JP2006336664A - グリス用カートリッジタンク及びグリスポンプ装置 - Google Patents

グリス用カートリッジタンク及びグリスポンプ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 焼却等の廃棄処分を容易に行なうことができるようにするとともに、不適正な再利用を防止し使用機器の安全を図る。
【解決手段】 グリスが封入されるとともにグリスポンプ1のグリス給油口部2に着脱手段Fにより着脱可能に取付けられる取付口部11を有した筒状の容器本体10と、容器本体10内に摺動可能に設けられグリスポンプ1に供給されるグリスの消費に伴って容器本体10内を取付口部11側に向けて移動するフォロー体30とを備え、容器本体10及びフォロー体30を、紙を用いて形成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、工作機械や射出成形機等の産業機械等に潤滑等の目的でグリスを供給する各種グリスポンプに取付けられる所謂使い捨てタイプのグリス用カートリッジタンクに関するとともに、このグリス用カートリッジタンクをグリスポンプに用いたグリスポンプ装置に関する。
一般に、例えば、図14に示すように、グリスポンプ装置Saとしては、グリスポンプ100にグリス用カートリッジタンク102を用いるタイプのものが知られており、グリスポンプ100は、モータ103で駆動されるポンプ部104を有し、グリス給油口部105に取付けられたグリス用カートリッジタンク102から供給されるグリスをポンプ部104で吐出させるようにしている。
従来、図14に示すように、グリス用カートリッジタンク102としては、例えば、グリスポンプ100のグリス給油口部105に着脱可能に取付けられる取付口部106を一端に有し他端に底部107を有し、グリスが封入される伸縮可能な樹脂製のジャバラ筒状に形成されている。そして、このグリス用カートリッジタンク102を取付けるときは、グリスポンプ100のグリス給油口部105に取付口部106をねじ込む等して装着し、カートリッジタンク102の底部107を押圧するコイルスプリング108が内装されたケース109でこのカートリッジタンク102を覆うとともにこのケース109をグリスポンプ100に固定する。そして、グリスポンプ100の使用の際には、コイルスプリング108で、常時カートリッジタンク102を押圧してグリスがグリス給油口部105から押し出されるようにし、グリスがなくなったならば、新たなカートリッジタンク102と交換するようにしている。
また、グリス用カートリッジタンクとしては、例えば、本願出願人が先に提案したもので、特許文献1(特開2001−173887号公報)に記載されたものも知られている。
図15に示すように、このグリス用カートリッジタンク110は、グリスポンプ100のグリス給油口部105に着脱可能に取付けられる取付口部111を有しグリスが封入される容器本体112を備えた樹脂製のもので、容器本体112をその底部113を開放させた開放口114を有した円筒状に形成し、容器本体112の開放口114から挿入されて容器本体112内にグリスを封入するとともにグリスポンプ100のグリスの消費に伴って容器本体112内を取付口部111側に向けて摺動するフォロー体115を設けた構成としている。符号116は、底部113に設けた蓋である。このグリス用カートリッジタンク110を、グリスポンプ100に取付けるときは、グリスポンプ100のグリス給油口部115にカートリッジタンク110の取付口部111を装着する。これにより、カートリッジタンク110が装着される。そして、グリスポンプ100の使用の際には、グリスポンプ100を作動させると、カートリッジタンク110においては、グリスが消費されていくが、消費の際の吸引力によってフォロー体115が容器本体112内にグリスを封入しながら容器本体112内を取付口部111側に向けて摺動していく。
特開2001−173887号公報
ところで、上記従来のグリス用カートリッジタンク102,110は、使用後は、廃棄処分にし、あるいは、カートリッジタンク102,110の製造業者が回収して洗浄し、再びグリースを充填して再利用することを行なっているが、樹脂製なので、焼却などの廃棄処分が規制もあって面倒になっており、また、回収して再利用するにおいても洗浄が煩雑でコスト高になっているという問題があった。
また、使用後において、カートリッジ102,110の製造業者が回収して再利用する場合には支障が生じないが、ユーザが現場で異なるグリースをカートリッジタンク102,110の取付口部106,111から注入し、再び、グリスポンプ100に装着して用いることがしばしば行なわれており、この場合には、異物やエアーが混入し易く、また、潤滑システムや機械の各要素に適切でないグリスもあるので、グリスポンプ100が取り付けられた機械やグリスポンプ100自体に悪影響を与えることがあり、故障の原因になっているという問題があった。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、焼却等の廃棄処分を容易に行なうことができるようにするとともに、不適正な再利用を防止し使用機器の安全を図ったグリス用カートリッジタンク及びグリスポンプ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のグリス用カートリッジタンクは、グリスが封入されグリスポンプに着脱可能に取付けられてグリスポンプにグリスを供給するグリス用カートリッジタンクにおいて、紙を用いて形成している。
より具体的には、本発明はのグリス用カートリッジタンクは、グリスが封入されるとともにグリスポンプのグリス給油口部に着脱手段により着脱可能に取付けられる取付口部を有した筒状の容器本体と、該容器本体内に摺動可能に設けられ上記グリスポンプに供給されるグリスの消費に伴って該容器本体内を取付口部側に向けて移動するフォロー体とを備えたグリス用カートリッジタンクにおいて、上記容器本体を、紙を用いて形成している。
そして、必要に応じ、上記フォロー体を、紙を用いて形成している。
これにより、使用済みのグリス用カートリッジタンクにおいては、グリス用カートリッジタンクが紙で形成されているので、繰り返しの使用がしにくくなっており、そのため、従来において、ユーザが現場で異なるグリースをカートリッジタンクに注入して再使用する場合には、異物やエアーが混入し易く、また、潤滑システムや機械の各要素に適切でないグリスもあるので、グリスポンプが取り付けられた機械やグリスポンプ自体に悪影響を与えることがあり、故障の原因になる不測の事態を生じることがあったが、再使用ができにくくなるので、不適正な再利用を防止し使用機器の安全を図ることができるようになる。
また、使用済みのグリス用カートリッジタンクは、紙を用いて形成されているので、従来の樹脂に比較して、容易に焼却処分をすることができ、そのため、廃棄処分を容易に行なうことができるとともに、環境に対しても悪影響を与える事態が抑制される。
そして、必要に応じ、上記容器本体の取付口部を上記容器本体の一端部で構成し、該一端部の少なくとも外周端を上記グリス給油口部に形成したシール部にシールされる被シール部として構成している。グリス用カートリッジタンクを紙で形成しても、グリスポンプへの装着時のシールが確実になる。容器本体の取付口部を容器本体の一端部で構成したので、構造が極めて容易になる。
また、必要に応じ、上記容器本体の取付口部に設けられたグリスの通過口を、上記グリスポンプのグリス給油口部に装着する際、該グリス給油口部に設けた突起によって突き破られる膜体で被覆した構成としている。グリスポンプへの装着時に通過口を開放できるので、装着作業性が向上させられる。
更に、必要に応じ、上記フォロー体に、該フォロー体がグリスの消費により上記容器本体の取付口部の終端に移動した際、上記グリスポンプのグリス給油口部に設けた突起によって破損させられる破損部を設けた構成としている。
これにより、使用済みのグリス用カートリッジタンクにおいては、グリスを再充填して再使用しようとしても、使用することができない。即ち、容器本体のグリス通過口から、グリスを充填すると、フォロー体の破損部が破損されているので、グリスがこの破損部位から浸入し、グリスを充填してもフォロー体が機能しないので、再び、用に供することが不能になる。その結果、不適正な再利用を防止し使用機器の安全を確実に図ることができるようになる。
更にまた、必要に応じ、上記容器本体の内側に、上記フォロー体がグリスの消費により上記容器本体の取付口部の終端へ移動することを許容し、該終端に移動した際該フォロー体に係合して該フォロー体が逆方向へ移動することを阻止する突片を設けた構成としている。
これにより、使用済みのグリス用カートリッジタンクにおいては、グリスを再充填して再使用しようとしても、使用することができない。即ち、フォロー体が容器本体の内側に設けた突片を乗り越えて移動しているので、フォロー体がグリスの充填により容器本体を逆に摺動しようとしても、突片に引っかかって逆方向へ移動することが阻止され、そのため、グリスを充填することができないので、再び、用に供することが不能になる。その結果、不適正な再利用を防止し使用機器の安全を確実に図ることができるようになる。
また、必要に応じ、上記着脱手段は、上記容器本体の取付口部に設けられた係合部と、上記取付口部の係合部に係合する被係合部を有するとともに上記グリスポンプのグリス給油口部に着脱可能に取り付けられて上記取付口部をグリス給油口部に対して押え保持する保持部材とを備えて構成される。例えば、容器本体の取付口部を容器本体の一端部で構成して構造を簡単にした場合でも、グリス用カートリッジタンクの押え保持が簡易な構造で確実に行なうことができる。
更に、必要に応じ、上記着脱手段は、上記容器本体の取付口部に形成した雄ネジと、上記グリスポンプのグリス給油口部に形成され上記取付口部の雄ネジが螺合する雌ネジとを備えて構成される。これによっても、例えば、容器本体の取付口部を容器本体の一端部で構成して構造を簡単にした場合でも、グリス用カートリッジタンクの押え保持が簡易な構造で確実に行なうことができる。
更にまた、必要に応じ、上記着脱手段は、上記容器本体の取付口部に設けられた係合部と、上記グリスポンプのグリス給油口部に形成され上記取付口部の係合部に係合する被係合部とを備えて構成される。これによっても、例えば、容器本体の取付口部を容器本体の一端部で構成して構造を簡単にした場合でも、グリス用カートリッジタンクの押え保持が簡易な構造で確実に行なうことができる。
また、必要に応じ、上記着脱手段は、上記グリスポンプのグリス給油口部に形成され上記取付口部の開口縁を嵌合保持する嵌合溝を備えて構成される。これによっても、例えば、容器本体の取付口部を容器本体の一端部で構成して構造を簡単にした場合でも、グリス用カートリッジタンクの押え保持が簡易な構造で確実に行なうことができる。
そして、上記課題を解決するため、本発明のグリスポンプ装置は、グリスを潤滑箇所に給脂するグリスポンプと、グリスが封入されグリスポンプに着脱可能に取付けられてグリスポンプにグリスを供給するグリス用カートリッジタンクとを備えたグリスポンプ装置において、上記グリス用カートリッジタンクを、上記記載のグリス用カートリッジタンクで構成している。上記と同様の作用,効果を奏する。
本発明のグリス用カートリッジタンク及びグリスポンプ装置によれば、使用済みのグリス用カートリッジタンクにおいては、グリス用カートリッジタンクが紙で形成されているので、繰り返しの使用がしにくくなっており、そのため、再使用ができにくくなるので、不適正な再利用を防止し使用機器の安全を図ることができるようになる。
また、使用済みのグリス用カートリッジタンクは、紙を用いて形成されているので、従来の樹脂に比較して、容易に焼却処分をすることができ、そのため、廃棄処分を容易に行なうことができるとともに、環境に対しても悪影響を与える事態を抑制することができる。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係るグリス用カートリッジタンク及びグリスポンプ装置について詳細に説明する。
図1乃至図5には、本発明の第一の実施の形態に係るグリスポンプ装置Sを示している。このグリスポンプ装置Sは、グリスを潤滑箇所に給脂するグリスポンプ1と、グリスが封入されグリスポンプ1に着脱可能に取付けられてグリスポンプ1にグリスを供給する本発明の第一の実施の形態に係るグリス用カートリッジタンクT1とを備えている。
図3に示すように、グリスポンプ1は、グリス給油口部2に取付けられたグリス用カートリッジタンクT1から供給されるグリスをモータ3で駆動されるポンプ部4で吐出させるようにしている。グリス給油口部2は、後述もするが、中央にグリスが入り込む入口5を有した円盤状のベース盤6を備えている。
本発明の第一の実施の形態に係るグリス用カートリッジタンクT1は、グリスが封入されるとともにグリスポンプ1のグリス給油口部2に着脱手段Fにより着脱可能に取付けられる取付口部11を有した筒状の容器本体10と、容器本体10内に摺動可能に設けられグリスポンプ1に供給されるグリスの消費に伴って容器本体10内を取付口部11側に向けて移動するフォロー体30とを備えている。
容器本体10及びフォロー体30は、紙を用いて形成されている。紙としては、グリスを貯留している間、染み出たりしないように、適宜の材質及び厚さのものが用いられる。必要に応じ、種々の合成紙を用い、あるいは、内面及び/または外面に樹脂をコーティングしても良い。環境問題を考慮して再生紙などを利用することもできる。
容器本体10は、図2及び図3に示すように、一端部側開口12a及び他端部側開口12bを有した円筒体12と、円筒体12の一端部側開口12aに嵌合して固定されたカップ状の蓋体13とを備えている。蓋体13は、円筒体12の一端部側開口12aを塞ぎ中央にグリスの通過口14が形成された平板15と、平板15の外周に立設され円筒体12の一端部外面に沿う側板16とを備えている。
また、容器本体10の通過口14には、グリスポンプ1のグリス給油口部2に装着する際、引き剥がされあるいは突き破られて通過口14を開放する膜体17が被覆されている。
更に、蓋体13の側板16の内周には、蓋体13を円筒体12に固定するための複数の突片18が所定間隔で設けられている。この突片18は、通過口14側に向けて末広がりの三角形状に形成され、円筒体12に設けた穴(図示せず)を貫通して係合し、円筒体12内面から突出させられる。
そして、容器本体10の取付口部11は、蓋体13を含む容器本体10の一端部で構成されている。容器本体10の一端部である蓋体13の外周端は、グリス給油口部2に形成したシール部21にシールされる被シール部20として構成されている。被シール部20は、リング状で先端鋭角の凸条22で形成され、一方、グリス給油口部2のベース盤6の被シール部20に対応した部位にはゴムなどのリング状のパッキン23が設けられており、被シール部20はこのパッキン23に押圧されて食い込み、シールを行なう。
また、容器本体10の円筒体12の内面には、図3に示すように、円筒体12の他端部側開口12bから内部を覗いたとき、円筒体12に対するグリスの上面位置の位置を認知させるためのグリスの残量を示す目盛25が付されている。目盛25は例えば、所定間隔で付されており、各目盛25間には、上から順に値が小さくなる数字が表示され、残量を目視により認知できるようにしている。また、各目盛25間には、互いに異なる色が付されており、この色によっても、残量を目視により認知できるようにしている。
また、容器本体10としては、種々の容量のものを数種類作成しておく。例えば、その容量が、400ml,700ml,1000ml,1300mlの4種類作成しておく。
フォロー体30は、図2,図4及び図5に示すように、容器本体10の円筒体12に摺動可能に挿入されるカップ状に形成され、円筒体12の軸線に直交する平面を有した平面板31と、平面板31の外周に立設され円筒体12の内面に摺接する側面板32とを備えている。そして、図1に示すように、フォロー体30は、容器本体10にグリスが充填された状態で、容器本体10の円筒体12の他端部側開口12bから円筒体12内に挿入される始端位置(A)から、グリスポンプ1に供給されるグリスの消費に伴って容器本体10内を取付口部11側に向けて移動し、容器本体10の取付口部11の終端位置(B)に移動する。
フォロー体30の平面板31には、フォロー体30がグリスの消費により容器本体10の取付口部11の終端に移動した際、グリスポンプ1のグリス給油口部2に設けた突起35によって破損させられる破損部33が設けられている。詳しくは、図2に示すように、グリス給油口部2のベース盤6において、グリスの入口5の開口周縁部5aは突出した台状に形成され、この入口5の開口縁部5の周縁に、先端が尖った突起35が複数設けられている。一方、フォロー体30の平面板31の中央部は、一般部よりも厚さが薄く形成されており、上記の突起35によって破損させられる破損部33として構成されている。また、平面板31の内側には、平面板31を補強する同形状の補強板36が付設されている。補強板36の中央には、図4及び図5に示すように、破損部33が破損して、この破損部位からグリスが浸入したとき、浸入するグリスによって押し開かれる切込み37が形成されている。
更にまた、上記容器本体10の内側に突出する突片18は、フォロー体30がグリスの消費により容器本体10の取付口部11の終端へ移動することを許容し、終端に移動した際フォロー体30に係合してフォロー体30が逆方向へ移動することを阻止する機能を有している。
着脱手段Fは、図2に示すように、容器本体10の取付口部11に設けられた係合部40と、取付口部11の係合部40に係合する被係合部41を有するとともにグリスポンプ1のグリス給油口部2に着脱可能に取り付けられて取付口部11をグリス給油口部2に対して押え保持する保持部材42とを備えて構成されている。
詳しくは、係合部40は、容器本体10の蓋体13において側板16の端面で構成されている。
保持部材42は、ベース盤6の外周部に設けた雄ネジ43に螺合する雌ネジ44を有し、容器本体10の円筒体12が貫通する貫通孔46を有した管状部材で構成されている。この保持部材42の被係合部41は、保持部材42の内周部に形成され、容器本体10の円筒体12を貫通孔46に挿通させて雄ネジ43に雌ネジ44を螺合させたとき、上記の係合部40に係合するリング状の段部で構成されている。また、保持部材42の貫通孔46の内周部には、容器本体10の円筒体12の外面に弾接するOリング47が設けられており、このOリングによっても、シールが行なわれる。
従って、本発明の第一の実施の形態に係るグリス用カートリッジタンクT1をグリスポンプ1に装着するときは、先ず、容器本体10のグリス通過口14に設けた膜体17を、引き剥がし、あるいは、突き破って、通過口14を開放する。
この状態で、図2に示すように、保持部材42の貫通孔46に、容器本体10の円筒体12を挿通させて、ベース盤6の雄ネジ43に保持部材42の雌ネジ44を螺合させてねじ込む。これにより、被係合部41が係合部40に係合して、容器本体10をベース盤6に押さえ保持する。この場合、容器本体10の先端鋭角の凸条22で形成された被シール部20が、グリス給油口部2に形成したパッキンからなるシール部21に押圧され、シールが行なわれる。そのため、グリス用カートリッジタンクT1を紙で形成しても、グリスポンプ1への装着時のシールが確実になる。
そして、この状態で、グリスポンプ1のポンプ部4を作動させると、グリスが吸引されて消費されていく。この際には、容器本体10内が負圧になることから、フォロー体30も取付口部11側に引っ張られ、容器本体10を摺動し、フォロー体30は、容器本体10の始端位置(A)から、グリスポンプ1に供給されるグリスの消費に伴って容器本体10内を取付口部11側に向けて移動し、容器本体10の取付口部11の終端位置(B)に移動する。この場合、フォロー体30が容器本体10内にグリスを封入しながら容器本体10内を取付口部11側に向けて摺動していくので、ポンプ部4が空気を巻き込むことが防止される。
このグリス用カートリッジタンクT1を使用している際には、グリス用カートリッジタンクT1内のグリスの残量を知り、交換時期を予測することができる。残量を知る場合には、図3に示すように、容器本体10の円筒体12の他端部側開口12bから内部を覗き、グリスの上面位置が円筒体12の内面に付した目盛25のどの位置に位置しているかを見る。この場合、円筒体12の内面において、各目盛25間には、上から順に値が小さくなる数字が表示されているとともに、各目盛25間には、互いに異なる色が付されているので、残量を目視により容易に認知できるようになる。
フォロー体30がグリスの消費により容器本体10の取付口部11の終端に移動する際には、図2に示すように、フォロー体30は、容器本体10の内側に設けた突片18を乗り越えて移動し、フォロー体30が容器本体10の取付口部11の終端に位置すると、フォロー体30の平面板31の破損部33が、グリスポンプ1のグリス給油口部2に設けた突起35に当接し破損させられる。
この状態では、グリス用カートリッジタンクT1のグリスがなくなったので、別の新たなカートリッジタンクT1に交換する。この際には、保持部材42を回転させて、保持部材42の雌ネジ44をベース盤6の雄ネジ43から外し、保持部材42の貫通孔46から容器本体10の円筒体12を外す。それから、再び、新たなグリス用カートリッジタンクT1を用意し、これを、上記と同様に、グリスポンプ1に装着する。
使用済みのグリス用カートリッジタンクT1においては、グリスを再充填して再使用しようとしても、使用することができない。即ち、図5に示すように、容器本体10のグリス通過口14から、グリスを充填すると、フォロー体30の平面板31の破損部33が破損されているので、グリスがこの破損部位から補強板36の方へ浸入し、補強板36の中央の切込み37を押し開くことから、フォロー体30が移動することなく、グリスのみが円筒体12に入り込んでいき、充填してもフォロー体30が機能しないので、再び、用に供することが不能になる。また、破損部33の破損を免れたとしても、フォロー体30が容器本体10の内側に設けた突片18を乗り越えて移動しているので、フォロー体30がグリスの充填により円筒体12を逆に摺動しようとしても、突片18に引っかかって逆方向へ移動することが阻止され、そのため、グリスを充填することができないので、再び、用に供することが不能になる。
その結果、従来において、ユーザが現場で異なるグリースをカートリッジタンクT1に注入して再使用する場合には、異物やエアーが混入し易く、また、潤滑システムや機械の各要素に適切でないグリスもあるので、グリスポンプ1が取り付けられた機械やグリスポンプ1自体に悪影響を与えることがあり、故障の原因になる不測の事態を生じることがあったが、再使用ができなくなるので、不適正な再利用を防止し使用機器の安全を図ることができるようになる。
また、使用済みのグリス用カートリッジタンクT1は、紙を用いて形成されているので、従来の樹脂に比較して、容易に焼却処分をすることができ、そのため、廃棄処分を容易に行なうことができるとともに、環境に対しても悪影響を与える事態が抑制される。
次に、図6及び図7に示す本発明の第二の実施の形態に係るグリスポンプ装置S及びグリス用カートリッジタンクT2について説明する。この第二の実施の形態に係るグリスポンプ装置S及びグリス用カートリッジタンクT2は、上記第一の実施の形態に係るグリスポンプ装置S及びグリス用カートリッジタンクT1と略同様に構成されるが、上記第一の実施の形態に係るグリスポンプ装置S及びグリス用カートリッジタンクT1とは一部構成が異なっている。異なる構成についてのみ以下に説明する。
先ず、容器本体10は、紙製であり一端部側開口12a及び他端部側開口(図示せず)を有した円筒体12を有して構成され、容器本体10の一端部側開口12aがグリスの通過口14として構成されている。円筒体12の一端部には、円筒体12と同様の厚さの紙12cが巻回されて二重に形成されている。通過口14にはグリスポンプ1のグリス給油口部2に装着する際、引き剥がされあるいは突き破られて通過口14を開放する膜体17が被覆されている。
そして、容器本体10の取付口部11は、容器本体10の一端部で構成されている。容器本体10の一端部の端面は、グリス給油口部2に形成したシール部21にシールされる被シール部20として構成されている。一方、グリス給油口部2のベース盤6の被シール部20に対応した部位にはゴムなどのリング状のパッキン23が設けられており、被シール部20はこのパッキン23に押圧されてシールを行なう。
フォロー体30は、紙製であり、容器本体10の円筒体12に摺動可能に挿入されるカップ状に形成され、円筒体12の軸線に直交する平面を有した平面板31と、平面板31の外周に立設され円筒体12の内面に摺接する側面板32とを備えている。そして、フォロー体30は、容器本体10にグリスが充填された状態で、容器本体10の円筒体12の他端部側開口に挿入される始端位置から、グリスポンプ1に供給されるグリスの消費に伴って容器本体10内を取付口部11側に向けて移動し、容器本体10の取付口部11の終端位置に移動する。
着脱手段Fは、容器本体10の取付口部11に形成した雄ネジ50と、グリスポンプ1のグリス給油口部2に形成され取付口部11の雄ネジ50が螺合する雌ネジ51とを備えて構成されている。
詳しくは、雄ネジ50は、円筒体12の一端部に二重に巻回した紙に螺旋の溝52を形成することにより、取付口部11の外周部に設けられている。
また、グリス給油口部2のベース盤6の外周部には、筒状の壁体53が一体に立設されており、この壁体53の内周面に、螺旋の突条54を一体に形成し、この突条54により雄ネジ50に螺合する雌ネジ51を構成している。
従って、本発明の第二の実施の形態に係るグリス用カートリッジタンクT2をグリスポンプ1に装着するときは、先ず、容器本体10のグリス通過口14に設けた膜体17を、引き剥がし、あるいは、突き破って、通過口14を開放する。
この状態で、容器本体10の取付口部11の雄ネジ50を、グリス給油口部2の雌ネジ51に螺合させてねじ込む。これにより、容器本体10が押さえ保持される。この場合、容器本体10の被シール部20が、グリス給油口部2に形成したシール部21に押圧され、シールが行なわれる。
そして、上記と同様にグリスポンプ1の作動によりグリスが消費され、フォロー体30がグリスの消費により容器本体10の取付口部11の終端に至る。
この状態では、グリス用カートリッジタンクT2のグリスがなくなったので、別の新たなカートリッジタンクT2に交換する。この際には、容器本体10を回転させて、取付口部11の雄ネジ50をグリス給油口部2の雌ネジ51から外す。それから、再び、新たなグリス用カートリッジタンクT2を用意し、これを、上記と同様に、グリスポンプ1に装着する。
作用,効果は上記と同様である。
尚、この容器本体10の円筒体12は、図8に示すように、全長に亘り二重に形成し、一端部に雄ネジ50を形成するようにしても良く、適宜変更して差支えない。また、この第二の実施の形態に係るグリスポンプ装置S及びグリス用カートリッジタンクT2において、上記第一の実施の形態に係るグリスポンプ装置S及びグリス用カートリッジタンクT1と同様に、フォロー体30に、フォロー体30がグリスの消費により容器本体10の取付口部11の終端に移動した際、グリスポンプ1のグリス給油口部2に設けた突起によって破損させられる破損部を設けた構成にしてよいことは勿論である。
次に、図9及び図10に示す本発明の第三の実施の形態に係るグリスポンプ装置S及びグリス用カートリッジタンクT3について説明する。この第三の実施の形態に係るグリスポンプ装置S及びグリス用カートリッジタンクT3は、上記第一の実施の形態に係るグリスポンプ装置S及びグリス用カートリッジタンクT1と略同様に構成されるが、上記第一の実施の形態に係るグリスポンプ装置S及びグリス用カートリッジタンクT1とは一部構成が異なっている。異なる構成についてのみ以下に説明する。
先ず、容器本体10は、紙製であり一端部側開口12a及び他端部側開口(図示せず)を有した円筒体12を有して構成され、容器本体10の一端部側開口12aがグリスの通過口14として構成されている。通過口14にはグリスポンプ1のグリス給油口部2に装着する際、引き剥がされあるいは突き破られて通過口14を開放する膜体17が被覆されている。
この膜体17は、容器本体10の取付口部11をグリスポンプ1のグリス給油口部2に装着する際、グリス給油口部2に設けた突起35によって突き破られるようにしている。突起35は、グリス給油口部2のベース盤6において、グリスの入口5の開口周縁部5aが突出した台状に形成されている。
そして、容器本体10の取付口部11は、容器本体10の一端部で構成されている。容器本体10の一端部の開口縁は、グリス給油口部2に形成したシール部21にシールされる被シール部20として構成されている。一方、グリス給油口部2の被シール部20に対応したベース盤6の外周部位には被シール部20が嵌合する嵌合溝21aがシール部21として形成され、この嵌合によりシールが行なわれる。また、ベース盤6の外周部位から立設された筒状の壁体53に、容器本体10の円筒体12の外面に弾接するOリング56が設けられており、このOリング56によっても、シールが行なわれる。
フォロー体30は、第一の実施の形態のグリス用カートリッジタンクT1と同様に形成されており、フォロー体30がグリスの消費により容器本体10の取付口部11の終端に移動した際、上記の突起35により破損される破損部33を有している。
着脱手段Fは、容器本体10の取付口部11に設けられた係合部60と、グリスポンプ1のグリス給油口部2に形成され取付口部11の係合部に係合する被係合部61とを備えて構成されている。
詳しくは、係合部60は、円筒体12の外周に形成されたリング状の凹溝62で形成されている。一方、グリス給油口部2のベース盤6の外周部には、筒状の壁体53が一体に立設されており、この壁体53の内周面に、被係合部61としてのリング状の凸条64を一体に形成している。この凹溝62に凸条64を係合させることにより、容器本体10の取付口部11をグリス給油口部2に保持する。
従って、本発明の第三の実施の形態に係るグリス用カートリッジタンクT3をグリスポンプ1に装着するときは、先ず、容器本体10の取付口部11を、グリス給油口部2の壁体53に差し込む。これにより、壁体53の内周面に形成した被係合部61としてのリング状の凸条64が、取付口部11の係合部60としての凹溝62に係合し、容器本体10の取付口部11がグリス給油口部2に保持される。この場合、容器本体10の被シール部20が、グリス給油口部2に形成したシール部21に嵌合してシールが行なわれる。
また、この際、取付口部11に設けた膜体17は、グリス給油口部2に設けた突起35によって突き破られる。そのため、グリスポンプ1への装着時に通過口14を開放できるので、装着作業性が向上させられる。
そして、上記と同様にグリスポンプ1の作動によりグリスが消費され、フォロー体30がグリスの消費により容器本体10の取付口部11の終端に至る。この状態では、フォロー体30の平面板31の破損部33が、グリスポンプ1のグリス給油口部2に設けた突起35に当接し破損させられる。
また、この状態では、グリス用カートリッジタンクT3のグリスがなくなったので、別の新たなカートリッジタンクT3に交換する。この際には、容器本体10をグリス給油口部2から引き抜き、取付口部11の凹溝62を凸条64から外す。それから、再び、新たなグリス用カートリッジタンクT3を用意し、これを、上記と同様に、グリスポンプ1に装着する。
作用,効果は上記と同様である。
次に、図11及び図12に示す本発明の第四の実施の形態に係るグリスポンプ装置S及びグリス用カートリッジタンクT4について説明する。この第四の実施の形態に係るグリスポンプ装置S及びグリス用カートリッジタンクT4は、上記第一の実施の形態に係るグリスポンプ装置S及びグリス用カートリッジタンクT1と略同様に構成されるが、上記第一の実施の形態に係るグリスポンプ装置S及びグリス用カートリッジタンクT1とは一部構成が異なっている。異なる構成についてのみ以下に説明する。
先ず、容器本体10は、紙製であり一端部側開口12a及び他端部側開口(図示せず)を有した円筒体12を有して構成され、容器本体10の一端部側開口12aがグリスの通過口14として構成されている。通過口14にはグリスポンプ1のグリス給油口部2に装着する際、引き剥がされあるいは突き破られて通過口14を開放する膜体(図示せず)が被覆されている。
そして、容器本体10の取付口部11は、容器本体10の一端部で構成されている。容器本体10の一端部の開口縁は、グリス給油口部2に形成したシール部21にシールされる被シール部20として構成されている。一方、グリス給油口部2の被シール部20に対応したベース盤6の外周部位には筒状の外壁体70が一体に立設されているとともに、外壁体70よりも高さの低い内壁体71が立設されており、外壁体70と内壁体71との間に被シール部20が嵌合する嵌合溝21aがシール部21として形成され、この嵌合によりシールが行なわれる。
フォロー体30は、容器本体10の円筒体12に摺動可能に挿入されるカップ状に形成され、円筒体12の軸線に直交する平面を有した平面板31と、平面板31の外周に立設され上記の内壁体71に挿入される下側側面板32aと、下側側面板32aに段差部を介して連続し円筒体12の内面に摺接する上側側面板32bとを備えている。そして、フォロー体30は、容器本体10にグリスが充填された状態で、容器本体10の円筒体12の他端部側開口に挿入される始端位置から、グリスポンプ1に供給されるグリスの消費に伴って容器本体10内を取付口部11側に向けて移動し、容器本体10の取付口部11の終端位置に移動する。
フォロー体30の下側側面板32aと上側側面板32bとの間の段差部は、フォロー体30がグリスの消費により容器本体10の取付口部11の終端に移動した際、グリスポンプ1のグリス給油口部2に設けた突起35によって破損させられる破損部33として構成されている。突起35は、グリス給油口部2の内壁体71の先端を鋭利にし、この先端で形成されている。
着脱手段Fは、グリスポンプ1のグリス給油口部2に形成され、取付口部11の開口縁を嵌合保持する嵌合溝21aを備えて構成されている。即ち、上記の外壁体70と内壁体71との間に形成された嵌合溝21aが、着脱手段Fとして構成されている。
従って、本発明の第四の実施の形態に係るグリス用カートリッジタンクT4をグリスポンプ1に装着するときは、先ず、容器本体10のグリス通過口14に設けた膜体を、引き剥がし、通過口14を開放する。
この状態で、容器本体10の取付口部11を、グリス給油口部2の外壁体70に差し込む。これにより、取付口部11の開口縁が嵌合溝21aに嵌合して保持されるとともに、この嵌合溝21aによりシールされる。
そして、上記と同様にグリスポンプ1の作動によりグリスが消費され、フォロー体30がグリスの消費により容器本体10の取付口部11の終端に至る。この状態では、フォロー体30の破損部33が、グリスポンプ1のグリス給油口部2に設けた突起35に当接し破損させられる。
また、この状態では、グリス用カートリッジタンクT4のグリスがなくなったので、別の新たなカートリッジタンクT4に交換する。この際には、容器本体10をグリス給油口部2から引き抜き、取付口部11の開口縁を嵌合溝21aから外す。それから、再び、新たなグリス用カートリッジタンクT4を用意し、これを、上記と同様に、グリスポンプ1に装着する。
作用,効果は上記と同様である。
尚、上記実施の形態において、着脱手段Fやフォロー体30の破損部33に係る構成など、上述したものに限定されるものではなく、適宜変更して差支えない。また、容器本体10は円筒に限らず、四角筒状などどのような形状に形成しても良い。
尚また、上記実施の形態において、グリス用カートリッジを、全部紙で形成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、強度を必要とする一部に樹脂や金属を用いて形成してよいことは勿論である。例えば、本発明のグリス用カートリッジタンクを、図15に示す従来のグリス用カートリッジと同様の形状に形成し、取付口部(111)のみを樹脂で形成し、他を紙で形成するなどして良い。
また、図15に示す従来のグリスポンプ100に適用できるように、図13に示すように、給油口部80を着脱可能に形成して使用するようにしても良い。
本発明の第一の実施の形態に係るグリス用カートリッジタンク及びグリスポンプ装置を示す図である。 本発明の第一の実施の形態に係るグリス用カートリッジタンク及びグリスポンプ装置を示す要部断面図である。 本発明の第一の実施の形態に係るグリス用カートリッジタンクを示す断面図である。 本発明の第一の実施の形態に係るグリス用カートリッジタンクのフォロー体を示し、(a)は側面断面図、(b)は底面図である。 本発明の第一の実施の形態に係るグリス用カートリッジタンクのフォロー体を示し、(a)は通常時の要部拡大図、(b)は破損時の要部拡大図である。 本発明の第二の実施の形態に係るグリス用カートリッジタンクを示す図である。 本発明の第二の実施の形態に係るグリス用カートリッジタンク及びグリスポンプ装置を示す要部断面図である。 本発明の第二の実施の形態に係るグリス用カートリッジタンクの変形例を示す図である。 本発明の第三の実施の形態に係るグリス用カートリッジタンクを示す図である。 本発明の第三の実施の形態に係るグリス用カートリッジタンク及びグリスポンプ装置を示す要部断面図である。 本発明の第四の実施の形態に係るグリス用カートリッジタンク及びグリスポンプ装置を示す要部断面図である。 本発明の第四の実施の形態に係るグリス用カートリッジタンクのフォロー体を示し、(a)は側面断面図、(b)は底面図である。 本発明の実施の形態に係るグリス用カートリッジタンクを従来のグリスタンクに取り付けるためのグリス給油口部の構成例を示す図である。 従来のグリス用カートリッジタンク及びグリスポンプ装置を示す図である。 従来の別のグリス用カートリッジタンク及びグリスポンプ装置を示す図である。
符号の説明
S グリスポンプ装置
T1,T2,T3,T4 グリス用カートリッジタンク
F 着脱手段
1 グリスポンプ
2 グリス給油口部
3 モータ
4 ポンプ部
5 入口
6 ベース盤
10 容器本体
11 取付口部
12 円筒体
12a 一端部側開口
12b 他端部側開口
13 蓋体
14 通過口
17 膜体
18 突片
20 被シール部
21 シール部
21a 嵌合溝
25 目盛
30 フォロー体
31 平面板
32 側面板
33 破損部
35 突起
36 補強板
37 切込み
40 係合部
41 被係合部
42 保持部材
50 雄ネジ
51 雌ネジ
52 溝
53 壁体
54 突条
60 係合部
61 被係合部
62 凹溝
64 凸条
70 外壁体
71 内壁体
80 給油口部

Claims (12)

  1. グリスが封入されグリスポンプに着脱可能に取付けられてグリスポンプにグリスを供給するグリス用カートリッジタンクにおいて、紙を用いて形成したことを特徴とするグリス用カートリッジタンク。
  2. グリスが封入されるとともにグリスポンプのグリス給油口部に着脱手段により着脱可能に取付けられる取付口部を有した筒状の容器本体と、該容器本体内に摺動可能に設けられ上記グリスポンプに供給されるグリスの消費に伴って該容器本体内を取付口部側に向けて移動するフォロー体とを備えたグリス用カートリッジタンクにおいて、
    上記容器本体を、紙を用いて形成したことを特徴とするグリス用カートリッジタンク。
  3. 上記フォロー体を、紙を用いて形成したことを特徴とする請求項2記載のグリス用カートリッジタンク。
  4. 上記容器本体の取付口部を上記容器本体の一端部で構成し、該一端部の少なくとも外周端を上記グリス給油口部に形成したシール部にシールされる被シール部として構成したことを特徴とする請求項2または3記載のグリス用カートリッジタンク。
  5. 上記容器本体の取付口部に設けられたグリスの通過口を、上記グリスポンプのグリス給油口部に装着する際、該グリス給油口部に設けた突起によって突き破られる膜体で被覆したことを特徴とする請求項2乃至4いずれかに記載のグリス用カートリッジタンク。
  6. 上記フォロー体に、該フォロー体がグリスの消費により上記容器本体の取付口部の終端に移動した際、上記グリスポンプのグリス給油口部に設けた突起によって破損させられる破損部を設けたことを特徴とする請求項2乃至5いずれかに記載のグリス用カートリッジタンク。
  7. 上記容器本体の内側に、上記フォロー体がグリスの消費により上記容器本体の取付口部の終端へ移動することを許容し、該終端に移動した際該フォロー体に係合して該フォロー体が逆方向へ移動することを阻止する突片を設けたことを特徴とする請求項2乃至6いずれかに記載のグリス用カートリッジタンク。
  8. 上記着脱手段は、上記容器本体の取付口部に設けられた係合部と、上記取付口部の係合部に係合する被係合部を有するとともに上記グリスポンプのグリス給油口部に着脱可能に取り付けられて上記取付口部をグリス給油口部に対して押え保持する保持部材とを備えて構成されることを特徴とする請求項2乃至7いずれかに記載のグリス用カートリッジタンク。
  9. 上記着脱手段は、上記容器本体の取付口部に形成した雄ネジと、上記グリスポンプのグリス給油口部に形成され上記取付口部の雄ネジが螺合する雌ネジとを備えて構成されることを特徴とする請求項2乃至7いずれかに記載のグリス用カートリッジタンク。
  10. 上記着脱手段は、上記容器本体の取付口部に設けられた係合部と、上記グリスポンプのグリス給油口部に形成され上記取付口部の係合部に係合する被係合部とを備えて構成されることを特徴とする請求項2乃至7いずれかに記載のグリス用カートリッジタンク。
  11. 上記着脱手段は、上記グリスポンプのグリス給油口部に形成され上記取付口部の開口縁を嵌合保持する嵌合溝を備えて構成されることを特徴とする請求項2乃至7いずれかに記載のグリス用カートリッジタンク。
  12. グリスを潤滑箇所に給脂するグリスポンプと、グリスが封入されグリスポンプに着脱可能に取付けられてグリスポンプにグリスを供給するグリス用カートリッジタンクとを備えたグリスポンプ装置において、
    上記グリス用カートリッジタンクを、上記請求項1乃至11のいずれかに記載のグリス用カートリッジタンクで構成したことを特徴とするグリスポンプ装置。
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