JP2002277711A - レンズ鏡筒およびカメラ - Google Patents

レンズ鏡筒およびカメラ

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JP2002277711A JP2001074579A JP2001074579A JP2002277711A JP 2002277711 A JP2002277711 A JP 2002277711A JP 2001074579 A JP2001074579 A JP 2001074579A JP 2001074579 A JP2001074579 A JP 2001074579A JP 2002277711 A JP2002277711 A JP 2002277711A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 落下等によってレンズ保持筒に光軸方向の衝
撃が加わると、レンズ保持筒のカムフォロア部がカム筒
カム溝部から外れるおそれがある。 【解決手段】 レンズ18を保持するレンズ保持筒21
と、このレンズ保持筒に設けられたカムフォロア部21
aと係合してレンズ保持筒に光軸方向駆動力を与えるカ
ム溝部16cが設けられたカム筒16と、レンズ保持筒
に設けられた直進キー部21bと係合してこのレンズ保
持筒を光軸方向にガイドする直進ガイド溝部17dが設
けられたガイド筒17とを有して構成されるレンズ鏡筒
であり、レンズ保持筒において、カムフォロア部と直進
キー部とを鏡筒径方向に並べて設け、直進キー部と直進
ガイド溝部とを、カムフォロア部のカム溝部に対する鏡
筒径方向への移動を制限する形状に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ鏡筒および
カメラに関するものであり、さらに詳しくは繰り出し式
レンズ鏡筒の衝撃対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】繰り出し式レンズ鏡筒の基本的構造は、
特開2000−194046号公報等にて提案されてい
るように、差動筒と直進規制部材との相対回転によって
これらの内外周にある鏡筒構成部材が繰り出すいわゆる
差動繰り出し機構を用いたものが多い。
【0003】図4から図7には、上記特開2000−1
94046号公報等にて提案されている差動繰り出し鏡
筒を用いたデジタルカメラの構成を示している。なお、
図4にはカメラの使用状態(鏡筒繰り出し状態)を、図
5にはカメラの非使用状態(鏡筒沈胴状態)をそれぞれ
示している。また、図6には図4における1群保持鏡筒
ピン部121aのA−A断面を、図7には1群保持鏡筒
121に光軸方向から衝撃が加わったときの状態を示し
ている。
【0004】図4から図7において、101はカメラ本
体である。カメラ本体101は不図示の操作部材および
液晶表示装置102を有する外装部材103によって覆
われている。
【0005】また、カメラ本体101はファインダブロ
ック104と、電気素子等からなる回路を有するハード
基板105と、不図示の電池と、不図示の記録装置と、
不図示のストロボと、繰り出し式のレンズ鏡筒106と
を保持している。
【0006】このようなデジタルカメラにおいて、繰り
出し式のレンズ鏡筒106の構成を説明する。
【0007】107は撮像素子であるCCD、108は
ローパスフィルタであり、それぞれベース109に固定
されている。
【0008】ベース109には、3群レンズ110を保
持する3群ホルダ111と、ステップモータおよびネジ
送り装置からなるレンズ繰り出し機構112が取り付け
られており、このレンズ繰り出し機構112の作動によ
って3群が光軸方向に駆動される。
【0009】113は固定筒であり、その内周にはカム
溝部113aおよび直進キー溝部113bが形成されて
いる。この固定筒113はベース109に固定されてい
る。
【0010】114は固定筒113の外周に嵌合し、光
軸回りで回転する駆動環である。この駆動環114は、
その外周に設けられたギア部114aに連結された不図
示の鏡筒モータ等からなる鏡筒駆動装置およびギア列1
15によって回転駆動される。また、駆動環114は、
その内周に駆動キー溝部114bを有する。
【0011】固定筒113の内周には、カム筒116が
設けられている。このカム筒116の外周には、固定筒
113のカム溝部113aに係合するカムピン116a
と、駆動環114の駆動キー溝部114bに係合する駆
動ピン116bとが一体的に設けられている。また、カ
ム筒116の内周には、1群カム溝部116cと2群カ
ム溝部116dとが形成されている。
【0012】駆動環114が回転すると、駆動キー溝部
114bと駆動ピン116bとの係合によってカム筒1
16は回転しながらカム溝部113aに沿って光軸方向
に駆動される。
【0013】117はカム筒116の内周に嵌合した直
進筒であり、この直進筒117は、固定筒113の直進
キー溝部113bに係合する直進キー部117aを有す
る。また、この直進筒117は、その光軸方向両端に設
けられたバヨネット爪117bとフランジ117cとに
よってカム筒116を光軸方向にて挟み込んでおり、こ
れにより直進筒117は、カム筒116と共に光軸方向
に回転することなく移動する。
【0014】直進筒117には、その筒本体部を貫通す
る3箇所の1群直進キー溝部117dと、筒本体部を貫
通する3箇所の2群直進キー溝部117eとが設けられ
ている。
【0015】119は鏡筒収納時に1群レンズ118を
保護するレンズバリアであり、120はこのレンズバリ
ア119を開閉駆動するバリア駆動装置である。これら
レンズバリア119およびバリア駆動装置120は、1
群保持鏡筒121の前端部に固定されている。
【0016】1群保持鏡筒121は、カム筒116の1
群カム溝部116cに係合する3個所のピン部121a
と、直進筒117の1群直進キー溝部117dに係合す
る3箇所の直進キー部121bとを有する。この1群保
持鏡筒121は、直進筒117によって直進のみ許容さ
れることから、カム筒116の回転に伴ってカメラ本体
に対して回転することなく、1群カム溝部116cに沿
って駆動され、カム筒116に対して光軸方向に進退す
る。
【0017】122は2群レンズであり、2群ホルダ1
25に保持されている。また、2群ホルダ125には。
シャッター羽根123およびシャッター駆動装置124
が取り付けられている。
【0018】2群ホルダ125は、カム筒116の2群
カム溝部116dに係合する不図示の2箇所のカムピン
125aと、付勢バネ126によって径方向外方に付勢
されて2群カム溝部116dに押圧される付勢ピン12
7と、直進筒117の2群直進キー溝部117eに係合
する直進キー部125bとを有する。
【0019】この2群ホルダ125は、2群直進キー溝
部117eによって光軸方向への移動のみが許容され、
カム筒116の回転に伴ってカメラ本体に対し回転する
ことなく、2群カム溝116dに沿って駆動され、カム
筒116に対して光軸方向に進退する。
【0020】ハード基板105の回路には、不図示の鏡
筒モータ等からなる鏡筒駆動装置、レンズ繰り出し機構
112およびシャッター駆動装置124がフレキシブル
プリント基板128を介して電気的に接続されている。
【0021】このように構成された差動繰り出し鏡筒を
用いたデジタルカメラにおいて、図5に示す非使用状態
から外装部材103の操作部材を操作して使用状態にす
ると、ハード基板105上の回路によって鏡筒駆動装置
が制御され、駆動環114が回転駆動されることによっ
て、カム筒116および1群保持鏡筒121が光軸方向
に進退駆動されるとともに、2群ホルダ125が光軸方
向に繰り出す。また、レンズ繰り出し機構112を制御
することで、3群レンズ110を駆動し、光学系を図4
に示す使用状態に配置する。
【0022】使用状態でレリーズ操作がなされると、A
F,AE動作を行いって露光、画像処理および記録動作
が行われる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したレンズ鏡
筒ないしカメラでは、図4に示すカメラの使用状態にお
いて、落下等によって1群保持鏡筒121に光軸方向の
衝撃(図7中に矢印で示す)が加わった場合、1群保持
鏡筒121のピン部121aがカム筒116の1群カム
溝部116cの斜面に沿って、図6(破線)に示すよう
に内周に逃げるため、図7に示すように、ピン部121
aがカム溝部116cから外れてしまうという問題があ
る。
【0024】そこで、本発明は、繰り出しタイプのレン
ズ鏡筒において、レンズ鏡筒に加わる光軸方向の外力に
よってカム係合部が容易に外れないようにしたレンズ鏡
筒およびカメラを提供することを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、レンズを保持するレンズ保持筒と、
このレンズ保持筒に設けられたカムフォロア部と係合し
てレンズ保持筒に光軸方向駆動力を与えるカム溝部が設
けられたカム筒と、レンズ保持筒に設けられた直進キー
部と係合してこのレンズ保持筒を光軸方向にガイドする
直進ガイド溝部が設けられたガイド筒とを有して構成さ
れるレンズ鏡筒であり、レンズ保持筒において、カムフ
ォロア部と直進キー部とを鏡筒径方向に並べて設け、直
進キー部と直進ガイド溝部とを、カムフォロア部のカム
溝部に対する鏡筒径方向への移動を制限する形状に形成
している。
【0026】これにより、レンズ保持筒に光軸方向外力
が作用してカムフォロア部がカム溝部に対して鏡筒径方
向に移動(外れ)しようとしても、直進キー部と直進ガ
イド溝部との移動制限作用によって上記外れが確実に防
止され、衝撃に強いレンズ鏡筒を実現することが可能と
なる。
【0027】具体的には、例えば、直進キー部に鏡筒周
方向に突出する爪状部分を形成するとともに、直進ガイ
ド溝部の鏡筒周方向端面に上記爪状部分が鏡筒径方向に
おいて係合可能で光軸方向に延びるレール部分を形成す
る。
【0028】なお、爪状部分とレール部分との係合面
を、光軸方向視において(つまりは光軸直交断面が)テ
ーパー面となるように形成することにより、上記係合面
にレンズ保持筒の光軸方向ガイド面としての役割をも果
たさせることが可能であり、本来の直進ガイド溝部とし
ての機能を損なうことなく上記外れを確実に防止するこ
とが可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】図1から図3には、本発明の実施
形態である繰り出しタイプのレンズ鏡筒を用いたデジタ
ルカメラの構成を示している。
【0030】なお、図1にはカメラの使用状態(鏡筒繰
り出し状態)を、図2にはカメラの非使用状態(鏡筒沈
胴状態)をそれぞれ示している。また、図3には図1に
おける1群保持鏡筒ピン部21aのB−B断面を示して
いる。
【0031】図1から図3において、1はカメラ本体で
ある。カメラ本体1は不図示の操作部材および液晶表示
装置2を有する外装部材3によって覆われている。
【0032】また、カメラ本体1はファインダブロック
4と、電気素子等からなる回路を有するハード基板5
と、不図示の電池と、不図示の記録装置と、不図示のス
トロボと、繰り出し式のレンズ鏡筒6とを保持してい
る。
【0033】このようなデジタルカメラにおいて、繰り
出し式のレンズ鏡筒6の構成を説明する。
【0034】7は撮像素子であるCCD、8はローパス
フィルタであり、それぞれベース9に固定されている。
【0035】ベース9には、3群レンズ10を保持する
3群ホルダ11と、ステップモータおよびネジ送り装置
からなるレンズ繰り出し機構12が取り付けられてお
り、このレンズ繰り出し機構12の作動によって3群が
光軸方向に駆動される。
【0036】13は固定筒であり、その内周にはカム溝
部13aおよび直進キー溝部13bが形成されている。
この固定筒13はベース9に固定されている。
【0037】14は固定筒13の外周に嵌合し、光軸回
りで回転する駆動環である。この駆動環14は、その外
周に設けられたギア部14aに連結された不図示の鏡筒
モータ等からなる鏡筒駆動装置およびギア列15によっ
て回転駆動される。また、駆動環14は、その内周に駆
動キー溝部14bを有する。
【0038】固定筒13の内周には、カム筒16が設け
られている。このカム筒16の外周には、固定筒13の
カム溝部13aに係合するカムピン16aと、駆動環1
4の駆動キー溝部14bに係合する駆動ピン16bとが
一体的に設けられている。また、カム筒16の内周に
は、1群カム溝部16cと2群カム溝部16dとが形成
されている。
【0039】駆動環14が回転すると、駆動キー溝部1
4bと駆動ピン16bとの係合によってカム筒16は回
転しながらカム溝部13aに沿って光軸方向に駆動され
る。
【0040】17はカム筒16の内周に嵌合した直進筒
であり、この直進筒17は、固定筒13の直進キー溝部
13bに係合する直進キー部17aを有する。また、こ
の直進筒17は、その光軸方向両端に設けられたバヨネ
ット爪17bとフランジ17cとによってカム筒16を
光軸方向にて挟み込んでおり、これにより直進筒17
は、カム筒16と共に光軸方向に回転することなく移動
する。
【0041】直進筒17には、その筒本体部を貫通する
3箇所の1群直進キー溝部(請求の範囲にいう直進ガイ
ド溝部)17dと、筒本体部を貫通する3箇所の2群直
進キー溝部17eとが設けられている。
【0042】21は最も物体側の1群レンズ18を保持
する1群保持鏡筒(請求の範囲にいうレンズ保持筒)で
ある。この1群保持鏡筒21は、カム筒16の1群カム
溝部(請求の範囲にいうカム溝部)16cに係合する3
個所のピン部(請求の範囲にいうカムフォロア部)21
aと、直進筒17の1群直進キー溝部17dに係合する
3箇所の直進キー部21bとを有する。なお、ピン部2
1aおよび直進キー部21bは互いに鏡筒径方向に並ん
で(重なるように)配置され、1群保持鏡筒21に一体
形成されている。
【0043】この1群保持鏡筒21は、直進筒17によ
って直進のみ許容されることから、カム筒16の回転に
伴ってカメラ本体に対して回転することなく、1群カム
溝部16cに沿って駆動され、カム筒16に対して光軸
方向に進退する。
【0044】ここで、1群直進キー溝部17dの側面
(鏡筒周方向端面)には、光軸方向に延びるガイドレー
ル(請求の範囲いうレール部分)17fが形成されてい
る。
【0045】一方、1群直進キー溝部17dに係合する
1群保持鏡筒21の直進キー部21bには、上記ガイド
レール17fに鏡筒径方向において係合可能なガイド爪
(請求の範囲いう爪状部分)21cが形成されている。
【0046】19は鏡筒収納時に1群レンズ18を保護
するレンズバリアであり、20はこのレンズバリア19
を開閉駆動するバリア駆動装置である。これらレンズバ
リア19およびバリア駆動装置20は、1群保持鏡筒2
1の前端部に固定されている。
【0047】22は2群レンズであり、2群ホルダ25
に保持されている。また、2群ホルダ25には。シャッ
ター羽根23およびシャッター駆動装置24が取り付け
られている。
【0048】2群ホルダ25は、カム筒16の2群カム
溝部16dに係合する不図示の2箇所のカムピン25a
と、付勢バネ26によって径方向外方に付勢されて2群
カム溝部16dに押圧される付勢ピン27と、直進筒1
7の2群直進キー溝部17eに係合する直進キー部25
bとを有する。
【0049】この2群ホルダ25は、2群直進キー溝部
17eによって光軸方向への移動のみが許容され、カム
筒16の回転に伴ってカメラ本体に対し回転することな
く、2群カム溝16dに沿って駆動され、カム筒16に
対して光軸方向に進退する。
【0050】ハード基板5の回路には、不図示の鏡筒モ
ータ等からなる鏡筒駆動装置、レンズ繰り出し機構12
およびシャッター駆動装置24がフレキシブルプリント
基板28を介して電気的に接続されている。
【0051】このように構成された差動繰り出しタイプ
のレンズ鏡筒を用いたデジタルカメラにおいて、図2に
示す非使用状態から外装部材3の操作部材を操作して使
用状態にすると、ハード基板5上の回路によって鏡筒駆
動装置が制御され、駆動環14が回転駆動されることに
よって、カム筒16および1群保持鏡筒21が光軸方向
に進退駆動されるとともに、2群ホルダ25が光軸方向
に繰り出す。また、レンズ繰り出し機構12を制御する
ことで、3群レンズ10を駆動し、光学系を図1に示す
使用状態に配置する。
【0052】使用状態でレリーズ操作がなされると、A
F,AE動作を行って露光、画像処理および記録動作が
行われる。
【0053】以上のように構成されたレンズ鏡筒の1群
保持鏡筒21に、使用状態においてカメラの落下やレン
ズ鏡筒の先端をぶつける等して光軸方向の衝撃が加わっ
た場合、従来であれば、1群保持鏡筒21が傾いたり変
形したりして、1群保持鏡筒21に設けられたピン部2
1aがカム筒16の1群カム溝部16cから外れるおそ
れが生ずるが、本実施形態では、上記ガイドレール17
fとガイド爪21cとの係合によって、ピン部21aが
内周側に所定量(係合ガタ分)以上移動することが阻止
されるので、ピン部21aの1群カム溝部16cからの
外れが確実に防止される。
【0054】また、本実施形態では、ガイドレール17
fとガイド爪21cとの係合面が、図2に示すように、
光軸方向視において(つまりは光軸直交断面が)、内側
ほど光軸寄りに位置するテーパー面となっている。
【0055】上記係合面に、1群保持鏡筒21の光軸方
向ガイド面としての役割を果たさせることもできる。し
たがって、1群直進キー溝部17dにガイドレール17
fを設けたことによって1群直進キー溝部17dが本来
の直進ガイド機能を損なうことなく、ピン部21aの1
群カム溝部16cからの外れを確実に防止することがで
きる。
【0056】なお、本実施形態では、デジタルカメラ用
のレンズ鏡筒について説明したが、本発明は、デジタル
カメラに限らず、フィルムカメラやビデオカメラのレン
ズ鏡筒にも適用することができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レンズ保持筒にカムフォロア部と直進キー部とを鏡筒径
方向に並べて設け、直進キー部とガイド筒に設けられた
直進ガイド溝部とを、カムフォロア部のカム筒に設けら
れたカム溝部に対する鏡筒径方向への移動を制限する形
状に形成しているので、レンズ保持筒に光軸方向外力が
作用してカムフォロア部がカム溝部に対して鏡筒径方向
に移動(外れ)しようとしても、直進キー部と直進ガイ
ド溝部との移動制限作用によって上記外れを確実に防止
することができ、衝撃に強いレンズ鏡筒およびカメラを
実現することができる。
【0058】また、直進キー部に設けた爪状部分と直進
ガイド溝部に設けたレール部分との係合面を、光軸方向
視において(つまりは光軸直交断面が)テーパー面とな
るように形成すれば、上記係合面にレンズ保持筒の光軸
方向ガイド面としての役割をも果たさせることができ、
本来の直進ガイド溝部としての機能を損なうことなく上
記外れを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるカメラ(使用状態)の
縦断面図。
【図2】上記カメラ(非使用状態)の縦断面図。
【図3】図1のB−B断面図。
【図4】従来のカメラ(使用状態)の縦断面図。
【図5】従来のカメラ(非使用状態)の縦断面図。
【図6】図5のA−A断面図。
【図7】従来のカメラにおいて1群保持鏡筒に衝撃が加
わった状態を示す図。
【符号の説明】
1,101…カメラ本体 9,109…ベース 11…3群ホルダ 13,113…固定筒 14,114…駆動環 16,116…カム筒 16c,116c…1群カム溝部 17,117…直進筒 17d,117d…1群直進キー溝部 17f…ガイドレール 19,119…レンズバリア 21,121…1群保持鏡筒 21a,121a…ピン部 21c…ガイド爪 25,125…2群ホルダ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズを保持するレンズ保持筒と、この
    レンズ保持筒に設けられたカムフォロア部と係合して前
    記レンズ保持筒に光軸方向駆動力を与えるカム溝部が設
    けられたカム筒と、前記レンズ保持筒に設けられた直進
    キー部と係合してこのレンズ保持筒を光軸方向にガイド
    する直進ガイド溝部が設けられたガイド筒とを有して構
    成されるレンズ鏡筒であって、 前記レンズ保持筒において、前記カムフォロア部と前記
    直進キー部とが鏡筒径方向に並んで設けられており、 前記直進キー部と前記直進ガイド溝部とが、前記カムフ
    ォロア部の前記カム溝部に対する鏡筒径方向への移動を
    制限する形状を有することを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 前記直進キー部に鏡筒周方向に突出する
    爪状部分が形成されているとともに、前記直進ガイド溝
    部の鏡筒周方向端面に前記爪状部分が鏡筒径方向におい
    て係合可能で光軸方向に延びるレール部分が形成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 前記爪状部分と前記レール部分との係合
    面が、光軸方向視においてテーパー面になるように形成
    されていることを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡
    筒。
  4. 【請求項4】 前記直進キー部と前記直進ガイド部と
    が、前記レンズ保持筒に一体形成されていることを特徴
    とする請求項1から3のいずれかに記載のレンズ鏡筒。
  5. 【請求項5】 前記レンズ保持筒が、最も物体側のレン
    ズを保持することを特徴とする請求項1から4のいずれ
    かに記載のレンズ鏡筒。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載のレン
    ズ鏡筒を備えたことを特徴とするカメラ。
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