JP2006344486A - 固体酸化物形燃料電池及びその製造方法 - Google Patents

固体酸化物形燃料電池及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】多孔質の電極層を備える固体酸化物形燃料電池において、発電特性を向上させることができる新たな多孔質電極構造を提供する。
【解決手段】固体酸化物形燃料電池2において、固体電解質層6と、多孔質電極層10、16と、多孔質電極層10、16においてその構成材料により区画された1又は複数のキャビティ20と、を備えるようにする。このようなキャビティ20を備える多孔質構造を備えることにより発電特性が向上する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、固体酸化物形燃料電池及びその製造方法に関し、詳しくは、良好な発電特性を備える固体酸化物形燃料電池及びその製造方法に関する。
固体酸化物形燃料電池の燃料極では、Ni/YSZサーメットをはじめとする燃料極における酸化物イオン導電パス、電子伝導パスのほか、燃料及び生成ガスをできる限りスムーズに燃料極内部に行き渡らせるためのミクロな細孔を含む多孔質構造とすることが不可欠であるとされている。例えば、特定構造のガスチャンネルを有する構造を有し、多孔質の燃料極を備える固体酸化物燃料電池が開示されている(特許文献1)。
特開2004−152762
しかしながら、こうした電極の多孔質構造について詳細な検討がされているわけではない。濃度分極は固体酸化物形燃料電池の高燃料利用率での最高パワー出力を決めるために重要であるが、こうした状況下においては、最適な電極構造は不明である。
そこで、本発明では、多孔質の電極層を備える固体酸化物形燃料電池において、発電特性を向上させることができる新たな多孔質電極構造を提供することを、一つの目的とする。また、本発明は、濃度分極を抑制することができる多孔質電極構造を備える固体酸化物形燃料電池を提供することを他の一つの目的とする。
本発明者らは、上記した課題を解決するべく検討したところ、意外にも、多孔質電極構造に対してマクロなキャビティを形成することにより、発電特性が向上することを見出し本発明を完成した。すなわち、本発明によれば以下の手段が提供される。
本発明の一つの態様によれば、固体酸化物形燃料電池であって、固体電解質層と、多孔質電極層と、前記多孔質電極層においてその構成材料により区画された1又は複数のキャビティと、を備える、固体酸化物形燃料電池が提供される。前記多孔質電極層は、空気極及び燃料極を含むが、本発明においては燃料極であることが好ましい。
この態様においては、前記キャビティは、前記多孔質電極層のガス流路側及び/又は前記固体電解質層側に開口されているとすることができる。また、前記キャビティは、前記多孔質電極層のガス流路側に開口しているものとすることができる。さらに、前記キャビティは、前記固体電解質層に到達するように前記多孔質電極層を貫通しているものとすることができる。
また、この態様においては、多数個の前記キャビティを前記多孔質電極層に分散状に備えることもできるし、前記キャビティを前記多孔質電極層において連続状に備えることもできる。
また、この態様においては、前記キャビティの前記ガス流路側への開口幅の最大寸法が50μm以上500μm以下とすることができる。また、前記キャビティは、前記ガス流路のガス流通方向に沿って備えることもできる。
さらにまた、前記多孔質電極層において前記キャビティの前記ガス流路側に開口される開口面積の合計は、全電極面積の5%以上40%以下とすることができる。また、前記多孔質電極層の厚さは5μm以上1mm以下とすることができる。
また、本発明の他の一つの態様によれば、固体酸化物形燃料電池の製造方法であって、任意のパターンで1又は複数のキャビティを備える多孔質電極層を形成する工程を備える、製造方法が提供される。
この態様においては、前記多孔質電極層形成工程は、固体電解質層に対して電極材料を付与すると同時にパターニングして前記固体酸化物形燃料電池におけるガス流路側に開口されるキャビティを備える多孔質電極層を形成する工程とすることができる。
また、この態様においては、前記多孔質電極層形成工程は、前記電極材料を付与して印刷手法によりパターニングする工程とすることもできる。さらに、前記多孔質電極層形成工程は、エネルギー波の照射を伴って前記電極材料を切削する工程とすることもできる。
本発明の固体酸化物形燃料電池(以下、単にSOFCという。)は、固体電解質層と、多孔質電極層と、前記多孔質電極層においてその構成材料により区画されたキャビティと、を備えることを特徴としている。本発明の固体酸化物形燃料電池は、多孔質電極層においてその構成材料、すなわち、多孔質電極構造によって区画されたキャビティを備えることで、濃度分極を抑制するなど高い発電特性を得ることができる。本発明のSOFCにおいては、こうしたキャビティを備える多孔質電極構造を備えることにより、発電に有効な実効面積は同一か逆に小さくなるにも関わらず、発電特性が向上されることから、多孔質電極層の細孔に依拠する空隙構造以外の多孔質構造が存在しないキャビティが有効に作用するものと推測される。以下、本発明のSOFC及びその製造方法について詳細に説明する。
(SOFC)
図1には、本発明のSOFCのセルの一例を示し、図2には、キャビティの各種のパターニング形態を示し、図3には、さらに他のパターニング形態を示す。
本発明のSOFC2は、固体電解質層6と多孔質空気極層10と多孔質燃料極層16とを備えたセル4のスタックとして構成されている。なお、本発明のSOFC2は、図1に例示する平板型のほか、円筒型などの形態を全て含むものである。また、スタック形態に限定せずに単セル型のSOFCも含んでいる。
(固体電解質)
本SOFC2における固体電解質層6は、従来公知の形態を採ることができるとともに、その材料についても、同様に従来公知の各種の固体電解質材料を特に限定しないで用いることができる。固体電解質層6は、空気雰囲気および燃料ガス雰囲気において酸素イオン導電性が高く、ガス透過性が無く、電子導電性が無い層を形成できる材料により構成されることが好ましい。例えば、固体電解質材料としては、イットリアあるいはスカンジアを固溶させたジルコニア、イットリアとスカンジアを固溶させたジルコニアが挙げられる。これらの各種ジルコニア固溶体におけるイットリアおよびスカンジアの固溶量としては特に限定しないが、例えば、3〜12mol%程度とすることができる。
なお、固体電解質材料には、酸化セリウム(CeO)、酸化サマリウム(Sm)、酸化ガドリニウム(Gd)、酸化ビスマス(Bi)などが5mol%以下で固溶化されていてもよい。また、緻密な電解質層6の形成のためには、酸化アルミニウム(Al)、二酸化ケイ素(SiO)など焼結助剤を微量添加させることもできる。
こうしたジルコニア固溶体は商業的に入手可能であるほか共沈法等各種のセラミックス粉末合成方法により製造することができる。
(空気極層)
本SOFC2の空気極層10は、固体電解質層6に対して積層され、固体電解質層6との間で電極界面を構成している。空気極層10は、従来公知の各種形態を採ることができるとともに、その材料についても同様に従来公知の各種の空気極材料を特に限定しないで用いることができる。例えば、LaAMnO(A=Sr or Ca)で表されるランタンマンガナイト、LaSrCoOで表されるランタンコバルタイト、LaSrFeOで表されるランタンフェライト、LaSrFeOで表されるランタン鉄コバルタイト、LaNiOで表されるランタンニッケル酸化物、SmSrCoOで表されるサマリウムコバルタイト、GdSrCoOで表されるガドリウムコバルタイトなどが挙げられる。また、ランタンマンガナイトには、Ce、Sm、Gd、Pr、Nd、Co、Al、Fe、Cr、Ni、Ca、Sr等が固溶化されていてもよい。
こうした空気極材料は、商業的に入手可能であるとともに、粉末混合法、共沈法、噴霧熱分解法、ゾルゲル法などにより製造することができる。
本SOFC2の空気極層10は多孔質体として構成される。その孔径は特に限定しないが、例えば0.1μm以上10μm以下とすることができる。また、空隙率も特に限定しないが、例えば20〜50%程度とすることができる。空気極層10の厚みも特に限定はないが、例えば5μm以上2mm以下程度が好ましく、より好ましくは1mm以下であり、また、より好ましくは10μm以上である。
(燃料極層)
本SOFC2における燃料極層16は、従来公知の形態を採ることができるとともに、その材料についても、同様に従来公知の各種の燃料極材料を特に限定しないで用いることができる。燃料極材料としては、例えば、NiO/YSZが挙げられる。これらの組成も特に限定しないが、例えば重量比率で50/50〜90/10とすることができる。また、他の燃料極材料としては、NiO/SSZ、NiO/カルシウムを固溶させたジルコニア(以下、NiO/CSZと示す)、NiO/セリウム酸化物が挙げられる。
こうした燃料極材料は、商業的に入手可能であるとともに、粉末混合法、共沈法、噴霧熱分解法、スプレードライ法、ゾルゲル法などにより製造することができる。
本SOFC2の燃料極層16は多孔質体として構成される。その孔径は特に限定しないが、例えば0.1μm以上10μm以下とすることができる。また、空隙率も特に限定しないが、例えば20〜50%程度とすることができる。燃料極層16の厚みも特に限定はないが、例えば5μm以上2mm以下程度が好ましく、より好ましくは1mm以下であり、また、より好ましくは10μm以上である。
(セパレーター又はインターコネクター)
なお、本SOFC2に用いられるセパレーター30又はインターコネクターとしては、SOFCにおいて従来公知の各種形態を採ることができるとともに従来公知のセパレーター等材料を特に限定しないで用いることができる。例えば、アルカリ土類酸化物を固溶させたランタンクロマイト、Ni−Cr合金、Crフェライト系合金が挙げられる。
(キャビティ)
図1に示すように、本SOFC2の空気極層10及び燃料極層16のいずれかあるいは双方(以下、こうした形態を一括して多孔質電極層18というものとする。)の領域内には、多孔質電極層18を構成する多孔質体により区画されたキャビティ20を備えている。多孔質電極層18におけるキャビティ20は、多孔質電極層18を構成する材料の多孔質体から構成されている。すなわち、キャビティ20は多孔質電極層18の多孔質体における細孔(空隙)そのものではなく、多孔質電極層18において、固体電解質層6と電極界面を構成するように周囲と同様の多孔質電極層18の構造が形成されるべき領域に備えられる凹部、貫通孔、スリットのような形態を採るものである。すなわち、キャビティ20においては、多孔質電極層18の厚みは周囲の多孔質電極層18の厚みよりも小さいかあるいは0となっている。なお、このようなキャビティ20は、ある場合には、多孔体からなる多孔質電極層18を区画あるいは分断するように備えられる場合もあり、多孔質電極層18自体によって区画されている場合も包含されている(図3参照)。
本SOFC2においては、好ましくはこうしたキャビティ20は燃料極層16に備えられている。燃料極層16における燃料ガスとの界面が発電特性に大きく影響を及ぼすからである。
キャビティ20は、多孔質電極層18の内部に形成されるものとすることも可能であるが、好ましくは、多孔質電極層18のガス(燃料ガス及び/又は空気等)流路5側及び/又は固体電解質層6側に開口22を有する形態とすることができる。こうした形態の一例を図1(b)に示す。図1(b)に示すキャビティ20は、ガス流路5側に開口する凹部(溝)形態となっている。固体電解質層6側又はガス流路5側に開口されることで、いずれもガスの流通状態を向上することができるメリットが生じやすくなる。開口22が電極層18のガス流路側にあることで、こうしたガス流通性向上のメリットが大きく、開口22が電極層18の固体電解質層6側にあることで、活性の高い反応界面を有効に活用できる。
キャビティ20は、ガス流路5及び固体電解質層6において開口されていることが好ましい。すなわち、ガス流路5から固体電解質層6に到達するように多孔質電極層18を貫通していることが好ましい。こうしたキャビティ20の形態においては、発電のために有効な実効面積が減少するにもかかわらず濃度分極を抑制して高い発電特性を得ることができる。こうした形態のキャビティ20の一例を図1(c)に示す。図1(c)に示すキャビティ20は、燃料極層16を貫通する貫通孔部の形態となっている。
キャビティ20は、このように各種の凹部あるいは貫通孔等の断面形態を採ることができるほか、図2及び図3に示す平面形態を採ることができる。例えば、多数個のキャビティ20を多孔質電極層18に分散状に備えるようにしてもよい。このような形態によれば、多孔質電極層18において均一にキャビティ20が備えられるため、ガスの流通方向等に依存しないでキャビティ20による効果を得ることができる。また、こうすることで、多孔質電極層18におけるキャビティ20の開口面積の合計を容易に調整することもできる。
また、この場合において、個々のキャビティ20の開口形状はどのようなものであってもよく限定しない。例えば、円形状、方形状、長方形状等の多角形状、不定形状、さらにはデザインされた形態など各種の形態を採ることができる。個々のキャビティ20の開口形状は統一されていてもよいし、2種以上を組み合わされていてもよい。
図2(b)〜(d)に示す形態では、いずれも正方形のドット状のキャビティ20が同心円状に分散配置されており、それぞれ、キャビティ20の開口面積率が2.2%、6.0%及び18.0%である。なお、図2(a)のキャビティ20のない多孔質電極層18の面積を本来の電極面積とし、この電極面積に対する、本来の電極面積からキャビティ20の開口面積率を差し引いた実際の面積の比率(%)を、実効面積率というものとすれば、図2(b)〜(d)に示す各多孔質電極層18は、それぞれ、97.8%、94.0%及び82.0%の実効面積を有しているといえる。なお、図2においては、キャビティ20を貫通孔形態で例示したが、凹部形態であってもよい。
なお、キャビティ20の開口22の開口面積の合計は、多孔質電極層18が本来形成されるべき電極面積の5%以上40%以下であることが好ましい。この範囲であると、キャビティ20形成による効果を得ることができるからである。より好ましくは15%以上であり、さらに好ましくは20%以上である。また、より好ましくは35%以下であり、さらに好ましくは30%以下である。
また、キャビティ20は、多孔質電極層18において連続状に形成されていてもよい。例えば、図3(a)に示すように、放射状に形成することもできるし、図3(b)に示すように、リング状あるいはらせん状に形成することもできるし、図3(c)に示すように、グリッド状に形成することもできるし、さらに図3(d)に示すように、ヘキサゴン状に形成することもできる。こうした連続状に形成された場合には、ガス流路を通過するガスの流通方向に沿ってキャビティ20を形成することができ、そうした場合には、ガス流通性が向上されるメリットがある。なお、これらのパターンは、直線又は曲線から構成されているが、いかなる輪郭のパターンであってもよい。図3においては、キャビティ20を貫通孔形態で例示したが、こうした形態は、複数個の多孔質電極層18が通路を隔てて配列されているということもできる。なお、図3の各形態においても、キャビティ20は凹部形態を採ることもできる。
キャビティ20のガス流路5側への開口22の開口幅の最大寸法は50μm以上500μm以下であることが好ましい。この範囲であると、生成したガスの放出に適しているからである。より好ましくは100μm以上であり、また、400μm以下である。
以上説明した構造を備える本SOFC2は、発電に有効な実効面積が変化しないか又は減少するにもかかわらず、濃度分極を抑制して良好な発電特性を示す。本SOFC2によれば、電極のマクロな構造によってこうした発電特性の向上が認められるため、簡易でしかも適用範囲が広いものとなっている。このようなキャビティ20による効果が生じる原因は必ずしも解明されているわけではないが、キャビティ20の形成によるガス拡散の促進効果であろうと推測される。
(SOFCの製造方法)
次に、本SOFC2の製造に適した製造方法について説明する。
本発明のSOFC2の製造方法は、任意のパターンで1又は複数のキャビティ20を備える多孔質電極層18を形成する電極形成工程を備えている。キャビティ20を備える多孔質電極層18を形成するには、各種の印刷手法のほか、UVやレーザーなどのエネルギー波の照射を伴う切削加工、マイクロドリルなどのマイクロマシンによる微細機械加工などが挙げられる。
以下には、少なくともガス流路5側に開口するキャビティ20(凹部又は貫通孔部)を備えるSOFC2の製造に適している方法を例示して本発明方法を説明する。この方法の電極形成工程は、固体電解質層6に対して多孔質電極層18の材料を付与すると同時にパターニングしてSOFC2におけるガス流路側に開口されるキャビティを備える多孔質電極層18を形成する多孔質電極層形成工程を備えている。
この方法においては、まず、固体電解質層6を準備する。固体電解質層6は、既に説明した従来公知の固体電解質材料を用いて適切な成形方法や成膜方法を用いて得ることができる。
次に、固体電解質層6に対して多孔質電極層18の材料を付与する。すなわち、上記した空気極層10の材料又は燃料極16の材料である。多孔質電極層18の材料を固体電解質16に対して供給するには、こうした場合に用いられている従来公知の方法、例えば、湿式法、溶射法、スパッタ法等を用いることができるが、キャビティ20の形成方法によっても異なる。
多孔質電極層18の材料を固体電解質層6に供給するのと同時にキャビティ20を形成するのであれば、例えば、スクリーン印刷、インクジェット等の各種の印刷手法によってキャビティ20をパターニングすることができる。スクリーン印刷は大量生産に都合がよいし、インクジェット印刷は、多様な形態でキャビティ20をパターニングするのに都合がよい。なお、こうした手法によれば、凹部形態のキャビティ20を形成するのに好都合ではない。
また、多孔質電極層18の材料を固体電解質層6に供給した後にキャビティ20を形成するのであれば、特に供給手法を限定しない。印刷手法によりベタ塗りしてもよいし、各種の方法を利用できる。そして、こうした一様な多孔質電極層18に対してキャビティ20を形成するには、例えば、UV、レーザー、電子線等を用いた半導体加工技術や、エッチング(ドライ)、X線を用いたLIGAなど、なんらかのエネルギー波の照射を伴う切削加工技術を採用することができるほか、マイクロドリル等の微細機械加工やエッチング(ウエットエッチング)などを、特に限定しないで用いて多孔質電極層18を切削してキャビティ20をパターニングすることができる。この手法によれば、凹部形態や貫通孔形態のキャビティ20を容易に形成することができる。
なお、多孔質電極層18と固体電解質層6とを接合するには、焼成工程を行う。多孔質電極層18の材料を固体電解質層6への供給と同時にパターニングする場合には、パターニング後に焼成することになり、多孔質電極層18の材料を固体電解質層6に供給後にパターニングする場合には、パターニングの前又は後に焼成工程を実施することができる。
なお、最終的にSOFC2を製造するには、他方の固体電解質層6の他面側にも他方の多孔質電極層18を形成してセル4を製造する。その後、必要に応じ、これをセパレーター30を介してスタックすることによりSOFC2を得ることができる。
なお、以上説明した製造工程は、少なくともガス流路5側に開口するキャビティ20(凹部又は貫通孔部)を備えるSOFC2の製造工程であり、固体電解質層6側に開口するキャビティ20を備えるSOFC2を製造する場合には、予め準備した多孔質電極層18の固体電解質層6側に当接される面に上記各種方法でパターニングを施した上、この多孔質電極層18と固体電解質層6とを一体化することができる。
以上説明した本発明のSOFCの製造方法によれば、簡易な方法によってSOFC2の発電特性を向上させることができる。また、パターニングによりキャビティ20を各種の態様で形成できるため、大きさ、形態、種類を問わないで広い範囲のSOFC2に適用可能である。
以下、本発明を、実施例を挙げて具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
本実施例では、SOFCの燃料極としてNi/8YSZのサーメット(Ni:8YSZ=80:20(モル比))、空気極としてLa0.8Sr0.2MnO(LSM)、電解質としては厚さ300μmの8YSZを用いた。また、燃料極及び空気極の面積は2cm(直径:1.596cm)とした。本実施例では、燃料極の形成に際し、スクリーン印刷によってキャビティのパターニングを施してSOFCを作製した。
まず、パターニングのためのスクリーンメッシュを作製した。本実施例では、300μm×300μmの正方形のドットパターンを同心円に配置したスクリーンメッシュを作製した。具体的には、ドットパターンを施さないスクリーンAパターン(図2(a))に対して、49個のドットを同心円状に配置したBパターン(図2(b))、133個のドットを配置したCパターン(図2(c))及び400個のドットを配置したDパターン(図2(d))を作製した。このドット部分には多孔質電極層が形成されないため、実質的な電極面積(実効面積)はBパターンで97.8%、Cパターンで94.0%、Dパターンで82.0%となった。
これらのスクリーンパターンを用いて、8YSZ電解質板(厚み300μm)上に燃料極材料のペーストをスクリーン印刷した。スクリーン印刷条件、ペースト作製条件及びスクリーンと電解質との間隔(Gap)を適宜調整して、電極層(厚み20μm)を形成すると同時にキャビティをパターニングした。これを1400℃で熱処理することにより、燃料極材料を焼き付けた。
さらに、固体電解質層に対して、空気極層(厚み15μm)を形成してSOFCを作製した。空気極層の形成は、燃料極と同様にスクリーン印刷の後に1200℃で焼き付けた。これら、燃料極層のキャビティのパターニングが異なる3種類(又は4種類)のSOFCについて1000℃における発電特性について評価した。結果を図4に示す。
図4に示すように、Dパターンを施すことによってAパターンと比較して最大出力密度が33.8%向上した。この結果から、適当なパターニングを施すことによって、発電性能が向上することがわかった。この原因を明らかにするために、さらに燃料極の特性を電流遮断法で評価した。その結果を図5と図6に示す。
図5に示すように、パターニングによらずほぼ同様な挙動が得られていることから、本実施例のパターニングでは、燃料極内の導電パスに悪い影響を及ぼしていないことがわかった。それに対して、図6にみられるように、パターニングを施すことによって濃度分極が高電流密度側に抑制されていることがわかる。これにより、本パターニングはガス拡散を促進する効果があり、それによって発電特性が向上したことがわかった。
さらに、これらの結果をもとに最適なドットパターニングについて計算した。本ドットパターニングを施すと、電極の実効面積が小さくなるために、面積に比例して発電特性は小さくなることが予想される。その実効面積の減少分を補うだけの発電特性が得られることになる。すなわち、全体の発電特性は、実効面積とパターニング効果による値との掛け合わせになる。これらの観点から、これまでのデータをフィッティング計算したところ、パターニングを施さない発電特性とパターニングによる発電特性との割合をpとし、パターニングの面積分率をrとすると、(1)式のように表すことができた。これを測定したデータを合わせてグラフにしたものを図7に示す。
図7に示すように、ドットパターニングは濃度分極を抑制するため発電特性改善に有効であること、この効果はパターニングの面積割合を25%とすることで最大となり発電特性に及ぼす効果として最大35.7%の向上が期待できることがわかった。
SOFCの構成としては、パターニング以外は、実施例1と同様にした。本実施例におけるパターニングは、図3(d)に示すヘキサゴン状とした。なお、このパターニングは、線幅を300μmと固定し実質的な電極面積(実効面積)を82.0%でパターニング(Hパターン)したものである。なお、対照として、パターニングを施さないAパターンとの比較をおこなった。実施例1と同様にしてSOFCを作製し、1000℃における発電特性を評価した。結果を図8に示す。
図8に示すように、AパターンとHパターンの差はわずかであるが、Hパターンを施すことによって最大出力密度が若干上昇することがわかった。この原因を明らかにするために、IR特性とη特性を電流遮断法にて調べた。その結果を図9と図10に示す。
図9及び図10に示すように、Hパターンでは電極の電子伝導性をわずかに低下させるがη特性が向上されることがわかった。これらの結果より、電子伝導性に対する悪影響を取り除けば、Hパターンについてもさらなる発電特性の向上が期待できることがわかった。
本発明の固体酸化物形燃料電池の構造の例を示す図。 分散状のパターニングの例を示す図。 連続状のパターニングの例を示す図。 パターニングが発電特性に及ぼす影響を示すグラフ図。 パターニングが燃料極のIRに及ぼす影響を示すグラフ図。 パターニングが燃料極のη分極特性に及ぼす影響を示すグラフ図。 パターニングによる発電特性の改善を示すグラフ図。 パターニングによる発電特性の相違を示すグラフ図。 パターニングが燃料極のIRに及ぼす影響を示すグラフ図。 パターニングが燃料極のη分極特性に及ぼす影響を示すグラフ図。
符号の説明
2 固体酸化物形燃料電池、4 セル、5 ガス流路、6 固体電解質層、10 空気極層、16 燃料極層、20 キャビティ、22 開口、30 セパレーター。

Claims (15)

  1. 固体酸化物形燃料電池であって、
    固体電解質層と、
    多孔質電極層と、
    前記多孔質電極層においてその構成材料により区画された1又は複数のキャビティと、
    を備える、固体酸化物形燃料電池。
  2. 前記キャビティは、前記多孔質電極層のガス流路側及び/又は前記固体電解質層側に開口されている、請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池。
  3. 前記キャビティは、前記多孔質電極層のガス流路側に開口している、請求項2に記載の固体酸化物形燃料電池。
  4. 前記キャビティは、前記固体電解質層に到達するように前記多孔質電極層を貫通している、請求項3に記載の固体酸化物形燃料電池。
  5. 多数個の前記キャビティを前記多孔質電極層に分散状に備える、請求項2〜4のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池。
  6. 前記キャビティは、前記多孔質電極層において連続状に形成されている、請求項2〜4のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池。
  7. 前記キャビティの前記ガス流路側への開口幅の最大寸法が50μm以上500μm以下である、請求項3〜6のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池。
  8. 前記キャビティは、前記ガス流路のガス流通方向に沿って備えられている、請求項1〜7のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池。
  9. 前記多孔質電極層において前記キャビティの前記ガス流路側に開口される開口面積の合計は、全電極面積の5%以上40%以下である、請求項3〜8のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池。
  10. 前記多孔質電極層の厚さは5μm以上1mm以下である、請求項1〜9のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池。
  11. 前記電極は燃料極である、請求項1〜10のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池。
  12. 固体酸化物形燃料電池の製造方法であって、
    任意のパターンで1又は複数のキャビティを備える多孔質電極層を形成する工程を備える、製造方法。
  13. 前記多孔質電極層形成工程は、固体電解質層に対して電極材料を付与すると同時にパターニングして前記固体酸化物形燃料電池におけるガス流路側に開口されるキャビティを備える多孔質電極層を形成する工程である、請求項12に記載の製造方法。
  14. 前記多孔質電極層形成工程は、前記電極材料を付与して印刷手法によりパターニングする工程である、請求項13に記載の製造方法。
  15. 前記多孔質電極層形成工程は、エネルギー波の照射を伴って前記電極材料を切削する工程である、請求項12に記載の製造方法。
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