JPH0572260A - 半導体集積回路の静的消費電流測定方法 - Google Patents

半導体集積回路の静的消費電流測定方法

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JPH0572260A
JPH0572260A JP3267077A JP26707791A JPH0572260A JP H0572260 A JPH0572260 A JP H0572260A JP 3267077 A JP3267077 A JP 3267077A JP 26707791 A JP26707791 A JP 26707791A JP H0572260 A JPH0572260 A JP H0572260A
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JP
Japan
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power supply
level
type transistor
supply voltage
integrated circuit
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JP3267077A
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Shinjirou Inahata
稲畑深二郎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体集積回路の静的消費電流を測定する。 【構成】 N型トランジスタでプルアップされた内部の
ノードを有しP型トランジスタとN型トランジスタとか
ら成るCMOS型半導体集積回路の静的消費電流の測定
を、このCMOS型半導体集積回路に第一の電源電圧を
印加した後第二の電源電圧を印加し、この第二の電源電
圧の値が前記第一の電源電圧からこの第二の電源電圧に
まで電源電圧を下げたときの前記N型トランジスタでプ
ルアップされたノードの電圧よりも小さく、かつ前記P
型トランジスタの閾値電圧の絶対値とN型トランジスタ
の閾値電圧の和よりも大であって、前記第二の電源電圧
が印加されているとき測定する。 【効果】 P型トランジスタ1の貫通電流をなくすこと
ができ、該集積回路の内部のトランジスタの欠陥などに
よるリーク電流を検出できる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路の測定
方法に関し、とくにCMOS型半導体集積回路の静的消
費電流の測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】静的消費電流(以下「スタンバイカレン
ト」という)とはCMOS回路の入力を正極電源電圧レ
ベルまたは負極電源電圧レベルに固定した状態におい
て、このCMOS回路の内部を通って正極電源側から負
極電源側に流れ込む電源電流である。例えばCMOS型
集積回路装置の検査においては、このスタンバイカレン
トの測定値が所定値以下であるかどうかを判定すること
により、集積回路内部でカットオフになっているP型ま
たはN型トランジスタの欠陥によるリーク電流の有無を
をテストし不良品を取り除くことができる。
【0003】従来のスタンバイカレント測定方法として
は、JIS C7312信頼性保証相補形MOSディジ
タル半導体集積回路、JISハンドブック 電子198
3、p1855、日本規格協会発行の静的消費電流の項
に記載されているように、CMOS回路の入力レベルを
正極電源電圧レベル、または負極電源電圧レベルに固定
した状態で、電源から流れ出る電流を測定する方法があ
る。
【0004】いまP型トランジスタで回路内部のノード
を正極電源電圧レベルにプルアップし、N型トランジス
タで回路内部のノードを負極電源電圧レベルにしたCM
OS回路を「完全CMOS回路」とよぶ。
【0005】従来のスタンバイカレント測定方法を、こ
の完全CMOS回路で構成した2入力NAND回路を用
いて説明する(図4)。1−1、1−2はP型トランジ
スタ、2−1、2−2はN型トランジスタ、3−1、3
−2はNAND回路の入力、4はスタンバイカレントを
測定するための電流計、5はこの回路を流れるスタンバ
イカレント、6は正極電源、7は負極電源、8はNAN
D回路の出力を表している。ここで、正極電源6に正極
電源電圧レベル(通常5V程度)をかけ、次にNAND
回路の入力3−1、3−2を正極電源電圧レベル、また
は負極電源電圧レベルに固定した状態で、電流計4によ
りスタンバイカレント5を測定する。
【0006】NAND回路の入力3−1、3−2のどち
らかが負極電源電圧レベルに固定されている状態では、
N型トランジスタ2−1、2−2のうち、負極電源電圧
レベルに固定されている入力に接続されているN型トラ
ンジスタがカットオフになり、このNAND回路を通し
て正極電源6から負極電源7に流れ込む電流はN型トラ
ンジスタのドレイン−ソース間のリーク電流に相当する
微小な値となる。またNAND回路の入力3−1、3−
2が両方共正極電源電圧レベルの時も、P型トランジス
タ1−1、1−2が両方共カットオフになり、このNA
ND回路を通して正極電源6から負極電源7に流れ込む
電流はP型トランジスタのソース−ドレイン間のリーク
電流に相当する微小な値となる。
【0007】従って、完全CMOS回路で構成した2入
力NAND回路では、入力が正極電源電圧レベルか負極
電源電圧レベルかによらず、スタンバイカレントの値は
微小なものとなる。2入力NAND回路に限らず、完全
CMOS回路構成では、入力を正極電源電圧レベル、ま
たは負極電源電圧レベルに固定した時に正極電源から負
極電源に流れ込むスタンバイカレントの値は微小なもの
となる。
【0008】ここで完全CMOS回路中でカットオフに
なるP型またはN型トランジスタのうち、どれか1つ
に、欠陥等の原因でリーク電流が発生した場合、正極電
源から負極電源に、このトランジスタを通ってリーク電
流が流れるので、電流計4によって測定されるスタンバ
イカレント5の値はこのリーク電流分だけ増加すること
となる。このリーク電流による増加分は、スタンバイカ
レントの値自体が微小であるため、容易に検出され、内
部のトランジスタに欠陥のある不良集積回路を取り除く
ためのテストに使うことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のスタン
バイカレントの測定方法においては、N型トラシスタで
内部のノードをプルアップしたため、ノードが正、負各
々の電源電圧と等しくならずに両電極の中間レベルとな
る場合には、スタンバイカレントは完全CMOS回路の
場合のように微小ではない。このために、前述したスタ
ンバイカレントの測定法による欠陥トランジスタの除去
ができなくなるといった問題が発生する。
【0010】この問題点を図2を用いて説明する。図2
の回路においては、11は内部ノード10を中間レベル
にするためのプルアップ用N型トランジスタである。内
部ノード10は、さらにP型トランジスタ1とN型トラ
ンジスタ2−2で構成される完全CMOS型インバータ
の入力に接続されている。また、この回路では、プルア
ップ用N型トランジスタ11に接続されている入力3−
1とN型トランジスタ2−1に接続されている入力3−
2は、いずれか一方のトランジスタがカットオフするよ
うに、両方とも同時には正極電源電圧レベルになること
はないものとする。すなわち、プルアップ用N型トラン
ジスタ11、N型トランジスタ2−1のどちらかがオン
になっているものとする。
【0011】次に、スタンバイカレント測定時に、入力
3−1が正極電源電圧レベルに固定され、プルアップ用
N型トランジスタ11がオンになっている場合について
説明する。この場合には、内部ノード10は、プルアッ
プ用N型トランジスタ11によって中間レベルに引き上
げられる。この時、内部ノード10が正極電源電圧レベ
ルからN型トランジスタの閾値電圧を引いたレベル以上
に上がると仮定すれば、プルアップ用N型トランジスタ
11のゲート入力3−1の電位と内部ノード10の電位
との差がN型トランジスタの閾値電圧よりも小さくなっ
てしまい、プルアップ用N型トランジスタ11はカット
オフしてしまう。このN型トランジスタの性質により、
内部ノード10は正極電源電圧レベルからN型トランジ
スタの閾値電圧を引いたレベル以上には上がらなくなっ
てしまう。
【0012】正極電源、入力3−1、3−2、内部ノー
ド10について、タイムチャートを用いて説明する(図
5)。まず、電源がオンになり、回路に正極電源電圧レ
ベルが印加される。次に、外部から入力レベルが印加さ
れ、正極電源電圧レベル、または負極電源電圧レベルに
固定される。このことにより、図2に示した回路の入力
3−1、3−2も正極電源電圧レベル、または負極電源
電圧レベルに固定される。ここでは、入力3−1が正極
電源電圧レベル、入力3−2が負極電源電圧レベルとな
ると仮定する。さらに内部ノード10は、プルアップ用
N型トランジスタ11により、中間レベルに引き上げら
れるが、上述した理由により、正極電源電圧レベルから
N型トランジスタの閾値電圧を引いたレベル以上には上
がらない。
【0013】このため、P型トランジスタ1のゲートの
電位はソースの電位よりもN型トランジスタの閾値電圧
分低くなる。一方、一般にCMOS回路では、P型トラ
ンジスタの閾値電圧とN型トランジスタの閾値電圧はそ
の絶対値がほぼ等しいため、N型トランジスタの基板バ
イアス効果も考慮すると、P型トランジスタ1のゲート
とソースの電位差はP型トランジスタの閾値電圧より大
きい値となる。
【0014】従って、P型トランジスタ1は完全にはカ
ットオフとならず、このトランジスタを通って正極電源
から負極電源に貫通電流が流れるために、スタンバイカ
レント5は完全CMOS回路の場合のように微小な値と
はならない。一方、トランジスタの欠陥によるリーク電
流は、通常この貫通電流に比べてかなり小さいために検
出することができなくなる。
【0015】そこで、本発明は、N型トラシスタで内部
のノードをプルアップし、電圧が正極電源電圧まで上が
ることのないノードを内部に含んだ回路に対しても、ト
ランジスタの欠陥によるリーク電流を検出できるように
することスタンバイカレントの測定方法を提供すること
を課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は半導体集
積回路の電源端子に所定の電源電圧を印加するとともに
入力端子を規定の電圧に保ち、このとき前記電源端子か
らこの半導体集積回路に流れ込む電流を測定する半導体
集積回路の静的消費電流測定方法において、前記半導体
集積回路がN型トランジスタでプルアップされた内部の
ノードを有しP型トランジスタとN型トランジスタとか
ら成るCMOS型半導体集積回路であって、このCMO
S型半導体集積回路に第一の電源電圧を印加した後第二
の電源電圧を印加し、この第二の電源電圧の値が前記第
一の電源電圧からこの第二の電源電圧にまで電源電圧を
下げたときの前記N型トランジスタでプルアップされた
ノードの電圧よりも小さく、かつ前記P型トランジスタ
の閾値電圧の絶対値とN型トランジスタの閾値電圧の和
よりも大であって、前記第二の電源電圧が印加されてい
るときに前記電源端子から前記半導体集積回路に流れ込
む電流を測定することにより課題を解決する。
【0017】
【作用】本発明においては、被測定CMOS型半導体集
積回路に第一の電源電圧を印加した後、電源電圧を第二
の電源電圧まで下げる。このように電源電圧を下げてい
くときには、最初に第一の電源電圧を印加した時のN型
トランジスタでプルアップされた内部のノードの電位の
下がりかたは、電源電圧の下がりかたよりも緩やかであ
ることを利用し、第一の電源電圧を印加した時には電源
電圧よりも低いところにあるN型トランジスタでプルア
ップされた内部のノードの電位を、十分に電源電圧を下
げることにより、電源電圧以上にまで持っていき、回路
の貫通電流をなくすことができる。この条件を満たすた
めに、第一の電源電圧と第二の電源電圧の間には次の関
係がある。
【0018】この第二の電源電圧の値が前記第一の電源
電圧からこの第二の電源電圧にまで電源電圧を下げたと
きの前記N型トランジスタでプルアップされたノードの
電圧よりも小さく、このノードの電圧が第二の電源電圧
以上になって、回路に貫通電流が流れなくなること、か
つ前記P型トランジスタの閾値電圧の絶対値とN型トラ
ンジスタの閾値電圧の和よりも大であって、電源電圧を
第二の電源電圧に下げた後で測定を行っても、電源電圧
がトランジスタの欠陥を見つけられるだけの大きさを持
っていることである。
【0019】そして前記第二の電源電圧が印加されてい
るときに前記電源端子から前記半導体集積回路に流れ込
む電流を測定することにより、この半導体集積回路内部
のP型トランジスタの貫通電流をなくし、スタンバイカ
レントの測定値を微小なものとすることができ、CMO
S回路内部の欠陥トランジスタによるリーク電流が検出
できる
【0020】
【実施例】
(実施例1)本発明方法を、図2の回路に適用した場合
について説明する。内部ノード10と正極電源6、およ
び負極電源7との間には、プルアップ用N型トランジス
タ11、N型トランジスタ2−1のミラー容量とジャン
クション容量、およびP型トランジスタ1、N型トラン
ジスタ2−2のゲート容量から成る寄生容量12、13
が存在する。また、最初に正極電源6として設定する電
圧レベルをVDDIとして、またスタンバイカレントを
測定する時の正極電源6の電圧レベルをVDDMとす
る。
【0021】また、スタンバイカレントを測定する時に
は、入力3−1が正極電源電圧レベルに固定されてお
り、図2のプルアップ用N型トランジスタ11、および
図3のトランスファ用N型トランジスタ14がオンにな
っているものとする。また当該集積回路の外部への出力
端子はオープンにした状態とする。
【0022】正極電源、当該集積回路に外部から入力さ
れる入力レベル、入力3−1、3−2、内部ノード10
のタイムチャート(図1)を用い実施例を説明する。
【0023】まず、正極電源電圧を印加し、正極電源電
圧のレベルをVDDIレベルまで上げる。
【0024】次いで、該集積回路の入力端子のレベルを
VDDIレベルまたは負極電源電圧レベルに固定する。
このことにより、該集積回路の内部の完全CMOS回路
のノードは全てVDDIレベルまたは負極電源電圧レベ
ルに固定され、さらにプルアップ用N型トランジスタ1
1はオンになる。このことにより、内部ノード10は、
従来の方法による測定の時と同様に、VDDIレベルよ
りN型トランジスタの閾値電圧分だけ低いレベルに固定
される。
【0025】次に、該集積回路の入力端子、正極電源の
順番でそのレベルをVDDMレベルにまで下げる。この
ことにより、該集積回路の内部の完全CMOS回路のノ
ードのうち、正極電源電圧レベルに固定されていたもの
はそのレベルをVDDMレベルにまで下げる。また、内
部ノード10に関しては、プルアップ用N型トランジス
タ11のゲートとソースの間の電位差がN型トランジス
タの閾値電圧よりも小さくなるので、プルアップ用N型
トランジスタ11はカットオフした状態となり、内部ノ
ード10はどのトランジスタからもドライブされていな
い状態となる。
【0026】このため、正極電源電圧のレベルがVDD
Iレベルであった時に寄生容量13に蓄積されていた電
荷を保存する条件で内部ノード10のレベルは下がって
いく。この時、内部ノード10のレベルの低下量は、寄
生容量12と13により電荷分配があるために、正極電
源および内部の完全CMOS回路のノードのレベルの低
下量よりも小さくなる。
【0027】従って、最初に正極電源に印加するVDD
Iレベルを十分高くとることによって、正極電源電圧レ
ベルをVDDMレベルに変化させた後の内部ノード10
のレベルを、正極電源電圧および内部の完全CMOS回
路のノードの電圧レベルよりも高くすることができる。
【0028】このことにより、P型トランジスタ1のゲ
ートとソース間の電位差をP型トランジスタの閾値電圧
よりも十分大きくして、P型トランジスタ1を完全にカ
ットオフすることができる。従って、従来流れていたP
型トランジスタ1の貫通電流をなくすことができ、該集
積回路のスタンバイカレントの測定値を微小なものとす
ることが可能となり、該集積回路の内部のトランジスタ
の欠陥などによるリーク電流が検出できるようになるも
のである。
【0029】(実施例2)次に、他の完全CMOS回路
を含むCMOS型集積回路に本発明を適用した場合につ
いて説明をおこなう。正極電源、当該集積回路に外部か
ら入力される入力レベル、入力3−1、3−2、内部ノ
ード10のタイムチャートは図1と同様である。
【0030】図3の回路において、15は入力3−2か
らの入力信号を受けて内部ノード10−1に出力する完
全CMOS型インバータ、14は完全CMOS型インバ
ータ15の出力を内部ノード10−2に伝達するための
トランスファ用N型トランジスタである。トランスファ
用N型トランジスタ14は、入力3−1からの入力信号
により、オン、オフを制御される。内部ノード10−2
は、さらにP型トランジスタ1とN型トランジスタ2で
構成される完全CMOS型インバータの入力に接続され
ている。
【0031】第一の実施例と同様に、該集積回路の外部
への出力端子はオープンにした状態で正極電源を印加し
て、正極電源電圧のレベルをVDDIレベルまで上げ
る。
【0032】その後、該集積回路の入力端子のレベルを
VDDIレベルまたは負極電源電圧レベルに固定する。
このことにより、該集積回路の内部の完全CMOS回路
のノードは全てVDDIレベルまたは負極電源電圧レベ
ルに固定される。またこのとき、前述したように図3の
トランスファ用N型トランジスタ14はオンになってお
り、さらに内部ノード10−1は完全CMOS型インバ
ータ15により正極電源電圧レベルに固定されているも
のと仮定する。このことにより、図3の回路の内部ノー
ド10−2は、VDDIレベルよりN型トランジスタの
閾値電圧分だけ低いレベルに固定される。
【0033】次に、該集積回路の入力端子、正極電源の
順番でそのレベルをVDDMレベルにまで下げる。この
ことにより、該集積回路の内部の完全CMOS回路のノ
ードのうち、正極電源電圧レベルに固定されていたもの
はそのレベルをVDDMレベルにまで下げる。またこの
とき、トランスファ用N型トランジスタ14のドレイン
に接続されている完全CMOS型インバータ15の出力
は、正極電源電圧レベル側に維持されたまま、そのレベ
ルをVDDMレベルにまで下げる。また、内部ノード1
0−2に関しては、トランスファ用N型トランジスタ1
4のゲートとソースの間の電位差がN型トランジスタの
閾値電圧よりも小さくなるので、トランスファ用N型ト
ランジスタ14はカットオフした状態となり、内部ノー
ド10−2はドライブされていない状態となる。
【0034】このため、正極電源のレベルがVDDIレ
ベルであった時に寄生容量13に蓄積されていた電荷を
保存する条件で内部ノード10のレベルは下がってい
き、その低下量は、寄生容量12と13により電荷分配
があるために、正極電源電圧および内部の完全CMOS
回路のノードのレベルの低下量よりも小さくなる。この
ために、最初に正極電源に印加するVDDIレベルを十
分高くとることによって、正極電源電圧レベルをVDD
Mレベルに変化させた後の内部ノード10−2のレベル
を、正極電源および内部の完全CMOS回路のノードの
レベルよりも高くすることができる。
【0035】このことにより、P型トランジスタ1のゲ
ートとソース間の電位差をP型トランジスタの閾値電圧
よりも十分高くして、P型トランジスタ1を完全にカッ
トオフにすることができる。従って、第一の実施例と同
様に、従来流れていたP型トランジスタ1の貫通電流を
なくすことができ、該集積回路の内部のトランジスタの
欠陥などによるリーク電流を検出できるようにすること
ができるものである。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ス
タンバイカレント測定時のCMOS回路の正極電源電圧
および入力のレベルを、一旦スタンバイカレントを測定
する時の正極電源電圧レベルよりも高いレベルにまで上
げて、その後にスタンバイカレントを測定する時の正極
電源電圧レベルにまで下げるようにすることにより、内
部ノードを中間レベルにするためのN型トランジスタに
よってつくられる中間レベルを正極電源電圧レベルある
いはそれ以上にするようにしたので、従来発生していた
P型トランジスタの貫通電流をなくし、スタンバイカレ
ントの測定値を微小なものとすることができ、CMOS
回路内部の欠陥トランジスタによるリーク電流が検出で
きるようになるという効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のタイムチャート
【図2】本発明の第一の実施例を従来の方法と比較して
説明するための回路図
【図3】本発明の第二の実施例を説明するための回路図
【図4】従来の方法を説明するための回路図
【図5】従来の方法を説明するためのタイムチャート
【符号の説明】
1−1、1−2 …… P型トランジスタ 2−1、2−2 …… N型トランジスタ 3−1、3−2 …… 回路の入力 4 …… 電流計 5 …… 回路を流れるスタンバイカレン
ト 6 …… 正極電源 7 …… 負極電源 8 …… 回路の出力 9−1、9−2、9−3、9−4 …… 完全CM
OS回路 10、10−1、10−2、10−3 …… 内部ノー
ド 11 …… プルアップ用N型トランジスタ 12 …… 正極電源と内部ノード間に存在
する寄生容量 13 …… 負極電源と内部ノード間に存在
する寄生容量 14 …… トランスファ用N型トランジス
タ 15 …… 完全CMOS型インバータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体集積回路の電源端子に所定の電源電
    圧を印加するとともに入力端子を規定の電圧に保ち、こ
    のとき前記電源端子からこの半導体集積回路に流れ込む
    電流を測定する半導体集積回路の静的消費電流測定方法
    において、前記半導体集積回路がN型トランジスタでプ
    ルアップされた内部のノードを有しP型トランジスタと
    N型トランジスタとから成るCMOS型半導体集積回路
    であって、このCMOS型半導体集積回路に第一の電源
    電圧を印加した後第二の電源電圧を印加し、この第二の
    電源電圧の値が前記第一の電源電圧からこの第二の電源
    電圧にまで電源電圧を下げたときの前記N型トランジス
    タでプルアップされたノードの電圧よりも小さく、かつ
    前記P型トランジスタの閾値電圧の絶対値とN型トラン
    ジスタの閾値電圧の和よりも大であって、前記第二の電
    源電圧が印加されているときに前記電源端子から前記半
    導体集積回路に流れ込む電流を測定することを特徴とす
    る半導体集積回路の静的消費電流測定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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