JP2006330543A - レンズ鏡胴 - Google Patents

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Abstract

【課題】 確実かつ簡単に、係合し合う駆動モータの回動軸の歯部やラックの歯部等の破損を防止できるレンズ鏡胴を提供する。
【解決手段】 レンズ鏡胴79が、駆動モータ31と、およびこの駆動モータ31の一部である回動軸32に係合することで駆動力の伝達をうけるラック11を具備し第3レンズ群GR3を保持する第3レンズ群ホルダHR3とを有しており、さらに、回動軸32の一部とラック11との係合を解除させる槍部1を有している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、銀塩カメラやデジタルスチルカメラ等の撮像装置本体に搭載可能なレンズ鏡胴に関するものである。
近年、手軽に画像情報をパーソナルコンピュータ(PC)等に取り込むことのできるデジタル入力機器(デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等)が、個人ユーザーレベルで普及しつつある。そして、このようなデジタルスチルカメラ(デジタルカメラ)も、銀塩フィルムを用いたカメラ(銀塩カメラ)同様に、コンパクト化が求められている。そのため、撮像レンズ(レンズ群)を沈胴可能にしたレンズ鏡胴を備える薄型のデジタルカメラ等が種々開発されている。
このようなデジタルカメラ等のレンズ鏡胴では、例えば、レンズ群を備えるレンズ枠が、駆動モータによる駆動力を利用して移動する。図7〜図9は、そのようなレンズ鏡胴179の一例を示している。図7はレンズ鏡胴179の内部構造を示す概略断面図であり、図8は図7の部分ε近傍の概略斜視図になっている。そして、図9は図8を上方からみた平面図になっている。
図7に示すように、撮像素子SR’に最も近いレンズ群GR3’を備えるレンズ枠HR3’は、駆動モータ131における回動軸132の回動に起因する動力によって移動する。そのため、回動軸132の外周に設けられた螺旋状のリードスクリュ−等(不図示)と係合することで、駆動力を伝達するラック111が、レンズ枠HR3’に設けられている。
このラック111は、回動軸132を挟持するために、ラック本体113から立ち上がるようになった第1挟持片114・第2挟持片115を有している(図8参照)。そして、回動軸132と接する第2挟持片115等の壁面(内壁面)に、リードスクリュ−の歯部と係合する歯部(不図示)が設けられている。そのため、回動軸132の回転に起因する駆動力が、ラック111を介してレンズ枠HR3’に伝達し、このレンズ枠HR3’は進退動作可能になっている。
ところで、第2挟持片115は歯部等を刻むために剛性を高くしているほうが好ましい。しかし、第1挟持片114は、両挟持片114・115による確実な回動軸132の挟持を確保すべく、弾性を有している。つまり、ラック111と回動軸132との間にガタが生じていても、弾性を有する第1挟持片114を備えるラック111は、両挟持片114・115で確実に回動軸132を挟持できるようになっている。
しかしながら、弾性を備える第1挟持片114は、例えばレンズ鏡胴179に衝撃が加わったとき、挟持を解除する方向に過剰に撓む場合がある。つまり、図8・図9に示すように、衝撃に起因する回動軸132と第1挟持片114との接触で、第1挟持片114が、第2挟持片115から解離する方向(Y’方向)に撓む場合がある。
このような第1挟持片114の撓みが生じると、両挟持片114・115による回動軸132の挟持力が低下する。すると、回動軸方向(すなわちレンズ枠HR3’の進行方向F’・退行方向R’)に沿って、ラック111と回動軸132との間で相対的な移動が生じるおそれがある。このような移動が生じてしまうと、回動軸132の歯部やラック111の歯部に破損が生じる。
そこで、このような事態を防止すべく、ラック111には、回動軸132の根元方向側に接触可能な壁部116が設けられている。この壁部116は、通常、回動軸132とは接触しないものの、衝撃等によって回動軸132と第1挟持片114との間に過剰な接触が生じようとする場合、回動軸132と接触するようになっている。つまり、図9に示すように、壁部116は、根元側の回動軸132のZ’方向(根元側の回動軸が壁部116へ密着する方向)の変動(移動)を抑制させている。
このような壁部116によって、根元側の回動軸132の変動が抑制されると、回動軸132の歯部と第2挟持片115の歯部との係合(例えば噛合)を確保しつつ、第1挟持片114と回動軸132との過剰な接触が抑制される。その結果、回動軸132の歯部やラック111の歯部の破損が防止できる。
しかしながら、このようなラック111の壁部116は、比較的コンパクトサイズである。そのため、根元側の回動軸132の変動が完全に抑制されているとはいいがたい。また、壁部116は、通常、回動軸132とは接触しない。そのため、壁部116のサイズや配設位置等、極めて困難な設計・製造等が要求される。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、レンズ枠を移動させるときには回動軸とラックとの係合関係を確立する一方、レンズ枠を移動させないときには回動軸の歯部やラックの歯部等の破損を、確実かつ簡単に防止できるレンズ鏡胴を提供することを目的とする。
本発明は、複数のレンズ群から成る撮像光学系を備えるとともに、伸縮可能なレンズ鏡胴である。そして、このレンズ鏡胴は、第1の駆動源(例えば駆動モータ)と、この第1の駆動源の一部に係合することで動力(回動力等)の伝達を受ける伝達部(例えばラック)を具備するとともに、レンズ群の少なくとも1つを保持する第1のレンズ群保持枠(レンズ枠)と、を有している。そして、特に、伝達部の変位によって、この伝達部と第1の駆動源の一部との係合が解除されるようになっている。
例えば、伝達部に接触することでこの伝達部を変位させる接触部が、レンズ鏡胴に備わるようになっている。このような構成であれば、接触部が伝達部に接触することで、係合のために接触している第1の駆動源の一部と伝達部とを離間させることができるためである。
なお、第1の駆動源の一部は回動軸であり、この回動軸および伝達部には、互いに係合する歯が各々設けられている。このような構成であれば、強力な係合関係が確立されるためである。
通常、本発明のようなレンズ鏡胴は、ズーミング(変倍)等のために、撮像光学系に含まれる各レンズ群を移動させる。そのために、第1のレンズ群保持枠は、伝達部を介して第1の駆動源の動力(例えば回動軸の回動力)を伝達されるようになっている。そして、この伝達される力を利用して、第1のレンズ群保持枠は進退移動するようになっている。
そして、本発明のレンズ鏡胴では、伝達部および回動軸に設けられている歯の破損を防止すべく、レンズ鏡胴に衝撃等が加わる前段階で、予め伝達部と回動軸との係合関係を解消させるようにしている。具体的には、上記した接触部が伝達部と回動軸との係合を解除させるようになっている。
このように、予め接触部が伝達部と回動軸とを離間させることで係合を解除させると、両者(伝達部および回動軸)は非接触なため、破損は生じ得ない。すると、本発明は、接触部という簡単な部材を設けるだけで、確実かつ簡単に、回動軸の歯や伝達部の歯の破損を防止できるレンズ鏡胴になる。
なお、伝達部には、この伝達部の歯と回動軸の歯との係合させる付勢片が備わっていてもよい。例えば、伝達部および回動軸を密に接触させる方向(正方向)に付勢力を発揮する付勢片が備わっていてもよい。
その上、このような付勢片が備わっていれば、接触部とこの付勢片とを接触させることで、付勢片(ひいては伝達部)を変形させることもできる。そこで、本発明のレンズ鏡胴は、接触部と付勢片との接触による付勢片の変形を生じさせ、伝達部を変位させるようになっている。つまり、本発明のレンズ鏡胴は、接触部と付勢片との接触に基づく付勢片の変形によって、付勢(付勢力)を減少させ、ひいては、回動軸と伝達部との係合関係の解消を導くようになっている。
かかるような付勢片の構造(形状)としては、例えば、回動軸を挟持するような挟持構造が挙げられる。このような構造であれば、回動軸を挟持することで、両者(伝達部および回動軸)の係合関係を確立できる一方、接触部が付勢片による挟持間隔に進入することで(進入にともなう接触で)、付勢片を変形させ、容易に付勢力を減少させることもできる。
なお、付勢片による挟持間隔に最初に進入する接触部の端部(例えば先端部)は、テーパ形状になっていてもよい。このような構成であれば、接触部が、容易かつ確実に、付勢片による挟持間隔に嵌るためである。
ところで、接触部は、上記したように、伝達部(付勢片)との接触のために、進入等の移動を行う。そこで、この移動の動力源として、撮像光学系における他のレンズ群を保持するとともに可動な第2のレンズ群保持枠(例えば、第1のレンズ群保持枠と隣り合うレンズ保持枠)を利用してもよい。つまり、この第2のレンズ群保持枠に、接触部が設けられるようにしてもよい。
また、衝撃等を原因として回動軸や伝達部の歯に破損を生じさせるレンズ鏡胴の状態は、沈胴状態の場合が多い。そこで、本発明のレンズ鏡胴では、沈胴するとき、すなわち第2のレンズ群保持枠が第1のレンズ群保持枠に近づくように移動するとき、この移動動作を利用して、接触部が、第1の駆動源の一部と伝達部との係合解除を行うようになっている。このような構成であれば、沈胴状態での回動軸や伝達部の歯の破損を効率よく抑制できる。
なお、この接触部の具備した第2のレンズ群保持枠を可動させるための動力を提供する第2の駆動源(動力源)が備わっていてもよい。また、手動で第2のレンズ群保持枠が動かせるようになっていてもよい。
本発明のレンズ鏡胴は、撮像光学系に含まれる各レンズ群を移動させるために設けられている駆動源の回動軸等に設けられている歯、およびこの歯に係合する伝達部の歯の破損を、確実かつ簡単に防止できる。
[実施の形態1]
本発明の実施の一形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。
〔1.レンズ鏡胴の構成について〕
図1は沈胴状態における本発明のレンズ鏡胴79の内部構造を示す概略断面図であり、図2は伸胴状態(撮影可能状態)における本発明のレンズ鏡胴79の内部構造を示す概略断面図である。
レンズ鏡胴79は、不図示のデジタルカメラ等に搭載されるものであり、固定筒41、直進筒42、移動筒43、およびカム環44を含むようになっている。
固定筒41はカメラボディに取り付けられるものであり、直進筒42はその固定筒41に収められるようになっている。また、移動筒43は、直進筒42に収められるようになっている。さらに、カム環44は、固定筒41と直進筒42との間に収められるようになっている。
そして、かかるレンズ鏡胴79には、物体側から像側(撮像素子SR側)に向かって並ぶ第1レンズ群GR1・第2レンズ群GR2・第3レンズ群GR3から成るレンズ系(撮像レンズ系)が収納されるようになっている。具体的には、第1レンズ群GR1は、移動筒43に設けられた第1レンズ群ホルダHR1に保持される。一方、第2レンズ群GR2・第3レンズ群GR3は、第2レンズ群ホルダHR2・第3レンズ群ホルダHR3によって保持されるようになっている。
なお、移動筒43(具体的には第1レンズ群ホルダHR1)・第2レンズ群ホルダHR(第2のレンズ群保持枠)2には、第1ピン51・第2ピン52が設けられている。そして、この第1ピン51・第2ピン52は、直進筒42の筒軸方向(軸方向)に設けられた不図示の貫通孔に嵌るとともに、カム環44の内周に設けられた不図示の第1カム溝・第2カム溝と係合(カム係合)するようになっている。
そのため、カム環44が回転すると、図2に示すように、移動筒43・第2レンズ群ホルダHR2(ひいては、第1レンズ群GR1・第2レンズ群GR2)は、光軸方向AXに沿って進退動作する。別表現すると、長ギア(不図示)および固定筒41の内周に形成されたヘリコイド(不図示)により回転進退可能になったカム環44が、バヨネット結合した直進筒42と協動し、第1レンズ群GR1・第2レンズ群GR2を、光軸方向AXに沿って進退可能にさせているともいえる。
なお、このカム環44は、専用の駆動モータ(第2の駆動源;不図示)によって回転させられてもよいし、手動で回転させられてもよい。また、このようなカム環44等によるレンズ鏡胴79の移動機構を伸沈移動機構と称する。また、光軸方向AXに沿って、各レンズ群が物体側へ繰り出す方向を進行方向F、この進行方向Fの逆方向〔像側(撮像素子SR)へ戻る方向〕を退行方向Rと称する。
第3レンズ群ホルダ(第1のレンズ群保持枠)HR3は、固定筒41に設けられたガイド軸61に取り付けられている。このガイド軸61は、固定筒41の後端側(例えば撮像素子SRの設置面)から進行方向Fに向かって突出するようにして設けられている。そして、このガイド軸61に嵌るガイド孔21(後述の図3・図4参照)が、第3レンズ群ホルダHR3の一端に設けられている。そのため、両者(ガイド軸61・ガイド孔21)が嵌り合うことで、第3レンズ群ホルダHR3は、摺動自在に保持されるようになっている。
また、第3レンズ群ホルダHR3の他端には、ラック(伝達部)11が取り付けられている。そして、固定筒41に設けられた駆動モータ31が、このラック11を介して動力(駆動力)を伝達し、第3レンズ群ホルダHR3を進退動作させている。
〔2.第3レンズ群ホルダの詳細について〕
ここで、第3レンズ群ホルダHR3を詳説する。図3は、第3レンズ群ホルダHR3等を示す正面図である。具体的には、物体側から像側へ向かってみた状態を示している〔但し、レンズ鏡胴79が伸胴した場合(図2)での第3レンズ群ホルダHR3を示している〕。
この図に示すように、第3レンズ群ホルダHR3は、レンズ保持部22、ガイド軸係合部23、およびラック取付部24を有している。
レンズ保持部22は、第3レンズ群GR3を保持するものである。なお、このレンズ保持部22の形状は特に限定されるものではないが、例えば、図1〜図3のように、レンズ(第3レンズ群GR3)の縁部を挟持する構造が挙げられる。
ガイド軸係合部23は、ガイド孔21を有する部材であり、レンズ保持部22の一部(例えばレンズ保持部22の下部)に設けられている。なお、このレンズ保持部22の形状も特に限定されるものではない。例えば、図1・図2のように、レンズ保持部22の下部から撮像素子SR(像側)に向かって伸びるように設けられた係合支持片23aと、この係合支持片23aから突出するとともに、ガイド孔21(図3参照)を備えるガイド孔形成片23b・23bとを有する構造が挙げられる。
ラック取付部24は、駆動モータ31の回動軸32を挟持するラック11を回動可能に取り付けるための部材であり、レンズ保持部22の一部(例えばレンズ保持部22の上部)に設けられている。なお、このラック取付部24の形状も、特に限定されるものではない。例えば、図1・図2のように、レンズ保持部22の上部から物体側に向かって伸びるように設けられた取付支持片24aと、この取付支持片24aから突出するとともに、ラック取付軸24b(図3参照)を架け渡すラック取付軸保持片24c・24cとを有する構造が挙げられる。
なお、ラック取付軸24bは、光軸方向AXと同方向の軸方向を有している。そして、ラック11は、このラック取付軸24bを挿入できる挿入孔12を有している。したがって、ラック取付部24は、ラック11の挿入孔12にラック取付軸24bを挿入させることで、ラック11を回動自在に取り付けている。
〔3.ラックおよび駆動モータの回動軸の詳細について〕
ここで、上記のラック11および駆動モータ31の回動軸(回転軸)32について詳説する。
〈3−1.ラックについて〉
ラック11は、図3に示すように、挿入孔12を具備するラック本体13と、このラック本体13から立ち上がるようになった第1挟持片14・第2挟持片15とを有している。そして、この第1挟持片14・第2挟持片15が、駆動モータ31の回動軸32を挟持するようになっている。
ところで、第1挟持片14・第2挟持片15のいずれか一方は弾性を有している。例えば、第1挟持片14が弾性を有していれば、ラック11と回動軸32との間にガタが生じても、可撓な第1挟持片14と、第2挟持片15とで、余裕をもって回動軸32を挟持できるためである。
一方、例えば第2挟持片15は、比較的高い剛性(非弾性)を有するようになっている。これは、後述する回動軸32のリードスクリュ−の歯部(スクリュー歯部;不図示)に係合する歯部(ラック歯部;不図示)を設けるために、一定の強度を有するほうが好ましいためである。
なお、本発明のレンズ鏡胴79では、このラック11の挟持力を変化させるための部材(例えば後述の第2レンズ群ホルダHR2の設けられる槍部1)が備えられている。この点については、後に詳説する。また、ラック11の形成材料は、特に限定されるものではないが、例えばポリアセタール等の樹脂によって形成されている。
〈3−2.駆動モータの回動軸について〉
挟持される駆動モータ31の回動軸32は、ラック11に駆動力を伝達するためのリードスクリュ−等(不図示)を有している。例えば、螺旋状のリードスクリュ−の歯部(スクリュー歯部;不図示)が、回動軸32の外周(外周面)に設けられるようになっている。
そして、この回動軸32のスクリュー歯部がラック11のラック歯部に係合(例えば噛合)することで、駆動モータ31の駆動力がラック11、ひいては第3レンズ群ホルダHR3に伝達する。その結果、第3レンズ群ホルダHR3は、ガイド軸61に沿って進退動作できるようになる。
〔4.レンズ鏡胴の伸胴状態およびレンズ鏡胴の沈胴状態について〕
ここで、上記した図1〜図3を参照しながら、レンズ鏡胴の伸胴状態およびレンズ鏡胴の沈胴状態について説明する。なお、本発明の特徴が明確になるように、駆動モータ31の回動軸32およびラック11について重点的に説明していく。
〈4−1.レンズ鏡胴の伸胴状態(撮影可能状態)について〉
デジタルカメラ等で、ズーミング等を行うとき、第1レンズ群GR1〜第3レンズ群GR3が物体側に移動したり像側に移動したりする。第1レンズ群GR1〜第3レンズ群GR3が物体側に移動する場合(すなわちレンズ鏡胴79が伸胴する場合)、図2に示すように、カム環44が回転(正回転)することで、第1レンズ群GR1・第2レンズ群GR2が、光軸方向AXに沿って物体側(進行方向F)へ繰り出す。また、駆動モータ31が回転(正回転)することで、第3レンズ群ホルダHR3に設けられた第3レンズ群GR3も、光軸方向AXに沿って物体側へ繰り出す。
このように第3レンズ群ホルダHR3が移動する場合、駆動モータ31の駆動力(回動軸32の回動力;例えば正回転の回転力)を受ける必要がある(伝達される必要がある)。そのため、第3レンズ群ホルダHR3におけるラック11のラック歯部が、回動軸32におけるリードスクリュ−のスクリュー歯部と噛み合う(係合する)ようになっている。したがって、図3に示すように、ラック11の第1挟持片14・第2挟持片15が、回動軸32を挟むようになっている。
〈4−2.レンズ鏡胴の沈胴状態について〉
一方、第1レンズ群GR1〜第3レンズ群GR3が像側に移動する場合(すなわちレンズ鏡胴79が沈胴する場合)、カム環44が逆回転(伸胴させるための正回転に対する逆回転)することで、第1レンズ群GR1・第2レンズ群GR2が、光軸方向AXに沿って像側(退行方向R)へ戻る。また、駆動モータ31が逆回転することで、第3レンズ群GR3も、光軸方向AXに沿って像側へ戻る。
そして、図1に示すように、完全にレンズ鏡胴79が沈胴した場合、第3レンズ群ホルダHR3は、駆動モータ31の駆動力(回動軸32の回動力;例えば逆回転の回転力)を受けなくてもよい。つまり、第3レンズ群ホルダHR3におけるラック11のラック歯部が、回動軸32におけるリードスクリュ−歯部と噛み合う(係合する)必要はない。逆に、両者(ラック歯部およびリードスクリュ−歯部)が噛み合っていると、デジタルカメラに加わる衝撃等のために、両者間にずれ(相対的な移動)が生じ、各歯部に破損をきたすおそれがある。
そのため、本発明のレンズ鏡胴79では、ラック11におけるラック歯部と回動軸32のリードスクリュ−歯部との係合(噛合)を解除させるようになっている。
〔5.槍部について〕
そこで、本発明のレンズ鏡胴79は、ラック11を構成する第1挟持片14・第2挟持片15を互いに離間させることで、両挟持片14・15による回動軸32の挟み込みを解除させ、ラック歯部とリードスクリュ−歯部との係合関係を解消させている。このような両挟持片14・15の離間を行うための部材(槍部1)が、第2レンズ群ホルダHR2に設けられている。以下、図4(沈胴状態のレンズ鏡胴79における第3レンズ群ホルダHR3の正面図)や図1等を参照しながら、槍部1の機能等について説明していく。
図4に示すように、槍部(接触部)1は、ラック11の両挟持片14・15の間隔(挟持間隔)よりも大きなサイズ(幅)を、槍本体の少なくとも一部分に有している。そして、レンズ鏡胴79が沈胴するとき、槍部1は、ラック11の両挟持片14・15の上端付近(自由端付近)で、両挟持片14・15の間隔に挿入する。その上、かかる挿入の場合、槍部1は、挟持されている回動軸32よりも上方に位置するようになっている(すなわちラック本体13と槍部1とで、回動軸32を挟み込むような位置関係になっている)。
このような槍部1の位置関係が維持されると、ラック11の両挟持片14・15の間隔は、槍部1によって広げられる(すなわち、両挟持片14・15による挟持力が低下される)。そのため、第2挟持片15に刻設されているラック歯部と回動軸32のスクリュー歯部との係合が解除することになる。
なお、このように槍部1が、両挟持片14・15に挿入されることで、ラック11に変形(変位)が生じたとしても、第3レンズ群ホルダHR3に不要な振動(移動)等が生じることはない。なぜなら、ラック11は、ラック取付軸24bを介して第3レンズ群ホルダHR3に取り付けられているので、ラック11のみがラック取付軸24bを中心として回動しつつ変形し、この変形等に起因した力(振動等)を第3レンズ群ホルダHR3に伝達させないためである。
また、槍部1が両挟持片14・15の間に挿入することによる接触で、回動軸32と両挟持片14・15との離間関係が維持されるためには、槍部1と両挟持片14・15との接触関係が維持されている必要がある。
そこで、本発明のレンズ鏡胴79では、槍部1が両挟持片14・15の挟持間隔に嵌っているにもかかわらず、ラック11(ひいては第3レンズ群ホルダHR3)の過剰な退行移動(槍部1と両挟持片14・15とが離間するような移動)が起き得ないようにしている。具体的には、図1の部分αに示すように、第3レンズ群ホルダHR3が過剰な退行移動を起こす前に、この第3レンズ群ホルダHR3と、固定筒41の撮像素子SRの設置面とが衝突するようになっている。
なお、槍部1が両挟持片14・15の挟持間隔に嵌っている状態で、ラック11の過剰な進行移動が起き得ないようにしていてもよい。例えば、図1の部分βに示すように、第3レンズ群ホルダHR3が過剰な進行移動を起こす前に、この第3レンズ群ホルダHR3と、第2レンズ群ホルダHR2の一部とが衝突するようにしてもよい。
〔6.本発明の種々の特徴について〕
以上のように、本発明は、複数のレンズ群(GR1〜GR3)から成る撮像光学系を備えるとともに、伸縮可能なレンズ鏡胴79になっている。そして、このレンズ鏡胴79は、駆動モータ31と、この駆動モータ31の一部である回動軸32と係合することで駆動力の伝達を受けるラック11を具備するとともに、第3レンズ群GR3を保持する第3レンズ群ホルダHR3とを有している。
そして、特に、ラック11の変位(位置変化;変動)によって、このラック11と回動軸32との係合が解除されるようになっている。具体的には、槍部1が、ラック11(両挟持片14・15)に接触することで、係合のために接触している回動軸32とラック11(例えばラック歯部を有する第2挟持片15)とを離間させている。
通常、本発明のようなレンズ鏡胴79は、ズーミング(変倍)やフォーカシング(合焦)等のために、撮像光学系に含まれる各レンズ群(GR1〜GR3)を移動させる。そこで、本発明のレンズ鏡胴79は、例えば第3レンズ群GR3を移動させるために、この第3レンズ群GR3を保持する第3レンズ群ホルダHR3と、この第3レンズ群ホルダHR3を移動させるための動力(駆動力)を供給する駆動モータ31とを有している。
特に、駆動モータ31の駆動力を第3レンズ群ホルダHR3に伝達するためのラック11が、この第3レンズ群ホルダHR3に取り付けられている。そして、このラック11が回動軸32と係合(噛合)するようになっている。
このようなラック11と回動軸32との係合関係が常に成立していれば問題ないが、この係合関係がレンズ鏡胴79に加わる衝撃等によって不成立になる場合、ラック11と回動軸32との間に相対的な移動が生じ得る。すると、ラック11および回動軸32に設けられている歯(スクリュー歯部・ラック歯部)に破損が生じてしまう。そこで、本発明では、レンズ鏡胴79に衝撃等が加わる前段階で、予めラック11と回動軸32との係合関係を解消させるようにしている。具体的には、上記した槍部1が、ラック11と回動軸32との係合を解除させるようになっている。
このように予め(例えばレンズ鏡胴79の沈胴状態の場合に)、槍部1がラック11と回動軸32とを離間させ、係合を解除させていると、レンズ鏡胴79に衝撃等が加わり、ラック11および回動軸32の間に相対的な移動が発生しても、両者(ラック11および回動軸32)に破損は生じ得ない。なぜなら、ラック11と回動軸32とが非接触になっているためである。すると、本発明は、槍部1という簡単な部材を設けるだけで、確実かつ簡単に、スクリュー歯部(回動軸32の歯)やラック歯部(ラック11の歯)の破損を防止できるレンズ鏡胴79になる。
なお、上記したように、レンズ鏡胴79では、ズーミング等のためにレンズ群(GR1〜GR3)を移動させる必要がある。そのため、ラック11と回動軸32との係合関係が成立している場合、両者(ラック11および回動軸32)の係合力は高いほうが好ましい。
そこで、ラック11には、ラック歯部とスクリュー歯部との係合(係合力)を増加させる第1挟持片14・第2挟持片15が備わっていてもよい。例えば、この両挟持片14・15は、ラック歯部およびスクリュー歯部を密に接触させる方向(ラック歯部にスクリュー歯部を押さえつけるような方向;正方向Xと称する)に付勢力を発揮するようになっている(図3・図4参照)。
また、このような両挟持片14・15が備わっていれば、槍部1に接触させることで、変形する。そこで、本発明のレンズ鏡胴79は、槍部1と両挟持片14・15との接触に基づくこの両挟持片14・15の変形によって、付勢(付勢力)を減少させている。具体的には、槍部1を両挟持片14・15に接触させることで、ラック11および回動軸32の接触を弱める方向(上記正方向Xとは逆向きの方向;逆方向Yと称する)に両挟持片14・15を変形させて、付勢力を減少させている。
このように、両挟持片14・15の付勢力が弱まれば、ラック11に係合していた回動軸32が離れやすくなる。つまり、槍部1が両挟持片14・15を変形させることで、ラック11に変位を生じさせるようにし、ラック11を回動軸32から離間させている。
以上のように、回動軸32を挟持するような挟持構造を有するラック11は、回動軸32を挟持することで、容易にラック歯部とスクリュー歯部とを接触させ、両者(ラック11および回動軸32)の係合関係を確立できる。その一方、槍部1が、両挟持片14・15による挟持間隔に進入することで(進入にともなう接触で)、両挟持片14・15を逆方向Yに変形させ、容易に付勢力を減少できる。
すると、本発明のレンズ鏡胴79は、付勢力の減少にともない回動軸32とラック11との係合関係の解消(ラック11と回動軸32との離間関係)を導ける。したがって、かかるような構成であれば、本発明は、一層確実かつ簡単に、ラック歯部やスクリュー歯部の破損を防止できるレンズ鏡胴79になる。
また、本発明のレンズ鏡胴79では、槍部1が、第2レンズ群ホルダHR2に設けられてもよい(例えば、第2レンズ群ホルダHR2と槍部1とが一体構成されてもよい)。このような構成であれば、槍部1のみを移動させるための別個の動力源をレンズ鏡胴79に設ける必要がなくなり、レンズ鏡胴79の構成上、簡易化・コンパクト化等が図られるためである。
なお、衝撃等を原因としてラック歯部やスクリュー歯部に破損等が起き得るのは、沈胴状態の場合が多い。すると、上記のように、槍部1が第2レンズ群ホルダHR2に設けられるようになっていると、レンズ鏡胴79が沈胴するとき(すなわち第2レンズ群ホルダHR2が第1レンズ群ホルダHR1に近づくように移動するとき)、槍部1がラック11の両挟持片14・15の挟持間隔に必然的に進入する。したがって、本発明は、沈胴状態において、効果的にスクリュー歯部・ラック歯部の破損を防止できるレンズ鏡胴79といえる。
また、本発明のレンズ鏡胴79のラック11は、槍部1と接触したときに、この接触に起因する振動等を第3レンズ群ホルダHR3に伝達させない取付構造(振動回避構造)を有している。例えば、両挟持片14・15の変形にともなう力によっても、ラック11が第3レンズ群ホルダHR3の取付箇所を中心に回動するような構造である。
この構造としては、挿入孔12を具備するラック本体13に、ラック取付軸24bが挿入されることで、ラック11を第3レンズ群ホルダHR3に取り付けられる構造が挙げられる。かかる構造であれば、ラック11の変形等により振動が生じたとしても、ラック11自身がラック取付軸24bを中心に回動するので、振動等が第3レンズ群ホルダHR3に伝達しない。したがって、本発明のレンズ鏡胴79では、槍部1によるラック11と回動軸32との係合解除がなされたとしても、第3レンズ群ホルダHR3は振動等しないようになっている。
[その他の実施の形態]
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
例えば、槍部1の形状は特に限定されるものではない。要は、両挟持片14・15(特にラック歯部を刻まれた第2挟持片15)を逆方向Yに変形させるようになっていればよい(図4等参照)。そのため、例えば、両挟持片14・15による挟持間隔に最初に進入する槍部1の端部(例えば先端部)は、テーパ形状になっていてもよい。このような構成であれば、容易かつ確実に両挟持片14・15による挟持間隔に槍部1が嵌るためである。
また、上記の説明では、進入・退避等の移動(F方向・R方向の移動)を行う槍部1は、カム環44等の回転によって可動になった第2レンズ群ホルダHR2に設けられている。しかし、これに限定されるものではない。例えば、図5に示すように、可動芯2を槍部として機能させるソレノイド3を設けるようにしてもよい。
かかる構成の場合、槍部となる可動芯2を移動させる別個の駆動源(ソレノイド3)が必要になるものの、槍部(すなわち可動芯2)の種々の動作パターンが実現する。例えば、伸胴状態であっても破損のおそれがある場合には、一時的にラック11と回動軸32との係合を解除させることのできるレンズ鏡胴79になる。なお、このようなソレノイド3を利用する場合でも、上記したように、槍部となる可動芯2の端部をテーパ形状にしてもよい。
また、上記の説明では、2つの挟持片14・15を有するラック11を用いて説明してきたが、これに限定されるものではない。例えば、図6に示すようにラック歯部を有する第2挟持片15のみのラック11(単一挟持片を具備するラック11)であってもよい。つまり、第2挟持片15にラック歯部が刻まれている場合、第2挟持片15のみを変形させることで、ラック11を回動軸32から離間させるようになっていてもよい。なお、このようなラック11の場合、第2挟持片15は、ラック歯部の刻印に耐えうる強度(剛性)を有しつつも、多少の撓みも生じさせる程度の強度を有するようになっている。
以上のように、本発明のレンズ鏡胴79は、ラック11が変位(変形したり変動したり)することで、ラック11の歯部(歯)を回動軸32の歯部(歯)から離間させるような構成を有していればよい。したがって、槍部1を用いた構成に限定されず、ラック11自身が沈胴時等に変位することで、ラック11の歯部を回動軸32の歯部から離間させるような構成であってもよい。
また、槍部1も、上記の挟持構造(挟持形状)に限定されることはない。つまり、ラック11に接触することで、ラック歯部をスクリュー歯部から離間させるような槍部1であればよい。したがって、槍部1の形状や移動方式、さらには、ラック11の形状等は、特に限定されるものではない。
本発明は、銀塩カメラやデジタルカメラ等の撮像装置に搭載されるレンズ鏡胴に有用である。
沈胴状態における本発明のレンズ鏡胴の内部構造を示す概略断面図である。 伸胴状態(撮影可能状態)における本発明のレンズ鏡胴の内部構造を示す概略断面図である。 伸胴状態でのレンズ鏡胴において、物体側から像側へ向かってみた第3レンズ群ホルダ等を示す正面図である。 沈胴状態でのレンズ鏡胴において、物体側から像側へ向かってみた第3レンズ群ホルダ等を示す正面図である。 図4の他の一例を示す第3レンズ群ホルダ等の正面図である。 図4・図5の他の一例を示す第3レンズ群ホルダ等の正面図である。 従来のレンズ鏡胴の内部構造を示す概略断面図である。 図7の部分ε近傍の概略斜視図である。 図8を上方からみた平面図である。
符号の説明
1 槍部(接触部)
2 可動芯(接触部)
3 ソレノイド
11 ラック(伝達部)
12 挿入孔
13 ラック本体(伝達部)
14 第1挟持片(付勢片、伝達部)
15 第2挟持片(付勢片、伝達部)
31 駆動モータ(第1の駆動源)
32 回動軸(第1の駆動源の一部)
41 固定筒
42 直進筒
43 移動筒
44 カム環
61 ガイド軸
79 レンズ鏡胴
GR1 第1レンズ群
GR2 第2レンズ群
GR3 第3レンズ群
HR1 第1レンズ群ホルダ
HR2 第2レンズ群ホルダ(第2のレンズ群保持枠)
HR3 第3レンズ群ホルダ(第1のレンズ群保持枠)

Claims (11)

  1. 複数のレンズ群から成る撮像光学系を備えるとともに、伸縮可能なレンズ鏡胴において、
    第1の駆動源と、
    上記第1の駆動源の一部に係合することで動力の伝達を受ける伝達部を具備するとともに、上記レンズ群の少なくとも1つを保持する第1のレンズ群保持枠と、
    が備わっており、
    上記伝達部の変位によって、上記伝達部と上記第1の駆動源の一部との係合が解除されることを特徴とするレンズ鏡胴。
  2. 上記伝達部に接触することで、上記伝達部を変位させる接触部が備わっていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡胴。
  3. 上記第1の駆動源の一部は回動軸であり、
    上記回動軸および上記伝達部には、互いに係合する歯が各々設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ鏡胴。
  4. 上記伝達部には、上記伝達部の歯と上記回動軸の歯との係合を増加させる付勢片が備わっていることを特徴とする請求項3に記載のレンズ鏡胴。
  5. 上記接触部と上記付勢片との接触による付勢片の変形にともなって、上記伝達部が変位していることを特徴とする請求項4に記載のレンズ鏡胴。
  6. 上記付勢片は、上記回動軸を挟持する挟持構造を有していることを特徴とする請求項4または5に記載のレンズ鏡胴。
  7. 上記接触部が、上記付勢片による挟持間隔に進入することで、付勢片と接触していることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載のレンズ鏡胴。
  8. 上記付勢片の挟持間隔に進入する上記接触部の端部が、テーパ形状になっていることを特徴とする請求項7に記載のレンズ鏡胴。
  9. 上記撮像光学系における他のレンズ群を保持するとともに、可動な第2のレンズ群保持枠が備わっており、
    上記第2のレンズ群保持枠に、上記接触部が設けられていることを特徴とする請求項2〜8のいずれか1項に記載のレンズ鏡胴。
  10. 上記第2のレンズ群保持枠が上記第1のレンズ群保持枠に近づくように移動することで、上記接触部が上記伝達部に接触することを特徴とする請求項9に記載のレンズ鏡胴。
  11. 上記第2のレンズ群保持枠を可動させるための動力を供給する第2の駆動源が備わっていることを特徴とする請求項9または10に記載のレンズ鏡胴。
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