JP2006337041A - 金属体の欠陥検出方法及びスキャニング式磁気検出器 - Google Patents
金属体の欠陥検出方法及びスキャニング式磁気検出器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006337041A JP2006337041A JP2005158753A JP2005158753A JP2006337041A JP 2006337041 A JP2006337041 A JP 2006337041A JP 2005158753 A JP2005158753 A JP 2005158753A JP 2005158753 A JP2005158753 A JP 2005158753A JP 2006337041 A JP2006337041 A JP 2006337041A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal body
- magnetic
- magnetic field
- defect
- impedance effect
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Measuring Magnetic Variables (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
Abstract
【解決手段】金属体に磁界を加えるコイルと金属体の欠陥箇所での漏洩磁束を検出する磁気インピーダンス効果型センサを有する磁気検出器を金属体表面の検査領域に前記コイルにより脱磁または着磁用磁界を作用させつつ移動させて金属体の磁化状態を一様にし、而るのち、その金属体表面を磁気検出器で前記コイルにより欠陥検出用磁界を加えつつスキャニングして磁気インピーダンス効果型センサで欠陥を検出する。脱磁または着磁処理したうえで、漏洩磁束探傷試験方法により磁気インピーダンス効果型センサを用いて欠陥を検出しているから、残留磁気による漏洩磁束ノイズの影響を排除して磁気インピーダンス効果に基づく本来の高感度で金属体の欠陥箇所を検出できる。
【選択図】なし
Description
そこで、磁性金属体の欠陥を検出するのに、金属体を磁化し、金属体の表面を磁気センサでスキャニングし磁束漏洩箇所を検出して欠陥位置を検知することが、所謂、漏洩磁束探傷試験方法として知られている。
この試験方法では、試験品の形状、寸法等に応じ磁化方法を異ならしめており、試験品に応じて軸通電法、直角通電法、プロッド法、電流貫通法、コイル法、極間法、磁束貫通法の何れかを選択している。
従来の漏洩磁束探傷試験方法では、磁気センサに、ホールセンサ、磁気抵抗素子、フラックスゲートセンサ等を使用しており、前記の磁化方法を選択しても、感度や空間分解能の面から、軽度の欠陥や表面から深い位置に存在する欠陥を検出することは困難であった。
本発明者等の鋭意検討結果によれば、前記した磁気インピーダンス効果型センサを漏洩磁束探傷試験方法の磁気センサとして使用すると、磁気インピーダンス効果型センサが磁化前に既に発生している微小漏洩磁束にも反応し、これが検出エラーとなることが判明した。
請求項2に係る金属体の欠陥検出方法は、金属体に磁界を加えるコイルと金属体の欠陥箇所での漏洩磁束の法線成分を検出する磁気インピーダンス効果型センサを有する磁気検出器を金属体表面の検査領域に前記コイルにより脱磁または着磁用磁界を作用させつつ移動させて金属体の磁化状態を一様にし、而るのち、その金属体表面を磁気検出器で前記コイルにより欠陥検出用磁界を加えつつスキャニングして磁気インピーダンス効果型センサで欠陥を検出することを特徴とする。
請求項3に係る金属体の欠陥検出方法は、請求項1〜2何れかの金属体の欠陥検出方法金属体の欠陥の方向に対し、欠陥検出用磁界を交差方向、好ましくは直行方向に加えることを特徴とする。
請求項4に係る金属体の欠陥検出方法は、請求項1〜2何れかの金属体の欠陥検出方法において、磁界を二以上の異なる方向の磁界とすることを特徴とする。
請求項5に係る金属体の欠陥検出方法は、請求項1〜2何れかの金属体の欠陥検出方法において、互いに交差する二方向、好ましくは互いに直交する二方向にスキャニングすることを特徴とする。
請求項6に係る金属体の欠陥検出方法は、請求項1〜2何れかの金属体の欠陥検出方法において、互いに交差する二方向好ましくは互いに直交する二方向及びこれら両方向の中間方向にスキャニングすることを特徴とする。
請求項7に係るスキャニング式磁気検出器は、請求項1〜6何れかの金属体の欠陥検出方法に使用する磁気検出器であり、金属体に磁界を加えるコイルと欠陥箇所での漏洩磁束を検出する磁気インピーダンス効果型センサを有し、前記センサの磁気インピーダンス効果素子をスキャニング方向に対し所定の距離を隔てた2個とし、検出部をこれら両素子の差動出力を検出する差動式としたことを特徴とする。
請求項8に係るスキャニング式磁気検出器は、請求項1〜3または5〜6何れかの金属体の欠陥検出方法に使用する磁気検出器であり、金属体の欠陥箇所での漏洩磁束を検出する磁気インピーダンス効果型センサをフレーム内に収容し、金属体に磁界を加えるコイルをU字型鉄芯に巻装したU字型コイルを前記フレームの外側にU字開放側を金属体表面に近接させ得るように装着したことを特徴とする。
請求項9に係るスキャニング式磁気検出器は、請求項4の金属体の欠陥検出方法に使用する磁気検出器であり、金属体の欠陥箇所での漏洩磁束を検出する磁気インピーダンス効果型センサをフレーム内に収容し、金属体に磁界を加えるコイルをU字型鉄芯に巻装したU字型コイルを複数個、かつ異なる向きで前記フレームの外側にU字開放側を金属体表面に近接させ得るように装着したことを特徴とする。
(2)磁気インピーダンス効果型センサと脱・着磁用兼磁化用コイルとの相対的位置関係を固定としているから、磁気インピーダンス効果型センサの移動中の位置に関係なしに磁気インピーダンス効果素子直下の磁化磁界の強度・方向を一定にでき、従って、磁気インピーダンス効果素子が通過する欠陥箇所での磁束漏洩が一定の磁界のもとで発生され、同じ基準で欠陥の重軽傷度を適切に評価できる。
(3)コイルを脱・着磁用と磁化用とに兼用しているから、磁気検出器を充分に小型にできる。
(4)磁界方向と欠陥の方向との相対的関係により欠陥箇所の漏洩磁束の大きさが影響されることも考慮して検出しているから、かかる面からも欠陥の重軽傷度を正確に評価できる。
図1は磁気インピーダンス効果素子を使用した磁気センサの一例の回路構成を示している。
図1において、1は磁気インピーダンス効果素子であり、自発磁化の方向がワイヤ周方向に対し互いに逆方向の磁区が交互に磁壁で隔てられた構成の外殻部を有する、零磁歪乃至は負磁歪のアモルファス合金ワイヤが使用される。かかる零磁歪乃至は負磁歪のアモルファス磁性ワイヤに高周波励磁電流を流したときに発生するワイヤ両端間出力電圧中のインダクタンス電圧分は、ワイヤの横断面内に生じる円周方向磁束によって上記の円周方向に易磁化性の外殻部が円周方向に磁化されることに起因して発生する。従って、周方向透磁率μθは同外殻部の円周方向の磁化に依存する。而るに、この通電中のアモルファスワイヤの軸方向に被検出磁界を作用させると、上記通電による円周方向磁束と被検出磁界磁束との合成により、上記円周方向に易磁化性を有する外殻部に作用する磁束の方向が円周方向からずれ、それだけ円周方向への磁化が生じ難くなり、上記周方向透磁率μθが変化し、上記インダクタンス電圧分が変動することになる。この変動現象は磁気インダクタンス効果と称され、これは上記高周波励磁電流(搬送波)が被検出波(信号波)で変調される現象ということができる。更に、上記通電電流の周波数がMHzオ−ダになると、高周波表皮効果が大きく現れ、表皮深さδ=(2ρ/wμθ)1/2(μθは前記した通り円周方向透磁率、ρは電気抵抗率、wは角周波数をそれぞれ示す)がμθにより変化し、このμθが前記した通り、被検出磁界によって変化するので、ワイヤ両端間出力電圧中の抵抗電圧分も被検出磁界で変動するようになる。この変動現象は磁気インピーダンス効果と称され、これは上記高周波励磁電流(搬送波)が被検出波(信号波)で変調される現象ということができる。
磁気インピーダンス効果素子1には、零磁歪乃至は負磁歪のアモルファスワイヤの外、アモルファスリボン、アモルファススパッタ膜等も使用できる。
図3において、1a,1bは実質的に同一特性の磁気インピーダンス効果素子、2は両磁気インピーダンス効果素子に励磁電流を流す高周波電源回路、3a,3bは各磁気インピーダンス効果素子1a,1bの軸方向に作用する被検出磁界(信号波)で高周波励磁電流(搬送波)を変調させた被変調波を復調する検波回路、40は両検波回路3a,3bの復調波出力を差動増幅する差動増幅回路、5は出力端、6a,6bは差動増幅回路の出力を各磁気インピーダンス効果素子1a,1bに負帰還させる負帰還用コイル、7a,7bは各磁気インピーダンス効果素子1a,1bのバイアス磁界用コイルである。
図3において、各磁気インピーダンス効果素子1a,1bの軸方向に作用する磁界をHexa及びHexbとすると、差動出力Eoutは、Eout=k(Hexa−Hexb)で与えられる。
また、被変調波(周波数fs)に同調させた周波数fsの方形波を被変調波に乗算して信号波をサンプリングする同調検波を使用することができる。
上記の実施例では、被変調波の復調によって被検出磁界を取り出しているが、これに限定されず、磁気インピーダンス効果素子に作用する被検出磁界(信号波)で変調された高周波励磁電流波(搬送波)から被検出磁界を検波し得るものであれば、適宜の検波手段を使用できる。
図4において、100は基板チップであり、例えばセラミックス板を使用できる。101は基板片の片面に設けた電極であり、磁気インピーダンス効果素子接続用突部102を備えている。この電極は導電ペースト、例えば銀ペーストの印刷・焼付けにより設けることができる。1xは電極101,101の突部102,102間にはんだ付けや溶接により接続した磁気インピーダンス効果素子であり、前記した通り零磁歪乃至負磁歪のアモルファスワイヤ、アモルファスリボン、スパッタ膜等を使用できる。103は鉄やフェライト等からなるC型鉄芯、6xはC型鉄芯に巻装した負帰還用コイル、7xは同じくバイアス磁界用コイルであり、磁気インピーダンス効果素子1xとC型鉄芯103とでループ磁気回路を構成するように、C型鉄芯103の両端を基板片100の他面に接着剤等で固定してある。鉄芯材料としては、残留磁束密度の小さい磁性体であればよく、例えば、パーマロイ、フェライト、鉄、アモルファス磁性合金の他、磁性体粉末混合プラスチック等を挙げることができる。
図5において、81はフレームであり、2枚のプレート811,811をスペーサ812で締結してある。Aは磁気インピーダンス効果型センサであり、図3に示した差動式に属し、基板片100に2箇の磁気インピーダンス効果素子1a,1bを配設し、各磁気インピーダンス効果素子1a,1bに図4で示したように鉄芯を設け、各鉄芯に各磁気インピーダンス効果素子に対する負帰還用磁界コイル及びバイアス用磁界コイルを巻付けた鉄芯コイル付き磁気インピーダンス効果ユニットBを備え、各磁気インピーダンス効果素子1a,1bに対する検波回路及び差動増幅回路並びに高周波励磁電流発生回路からなる駆動回路bや差動増幅回路並びに高周波励磁電流発生回路の電源としてのバッテリーcを搭載した主回路板Cに前記鉄芯コイル付き磁気インピーダンス効果ユニットBを導体バーeにより接続してあり、主回路板Cをフレーム81内に収容してホルダー813でフレーム81に固定してある。
82は脱・着磁用兼磁化用のU字型コイルであり、U字型鉄芯にコイルを巻き付けてあり、図6に示すように両磁気インピーダンス効果素子1a,1bに対し同一方向・同一強度の磁界を作用させるようにフレームの外側に装着してある。U字型鉄芯には、パーマロイ、フェライト、鉄、アモルファス磁性合金の他、磁性体粉末混合プラスチック等を使用できる。
図5において、Eは被検出体としての金属体の表面を示し、磁気検出器8はこの表面Eに磁気インピーダンス効果素子1a,1bを法線方向に向け、かつ各素子1a,1bの先端を表面Eに近接させると共にU字型コイル82の鉄芯端820,820を表面Eに近接させるようにして移動される。
この残留磁気帯有箇所は傷ではなくこの残留磁気に基づく局部的漏洩磁束を検出してしまうと、エラーとなる。
本発明により磁性金属体の欠陥を検出するには、まずコイル82で金属体を脱磁または着磁して金属体の磁化状態を0または有値の一様状態にする。金属体の磁化状態を一様にすれば、通常、表面からの漏洩磁束は存在し得ないし、万一存在しても一様であるために、前記差動式では検出され得ない。
着磁処理するには、例えば図7の(ロ)に示すように、残留磁束密度が01〜0nに存在しているとすれば、コイルで正の磁界を作用させて破線に沿い点1〜nを飽和磁界の点cに達しさせ、而るのち、飽和磁化の状態から徐々に磁界を減少させ、残留磁束密度を点1〜nよりも高い点cに定着させることを、磁気検出器を全検査領域に移動させつつ行っていく。
前記の脱磁または着磁中、金属体の表面Eに磁気検出器8の磁気インピーダンス効果素子1a,1bが法線方向で近接している。
このようにして、脱磁または着磁の前処理を行ったのち、コイル82に磁化用の直流電流または交流電流を通電して金属体を磁化しつつ金属体表面Eを磁界検出器8で図8の(イ)または(ロ)に示すように所定の方向XまたはY方向で走査していく。走査はロボットで行うことができる。
磁気双極子による欠陥モデルによれば、磁気双極子の磁気強度をσ、傷の巾を2a、傷の深さをdとすると、漏洩磁束の法線成分ΔBzは
而して、図9の(ハ)のように漏洩磁束の法線成分のピークが傷の巾両端で生じる。図10の(イ)は、図9の(ハ)の漏洩磁束の法線成分を磁界方向に速度vで走行する磁界センサで検出したときの出力波形を示し、ピーク間の間隔ΔTは、傷の巾をwとすれば、
ΔT=w/v
で与えられる。
磁気インピーダンス効果素子間の間隔をDとすれば、前方の磁気インピーダンス効果素子の検出出力と後方の磁気インピーダンス効果素子の検出出力とが時間D/vの間隔で離隔され、傷の巾wに較べて磁気インピーダンス効果素子間の間隔Dが充分に広いと、両出力は重ならない。磁気インピーダンス効果素子間の間隔Dに対し傷の巾wが広くなって両出力が重なっても、差動のために図10の(ロ)に示すように重畳部分では検出波高値が加算により大きくされる。傷の巾w(2a)が広くなると、前記の数式からも明らかなように、漏洩磁束密度が小さくなり検出値がそれだけ減少されるが、前記の重なりによる検出波高値の増加のために、巾の広い傷でも充分に検出可能である。
従って、漏洩磁束密度が小となる巾の広い傷や金属体表面から深い位置に存在する欠陥でも、充分に検出できる。
図11において、Sは傷方向と磁化方向とが直交する場合の漏洩磁束の法線成分の分布を、Wは傷方向と磁化方向とが一致する場合の漏洩磁束の法線成分の分布をそれぞれ示し、傷方向と磁化方向との間の角度が90°→0°に近づくにつれて点線Mで示すようにピーク箇所間の間隔がピーク値が減少して漏洩磁束分布が平坦化し、検出感度が低下していく。
従って、輸送管のように傷等の欠陥の方向が既知の場合は、磁化磁界の方向と傷の方向とを直交させるように、前記U字型コイルの向きを設定することが望ましい。
図12はこの場合に使用する磁気検出器における磁気センサを示し、磁気インピーダンス効果素子1a,1bが共通の軸線上に長手方向に間隔を隔てて配設されている点及びU字型コイル82の配設位置をその鉄芯両端820,820を結ぶ線を両磁気インピーダンス効果素子間の中央線に一致させるように設定した点を除けば、図5に示したものに実質的に同じである。
図12において、Eは被検出体の金属体の表面を示し、磁気検出器はこの表面に磁気インピーダンス効果素子を平行に向け、かつ各素子の側面を表面に近接させると共にU字型コイルの鉄芯端を表面に近接させるようにして移動される。
1a 磁気インピーダンス効果素子
1b 磁気インピーダンス効果素子
8 磁気検出器
81 フレーム
82 脱着磁用兼磁化用U字型コイル
Claims (9)
- 金属体に磁界を加えるコイルと金属体の欠陥箇所での漏洩磁束を検出する磁気インピーダンス効果型センサを有する磁気検出器を金属体表面の検査領域に前記コイルにより脱磁または着磁用磁界を作用させつつ移動させて金属体の磁化状態を一様にし、而るのち、その金属体表面を磁気検出器で前記コイルにより欠陥検出用磁界を加えつつスキャニングして磁気インピーダンス効果型センサで欠陥を検出することを特徴とする金属体の欠陥検出方法。
- 金属体に磁界を加えるコイルと金属体の欠陥箇所での漏洩磁束の法線成分を検出する磁気インピーダンス効果型センサを有する磁気検出器を金属体表面の検査領域に前記コイルにより脱磁または着磁用磁界を作用させつつ移動させて金属体の磁化状態を一様にし、而るのち、その金属体表面を磁気検出器で前記コイルにより欠陥検出用磁界を加えつつスキャニングして磁気インピーダンス効果型センサで欠陥を検出することを特徴とする金属体の欠陥検出方法。
- 金属体の欠陥の方向に対し、欠陥検出用磁界を交差方向に加えることを特徴とする請求項1〜2何れか記載の金属体の欠陥検出方法。
- 磁界を二以上の異なる方向の磁界とすることを特徴とする請求項1〜2何れか記載の金属体の欠陥検出方法。
- 互いに交差する二方向にスキャニングすることを特徴とする請求項1〜2何れか記載の金属体の欠陥検出方法。
- 互いに交差する二方向及びこれら両方向の中間方向にスキャニングすることを特徴とする請求項1〜2何れか記載の金属体の欠陥検出方法。
- 請求項1〜6何れかの金属体の欠陥検出方法に使用する磁気検出器であり、金属体に磁界を加えるコイルと欠陥箇所での漏洩磁束を検出する磁気インピーダンス効果型センサを有し、前記センサの磁気インピーダンス効果素子をスキャニング方向に対し所定の距離を隔てた2個とし、検出部をこれら両素子の差動出力を検出する差動式としたことを特徴とするスキャニング式磁気検出器。
- 請求項1〜3または5〜6何れかの金属体の欠陥検出方法に使用する磁気検出器であり、金属体の欠陥箇所での漏洩磁束を検出する磁気インピーダンス効果型センサをフレーム内に収容し、金属体に磁界を加えるコイルをU字型鉄芯に巻装したU字型コイルを前記フレームの外側にU字開放側を金属体表面に近接させ得るように装着したことを特徴とするスキャニング式磁気検出器。
- 請求項4の金属体の欠陥検出方法に使用する磁気検出器であり、金属体の欠陥箇所での漏洩磁束を検出する磁気インピーダンス効果型センサをフレーム内に収容し、金属体に磁界を加えるコイルをU字型鉄芯に巻装したU字型コイルを複数個、かつ異なる向きで前記フレームの外側にU字開放側を金属体表面に近接させ得るように装着したことを特徴とするスキャニング式磁気検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005158753A JP4619864B2 (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | 金属体の欠陥検出方法及びスキャニング式磁気検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005158753A JP4619864B2 (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | 金属体の欠陥検出方法及びスキャニング式磁気検出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006337041A true JP2006337041A (ja) | 2006-12-14 |
JP4619864B2 JP4619864B2 (ja) | 2011-01-26 |
Family
ID=37557736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005158753A Expired - Fee Related JP4619864B2 (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | 金属体の欠陥検出方法及びスキャニング式磁気検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4619864B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008164310A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Uchihashi Estec Co Ltd | 磁気インピーダンス効果センサヘッド及びセンサ並びに磁気的検査方法。 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0272973U (ja) * | 1988-11-21 | 1990-06-04 | ||
JPH0868778A (ja) * | 1994-06-23 | 1996-03-12 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 漏洩磁束探傷装置 |
JP2002277442A (ja) * | 2001-03-15 | 2002-09-25 | Foundation For Advancement Of Science & Technology | 非破壊検査方法及び非破壊検査装置 |
WO2003091655A1 (fr) * | 2002-04-26 | 2003-11-06 | Azuma Systems Co., Ltd | Procede de verification de metaux et dispositif de verification de metaux |
JP2003322640A (ja) * | 2002-05-07 | 2003-11-14 | Nippon Steel Corp | 鋼材の表面疵検出装置 |
-
2005
- 2005-05-31 JP JP2005158753A patent/JP4619864B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0272973U (ja) * | 1988-11-21 | 1990-06-04 | ||
JPH0868778A (ja) * | 1994-06-23 | 1996-03-12 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 漏洩磁束探傷装置 |
JP2002277442A (ja) * | 2001-03-15 | 2002-09-25 | Foundation For Advancement Of Science & Technology | 非破壊検査方法及び非破壊検査装置 |
WO2003091655A1 (fr) * | 2002-04-26 | 2003-11-06 | Azuma Systems Co., Ltd | Procede de verification de metaux et dispositif de verification de metaux |
JP2003322640A (ja) * | 2002-05-07 | 2003-11-14 | Nippon Steel Corp | 鋼材の表面疵検出装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008164310A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Uchihashi Estec Co Ltd | 磁気インピーダンス効果センサヘッド及びセンサ並びに磁気的検査方法。 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4619864B2 (ja) | 2011-01-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4024964B2 (ja) | 磁気インク検知用磁気センサー、その信号処理方法、及び磁気インク検知装置 | |
JP2001330655A (ja) | 磁気センサ及びその製造方法 | |
JP4495635B2 (ja) | 磁気インピーダンス効果センサ並びに磁気インピーダンス効果センサの使用方法 | |
JP2009204342A (ja) | 渦電流式試料測定方法と渦電流センサ | |
JP2841153B2 (ja) | 微弱磁気測定方法及びその装置並びにそれを用いた非破壊検査方法 | |
JP4917812B2 (ja) | 鉄系構造物の劣化診断方法 | |
JP4619864B2 (ja) | 金属体の欠陥検出方法及びスキャニング式磁気検出器 | |
JP4619884B2 (ja) | 鉄系材埋設コンクリート構造物の鉄系材の診断方法 | |
JP4600989B2 (ja) | 金属体の欠陥検出方法及びスキャニング式磁気検出器 | |
JP4598601B2 (ja) | 金属体の欠陥検出方法及びスキャニング式欠陥検出器 | |
JP4541136B2 (ja) | 磁性体検出センサ及び磁性体検出ラインセンサ | |
JP2006337040A (ja) | 金属体の欠陥検出方法及びスキャニング式磁気検出器 | |
US5122743A (en) | Apparatus and method of non-destructively testing ferromagnetic materials including flux density measurement and ambient field cancellation | |
JP2006322706A (ja) | 導体電流の測定方法 | |
JP4476746B2 (ja) | 鉄系壁裏面の腐食・減肉検査方法 | |
JPH0815229A (ja) | 高分解能渦電流探傷装置 | |
JP2011053160A (ja) | 磁気検出センサ | |
JP3092837B2 (ja) | バルクハウゼンノイズ検出用磁気ヘッドおよびそれを用いた検出システム | |
JP4286686B2 (ja) | 電線の導体欠陥検知用センサ | |
JP4520188B2 (ja) | 電線の導体欠陥箇所検知方法 | |
US20240142404A1 (en) | Detection device | |
JP2009204364A (ja) | 磁性物の欠陥位置検出方法 | |
JP4865343B2 (ja) | 鉄系構造物の検査方法 | |
JP2006250922A (ja) | 電流センサ | |
JP2005315734A (ja) | 強磁性体の変位測定方法および装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20080411 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100608 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Effective date: 20100723 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20100805 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100914 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20100917 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20100928 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20101026 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Effective date: 20101027 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131105 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |