JP3619487B2 - 射出吹込成形機における中間金型の割型開閉装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、口部にネジ等の突起部を有するプラスチック容器の射出吹込成形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】
射出吹込成形機は従来から公知である。図6および図7は従来から公知の射出吹込成形装置の概略説明図で図6は金型が型開状態の正面図。図7は型締状態の部分断面斜視図である。図において1は固定プラテン、2は固定プラテンに取り付けられている射出用の固定金型、3はタイバー4に挿通し案内される支持枠であって、該支持枠3には中間金型6が油圧モータ等の回転装置5で回転可能に軸支されている。
【0003】
図6および図7において、中間金型6の左右両面に夫々複数個のコア金型7、7、・・が突設されている。8は中間金型の支軸、9、9は固定プラテン1に設置されている支持枠3の駆動用シリンダで油圧又は空圧シリンダである。
【0004】
10はトグル機構11で駆動される可動プラテン。12は可動プラテン10に取り付けられている吹込用の可動金型であって、該金型12はシリンダ13で開閉動作する割型に形成されている。14はホットランナ、15は射出装置である。
【0005】
上記装置で射出吹込成形するには油圧シリンダ9、9を駆動して支持枠3を固定金型2の方向へ引き寄せ、支持枠3に取り付けられている中間金型6のコア金型7、7、・・を固定金型2のキャビティ内へ挿入するとともにトグル機構11を作動して可動プラテン10を中間金型6へ近接させ、可動プラテン10に取り付けている可動金型12内へ中間金型6の背面側に突設しているコア金型7、7、・・が挿入された状態で型締が行なわれる(図7)。
【0006】
次に、射出吹込成形方法について図8の概略説明図を参照して説明する。
金型が図8(a)の型締状態でコア金型7と固定金型2の空所に射出装置15から樹脂が充填されプリフォームPの射出成形が行なわれる。
樹脂が所定温度に冷却されると、可動プラテン10を元の位置へ後退させるとともに、シリンダ9、9を駆動して支持枠3を固定金型2から離脱させ型開き位置へと移動させる。射出成形されたプリフォームPはA側のコア金型7に装着されており、図8(b)に示す型開位置で油圧モータ5を作動して中間金型6を180度回転させる。
【0007】
再び支持枠3、可動プラテン10を移動させ、図8(c)に示す型締位置でプリフォームを装着しているA側コア金型7が吹込用の割型12内へ、B側コア金型7が固定金型2内へ挿入され、A側コア金型7の根元部から空気が噴出されて吹込成形が行なわれる。一方、B側コア金型7と固定金型2の空隙に樹脂が充填され射出成形が行なわれ、A側コア金型とB側コア金型の両面で吹込成形と射出成形が同時に行なわれる。
【0008】
吹込成形された成形品は図8(d)に示す型開位置でシリンダ13を駆動して吹込用割型12を開き取出され、プリフォームPを装着しているB側コア金型7が吹込金型12内へ、A側コア金型7が再度固定金型2内へと夫々挿入され、射出吹込成形作業が反復して行なわれる。
【0009】
上記の説明は口部にネジを有しない容器を成形する場合であるが、ネジ付容器を成形する場合は、中間金型にネジ部を形成させるための割金型を設ける必要があり、更に、割金型の開閉機構を設ける必要があるが、該開閉機構の動力源となる油圧シリンダ等を中間金型内へ設置すると中間金型が大型化し設備全体が大型化し、設置スペース、設備費等において問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ネジ付容器成形用射出吹込成形機の中間金型に設置する割型開閉機構を簡単な構造にし、摺動および回転運動する中間金型を極力簡単な構造にするとともに、小型化することを目的とするのである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
中間金型6の両面に配設したコア金型7、7・・の周囲に配設したプリフォームPの口部成形用の割金型20a、20bを、固定金型2側に配設された駆動装置により中間金型6に配設された動力伝達機構を介して開閉可能としたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる中間金型の割型開閉装置の実施形態について図1ないし図5を参照して説明する。図1は固定金型、中間金型、可動金型の型締状態を示す要部説明図で、図中上半部は正面図、下半部は平面図をそれぞれ示している。
図2は型開開始時の状態を示す説明図、図3は可動金型の最後退位置を示す説明図、図4は中間金型を固定金型から離脱した状態を示す説明図、図5は中間金型を反転した状態を示す説明図である。
なお、図中公知の装置と同一部品には同一符号を付し説明の重複を省略する。
【0013】
本発明は割型開閉機構の駆動装置となるシリンダ装置(油圧又は空圧シリンダ)16を固定金型2側に設置したことである。
中間金型6は左右対称構造に作られており、中間金型6の左右両面即ち固定金型2および可動金型12の対向面にストリッパプレート17、17がスプリング装置18を介して夫々装着されている。19はストリッパプレート押圧ロッドで、該ロッド19の一端部は固定金型2に設置されたシリンダ装置16のピストンロッド16’の先端部に当接している。
【0014】
ストリッパプレート17、17はコア金型7、7を挿通しており、ストリッパプレート17には成形品のネジ付口部を成形するためのネジ付割金型20a、20bがスプリング装置21a、21b及びストリッパプレートに設けたレール22を介して摺動可能に連結されている。23は中間金型基体に植設されているカムブロックで、前記ネジ付割金型20a、20bと係合している。
なお、可動金型12はシリンダ装置13で開閉される割型12a、12bから形成されている。
【0015】
以下、本発明装置の作用について説明する。
図1に示す型締状態で固定金型2内でプリフォームPの射出成形が行なわれており、可動金型12内で吹込成形が同時に行なわれる。
上記の射出及び吹込成形作業が完了すると金型の型開きを開始する。
【0016】
先ず、固定金型1へ配設しているシリンダ装置16を作動し、ピストンロッド16’で中間金型6に設けた押圧ロッド19を図面で左方向への押出し作業を行なうと同時に型締装置11により可動プラテン10を後退させながらシリンダ装置13を作動して可動金型12の割型12a、12bを開く。
【0017】
図2に示すように、押圧ロッド19の押出し作業によってストリッパプレート17がスプリング装置18のバネに抗して左方向へ押出されると、カムブロック23によりネジ付割型20a、20bがスプリング装置21a、21bのバネに抗して型開し、成形品の口部から離隔される。
【0018】
そこで、可動プラテン10を更に後退させながら割型12a、12bを更に開き図3に示す可動側の最大型開位置で停止させる。
次にシリンダ9、9を作動させて支持枠3を移動させることにより中間金型6を固定金型2から離隔させるとピストンロッド16’で押圧していた押圧力が解除され、スプリング装置18のバネ力によりストリッパプレート17が元の位置へ戻されることによりネジ付割型20a、20bがスプリング装置21a、21bのバネ力により元の位置へ戻されて図4に示すように型閉じ状態となる。
【0019】
可動金型12で吹込成形された成形品は割型12a、12bの型開によて自重により離型するとシリンダ装置13を駆動して割型12a、12bを閉じるとともに、油圧モータ5を駆動して中間金型6を180度回転させるとプリフォームPを装着したコア金型7が可動金型の対向面に、成形品を離脱したコア金型7が固定金型の対向面に位置し図5の状態となる。
【0020】
しかして、シリンダ9、9を作動させて支持枠3を固定金型に向けて移動させるとともに、型締装置11を作動させて可動金型12を中間金型へ向けて移動させることによりコア金型7が固定金型2のキャビティ内へ、プリフォームPを装着したコア金型7が吹込成形用の可動金型12内へ夫々挿入型締され再び図1に示す状態となり、固定金型内でプリフォームPの射出成形が、同時に、可動金型内で吹込成形が行なわれ、かくして射出吹込成形作業が繰り返し行なわれる。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、中間金型に設けたネジ付割型開閉機構の駆動装置を固定金型側に配設し、バネ及びカム機構を採用したことにより中間金型の構造を単純化でき、装置全体を小型化できるので射出吹込成形機の設置面積を縮減できるとともに設備コストを低減できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる金型の要部の断面図で上半部は正面図を、下半部は平面図で型締状態を示す説明図。
【図2】同じく型開開始時の状態を示す説明図。
【図3】同じく可動金型の最後退位置の状態を示す説明図。
【図4】同じく中間金型を固定金型から離脱した状態を示す説明図。
【図5】同じく中間金型を反転した状態を示す説明図。
【図6】従来から公知の射出吹込成形機の概略説明図で一部断面正面図。
【図7】同上一部断面斜視図。
【図8】射出吹込成形作業の説明図。
【符号の説明】
1 固定プラテン 14 ホットランナ
2 固定金型 15 射出装置
3 支持枠 16 シリンダ装置
4 タイバー 16’ ピストンロッド
5 回転装置 17 ストリッパプレート
6 中間金型 18 スプリング装置
7、7・・ コア金型 19 押圧ロッド
8 支軸 20a ネジ付割金型
9 駆動用シリンダ 20b ネジ付割金型
10 可動プラテン 21a スプリング装置
11 型締装置(トグル機構) 21b スプリング装置
12 可動金型 22 レール
13 シリンダ 23 カムブロック
P プリフォーム
Claims (2)
- 固定金型と、両面に複数のコア金型を配設し回転及び摺動可能の中間金型と、可動金型からなる射出吹込成形機において、前記中間金型にプリフォームの口部成形用の割金型を前記コア金型の周囲に配設し、該割金型は固定金型側に配設された駆動装置により中間金型に配設された動力伝達機構を介して開閉可能としたことを特徴とする射出吹込成形機における中間金型の割型開閉装置。
- 固定金型(2)側に配設された駆動装置はシリンダ装置(16)であり、中間金型(16)に配設された動力伝達機構は、前記シリンダ装置(16)のピストンロッド(16’)で押圧される押圧ロッド(19)と、該押圧ロッド(19)によりスプリング装置(18)のバネに抗してコア金型の軸線方向に駆動されるストリッパプレート(17)と、該ストリッパプレート(17)にスプリング装置(21a)、(21b)を介して割金型(20a)、(20b)が摺動可能に装着されており、中間金型本体に植設されたカムブロック(23)に割金型(20a)、(20b)を係合させた構造であることを特徴とする請求項1記載の射出吹込成形機における中間金型の割型開閉装置。
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