JP2006341415A - タイヤの離型方法及びタイヤ加硫装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 タイヤの加硫成形工程において、加硫成形後のタイヤの金型からの離型性を向上させ、タイヤの外観不良の発生を抑制する。
【解決手段】 タイヤ加硫装置に取り付けられた加硫成形用の金型1の上型モールド2、下型モールド3、トレッド部モールド4に形成された、ベントホールやベントピース等の排気孔7等を加圧気体導入路8とし、そこから金型1と加硫成形後のタイヤ6の間に加圧気体供給手段から供給する加圧気体を導入する。加圧気体の圧力で金型1とタイヤ6を剥離し、それらの間に気体の層を形成して摩擦力を低下させ、タイヤ6の金型1からの離型性を向上させる。
【選択図】 図1

Description

本発明はタイヤ加硫成形用金型からのタイヤの離型方法及びタイヤ加硫装置に関し、特に、加硫成形後のタイヤの金型からの離型性を向上させたタイヤの離型方法及びタイヤ加硫装置に関する。
一般に、タイヤの加硫成形工程では、グリーンタイヤ(生タイヤ)をタイヤ加硫装置に取り付けられた金型(モールド)に入れ、所定の温度と圧力で一定時間加熱型付けして加硫成形を行う。このタイヤ加硫装置から加えられる熱によってグリーンタイヤのゴムと硫黄が反応(加硫反応)して化学結合し、タイヤに強度と弾性等が付与される。また、このときの熱と圧力により、タイヤを構成するゴムと金属、ゴムとゴム等が接着されるとともに、金型に押し付けられてタイヤの最終的な形状やトレッドパターン(トレッド部の模様)も形成される。
従来、この加硫成形には、金型が周方向等に複数に分割された割モールドタイプのタイヤ加硫成形用金型を備えたタイヤ加硫装置が広く用いられている(特許文献1参照)。
図3、図4は、この従来のタイヤ加硫装置の一部断面図であり、図3は金型が閉じた状態を示し、図4は金型が開いた状態を示す。このタイヤ加硫装置50の金型52は、下型モールド53、周方向に複数に分割されたトレッド部モールド54、上型モールド55からなり、図3に示すように、各モールド53、54、55が合体して金型52を形成し、その内部にグリーンタイヤ51を収納して加硫成形を行うようになっている。
上型モールド55の上面は、図示しない駆動手段により昇降自在な上プラテン56の下面に固定され、更に上プラテン56の下面外縁部には、各トレッド部モールド54が径方向に摺動自在に取り付けられている。上プラテン56の上方には、中央部が上方に突出した円盤ドーム部材57が昇降自在に設けられ、その下面外縁部にはアウターリング58が固定されている。このアウターリング58の内周面は、トレッド部モールド54の外周のテーパ面と対応したテーパ面に形成され、両テーパ面どうし摺接するようになっている。また、各トレッド部モールド54は、図示しない付勢手段により径方向外側に向かって付勢されており、図4に示すように、拡径状態で一部当接したアウターリング58に規制され、図示しない駆動手段の駆動によりアウターリング58が下降すると、前記付勢に抗してその摺接するテーパ面の内径に合わせて径方向内側に摺動して縮径するようになっている。
この従来のタイヤ加硫装置50は、加硫成形時には、図3に示すように、各モールド53、54、55が合体してグリーンタイヤ51を内部に収納し、タイヤ51の内側からブラダー59が膨張してタイヤ51を金型52内面に押し付けるとともに加熱し、タイヤ51を加硫成形する。加硫成形が終了すると、図4に示すように、円盤ドーム部材57がアウターリング58とともに上昇して各トレッド部モールド54が拡径し、上プラテン56が上型モールド55、トレッド部モールド54とともに上昇してタイヤ51を金型52から離型するようになっている。
しかし、このような従来のタイヤ加硫装置50では、加硫成形中の熱と圧力によりタイヤ51の外面と金型52の内面は強固に密着しやすく、タイヤ51を金型52から離型する際に、それらの密着状態の剥離が不十分となり、タイヤ51の一部に欠けや変形等の外観不良が発生しやすいという問題がある。また、スノータイヤ等の複雑なトレッドパターンを有するタイヤ51では、トレッド部モールド54とタイヤ51の接触面積が大きくなり、それに伴って離型する際の抵抗も大きくなるため、剥離が十分に行われた場合であっても、離型抵抗による負荷でトレッド部のブロック等に変形が生じやすいという問題がある。
そこで、これらの問題に対処し、離型時に生じるタイヤの外観不良の発生を抑制するため、従来、グリーンタイヤを金型に入れる前にシリコン等からなる離型剤をグリーンタイヤ外周面や金型内面等に塗布し、タイヤと金型の離型性を向上させることが知られている(特許文献2参照)。
しかし、離型剤を塗布した場合であっても、離型が必ずしも確実に行われるわけではなく、タイヤと金型の剥離不十分で上記と同様にタイヤに欠けや変形等が発生したり、更に離型剤を原因とするベア等の新たな欠陥が生じることがあり、タイヤの外観不良の発生を抑制しきれないという問題がある。
また、離型剤を塗布する場合には、離型剤がグリーンタイヤを構成する部材間へ侵入して各部材間の接着が不十分となり、加硫成形後のタイヤに剥離やエアー漏れが生じることがある等、製品タイヤの品質を低下させる恐れがある。更に、タイヤの使用初期は離型剤がトレッド部に付着しているため、離型剤が除去されるまでは十分なグリップを発揮できない等、タイヤの初期性能を低下させる恐れもある。また、離型剤を消費するとともに塗布するために工数がかかり、更に離型剤による金型の汚れを除去するためにタイヤ加硫装置を周期的に停止する必要がある等、生産効率を低下させるという問題もある。
特開平6−218734号公報 特開2005−81255号公報
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたものであって、その目的は、タイヤの加硫成形工程において、加硫成形後のタイヤの金型からの離型性を向上させ、タイヤの外観不良の発生を抑制することである。
請求項1の発明は、タイヤ加硫装置の金型内で加硫成形されたタイヤを前記金型から離型するタイヤの離型方法であって、加硫成形後に前記金型と前記タイヤとの間に加圧気体を導入して前記金型と前記タイヤを剥離する工程と、前記金型を開いて前記タイヤを前記金型から離型する工程と、を有することを特徴とする。
請求項2の発明は、タイヤ加硫成形用の金型を備え、該金型内に生タイヤを収納して加硫成形するタイヤ加硫装置であって、前記金型内面と加硫成形後のタイヤの間に加圧気体を導入するための加圧気体導入路を備えた前記金型と、該加圧気体導入路に加圧気体を供給する加圧気体供給手段とを有し、加圧気体により加硫成形後のタイヤを前記金型から剥離することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載されたタイヤ加硫装置において、前記加圧気体導入路は、ベントホール及び/又はベントピースであることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2に記載されたタイヤ加硫装置において、前記加圧気体導入路は、分割モールド間の隙間であることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項2または4に記載されたタイヤ加硫装置において、前記加圧気体の圧力は、10kPa以上100kPa以下であることを特徴とする。
(作用)
本発明のタイヤの離型方法及びタイヤ加硫装置では、金型と加硫成形後のタイヤとの間に加圧気体を導入するため、金型とタイヤの密着状態を剥離することができ、更に金型とタイヤとの間に気体の層を作ってそれらの間に働く摩擦力を低下させることができる。
本発明によれば、加硫成形後のタイヤの金型からの離型性を向上させることができ、タイヤの外観不良の発生を抑制することができる。また、離型剤等による金型の汚れを抑制することができるため、金型を洗浄するためにタイヤ加硫装置を停止する回数を減らすことができる等、タイヤの生産効率を向上させることもできる。しかも、本発明は、金型に加圧気体を導入するための導入路として、金型に既に存在するベントホールやベントピース等をそのまま利用するため、金型に何ら特別な加工を施すことなく実施することができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、上記した従来のタイヤ加硫装置50と同様に、金型が周方向等に複数に分割された割モールドタイプのタイヤ加硫成形用金型を備えたタイヤ加硫装置を例に採り説明する。
図1は、本実施形態におけるタイヤ加硫装置に取り付けられた金型の要部拡大断面図であり、図2は、金型を図1のA方向から見た一部断面図であり、両図ともに金型が閉じた状態を示している。
本実施形態におけるタイヤ加硫装置は、図3、図4に示す従来のタイヤ加硫装置50と同様に、上型モールド2、下型モールド3、周方向に複数に分割されたトレッド部モールド4からなる金型1を備えており、これら複数のモールド2、3、4が合体して環状の金型1となり、内部に形成されたキャビティ5にグリーンタイヤ6を収納して加硫成形を行うようになっている。
しかし、このタイヤ加硫装置は、前記従来のタイヤ加硫装置50と相違して、金型1に加圧気体を供給する加圧気体供給手段10を備えており、この加圧気体供給手段10から供給される加圧気体を金型1と加硫成形後のタイヤ6との間に導入して、金型1と加硫成形後のタイヤ6との密着状態を剥離するようになっている。
上型モールド2と下型モールド3は、タイヤ6の両サイドウォール部やビード部を主に成形するモールドであり、タイヤ6に接する各モールド2、3の内面(上型モールド2の下面、下型モールド3の上面)は、図1に示すように、成形するタイヤ6の側面に対応する形状に形成されている。
トレッド部モールド4は、タイヤ6のトレッド部を主に成形するモールドであり、図2に示すように、複数に分割された各トレッド部モールド4がタイヤ6の外周に沿って配置され、それらが互いに組合わさって環状になり、その内周面でタイヤ6のトレッド部等を成形する。従って、トレッド部モールド4のタイヤ6に接する内周面には、タイヤ6のトレッドパターンを形成するリブ溝やラグ溝、サイプ等に対応する突起等が設けられている。
また、タイヤ6を金型1内のキャビティ5に出し入れするため、例えば前記従来のタイヤ加硫装置50と同様に、図示しない駆動手段により上型モールド2を昇降可能にし、かつ、分割された各トレッド部モールド4を、それぞれタイヤ6の径方向に移動可能にする等して、金型1は開閉可能になっている。
更に、加硫成形時にタイヤ6と金型1との間に残存するエアや加硫成形中に発生するガス等により、製品タイヤにエア(ガス)溜まり等の外観不良が発生するのを防止するため、各モールド2、3、4には、エア(ガス)を抜くためのベントホールやベントピース等の複数の排気孔7が形成されている。排気孔7は、各モールド2、3、4のタイヤ6に接する内面から外面まで円形の孔を貫通させて形成する等、金型1の内部と外部が連通するように形成されている。
本実施形態では、この排気孔7と各モールド2、3、4の分割位置の隙間(以下、モールドスリットという)9を、加圧気体を金型1と加硫成形後のタイヤ6との間に導入するための加圧気体導入路8として利用し、加圧気体を供給する加圧気体供給手段10を接続している。なお、全ての排気孔7(ベントホール、ベントピース等)とモールドスリット9を加圧気体導入路8として利用してもよいが、その中から適切なものを選んで利用してもよい。また、ベントホールのみ、またはベントピースとモールドスリット9を利用する等、それらの形成された位置やタイヤ6の形状、金型1の種類等に応じて適切なものを選択して加圧気体導入路8とし、更にその中から適切なものを選んで利用してもよい。
加圧気体供給手段10は、図2に示すように、加圧気体供給源11や、加圧気体の供給・停止を切り換える電磁バルブ等のバルブ12、加圧気体供給手段10と金型1を接続するホース13、加圧気体の圧力を調節する図示しない圧力調節器等からなる。加圧気体供給源11は、例えば空気ポンプやガスボンベ等を利用して、加圧した空気や二酸化炭素等の気体を供給する。
加圧気体供給手段10と金型1の接続は、排気孔7を加圧気体導入路8として利用する場合には、加圧気体供給手段10のホース13を排気孔7に直接取り付ける等して接続する。また、モールドスリット9を加圧気体導入路8として利用する場合には、例えばモールドスリット9の形状(長さや曲率等)に対応した形状の可動式の加圧気体吹き出し口を加圧気体供給手段10のホース13の先端に設け、加圧気体の導入時にその吹き出し口をモールドスリット9に押し付ける等して、金型1内に加圧気体を導入する。
なお、加圧気体供給手段10から金型1内に導入する加圧気体の圧力が10kPa未満の場合には、金型1と加硫成形後のタイヤ6の密着状態の剥離が不十分となり、離型時にタイヤ6に欠けや変形等が生じる恐れがあり、逆に100kPaよりも大きい場合には、圧力によりタイヤ6に変形等が生じる恐れがあるため、加圧気体の圧力は、10kPa以上100kPa以下であることが望ましい。
また、本実施形態のタイヤ加硫装置は、以上の他に、グリーンタイヤ6を加熱するための飽和水蒸気や温水、加熱ガス等の図示しない熱媒体の供給手段や、タイヤ6に圧力をかけて金型1の内面に押し付けるブラダー等の図示しない加圧手段等、グリーンタイヤ6を加硫成形するための通常の手段を有している。
以上の構成を有するタイヤ加硫装置を用いてグリーンタイヤ6の加硫成形を行う手順について、図1、図2を参照して説明する。なお、この手順は図示しない制御装置により実行される。
まず、上型モールド2を上昇させ、同時に分割された各トレッド部モールド4を径方向外側へ移動させて金型1を開き、タイヤ6を金型1の内側にセットし、上型モールド2を下降させるとともに各トレッド部モールド4を径方向内側へ向かって移動させ、金型1を閉じてタイヤ6をキャビティ5内に収納する。
次に、タイヤ6の内部から圧力をかけ、又はトレッド部モールド4を押し付ける等してタイヤ6の外面を金型1の内面に押し付けると同時に、熱媒体を供給してタイヤ6を加熱する。その状態でタイヤ6の加硫反応や型付けを進行させ、一定時間経過後、加硫成形を終了してタイヤ6にかかっていた圧力を解放し、熱媒体の供給を停止する。なお、この加硫成形中は、金型1とタイヤ6の間のエアやガスを抜く必要があるため、加圧気体導入路8(排気孔7)に圧力がかからないようにする。
次に、図1、図2の複数の矢印で示すように、加圧気体導入路8へ加圧気体供給手段10から加圧気体(本実施形態では10kPa以上100kPa以下の圧力の気体)を供給し、金型1と加硫成形後のタイヤ6との間に加圧気体を導入して、その圧力でタイヤ6と金型1の間の密着状態を真空破壊し、金型1からタイヤ6を剥離する。その後、上型モールド2を上昇させるとともに、分割された各トレッド部モールド4をタイヤ6の径方向外側へ移動させてタイヤ6と金型1を離型し、金型1を開いて加硫成形後のタイヤ6を取り出す。なお、加圧気体の導入は、金型1を開き始める前に終了してもよいが、タイヤ6と金型1の離型をより確実にするため、各モールド2、4がある程度離れるまで続けてもよい。
以上説明したように、本実施形態では、金型1と加硫成形後のタイヤ6との間に加圧気体を導入して、その圧力で加硫成形中の熱と圧力で密着状態になった金型1とタイヤ6を剥離し、また、金型1とタイヤ6の間に気体の層が作られる結果、それらの間に働く摩擦力が低下するため、加硫成形後のタイヤ6の金型1からの離型性を向上させることができる。従って、離型剤を使用することなく金型1からタイヤ6を円滑に取り出すことができ、離型時の負荷や剥離不十分により生じるタイヤ6のトレッドパターンの欠けや割れ、変形、或いは離型剤の使用により生じる製品タイヤのベア等を防止して、タイヤ6の外観不良の発生を抑制することができる。
また、離型剤の使用と塗布にかかる工数を削減することができるため、タイヤ6の生産効率を向上させることができる。更に、離型剤により生じる金型1の汚れをなくすことができるとともに、加硫成形時に発生する油煙やヤニを加圧気体の導入により飛散させて金型1に付着するのを抑制することもできるため、金型1を洗浄するためにタイヤ加硫装置を停止する回数を少なくすることができ、タイヤ6の生産効率を向上させることもできる。しかも、金型1に加圧気体を導入するための加圧気体導入路8として、金型1に既に存在する排気孔7やモールドスリット9をそのまま利用するため、金型1に何ら特別な加工を施すことなく本発明を実施することができる。
なお、以上の実施形態では、金型1が複数のモールド(上型モールド2、下型モールド3、トレッド部モールド4)から構成されている場合について説明したが、本発明は、例えば互いに開閉可能な二つのモールド(上側モールド、下側モールド)から構成されている場合等、タイヤを加硫成形するための他の種類の金型を備えたタイヤ加硫装置にも適用することができる。
また、本実施形態では、加圧気体導入路8として、既存の排気孔7やモールドスリット9を利用したが、金型1とタイヤ6の離型性をより向上させるため、金型1の適当な位置に新たに加圧気体導入路8を形成してもよい。更に、以上の実施形態では、金型1に加圧気体を導入するのみで離型剤を用いないものとしたが、加圧気体を導入し、かつ離型剤を用いてもよい。この場合には、塗布のための工数等が必要となるが、タイヤ6と金型1の離型性を更に向上させることができる。
本実施形態におけるタイヤ加硫装置の金型が閉じている状態の要部拡大断面図である。 図1のA方向から見た金型の一部断面図である。 従来のタイヤ加硫装置の金型が閉じている状態の一部断面図である。 従来のタイヤ加硫装置の金型が開いている状態の一部断面図である。
符号の説明
1・・・金型、2・・・上型モールド、3・・・下型モールド、4・・・トレッド部モールド、5・・・キャビティ、6・・・タイヤ、7・・・排気孔、8・・・加圧気体導入路、9・・・モールドスリット、10・・・加圧気体供給手段、11・・・加圧気体供給源、12・・・バルブ、13・・・ホース。

Claims (5)

  1. タイヤ加硫装置の金型内で加硫成形されたタイヤを前記金型から離型するタイヤの離型方法であって、
    加硫成形後に前記金型と前記タイヤとの間に加圧気体を導入して前記金型と前記タイヤを剥離する工程と、
    前記金型を開いて前記タイヤを前記金型から離型する工程と、
    を有することを特徴とするタイヤの離型方法。
  2. タイヤ加硫成形用の金型を備え、該金型内に生タイヤを収納して加硫成形するタイヤ加硫装置であって、
    前記金型内面と加硫成形後のタイヤの間に加圧気体を導入するための加圧気体導入路を備えた前記金型と、
    該加圧気体導入路に加圧気体を供給する加圧気体供給手段とを有し、
    加圧気体により加硫成形後のタイヤを前記金型から剥離することを特徴とするタイヤ加硫装置。
  3. 請求項2に記載されたタイヤ加硫装置において、
    前記加圧気体導入路は、ベントホール及び/又はベントピースであることを特徴とするタイヤ加硫装置。
  4. 請求項2に記載されたタイヤ加硫装置において、
    前記加圧気体導入路は、分割モールド間の隙間であることを特徴とするタイヤ加硫装置。
  5. 請求項2または4に記載されたタイヤ加硫装置において、
    前記加圧気体の圧力は、10kPa以上100kPa以下であることを特徴とするタイヤ加硫装置。
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