JP2003231128A - タイヤ加硫用ブラダー - Google Patents
タイヤ加硫用ブラダーInfo
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- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
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- B29D30/06—Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
- B29D30/0601—Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres
- B29D30/0654—Flexible cores therefor, e.g. bladders, bags, membranes, diaphragms
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブラダーと未加硫タイヤとの接触不均一や未
加硫タイヤの望ましくない変形に起因するタイヤ故障の
発生を防止し、均一なタイヤを製造することが出来るタ
イヤ加硫用ブラダーを提供する。 【解決手段】ブラダー本体4は、図2に示すように、ブ
ラダー本体4のクランプ部からタイヤビードWaに当接
する部分までの距離Laの肉厚t1 を3〜10mmの剛性
のあるゴム状弾性体により形成すると共に、タイヤサイ
ド部Wbからクラウン部Wcに当接する部分までの距離
Lbの肉厚t2 を0.5〜1mmにして一体的に形成され
ている。また、前記ブラダー本体4の肉厚t1 の厚い部
分から肉厚t2 の薄い部分に連続的に移行する境界範囲
Szを5〜20mmの範囲で行うように形成してある。
加硫タイヤの望ましくない変形に起因するタイヤ故障の
発生を防止し、均一なタイヤを製造することが出来るタ
イヤ加硫用ブラダーを提供する。 【解決手段】ブラダー本体4は、図2に示すように、ブ
ラダー本体4のクランプ部からタイヤビードWaに当接
する部分までの距離Laの肉厚t1 を3〜10mmの剛性
のあるゴム状弾性体により形成すると共に、タイヤサイ
ド部Wbからクラウン部Wcに当接する部分までの距離
Lbの肉厚t2 を0.5〜1mmにして一体的に形成され
ている。また、前記ブラダー本体4の肉厚t1 の厚い部
分から肉厚t2 の薄い部分に連続的に移行する境界範囲
Szを5〜20mmの範囲で行うように形成してある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タイヤ加硫用ブ
ラダーに係わり、更に詳しくはブラダーとタイヤ内面と
の接触不均一や未加硫タイヤの変形に起因するタイヤ故
障の発生を防止したタイヤ加硫用ブラダーに関するもの
である。
ラダーに係わり、更に詳しくはブラダーとタイヤ内面と
の接触不均一や未加硫タイヤの変形に起因するタイヤ故
障の発生を防止したタイヤ加硫用ブラダーに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、タイヤを加硫する際には、金型内
に配設した未加硫タイヤの内側に膨張,収縮可能なゴム
状弾性袋体から成るブラダーを挿入し、このブラダー内
に所定温度,所定圧力の加硫媒体を封入させて行うこと
が一般に行われている。
に配設した未加硫タイヤの内側に膨張,収縮可能なゴム
状弾性袋体から成るブラダーを挿入し、このブラダー内
に所定温度,所定圧力の加硫媒体を封入させて行うこと
が一般に行われている。
【0003】また、ブラダーを用いることによる加硫熱
源の伝熱阻害等の問題点を解消するために、様々なブラ
ダーレス加硫方法も提案されている。
源の伝熱阻害等の問題点を解消するために、様々なブラ
ダーレス加硫方法も提案されている。
【0004】更に、ブラダーのタイヤに接触する部分の
一部の厚みを調整することで未加硫タイヤのインフレー
ト形状や電熱効果を制御する方法も提案されている。
一部の厚みを調整することで未加硫タイヤのインフレー
ト形状や電熱効果を制御する方法も提案されている。
【0005】ところで、上記のように未加硫タイヤ内に
ブラダーを挿入する加硫方法のうち、ブラダーをタイヤ
センター(タイヤ幅方向中心)に向かって肉厚を除々に
薄くなるように構成したものはタイヤのプロファイルを
考慮してインフレート形状もコントロールするもので、
タイヤとブラダーとの当たり方のコントロールと、内面
故障の低減を目的としたものである。
ブラダーを挿入する加硫方法のうち、ブラダーをタイヤ
センター(タイヤ幅方向中心)に向かって肉厚を除々に
薄くなるように構成したものはタイヤのプロファイルを
考慮してインフレート形状もコントロールするもので、
タイヤとブラダーとの当たり方のコントロールと、内面
故障の低減を目的としたものである。
【0006】また、ビード部でゲージを厚くし、タイヤ
センターでゲージを薄くするようにしたブラダーを用い
た加硫方法は、加硫時間の短縮を目的としたものであ
る。
センターでゲージを薄くするようにしたブラダーを用い
た加硫方法は、加硫時間の短縮を目的としたものであ
る。
【0007】更に、タイヤビード部のみを鍔状の硬いビ
ード押さえで押さえると共に、他の部分はブラダーレス
としたものは、ブラダーレス効果による加硫時間の短縮
と、ブラダーレス化によるブラダー費用のカットを目的
としたものである。
ード押さえで押さえると共に、他の部分はブラダーレス
としたものは、ブラダーレス効果による加硫時間の短縮
と、ブラダーレス化によるブラダー費用のカットを目的
としたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、このよう
な従来のブラダーレスを除く加硫用ブラダーは、ブラダ
ーを未加硫タイヤに密着させるためのインフレート圧力
を高圧にしなければならず、またブラダーと未加硫タイ
ヤとの接触不均一や未加硫タイヤの望ましくない変形に
起因するタイヤ故障が発生し易い等の問題がある。
な従来のブラダーレスを除く加硫用ブラダーは、ブラダ
ーを未加硫タイヤに密着させるためのインフレート圧力
を高圧にしなければならず、またブラダーと未加硫タイ
ヤとの接触不均一や未加硫タイヤの望ましくない変形に
起因するタイヤ故障が発生し易い等の問題がある。
【0009】更に、ブラダーレス加硫の場合には、複雑
なビード部のシール装置及びビード部成形装置を装備す
る必要があった。
なビード部のシール装置及びビード部成形装置を装備す
る必要があった。
【0010】この発明はかかる従来の問題点に着目し、
ブラダーと未加硫タイヤとの接触不均一や未加硫タイヤ
の望ましくない変形に起因するタイヤ故障の発生を防止
し、均一なタイヤを製造することが出来るタイヤ加硫用
ブラダーを提供することを目的とするものである。
ブラダーと未加硫タイヤとの接触不均一や未加硫タイヤ
の望ましくない変形に起因するタイヤ故障の発生を防止
し、均一なタイヤを製造することが出来るタイヤ加硫用
ブラダーを提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、ブラダー本体のクランプ部からタイヤビー
ドに当接する部分までの肉厚を3〜10mmの剛性のある
ゴム状弾性体により形成すると共に、タイヤサイド部か
らクラウン部に当接する部分までの肉厚を0.5〜1mm
に形成したことを要旨とするものである。
成するため、ブラダー本体のクランプ部からタイヤビー
ドに当接する部分までの肉厚を3〜10mmの剛性のある
ゴム状弾性体により形成すると共に、タイヤサイド部か
らクラウン部に当接する部分までの肉厚を0.5〜1mm
に形成したことを要旨とするものである。
【0012】前記ブラダー本体の肉厚の厚い部分から肉
厚の薄い部分に連続的に移行する境界範囲を5〜20mm
の範囲で行うようにしたものである。
厚の薄い部分に連続的に移行する境界範囲を5〜20mm
の範囲で行うようにしたものである。
【0013】このように、タイヤ加硫用ブラダーにおい
て、ブラダー本体のクランプ部からタイヤビードに当接
する部分までビードを形作るに必要な厚さに形成すると
同時に、タイヤサイド部からクラウン部に当たる部分の
加硫時における厚みを、シェーピング(タイヤの成形)
及び加硫に必要な最少限の厚さにすることで、タイヤ故
障の発生を防止すると共に、均一なタイヤを製造するこ
とが出来、更にブラダーレス加硫のような複雑なビード
部シール装置及びビード部の成形装置を装備する必要が
無く、更にブラダーを用いたタイヤ加硫と同じようにタ
イヤのビード部の成形を正しく行いながらブラダーレス
加硫に類似した短時間加硫が可能となるものである。
て、ブラダー本体のクランプ部からタイヤビードに当接
する部分までビードを形作るに必要な厚さに形成すると
同時に、タイヤサイド部からクラウン部に当たる部分の
加硫時における厚みを、シェーピング(タイヤの成形)
及び加硫に必要な最少限の厚さにすることで、タイヤ故
障の発生を防止すると共に、均一なタイヤを製造するこ
とが出来、更にブラダーレス加硫のような複雑なビード
部シール装置及びビード部の成形装置を装備する必要が
無く、更にブラダーを用いたタイヤ加硫と同じようにタ
イヤのビード部の成形を正しく行いながらブラダーレス
加硫に類似した短時間加硫が可能となるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、この発
明の実施形態を説明する。
明の実施形態を説明する。
【0015】図1は、この発明を実施した加硫装置の一
部断面図、2は図1の要部拡大断面図を示し、1は下
型、2は上型、3は周方向に複数に分割された分割金
型、Wは未加硫タイヤ、4は未加硫タイヤW内に挿入さ
れた袋状のブラダー本体を示し、このブラダー本体4
は、上部内周縁部4aと下部内周縁部4bとは、ブラダ
ー中心機構5のクランプ部6a,6b(クランプリン
グ)に着脱可能に保持されている。
部断面図、2は図1の要部拡大断面図を示し、1は下
型、2は上型、3は周方向に複数に分割された分割金
型、Wは未加硫タイヤ、4は未加硫タイヤW内に挿入さ
れた袋状のブラダー本体を示し、このブラダー本体4
は、上部内周縁部4aと下部内周縁部4bとは、ブラダ
ー中心機構5のクランプ部6a,6b(クランプリン
グ)に着脱可能に保持されている。
【0016】前記ブラダー中心機構5は、昇降するロッ
ド7の先端にクランプ部6a(クランプリング)が取付
けられ、また下部側のクランプ部6bを支持するベース
8には、ブラダー本体4内に加硫ガスまたは加硫用蒸気
等の加圧,加熱媒体Qを給排する給排通路9が形成され
ている。
ド7の先端にクランプ部6a(クランプリング)が取付
けられ、また下部側のクランプ部6bを支持するベース
8には、ブラダー本体4内に加硫ガスまたは加硫用蒸気
等の加圧,加熱媒体Qを給排する給排通路9が形成され
ている。
【0017】この発明の実施形態におけるブラダー本体
4は、図2に示すように、ブラダー本体4のクランプ部
からタイヤビードWaに当接する部分までの距離Laの
肉厚t1 を3〜10mmの剛性のあるゴム状弾性体により
形成すると共に、タイヤサイド部Wbからクラウン部W
cに当接する部分までの距離Lbの肉厚t2 を0.5〜
1mmにして一体的に形成されている。
4は、図2に示すように、ブラダー本体4のクランプ部
からタイヤビードWaに当接する部分までの距離Laの
肉厚t1 を3〜10mmの剛性のあるゴム状弾性体により
形成すると共に、タイヤサイド部Wbからクラウン部W
cに当接する部分までの距離Lbの肉厚t2 を0.5〜
1mmにして一体的に形成されている。
【0018】また、前記ブラダー本体4の肉厚t1 の厚
い部分から肉厚t2 の薄い部分に連続的に移行する境界
範囲Szを5〜20mmの範囲で行うように形成してあ
る。
い部分から肉厚t2 の薄い部分に連続的に移行する境界
範囲Szを5〜20mmの範囲で行うように形成してあ
る。
【0019】なお、肉厚t1 は、一般的にブラダーのコ
スト、成形時間、扱い易さ等を考慮して最大10mm程度
で設計されるが、3mm未満では、ブラダーの剛性が低い
ために未加硫タイヤWのビード部内面を平坦に均す事が
できず、ビードトゥと呼ばれるシャープエッジが正しく
形成されない。この種のタイヤの欠陥は、一般にライト
ビードトゥと呼ばれスクラップとされる。
スト、成形時間、扱い易さ等を考慮して最大10mm程度
で設計されるが、3mm未満では、ブラダーの剛性が低い
ために未加硫タイヤWのビード部内面を平坦に均す事が
できず、ビードトゥと呼ばれるシャープエッジが正しく
形成されない。この種のタイヤの欠陥は、一般にライト
ビードトゥと呼ばれスクラップとされる。
【0020】また肉厚t2 が1mmを超える場合には、加
硫時間短縮に不利になるばかりでなく、タイヤ内面から
部材のスプライス部を押し潰し、カーカスラインを乱す
現象が発生するためタイヤユニフォミティーを阻害する
恐れが出で来る。また肉厚t 2 が0.5mm未満であると
実質上ブラダーの取り扱いが困難になるばかりでなく、
ブラダーを内圧流体が透過して漏れ出す現象が問題とな
ってくる。
硫時間短縮に不利になるばかりでなく、タイヤ内面から
部材のスプライス部を押し潰し、カーカスラインを乱す
現象が発生するためタイヤユニフォミティーを阻害する
恐れが出で来る。また肉厚t 2 が0.5mm未満であると
実質上ブラダーの取り扱いが困難になるばかりでなく、
ブラダーを内圧流体が透過して漏れ出す現象が問題とな
ってくる。
【0021】また、境界範囲Szが5mm以下の場合に
は、タイヤ内面においてブラダーの肉厚t1 の部分で平
滑に均された部分と、肉厚t2 の部分で元の表面状態を
保った部分の境界が際立って、内面検査時に、ブラダー
とタイヤとの間のエアーの残留やブラダーの褶曲による
タイヤ内側の表面欠陥との区別がつかないと言う問題が
ある。
は、タイヤ内面においてブラダーの肉厚t1 の部分で平
滑に均された部分と、肉厚t2 の部分で元の表面状態を
保った部分の境界が際立って、内面検査時に、ブラダー
とタイヤとの間のエアーの残留やブラダーの褶曲による
タイヤ内側の表面欠陥との区別がつかないと言う問題が
ある。
【0022】また、境界範囲Szが20mm以上の場合、
肉厚の部分がタイヤのサイド部中央付近に達し、加硫時
間短縮に不利になるばかりでなく、タイヤ内面から部材
のスプライス部を押し潰し、カーカスラインを乱す現象
が発生するため、ユニフォミティーを阻害する恐れが出
てくる。
肉厚の部分がタイヤのサイド部中央付近に達し、加硫時
間短縮に不利になるばかりでなく、タイヤ内面から部材
のスプライス部を押し潰し、カーカスラインを乱す現象
が発生するため、ユニフォミティーを阻害する恐れが出
てくる。
【0023】以上のように、タイヤ加硫用ブラダーにお
いて、ブラダー本体4のクランプ部からタイヤビードW
aに当接する部分までビードを形作るに必要な肉厚t1
に形成すると同時に、タイヤサイド部Wbからクラウン
部Wcに当たる部分の加硫時における厚さを、シェーピ
ング及び加硫に必要な最少限の肉厚t2 厚さにすること
で、タイヤ故障の発生を防止すると共に、均一なタイヤ
を製造することが出来るのである。
いて、ブラダー本体4のクランプ部からタイヤビードW
aに当接する部分までビードを形作るに必要な肉厚t1
に形成すると同時に、タイヤサイド部Wbからクラウン
部Wcに当たる部分の加硫時における厚さを、シェーピ
ング及び加硫に必要な最少限の肉厚t2 厚さにすること
で、タイヤ故障の発生を防止すると共に、均一なタイヤ
を製造することが出来るのである。
【0024】更にブラダーレス加硫のような複雑なビー
ド部のシール装置及びビード部成形装置を装備する必要
が無く、またブラダーを用いたタイヤ加硫と同じように
タイヤのビード部の成形を正しく行いながらブラダーレ
ス加硫に類似した短時間加硫が可能となる。
ド部のシール装置及びビード部成形装置を装備する必要
が無く、またブラダーを用いたタイヤ加硫と同じように
タイヤのビード部の成形を正しく行いながらブラダーレ
ス加硫に類似した短時間加硫が可能となる。
【0025】
【発明の効果】この発明は、上記のようにブラダー本体
のクランプ部からタイヤビードに当接する部分までの肉
厚を3〜10mmの剛性のあるゴム状弾性体により形成す
ると共に、タイヤサイド部からクラウン部に当接する部
分までの肉厚のを0.5〜1mmに形成したので、以下の
ような優れた効果を奏するものである。 (a).ブラダーを未加硫タイヤに密着させるためのインフ
レート圧力が低圧ですむため、ブラダーと未加硫タイヤ
との接触不均一や未加硫タイヤの望ましくない変形に起
因するタイヤ故障が発生し難くなる。 (b).同時にスプライス部のタイヤ補強層をブラダーが不
自然に押し上げる事がなく、均一なタイヤを製造するこ
とが可能である。 (c).内圧を包含するため、ゴム袋体としての機能を確保
しているため、ブラダーレス加硫のような複雑なビード
部のシール装置及びビード部成形装置を装備する 必要
が無く安価に製造することが出来る。 (d).ブラダーを用いたタイヤ加硫と同様に、タイヤのビ
ード部の成形を正しく行いながら、ブラダーレス加硫に
類似した短時間加硫が可能となり、タイヤの生産性を向
上させることが出来る。
のクランプ部からタイヤビードに当接する部分までの肉
厚を3〜10mmの剛性のあるゴム状弾性体により形成す
ると共に、タイヤサイド部からクラウン部に当接する部
分までの肉厚のを0.5〜1mmに形成したので、以下の
ような優れた効果を奏するものである。 (a).ブラダーを未加硫タイヤに密着させるためのインフ
レート圧力が低圧ですむため、ブラダーと未加硫タイヤ
との接触不均一や未加硫タイヤの望ましくない変形に起
因するタイヤ故障が発生し難くなる。 (b).同時にスプライス部のタイヤ補強層をブラダーが不
自然に押し上げる事がなく、均一なタイヤを製造するこ
とが可能である。 (c).内圧を包含するため、ゴム袋体としての機能を確保
しているため、ブラダーレス加硫のような複雑なビード
部のシール装置及びビード部成形装置を装備する 必要
が無く安価に製造することが出来る。 (d).ブラダーを用いたタイヤ加硫と同様に、タイヤのビ
ード部の成形を正しく行いながら、ブラダーレス加硫に
類似した短時間加硫が可能となり、タイヤの生産性を向
上させることが出来る。
【図1】この発明を実施した加硫装置の一部断面図であ
る。
る。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
1 下型 2 上型
3 分割金型 4 ブラダー本体
4a 上部内周縁部 4b 下部内周縁部
5 ブラダー中心機構
6a,6b クランプ部(クランプリング)
7 ロッド 8 ベース
9 給排通路 W 未加硫タイヤ
Wa タイヤビード Wb タイヤサイド部
Wc クラウン部 t1 ,t2 肉厚
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 4F202 AA45 AG13 AH20 AJ05 AK01
AM32 AR12 CA21 CB01 CK43
CK82 CK88 CN01
4F203 AA45 AG13 AH20 AK01 AM32
AR12 DA11 DB01 DC01 DD01
DN23
Claims (2)
- 【請求項1】 タイヤ加硫時に、タイヤ内部に挿入した
ブラダー本体を所定圧力の加硫媒体により膨張させてタ
イヤを成形するタイヤ加硫用ブラダーにおいて、 前記ブラダー本体のクランプ部からタイヤビードに当接
する部分までの肉厚を3〜10mmの剛性のあるゴム状弾
性体により形成すると共に、タイヤサイド部からクラウ
ン部に当接する部分までの肉厚を0.5〜1mmに形成し
たことを特徴とするタイヤ加硫用ブラダー。 - 【請求項2】 前記ブラダー本体の肉厚の厚い部分から
肉厚の薄い部分に連続的に移行する境界範囲を5〜20
mmの範囲で行うようにした請求項1に記載のタイヤ加硫
用ブラダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002029895A JP2003231128A (ja) | 2002-02-06 | 2002-02-06 | タイヤ加硫用ブラダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002029895A JP2003231128A (ja) | 2002-02-06 | 2002-02-06 | タイヤ加硫用ブラダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003231128A true JP2003231128A (ja) | 2003-08-19 |
Family
ID=27773891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002029895A Pending JP2003231128A (ja) | 2002-02-06 | 2002-02-06 | タイヤ加硫用ブラダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003231128A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1629963A1 (en) * | 2004-08-23 | 2006-03-01 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Tire curing bladder |
JP2007050571A (ja) * | 2005-08-17 | 2007-03-01 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤの製造方法 |
JP2009149089A (ja) * | 2007-12-20 | 2009-07-09 | Goodyear Tire & Rubber Co:The | タイヤ硬化ブラダ |
JP2012250407A (ja) * | 2011-06-02 | 2012-12-20 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | タイヤ製造装置およびタイヤ製造方法ならびにそれに用いるタイヤ加硫成形用ブラダー |
JP2016093953A (ja) * | 2014-11-14 | 2016-05-26 | 東洋ゴム工業株式会社 | タイヤ加硫用ブラダ及びタイヤ加硫方法 |
-
2002
- 2002-02-06 JP JP2002029895A patent/JP2003231128A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1629963A1 (en) * | 2004-08-23 | 2006-03-01 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Tire curing bladder |
US7144236B2 (en) | 2004-08-23 | 2006-12-05 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Tire curing bladder |
JP2007050571A (ja) * | 2005-08-17 | 2007-03-01 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤの製造方法 |
JP2009149089A (ja) * | 2007-12-20 | 2009-07-09 | Goodyear Tire & Rubber Co:The | タイヤ硬化ブラダ |
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JP2016093953A (ja) * | 2014-11-14 | 2016-05-26 | 東洋ゴム工業株式会社 | タイヤ加硫用ブラダ及びタイヤ加硫方法 |
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