JP2006336732A - パイプ等の長尺部材の防振クランプ - Google Patents

パイプ等の長尺部材の防振クランプ Download PDF

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Abstract

【課題】 パイプ等を十分な保持力で保持しつつ高い防振機能を得るとともに、パイプを保持している使用中にほこり等の異物が溜まるのを防止する防振クランプを提供する。
【解決手段】 防振クランプ1は、パイプ等を保持するクランプ本体5を備え、クランプ本体5とパイプ等との間に振動減衰部材7A、7Bが設けられて、長尺部材からクランプ本体へ及びクランプ本体から長尺部材へ振動が伝わるのを防止している。振動減衰部材7A、7Bには、パイプ等に対向する面に、パイプ等に向けて突出し且つ該パイプ外面の周方向に延びるリブ12〜17が、パイプ等の軸方向に間隔をおいて複数個設けられて、リブ12〜17の頂面が長尺部材の保持面を形成する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、パイプやワイヤハーネス等の長尺部材を車体等の被取付部材に保持する防振クランプに関し、特に、パイプ等の長尺部材からの振動を車体等の被取付部材に伝えないようにし、あるいは車体等の被取付部材からの振動をパイプ等の長尺部材に伝えないようにする、長尺部材の防振クランプに関する。
実開平4−101882号公報(特許文献1:実用新案登録第2563935号公報)には、パイプ等の防振クランプが開示されている。防振クランプは、第1防振クランプ片(クランプ本体)と、第1防振クランプ片に保持したパイプを脱落しないように覆う第2防振クランプ片(カバー)とを包含し、第1防振クランプ片と第2防振クランプ片のそれぞれには、パイプの半周部分の側面を保持するブロック状の一対のゴム部材(振動減衰部材)が取付けられている。パイプは、前記一対のゴム部材によって全周が包囲されて、パイプからの振動の伝達を阻止し、パイプへの振動の伝達を阻止している。
特開2002−039440号公報(特許文献2)は、一対の防振クランプ部材のそれぞれに、ブロック状の弾性部材(振動減衰部材)貼り付けられた、パイプ用の防振クランプを開示している。一対の防振クランプ部材の間に保持されたパイプは、振動減衰部材である一対の弾性部材の間に全周が保持されて、パイプからの振動の伝達を阻止し、パイプへの振動の伝達を阻止している。
特開2003−106479号公報(特許文献3)は、第1の半円環状部分と第2半円環状部分とが一端でヒンジ連結され、第1及び第2半円環状部分のそれぞれの内側には振動吸収体(振動減衰部材)が固着され、第1及び第2半円環状部分は、ヒンジと反対側の端部で連結されてパイプを第1及び第2半円環状部分の内側にパイプを保持する防振クランプを開示している。パイプは、内側に振動吸収体がある第1の半円環状部分と内側に振動吸収体がある第2半円環状部分との間に保持され、両振動吸収体によってパイプの全周が包囲され、パイプからの振動の伝達を阻止し、パイプへの振動の伝達を阻止している。振動吸収体は、パイプに対向する面に、パイプに向けて突出し且つパイプの軸方向に延びるリブがパイプ外面の周方向に間隔を複数個設けられてそれらリブの頂面がパイプの保持面を形成している。
実開平4−101882号公報(実用新案登録第2563935号) 特開2002−039440号公報 特開2003−106479号公報
特許文献1及び特許文献2に記載の防振クランプは、振動減衰部材がブロック状すなわちかたまりとして形成され、パイプ側面の全面に接触して保持している。そのため、振動吸収効果を高くするように振動減衰部材(ゴム部材等)の強度を低くするとパイプの保持強度が低くなり、パイプの保持力を高くするように振動減衰部材の強度を高くすると振動吸収効果が低くなってしまう。特許文献3の振動減衰部材は、パイプの軸方向に延び且つ周方向に間隔をあけた複数のリブがパイプ側面を部分的に接触して保持するので、保持強度を高くするように振動減衰部材の強度を上げても、振動吸収効果を損なうことなくパイプの保持強度を高く維持できる。しかしながら、この特許文献3の防振クランプは、パイプを保持した使用状態において、リブとリブとの間の空間すなわち溝部分がクランプの両端において開放しているので、該溝部分に徐々にほこり等が溜まる虞れがあり、ほこり等の中に水分が溜まって固化してしまうと、振動減衰部材と一体となってブロック状になってしまい、当初の振動吸収能力が失われてしまう。
従って、本発明の目的は、パイプ等を十分な保持力で保持しつつ高い防振機能を得るとともに、パイプを保持している使用中にほこり等の異物が溜まるのを防止する防振クランプを提供することにある。
かかる目的を達成するため、本発明は、パイプ等の長尺部材を保持するクランプ本体を備え、クランプ本体と長尺部材との間に振動減衰部材が設けられて、長尺部材からクランプ本体へ及びクランプ本体から長尺部材へ振動が伝わるのを防止する、長尺部材の防振クランプであって、振動減衰部材には、長尺部材に対向する面に、該長尺部材に向けて突出し且つ該長尺部材外面の周方向に延びるリブが、該長尺部材の軸方向に間隔をおいて複数個設けられて、該リブの頂面が長尺部材の保持面を形成していることを特徴とする防振クランプを提供する。
上記防振クランプによれば、振動減衰部材の各リブが、パイプの長さ方向ではなく、パイプ外面の周方向に延びてパイプの長さ方向に直交する壁を形成しているので、リブとリブの間の溝にほこりが入るのが防止でき、これによって、パイプ等の長尺部材を保持する使用中にほこり等の異物が溜まるのを防止することができ、また、長尺部材は間隔をおいた複数のリブによって保持されるので、振動減衰部材の強度を上げても、振動吸収効果を損なうことなしに、長尺部材の保持強度を高く維持できる。
上記防振クランプにおいて、振動減衰部材の両端部を除くリブには、その一部に、ほこりや水等の異物が通過できる切欠きが形成されるのが好ましい。これによって、万一ほこりや水等の異物が詰まっても長尺部材を保持した使用状態のままで異物を排出できる。また、その場合、振動減衰部材の両端部を除く複数のリブのそれぞれに切欠きが形成され、各切欠きは、各リブの長さ方向において異物の排出用の直線状の排出通路を形成する位置に形成されるのが好ましい。排出通路が直線状に形成されているので、万一異物が詰まってもその排出が容易にできる。更に、振動減衰部材には、リブの間の、排出通路に対応する位置に、長尺部材と反対の側に異物を排出できる開口が形成されているのが好ましく、排出を一層容易にできる。
上記防振クランプにおいて、長尺部材の第1の半周部分の側面を保持する第1振動減衰部材と、長尺部材の第2の半周部分の側面を保持する第2振動減衰部材とで長尺部材の全周を包囲するようにできる。クランプ本体は、第1振動減衰部材を保持して第1振動減衰部材によって長尺部材を保持するように形成された硬質プラスチックで成り、第1振動減衰部材上の長尺部材を脱落しないよう保持してクランプ本体を覆うようにクランプ本体に連結される硬質プラスチックで成るカバーとを包含し、第2減衰振動減衰部材が、カバーに取付けられように構成できる。その場合、第1振動減衰部材及び第2振動減衰部材は、クランプ本体及びカバーのそれぞれに、嵌合等によって連結してもよいが、インサート成形又は2色成形によって一体的に取付けることもできる。また、カバーとクランプ本体には、クランプ本体の第1振動減衰部材上に配置されたパイプをカバーの第2振動減衰部材で挟持するように、クランプ本体とカバーを相互に押付けることによって連結される手段が設けられているのが好ましい。
以下、本発明の1実施形態に係る、燃料パイプやブレーキ油パイプ、あるいはワイヤハーネス等の長尺部材の防振クランプ1について図面を参照しながら説明する。図1〜図6は、防振クランプ1を示している。図7及び図8は、防振クランプ1に長尺部材としてのパイプ2、3が保持された状態を示している。図1〜図6に示すように、防振クランプ1は、パイプ等の長尺部材を保持するように形成された、硬質プラスチックで成るクランプ本体5と、クランプ本体5にある長尺部材を脱落しないようにクランプ本体5を保持する硬質プラスチックで成るカバー6とを包含する。更に、クランプ本体5には、長尺部材を保持する側に振動減衰部材7Aが取付けられ、カバー6には、長尺部材を保持する側に振動減衰部材7Bが取付けられ、パイプ2及び3を振動減衰部材7A及び7Bでのみ保持して、パイプからクランプ本体5への振動の伝達を阻止し、クランプ本体5からパイプへの振動の伝達を阻止している。振動減衰部材7A及び7Bは、振動を減衰する、軟質プラスチック(好ましくは、軟質エラストマー)やゴム(合成ゴムを含む)等の材料で形成される。
図9〜図13には振動減衰部材7Aが示されている。図示の例では振動減衰部材7Aはクランプ本体5に取付けられる。カバー6に取付けられる振動減衰部材7Bは、振動減衰部材7Aとほぼ同じ構造であるが、後述する切欠き及び開口が無い点で異なる。図14〜図18には、振動減衰部材7Aが取付けられたクランプ本体5を示されている。図19〜図23には、振動減衰部材7Bが取付けられたカバー6が示されている。防振クランプ1の全体を説明する前に、図9〜図13を参照して振動減衰部材7Aを説明し、それに関連して振動減衰部材7Bを説明し、次に、図14〜図18を参照して振動減衰部材7Aが取付けられたクランプ本体5を説明し、更に、図19〜図23を参照して振動減衰部材7Bが取付けられたカバー6を説明する。
図9〜図13に示される振動減衰部材7Aは、クランプ本体5の振動減衰部材保持部に嵌合等によって取付けられる形状に形成される。振動減衰部材7Bは、図20及び図21に図示のように、カバー6の振動減衰部材保持部に嵌合等によって取付けられる形状に形成される。振動減衰部材7Aは、図示の例では、直径の異なる2本のパイプを平行に保持する形状に形成されている。例えば、パイプが円筒である場合、振動減衰部材7Aのパイプ保持部9及び10の形状は、パイプ2及び3の外径に合わせた半円形状の溝として形成される。パイプ保持部9及び10の形状は、保持するパイプの大きさや形状によって任意に形成でき、パイプ保持部の数も必要に応じて設けることができる。振動減衰部材7Aの材料は、振動の減衰に有効な材料であれば任意の材料でよい。現在知られている好ましい材料としては、軟質エラストマー、ゴム(合成ゴムであっても天然ゴムであってもよい)等の弾性を有する材料が挙げられる。振動減衰部材7Bは、振動減衰部材7Aの材料及びパイプ保持部の形状と実質的に同じである。
振動減衰部材7Aのパイプ保持部9及び10のそれぞれには、パイプを保持する面に、パイプ面に向けて突出し且つパイプ外面の周方向に沿って延びる、リブ12〜17が、パイプの軸方向に間隔をおいて複数個(図示の例では6個)設けられ、リブ12〜17の頂面がパイプの保持面を形成している。各リブの形状は、パイプが円筒形状の場合、図9、図11及び図15に示すように、その外面をほぼ半周にわたって当接する、半円形状に形成される。各リブの内径は、パイプ外面に緊密に接触するように、パイプの外径に等しく形成されるのが好ましい。リブ12〜17のそれぞれは、パイプ外面の周方向に延びる、パイプの長さ方向に直交する壁を形成しているので、リブとリブの間の溝にほこり等の異物が入るのを防止でき、防振クランプ1の使用中に、振動減衰部材7Aの中にほこり等の異物が溜まるのを防止できる。とりわけ、パイプ保持部9及び10の両端部のリブ12及び17は、パイプの全周に密着して振動減衰部材7Aの内側に異物が入るのを阻止する。また、パイプの各々は、間隔をおいた複数のリブ12〜17によって保持されるので、パイプの側面は部分的に保持され、パイプ側面全体に接触するブロック状の振動減衰部材と違って、保持強度を高くするように振動減衰部材7Aの強度を上げても、振動吸収効果を損なうことはない。振動減衰部材7Bにも、振動減衰部材7Aと同じように、リブ12〜17が形成される。なお、振動減衰部材7A及び振動減衰部材7Bのいずれにおいても、リブ12〜17の突出高さは、パイプ側面を確実に保持できる限り任意の高さにでき、その高さは、保持強度や振動吸収効果を考慮して選択できる。また、リブの長さ方向を横切る幅も、パイプ側面を確実に保持できる限り任意の長さにでき、その長さは、保持強度や振動吸収効果を考慮して選択できる。
図示の実施形態において、クランプ本体5は、カバー6より下方に取付けられる。下方に位置する振動減衰部材7Aは、両端部のリブ12及び17を除くリブ13〜16に、その一部(好ましくは、防振クランプ1を取付けた状態で底面となる位置)に、ほこりや水等の異物が通過できる切欠き19が形成される。振動減衰部材7Aより上方に位置する振動減衰部材7Bには切欠きは不要であって形成されない。カバー6がクランプ本体5よりも下方に位置する場合、カバー6には切欠ききのある振動減衰部材が取付けられ、クランプ本体5には切欠きのない振動減衰部材が取付けられるであろう。切欠き19によって、防振クランプ1の中に万一ほこりや水等の異物が詰まってもパイプを保持した使用状態のままで異物を排出することを可能にする。排出を容易にするため、両端部のリブ12及び17を除く複数のリブ13〜16のそれぞれに切欠き19が形成され、各切欠き19は、異物排出の直線状の排出通路を形成するようにリブの長さ方向において同じ位置に形成されている。排出通路が直線状に形成されているので、万一異物が詰まってもその排出が容易にできる。更に、中間リブ14と中間リブ15の間の、排出通路に対応する位置には、パイプと反対の側に異物を排出できる開口20が振動減衰部材7Aを貫通して形成されている。振動減衰部材7Bには開口は不要であって形成されない。
振動減衰部材7Aの、リブ以外の部分である基部22は、クランプ本体5の振動減衰部材保持部に収容されてその中に嵌合できる形状に形成されている。図示の例では、図10の平面図及び図12の底面図においては、ほぼ矩形であって、図11の側面図及び図13の断面図においては、パイプ保持部以外において一定の高さを有する、矩形のブロック形状に形成され、その高さは、クランプ本体5及びカバー6の高さよりも高く形成されている。なお、図12の底面図及び図13の断面図に示すように、材料の節約と軽量化並びに振動減衰効果の向上のために、ブロック状(むく)ではなく、必要な強度を維持しつつ肉抜き形状にされる。振動減衰部材7Bの基部も、振動減衰部材7Aと実質的に同じ形状に形成される。振動減衰部材7Aには、2つのパイプ保持部9及び10の間に、クランプ本体5の振動減衰部材7Aとカバー6の振動減衰部材7Bとが当接した状態で一定の高さを維持するスペーサ部23が両端に形成されている。振動減衰部材7Bは、振動減衰部材7Aの2つのスペーサ部23の中間において突出する、相補形状のスペーサ部24(図21参照)を有する。両端で突出したスペーサ部23を有する振動減衰部材7Aがクランプ本体5に取付けられ、中央で突出した相補形状のスペーサ部24を有する振動減衰部材7をカバー6に取付けられる。それにより、カバー6をクランプ本体5に連結したとき、振動減衰部材7Aのスペーサ部23振動減衰部材7Bのスペーサ部24が相互に補って、連結時の姿勢を適正に維持できる。
図14〜図18を参照して、振動減衰部材7Aが取付けられたクランプ本体5を説明する。クランプ本体5は、振動減衰部材7Aを収容して保持する、上面が開放し底面がほぼ塞がった箱形状の、振動減衰部材保持部25と、車体等の被取付部材へ取付けるための固定部26とを有し、更に、カバー6を連結する手段を有する。図示の実施形態において、クランプ本体5は、更に、固定部26に隣接して、パイプ2、3とは別のパイプ等を保持するパイプ保持部27を有する。パイプ保持部27は、例えば、振動の少ないパイプ等を保持するのに利用される。図示の固定部26は、車体等のパネルに立設された、ねじ又は周溝が形成された棒状スタッド(図示せず)に係止してクランプ本体5を被取付部材に固定する。ねじ又は周溝が形成された棒状スタッドに係止するため、固定部26は、スタッドを受入れる穴が形成され、その穴内には、複数段の係止爪29が対を成して形成されている。図示の例では、スタッドは図15の上方から下方に挿入されて、係止爪29の先端がスタッドのねじ又は周溝に係止する。なお、被取付部材への固定手段としては、スタッドへ固定するもの以外のものでもよく、例えば、他の固定手段としては、被取付部材の取付穴に挿入して係合する錨脚クリップが挙げられる。
振動減衰部材保持部25は、振動減衰部材7Aを受入れて保持する形状のほぼ箱形状に形成される。図15の正面図に示すように、パイプを保持する部分は、振動減衰部材7Aのパイプ保持部9及び10を露出してリブ12〜17でのみパイプを保持する大きさの半円形状に切欠かれて形成されている。振動減衰部材保持部25は、振動減衰部材7Aを収容するとその外周に嵌合して振動減衰部材7Aが保持される大きさの枠を有する形状にされている。そして、振動減衰部材保持部25には、保持した振動減衰部材7Aが振動減衰部材保持部25から外れないようにする、連結係止脚30が、振動減衰部材7Aの2つのスペーサ部23に対応する位置に形成されている。連結係止脚30は、図15の正面図において細長い矢状の板状体に形成されている。振動減衰部材7Aのスペーサ部23には、連結係止脚30が摩擦しながら通る細い係止穴31が形成されている。これらによって、振動減衰部材7Aが、振動減衰部材保持部25に押込まれ、連結係止脚30がスペーサ部23の係止穴31に挿入されて貫通すると、振動減衰部材7Aが振動減衰部材保持部25に強固に取付けられる。なお、図16の底面図に明らかなように、振動減衰部材保持部25の底面には、振動減衰部材7Aの開口20に対応する位置に異物排出のための開口33が形成されている。振動減衰部材7Aは、振動減衰部材保持部25に押込むことによってクランプ本体5に取付けられる。なお、振動減衰部材はクランプ本体5にインサート成形又は2色成形等の一体成形によって一体的に取付けられてもよい。
振動減衰部材保持部25には、カバー6を連結する手段としてのカバー連結部34が、図14の右側の端部に形成されている。カバー連結部34には、カバー6に形成された係止脚を受入れて係止する係止穴35が形成されている。また、固定部26には、他のカバー連結手段として、カバー6の弾性係止部に係止する係止部36が形成され、カバー連結部34と協働して、カバー6をクランプ本体5に連結する。更に、他のカバー連結手段として、固定部26には、カバー6の固定部包囲フレームに係合してそれ以上の押込みを規制して連結が外れるのを阻止する、一対の係合用突起37が形成されている。
図19〜図23を参照して、振動減衰部材7Bが取付けられたカバー6を説明する。カバー6は、クランプ本体5の振動減衰部材保持部25のパイプ2、3を保持して外れないように覆って保持する。カバー6は、振動減衰部材7Bを収容して保持する、下面が開放され上面が塞がった箱形状の振動減衰部材保持部38と、クランプ本体5に連結される連結手段とを有する。振動減衰部材保持部38は、振動減衰部材7Bを受入れて保持する形状のほぼ箱形状に形成される。図20の正面図に示すように、パイプを保持する部分は、振動減衰部材7Bのパイプ保持部9及び10を露出してリブ12〜17でのみパイプを保持する大きさの半円形状に切り欠かれている。振動減衰部材保持部38は、振動減衰部材7Bを収容するとその外周に嵌合して振動減衰部材7Bが保持される大きさの枠を有する形状にされている。なお、その保持力は、カバー6に振動減衰部材7Bが仮留めされる程度の弱い力でもよい。カバー6をクランプ本体5に連結すれば、強い保持力が得られるからである。振動減衰部材7Bは、振動減衰部材7Aと違って、リブ13〜16には切欠きがない。また、振動減衰部材7Bには、リブ14と15の間に開口が形成されない。振動減衰部材7Bに開口がないので、カバー6の上面にも開口は形成されていない。振動減衰部材7Bは、振動減衰部材保持部38に押込むことによってカバー6に取付けられる。なお、振動減衰部材はカバー6にインサート成形又は2色成形等の一体成形によって一体的に取付けられてもよい。
カバー6をクランプ本体5に連結する連結手段は、クランプ本体5のカバー連結部34の係止穴35に対応する位置に形成された、下方に延びる係止脚39と、クランプ本体5の固定部26を包囲する固定部包囲フレーム42と、固定部包囲フレームに設けられ固定部26の係止部36に係合する弾性係止部43とで構成される。固定部包囲フレーム42は、固定部26を外周を包囲するように係合する。弾性係止部43が固定部包囲フレーム42の上方への抜け止めとして機能し、また、固定部包囲フレーム42がクランプ本体5の固定部26に形成された一対の係合用突起37に係合して、下方への抜け止めとして機能する。かかる構成により、係止脚39をカバー連結部34の係止穴35に位置決めし、また固定部包囲フレーム42を固定部26を受入れるように位置決めして、カバー6をクランプ本体5に押込むだけの簡単な操作でで、カバー6がクランプ本体5に連結される。図示の実施形態において、係止脚39は、係止爪45が形成された下方部分から上方に延びており、上方部分が係止解除片46として形成されている。係止解除片46を撓めることによって、係止脚39をカバー連結部34から外すことができ、固定部包囲フレーム42をやや強く固定部26から引抜けば、カバー6をクランプ本体5から取外すことができる。
図1〜図8を参照して、防振クランプ1及びパイプ2及び3を防振クランプ1で保持する状態について説明する。図1〜図6は、パイプのない状態で、クランプ本体5にカバー6を連結した状態を示している。クランプ本体5には、振動減衰部材7Aが保持され、カバー6には、振動減衰部材7Bが保持されている。カバー6の係止脚39がクランプ本体5のカバー連結部34に係止し、カバー6の固定部包囲フレーム42の弾性係止部43がクランプ本体5の係止部36に係止するように、カバー6がクランプ本体5に押込まれて連結される。振動減衰部材7Aと振動減衰部材7Bは、それぞれのパイプ保持部9と10とが相互に接触して、内側にパイプを保持する空洞を形成する。図7及び図8に示すように、パイプ2、3をパイプ保持部9、10にそれぞれ保持するには、カバー6をクランプ本体5に連結する前に、例えば、クランプ本体5の振動減衰部材7Aのパイプ保持部9、10にパイプ2、3を配置して、クランプ本体5のパイプ2、3をカバー6で覆うようにカバー6をクランプ本体5に連結すればよい。これによって、パイプ2、3は、クランプ本体5の振動減衰部材7Aとカバー6の振動減衰部材7Bとによって包囲され、挟持される。
既述のように、振動減衰部材7A及び7Bのパイプ保持面には、リブ12〜17が形成されており、それぞれのリブは、パイプ外面の周方向に延びる、パイプの長さ方向に直交する壁を形成しているので、リブとリブの間の溝にほこり等の異物が入るのを防止でき、防振クランプ1の使用中に、振動減衰部材7A及び振動減衰部材7Bの中にほこり等の異物が溜まるのを防止できる。とりわけ、パイプ保持部9及び10の両端部のリブ12及び17は、パイプの全周に密着して振動減衰部材7Aの内側に異物が入るのを阻止する。また、パイプの各々は、間隔をおいた複数のリブ12〜17によって保持されるので、パイプの側面は部分的に保持され、パイプ側面全体に接触するブロック状の振動減衰部材とは違って、保持強度を高くするように振動減衰部材7A及び7Bの強度を上げても、振動吸収効果を損なうことはない。また、下面側の振動減衰部材7Aには、リブ13〜16に切欠き19が形成されて、万一ほこりや水等の異物が詰まってもパイプを保持した使用状態のままで異物を排出することを可能にし、更に開口20及び33を通して異物を外部に容易に排出できる。
本発明の1実施形態に係る防振クランプの平面図である。 図1の防振クランプの正面図である。 図1の防振クランプの底面図である。 図1の防振クランプのA−A線断面図である。 図2の防振クランプの左側面図である。 図2の防振クランプの右側面図である。 パイプを保持した図1の防振クランプの正面図である。 図7の防振クランプを底面側から見た斜視図である。 図1の防振クランプに使用される振動減衰部材7Aの斜視図である。 図9の振動減衰部材の平面図である。 図9の振動減衰部材の正面図である。 図9の振動減衰部材の底面図である。 図10の振動減衰部材のB−B線断面図である。 振動減衰部材が取付けられたクランプ本体の平面図である。 図14のクランプ本体の正面図である。 図14のクランプ本体の底面図である。 図15のクランプ本体の左側面図である。 図15のクランプ本体の右側面図である。 振動減衰部材が取付けられたカバーの平面図である。 図19のカバーの正面図である。 図19のカバーの底面図である。 図20のカバーの左側面図である。 図20のカバーの右側面図である。
符号の説明
1 防振クランプ
2、3 パイプ
5 クランプ本体
6 カバー
7A、7B 振動減衰部材
9、10 振動減衰部材のパイプ保持部
12〜17 リブ
19 切欠き
20 開口
22 基部
23 振動減衰部材7Aのスペーサ部
24 振動減衰部材7Bのスペーサ部
25 クランプ本体の振動減衰部材保持部
26 固定部
27 クランプ本体のパイプ保持部
29 係止爪
30 連結係止脚
31 係止穴
33 開口
34 カバー連結部
35 係止穴
36 係止部
37 係合用突起
38 カバーの振動減衰部材保持部
39 係止脚
41 係止部
42 固定部包囲フレーム
43 弾性係止部
45 係止爪
46 係止解除片

Claims (8)

  1. パイプ等の長尺部材を保持するクランプ本体を備え、該クランプ本体と前記長尺部材との間に振動減衰部材が設けられて、長尺部材からクランプ本体へ及びクランプ本体から長尺部材へ振動が伝わるのを防止する、長尺部材の防振クランプであって、
    前記振動減衰部材には、前記長尺部材に対向する面に、該長尺部材に向けて突出し且つ該長尺部材外面の周方向に延びるリブが、該長尺部材の軸方向に間隔をおいて複数個設けられて、該リブの頂面が前記長尺部材の保持面を形成していることを特徴とする防振クランプ。
  2. 請求項1に記載の防振クランプにおいて、前記振動減衰部材の両端部を除く前記リブには、その一部に、ほこりや水等の異物を排出できる切欠きが形成されていることを特徴とする防振クランプ。
  3. 請求項2に記載の防振クランプにおいて、前記振動減衰部材の両端部を除く前記複数のリブのそれぞれに前記切欠きが形成されており、各切欠きは、各リブの長さ方向において異物の排出用の直線状の排出通路を形成する位置に形成されていることを特徴とする防振クランプ。
  4. 請求項3に記載の防振クランプにおいて、前記振動減衰部材には、前記リブの間の、前記排出通路に対応する位置に、前記長尺部材と反対の側に前記異物を排出できる開口が形成されていることを特徴とする防振クランプ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の防振クランプにおいて、前記長尺部材の第1の半周部分の側面を保持する第1振動減衰部材と、前記長尺部材の第2の半周部分の側面を保持する第2振動減衰部材とを包含することを特徴とする防振クランプ。
  6. 請求項5に記載の防振クランプにおいて、前記クランプ本体は、前記第1振動減衰部材を保持して該第1振動減衰部材によって長尺部材を保持するように形成された硬質プラスチックで成り、前記第1振動減衰部材上の前記長尺部材を脱落しないように保持して前記クランプ本体を覆うように該クランプ本体に連結される硬質プラスチックで成るカバーとを包含し、前記第2減衰振動減衰部材が、前記カバーに取付けられていることを特徴とする防振クランプ。
  7. 請求項6に記載の防振クランプにおいて、前記第1振動減衰部材及び前記第2振動減衰部材は、対応する前記クランプ本体及び前記カバーのそれぞれに、インサート成形又は2色成形によって一体的に取付けられていることを特徴とする防振クランプ。
  8. 請求項6又は7に記載の防振クランプにおいて、前記クランプ本体の第1振動減衰部材上に配置されたパイプを前記カバーの第2振動減衰部材で挟持するように、該クランプ本体及びカバーには、相互に押付けることによって連結される手段が設けられていることを特徴とする防振クランプ。
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