JP2006329814A - ボード上に実装された回路の検査方法 - Google Patents

ボード上に実装された回路の検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 電子回路をボードに設置した状態で電子回路間のマージン検査。
【解決手段】 ボード上に構成される第一回路と、第一回路と電気的に接続し、第二信号を入出力する第二回路と、検査信号を入力する信号生成手段と、第一回路の出力と第二回路の入力とを比較し検査結果を出力するマージン検査手段とからなる。第一回路は、第二回路からの信号を入力される入力回路と、マージン検査手段に信号を出力信号として出力する出力部を備えるとともに第一電源に接続され、第二回路は、信号生成手段から検査信号を入力される入力部と、第一回路へ信号を出力する出力回路を備えるものである。検査は、第一電源、またはおよび第二電源の電圧を変更し、入力部およびマージン検査手段へ検査信号を入力し、出力部より出力された出力信号をマージン検査手段に入力し、マージン検査手段において出力信号と検査信号とを比較し、結果に基づいて検査結果を出力する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ボード上に実装されたICをはじめとする電子回路の検査方法に関する。
電気(電子)製品の多くは、ICがボード上に実装された構成である。一般的に、ICは樹脂でパッケージされている。従来、このパッケージ品は樹脂がICチップを保護し、広い間隔で端子が出ているため、品質検査が容易であった。
近年、電気(電子)製品のニーズから高機能化・小型化が急速に進んでいる。このような状況から、実装部品のサイズの小型化が求められている。このため、小型IC(パッケージ品やベアチップ[パッケージ前の裸のチップ])が普及し、端子サイズやピッチがより小さくなり、品質検査が困難となってきている。
ICの重要な品質検査として、入力端子のマージン検査がある。この検査を行うには、ICの端子に検査用端子を接触させて電圧を印加し、その電圧を変動させてON/OFF動作の範囲を判定する手法が知られているが、前述のような小型化ICはこの手法による検査は困難である。この問題を解決するため、あらかじめボード上に検査ランドを設け、部品実装後のオンボード状態でIC検査を行う方法が特開平5−72280号公報に示されている。しかし、検査専用のランドを設けるにはICの実装スペースとは別にスペースが必要となり、ボードの小型化、製品小型化の妨げとなる。
特開平5−72280号公報
本発明の課題は、電子回路をボードに設置した状態で、ボード上に検査を行うためだけのスペース、たとえば検査専用のランド、を設けることなく電子回路間のマージン検査を行う手法を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、ボード上に構成され第一電気信号を入出力する第一電子回路(11)と、前記ボード上に構成され、前記第一電子回路(11)と電気的に接続し、第二電気信号を入出力する第二電子回路(12)と、検査信号を入力する信号生成手段と、前記第一電子回路(11)の出力と前記第二電子回路(12)の入力とを比較し、前記第一電子回路(11)またはおよび前記第二電子回路(12)の状態を検査結果として出力するマージン検査手段とからなり、前記第一電子回路(11)は、前記第二電子回路(12)からの信号を入力される入力回路(14)と、前記マージン検査手段に信号を出力信号として出力する出力部(24)を備えるとともに、出力電圧を変更可能な第一電源(13)に接続され、前記第二電子回路(12)は、前記信号生成手段から前記検査信号を入力される入力部(32)と、前記第一電子回路(11)へ信号を出力する出力回路(15)とを備えるものであり、前記マージン検査手段による検査は、前記第一電源(13)の電圧を変更する第一工程と、前記第一工程の後に、前記入力部(32)および前記マージン検査手段へ前記検査信号を入力する第二工程と、前記第二工程の後に、前記出力部(24)より出力される前記出力信号を前記マージン検査手段に入力する第三工程と、前記第三工程の後に、前記マージン検査手段において前記出力信号と前記検査信号とを比較し、比較の結果に基づいて前記検査結果を出力する第四工程とを有することを特徴とする。
これにより、電子回路をボードに設置した状態で、ボード上に検査を行うためだけのスペース、たとえば検査専用のランド、を設けることなく電子回路間のマージン検査を行うことができる。
請求項2に記載の発明は、前記第二電子回路(12)は、出力電圧を変更可能な第二電源(18)に接続されており、前記第一工程において、前記第一電源(13)に加え、前記第二電源(18)の電圧を変更することを特徴とする。
これにより、信号を生成する第二電子回路の電圧が変動した場合においても、第一電子回路が正常に動作可能かどうかを調べることができる。
請求項3に記載の発明は、前記第一電源(13)およびまたは前記第二電源(18)の電圧は、最大保証電圧と最小保証電圧との間で変更されることを特徴とする。
これにより、最大保証電圧と最小保証電圧との間における電子回路間のマージン検査を実施することができる。
請求項4に記載の発明は、前記マージン検査手段は、前記入力部(32)に入力した前記検査信号と前記出力部(24)が出力した前記出力信号とが所定の関係である場合に、前記検査結果をマージンが十分であると出力するものであり、前記第一電源(13)および前記第二電源(18)をともに前記最大保証電圧に設定した場合に、前記入力部(32)に入力した前記検査信号と前記出力部(24)が出力した前記出力信号とが前記所定の関係であるならば、前記第一電子回路(11)と前記第二電子回路(12)との間のマージンが十分であると前記検査結果を出力することを特徴とする。
第一電源および第二電源をともに最大保証電圧に設定した場合は、入力部の入力閾値電圧が高く、検査信号の電圧も高くなる。この時、検査信号がHiやLoといった複数値を持つ信号であるなら、検査信号がLoであるときの信号電圧と入力閾値電圧との電位差が少なくなる。また、入力部を備える第一電子回路がヒステリシスな特性を持つとき、検査信号がLoであるときの信号電圧と入力閾値電圧との電位差は更に少なくなる。本発明を用いることにより、このように第一電源および第二電源をともに最大保証電圧に設定した場合における第一電子回路と第二電子回路のマージン検査、すなわち両電子回路が正常に動作可能な電位差が確保されているかどうかを確認できる。
請求項5に記載の発明は、前記マージン検査手段は、前記入力部(32)に入力した前記検査信号と前記出力部(24)が出力した前記出力信号とが所定の関係である場合に、前記検査結果をマージンが十分であると出力するものであり、前記第一電源(13)および前記第二電源(18)をともに前記最小保証電圧に設定した場合に、前記入力部(32)に入力した前記検査信号と前記出力部(24)が出力した前記出力信号とが前記所定の関係であるならば、前記第一電子回路(11)と前記第二電子回路(12)との間のマージンが十分であると前記検査結果を出力することを特徴とする。
第一電源および第二電源をともに最小保証電圧に設定した場合は、入力部の入力閾値電圧が低く、検査信号の電圧が低くなる。この時、検査信号がHiやLoといった複数値を持つ信号であるなら、検査信号がHiであるときの信号電圧と入力閾値電圧との電位差が少なくなる。また、入力部を備える第一電子回路がヒステリシスな特性を持つとき、検査信号がHiであるときの信号電圧と入力閾値電圧との電位差は更に少なくなる。本発明を用いることにより、このように第一電源および第二電源をともに最小保証電圧に設定した場合における第一電子回路と第二電子回路のマージン検査、すなわち両電子回路が正常に動作可能な電位差が確保されているかどうかを確認できる。
請求項6に記載の発明は、前記マージン検査手段は、前記入力部(32)に入力した前記検査信号と前記出力部(24)が出力した前記出力信号とが所定の関係である場合に、前記検査結果をマージンが十分であると出力するものであり、前記第一電源(13)を前記最大保証電圧に設定し、前記第二電源(18)を前記最小保証電圧に設定した場合に、前記入力部(32)に入力した前記検査信号と前記出力部(24)が出力した前記出力信号とが前記所定の関係であるならば、前記第一電子回路(11)と前記第二電子回路(12)との間のマージンが十分であると前記検査結果を出力することを特徴とする。
第一電源を最大保証電圧に設定し、第二電源を最小保証電圧に設定した場合は、入力部の入力閾値電圧が高く、検査信号の電圧が低くなる。この時、検査信号がHiやLoといった複数値を持つ信号であるなら、検査信号がHiであるときの信号電圧と入力閾値電圧との電位差が少なくなる。また、入力部を備える第一電子回路がヒステリシスな特性を持つとき、検査信号がHiであるときの信号電圧と入力閾値電圧との電位差は更に少なくなる。本発明を用いることにより、このように第一電源を最大保証電圧に設定し、第二電源を最小保証電圧に設定した場合における第一電子回路と第二電子回路のマージン検査、すなわち両電子回路が正常に動作可能な電位差が確保されているかどうかを確認できる。
請求項7に記載の発明は、前記マージン検査手段は、前記入力部(32)に入力した前記検査信号と前記出力部(24)が出力した前記出力信号とが所定の関係である場合に、前記検査結果をマージンが十分であると出力するものであり、前記第一電源(13)を前記最小保証電圧に設定し、前記第二電源(18)を前記最大保証電圧に設定した場合に、前記入力部(32)に入力した前記検査信号と前記出力部(24)が出力した前記出力信号とが前記所定の関係であるならば、前記第一電子回路(11)と前記第二電子回路(12)との間のマージンが十分であると前記検査結果を出力することを特徴とする。
第一電源を最小保証電圧に設定し、第二電源を最大保証電圧に設定した場合は、入力部の入力閾値電圧が低く、検査信号の電圧が高くなる。この時、検査信号がHiやLoといった複数値を持つ信号であるなら、検査信号がLoであるときの信号電圧と入力閾値電圧との電位差が少なくなる。また、入力部を備える第一電子回路がヒステリシスな特性を持つとき、検査信号がLoであるときの信号電圧と入力閾値電圧との電位差は更に少なくなる。本発明を用いることにより、このように第一電源を最小保証電圧に設定し、第二電源を最大保証電圧に設定した場合における第一電子回路と第二電子回路のマージン検査、すなわち両電子回路が正常に動作可能な電位差が確保されているかどうかを確認できる。
請求項8に記載の発明は、前記第一電子回路(11)は、前記第一電源(13)に接続される前記入力回路(14)および前記出力回路(15)を複数備え、前記第二電子回路(12)は、前記第二電源(18)に接続される前記入力回路(14)および前記出力回路(15)を複数備え、前記マージン検査手段は、前記第一電子回路(11)の前記検査信号と前記第二電子回路(12)の前記出力信号とを比較し、またはおよび、前記第一電子回路(11)の前記出力信号と前記第二電子回路(12)の前記検査信号とを比較することで、前記検査結果を出力することを特徴とする。
これにより、複数の電子回路間のマージン検査を一度に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1を用いてボード上に構成されたIC間インターフェースのマージン検査手法の原理図を示す。図1に示すように、ボード(10)上にはIC1(11)とIC2(12)とが実装されている。IC1(11)は第一電源(13)と第一入力回路(14)と第二出力回路(16)とを備え、IC2(12)は第二電源(18)と第一出力回路(15)と第二入力回路(17)とを備えている。また、第一電源(13)と第二電源(18)は、それぞれ独立して電圧を調整することができる。さらに、IC1(11)の第一入力回路(14)とIC2(12)の第一出力回路(15)とがボード(10)上の第一配線(19)で接続され、IC1(11)の第二出力回路(16)とIC2(12)の第二入力回路(17)とが第二配線(20)で接続されている。
さらに、図示しない信号生成器によって生成された検査信号が、各出力回路と図示しないマージン検査手段とに入力される。また、各入力回路から出力される出力信号も、図示しないマージン検査手段に入力される。マージン検査手段は、検査信号と出力信号とを比較して、例えば検査信号と出力信号とが一致した場合に、IC間のインターフェースのマージンが十分であると判定する。
電子回路に接続された電源電圧が変動した場合に、この電子回路が出力する信号の電圧が変動することが知られている。以下の実施例において、マージンとは、電子回路に信号が入力されたとき、電子回路が正常に作動する電子回路の閾値と信号との電位差と定義する。さらに、マージンが十分である、とは、信号の電圧が変動したとしても、信号の電圧と電子回路の閾値電圧との差が十分に確保されている状態である。なお、電子回路とは、CMOS回路をはじめとするデジタル回路、オペアンプを用いた増幅回路をはじめとするアナログ回路の両信号形式の回路を含む。
この回路構成において、第二電源(18)の電圧を変動させることで、第一出力回路(15)の出力電圧を変化させる。第一出力回路(15)の出力電圧の変化により、第一入力回路(14)の入力電圧も第一配線(19)を通じて変化する。これにより、第二電源(18)の電圧を変化させて、第一入力回路(14)の動作マージンを検査することができる。
同様に第一電源(13)を変動させ、第二入力回路の動作マージンを検査する。このように、第一電源(13)、またはおよび、第二電源(18)を変化させることで、IC間のインターフェースのマージン検査を実現することができる。
インターフェースのマージン検査を行う際には、図2に示すような入力回路がCMOS回路(21)で構成されている場合が多い。図2のIC1(11)の第一入力回路(14)は、p−MOS(22)とn−MOS(23)とで構成されたCMOS回路(21)である。p−MOS(22)とn−MOS(23)の閾値(ON/OFF動作電圧)は第一電源(13)の電圧に依存し、その閾値は第一電源(13)の電圧に比例するため、第一電源(13)の電圧が大きい場合は閾値が高く、小さい場合は低くなる。通常、バッテリーの変動や周辺回路の影響により、ICの電源は変動する。このため、第一電源(13)と第二電源(18)の双方の電圧を変動させ、閾値の変動が所定の範囲内に収まるかどうか、CMOSのマージン検査を行う必要がある。なお、閾値の変動が所定の範囲内に収まる場合には、マージンが確保されているとみなすことができる。
以後、具体的な回路例を用いて、マージン検査方法の実施形態を説明する。
〔実施例1〕
図3から図6を用いて、実施例1について説明する。
図3は、オンボードでのCMOS入出力回路の回路図であり、この回路に実装された電子回路間のマージン検査を行う。IC1(11)は電圧を調整できる第一電源(13)とCMOS回路(21)とからなる第一入力回路(14)を備え、IC2(12)は電圧を調整できる第二電源(18)とCMOS回路(21)からなる第一出力回路(15)とを備える。また、IC1(11)とIC2(12)とは第一配線(19)で接続されている。第一入力回路(14)は、出力信号を出力する第一入力回路出力部(24)と、配線1(19)を通じて変動検査信号を入力される第一入力回路入力部(25)とを備える。
第一出力回路(15)は、第一配線(19)を通じて変動検査信号を出力する第一出力回路出力部(31)と、検査信号を入力する第一出力回路入力部(32)とを備える。なお、検査終了後、これらの第一入力回路出力部(24)および第一出力回路入力部(32)は、製品の動作信号の入出力に使用される。また、CMOS回路(21)はLo信号を入力されるとHi信号を出力し、Hi信号を入力されるとLo信号を出力する仕様であるとする。
図4のフローチャートを用いて、本構成におけるマージン検査の手順を示す。まず、ステップS401にて、第一電源(13)と第二電源(18)とを入れる。ステップS401に続くステップS402では、第一電源(13)をIC1(11)の最小保証電圧V1Lに、第二電源(18)をIC2(12)の最大保証電圧V2Hに設定する。ステップS402に続くステップS403では、第一出力回路(15)の第一出力回路入力部(32)にLoレベルの信号を入力してからHiレベルの信号を入力する、またはHiレベルの信号を入力してからLoレベルの信号を入力する。この検査信号は、第一出力回路出力部(31)から変動検査信号として出力され、第一配線(19)を通じて、第一入力回路入力部(25)へ入力される。ステップS403に続くステップS404では第一入力回路出力部(24)をモニタし、第一入力回路出力部(24)の出力信号が第一出力回路入力部(32)に入力した検査信号と一致するかを条件に分岐判定を行う。この分岐判定は、図5に示すように、第一電源(13)の電圧が低いためCMOS入力閾値(51)が低く、第二電源(18)の電圧が高いため検査信号のLoレベルが高い場合でも、検査信号のLoレベルがCMOS入力閾値(51)以下であり、かつ、検査信号のHiレベルがCMOS入力閾値(51)以上であるかどうかを判定している。ステップS404において、出力信号と検査信号とが一致すると判定されたならステップS405へ進む。ステップS405では第一電源(13)をIC1(11)の最大保証電圧V1Hに設定し、第二電源(18)をIC2(12)の最小保証電圧V2Lに設定する。ステップS405に続くステップS406では、第一出力回路入力部(32)に検査信号を入れる。ステップS406に続くステップS407では、第一入力回路出力部(24)の出力信号が検査信号と一致するかを条件に分岐判定を行う。この分岐判定は、図6に示すように、第一電源(13)の電圧が高いためCMOS入力閾値(51)が高く、第二電源(18)の電圧が低いため検査信号のHiレベルが低い場合でも、検査信号のHiレベルがCMOS入力閾値(51)以上であり、かつ、検査信号のLoレベルがCMOS入力閾値(51)以下であるかどうかを判定している。ステップS407において、出力信号と検査信号とが一致すると判定されたならステップS408へ進む。ステップS407に続くステップS408では、IC1(11)とIC2(12)間のインターフェースのマージンは十分であると判定し、判定結果を出力する。
一方、ステップS404、ステップS407において、出力信号と検査信号とが一致しないと判定されたならステップS409へ進む。ステップS409では、IC1(11)とIC2(12)間のインターフェースのマージンが不足していると判定結果を出力する。
なお、図4のフローチャート中の、ステップS402とステップS405における電圧設定については、順番を変えて行っても良い。さらに、ステップS402とステップS405において行った電圧設定について、保証電圧範囲に限らず電圧を変化させて第一入力回路出力部(24)をモニタすることでCMOS回路(21)の閾値を調べることができる。
以上のように、IC1(11)に接続された第一電源(13)と、IC2(12)に接続された第二電源(18)の電圧を変動させることにより、IC1(11)とIC2(12)との間のインターフェースのマージンが十分であるか否かを、マージン検査用の特別な回路やランドを設けることなくマージン検査を実施することができる。
〔実施例2〕
図7を用いて実施例2について説明する。この実施例2における前述の実施例1との構成上の相違点は、本実施例2ではIC1(11)の第一入力回路(14)がコンパレータ(71)を備える点である。なお、実施例1と同等の構成については、実施例1と同様の符号を付し、本実施例2における説明を省略する。
図7に示すように、IC1(11)は、電圧を調整できる第一電源(13)と、コンパレータ(71)および第一抵抗(72)および第二抵抗(73)からなる第一入力回路(14)とを備えている。第一入力回路(14)は、第一配線(19)側から第一入力回路入力部(25)へ変動検査信号を入力され、第一入力回路出力部(24)から出力信号を出力する。また、コンパレータ(71)の基準電圧、すなわち入力閾値は、第一抵抗(72)と第二抵抗(73)とを用いて第一電源(13)を分圧することにより設定されている。
この構成に対しても、実施例1で用いた図4に記載のフローチャートを用いることでIC1(11)の第一入力回路(14)と、IC2(12)の第一出力回路(15)との間のインターフェースのマージン検査を実施可能である。
〔実施例3〕
図8を用いて実施例3について説明する。この実施例3における前述の実施例1との構成上の相違点は、本実施例3ではIC2(12)の第一出力回路(15)がコンパレータ(71)を備える点である。なお、前述の実施例と同等の構成については、各実施例と同様の符号を付し、本実施例3における説明を省略する。
図8に、ボード(10)に設置されたCMOS入力−コンパレータ出力回路からなる回路を表す。前述の実施例と同様に、IC1(11)とIC2(12)との間におけるインターフェースのマージン検査を行う。
IC1(11)は電圧を調整できる第一電源(13)とCMOS回路(21)からなる第一入力回路(14)とを備え、IC2(12)は電圧を調整できる第二電源(18)とコンパレータ(71)および第一抵抗(72)および第二抵抗(73)からなる第一出力回路(15)とを備える。
コンパレータ(71)の基準、すなわち入力閾値は、第二電源(18)を第一抵抗(72)と第二抵抗(73)とにより分圧することで得られる。また、IC1(11)とIC2(12)とは第一配線(19)で接続されている。
この構成に対しても、実施例1で用いた図4に記載のフローチャートを用いることでIC1(11)の第一入力回路(14)と、IC2(12)の第一出力回路(15)との間のインターフェースのマージン検査を実施可能である。
〔実施例4〕
図9および図10を用いて実施例4について説明する。この実施例4における前述の実施例2との構成上の相違点は、基準電圧を決定する電源がIC1(11)およびIC2(12)の外部に設けられている点である。なお、前述の実施例と同等の構成については、各実施例と同様の符号を付し、本実施例4における説明を省略する。
図9に基準電圧を決定する電源を、IC1(11)およびIC2(12)の外部に設けてある回路を表す。本実施例では、図9の構成におけるIC1(11)とIC2(12)との間におけるインターフェースのマージン検査を行う。
図9に示すように、IC1(11)は電圧を調整できる第一電源(13)とコンパレータ(71)からなる第一入力回路(14)とを備え、コンパレータ(71)の入力閾値は外部電源(91)を元に構成されている。また、IC2(12)は、電圧を調整できる第二電源(18)とCMOS回路(21)からなる第一出力回路(15)とを備えており、第一配線(19)でIC1(11)とIC2(12)とが接続されている。さらに、コンパレータ(71)の基準は、第一抵抗(72)と第二抵抗(73)で外部電源(91)を分圧することで得られる。
図10のフローチャートを用いて、図9の構成におけるマージン検査方法を説明する。まず、ステップS1001においてIC1(11)の第一電源(13)とIC2(12)の第二電源(18)と外部電源(91)の電源を入れる。ステップS1001に続くステップS1002では、第一電源(13)をコンパレータ(71)の同相電圧範囲を考慮した電圧V1に、第二電源(18)をIC2(12)の最小保証電圧V2Lに設定する。ステップS1002に続くステップS1003では、第一出力回路(15)の第一出力回路入力部(32)にHiレベル/Loレベルの検査信号を入れる。ステップS1003に続くステップS1004では、第一入力回路出力部(24)から出力された出力信号が検査信号と一致するかを条件に分岐判定を行う。出力信号と検査信号とが一致すると判定されたならステップS1005へ進む。ステップS1004に続くステップS1005では、第二電源(18)をIC2(12)の最大保証電圧V2Hに設定する。ステップS1005に続くステップS1006では、第一出力回路入力部(32)に検査信号を入れる。ステップS1006に続くステップS1007では、第一入力回路出力部(24)の出力信号と検査信号とが一致するかを条件に分岐判定を行う。出力信号と検査信号とが一致すると判定されたならステップS1008へ進む。
ステップS1007に続くステップS1008では、IC1(11)の第一入力回路(14)と、IC2(12)の第一出力回路(15)との間のインターフェースのマージンは十分であると判定し、検査結果を出力する。
一方、ステップS1004、ステップS1007において、出力信号と検査信号とが一致しないと判定されたなら、ステップS1009へ進む。ステップS1009では、IC1(11)の第一入力回路(14)と、IC2(12)の第一出力回路(15)との間のインターフェースのマージンが不足していると判定結果を出力する。
なお、図10のフローチャートにおける、ステップS1002とステップS1005における電圧設定については、順番を変えて行っても良い。
〔実施例5〕
図11を用いて実施例5について説明する。この実施例5における前述の実施例3との構成上の相違点は、本実施例ではIC2(12)の内の第一出力回路(15)に増幅素子(111)を備える点である。なお、前述の実施例と同等の構成については、各実施例と同様の符号を付し、本実施例5における説明を省略する。
図11に、ボード(10)に設置されたCMOS入力−アナログ出力回路からなる回路を表す。図11に示すように、IC1(11)が電圧を調整できる第一電源(13)とデジタル形式の第一入力回路(14)であるCMOS回路(21)とを備え、IC2(12)が電圧を調整できる第二電源(18)とアナログ形式の増幅素子(111)からなる回路を備えている。
この構成に対しても、実施例1で用いた方法と同様の方法で、IC1(11)の第一入力回路(14)と、IC2(12)の増幅素子(111)からなる回路との間のインターフェースのマージン検査を実施可能である。
〔実施例6〕
図12から図16を用いて実施例6について説明する。この実施例6における前述の実施例1との構成上の相違点は、本実施例ではIC1(11)の第一入力回路(14)内部のCMOS回路(21)がヒステリシス特性を持つ点である。なお、前述の実施例と同等の構成については、各実施例と同様の符号を付し、本実施例6における説明を省略する。
図12のフローチャートを用いて、図3の構成において第一入力回路(14)内部のCMOS回路(21)がヒステリシス特性を持つ場合のマージン検査の手順を示す。まず、ステップS1401にて、第一電源(13)と第二電源(18)とを入れる。ステップS1401に続くステップS1402では、第一電源(13)をIC1(11)の最小保証電圧V1Lに、第二電源(18)をIC2(12)の最大保証電圧V2Hに設定する。ステップS1402に続くステップS1403では、第一出力回路(15)の第一出力回路入力部(32)に対して、Hiレベル/Loレベルの検査信号を入れる。この検査信号は、第一出力回路出力部(31)から変動検査信号として出力され、配線(19)を通じて、第一入力回路入力部(25)へ入力される。ステップS1403に続くステップS1404では第一入力回路出力部(24)をモニタし、第一入力回路出力部(24)の出力信号が第一出力回路入力部(32)に入力した検査信号と一致するかを条件に分岐判定を行う。この分岐判定は、図13に示すように、第一電源(13)の電圧が低いためCMOS入力閾値が低く、第二電源(18)の電圧が高いため検査信号のLoレベルが高い場合でも、検査信号のLoレベルがLo側のCMOS入力閾値(151)以下であり、検査信号のHiレベルがHi側のCMOS入力閾値(152)以上であるかどうかを判定している。出力信号と検査信号とが一致すると判定されたならステップS1405へ進む。ステップS1405では第一電源(13)をIC1(11)の最小保証電圧V1Lに設定し、第二電源(18)をIC2(12)の最小保証電圧V2Lに設定する。ステップS1405に続くステップS1406では、第一出力回路入力部(32)に検査信号を入れる。ステップS1406に続くステップS1407では、第一入力回路出力部(24)の出力信号が検査信号と一致するかを条件に分岐判定を行う。この分岐判定は、図14に示すように、第一電源(13)の電圧が低いためCMOS入力閾値が低く、第二電源(18)の電圧が低いため検査信号のHiレベルが低い場合でも、検査信号のLoレベルがLo側のCMOS入力閾値(151)以下であり、検査信号のHiレベルがHi側のCMOS入力閾値(152)以上であるかどうかを判定している。出力信号と検査信号とが一致すると判定されたならステップS1408へ進む。ステップS1407に続くステップS1408では、第一電源(13)をIC1(11)の最大保証電圧V1Hに、第二電源(18)をIC2(12)の最小保証電圧V2Lに設定する。ステップS1408に続くステップS1409では、第一出力回路入力部(32)に検査信号を入れる。ステップS1409に続くステップS1410では、第一入力回路出力部(24)の出力信号が検査信号と一致するかを条件に分岐判定を行う。この分岐判定は、図15に示すように、第一電源(13)の電圧が高いためCMOS入力閾値が高く、第二電源(18)の電圧が低いため検査信号のHiレベルが低い場合でも、検査信号のLoレベルがLo側のCMOS入力閾値(151)以下であり、検査信号のHiレベルがHi側のCMOS入力閾値(152)以上であるかどうかを判定している。出力信号と検査信号とが一致すると判定されたならステップS1411へ進む。ステップS1410に続くステップS1411では、第一電源(13)をIC1(11)の最大保証電圧V1Hに、第二電源(18)をIC2(12)の最大保証電圧V2Hに設定する。ステップS1411に続くステップS1412では、第一出力回路入力部(32)に検査信号を入れる。ステップS1412に続くステップS1413では、第一入力回路出力部(24)の出力信号が検査信号と一致するかを条件に分岐判定を行う。この分岐判定は、図16に示すように、第一電源(13)の電圧が高いためCMOS入力閾値が高く、第二電源(18)の電圧が高いため検査信号のLoレベルが高い場合でも、検査信号のLoレベルがLo側のCMOS入力閾値(151)以下であり、検査信号のHiレベルがHi側のCMOS入力閾値(152)以上であるかどうかを判定している。出力信号と検査信号とが一致すると判定されたならステップS1414へ進む。ステップS1413に続くステップS1414では、IC1(11)とIC2(12)間のインターフェースのマージンは十分であると判定し、判定結果を出力する。
一方、ステップS1404、ステップS1407、ステップS1410、ステップS1413において、出力信号と検査信号とが一致しないと判定されたなら、ステップS1415へ進む。ステップS1415では、IC1(11)とIC2(12)間のインターフェースのマージンが不足していると判定結果を出力する。
なお、図12のフローチャート中の、ステップS1402、ステップS1405、ステップS1408、ステップS1411における電圧設定については、順番を変えて行っても良い。さらに、ステップS1402、ステップS1405、ステップS1408、ステップS1411において行った電圧設定について、保証電圧範囲に限らず電圧を変化させて第一入力回路出力部(24)をモニタすることでCMOS回路(21)の閾値を調べることができる。
本実施例で示したように、入力回路(14)またはおよび出力回路(15)がヒステリシス特性を持つ場合であっても、マージン検査を実施可能である。また、本検査方法は、後述の実施例7のように複数の入出力回路間の動作判定にも使用可能である。
〔実施例7〕
図17および図18を用いて実施例7について説明する。この実施例7における前述の各実施例との構成上の相違点は、本実施例ではIC1(11)およびIC2(12)の内部に備えられた複数の入力回路(14)(17)(121)(123)と複数の出力回路(15)(16)(122)(124)との間の各々の入力回路と出力回路間のマージン検査を同時に実施する点である。なお、前述の実施例と同等の構成については、各実施例と同様の符号を付し、本実施例7における説明を省略する。
図17は、複数の入力回路および出力回路を備えたIC1(11)とIC2(12)の回路構成図である。この図17に示すように、IC1(11)は、電圧を調整できる第一電源(13)と第一入力回路(14)、第三入力回路(121)、第四入力回路(123)と第二出力回路(16)とを備えている。IC2(12)は、電圧を調整できる第二電源(18)と第一出力回路(15)、第三出力回路(122)、第四出力回路(124)と第二入力回路(17)とを備えている。第一入力回路(14)と第一出力回路(15)とは第一配線(19)、第二入力回路(17)と第二出力回路(16)とは第二配線(20)、第三入力回路(121)と第三出力回路(122)とは第三配線(137)、第四入力回路(123)と第四出力回路(124)とは第四配線(138)によって接続されている。
図18のフローチャートを用いて、図17の回路におけるマージン検査の方法を説明する。まず、ステップS1301にて、第一電源(13)と第二電源(18)とを入れる。ステップS1301に続くステップS1302では、第一電源(13)をIC1(11)の最小保証電圧V1Lに、第二電源(18)をIC2(12)の最小保証電圧V2Lに設定する。ステップS1302に続くステップS1303では、第一出力回路(15)の第一出力回路入力部(32)、第二出力回路(16)の第二出力回路入力部(125)、第三出力回路(122)の第三出力回路入力部(132)、第四出力回路(124)の第四出力回路入力部(136)の各入力部に対してHiレベル/Loレベルの検査信号を入れる。ステップS1303に続くステップS1304では第一入力回路出力部(24)、第二入力回路出力部(128)、第三入力回路出力部(129)、第四入力回路出力部(133)をモニタし、4つの入力回路の出力部(24)(128)(129)(133)から出力された4つの出力信号が、4つの出力回路の入力部(31)(125)(132)(136)に入力した検査信号と一致するかを条件に分岐判定を行う。4つの入力回路の出力部(24)(128)(129)(133)から出力された出力信号と4つの出力回路の入力部(31)(125)(132)(136)に入力した検査信号とが一致すると判定されたならステップS1305へ進む。
ステップS1305では第一電源(13)をIC1(11)の最小保証電圧V1Lに設定し、第二電源(18)をIC2(12)の最大保証電圧V2Hに設定する。ステップS1305に続くステップS1306では、4つの出力回路の入力部(31)(125)(132)(136)に検査信号を入れる。ステップS1306に続くステップS1307では、4つの入力回路の出力部(24)(128)(129)(133)の出力信号が、4つの出力回路の入力部(31)(125)(132)(136)に入力した検査信号と一致するかを条件に分岐判定を行う。4つの入力回路の出力部(24)(128)(129)(133)の出力信号と4つの出力回路の入力部(31)(125)(132)(136)の検査信号とが一致すると判定されたならステップS1308へ進む。
ステップS1308では、第一電源(13)をIC1(11)の最大保証電圧V1Hに、第二電源(18)をIC2(12)の最小保証電圧V2Lに設定する。ステップS1308に続くステップS1309では、4つの出力回路の入力部(31)(125)(132)(136)に検査信号を入れる。ステップS1309に続くステップS1310では、4つの入力回路の出力部(24)(128)(129)(133)の出力信号が、4つの出力回路の入力部(31)(125)(132)(136)に入力した検査信号と一致するかを条件に分岐判定を行う。4つの入力回路の出力部(24)(128)(129)(133)の出力信号と4つの出力回路の入力部(31)(125)(132)(136)の検査信号とが一致すると判定されたならステップS1311へ進む。
ステップS1311では、第一電源(13)をIC1(11)の最大保証電圧V1Hに、第二電源(18)をIC2(12)の最大保証電圧V2Hに設定する。ステップS1311に続くステップS1312では、4つの出力回路の入力部(31)(125)(132)(136)に検査信号を入れる。ステップS1312に続くステップS1313では、4つの入力回路の出力部(24)(128)(129)(133)の出力信号が、4つの出力回路の入力部(31)(125)(132)(136)に入力した検査信号と一致するかを条件に分岐判定を行う。4つの入力回路の出力部(24)(128)(129)(133)の出力信号と4つの出力回路の入力部(31)(125)(132)(136)の検査信号が一致すると判定されたならステップS1314へ進む。ステップS1313に続くステップS1314では、IC1(11)とIC2(12)が備える4つの入力回路(14)(17)(121)(123)と4つの出力回路(15)(16)(122)(124)との間のインターフェースのマージンは十分であると判定し、判定結果を出力する。
一方、ステップS1304、ステップS1307、ステップS1310、ステップS1313において、4つの入力回路の出力部(24)(128)(129)(133)の出力信号と4つの出力回路の入力部(31)(125)(132)(136)の検査信号が一致しないと判定されたなら、ステップS1315へ進む。ステップS1315では、IC1(11)とIC2(12)が備える4つの入力回路(14)(17)(121)(123)と4つの出力回路(15)(16)(122)(124)との間のいずれか1つ以上のマージンが不足していると判定し、判定結果を出力する。
本実施例で示したように、図17に示すIC間の接続に見られる一般的な回路構成に対しても、第一電源(13)および第二電源(18)を調整することで、一度に複数の入出力回路間の動作判定、すなわちマージン検査を実施可能である。
なお、図18に示したフローチャートにおいて、ステップS1302、ステップS1305、ステップS1308、ステップS1311は、順番を変えて行っても良い。さらに、ステップS1302、ステップS1305、ステップS1308、ステップS1311の電圧設定において、保証電圧範囲に限らず電圧を変化させてCMOSによる入力回路(14)(17)(121)(123)の各出力部(24)(128)(129)(133)をモニタすることでCMOSの閾値を調べることもできる。
〔その他の実施例〕
前述の各実施例の判定条件において、検査信号と出力信号とが一致した場合に、電子回路間のマージンが確保されていると判定したが、判定条件はこれに限定されない。例えば、片方の電子回路に反転回路を組み込んだ場合、例えば検査信号がHiであるなら出力信号はLoである、といったように検査信号と出力信号とが逆の値を取ることを判定条件としてもよい。
前述の各実施例では、各電子回路に接続された電源電圧を各々に変化させていたが、全電源を変化させなくとも良い。例えば、図3の構成において、第一電源(13)のみの電源電圧を調整した場合、第一入力回路(14)の閾値変動幅を調べることができる。
前述の各実施例では、電子回路間に入力部または出力部を設けたが、パッドや端子を設けても良いし、直接配線を行っても良い。
前述の各実施例において、入力回路と出力回路との間のマージンを判定する際に、検査結果は入出力回路間の全マージンが確保されているか否かのみであったが、これを第一電源(13)の電圧と第二電源(18)の電圧毎に場合分けして出力しても良い。例えば、図4のステップS404の条件判定結果が、検査信号と出力信号とが一致しない、と判定された場合、第一電源(13)を最小保証電圧V1Lに設定し、第二電源(18)を最小保証電圧V2Lに設定した場合にマージンが不足する、と出力しても良い。
なお、これらの実施形態は例示的に示すもので、本発明はこれらの形態に限定されるものではない。本発明は、請求項の記載に基づく技術的範囲を逸脱しない限り、さまざまの回路構成で実現することができる。
発明を実施するための最良の形態において用いられるボード上の回路構成例である。 発明を実施するための最良の形態において用いられる回路例である。 実施例1において用いられるボード上の回路構成である。 実施例1において用いられる検査方法の流れを表すフローチャートである。 実施例1において用いられる第一電源(13)の電圧が低く、第二電源(18)の電圧が高い場合のマージン検査領域を表す図である。 実施例1において用いられる第一電源(13)の電圧が高く、第二電源(18)の電圧が低い場合のマージン検査領域を表す図である。 実施例2において用いられるボード上の回路構成である。 実施例3において用いられるボード上の回路構成である。 実施例4において用いられるボード上の回路構成である。 実施例4において用いられる検査方法の流れを表すフローチャートである。 実施例5において用いられるボード上の回路構成である。 実施例6において用いられる検査方法の流れを表すフローチャートである。 実施例6において用いられる第一電源(13)の電圧が低く、第二電源(18)の電圧が高い場合のマージン検査領域を表す図である。 実施例6において用いられる第一電源(13)の電圧が低く、第二電源(18)の電圧が低い場合のマージン検査領域を表す図である。 実施例6において用いられる第一電源(13)の電圧が高く、第二電源(18)の電圧が低い場合のマージン検査領域を表す図である。 実施例6において用いられる第一電源(13)の電圧が高く、第二電源(18)の電圧が高い場合のマージン検査領域を表す図である。 実施例7において用いられるボード上の回路構成である。 実施例7において用いられる検査方法の流れを表すフローチャートである。
符号の説明
10 ボード
11 IC1
12 IC2
13 第一電源
14 第一入力回路
15 第一出力回路
16 第二出力回路
17 第二入力回路
18 第一電源
19 第一配線
21 CMOS回路
22 p−MOS
23 n−MOS
24 第一入力回路出力部
25 第一入力回路入力部
31 第一出力回路出力部
32 第一出力回路入力部
51 閾値
71 コンパレータ
72 第一抵抗
73 第二抵抗
91 外部電源
111 増幅素子
121 第三入力回路
122 第三出力回路
123 第四入力回路
124 第四出力回路
125 第二出力回路入力部
126 第二出力回路出力部
127 第二入力回路入力部
128 第二入力回路出力部
129 第三入力回路出力部
130 第三入力回路入力部
131 第三出力回路出力部
132 第三出力回路入力部
133 第四入力回路出力部
134 第四入力回路入力部
135 第四出力回路出力部
136 第四出力回路入力部
137 第三配線
138 第四配線
151 Lo側閾値
152 Hi側閾値

Claims (8)

  1. ボード上に構成され第一電気信号を入出力する第一電子回路(11)と、
    前記ボード上に構成され、前記第一電子回路(11)と電気的に接続し、第二電気信号を入出力する第二電子回路(12)と、
    検査信号を入力する信号生成手段と、
    前記第一電子回路(11)の出力と前記第二電子回路(12)の入力とを比較し、前記第一電子回路(11)またはおよび前記第二電子回路(12)の状態を検査結果として出力するマージン検査手段とからなり、
    前記第一電子回路(11)は、前記第二電子回路(12)からの信号を入力される入力回路(14)と、前記マージン検査手段に信号を出力信号として出力する出力部(24)を備えるとともに、出力電圧を変更可能な第一電源(13)に接続され、
    前記第二電子回路(12)は、前記信号生成手段から前記検査信号を入力される入力部(32)と、前記第一電子回路(11)へ信号を出力する出力回路(15)とを備えるものであり、
    前記マージン検査手段による検査は、前記第一電源(13)の電圧を変更する第一工程と、
    前記第一工程の後に、前記入力部(32)および前記マージン検査手段へ前記検査信号を入力する第二工程と、
    前記第二工程の後に、前記出力部(24)より出力される前記出力信号を前記マージン検査手段に入力する第三工程と、
    前記第三工程の後に、前記マージン検査手段において前記出力信号と前記検査信号とを比較し、比較の結果に基づいて前記検査結果を出力する第四工程とを有することを特徴とする検査方法。
  2. 前記第二電子回路(12)は、出力電圧を変更可能な第二電源(18)に接続されており、
    前記第一工程において、前記第一電源(13)に加え、前記第二電源(18)の電圧を変更することを特徴とする請求項1に記載の検査方法。
  3. 前記第一電源(13)およびまたは前記第二電源(18)の電圧は、最大保証電圧と最小保証電圧との間で変更されることを特徴とする請求項1から請求項2のいずれかに記載の検査方法。
  4. 前記マージン検査手段は、前記入力部(32)に入力した前記検査信号と前記出力部(24)が出力した前記出力信号とが所定の関係である場合に、前記検査結果をマージンが十分であると出力するものであり、
    前記第一電源(13)および前記第二電源(18)をともに前記最大保証電圧に設定した場合に、前記入力部(32)に入力した前記検査信号と前記出力部(24)が出力した前記出力信号とが前記所定の関係であるならば、前記第一電子回路(11)と前記第二電子回路(12)との間のマージンが十分であると前記検査結果を出力することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の検査方法。
  5. 前記マージン検査手段は、前記入力部(32)に入力した前記検査信号と前記出力部(24)が出力した前記出力信号とが所定の関係である場合に、前記検査結果をマージンが十分であると出力するものであり、
    前記第一電源(13)および前記第二電源(18)をともに前記最小保証電圧に設定した場合に、前記入力部(32)に入力した前記検査信号と前記出力部(24)が出力した前記出力信号とが前記所定の関係であるならば、前記第一電子回路(11)と前記第二電子回路(12)との間のマージンが十分であると前記検査結果を出力することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の検査方法。
  6. 前記マージン検査手段は、前記入力部(32)に入力した前記検査信号と前記出力部(24)が出力した前記出力信号とが所定の関係である場合に、前記検査結果をマージンが十分であると出力するものであり、
    前記第一電源(13)を前記最大保証電圧に設定し、前記第二電源(18)を前記最小保証電圧に設定した場合に、前記入力部(32)に入力した前記検査信号と前記出力部(24)が出力した前記出力信号とが前記所定の関係であるならば、前記第一電子回路(11)と前記第二電子回路(12)との間のマージンが十分であると前記検査結果を出力することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の検査方法。
  7. 前記マージン検査手段は、前記入力部(32)に入力した前記検査信号と前記出力部(24)が出力した前記出力信号とが所定の関係である場合に、前記検査結果をマージンが十分であると出力するものであり、
    前記第一電源(13)を前記最小保証電圧に設定し、前記第二電源(18)を前記最大保証電圧に設定した場合に、前記入力部(32)に入力した前記検査信号と前記出力部(24)が出力した前記出力信号とが前記所定の関係であるならば、前記第一電子回路(11)と前記第二電子回路(12)との間のマージンが十分であると前記検査結果を出力することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の検査方法。
  8. 前記第一電子回路(11)は、前記第一電源(13)に接続される前記入力回路(14)および前記出力回路(15)を複数備え、
    前記第二電子回路(12)は、前記第二電源(18)に接続される前記入力回路(14)および前記出力回路(15)を複数備え、
    前記マージン検査手段は、前記第一電子回路(11)の前記検査信号と前記第二電子回路(12)の前記出力信号とを比較し、またはおよび、前記第一電子回路(11)の前記出力信号と前記第二電子回路(12)の前記検査信号とを比較することで、前記検査結果を出力することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の検査方法。
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