合部51cは、ロック用バー54から離間した位置にある(非ロック状態にある)。
上記したドア閉じ状態から安全ドア31が所定量以上開かれると、安全ドア31のブラケット31bが傾動バー41のローラ41aから離れ、これによって、傾動バー41はバネ44のバネ力で図6において右旋する。この傾動バー41の回動によって、傾動バー41の移動と一体となって摺動する係止バー部材45が、図6において右方向に移動して、係止バー部材45の係合部45aがロック用ブロック46の係止段部46aに嵌り込んで、型開き/エジェクトプレート23(可動金型13)の上下方向への移動が不能であるようにメカロックする。また、上記の傾動バー41の回動によって、非ロック状態を解除された係止レバー51が、バネ52のバネ力によって図8において左旋して、係止レバー51の係合部51cがロック用バー54の係止段部54aに嵌り込んで、型締めプレート15の下方向への移動が不能であるようにメカロックする。
このように本実施形態では、安全ドア31の開放/閉塞に応じて回動する傾動バー41が、型締めプレート15と一体のロック用バー54を係止するための係止レバー51の動作と、型開き/エジェクトプレート23と一体のロック用ブロック46を係止するための係止バー部材45の動作とを、合わせて制御するので、部品点数を削減できて、安全ドア31を開放した際の、型締めプレートの型締め動作の禁止と型開き/エジェクト手段の動作の禁止とを行う、安全性に優れた機械式安全装置を、効率的に設けることができる。
本発明の一実施形態に係る射出成形機の一部破断した正面図である。 本発明の一実施形態に係る射出成形機における、型締めユニットの簡略化した正面から見た説明図である。 本発明の一実施形態に係る射出成形機における、回転テーブルと型締めプレート等との関係を示す上方から見た説明図である。 本発明の一実施形態に係る射出成形機における、型開き/エジェクト手段の構成を簡略化して示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る射出成形機の型締めユニットにおける、型開き/エジェクトポジションに対応する面に設けられた安全ドアを示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る射出成形機における、型締めユニットを背面側から見た要部説明図である。 図6を左側面から見た要部説明図である。 本発明の一実施形態に係る射出成形機における、固定プレート上の要部構成を上から見た説明図である。 本発明の一実施形態に係る射出成形機における、型締めプレートから垂下したロック用バーなどを示す要部説明図である。
符号の説明
1 マシンベースフレーム
2 ベース盤
3 横射出式の射出ユニット(射出系メカニズム)
4 縦型締め式の型締め(型開閉)ユニット(型締め(型開閉)メカニズム)
5 支持フレーム
6 固定プレート
6a 貫通穴
6b 貫通穴
7 回転テーブル
8 ロータリジョイント
9 テーブル回転用モータ(テーブル回転用電動サーボモータ)
10 回転伝達機構
11 金型
12 固定金型
13 可動金型
14 テールストック
15 型締めプレート
16 タイバー
17 型締め用モータ(型締め用電動サーボモータ)
18 ボールネジ機構
19 トグルリンク機構
19a クロスヘッド
P1 射出ポジション
P2 第1冷却ポジション
P3 第2冷却ポジション
P4 型開き/エジェクトポジション
20 成形品取出し機
21 型開き/エジェクト用モータ(型開き/エジェクト用電動サーボモータ)
22 ボールネジ機構
23 型開き/エジェクトプレート
24 ガイドピン
25 第1型開きピン
26 第1エジェクトピン
27 第2型開きピン
28 第2エジェクトピン
29 成形品
31 安全ドア
31a 取っ手
31b ブラケット
32 支持フレーム
33 背面カバー
34 窓
41 傾動バー
41a ローラ
41b 保持片
42 保持ブラケット
43 保持台部材
44 バネ(バー用バネ)
45 係止バー部材
45a 係合部
46 ロック用ブロック
46a 係止段部
51 係止レバー
51a 軸支部
51b バー係合部
51c 係合部
52 バネ(レバー用バネ)
53 動作確認スイッチ
54 ロック用バー
54a 係止段部

Claims (1)

  1. 固定配置された固定プレートと、該固定プレート上に回転可能であるように保持された回転テーブルと、該回転テーブル上に等角度配置された複数の固定金型と、該各固定金型上に載置される共に、固定金型に対して所定量上下動可能である複数の可動金型と、前記固定プレートの下側に配置されて固定プレートに対して上下動可能なテールストックと、該テールストックに搭載され該テールストックを上下動させる駆動源である型締め駆動源と、前記固定プレートの上側に配置されて固定プレートに対して上下動可能であると共に、前記回転テーブル上の1組の金型に対して型締め力を付与する型締めプレートと、該型締めプレートと前記テールストックとを一体に上下動するように結合したタイバーと、前記固定プレートに搭載された型開き/エジェクト用駆動源と、該型開き/エジェクト用駆動源の駆動力で前記固定プレートに対して上下駆動され、前記回転テーブル上の1組の金型の可動金型を型開きすると共に、型開きされた金型からの成形品の突き出しを行う型開き/エジェクト手段と、前記固定プレートの上側の空間の一面に設けられた開閉可能な安全ドアとを、備えた射出成形機において、
    その一端を回動可能に保持されその他端を前記安全ドアと当接可能とされる共に、バー用バネにより所定方向の回動習性を付与されて、前記安全ドアが閉じられた状態では前記バー用バネのバネ力に抗した回動位置を保持される傾動バーと、
    固定された部材上に回転可能に取り付けられると共に、レバー用バネにより所定方向への回動習性を付与されて、前記安全ドアが閉じられた状態では前記傾動バーに押されて前記レバー用バネのバネ力に抗した非ロック状態をとる係止レバーと、
    前記型締めプレートと一体となって上下動し、前記係止レバーが係合することが可能な複数の係止段部を設けたロック用バーと、
    固定された部材に摺動可能に保持されると共に、前記傾動バーに結合されて傾動バーの回動に伴って傾動バーと一体となって移動する係止バー部材と、
    前記型開き/エジェクト手段と一体となって上下動し、前記係止バー部材が係合することが可能な複数の係止段部を設けたロック用ブロックとを、
    有し、
    前記安全ドアを開いた状態では、前記バー用バネのバネ力によって回動した前記傾動バーが、前記係止レバーの前記非ロック状態を解除することで、前記レバー用バネのバネ力によって回動した前記係止レバーが、前記ロック用バーの係止段部に係合し、前記バー用バネのバネ力によって回動した前記傾動バーと一体となって移動した前記係止バー部材が、前記ロック用ブロックの係止段部に係合することを特徴とする射出成形機。
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