JP2002001757A - 竪型射出成形機 - Google Patents

竪型射出成形機

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JP2002001757A
JP2002001757A JP2000190864A JP2000190864A JP2002001757A JP 2002001757 A JP2002001757 A JP 2002001757A JP 2000190864 A JP2000190864 A JP 2000190864A JP 2000190864 A JP2000190864 A JP 2000190864A JP 2002001757 A JP2002001757 A JP 2002001757A
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mold
positioning means
positioning
frame
mold clamping
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JP2000190864A
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Kazuya Takasaki
和也 高崎
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】テーブルを停止位置で正確に停止させることが
できるようにする。 【解決手段】フレーム11と、テーブルと、複数の下金
型21と、テーブルを回転させる駆動手段と、上プラテ
ン17と、下金型21と対向させて上プラテン17に取
り付けられた上金型22と、上プラテン17を進退さ
せ、型閉じ、型締め及び型開きを行う型締装置と、フレ
ーム11及びテーブルのうちの一方に配設された第1の
位置決め手段と、フレーム11及びテーブルのうちの他
方に、型締位置S1及び操作位置S2に置かれた下金型
21に対応させて配設され、第1の位置決め手段に当接
させられることによって下金型21の位置決めを行う第
2の位置決め手段とを有する。テーブルを回転させ、第
2の位置決め手段を第1の位置決め手段に当接させるだ
けで、テーブルを停止位置で正確に停止させることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、竪(たて)型射出
成形機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、竪型射出成形機においては、円形
の形状を有するテーブルが回転自在に配設され、該テー
ブルに取り付けられた下金型と、フレームより上方にお
いて、進退自在に配設された上金型とが対向させられる
ようになっている。そして、前記テーブルが回転させら
れることによって、前記下金型は、型締めを行うための
型締位置、及び成形品を取り出したり、インサートをセ
ットしたりするための操作位置を採るようになってい
る。
【0003】図2は従来の竪型射出成形機の正面図、図
3は従来の竪型射出成形機の平面図である。
【0004】図において、11はフレームであり、該フ
レーム11は、ベース12、該ベース12と所定の距離
を置いて配設された上板13、及び前記ベース12と上
板13との間に配設された側板14から成り、前記上板
13には、下プラテンとして機能し、円形の形状を有す
るテーブル16がフレーム11に対して回転自在に配設
される。また、前記上板13より上方において進退(図
2における上下方向に移動)自在に上プラテン17が、
上板13より下方において進退自在に支持プレートとし
てのトグルプレート18が配設され、前記上プラテン1
7とトグルプレート18とが3本のタイバー19によっ
て連結される。
【0005】そして、前記テーブル16の上面には、円
周方向における2箇所に、下金型21が取り付けられ、
前記テーブル16を回転させることによって、各下金型
21は、交互に、各タイバー19によって包囲された領
域内に設定された型締位置S1、及び前記領域外に設定
された操作位置S2を採る。そのために、前記フレーム
11の所定の位置にテーブル16用のモータ24が取り
付けられ、該モータ24の出力軸25に取り付けられた
駆動ギヤ26と、前記上板13の下面に前記タイバー1
9を包囲して取り付けられた従動ギヤ28とが噛(し)
合させられる。なお、前記駆動ギヤ26及び従動ギヤ2
8によって伝動機構が構成される。
【0006】前記モータ24を駆動することによって発
生させられた回転は、駆動ギヤ26及び従動ギヤ28を
介してテーブル16に伝達され、テーブル16が回転さ
せられ、下金型21が型締位置S1及び操作位置S2に
選択的に置かれる。なお、前記各下金型21は当ピッチ
角で、すなわち、互いに180度隔てて配設される。
【0007】また、前記上プラテン17の下面には、型
締位置S1に置かれた下金型21と対向させて上金型2
2が取り付けられ、前記下金型21及び上金型22によ
って金型装置が構成される。そして、前記上プラテン1
7を進退させることによって上金型22と下金型21と
を接離させ、前記金型装置の型閉じ、型締め及び型開き
を行うことができる。そのために、型締装置31が配設
され、該型締装置31は、トグルプレート18を進退さ
せるためのトグル機構29、該トグル機構29を作動さ
せるための図示されない型締め用のモータ等を備える。
【0008】次に、前記構成の竪型射出成形機の動作に
ついて説明する。
【0009】まず、前記モータ24を駆動してテーブル
16を回転させ、一方の下金型21が型締位置S1に、
他方の下金型21が操作位置S2に置かれる第1の停止
位置で、モータ24を停止させることによってテーブル
16を停止させる。続いて、前記型締め用のモータを駆
動してトグル機構29を作動させ、トグルプレート18
を後退(図2における下方に移動)させ、上プラテン1
7を前進(図2における下方に移動)させることによっ
て型閉じを行った後、トグル機構29によって型締力を
発生させ、該型締力によって前記上金型22を一方の下
金型21に押し付け、型締めを行う。この間、操作位置
S2において、前の工程で成形された成形品を他方の下
金型21から取り出すとともに、次の工程で成形を行う
ためのインサートを他方の下金型21にセットする。な
お、前記操作位置S2における上板13の下方には、前
記成形品を他方の下金型21から取り出すために、図示
されないエジェクト装置が配設され、該エジェクト装置
のエジェクタピンを前進させることによって前記他方の
下金型21から成形品が突き出される。
【0010】型締めが行われた金型装置においては、一
方の下金型21と上金型22との間に図示されないキャ
ビティ空間が形成され、図示されない射出装置の射出ノ
ズルから射出された成形材料としての樹脂が前記キャビ
ティ空間に充填(てん)される。そして、該キャビティ
空間内の樹脂が冷却されて成形品が成形されると、前記
型締め用のモータを駆動してトグル機構29を作動さ
せ、トグルプレート18を前進(図2における上方に移
動)させ、上プラテン17を後退(図2における上方に
移動)させることによって型開きを行う。
【0011】続いて、前記モータ24を駆動してテーブ
ル16を回転させ、前記一方の下金型21が操作位置S
2に、他方の下金型21が型締位置S1に置かれる第2
の停止位置で、モータ24を停止させることによってテ
ーブル16を停止させる。したがって、操作位置S2に
置かれた一方の下金型21から成形品を取り出すことが
できるとともに、型締位置S1に置かれた他方の下金型
21及び上金型22によって、型締めを行うことができ
る。
【0012】ところで、型締位置S1に置かれた下金型
21に対して上金型22を位置決めするために、例え
ば、上金型22には下金型21に向けて図示されないガ
イドピンが突出させて形成され、下金型21には前記ガ
イドピンと対応させて図示されないガイド穴が形成さ
れ、前記金型装置の型閉じ時に、前記ガイドピンがガイ
ド穴に挿入されるようになっている。ところが、前記テ
ーブル16を第1、第2の停止位置で正確に停止させな
いと、型締位置S1に置かれた下金型21に対して上金
型22を位置決めすることができず、前記ガイドピン、
ガイド穴等を損傷させてしまう。
【0013】そこで、前記テーブル16の円周方向にお
いて、前記各下金型21に対応させて設定された箇所に
第1、第2の位置決め穴33、34が形成され、該第
1、第2の位置決め穴33、34と対応させて前記側板
14に位置決め装置35が取り付けられる。該位置決め
装置35は、アクチュエータとしての空圧シリンダ3
6、及び該空圧シリンダ36を作動させることによって
進退させられる位置決めピン37を備える。
【0014】そして、前記テーブル16を回転させ、第
1の停止位置で停止させ、一方の下金型21を型締位置
S1に置き、他方の下金型21を操作位置S2に置い
て、空圧シリンダ36を作動させて位置決めピン37を
前進させ、前記第2の位置決め穴34内に位置決めピン
37を進入させることによって、下金型21の位置決め
を行うことができるとともに、テーブル16が第1の停
止位置から移動するのを防止することができる。
【0015】同様に、前記テーブル16を回転させ、第
2の停止位置で停止させ、一方の下金型21を操作位置
S2に置き、他方の下金型21を型締位置S1に置い
て、空圧シリンダ36を作動させて位置決めピン37を
前進させ、前記第1の位置決め穴33内に位置決めピン
37を進入させることによって、下金型21の位置決め
を行うことができるとともに、テーブル16が第2の停
止位置から移動するのを防止することができる。
【0016】この場合、前記第1、第2の位置決め穴3
3、34は、下方になるほど内径が大きくなるようなテ
ーパ状の形状を有し、位置決めピン37は、上方になる
ほど外径が小さくなるようなテーパ状の形状を有する。
したがって、例えば、テーブル16を第1の停止位置で
停止させようとしたときに、前記一方の下金型21が型
締位置S1に正確に置かれていない場合でも、位置決め
ピン37を第2の位置決め穴34に挿入する際に、位置
決めピン37の先端が第2の位置決め穴34の内周面に
沿って移動するので、位置決めの調整を行うことができ
る。その結果、位置決めピン37の第2の位置決め穴3
4への挿入が終了する時点では、テーブル16が回転さ
せられて第1の停止位置で正確に停止させられるので、
前記一方の下金型21を型締位置S1に正確に置くこと
ができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の竪型射出成形機においては、位置決めピン37を第
1、第2の位置決め穴33、34に挿入することができ
ないことがあり、その場合、位置決めの調整を行うこと
ができず、テーブル16を回転させて第1、第2の停止
位置で正確に停止させることができない。
【0018】本発明は、前記従来の竪型射出成形機の問
題点を解決して、テーブルを停止位置で正確に停止させ
ることができる竪型射出成形機を提供することを目的と
する。
【0019】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の竪
型射出成形機においては、フレームと、該フレームに対
して回転自在に配設されたテーブルと、該テーブルに取
り付けられた複数の下金型と、前記テーブルを回転さ
せ、前記各下金型を型締位置及び操作位置に置く駆動手
段と、前記フレームより上方において、進退自在に配設
された上プラテンと、前記型締位置に置かれた下金型と
対向させて前記上プラテンに取り付けられた上金型と、
前記上プラテンを進退させ、型閉じ、型締め及び型開き
を行う型締装置と、前記フレーム及びテーブルのうちの
一方に配設された第1の位置決め手段と、前記フレーム
及びテーブルのうちの他方に、前記型締位置及び操作位
置に置かれた下金型に対応させて配設され、前記第1の
位置決め手段に当接させられることによって下金型の位
置決めを行う第2の位置決め手段とを有する。
【0020】本発明の他の竪型射出成形機においては、
さらに、前記第2の位置決め手段を第1の位置決め手段
に当接させた状態を保持する駆動制御手段を有する。
【0021】本発明の更に他の竪型射出成形機において
は、さらに、前記第1の位置決め手段は、第2の位置決
め手段が当接させられる当接位置、及び第2の位置決め
手段が当接させられない退避位置を採る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0023】図1は本発明の第1の実施の形態における
竪型射出成形機の平面図、図4は本発明の第1の実施の
形態における竪型射出成形機の正面図である。
【0024】図において、11はフレームであり、該フ
レーム11は、ベース12、該ベース12と所定の距離
を置いて配設された上板13、及び前記ベース12と上
板13との間に配設された側板14から成り、前記上板
13には、下プラテンとして機能し、円形の形状を有す
るテーブル16が図示されないベアリングによってフレ
ーム11に対して回転自在に配設される。また、前記上
板13より上方において進退(図4における上下方向に
移動)自在に上プラテン17が、上板13より下方にお
いて進退自在に支持プレートとしてのトグルプレート1
8が配設され、前記上プラテン17とトグルプレート1
8とが3本のタイバー19によって連結される。なお、
本実施の形態においては、上プラテン17とトグルプレ
ート18とが3本のタイバー19によって連結されるよ
うになっているが、上プラテン17とトグルプレート1
8とを4本のタイバーによって連結することもできる。
【0025】そして、前記テーブル16の上面には、円
周方向における複数箇所に、本実施の形態においては2
箇所に、下金型21が取り付けられ、前記テーブル16
を回転させることによって、各下金型21は、交互に、
各タイバー19によって包囲された領域内に設定された
型締位置S1、及び前記領域外に設定された操作位置S
2を採る。そのために、前記上板13の所定の位置に第
1の駆動手段としてのテーブル16用のモータ54が取
り付けられ、該モータ54の出力軸55に取り付けられ
た駆動ギヤ56と、前記テーブル16の外周に配設され
た従動ギヤ58とが噛合させられる。なお、前記駆動ギ
ヤ56及び従動ギヤ58によって第1の伝動機構60が
構成される。また、図示されない制御装置によって前記
モータ54の制御が行われる。
【0026】本実施の形態においては、第1の伝動機構
60として、駆動ギヤ56及び従動ギヤ58が使用され
るようになっているが、駆動ギヤ56及び従動ギヤ58
に代えて駆動プーリ、従動プーリ、タイミングベルト等
を使用することもできる。
【0027】前記モータ54を駆動することによって発
生させられた回転は、駆動ギヤ56及び従動ギヤ58を
介してテーブル16に伝達され、テーブル16が回転さ
せられ、下金型21が型締位置S1及び操作位置S2に
選択的に置かれる。なお、本実施の形態においては、前
記各下金型21は当ピッチ角で、すなわち、互いに18
0度隔てて配設される。
【0028】また、前記上プラテン17の下面には、型
締位置S1に置かれた下金型21と対向させて上金型2
2が取り付けられ、前記下金型21及び上金型22によ
って金型装置が構成される。そして、前記上プラテン1
7を進退させることによって上金型22と下金型21と
を接離させ、前記金型装置の型閉じ、型締め及び型開き
を行うことができる。そのために、型締装置31が配設
され、該型締装置31は、トグルプレート18を進退さ
せるとともに、型締力を発生させるトグル機構29、該
トグル機構29を作動させるための第2の駆動手段とし
ての型締め用のモータ61、該モータ61を駆動するこ
とによって発生させられた回転を伝達する第2の伝動機
構62、及び該第2の伝動機構62を介して伝達された
回転を受け、回転運動を直線運動に変換して前記トグル
機構29に伝達する運動変換手段としてのボールねじ6
3を備える。なお、前記制御装置は前記モータ61の制
御を行う。
【0029】前記トグル機構29は、上板13に対して
揺動自在に配設されたトグルアームa、トグルプレート
18に対して揺動自在に配設され、かつ、前記トグルア
ームaと揺動自在に連結された第1のトグルレバーb、
該第1のトグルレバーbの中央において、第1のトグル
レバーbに対して揺動自在に配設された第2のトグルレ
バーc、及び該第2のトグルレバーcと揺動自在に連結
されたクロスヘッド64を備える。また、第2の伝動機
構62は、前記モータ61の出力軸65に取り付けられ
た駆動プーリ67、前記ベース12に対して回転自在に
配設された従動プーリ68、及び前記駆動プーリ67と
従動プーリ68との間に張設されたタイミングベルト6
9から成る。そして、前記ボールねじ63は、前半部
(図4における上半部)にボールねじ軸部73を、後半
部(図4における下半部)にスプライン部74を備え、
上端がクロスヘッド64に対して回転自在に支持され、
下端が従動プーリ68に対してスプライン係合させられ
たボールねじ軸・スプラインユニット71、及び前記ボ
ールねじ軸部73と螺(ら)合させられ、かつ、前記ト
グルプレート18に取り付けられたボールナット72か
ら成る。
【0030】前記構成の型締装置31において、モータ
61を駆動して駆動プーリ67を正方向に回転させる
と、回転がタイミングベルト69を介して従動プーリ6
8に伝達され、ボールねじ軸・スプラインユニット71
が回転させられる。このとき、ボールねじ軸・スプライ
ンユニット71の回転に伴って、ボールナット72に対
してボールねじ軸・スプラインユニット71が相対的に
前進させられ、トグルプレート18とクロスヘッド64
との距離が長くなる。それに伴って、トグル機構29が
伸展させられ、伸展させられた量に対応する分だけトグ
ルプレート18が後退させられ、上プラテン17が前進
(図4における下方に移動)させられて型閉じ及び型締
めが行われる。そして、型締めに伴って型締力が発生さ
せられる。なお、スプライン部74と従動プーリ68と
がスプライン係合させられているので、ボールナット7
2に対してボールねじ軸・スプラインユニット71が相
対的に前進する量と、トグルプレート18が後退する量
とを相殺した分だけクロスヘッド64及びボールねじ軸
・スプラインユニット71が後退させられる。
【0031】また、モータ61を駆動して駆動プーリ6
7を逆方向に回転させると、回転がタイミングベルト6
9を介して従動プーリ68に伝達され、ボールねじ軸・
スプラインユニット71が回転させられる。このとき、
ボールねじ軸・スプラインユニット71の回転に伴っ
て、ボールナット72に対してボールねじ軸・スプライ
ンユニット71が相対的に後退させられ、トグルプレー
ト18とクロスヘッド64との距離が短くなる。それに
伴って、トグル機構29が収縮させられ、収縮させられ
た量に対応する分だけトグルプレート18が前進させら
れ、上プラテン17が後退(図4における上方に移動)
させられて型開きが行われる。なお、スプライン部74
と従動プーリ68とがスプライン係合させられているの
で、ボールナット72に対してボールねじ軸・スプライ
ンユニット71が相対的に後退する量と、トグルプレー
ト18が前進する量とを相殺した分だけクロスヘッド6
4及びボールねじ軸・スプラインユニット71が前進さ
せられる。
【0032】ところで、型締位置S1に置かれた下金型
21に対して上金型22を位置決めするために、例え
ば、上金型22には下金型21に向けて図示されないガ
イドピンが突出させて形成され、下金型21には前記ガ
イドピンと対応させて図示されないガイド穴が形成さ
れ、前記金型装置の型閉じ時に、前記ガイドピンがガイ
ド穴に挿入されるようになっている。ところが、前記テ
ーブル16を第1、第2の停止位置で正確に停止させな
いと、下金型21に対して上金型22を位置決めするこ
とができず、前記ガイドピン、ガイド穴等を損傷させて
しまう。
【0033】そこで、前記上板13上における前記型締
位置S1及び操作位置S2に対応する位置に、第1の
(固定側の)位置決め手段としての第1、第2のストッ
パ76、77を、上板13の上面から上方に突出させて
形成し、第1、第2のストッパ76、77と対応させ
て、第2の(可動側の)位置決め手段としての位置決め
部材78が、前記テーブル16の下面から下方に突出さ
せて形成される。前記第1、第2のストッパ76、77
及び位置決め部材78は、一方の下金型21が型締位置
S1に置かれてテーブル16が第1の停止位置で停止さ
せられたときに、位置決め部材78が第1のストッパ7
6に当接するように設定され、かつ、他方の下金型21
が型締位置S1に置かれてテーブル16が第2の停止位
置で停止させられたときに、位置決め部材78が第2の
ストッパ77に当接するように設定される。
【0034】次に、前記構成の竪型射出成形機の動作に
ついて説明する。
【0035】まず、前記制御装置の駆動制御手段は、前
記モータ54を駆動してテーブル16を正方向(矢印A
方向)に回転させる。テーブル16の回転に伴って、位
置決め部材78が第2のストッパ77に当接すると、テ
ーブル16は、一方の下金型21が型締位置S1に、他
方の下金型21が操作位置S2に置かれる第1の停止位
置で停止させられる。
【0036】続いて、前記制御装置の型閉制御手段は、
前記モータ61を駆動してトグル機構29を作動させ、
トグルプレート18を後退させ、上プラテン17を前進
させることによって型閉じを行い、その後、前記制御装
置の型締制御手段は、トグル機構29によって型締力を
発生させ、該型締力によって前記上金型22を一方の下
金型21に押し付け、型締めを行う。この間、操作位置
S2において、前の工程で成形された成形品を他の下金
型21から取り出すとともに、次の工程で成形を行うた
めのインサートを他の下金型21にセットする。なお、
前記操作位置S2における上板13の下方には、前記成
形品を他の下金型21から取り出すために、図示されな
いエジェクト装置が配設され、該エジェクト装置のエジ
ェクタピンを前進させることによって前記他の下金型2
1から成形品が突き出される。
【0037】型締めが行われた金型装置においては、一
方の下金型21と上金型22との間に図示されないキャ
ビティ空間が形成され、図示されない射出装置の射出ノ
ズルから射出された成形材料としての樹脂が前記キャビ
ティ空間に充填される。そして、該キャビティ空間内の
樹脂が冷却されて成形品が成形されると、前記制御装置
の型開制御手段は、前記モータ61を駆動してトグル機
構29を作動させ、トグルプレート18を前進させ、上
プラテン17を後退させることによって型開きを行う。
【0038】続いて、前記駆動制御手段は、モータ54
を駆動してテーブル16を逆方向(矢印B方向)に回転
させる。テーブル16の回転に伴って、位置決め部材7
8が第1のストッパ76に当接すると、テーブル16
は、前記一方の下金型21が操作位置S2に、他方の下
金型21が型締位置S1に置かれる第2の停止位置で停
止させられる。したがって、操作位置S2に置かれた一
方の下金型21から成形品を取り出すことができるとと
もに、型締位置S1に置かれた他方の下金型21及び上
金型22によって、型締めを行うことができる。
【0039】このように、前記テーブル16を回転さ
せ、位置決め部材78が第1のストッパ76に当接した
ときに、テーブル16を第1の停止位置で正確に停止さ
せ、一方の下金型21を型締位置S1に置き、他方の下
金型21を操作位置S2に置くことができるので、下金
型21の位置決めを行うことができる。また、前記駆動
制御手段は、位置決め部材78が第1のストッパ76に
当接した状態を保持するために、モータ54を駆動し続
けるので、テーブル16が第1の停止位置から移動する
ことがない。
【0040】同様に、前記テーブル16を回転させ、位
置決め部材78が第2のストッパ77に当接したとき
に、テーブル16を第2の停止位置で正確に停止させ、
一方の下金型21を操作位置S2に置き、他方の下金型
21を型締位置S1に置くことができるので、下金型2
1の位置決めを行うことができる。また、前記駆動制御
手段は、位置決め部材78が第2のストッパ77に当接
した状態を保持するために、モータ54を駆動し続ける
ので、テーブル16が第2の停止位置から移動すること
がない。
【0041】なお、本実施の形態においては、上板13
に第1、第2のストッパ76、77を、テーブル16に
位置決め部材78を配設するようにしているが、上板1
3に位置決め部材を、テーブル16に第1、第2のスト
ッパを配設することもできる。
【0042】また、位置決め部材78を第1、第2のス
トッパ76、77に当接させるだけで、テーブル16を
第1、第2の停止位置で正確に停止させることができる
ので、空圧シリンダ、位置決めピン等を配設する必要が
なくなり、位置決めのための機構を簡素化することがで
きる。
【0043】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有する
ものについては、同じ符号を付与することによってその
説明を省略する。
【0044】図5は本発明の第2の実施の形態における
ストッパの平面図、図6は本発明の第2の実施の形態に
おけるストッパの側面図である。なお、この場合、第1
の位置決め手段としての第1、第2のストッパの構造は
同じであるので、第1のストッパについてだけ説明す
る。
【0045】図において、96は第1のストッパ、98
は該第1のストッパ96を案内するガイド、99は前記
第1のストッパ96を進退(図における左右方向に移
動)させるためのアクチュエータとしてのシリンダ、1
01は該シリンダ99のピストンロッドである。そし
て、図示されない制御装置のアクチュエータ作動制御手
段は、シリンダ99を作動させることによって、前記第
1のストッパ96を、第2の位置決め手段としての位置
決め部材78(図4)が第1のストッパ96に当接させ
られる当接位置、及び位置決め部材78が第1のストッ
パ96に当接させられない退避位置に置く。
【0046】この場合、第1のストッパ96を当接位置
に置いた状態で、テーブル16を正方向に回転させ、第
1の停止位置で停止させた後、第1のストッパ96を退
避位置に置いた状態で、テーブル16を再び正方向に回
転させることができる。
【0047】したがって、テーブル16を逆方向に回転
させる必要がなくなるので、テーブル16を回転させる
ためのモータ54の駆動系の制御を簡素化することがで
きる。
【0048】また、第1のストッパ96が退避すること
ができるので、第2のストッパが三つ以上配設されて
も、テーブル16の回転に支障はない。したがって、テ
ーブル16に下金型21を3個以上取り付けることがで
きる。
【0049】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0050】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、竪型射出成形機においては、フレームと、該フレ
ームに対して回転自在に配設されたテーブルと、該テー
ブルに取り付けられた複数の下金型と、前記テーブルを
回転させ、前記各下金型を型締位置及び操作位置に置く
駆動手段と、前記フレームより上方において、進退自在
に配設された上プラテンと、前記型締位置に置かれた下
金型と対向させて前記上プラテンに取り付けられた上金
型と、前記上プラテンを進退させ、型閉じ、型締め及び
型開きを行う型締装置と、前記フレーム及びテーブルの
うちの一方に配設された第1の位置決め手段と、前記フ
レーム及びテーブルのうちの他方に、前記型締位置及び
操作位置に置かれた下金型に対応させて配設され、前記
第1の位置決め手段に当接させられることによって下金
型の位置決めを行う第2の位置決め手段とを有する。
【0051】この場合、前記フレーム及びテーブルのう
ちの一方に第1の位置決め手段が、前記フレーム及びテ
ーブルのうちの他方に第2の位置決め手段が配設される
ので、テーブルを回転させ、第2の位置決め手段を第1
の位置決め手段に当接させるだけで、テーブルを停止位
置で正確に停止させることができる。
【0052】また、空圧シリンダ、位置決めピン等を配
設する必要がなくなり、位置決めのための機構を簡素化
することができる。
【0053】本発明の他の竪型射出成形機においては、
さらに、前記第1の位置決め手段は、第2の位置決め手
段が当接させられる当接位置、及び第2の位置決め手段
が当接させられない退避位置を採る。
【0054】この場合、第1の位置決め手段を当接位置
に置いた状態で、テーブルを正方向に回転させ、停止位
置で停止させた後、第1の位置決め手段を退避位置に置
いた状態で、テーブルを再び正方向に回転させることが
できる。
【0055】したがって、テーブルを逆方向に回転させ
る必要がなくなるので、テーブルを回転させるための駆
動手段の駆動系の制御を簡素化することができる。
【0056】また、第1のストッパが退避することがで
きるので、第2のストッパが三つ以上配設されても、テ
ーブルの回転に支障はない。したがって、テーブルに下
金型を3個以上取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における竪型射出成
形機の平面図である。
【図2】従来の竪型射出成形機の正面図である。
【図3】従来の竪型射出成形機の平面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における竪型射出成
形機の正面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるストッパの
平面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるストッパの
側面図である。
【符号の説明】
11 フレーム 16 テーブル 17 上プラテン 21 下金型 22 上金型 31 型締装置 54 モータ 76、96 第1のストッパ 77 第2のストッパ 78 位置決め部材 S1 型締位置 S2 操作位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)フレームと、(b)該フレームに
    対して回転自在に配設されたテーブルと、(c)該テー
    ブルに取り付けられた複数の下金型と、(d)前記テー
    ブルを回転させ、前記各下金型を型締位置及び操作位置
    に置く駆動手段と、(e)前記フレームより上方におい
    て、進退自在に配設された上プラテンと、(f)前記型
    締位置に置かれた下金型と対向させて前記上プラテンに
    取り付けられた上金型と、(g)前記上プラテンを進退
    させ、型閉じ、型締め及び型開きを行う型締装置と、
    (h)前記フレーム及びテーブルのうちの一方に配設さ
    れた第1の位置決め手段と、(i)前記フレーム及びテ
    ーブルのうちの他方に、前記型締位置及び操作位置に置
    かれた下金型に対応させて配設され、前記第1の位置決
    め手段に当接させられることによって下金型の位置決め
    を行う第2の位置決め手段とを有することを特徴とする
    竪型射出成形機。
  2. 【請求項2】 前記第2の位置決め手段を第1の位置決
    め手段に当接させた状態を保持する駆動制御手段を有す
    る請求項1に記載の竪型射出成形機。
  3. 【請求項3】 前記第1の位置決め手段は、第2の位置
    決め手段が当接させられる当接位置、及び第2の位置決
    め手段が当接させられない退避位置を採る請求項1に記
    載の竪型射出成形機。
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