JP2006345487A - パルス変調型送信装置およびパルス変調型受信装置 - Google Patents

パルス変調型送信装置およびパルス変調型受信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】短時間での同期確立と、同期部の低消費電力化の両立を実現し、通信開始より速やかにデータの授受ができる高速データ伝送が可能な低消費電力のパルス変調型送信装置およびパルス変調型受信装置を提供することを目的とする。
【解決手段】別送されたRFフレーム同期用信号1005を基に生成した第1のテンプレート信号1006を用いてフレーム同期用信号1009を生成し、第2のフレーム同期用タイミング調整部150にて、フレーム同期用信号1009を受信RFデータ信号1004に同期させ同期検波することで、敏速にパルス捕捉及びパルス位相捕捉を実現する。また、フレーム同期確立後は、テンプレート切替え部142により、第1のテンプレート信号1006から事前に第1のテンプレート信号1006に同期させておいた第2のテンプレート信号1007に切替えて同期検波を行うことによりフレーム同期保持を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、パルス状の変調信号を用いた無線通信装置に関する。
IEEE802.11bに代表される無線LAN機器の急速な普及に加えて、AV機器やパーソナルコンピュータを相互に無線接続することによって、シームレスなネットワークが確立された社会が予想されており、小型かつ高速のデータ通信装置を安価に実現する技術の確立が急務となっている。
その一つとして、パルス状の変調信号を用いるパルス無線通信が注目されている。パルス無線通信装置での受信データ信号を同期する従来方法として、基準時間と前後する遅延処理を施した各信号との相関により、同期を行う方法が、知られている(例えば特許文献1参照)。
図12は、特許文献1に記載されている従来のパルス無線通信装置の構成を示すブロック図である。図12において、従来のパルス無線通信装置1200は、アンテナ1201で受信したRF信号を増幅する増幅器1202と、不要な信号を取り除くフィルタ1203と、信号をアナログ化するアナログ符号化手段1204と、信号を分岐するスプリッタ1205と、信号を遅延する複数の遅延器1206、1207、1208と、信号を乗算する乗算器1209、1210、1211と、時間積分する積分器1212、1213、1214と、相関に応じて同期判定と遅延制御とを行う受信同期制御部1217と、信号の位相を遅延する位相遅延手段1218と、位相遅延信号を変調し、同一拡散コードで拡散するメイン受信ウェーブレット符号生成器1216と、メイン受信ウェーブレット符号生成器1216出力を3分岐し、乗算器1209、1210、1211に出力するスプリッタ1215とで構成されている。
この構成で、受信したRF信号を、増幅器1202により復調に必要な振幅に増幅し、帯域外の不要周波数帯域をフィルタ1203により除去して、アナログ符号化手段1204によりアナログ符号を生成する。この信号をスプリッタ1205で分岐し、遅延器1206、1207、1208により、3つの遅延した信号、すなわち、時間L遅延した信号、時間L+Y遅延した信号、時間L−Y遅延した信号を出力する。これら3つの信号に、メイン受信ウェーブレット符号生成器1216で生成した基準パルス信号を乗算器1209、1210、1211により、それぞれ乗算し、積分器1212、1213、1214にて、それぞれシンボルに相当する時間積分する。受信同期制御部1217により、各信号の相関に応じて、同期を判定し、位相遅延手段1218を制御して、スライディング同期しながら、復号データ1219を出力する。このとき、時間Lにおける受信パス信号を相関の基準とし、時間Lの信号よりも時間L+Yの信号のほうが高い相関となった場合には、位相遅延手段1218によりトラッキング周期を遅らせ、逆に時間L−Yの信号のほうが高い相関となった場合には、位相遅延手段1218によりトラッキング周期を進めることにより、送信データ信号と同期するよう調整している。
特表2003−535552号公報(148項、図27)
しかしながら、通信の度に、受信信号中の同期フレームをもとに、波形相関をとることで同期を確立し、その後にデータの復調を行う従来のパルス無線通信装置およびその同期方法では、同期確立に要する時間が長くなるため、実情報の伝送速度が下がるばかりでなく、マルチパスや他の装置からの電波などの干渉波によって、相関パルスのレベルが高い状態が発生し、誤同期してしまうという問題を有していた。
一方、これらの課題を解決するために、段階的に相関パルスのレベルを判断したり、先行技術(図12)に示すように、複数の受信系により構成することによって、干渉波を除去する構成も提案されているが、判断フローが複雑化すると共に、機器構成が大型化し、消費電力が増加し、機器も高価になってしまうという問題を有していた。
本発明は、このような課題を解決するもので、受信装置が同期状態に応じて、適宜同期方法を切り替えることによって、同期確立に要する時間を短くすると共に、通信開始より速やかに、データの授受ができる高速データ伝送を可能としたパルス変調型送信装置およびパルス変調型受信装置を、提供することを目的とする。また、受信装置が、同期状態に応じて適宜同期方法を切り替えることによって、受信系を複数有する構成としても、低消費電力のパルス変調型送信装置、パルス変調型受信装置及びシステムを提供することを目的とする。
本発明のパルス変調型受信装置は、受信RFデータ信号である第1のRF入力信号と第1のRF入力信号のフレーム同期用信号の生成に用いる第1のテンプレート信号を有する第2のRF入力信号とを受けて、第1のRF入力信号と第2のRF入力信号との相関である相関受信データ信号を出力するフレーム同期部を含むパルス変調型受信装置であって、フレーム同期部は、第2のRF入力信号から、第1のテンプレート信号を抽出する第1のフレーム同期用タイミング調整部と、第2のテンプレート信号を、第1のテンプレート信号に同期させ、出力するテンプレート信号生成部と、フレーム同期部に、第1のRF入力信号と第2のRF入力信号との入力が開始された場合には、第1のテンプレート信号を選択し、フレームの同期状態に応じて、第1のテンプレート信号から第2のテンプレート信号へ切り替え出力するテンプレート信号切り替え部と、テンプレート信号切り替え部から出力した第1或いは第2のテンプレート信号を用いて、フレーム同期用信号を生成するフレーム同期用信号生成部と、第1のRF入力信号に、フレーム同期用信号を同期させ、相関受信データ信号を出力する第2のフレーム同期用タイミング調整部と、を含み、第2のフレーム同期用タイミング調整部は、第1のRF入力信号とフレーム同期用信号との相関値が、所定値に達した場合に、テンプレート切り替え部へ、テンプレート切り替え指示信号を出力するフレーム同期用相関判定部を含み、テンプレート信号切り替え部は、テンプレート切り替え信号を受けて、第1のテンプレート信号から第2のテンプレート信号へ切り替え動作を行う構成を有している。
上記構成により、フレーム同期部は、受信RFデータ信号である第1のRF入力信号と、フレーム同期用信号を生成する為のテンプレート信号を有する第2のRF入力信号とが、フレーム同期部へ入力される入力開始時には、フレーム同期用信号切り替え部により、第2のRF入力信号が有する第1のテンプレート信号を用いたフレーム同期用信号を選択する。そして、第2のフレーム同期用タイミング調整部にて、フレーム同期用信号を用いて、第1のRF入力信号の同期引き込みを図る。また、第2のシンボル同期用タイミング調整部にて、第1のRF入力信号と第1のテンプレート信号を用いたフレーム同期用信号との同期が確立される間に、テンプレート信号生成部にて、テンプレート信号生成部内で発生させた第2のテンプレート信号を第1のテンプレート信号に同期させる動作を行う。そして、第2のフレーム同期用タイミング調整部にあるフレーム同期用相関判定部で、第1のRF入力信号とフレーム同期用信号との相関を検出し、相関値が所定値に達した時に、フレーム同期用信号切り替え部に向けてフレーム同期用信号切り替え指示信号を送出する。さらに、フレーム同期用信号切り替え部で、フレーム同期用信号切り替え指示信号により、第1のテンプレート信号から、第2のテンプレート信号へ入力切り替え動作を行う。さらに、第2のフレーム同期用タイミング調整部で、第1のRF入力信号に第2のテンプレート信号を用いたフレーム同期用信号を同期させ、復号データ信号を出力する。これにより、フレーム同期状態に応じて、第1のテンプレート信号を用いたフレーム同期用信号から、第2のテンプレート信号を用いたフレーム同期用信号へ切り替えて、フレーム同期確立動作を図ることにより、フレーム同期確立に要する時間を短くすることができる。また、フレーム同期確立に要する時間を短くすることにより、多くのデータを受信することができるので、高速データ伝送を行うことが可能となる。
さらに、本発明のパルス変調型受信装置は、フレームの同期状態に、第1のRF入力信号と第2のRF入力信号とが、フレーム同期部への入力が開始され、第2のフレーム同期用タイミング調整部が、第1のRF入力信号を構成するRFデータパルスの有無を検出し同期引き込みを図るパルス捕捉状態である第1の状態と、第2のフレーム同期用タイミング調整部が、RFデータパルスを形成する波素の位相レベルの同期の確立を図るパルス位相捕捉状態である第2の状態と、を含み、フレーム同期用相関判定部は、第1のRF入力信号とフレーム同期用信号との相関値が所定値に達した場合に、第1の状態から第2の状態へ移行すべきと判定し、テンプレート切り替え部にテンプレート切り替え指示信号を送出し、第1の状態では、第1のテンプレート信号を利用した同期検波を行い、第2の状態では、第2のテンプレート信号を利用した同期検波を行う手段を持つ構成を有している。
上記構成により、フレーム同期部は、パルス捕捉状態では、第1のテンプレート信号を利用した同期検波を行い、パルス位相捕捉状態では、第2のテンプレート信号を利用した同期検波を行うことができ、フレーム同期確立に要する時間を短くすることができる。また、フレーム同期確立に要する時間を短くすることにより、多くのデータを受信することができるので、高速データ伝送を行うことが可能となる。
さらに、本発明のパルス変調型受信装置は、第2のRF入力信号が、第1のRF入力信号とは異なる周波数帯にて伝送された信号である構成を有している。
上記構成により、フレーム同期部は、第1のRF入力信号とは異なる周波数帯にて、伝送される第2のRF入力信号から、第1のRF入力信号による影響が少ない第1のテンプレート信号を抽出することができると共に、第1のRF入力信号による影響の少ない第1のテンプレート信号を用いて、フレーム同期の確立を図ることができ、フレーム同期確立に要する時間を短くすることができる。また、フレーム同期確立に要する時間を短くすることにより、多くのデータを受信することができるので、高速データ伝送を行うことが可能となる。
さらに、本発明のパルス変調型受信装置におけるテンプレート信号切り替え部は、テンプレート切り替え信号を受けて、第1のテンプレート信号から第2のテンプレート信号へ切り替え動作を行った場合、第1のフレーム同期用タイミング調整部への電源供給が停止される構成を有している。
上記構成により、フレーム同期部は、テンプレート信号切り替え部が、テンプレート切り替え信号を受けて、第1のテンプレート信号から第2のテンプレート信号へ切り替え動作を行った後、第1のフレーム同期用タイミング調整部に供給する電源を、予め定めた部分又は第1のシンボル同期用タイミング調整部全体において、停止することにより、パルス変調型受信装置の低消費電力化を図ることができる。
さらに、本発明のパルス変調型受信装置は、第1のフレーム同期用タイミング調整部への電源供給が停止された後、再度、第2のRF入力信号が入力された場合、又は、同期ずれ補正を行う為のRFフレーム同期保持信号が、所定間隔で通信相手から入力された場合、第1のフレーム同期用タイミング調整部への電源供給が再開される手段を持つ構成を有している。
上記構成により、RFフレーム同期用信号、或いは所定時間間隔で受信されるRFフレーム同期保持信号が送られてくるまでの間、パルス変調型受信装置のシンボル同期部は、第1のフレーム同期用タイミング調整部に供給する電源を、予め定めた部分または第1のフレーム同期用タイミング調整部全体において、停止することにより、パルス変調型受信装置の低消費電力化を図ることができる。又、所定時間が経過した後、引き続き送られてくるRFフレーム同期用信号、或いは所定時間間隔で受信されるRFフレーム同期保持信号を用いて、フレーム同期が確立した後のフレーム同期保持を図ることができ、フレーム同期保持を図る為の再フレーム同期確立に要する時間を短くすることができる。
また、本発明のパルス変調型受信装置は、相関受信データ信号とシンボル同期用信号の生成に用いる第1のタイミング信号を有するRFシンボル同期用タイミング信号とを受けて、復号データ信号を出力するシンボル同期部をさらに有し、シンボル同期部は、RFシンボル同期用タイミング信号から、第1のタイミング信号を抽出する第1のシンボル同期用タイミング調整部と、第2のタイミング信号を、第1のタイミング信号に同期させ、出力するクロック再生部と、シンボル同期部に、相関受信データ信号とRFシンボル同期用タイミング信号との入力が開始された場合には、第1のタイミング信号を選択し、シンボル同期状態に応じて、第1のタイミング信号から第2のタイミング信号へ切り替え出力するタイミング信号切り替え部と、タイミング信号切り替え部から出力した第1或いは第2のタイミング信号を用いて、RFシンボル同期用信号を生成するシンボル発生部と、相関受信データ信号にシンボル同期用信号を同期させ、復号データ信号を出力する第2のシンボル同期用タイミング調整部と、を含み、第2のシンボル同期用タイミング調整部は、相関受信データ信号とシンボル同期用信号との相関値が所定値に達した場合に、タイミング信号切り替え部に向けてタイミング切り替え指示信号を出力するシンボル同期用相関判定部を含み、タイミング信号切り替え部は、タイミング切り替え指示信号を受けて、第1のタイミング信号から第2のタイミング信号へ切り替え動作を行う構成を有している。
上記構成により、シンボル同期部は、相関受信データ信号とRFシンボル同期用タイミング信号とが、シンボル同期部へ入力される入力開始時には、タイミング信号切り替え部により、RFシンボル同期用タイミング信号が有する第1のタイミング信号を選択する。そして、シンボル発生部にて、第1のタイミング信号を基にシンボル同期用信号を生成する。そして、第2のシンボル同期用タイミング調整部にて、シンボル同期用信号を用いて相関受信データ信号の同期引き込みを図る。また、第2のシンボル同期用タイミング調整部にて、相関受信データ信号とシンボル同期用信号との同期が確立される間に、クロック再生部で、クロック再生部内で発生させた第2のタイミング信号を第1のタイミング信号に同期させる動作を行う。そして、第2のシンボル同期用タイミング調整部にあるシンボル同期用相関判定部で、相関受信データ信号とシンボル同期用信号との相関を検出し、相関値が所定値に達した時に、タイミング信号切り替え部に向けてタイミング切り替え指示信号を送出する。さらに、タイミング信号切り替え部で、タイミング切り替え指示信号により、第1のタイミング信号から、第2のタイミング信号へ入力切り替え動作を行う。さらに、第2のシンボル同期用タイミング調整部で、相関受信データ信号に第2のタイミング信号を用いたシンボル同期用信号を同期させ、復号データ信号を出力する。これにより、シンボル同期状態に応じて、タイミング信号切り替え部にて第1のタイミング信号から第2のタイミング信号へ切り替えて、シンボル同期確立動作を図ることができ、シンボル同期確立に要する時間を短くすることができる。また、シンボル同期確立に要する時間を短くすることにより、多くのデータを受信することができるので、高速データ伝送を行うことが可能となる。
さらに、本発明のパルス変調型受信装置は、タイミング信号切り替え部において、タイミング切り替え指示信号を受けて、第1のタイミング信号から第2のタイミング信号へ切り替え動作を行った場合、第1のシンボル同期用タイミング調整部への電源供給が停止される手段を持つ構成を有している。
上記構成により、シンボル同期部は、タイミング信号切り替え部が、タイミング切り替え信号を受けて、第1のタイミング信号から第2のタイミング信号へ切り替え動作を行った後、第1のシンボル同期用タイミング調整部に供給する電源を、予め定めた部分または第1のシンボル同期用タイミング調整部全体において、停止することにより、パルス変調型受信装置の低消費電力化を図ることができる。
さらに、本発明のパルス変調型受信装置は、第1のシンボル同期用タイミング調整部への電源供給が停止された後、再度、RFシンボル同期用タイミング信号が入力された場合、又は、RFシンボル同期用タイミング保持信号が、所定時間間隔で通信相手から入力された場合、第1のシンボル同期用タイミング調整部への電源供給が再開される手段を持つ構成を有している。
上記構成により、RFシンボル同期用タイミング信号、或いは所定時間間隔で受信されるRFシンボル同期用タイミング保持信号が送られてくるまでの間、シンボル同期部は、第1のシンボル同期用タイミング調整部に供給する電源を、予め定めた部分または第1のシンボル同期用タイミング調整部全体において、停止することにより、パルス変調型受信装置の低消費電力化を図ることができる。又、所定時間が経過した後、引き続き送られてくるRFシンボル同期用タイミング信号、或いは所定時間間隔で送られてくるRFシンボル同期用タイミング保持信号を用いて、シンボル同期が確立した後のシンボル同期保持を図ることができ、シンボル同期保持を図る為の再同期確立に要する時間を短くすることが
できる。
さらに、本発明のパルス変調型受信装置は、受信RFデータ信号である第1のRF入力信号と第1のRF入力信号のフレーム同期用信号の生成に用いるテンプレート信号を有する第2のRF入力信号とを受けて、第1と第2のRF入力信号との相関である相関受信データ信号を出力するフレーム同期部を含むパルス変調型受信装置であって、フレーム同期部は、第2のRF入力信号から、テンプレート信号を抽出する第1のフレーム同期用タイミング調整部と、テンプレート信号を基にして、フレーム同期用信号を生成するフレーム同期用信号生成部と、第1のRF入力信号を所定時間遅延した遅延受信RFデータ信号を出力する可変遅延部と、フレーム同期部に、第1のRF入力信号と第2のRF入力信号との入力が開始された場合には、フレーム同期用信号を選択し、フレームの同期状態に応じて、フレーム同期用信号から遅延受信RFデータ信号へ切り替え出力するフレーム同期用信号切り替え部と、第1のRF入力信号に、フレーム同期用信号切り替え部から出力されるフレーム同期用信号或いは遅延受信RFデータ信号を同期させ、相関受信データ信号を出力する第2のフレーム同期用タイミング調整部と、を含み、第2のフレーム同期用タイミング調整部は、第1のRF入力信号とフレーム同期用信号切り替え部から出力されるフレーム同期用信号との相関値が、所定値に達した場合に、フレーム同期用信号切り替え部へ、フレーム同期用信号切り替え指示信号を出力するフレーム同期用相関判定部を含み、フレーム同期用信号切り替え部は、フレーム同期用信号切り替え指示信号を受けて、フレーム同期用信号から遅延受信RFデータ信号へ切り替え動作を行う構成を有している。
上記構成により、フレーム同期部は、受信RFデータ信号である第1のRF入力信号と、フレーム同期用信号を生成する為のテンプレート信号を有する第2のRF入力信号とが、フレーム同期部へ入力される入力開始時には、フレーム同期用信号切り替え部により、第2のRF入力信号が有するテンプレート信号を用いたフレーム同期用信号を選択する。そして、第2のフレーム同期用タイミング調整部にて、フレーム同期用信号を用いて第1のRF入力信号の同期引き込みを図る。そして、第2のフレーム同期用タイミング調整部にあるフレーム同期用相関判定部で、第1のRF入力信号とフレーム同期用信号との相関を検出し、相関値が所定値に達した時に、フレーム同期用信号切り替え部に向けてフレーム同期用信号切り替え指示信号を送出する。さらに、フレーム同期用信号切り替え部で、フレーム同期用信号切り替え指示信号により、第2のRF入力信号が有するテンプレート信号を用いたフレーム同期用信号から、遅延受信RFデータ信号へ入力切り替え動作を行う。さらに、第2のフレーム同期用タイミング調整部で、第1のRF入力信号に遅延受信RFデータ信号を同期させ、復号データ信号を出力する。これにより、フレーム同期状態に応じて、テンプレート信号を用いたフレーム同期用信号から、遅延受信RFデータ信号へ切り替えて、フレーム同期確立動作を図ることができ、フレーム同期確立に要する時間を短くすることができる。また、フレーム同期確立に要する時間を短くすることにより、多くのデータを受信することができるので、高速データ伝送を行うことが可能となる。
さらに、本発明のパルス変調型受信装置は、フレーム同期状態を構成する2つの状態において、第1のRF入力信号と第2のRF入力信号とが、フレーム同期部への入力が開始され、第2のフレーム同期用タイミング調整部が、第1のRF入力信号を構成するRFデータパルスの有無を検出し同期引き込みを図るパルス捕捉状態である第1の状態と、第2のフレーム同期用タイミング調整部が、RFデータパルスを形成する波素の位相レベルの同期の確立を図るパルス位相捕捉状態である第2の状態と、含み、フレーム同期用相関判定部は、第1のRF入力信号とフレーム同期用信号との相関値が所定値に達した場合に、第1の状態から第2の状態へ移行すべきと判定し、テンプレート切り替え部にテンプレート切り替え指示信号を送出し、第1の状態では、テンプレート信号を利用した同期検波を行い、第2の状態では、第1のRF入力信号を利用した同期検波を行う手段を持つ構成を有している。
上記構成により、フレーム同期部は、パルス捕捉状態では、テンプレート信号を利用した同期検波を行い、パルス位相捕捉状態では、第1のRF入力信号を利用した同期検波を行うことができ、フレーム同期確立に要する時間を短くすることができる。また、フレーム同期確立に要する時間を短くすることにより、多くのデータを受信することができるので、高速データ伝送を行うことが可能となる。
さらに、本発明のパルス変調型受信装置は、フレーム同期用信号切り替え部において、フレーム同期用信号から遅延受信RFデータ信号へ切り替えを行った場合、第1のフレーム同期用タイミング調整部は、動作を停止する手段を持つ構成を有している。
上記構成により、フレーム同期部は、フレーム同期用信号切り替え部が、フレーム同期用信号切り替え信号を受けて、フレーム同期用信号から遅延受信RFデータ信号へ切り替え動作を行った後、第1のフレーム同期用タイミング調整部に供給する電源を、予め定めた部分又は第1のフレーム同期用タイミング調整部全体において、停止することにより、パルス変調型送信装置の低消費電力化を図ることができる。
さらに、本発明のパルス変調型受信装置の前記フレーム同期部は、前記第2のRF入力信号で精度の低い同期を行い、前記第1のRF入力信号で精度の高い同期を行う構成を有している。
上記構成により、例えばレートの低い通信システム、通信方式にて疎同期を行い、必要に応じてレートの高い通信システム、通信方式にて精度の高い同期を行うことで、同期回路の消費電力を低減できるとともに、一定の時間間隔で疎同期を行うことで、精度の高い同期の開始から同期確立までの時間を短縮することができる。
また、本発明のパルス変調型送信装置は、送信データと、フレーム同期用信号と、シンボル同期用タイミング信号とに所定のシンボル化を施し、シンボル化送信データと、シンボル化フレーム同期用信号と、シンボル化シンボル同期用タイミング信号とを生成するシンボル化部と、シンボル化送信データに所定の変調を施し、無線周波数にアップコンバートして、通信相手方のフレーム同期部に入力される第1のRF入力信号を有するRFデータ信号を生成するRFデータ信号送信部と、シンボル化フレーム同期用信号に、所定の変調を施し、無線周波数にアップコンバートして、通信相手方のフレーム同期部に入力される第2のRF入力信号を有するRFフレーム同期用信号と、シンボル化シンボル同期用タイミング信号に所定の変調を施し、無線周波数にアップコンバートして、通信相手方のシンボル同期部に入力されるRFシンボル同期用タイミング信号と、を生成するRF同期用信号送信部とをもつ構成を有している。
上記構成により、RFデータ信号送信部では、送信データに所定のシンボル化を施した後、所定の変調を施し無線周波数にアップコンバートして、通信相手方パルス変調型受信装置のフレーム同期部に入力すべき第1のRF入力信号を有するRFデータ信号を生成することができる。また、RF同期用信号送信部では、フレーム同期用信号に所定のシンボル化を施した後、所定の変調を施し、無線周波数にアップコンバートして、通信相手方パルス変調型受信装置のフレーム同期部に入力される第2のRF入力信号を有するRFフレーム同期用信号を生成し、シンボル同期用タイミング信号に所定のシンボル化を施した後、所定の変調を施し、無線周波数にアップコンバートして、通信相手方パルス変調型受信装置のシンボル同期部に入力されるRFシンボル同期用タイミング信号を生成することができる。そして、通信相手方のパルス変調型受信装置に、送信データと、フレーム同期用信号と、シンボル同期用タイミング信号を有したRFデータ信号とRFフレーム同期用信号とRFシンボル同期用タイミング信号とを送出することにより、パルス変調型受信装置でのフレーム同期確立とシンボル同期確立とに要する時間を短くすることができる。
さらに、本発明のパルス変調型送信装置のRF同期用信号送信部は、RFシンボル同期用タイミング信号を、RFフレーム同期用信号とは異なる周波数帯で送出する手段を持つ構成を有している。
上記構成により、パルス変調型送信装置は、互いに影響の少ない異なる周波数帯にて、RFシンボル同期用タイミング信号と、RFフレーム同期用信号とを送出することができ、通信相手方のパルス変調型受信装置にて、互いに影響の少ないRFシンボル同期用タイミング信号と、RFフレーム同期用信号を基にしてシンボル同期とフレーム同期の確立を図ることができ、フレーム同期確立とシンボル同期確立に要する時間を短くすることができる。また、フレーム同期確立とシンボル同期確立に要する時間を短くすることにより、多くのデータを送信することができるので、高速データ伝送を行うことが可能となる。
さらに、本発明のパルス変調型送信装置のRF同期用信号送信部は、RFフレーム同期保持信号とRFシンボル同期用タイミング保持信号とを、所定時間間隔で送出する手段を持つ構成を有している。
上記構成により、パルス変調型送信装置は、RFフレーム同期保持信号とRFシンボル同期用タイミング保持信号とを所定時間間隔で送出することができ、RFフレーム同期保持信号とRFシンボル同期用タイミング保持信号とを送出していない間は、RF同期用信号送信部に供給する電源を、予め定めた部分またはRF同期用信号送信部全体において、停止することにより、パルス変調型送信装置の低消費電力化を図ることができる。
さらに、本発明のパルス変調型送信装置のRFデータ信号送信部とRF同期用信号送信部は、さらに、RFデータ信号とRFフレーム同期用信号とRFシンボル同期用タイミング信号とRFフレーム同期保持信号とRFシンボル同期用タイミング保持信号とに対して、互いに分離可能な信号波形を有するウェーブレットを割り当てる波形選択部を有する手段を持つ構成を有している。
上記構成により、互いに分離可能な信号波形を有するウェーブレットを同じ周波数帯で送信できるので、データ信号以外の別送信号であるRFフレーム同期用信号とRFシンボル同期用タイミング信号とRFフレーム同期保持信号とRFシンボル同期用タイミング保持信号をデータ信号或いは、他の別送信号と同じ周波数帯で伝送することが可能となり、各別送信号用に用意すべき周波数帯を用いて、さらにデータ信号を送信することができるので、周波数の利用効率が図れ、結果として高速データ伝送を行うことが可能となる。
さらに、本発明のパルス変調型送信装置の波形選択部は、RFフレーム同期用信号とRFシンボル同期用タイミング信号とRFフレーム同期保持信号とRFシンボル同期用タイミング保持信号のうち1つ以上の信号に異なるウェーブレットを用いる手段を持つ構成を有している。
上記構成により、互いに分離可能な信号波形を有するウェーブレットを同じ周波数帯で送信できるので、データ信号以外の別送信号であるRFフレーム同期用信号とRFシンボル同期用タイミング信号とRFフレーム同期保持信号とRFシンボル同期用タイミング保持信号をデータ信号或いは、他の別送信号と同じ周波数帯で伝送することが可能となり、各別送信号用に用意すべき周波数帯を用いて、さらにデータ信号を送信することができるので、周波数の利用効率が図れ、結果として高速データ伝送を行うことが可能となる。
さらに、本発明のパルス変調型送信装置の前記RFフレーム同期用信号は、機器認証用のデータを含むものであってもよい。
上記構成により、別送信号にて、認証を行うことで、通信用のデータ信号に認証用のデータ部分を不用とし、データ速度を落とさずに済む。
さらに、本発明のパルス変調型送信装置は、前記RFデータ信号と、前記RFフレーム同期用信号と、前記RFシンボル同期用タイミング信号の、少なくとも2つのデータ速度が異なるものであってもよい。
上記構成により、各信号のデータ速度を変えることによって、低レートの信号の占有帯域を狭め、使用する周波数帯域を減らすことを可能にする。この場合、低レートの他方式のパルス通信との協調動作も含まれる。
さらに、本発明のパルス変調型送信装置の前記RFデータ信号送信部および前記RF同期用信号送信部は、前記RFデータ信号と、前記RFフレーム同期用信号と、前記RFシンボル同期用タイミング信号の、少なくとも1つを送信する構成を有している。
上記構成により、特定用途の信号のみを送信することで同一システム内の他機器や、他システムの機器との協調動作、例えば通信衝突防止を行うことができる。
本発明は、同期確立に要する時間を短くすると共に、通信開始より速やかにデータの授受ができ、高速データ伝送が可能になるという効果を有するパルス変調型送信装置およびパルス変調型受信装置を提供することができる。また、受信系を複数有する構成でありながら、同期部の低消費電力化が図れるという効果を有するパルス変調型送信装置、パルス変調型受信装置及びシステムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
まず、本実施の形態に係るパルス変調型送信装置およびパルス変調型受信装置について説明する。本実施の形態に係るパルス変調型送信装置およびパルス変調型受信装置は、送信データ信号とフレーム同期信号とに、所定の変調を施し、無線周波数にアップコンバートした無線信号を、通信相手方に送出するパルス変調型送信装置と、該無線周波数にアップコンバートされた無線信号を受信し、送信データを復調するパルス変調型受信装置とで構成される。
図1は、本発明の実施の形態1において、パルス変調型受信装置の同期動作に係るブロック図である。また図2は、本発明の実施の形態1において、パルス変調型送信装置における送信データ及びフレーム同期用信号の送信動作に係るブロック図である。
図1において、パルス変調型受信装置100は、無線信号を受信する2系統のアンテナ101a、101bと接続されており、受信部110a、受信部110b、フレーム同期部140およびシンボル同期部170とから構成される。
ここで、受信部110aは、無線信号から、データ信号を含む周波数成分(以下RFデータ信号と呼ぶ)を抽出し、増幅するものであり、受信部110bは、無線信号からフレーム同期用信号を生成する為の第1のテンプレート信号を有する周波数成分(以下別送RF同期用信号と呼ぶ)を抽出し、増幅するものである。
また、フレーム同期部140は、受信RFデータ信号1004と、フレーム同期用信号を生成する為の第1のテンプレート信号を有するRFフレーム同期用信号1005とを受けて、受信RFデータ信号1004と後述するフレーム同期用信号1009との相関である相関受信データ信号1010を出力するものである。
シンボル同期部170は、相関受信データ信号1010を基に、生成した内部生成タイミング信号1011を用いて、シンボル同期用信号生成部172で生成させたシンボル同期用信号1012と、相関受信データ信号1010との相関をとることにより、復号データ信号1015を抽出し、図示しない後段の信号処理部に出力するものである。
受信部110aは、アンテナ101aで受信した無線信号を、帯域通過型フィルタ102aに入力することで、RFデータ信号を含む周波数帯域以外の雑音成分を除去する。さらに、雑音除去されたRFデータ信号を、増幅器103aに入力することで、RFデータ信号を低雑音で所望の電力レベルまで増幅し、出力するように構成している。
受信部110bは、アンテナ101bで受信した無線信号を、帯域通過型フィルタ102bに入力することで、RF同期信号を含む周波数帯域以外の雑音成分を除去する。さらに、雑音除去されたRF同期信号を、増幅器103bに入力することで、別送RF同期用信号成分を低雑音で所望の電力レベルまで増幅し、出力するように構成している。
フレーム同期部140は、別送RFフレーム同期用信号1005を基に、第1のテプレート信号1006を生成する第1のフレーム同期用タイミング調整部160と、第1のテンプレート信号1006に同期した第2のテンプレート信号1007を生成する第2のテンプレート信号生成部143と、受信RFデータ信号1004とRFフレーム同期用信号1005とがフレーム同期部140へ入力される入力開始時には、第1のテンプレート信号1006を選択し、同期状態に応じて、第1のテンプレート信号1006から第2のテンプレート信号1007へ切り替え出力するテンプレート信号切り替え部142と、テンプレート信号切り替え部142から出力される第1のテンプレート信号1006、或いは、第2のテンプレート信号1007を基にして、受信RFデータ信号1004を同期させる為のフレーム同期用信号1009を生成するフレーム同期用信号生成部141と、受信RFデータ信号1004をフレーム同期用信号1009に同期させる第2のフレーム同期用タイミング調整部150とを有する。
第1のフレーム同期用タイミング調整部160は、第1のテンプレート信号生成部161にて、別送RFフレーム同期用信号と同じ周波数の搬送波と第1のテンプレート信号とを生成すると共に、この搬送波を第1のテンプレート信号1006で変調した変調信号を生成し、相関部162と、低域通過型フィルタ163と、相関判定器164とを用い、相関判定器164の出力が所定値となるよう、制御信号1016によりフィードバック制御することで、変調信号を、別送RFフレーム同期用信号1005に同期させるように構成している。また、第1のテンプレート信号生成部161は、別送RFフレーム同期用信号1005が有する第1のテンプレート信号の立ち上がりタイミングに同期した立ち上がり波形を有するテンプレート信号1006を出力するように構成している。
第2のテンプレート信号生成部143は、内部で生成した第2のテンプレート信号1007を、入力された第1のテンプレート信号1006に同期させ、出力するように構成している。
テンプレート信号切り替え部142は、フレーム同期用相関判定器155からのテンプレート切り替え信号1020を受けて、第1のテンプレート信号1006或いは第2のテンプレート信号1007を切り替えて、選択出力するように構成している。
フレーム同期用信号生成部141は、第1のテンプレート信号1006或いは第2のテンプレート信号1007を受け、受信RFデータ信号1004と同じ周波数を持つ搬送波を生成し、この搬送波を、第1のテンプレート信号1006或いは第2のテンプレート信号1007で変調したフレーム同期用信号1009として、出力するように構成している。
第2のフレーム同期用タイミング調整部150は、フレーム同期用信号1009が入力され、可変遅延部151において、所定の初期時間Φだけ遅延した後、増幅器152にて所定の電力レベルまで増幅し、相関部153と、低域通過型フィルタ154と、フレーム同期用相関判定器155とを用い、また、同期引き込みが始まり、フレーム同期用相関判定器155の出力が、第1の所定値に達した時に、テンプレート信号切り替え部142に向けテンプレート切り替え信号1020を送出する。その後、フレーム同期用相関判定器155の出力が第2の所定値となるよう、制御信号1013により可変遅延部151の遅延量をフィードバック制御することで、フレーム同期用信号1009を、受信RFデータ信号1004に同期確立させるように構成している。
ここで、第1或いは第2の所定値とは、同期状態を2つの状態に分けることができ、受信RFデータ信号1004を構成するRFデータパルスの有無を検出し、同期引き込みを図るパルス捕捉状態と、RFデータパルスを形成する波素の位相レベルの同期確立を図るパルス位相捕捉状態とがある。
以上より、パルス捕捉状態であることが十分確認できた状態におけるフレーム同期用相関判定器155の出力を第1の所定値とし、パルス位相捕捉状態であることが十分確認できる状態におけるフレーム同期用相関判定器155の出力を、第2の所定値と呼ぶ。
シンボル同期部170は、相関受信データ信号1010を基に、タイミング信号1011(以下、内部生成タイミング信号と呼ぶ)を生成するタイミング再生部171と、内部生成タイミング信号1011を基に、シンボル同期用信号1012を生成するシンボル同期用信号生成部172と、シンボル同期用信号1012を相関受信データ信号1010に同期させ、復号データ信号1015を復元し出力すると共に、出力が所望の復号データ信号となるように、内部でタイミング調整を行う第1のシンボル同期用タイミング調整部180と、を有する。
タイミング再生部171は、相関受信データ信号1010を基に、相関受信データ信号の立ち上がりタイミングに同期した立ち上がり波形を有し、所定の繰り返し周期を持つ内部生成タイミング信号1011を生成するように構成している。
シンボル同期用信号生成部172は、内部生成タイミング信号1011を基に、相関受信データ信号1010に逆拡散を施し、復号データ信号1015を復元する為のシンボル同期用信号1012を生成、出力するように構成している。
第1のシンボル同期用タイミング調整部180は、可変遅延部181により、シンボル同期用信号1012の入力を、所定の初期時間n×Tだけ遅延した後(但し、nは整数)、相関部182と、低域通過型フィルタ183と、シンボル同期用相関判定器184とを用い、シンボル同期用相関判定器184の出力が所定値となるように、制御信号1014により、可変遅延部181の遅延量をフィードバック制御することで、シンボル同期用信号1012が、相関受信データ信号1010に同期するように構成している。
上記構成において、パルス変調型受信装置100は、無線信号を受信する2系統のアンテナ101a、101bで受信される無線信号から、受信部110aにて、受信RFデータ信号1004が抽出され、受信部110bにて、無線信号からRFフレーム同期用信号1005が抽出される。抽出された受信RFデータ信号1004とRFフレーム同期用信号1005とは、フレーム同期部140に入力される。第1のフレーム同期用タイミング調整部160では、RFフレーム同期用信号1005を受けて、第1のテンプレート信号1006を出力する。
そして、受信RFデータ信号1004とRFフレーム同期用信号1005とがフレーム同期部140へ入力される入力開始時では、テンプレート信号切り替え部142により、第1のテンプレート信号1006が選択され、同期用テンプレート信号1008としてフレーム同期用信号生成部141に出力される。フレーム同期用信号生成部141では、同期用テンプレート信号1008を受けてフレーム同期用信号1009を生成し、第2のフレーム同期用タイミング調整部150に出力する。
第2のフレーム同期用タイミング調整部150では、受信RFデータ信号1004にフレーム同期用信号1009を同期引き込みさせながら、受信RFデータ信号1004にフレーム同期用信号1009との相関をとり、フレーム同期用相関判定器155の出力が第1の所定値に達した場合に、テンプレート信号切り替え部142に向けて、テンプレート切り替え信号1020を送出する。この間、第2のテンプレート信号生成部143では、内部で発生させた第2のテンプレート信号1007を第1のテンプレート信号1006に同期させておく。
テンプレート信号切り替え部142は、テンプレート切り替え信号1020を受けて、第1のテンプレート信号1006から、第2のテンプレート信号1007へ入力切り替えを行う。そして、テンプレート信号切り替え部142から第2のテンプレート信号1007が、同期用テンプレート信号1008としてフレーム同期用信号生成部141に出力される。フレーム同期用信号生成部141では、同期用テンプレート信号1008を受けてフレーム同期用信号1009を生成し、第2のフレーム同期用タイミング調整部150に出力する。第2のフレーム同期用タイミング調整部150では、受信RFデータ信号1004にフレーム同期用信号1009を同期引き込みさせながら、受信RFデータ信号1004にフレーム同期用信号1009との相関をとる。さらに、フレーム同期用相関判定器155の出力が第2の所定値に達するまで、制御信号1013を可変遅延部151に出力する。
フレーム同期用相関判定器155の出力が第2の所定値に達すると、受信RFデータ信号1004に対するフレーム同期用信号1009の同期が確立され、所定の相関受信データ信号1010が、フレーム同期用相関判定器155から出力される。
次にパルス変調型送信装置の構成について説明する。図2において、パルス変調型送信装置200は、送信データ信号2001とフレーム同期用信号2002とに対して所定のパルス信号列変換操作(以下、シンボル化と呼ぶ)を行うシンボル化部210と、シンボル化部210の一方の出力であるシンボル化送信データ信号2003に所定の変調を施し、更に高速の無線周波数に周波数変換し、所定の電力レベルまで増幅した後、不要な成分をフィルタリングしたデータ信号を有する無線信号であるRFデータ信号2004を出力するRFデータ信号送信部220と、シンボル化部210の他方の出力であるシンボル化フレーム同期用信号2005に所定の変調を施し、更に高速の無線周波数に周波数変換し、所定の電力レベルまで増幅した後、不要な成分をフィルタリングしたフレーム同期用信号を有する無線信号であるRFフレーム同期用信号2006を出力するRF同期用信号送信部230とを有し、RFデータ信号2004或いはRFフレーム同期用信号2006を、図示しない伝送媒体に送出する2系統のアンテナ201a、201bとに接続されている。
シンボル化部210は、送信データ信号2001とフレーム同期用信号2002とを受け、各々の信号に対し、シンボル化を行ったシンボル化送信データ信号2003とシンボル化フレーム同期用信号2005とを出力するように構成している。
RFデータ信号送信部220は、変調部221aにより、シンボル化送信データ信号2003に所定の変調を施した後、周波数変換部222aにより、無線周波数に周波数変換を行う。更に、増幅器223aにより、所定の電力レベルまで増幅した後、帯域通過型フィルタ224aにより、不要な成分を除去したRFデータ信号2004を出力するように構成している。
RF同期用信号送信部230は、変調部221bによりシンボル化フレーム同期用信号2005に所定の変調を施した後、周波数変換部222bにより無線周波数に周波数変換を行う。更に、増幅器223bにより、所定の電力レベルまで増幅した後、帯域通過型フィルタ224bにより、不要な成分を除去したRFフレーム同期用信号2006を出力するように構成している。
つぎに、本実施の形態にかかるパルス変調型送信装置およびパルス変調型受信装置の動作について説明する。
パルス変調型送信装置200は、後述する図示しない内蔵の起動/停止指示信号生成部から、RF同期用信号送信部230の起動或いは停止を命令する起動/停止指示信号2007を受け、RF同期用信号送信部230の起動或いは停止を行う。パルス変調型受信装置100と新規の通信を開始しようとする場合、起動/停止指示信号生成部から起動信号がRF同期用信号送信部230に送られる。
RF同期用信号送信部230が起動時において、通信相手方のパルス変調型受信装置100に送信すべき送信データ信号2001とフレーム同期用信号2002とが、シンボル化部210に入力され、シンボル化部210により、送信データ信号2001とフレーム同期用信号2002とのそれぞれに対して、所定のシンボル化が施される。
シンボル化では、各入力ビット毎の値(1又は0)が、その値に対応して、予め定められた所定の規則に基づき構成されたパターンから成る複数のパルス信号列に変換され、出力される。また、シンボル化では、1ビットの入力に対して、複数ビットからなるパルス信号列に変換するシンボル化ではなく、複数ビットの入力に対して、複数ビットからなるパルス信号列に変換するシンボル化を行っても良い。
送信データ信号2001をシンボル化したシンボル化送信データ信号2003は、RFデータ信号送信部220に入力され、フレーム同期用信号2002をシンボル化したシンボル化フレーム同期用信号2005は、RF同期用信号送信部230に入力される。
次に、RFデータ信号送信部220に入力されたシンボル化送信データ信号2003は、変調部221aにて所定の変調が施された後、周波数変換部222aにて無線周波数に周波数変換され、さらに増幅器223aにて所定の電力レベルまで増幅された後、帯域通過型フィルタ224aにて不要成分が除去され、アンテナ201aに出力される。変調部221aにて用いられる変調方式としては、OOK(On Off Keying)、BPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(Quadra Phase Shift Keying)、PPM(Pulse Phase Modulation)等の変調方式が用いられる。また周波数変換では、正弦波発信源とミキサ回路を組み合わせて、ミキサ回路により正弦波発信源で生成された高周波搬送波信号を変調部221aの出力信号でミキシングする方法、正弦波発信源で生成された高周波搬送波信号出力を、スイッチ素子を用いて変調部221aの出力信号により、ON/OFFする方法、正弦波発信源自体を変調部221aの出力信号でON/OFFする方法等の周波数変換方法が用いられる。
次に、RFデータ信号送信部220から出力されたRFデータ信号2004は、アンテナ201aにより、図示しない伝送媒体を介して、通信相手方のパルス変調型受信装置100に送られる。
一方、RF同期用信号送信部230に入力されたシンボル化フレーム同期用信号2005は、変調部221bにて所定の変調が施された後、周波数変換部222bにて無線周波数に周波数変換され、さらに増幅器223bにて所定の電力レベルまで増幅された後、帯域通過型フィルタ224bにて不要成分が除去され、アンテナ201bに出力される。
変調部221bにて用いられる変調方式及び周波数変換部222bにて用いられる周波数変換としては、RFデータ信号送信部220と同じ変調方式及び周波数変換方法が用いられる。また、変調部221aと変調部221bとにて、それぞれ用いられる変調方式は、通信相手側のパルス変調型受信装置100で復調可能な変調方式であれば、異なる変調方式を用いても良い。さらに、周波数変換部222aと周波数変換部222bとにて、それぞれ用いられる周波数変換方式は、それぞれ所定の無線周波数に変換されるものであれば、同じ方式でなくともよく、異なる周波数変換方式を用いることができる。
次に、RF同期用信号送信部230から出力されたRFフレーム同期用信号2006は、アンテナ201bにより図示しない伝送媒体を介して、通信相手方のパルス変調型受信装置100に送られる。
ここまでの動作は、RF同期用信号送信部230が起動状態である時に、パルス変調型送信装置200における送信データ信号2001とフレーム同期用信号2002との送出動作である。次に、起動/停止指示信号生成部から出力される停止信号が、RF同期用信号送信部230に印加された時のパルス変調型送信装置200の動作を説明する。
通信相手方のパルス変調型受信装置100において、フレーム同期が確立されたというフレーム同期確立情報を受けて、所定時間が経過した後、起動/停止指示信号生成部から停止信号がRF同期用信号送信部230に送られる。又、フレーム同期確立情報を受けて所定時間が経過した後に、停止信号を発出する方法でなくとも、フレーム同期が確立され、所定時間が経過した後に、パルス変調型受信装置100から停止信号発出要求信号をパルス変調型送信装置200に送出し、この停止信号発出要求信号受けて停止信号を発出する方法でも良い。
停止信号が、RF同期用信号送信部230に入力されると、RF同期用信号送信部230内にある図示しない電源供給起動/停止制御回路により、RF同期用信号送信部230への電源供給が停止される。
パルス変調型受信装置100では、RFフレーム同期用信号1005を用いて同期確立した後、第2のテンプレート信号1007を用いて生成されたフレーム同期用信号1009により、同期維持を行っている。しかしながら、通信開始からの経過時間の長期化によるパルス変調型送信装置側タイミングとパルス変調型受信装置側タイミングとの時間ずれの積算、パルス変調型送信装置200とパルス変調型受信装置100との位置関係や、通信経路の変化による時間ずれによって、大幅な同期ずれが生じることがある。
微小な同期ずれであれば、フレーム同期部140内部の第2のフレーム同期用タイミング調整部150により補正されるが、例えば、第2のテンプレート信号1007が、「1」である時間領域内での同期ずれ補正を、大幅に超える同期ずれ補正には、同期補正周期を長くする必要があり、同期時間の短縮と相反する定数を設定する必要が出てくる。
そこで、起動/停止指示信号生成部は、停止指示信号を発出した後、所定の時間間隔でRF同期用信号送信部230に向けて、起動指示信号と停止指示信号とを交互に送出する。パルス変調型受信装置100では、同期確立後に所定の時間間隔で送られてくるRFフレーム同期用信号(以下、RFフレーム同期保持信号と呼ぶ)を用いて同期ずれ補正を行う。
又、フレーム同期確立後、パルス変調型受信装置100の受信部110b或いは第1のフレーム同期用タイミング調整部160又は両方の電源供給を停止しても良いし、パルス変調型送信装置200のRF同期用信号送信部230の電源供給を停止しても良いし、その両方を行っても良い。
次に、パルス変調型受信装置の動作について説明する。パルス変調型受信装置100は、通信相手側のパルス変調型送信装置200より送られてくる無線信号から、アンテナ101aと受信部110aとにより受信RFデータ信号1004を抽出し、アンテナ101bと受信部110bとによりRFフレーム同期用信号1005をそれぞれ抽出する。
フレーム同期部140では、受信RFデータ信号1004とRFフレーム同期用信号1005とから、ベースバンドのパルス信号である相関受信データ信号1010を抽出する為、受信RFデータ信号1004にフレーム同期用信号1009を同期させる。しかしながら、受信RFデータ信号1004を構成するRFデータパルス列は、時間によってパルス信号の存在しない状態も有る。よって、従来このようなRFデータパルスの存在しない時間状態から、RFデータ信号にフレーム同期用信号を同期させようとすると、同期確立までに長い時間を要してしまっていた。つまり、同期引き込みは、フレーム同期用信号を形成する搬送波の周期よりも短い時間間隔で行われる必要があるので、搬送波周波数が高く、また、同期開始時からRFデータパルスが現れるまでの時間が長い場合には、同期確立までに長い時間がかかってしまう。
一方、フレーム同期の確立動作は、受信した受信RFデータ信号1004を構成するRFデータパルスの概略の位置を検出するモード(以後、パルス捕捉と呼ぶ)と、受信RFデータ信号1004とフレーム同期用信号1009の位相を一致させるモード(以後、パルス位相捕捉と呼ぶ)とで構成される。
そこで、敏速なフレーム同期の確立を実現する為に、パルス捕捉過程において、データ信号情報であるRFデータパルスと同期のとれたフレーム同期用信号情報であるテンプレート信号を有するRFフレーム同期用信号1005を用いる。
つまり、第2のフレーム同期用タイミング調整部150において、第1のフレーム同期用タイミング調整部160からの第1のテンプレート信号1006を基に、フレーム同期用信号生成部141で生成されたフレーム同期用信号1009を、受信RFデータ信号1004に同期させる。このとき、RFデータパルスとフレーム同期用信号1009を構成する第1のテンプレート信号1006との位相関係は同一タイミングであるので、RFデータ信号を構成するRFデータパルスとRFフレーム同期用信号1005が有するテンプレート信号との位相関係も合っている。さらに、第1のフレーム同期用タイミング調整部160から出力される第1のテンプレート信号1006は、RFフレーム同期用信号1005が有するテンプレート信号とも位相関係が合っているので、フレーム同期用信号生成部141で生成されるフレーム同期用信号1009も、受信RFデータ信号1004を構成するRFデータパルスと位相関係が合っている。その結果、同期確立過程の最初からパルス捕捉を実現することが可能となる。
つまり、第2のフレーム同期用タイミング調整部150において、受信RFデータ信号1004とフレーム同期用信号1009とを相関部153で乗じれば、相関出力が同期確立過程の最初から得られるので、フレーム同期用相関判定器155にて、受信RFデータ信号1004とフレーム同期用信号1009との相関を判断し、相関出力が第1の所定値となるまで、可変遅延部151において、制御信号1013を用いて、フレーム同期用信号を形成する搬送波の位相をフィードバック制御することで、パルス位相捕捉を行い、同期を確立することができる。
ここで、受信RFデータ信号1004を構成するRFデータパルスの立ち上がり時におけるRFデータ信号の搬送波と、フレーム同期用信号1009を構成する同期用テンプレート信号の立ち上がり時におけるフレーム同期用信号の搬送波との位相関係が合う、つまり同一タイミングであるように設計されていることが望ましいが、各搬送波レベルの位相関係が合っていなくとも、相関出力が得られ、最終的に各搬送波レベルの位相関係まで合うように制御される。フレーム同期用信号搬送波との位相関係が合うように設計されている場合は、フィードバック制御を行わず、可変遅延部151の遅延量を0(ゼロ)とすることで、パルス捕捉とパルス位相捕捉を同時に実現することができる。この場合、同期確立に要する時間が殆ど不要となると共に、フレーム同期確立動作開始時から相関受信データ信号1010が得られるので、フレーム同期確立用の余分なデータを送出する必要が無くなり、更なる高速データ通信が可能とる。
なお、遅延量が0(ゼロ)と記載したが、これは、テンプレート信号切り替え部142と、可変遅延部151と、増幅器152及び、相関部153に至るまでの図示しない配線等が持つ、固有の遅延量が適宜補正されているものとした場合である。もちろん、アンテナ101a、101bと、帯域通過型フィルタ102a、102bと、低雑音増幅器103a、103bとが持つ、固有の遅延量も適宜補正されているものとしている。
フレーム同期の確立が完了した後も、引き続きRFフレーム同期用信号1005を使用して、同期保持を行い、シンボル同期の動作を開始することも可能である。しかしながら、常時、RFフレーム同期用信号2006を送信しておくことは、周波数利用効率の低下につながる。そこで、フレーム同期用信号1009の生成に用いるテンプレート信号を、第1のフレーム同期用タイミング調整部160で生成した第1のテンプレート信号1006から、第2のテンプレート信号生成部143で生成された第2のテンプレート信号1007に切り替える。
切り替えを行う前に、テンプレート信号1006と第2のテンプレート信号1007とのタイミング合わせである同期確立が行われる。この同期確立動作は、第2のテンプレート信号生成部143内部の図示しない相関部、低域通過型フィルタ、相関判定器、可変遅延部等を用い、第1或いは第2のフレーム同期用タイミング調整部160、150にて用いた操作と同じ操作を実行することにより行われる。また、第2のテンプレート信号生成部143では同期が確立した後、或いは同期確立後でテンプレート信号1006出力が停止する以前の所定時において、第1のテンプレート信号1006を参照とした同期保持状態から第1のテンプレート信号1006を参照しないで、同期確立した状態を保持する自己同期保持状態に移行する。
これにより、通信相手側のパルス変調型送信装置200からRFフレーム同期用信号2006が送られてこなくなった場合や、同期用テンプレート信号の切り替え後に第1のフレーム同期用タイミング調整部160の動作が停止された場合でも、最初に同期確立した状態を保持することが可能となる。
自己同期保持状態に移行した後、第1のテンプレート信号1006が入力された場合は、図示しない同期ずれ補正用RFフレーム同期保持信号入力検出回路により、同期ずれ補正を行う為のRFフレーム同期保持信号が、入力されたことにより生成された第1のテンプレート信号であることを検出する。その後、自己同期保持状態を止め、第1のテンプレート信号1006に、第2のテンプレート信号1007を再同期させる。
以後、同期ずれ補正用RFフレーム同期保持信号の入力に応じて、自己同期保持状態と再同期状態とを交互に繰り返す。
自己同期保持状態に移行し、且つ、第2のフレーム同期用タイミング調整部のフレーム同期用相関判定器155から、第1のテンプレート信号1006と第2のテンプレート信号1007の切り替え指示信号が入力されている場合、テンプレート信号切り替え部142は、第1のテンプレート信号1006から第2のテンプレート信号1007に入力を切り替え、同期用テンプレート信号1008としてフレーム同期用信号生成部141に出力する。
以上の切り替え動作により、RFフレーム同期用信号1005を用いたフレーム同期から、第2のテンプレート信号1007を用いたフレーム同期への移行が行われ、かつ、第2のテンプレート信号1007を用いたフレーム同期保持状態となる。
次に、シンボル同期部170の動作を説明する。フレーム同期が確立した後、フレーム同期部140から出力される相関受信データ信号1010を基に、シンボル同期部170にて、復号データ信号1015が復元される。パルス変調型送信装置200では、シンボル化部210における送信データ信号の1つ或いは複数のビットを予め定められた所定の規則に基づき構成されたパターンから成る複数のパルス信号列に変換出力されている。
よって、相関受信データ信号1010から復号データ信号1015を復元する為には、上記と逆の操作を行ってやる必要がある。上記のように、シンボル化部210で行われる操作としては、拡散符号化処理がある。また、シンボル同期部170で行われる操作としては、逆拡散符号化処理がある。
又、シンボル符号化は必ずしも必要な動作ではないが、連続波を用いたCDMA通信と同様に、パルス通信においても多重化を実現する方法の1つである。シンボル同期部170に入力された相関受信データ信号1010は、図示しない分配器により2分岐され、一方が第1のシンボル同期用タイミング調整部180に、他方がタイミング再生部171に入力される。
タイミング再生部171に相関受信データ信号1010が入力されると、相関受信データ信号1010に基づいて、フレーム同期部140の第2のテンプレート信号生成部143における第2のテンプレート信号生成の動作で説明したのとほぼ同様の動作により、所定の時間間隔にパルスが生じる内部生成タイミング信号1011を生成する。
つまり、タイミング再生部171内部の図示しない相関部、低域通過型フィルタ、相関判定器、可変遅延部等を用い、第1或いは第2のフレーム同期用タイミング調整部160、150にて用いた操作を実行することにより、相関受信データ信号1010に同期した内部生成タイミング信号1011を生成し、シンボル同期用信号生成部172に出力する。
また、変調方式にBPSKが用いられる場合は、相関受信データ信号1010のデータ列は一定間隔で連続するので、その振幅情報だけをもちいることで、内部生成タイミング信号1011を生成することができる。また、OOK変調やPPM変調が用いられる場合でも、データ列は一定間隔ではないが、いずれかのデータ列で、シンボル同期を確立する為の内部生成タイミング信号1011を、生成することが可能である。
シンボル同期用信号生成部172では、内部生成タイミング信号1011を受けて、復号データ信号1015を復元する為の複数パルス列を有するシンボル同期用信号1012を生成し、第1のシンボル同期用タイミング調整部180に送出する。
第1のシンボル同期用タイミング調整部180では、入力された相関受信データ信号1010とシンボル同期用信号1012とを相関部182で乗じ、相関をとることにより通信相手方からの復号データ信号1015を復号し、復号データ信号1015を出力する。この際、シンボル同期用信号1012と相関受信データ信号1010とのタイミングがずれている場合は、このタイミングずれにより、相関受信データ信号パルス列において、誤ったタイムスロットがシンボルの先頭となっている状態となるので、可変遅延部181の遅延時間を変更することによって、シンボル同期を実現する。
遅延時間の変更は、シンボル同期用相関判定器184において、相関値が所定の値となるまで、シンボル同期用相関判定器184から可変遅延部181に向けて、遅延量変更の制御信号1014が送出されることにより実現される。可変遅延部181では、遅延量変更の制御信号1014に基づき遅延時間の変更を行う。変更量は、タイムスロットTをステップ幅として量子的に変更されるが、ステップ幅を1つずつ、連続的に増減させてもよいし、変更量に応じて増減するステップ数を変更しても良い。
このような本発明の実施の形態1のパルス変調型送信装置およびパルス変調型受信装置及びシステムによれば、パルス変調型送信装置200に、送信データ信号2001とフレーム同期用信号2002とを、それぞれ別送するRFデータ信号送信部220とRF同期用信号送信部230とを設け、さらにパルス変調型受信装置100のフレーム同期部140に、別送信号であるRFフレーム同期用信号1005を基に生成した第1のテンプレート信号1006を生成する第1のフレーム同期用タイミング調整部160と、第1のテンプレート信号1006に同期した第2のテンプレート信号1007を生成するテンプレート信号生成部143と、第1のテンプレート信号1006と第2のテンプレート信号1007のうち一つを同期状態により選択し、同期用テンプレート信号1008として切り替え出力するテンプレート信号切り替え部142と、受信RFデータ信号1004を構成するRFデータパルスと同期のとれた同期用テンプレート信号1008を受けフレーム同期用信号1009を生成するフレーム同期用信号生成部141と、受信RFデータ信号1004とフレーム同期用信号1009とから相関受信データ信号1010を生成、出力する第2のフレーム同期用タイミング調整部150とを設け、通信開始時の初期同期確立におけるパルス捕捉或いはパルス位相捕捉に、RFフレーム同期用信号1005を基に生成した第1のテンプレート信号1006によるフレーム同期を行い、同期確立後に、第2のテンプレート信号1007によるフレーム同期を行うことにより、別送のRFフレーム同期用信号1005を用いずに内部で発生させたフレーム同期用信号を用いて受信RFデータ信号1004との同期確立を行った場合よりも、短時間で同期を確立することが可能となるので、通信速度を上げることが可能となる。
また、同期確立の間に、第1のテンプレート信号1006に第2のテンプレート信号を同期させておき、同期確立後の同期保持として、第1のテンプレート信号1006から第2のテンプレート信号1007へと切り替えることで、同期保持時はパルス変調型送信装置200側のRF同期用信号送信部230或いはパルス変調型受信装置100側の受信部110bの動作を停止することができるので、パルス変調型送信装置200側及びパルス変調型受信装置100側における動作回路数の低減による低消費電力化が図られる。
さらに、パルス変調型送信装置200の側におけるRFフレーム同期用信号2006の送信を停止している間は、RFフレーム同期用信号伝送用に使用した周波数帯域もRF送信データ信号伝送用として利用できるので、更なる高速データ伝送が可能なパルス変調型送信装置、パルス変調型受信装置およびシステムを実現することができる。
なお、上記実施の形態のフレーム同期部140では、フレーム同期確立に別送のRFフレーム同期用信号1005より生成した第1のテンプレート信号1006を用い、同期確立後の同期保持に第2のテンプレート信号1007を用いる構成を示したが、同期確立後の同期保持に第2のテンプレート信号として、受信RFデータ信号1004を用いる構成としてもよい。さらに、同期保持だけでなく、同期確立も受信RFデータ信号1004を別送のRFフレーム同期用信号1005より生成した第1のテンプレート信号として用いる構成としてもよい。
以上の説明では、別送する情報としてパルス位置、位相を示すフレーム同期タイミング、符号列の位置を示すシンボル同期タイミングとした場合について記載したが、機器間の認証に関わる情報を別送してもよい。機器間の認証の手順としては、例えば、別送された認証情報を含む信号を受信可能な機器が受信し、他機器の送信要求の検出、通信相手の限定を行う。この際に、認証用のデータはRFフレーム同期用信号と、RFシンボル同期用タイミング信号のいずれに加えてもよく、またこれを新たな信号として別送しても良い。このことによって、別送信号にて、認証を行うことで、通信用のデータ信号に認証用のデータ部分を不用とし、データ速度を落とさずに済む効果がある。
また、データ信号、フレーム同期タイミング信号、シンボル同期タイミング信号はデータ速度を変えてもよい。このことによって、各信号のデータ速度を変えることによって、低レートの信号の占有帯域を狭め、使用する周波数帯域を減らすことを可能にする。
また、低レートの信号を受信する際には、他方式のパルス通信との協調動作を行うことも可能である。
また、前記RFデータ信号と、前記RFフレーム同期用信号と、前記RFシンボル同期用タイミング信号との、少なくとも1つを送信するものであればよい。このことによって、特定用途の信号のみを送信することで同一システム内の他機器や、他システムの機器との協調動作、例えば通信衝突防止を行うことができる。
また、パルス通信システムのみならず、OFDMシステムのような他の変調方式の信号も受信することで、システム間干渉を低減するように送信タイミング、出力レベルを制御することも可能である。
また、第2のRF入力信号で精度の低い同期を行い、第1のRF入力信号で精度の高い同期を行うことで、例えばレートの低い通信システム、通信方式にて疎同期を行い、必要に応じてレートの高い通信システム、通信方式にて精度の高い同期を行うことで、同期回路の消費電力を低減できるとともに、一定の時間間隔で疎同期を行うことで、精度の高い同期の開始から同期確立までの時間を短縮することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2のパルス変調型送信装置およびパルス変調型受信装置について説明する。実施の形態1と異なるのは、パルス変調型受信装置が異なっており、パルス変調型送信装置は実施の形態1と同じである。本発明の実施の形態2のパルス変調型受信装置のブロック構成を図3に示す。
図3は、フレーム同期確立に別送のRFフレーム同期用信号1005より生成した第1のテンプレート信号1006を用い、同期確立後の同期保持に、受信RFデータ信号1004を可変遅延部343により所定の時間Tだけ遅延させた遅延受信RFデータ信号3010を用いるフレーム同期部340のブロック構成図である。図1のパルス変調型受信装置100の構成と異なるのは、第2のテンプレート信号生成部143と、テンプレート信号切替え部142とを有せず、フレーム同期用信号切替え部342と可変遅延部343とを有し、フレーム同期用信号切替え部342と第1のフレーム同期用タイミング調整部160の第1のテンプレート信号生成部161との間にフレーム同期用信号生成部141を有し、受信RFデータ信号1004が所定時間Tだけ可変遅延部343にて遅延された後、フレーム同期用信号切替え部342に入力される点である。
また、フレーム同期部140の動作と異なるのは、以下の点である。
受信RFデータ信号1004とRFフレーム同期用信号1005とがフレーム同期部340へ入力される入力開始時では、フレーム同期用信号切り替え部342により、テンプレート信号1006を用いて、フレーム同期用信号生成部141にて生成されたフレーム同期用信号1009が選択され、第2のフレーム同期用タイミング調整部150に出力される。
第2のフレーム同期用タイミング調整部150では、受信RFデータ信号1004に、フレーム同期用信号切り替え部342から出力されるフレーム同期用信号1009を同期引き込みさせながら、受信RFデータ信号1004にフレーム同期用信号切り替え部342から出力されるフレーム同期用信号1009との相関をとり、フレーム同期用相関判定器155の出力が第1の所定値に達した場合に、フレーム同期用信号切り替え部342に向けて、フレーム同期用信号切り替え信号3020を送出する。
フレーム同期用信号切り替え部342は、フレーム同期用信号切り替え信号3020を受けて、テンプレート信号1006から、遅延受信RFデータ信号3010へ入力切り替えし、第2のフレーム同期用タイミング調整部150に出力する。
第2のフレーム同期用タイミング調整部150では、受信RFデータ信号1004に遅整延受信RFデータ信号3010を同期引き込みさせながら、受信RFデータ信号1004に遅延受信RFデータ信号3010との相関をとり、フレーム同期用相関判定器155の出力が第2の所定値に達するまで、制御信号1013を可変遅延部151に出力する。
フレーム同期用相関判定器155の出力が第2の所定値に達すると、受信RFデータ信号1004に対する遅延受信RFデータ信号3010の同期が確立され、所定の相関受信データ信号1010が、フレーム同期用相関判定器155から出力される。
つまり、フレーム同期の引き込み時には、図1で示したフレーム同期部140と同じ動作を行うが、フレーム同期の確立には、受信RFデータ信号1004を2分岐し、一方を可変遅延部343により所定の時間Tだけ遅延させた遅延受信RFデータ信号3010を用いて、相関受信データ信号1010を検出する遅延検波を行う。ここまでが、フレーム同期部140の動作と異なる点である。
遅延検波では、同じ信号を用いて相関をとるので、同期検波よりも信号対雑音比が3dB低下するが、この構成により、フレーム同期部340の内部に、第2のテンプレート信号生成部143を有する必要がない分だけ回路構成が簡単になるのと、消費電力を削減することが可能となる。
なお、以上の説明では、各種テンプレート信号1006、1007及びフレーム同期用信号1009のレベル調整については説明していないが、乗算処理、相関処理に使用する素子に応じて増幅器等で信号レベルの調整を行うことは言うまでも無い。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3のパルス変調型送信装置およびパルス変調型受信装置について説明する。実施の形態2と異なるのは、パルス変調型受信装置が異なっており、パルス変調型送信装置は実施の形態1と同じである。本発明の実施の形態3のパルス変調型受信装置のブロック構成を図4に示す。
図4は、同期引き込みと同期の確立とにおいて、受信RFデータ信号1004を用いるフレーム同期部440を有するパルス変調型受信装置のブロック構成図である。図3のパルス変調型受信装置と異なるのは、アンテナ101bに接続されておらず、受信部110bを有せず、RFデータ信号が3分岐されてフレーム同期部440に入力され、さらに、RFフレーム同期用信号1005ではなく、受信RFデータ信号1004が第1のフレーム同期用タイミング調整部160の相関部162に入力されている点である。
また、フレーム同期部340の動作と異なるのは、以下の点である。
受信RFデータ信号1004がフレーム同期部へ入力される入力開始時では、フレーム同期用信号切り替え部342により遅延受信RFデータ信号3010が選択され、第2のフレーム同期用タイミング調整部150に出力される。
第2のフレーム同期用タイミング調整部150では、受信RFデータ信号1004に、フレーム同期用信号切り替え部342から出力される遅延受信RFデータ信号3010を同期引き込みさせながら、受信RFデータ信号1004にフレーム同期用信号切り替え部342から出力される遅延受信RFデータ信号3010との相関をとり、フレーム同期用相関判定器155の出力が第1の所定値に達した場合に、フレーム同期用信号切り替え部342に向けて、フレーム同期用信号切り替え信号3020を送出する。
フレーム同期用信号切り替え部342は、フレーム同期用信号切り替え信号3020を受けて、遅延受信RFデータ信号3010から、フレーム同期用信号4009へ入力切り替えし、第2のフレーム同期用タイミング調整部150に出力する。
第2のフレーム同期用タイミング調整部150では、受信RFデータ信号1004にフレーム同期用信号4009を同期引確立させながら、受信RFデータ信号1004にフレーム同期用信号4009との相関をとり、フレーム同期用相関判定器155の出力が第2の所定値に達するまで、制御信号1013を可変遅延部151に出力する。
フレーム同期用相関判定器155の出力が第2の所定値に達すると、受信RFデータ信号1004に対する遅延受信RFデータ信号3010の同期が確立され、所定の相関受信データ信号1010が、フレーム同期用相関判定器155から出力される。
つまり、受信RFデータ信号1004を3分岐し、フレーム同期の引き込み時には、3分岐したうちの1つを、可変遅延部343により、所定の時間Tだけ遅延させた遅延受信RFデータ信号3010を用いて、相関受信データ信号1010を検出する遅延検波を行う。さらに、フレーム同期の確立には、3分岐したうちのもう1つの受信RFデータ信号1004を用いて生成したテンプレート信号1006を基に、フレーム同期用信号生成部141で生成したフレーム同期用信号4009を用いて、相関受信データ信号1010を検出する同期検波を行う。ここまでが、フレーム同期部340の動作と異なる点である。
つまり、フレーム同期の引き込み時には、受信RFデータ信号1004を3分岐した1つを所定の時間Tだけ遅延させて、相関受信データ信号1010を検出する遅延検波を行う。
そして、フレーム同期引き込みの間に、3分岐したうちのもう1つの受信RFデータ信号1004を基に、受信RFデータ信号1004を構成するRFデータパルスの立ち上がり波形と同期がとることができる。さらに、1と0が交互に連続した第1のテンプレート信号1006を第1のテンプレート信号生成部161で生成する。
フレーム同期用信号切替え部342は、受信RFデータ信号1004を構成するRFデータパルスの立ち上がり波形と同期がとれた後、受信RFデータ信号1004をフレーム同期用信号生成部141からのフレーム同期用信号4009へと切替え、第2のフレーム同期用タイミング調整部150へ出力する。
遅延検波では、同じ信号を用いて相関をとるので、同期検波よりも信号対雑音比が3dB低下するが、同期検波よりも、パルス補足及びパルス位相補足の為の回路が複雑にならない点を利用している。
また、RFフレーム同期用信号1005が有するテンプレート信号と異なり、受信RFデータ信号1004が有するRFデータパルスは、1と0が交互に連続していない。また、相関判定器164における感度が低下する。
この為、図1のフレーム同期部140の構成に比べて、同期確立に時間を要すると共に、タイミングの安定度も低下するが、この構成により、別送のRFフレーム同期用信号1005を用いずに周波数利用効率の良い通信システムとすることが可能となる。
なお、以上の説明では、各種テンプレート信号1006及びフレーム同期用信号4009のレベル調整については説明していないが、乗算処理、相関処理に使用する素子に応じて増幅器等で信号レベルの調整を行うことは言うまでも無い。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4のパルス変調型送信装置およびパルス変調型受信装置について説明する。実施の形態1と異なるのは、パルス変調型受信装置が異なっており、パルス変調型送信装置は実施の形態1と同じである。本発明の第4の実施の形態のパルス変調型受信装置のブロック構成を図5に示す。
図5において、実施の形態1と異なるのは、フレーム同期部140にて使用する別送のRFフレーム同期用信号1005の他に、シンボル同期用のタイミング信号として必要な形式の信号そのものが、無線周波数にて、さらに別送(以後、RFタイミング信号と呼ぶ)されている点である。
タイミング信号としては、シンボルの開始時のみに信号を発生させる形式や、シンボル中の複数のビットのタイミングで信号を発生させる形式等がある。
本発明の実施の形態1のパルス変調型送信装置およびパルス変調型受信装置の構成及び動作と共通する部分についての説明は省略し、異なる構成及び動作についてのみ説明を行う。
図5において、パルス変調型受信装置500は、パルス変調型受信装置100の構成に加えて、シンボル同期部570に、別送のRFシンボル同期用タイミング信号5006からベースバンドのタイミング信号(第1のタイミング信号と呼ぶ)を検出し、振幅加算を行う第2のシンボル同期用タイミング調整部560と、RFシンボル同期用タイミング信号5006と同期のとれたタイミング信号5008(以後、第2のタイミング信号と呼ぶ)を生成するクロック再生部571と、第2のタイミング信号5008と第1のタイミング信号5007のうち1つを切替え出力するタイミング信号切り替え部573とから構成されている。
第2のシンボル同期用タイミング調整部560は、検波部501にて、RFシンボル同期用タイミング信号5006からベースバンドのタイミング信号を検出し、検出信号を2分岐した一方を所定時間m×Tだけ遅延し、他方と加算することにより所定振幅以上の第1のタイミング信号5007を出力するよう構成している。
クロック再生部571は、図示しない内部のテンプレート信号生成部、可変遅延部、相関部、低域通過型フィルタ、相関判定器等により内部で生成したタイミング信号をRFシンボル同期用タイミング信号5006に同期させ、出力するよう構成している。
タイミング信号切り替え部573は、第2のタイミング信号5008が第1のタイミング信号5007に同期し、シンボル同期用相関判定器184からのシンボル同期用信号切り替え信号5020を受けて、第1のタイミング信号5007から第2のタイミング信号5008に切替え、出力するよう構成している。所定の時間が経過した後に第1のタイミング信号5007から第2のタイミング信号5008に切替え、出力するよう構成してもよい。
以上のように構成された本発明の第4の実施の形態のパルス変調型受信装置について、図5を用いてその動作を説明する。フレーム同期確立或いは保持が行われている一方で、シンボル同期部570では、第1のタイミング信号5007を用いたシンボル同期の確立が図られる。まず、アンテナ101bと受信部110bとにより、無線信号からRFシンボル同期用タイミング信号5006が抽出された後、第2のシンボル同期用タイミング調整部560に入力される。
第2のシンボル同期用タイミング調整部560では、検波部501によりRFシンボル同期用タイミング信号5006からベースバンドのタイミング信号を検出し、検出信号を2分岐した一方を可変遅延部503で所定時間m×Tだけ遅延し、加算・リセット回路部502で他方の検波信号と加算し、所定回数加算後にリセットし、適当な回数の信号を加算し、外部タイミング信号5007を出力する。ここで、mは1シンボルを構成するフレーム数を表す整数で、Tは1シンボル長の時間を表す。これにより、信号の対雑音比を改善することができると共に、送られてくるタイミング信号の時間的な変化に追従することも可能である。
その後、外部タイミング信号5007は、タイミング信号切替え部573にて選択され、シンボル同期用信号生成部172に出力される。シンボル同期用信号生成部172に入力された第1のタイミング信号を基にシンボル同期用信号を生成する以降の動作は、実施の形態1と同じである。
一方、第1のタイミング信号5007は、2分岐され一方が、クロック再生部571に入力される。クロック再生部571では、図示しない内部のテンプレート信号生成部で生成されたタイミング信号が、可変遅延部により所定の時間だけ初期遅延された後、外部タイミング信号5007と共に相関部により相関がとられ、低域通過型フィルタを通過した後、相関判定器により相関出力が所定値となるまで、可変遅延部の遅延量をフィードバック制御する。相関出力が所定値となると、クロック再生部571内部で生成した第2のタイミング信号5008が第1のタイミング信号5007に同期する。
タイミング信号切り替え部573は、第2のタイミング信号5008が第1のタイミング信号5007に同期し、所定の時間が経過した後、第1のタイミング信号5007から第2のタイミング信号5008に切替え、シンボル同期用信号生成部172に出力する。
その後、所定時間後にRFシンボル同期用タイミング信号5006の送信が断となり、所定時間間隔でシンボル同期保持用のRFタイミング信号(以後、シンボル同期保持タイミング信号と呼ぶ)が、通信相手方のパルス変調型送信装置から送られてくることとなるが、その動作は、実施の形態1のフレーム同期と同じであるので、ここでは省略する。
又、実施の形態4で用いられるパルス変調型送信装置の構成は、図2のパルス変調型送信装置200において、フレーム同期用信号2002に加えて、シンボル同期用クロック信号が一緒に加えられているものとし、その構成及び動作は実施の形態1と同じであることから説明を省略する。
このような本発明の第4の実施の形態のパルス変調型送信装置、パルス変調型受信装置及びシステムによれば、実施の形態1のパルス変調型送信装置200に、別送のRFフレーム同期用信号2006に加えて、RFシンボル同期用タイミング信号を更に別送する構成とし、更に実施の形態1のパルス変調型受信装置100に、RFシンボル同期用タイミング信号から第1のタイミング信号5007を検出する第2のシンボル同期用タイミング調整部560と、シンボル同期の確立或いは同期保持に第1のタイミング信号5007を用い、シンボル同期を確立し、シンボル同期用相関判定器184からのシンボル同期用信号切り替え信号5020を受けて、第1のタイミング信号5007から第2のタイミング信号5008に切替えるタイミング切替え部573と、を設けることにより、フレーム同期における同期確立時間の短縮が図れると共に、さらにシンボル同期における同期確立時間の短縮化も図れる。シンボル同期を確立し、所定の時間が経過した後に外部タイミング信号5007から内部タイミング信号5008に切替えてもよい。
また、フレーム同期保持時に、パルス変調型送信装置200側におけるRF同期用信号送信部230及びパルス変調型受信装置500側の低雑音増幅器103bの動作を停止することができることに加えて、シンボル同期保持時にも、パルス変調型送信装置200側におけるRFフレーム同期用信号とRFシンボル同期用タイミング信号の送信との送信停止、及び、パルス変調型受信装置500側の低雑音増幅器103bと第2のシンボル同期用タイミング調整部560との動作停止をすることができるので、パルス変調型送信装置200側及びパルス変調型受信装置500側における動作回路数の低減による更なる低消費電力化が図れる。
さらに、パルス変調型送信装置200側におけるRFフレーム同期用信号の送信停止に加えて、RFシンボル同期用タイミング信号の送信停止を行っている間、RFフレーム同期用信号とRFシンボル同期用タイミング信号との伝送に使用した周波数帯域を、送信データ信号の伝送用として利用できるので、更なる高速のデータ伝送が可能なパルス変調型送信装置およびパルス変調型受信装置を実現できる。
(実施の形態5)
次に、本発明の実施の形態5のパルス変調型送信装置およびパルス変調型受信装置について説明する。実施の形態4と異なるのは、パルス変調型受信装置が異なっており、パルス変調型送信装置は実施の形態1と同じである。本発明の実施の形態5のパルス変調型受信装置のブロック構成を図6に示す。
図6において、実施の形態4の構成と異なるのは、パルス変調型送信装置側において、別送されるRFフレーム同期用信号1005とRFシンボル同期用タイミング信号5006とがそれぞれ異なる周波数帯にて伝送され、さらにパルス変調型受信装置600側ではRFフレーム同期用信号1005とRFシンボル同期用タイミング信号5006とを別々の無線受信系にて抽出、出力している点である。
本発明の実施の形態4のパルス変調型送信装置およびパルス変調型受信装置の構成及び動作と共通する部分についての説明は省略し、異なる構成及び動作についてのみ説明を行う。
図6において、実施の形態4のパルス変調型受信装置500と異なるのは、パルス変調型受信装置600は、さらにアンテナ601に接続され、受信部110cを有し、アンテナ601と帯域通過型フィルタ602と増幅器603とを用いて、無線信号からRFシンボル同期用タイミング信号5006を抽出し、所定の電力レベルにまで低雑音で増幅した後、抽出した信号を第2のシンボル同期用タイミング調整回路560に出力する構成及び動作となっている点である。
図7において、別送されるRFフレーム同期用信号1005とRFシンボル同期用タイミング信号5006とを示す。パルス捕捉とパルス位相捕捉とを行う同期確立時に使用されるRFフレーム同期用信号1005は、一定の時間Tを隔てた時間t1〜tnにて、RFデータ信号を構成するRFデータパルスのパルス幅と同一時間長te1だけ、断続的に励振される正弦波で構成されている。送受信用パルスのパルス幅te1は、時間間隔Tよりも短い。
一方、シンボル同期用信号生成部172にて、シンボル同期用に使用されるRFシンボル同期用タイミング信号5006は、その信号開始時間t1を元に、シンボル同期用信号の生成が行われるため、全ての時間t1〜tnにて断続的に正弦波が励振される必要は無く、時間t1のみに所定時間だけ励振されていれば良い。また、励振時間はte1より長くてもかまわない。図7では、時間Tだけ励振している。
このため、シンボル同期用に使用される別送のRFシンボル同期用タイミング信号5006には、初期のフレーム同期確立用とは異なる第2の狭帯域の周波数チャネルを割り当てる。
このような本発明の第5の実施の形態のパルス変調型送信装置、パルス変調型受信装置及びシステムによれば、実施の形態4の構成に加えて、RFフレーム同期用信号1005とRFシンボル同期用タイミング信号5006を、別々の無線周波数にて送受信する構成を設けることで、同じ無線周波数で受信する時と比較して、第1のフレーム同期用タイミング調整部及び第2のシンボル同期用タイミング調整部160、560にて、互いの信号成分による影響が除去される。
このため、フレーム同期確立時間の短縮とシンボル同期確立時間の短縮が図れるなどの実施の形態4の効果に加え、より安定したフレーム同期用信号とシンボル同期用タイミング信号が抽出できる。さらに、よりジッタが少なく安定した相関受信データ信号或いは復元データ信号が得られる。
(実施の形態6)
次に、本発明の実施の形態6のパルス変調型送信装置およびパルス変調型受信装置について説明する。実施の形態5と異なるのは、パルス変調型受信装置とパルス変調型送信装置が異なっている。本発明の実施の形態6のパルス変調型送信装置のブロック構成を図8に、パルス変調型受信装置のブロック構成を図9に示す。
本発明の実施の形態6のパルス変調型送信装置およびパルス変調型受信装置の構成及び動作と共通する部分についての説明は省略し、異なる構成及び動作についてのみ説明を行う。
図8において、パルス変調型送信装置800は、パルス変調型送信装置200の構成に加えて、変調部221a、221bと周波数変換部222a、222bとの間に波形選択部811a、811bを設けた構成となっている。
図9において、パルス変調型受信装置900は、パルス変調型受信装置600のシンボル同期部570内に第2のタイミングを生成するタイミング生成部571と、タイミング切替え部573とを有せず、また第2のシンボル同期用タイミング調整部内に検波部501と、加算・リセット回路部502とを有せず、相関部901と低域通過型フィルタ902と相関判定器903とを有する構成となっている。
図8において、送信データ信号2001とフレーム同期用信号2002とは、シンボル化部210でシンボル化され、変調部221a、221bで所定の変調を施された後、波形選択部811a、811bで所定の波形を有するウェーブレットを割り当てられ、周波数変換部222a、222bで周波数変換されて送信される。
一方、シンボル同期用タイミング信号8003は、シンボル化部210でシンボル化され、変調部221a、221bで所定の変調を施された後、波形選択部811bにて、送信データ或いはフレーム同期用信号とは異なる波形を有するウェーブレットが割り当てられる。
このとき、送信データ信号2001或いはフレーム同期用信号2002とシンボル同期用タイミング信号8003とに割り当てられる波形には、パルス変調型受信装置900側にて互いに分離可能な波形が選ばれる。図10に送信データ信号2001或いはフレーム同期用信号2002とシンボル同期用タイミング信号8003に用いられるウェーブレットの波形を示す。図10(a)は、ガウシアンインパルス波形の1階微分波形、図10(b)はガウシアンインパルス波形の2階微分波形であり、横軸が時間を縦軸が振幅を表す。図10(a)と図10(b)との波形は、互いに時間的に直交関係にあり、パルス変調型受信装置側にて分離が可能な波形である。
図10(a)、(b)の波形の割り当て方法は、送信データ信号2001およびフレーム同期用信号2002に、図10(a)のガウシアンインパルス波形の1階微分波形を用い、シンボル同期用タイミング信号8003に、図10(b)のガウシアンインパルス波形の2階微分波形を割り当てるだけではなく、その逆でも良い。また、用いられるウェーブレットの波形も一例にすぎず、互いに時間的に直交関係にあれば良く、図10(a)、(b)の波形に限定されるものではない。
図8において、送信データ信号2001、シンボル同期用タイミング信号8003の波形選択部811a、811bからの出力信号をそれぞれ、波形選択送信データ8005、波形選択シンボル同期用信号8006とし、周波数変換部222a、222bの出力信号を、それぞれRF送信データ8007、RFシンボル同期用信号8008とすると、各入出力信号の波形及び関係を示したのが図11である。送信データ2001に対し、シンボル同期用タイミング信号8003は長いパルス幅を有する。
図9において、パルス変調型受信装置900は、アンテナ601、受信部110cの帯域通過型フィルタ602と低雑音増幅器603とを用いて、無線信号からRFシンボル同期用タイミング信号5006を抽出し、所定の電力レベルにまで低雑音で増幅した後、抽出した信号を第2のシンボル同期用タイミング調整部960に出力する。この時、異なるウェーブレットを有するRFフレーム同期用信号1005は、伝送する周波数帯域つまり、搬送波周波数が同じでも第2のシンボル同期用タイミング調整部960では除去される。
第2のシンボル同期用タイミング調整部960では、入力されたRFシンボル同期用タイミング信号を2分岐し、一方の信号を遅延部503にて時間m×Tだけ遅延した後(但し、mは整数)、他方の信号と相関部901に入力されて遅延検波が行われる。
さらに低域通過型フィルタ902を介し、所望の信号成分が取り出された後、相関判定器903により相関値が所定の値となるまで遅延部503のm値を変化させる。相関値が所定の値となった場合、所望とするシンボル同期に必要なタイミング信号が相関判定器903より出力される。
このような本発明の実施の形態6のパルス変調型送信装置、パルス変調型受信装置及びシステムによれば、実施の形態5のパルス変調型受信装置構成に若干の変更を加え、更にパルス変調型送信装置800側にて、RFフレーム同期用信号8008とRFシンボル同期用タイミング信号8009に異なるウェーブレットを施す構成を設けることで、RFフレーム同期用信号8008とRFシンボル同期用タイミング信号8009を同じ周波数帯で送ることができる。
さらに、パルス変調型受信装置900側にて、RFフレーム同期用信号1005とRFシンボル同期用タイミング信号5006とが容易に分離可能となるので、異なるウェーブレットが施されずに同じ無線周波数で受信する時と比較して、第1のフレーム同期用タイミング調整部及び第2のシンボル同期用タイミング調整部160、960にて互いの信号成分による影響が除去されるので、フレーム同期確立時間の短縮とシンボル同期確立時間の短縮が図れるなどの実施の形態5の効果に加え、より安定したフレーム同期用信号とシンボル同期用タイミング信号が抽出できる。さらに、よりジッタが少なく安定した相関受信データ信号或いは復元データ信号が得られる。
以上のように、本発明にかかるパルス変調型送信装置、パルス変調型受信装置及びシステムは、同期確立に要する時間を短くすると共に、通信開始より速やかにデータの授受ができ、高速データ伝送が可能になるという効果更には、受信系を複数有する構成としても、同期部の低消費電力化が図れるという効果を有し、AV機器やパーソナルコンピュータを相互に無線接続してシームレスなネットワークを構成するためのパルス状の変調信号を用いたデータ通信装置やUWB無線装置等として有用である。
本発明の実施の形態1におけるパルス変調型受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1におけるパルス変調型送信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2におけるパルス変調型受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3におけるパルス変調型受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4におけるパルス変調型受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態5におけるパルス変調型受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態5におけるRFフレーム同期用信号とRFシンボル同期用タイミング信号の説明図 本発明の実施の形態6におけるパルス変調型送信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態6におけるパルス変調型受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態6におけるパルス変調型送信装置におけるウェーブレット割り当て波形説明図 本発明の実施の形態6におけるパルス変調型送信装置における各種入出力信号波形説明図 従来のパルス変調型無線通信装置の構成を示すブロック図
符号の説明
100、300、400、500、600、900 パルス変調型受信装置
101a、101b、201a、201b、601、1001 アンテナ
102a、102b、224a、224b、602 帯域通過型フィルタ
103a、103b、152、223a、223b、603、1002 増幅器
109、903、151、181、343、503 可変遅延部
110a、110b、110c 受信部
140、340、440 フレーム同期部
141 フレーム同期用信号生成部
142、573 テンプレート信号切り替え部
143、161 テンプレート信号生成部
150、160、 フレーム同期用タイミング調整部
153、162、182、901 相関部
154、163、183、902 低域通過型フィルタ
155 フレーム同期用相関判定器
164、903 相関判定器
170、570、970 シンボル同期部
171 タイミング再生部
172 シンボル同期用信号生成部
184 シンボル同期用相関判定器
180、560、960 シンボル同期用タイミング調整部
200、800、 パルス変調型送信装置
210 シンボル化部
220、820 RFデータ信号送信部
221a、221b 変調部
222a、222b 周波数変換部
230、830 RF同期用信号送信部
342 フレーム同期用信号切り替え部
501 検波部
502 加算・リセット回路部
571 クロック再生部
573 タイミング信号切り替え部
701、1005、2006 RFフレーム同期用信号
702、5006 RFシンボル同期用タイミング信号
811a、811b 波形選択部
1004 受信RFデータ信号
1006、1007 テンプレート信号
1008 同期用テンプレート信号
1009、2002、4009 フレーム同期用信号
1010 相関受信データ信号
1011 内部生成タイミング信号
1012 シンボル同期用信号
1013、1014、1016 制御信号
1015 復号データ信号
1020 テンプレート切り替え信号
2001 送信データ信号
2003 シンボル化送信データ信号
2004 RFデータ信号
2005 シンボル化フレーム同期用信号
2007 起動/停止指示信号
3010 遅延受信RFデータ信号
5007、5008 タイミング信号
5020 シンボル同期用信号切り替え信号
8003 シンボル同期用タイミング信号
8005 波形選択送信データ
8006 波形選択シンボル同期用タイミング信号
8007 RF送信データ波形
8008 RFシンボル同期用タイミング信号波形

Claims (20)

  1. 受信RFデータ信号である第1のRF入力信号と前記第1のRF入力信号のフレーム同期用信号の生成に用いる第1のテンプレート信号を有する第2のRF入力信号とを受けて、前記第1のRF入力信号と第2のRF入力信号との相関である相関受信データ信号を出力するフレーム同期部を含むパルス変調型受信装置であって、
    前記フレーム同期部は、
    前記第2のRF入力信号から、前記第1のテンプレート信号を抽出する第1のフレーム同期用タイミング調整部と、
    第2のテンプレート信号を、前記第1のテンプレート信号に同期させ、出力するテンプレート信号生成部と、
    前記フレーム同期部に、前記第1のRF入力信号と第2のRF入力信号との入力された場合には、前記第1のテンプレート信号を選択し、フレームの同期状態に応じて、前記第1のテンプレート信号から前記第2のテンプレート信号へ切り替え出力するテンプレート信号切り替え部と、
    前記テンプレート信号切り替え部から出力した前記第1或いは第2のテンプレート信号を用いて、前記フレーム同期用信号を生成するフレーム同期用信号生成部と、
    前記第1のRF入力信号に、前記フレーム同期用信号を同期させ、前記相関受信データ信号を出力する第2のフレーム同期用タイミング調整部と、を含み、
    前記第2のフレーム同期用タイミング調整部は、
    前記第1のRF入力信号と前記フレーム同期用信号との相関値が、所定値に達した場合に、前記テンプレート切り替え部へ、テンプレート切り替え指示信号を出力するフレーム同期用相関判定部を含み、
    前記テンプレート信号切り替え部は、前記テンプレート切り替え信号を受けて、前記第1のテンプレート信号から前記第2のテンプレート信号へ切り替え動作を行う
    パルス変調型受信装置。
  2. 前記フレームの同期状態は、
    前記フレーム同期部に、前記第1のRF入力信号と第2のRF入力信号とが入力され、前記第2のフレーム同期用タイミング調整部が、前記第1のRF入力信号を構成するRFデータパルスの有無を検出し同期引き込みを図るパルス捕捉状態である第1の状態と、
    前記第2のフレーム同期用タイミング調整部が、前記RFデータパルスを形成する波素の位相レベルの同期の確立を図るパルス位相捕捉状態である第2の状態と、を含み、
    前記フレーム同期用相関判定部は、
    前記第1のRF入力信号と前記フレーム同期用信号との前記相関値が前記所定値に達した場合に、前記第1の状態から前記第2の状態へ移行すべきと判定し、前記テンプレート切り替え部に前記テンプレート切り替え指示信号を送出し、
    前記第1の状態では、前記第1のテンプレート信号を利用した同期検波を行い、
    前記第2の状態では、前記第2のテンプレート信号を利用した同期検波を行う
    請求項1記載のパルス変調型受信装置。
  3. 前記第2のRF入力信号は、前記第1のRF入力信号とは異なる周波数帯にて伝送された信号である請求項1記載のパルス変調型受信装置。
  4. 前記テンプレート信号切り替え部が、前記テンプレート切り替え信号を受けて、前記第1のテンプレート信号から前記第2のテンプレート信号へ切り替え動作を行った場合に、
    前記第1のフレーム同期用タイミング調整部は、電源供給が停止される
    請求項1記載のパルス変調型受信装置。
  5. 前記第1のフレーム同期用タイミング調整部への電源供給が停止された後、
    再度、前記第2のRF入力信号が入力された場合、
    又は、同期ずれ補正を行う為のRFフレーム同期保持信号が、所定間隔で通信相手から入力された場合、
    前記第1のフレーム同期用タイミング調整部は、電源供給が再開される
    請求項4記載のパルス変調型受信装置。
  6. 前記相関受信データ信号とシンボル同期用信号の生成に用いる第1のタイミング信号を有するRFシンボル同期用タイミング信号とを受けて、復号データ信号を出力するシンボル同期部をさらに有し、
    前記シンボル同期部は、
    前記RFシンボル同期用タイミング信号から、前記第1のタイミング信号を抽出する第1のシンボル同期用タイミング調整部と、
    第2のタイミング信号を、前記第1のタイミング信号に同期させ、出力するクロック再生部と、
    前記シンボル同期部に、前記相関受信データ信号と前記RFシンボル同期用タイミング信号との入力が開始された場合には、前記第1のタイミング信号を選択し、シンボル同期状態に応じて、前記第1のタイミング信号から前記第2のタイミング信号へ切り替え出力するタイミング信号切り替え部と、
    前記タイミング信号切り替え部から出力した前記第1或いは第2のタイミング信号を用いて、前記RFシンボル同期用信号を生成するシンボル発生部と、
    前記相関受信データ信号に前記シンボル同期用信号を同期させ、前記復号データ信号を出力する第2のシンボル同期用タイミング調整部と、を含み、
    前記第2のシンボル同期用タイミング調整部は、
    前記相関受信データ信号と前記シンボル同期用信号との相関値が所定値に達した場合に、前記タイミング信号切り替え部に向けてタイミング切り替え指示信号を出力するシンボル同期用相関判定部を含み、
    前記タイミング信号切り替え部は、前記タイミング切り替え指示信号を受けて、前記第1のタイミング信号から前記第2のタイミング信号へ切り替え動作を行う
    請求項1記載のパルス変調型受信装置。
  7. 前記タイミング信号切り替え部が、前記タイミング切り替え指示信号を受けて、前記第1のタイミング信号から前記第2のタイミング信号へ切り替え動作を行った場合に、
    前記第1のシンボル同期用タイミング調整部は、電源供給が停止される
    請求項6記載のパルス変調型受信装置。
  8. 前記第1のシンボル同期用タイミング調整部への電源供給が停止された後、
    再度、前記RFシンボル同期用タイミング信号が入力された場合、
    又は、RFシンボル同期用タイミング保持信号が、所定時間間隔で通信相手から入力された場合、
    前記第1のシンボル同期用タイミング調整部は、電源供給が再開される
    請求項7記載のパルス変調型受信装置。
  9. 受信RFデータ信号である第1のRF入力信号と前記第1のRF入力信号のフレーム同期用信号の生成に用いるテンプレート信号を有する第2のRF入力信号とを受けて、前記第1と第2のRF入力信号との相関である相関受信データ信号を出力するフレーム同期部を含むパルス変調型受信装置であって、
    前記フレーム同期部は、
    前記第2のRF入力信号から、前記テンプレート信号を抽出する第1のフレーム同期用タイミング調整部と、
    前記テンプレート信号を基にして、フレーム同期用信号を生成するフレーム同期用信号生成部と、
    前記第1のRF入力信号を所定時間遅延した遅延受信RFデータ信号を出力する可変遅延部と、
    前記フレーム同期部に、前記第1のRF入力信号と第2のRF入力信号との入力が開始された場合には、前記フレーム同期用信号を選択し、フレームの同期状態に応じて、前記フレーム同期用信号から前記遅延受信RFデータ信号へ切り替え出力するフレーム同期用信号切り替え部と、
    前記第1のRF入力信号に、前記フレーム同期用信号切り替え部から出力される前記フレーム同期用信号或いは前記遅延受信RFデータ信号を同期させ、前記相関受信データ信号を出力する第2のフレーム同期用タイミング調整部と、を含み、
    前記第2のフレーム同期用タイミング調整部は、
    前記第1のRF入力信号と前記フレーム同期用信号切り替え部から出力される前記フレーム同期用信号との相関値が、所定値に達した場合に、前記フレーム同期用信号切り替え部へ、フレーム同期用信号切り替え指示信号を出力するフレーム同期用相関判定部を含み、
    前記フレーム同期用信号切り替え部は、前記フレーム同期用信号切り替え指示信号を受けて、前記フレーム同期用信号から前記遅延受信RFデータ信号へ切り替え動作を行う
    パルス変調型受信装置。
  10. 前記フレーム同期状態は、
    前記フレーム同期部に、前記第1のRF入力信号と第2のRF入力信号とが入力され、前記第2のフレーム同期用タイミング調整部が、前記第1のRF入力信号を構成するRFデータパルスの有無を検出し同期引き込みを図るパルス捕捉状態である第1の状態と、
    前記第2のフレーム同期用タイミング調整部が、前記RFデータパルスを形成する波素の位相レベルの同期の確立を図るパルス位相捕捉状態である第2の状態と、含み、
    前記フレーム同期用相関判定部は、
    前記第1のRF入力信号と前記フレーム同期用信号との前記相関値が前記所定値に達した場合に、前記第1の状態から前記第2の状態へ移行すべきと判定し、前記テンプレート切り替え部に前記テンプレート切り替え指示信号を送出し、
    前記第1の状態では、前記テンプレート信号を利用した同期検波を行い、
    前記第2の状態では、前記第1のRF入力信号を利用した同期検波を行う
    請求項9記載のパルス変調型受信装置。
  11. 前記フレーム同期用信号切り替え部が、
    前記フレーム同期用信号から前記遅延受信RFデータ信号へ切り替えを行った場合、
    前記第1のフレーム同期用タイミング調整部は、動作を停止する
    請求項9記載のパルス変調型受信装置。
  12. 前記フレーム同期部は、
    前記第2のRF入力信号で精度の低い同期を行い、前記第1のRF入力信号で精度の高い同期を行う請求項1記載のパルス変調型受信装置。
  13. 送信データと、フレーム同期用信号と、シンボル同期用タイミング信号とに所定のシンボル化を施し、シンボル化送信データと、シンボル化フレーム同期用信号と、シンボル化シンボル同期用タイミング信号とを生成するシンボル化部と、
    前記シンボル化送信データに所定の変調を施し、無線周波数にアップコンバートして、通信相手方のフレーム同期部に入力される第1のRF入力信号を有するRFデータ信号を生成するRFデータ信号送信部と、
    前記シンボル化フレーム同期用信号に、所定の変調を施し、無線周波数にアップコンバートして、通信相手方のフレーム同期部に入力される第2のRF入力信号を有するRFフレーム同期用信号と、
    前記シンボル化シンボル同期用タイミング信号に所定の変調を施し、無線周波数にアップコンバートして、通信相手方のシンボル同期部に入力されるRFシンボル同期用タイミング信号と、を生成するRF同期用信号送信部と
    を有するパルス変調型送信装置。
  14. 前記RF同期用信号送信部は、
    前記RFシンボル同期用タイミング信号を、前記RFフレーム同期用信号とは異なる周波数帯で送出する請求項13記載のパルス変調型送信装置。
  15. 前記RF同期用信号送信部は、前記RFフレーム同期保持信号と前記RFシンボル同期用タイミング保持信号とを、所定時間間隔で送出する手段を有する請求項13記載のパルス変調型送信装置。
  16. 前記RFデータ信号送信部および前記RF同期用信号送信部は、
    さらに、前記RFデータ信号と前記RFフレーム同期用信号と前記RFシンボル同期用タイミング信号と前記RFフレーム同期保持信号と前記RFシンボル同期用タイミング保持信号とに対して、互いに分離可能な信号波形を有するウェーブレットを割り当てる波形選択部を有する請求項13記載のパルス変調型送信装置。
  17. 前記波形選択部は、前記RFフレーム同期用信号と前記RFシンボル同期用タイミング信号と前記RFフレーム同期保持信号と前記RFシンボル同期用タイミング保持信号のうち1つ以上の信号に、異なるウェーブレットを用いる請求項16記載のパルス変調型送信装置。
  18. 前記RFフレーム同期用信号は、機器認証用のデータを含む請求項13記載のパルス変調型送信装置。
  19. 前記RFデータ信号と、前記RFフレーム同期用信号と、前記RFシンボル同期用タイミング信号の、少なくとも2つのデータ速度が異なる請求項13記載のパルス変調型送信装置。
  20. 前記RFデータ信号送信部および前記RF同期用信号送信部は、
    前記RFデータ信号と、前記RFフレーム同期用信号と、前記RFシンボル同期用タイミング信号の、少なくとも1つを送信する請求項13記載のパルス変調型送信装置。

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