JP2006327138A - 光プリンタヘッド及びそれを用いた光プリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明の目的は、LEDアレイチップをプリント基板に接着する接着剤がLEDアレイチップの表面にしみ出ないようにして、安定した発光が維持できる光プリンタヘッドを提供することにある。
【解決手段】
プリント基板1表面に、発光ダイオード素子アレイチップ4を、接着剤6を介して複数個直線状に配置されるように接着固定してなる光プリンタヘッドにおいて、前記隣接しあう発光ダイオード素子アレイチップ4、4の間に対応するプリント基板1表面に、基板表面から凹んだ凹部8を形成した。また、この凹部8は、基板1の表面に形成される表面保護膜3の非形成領域である開口部8にて形成される。
【選択図】 図1

Description

本発明はプリンタ、複写機などの光プリンタの露光光源として用いられるLED(発光ダイオード)アレイチップを複数配列した光プリンタヘッド及びそれを用いた光プリンタに関するものである。
プリンタ、複写機などの光プリンタの光源(露光手段)として、発光ダイオード(LED)や半導体レーザなどが用いられている。特に、LEDを用いた光プリンタヘッドは、レーザビームヘッドと異なり、機械的可動部がなく、光プリンタの小形化及び耐久性の向上が図れる利点を有している。
上記光プリンタヘッドは、図5に示す。図5において、1はプリント基板であり、4(41・・・4n)は、LEDアレイチップである。
プリント基板1上には、LEDアレイチップ4(41・・・4n)及び駆動用IC5が搭載されており、また、プリント基板1の表面には、LEDアレイチップ4(41・・・4n)及び駆動用IC5を実装するため、また、これらのチップ4(41・・・4n)や駆動用IC5に所定信号や電源を供給する配線パターン2が形成されている。
このようなLEDアレイチップ4(41・・・4n)は、配線パターン2の1つであるダイボンディングパターン上に、たとえば接着剤7を介して接合・実装され、各LEDアレイチップ4(41・・・4n)は、配線パターン2の1つであるボンディング用電極バッドにボンディングワイヤ6を用いて接続していた。
尚、駆動用IC5は、所定配線パターン2の1つであるフリップチップ接続用パッドに接続するようにフリップチップ接合されていた。
ここで、1つのLEDアレイチップ3には、複数の発光ダイオード素子が形成されており、複数のLEDアレイチップ4(41・・・4n)を直線状に配列した時には、各複数のLEDアレイチップ41・・・4nの境界部分の間隔が、1つのLEDアレイチップ4(41・・・4n)の発光ダイオード素子の間隔と実質的に同一にする必要がある。即ち、LEDアレイチップ4(41・・・4n)をプリント基板1に実装するにあたり、隣接しあうLEDアレイチップたとえば41と42との間隔を微小間隔X(たとえば〜0.01mm)に制御しなくてはならない。
従来、隣接あうLEDアレイチップたとえば41と42は微小間隔Xを維持して、プリント基板1とLEDアレイチップ4(41・・・4n)とを接着剤7を接着固定していた。この時、接着剤7は、LEDアレイチップ4(41・・・4n)とプリント基板1との間で配列方向とそれと直交する方向に広がる。特にLEDアレイチップ4(41・・・4n)の配列方向に広がった余剰接着剤は、LEDアレイチップ41と42との間の微小間隔Xに毛細管現象などにより表面側にしみ出だすという問題があった。図5には、そのしみ出た余剰接着剤を符号7bで示しており、LEDアレイチップ4(41・・・4n)の配列方向と直交する方向に広がる余剰接着剤を図では省略している。
そして、このように、LEDアレイチップ4(41・・・4n)の表面にしみ出す余剰接着剤7bを解決するためのいくつかの手段が提案されている。
たとえば隣接しあうLEDアレイチップ4(41・・・4n)の境界分の近傍に形成した配線パターン2の形状を見直し、たとえばLEDアレイチップ4(41・・・4n)の配列方向と直交する方向に延出部パターンを設け、LEDアレイチップ4(41・・・4n)の表面側にしみ出る余剰接着剤7bを、この延出部パターン上に導くようにしていた(特開平7−147430号公報)。
また、図6に示すように、LEDアレイチップ4(41・・・4n)の境界領域に相当するプリント基板1に、基板の厚み方向を貫く貫通孔9を形成し、この貫通孔9に余剰接着剤(表面にしみ出さない余剰接着剤)7aを逃がし、LEDアレイチップ4(41・・・4n)の表面にしみ出る余剰接着剤を抑制していた(特開平8−88409号)。
特開平7−147430号公報(図1) 特開平8−88409号公報(図1)
しかしながら、特許文献1にて提案された光プリンタヘッドでは、配線パターン2の形状が、LEDアレイチップ4(41・・・4n)の配列方向である長手方向と直交する方向の寸法が大きくなってしま意、その結果、プリント基板1が大型化してしまう。
また、接着剤が配線パターンの延出部に意図して押し出されるかは、配線パターンと接着剤との濡れ性に大きく左右されることになり、意図したとおりに押し出されなかった場合には、LEDアレイチップ4の表面に余剰接着剤がしみ出たり、他の配線パターン間で短絡などの問題が発生してしまうことになる。
また、特許文献2にて提案された光プリンタヘッドでは、基板の厚み方向に貫通孔9を形成する必要があり、基板1の貫通孔9の加工精度が要求され、また、基板1の強度が大きく低下してしまうという問題があった。
また、根本的に接着剤7の塗布位置を制御して、たとえばLEDアレイチップ4(41・・・4n)の端部において接着剤7が塗布されない領域を形成することも考えられる。しかし、LEDアレイチップ4(41・・・4n)と所定配線パターン2との間にボンディングワイヤ6で接合する際、ボンディングの超音波が安定して印加されないとこいう問題があった。また、LEDアレイチップ4(41・・・4n)をダイボンディングする圧着圧力が不均一になってしまうとうい問題点があった。
本発明の目的は、上記問題点に鑑みて案出されたものであり、LEDアレイチップをプリント基板に接着する接着剤がLEDアレイチップの表面に確実にしみ出ないようにして、安定した発光が得られる光プリンタヘッドを提供することにある。
さらに、基板の形状を大きく変化することなく、余剰接着剤の悪影響を防止する光プリンタヘッドを提供することにある。
きる光プリンタヘッドを提供することにある。
さらに、高品位な印刷が可能な光プリンタを提供することにある。
本発明は、プリント基板表面に、発光ダイオード素子アレイチップを、接着剤を介して複数個直線状に配置されるように接着固定してなる光プリンタヘッドにおいて、前記隣接しあう発光ダイオード素子アレイチップの間に対応するプリント基板表面に、基板表面から凹んだ凹部を形成したことを特徴とする光プリンタヘッドである。
また、好ましくは、前記プリント基板は、絶縁基板と、該絶縁基板表面に形成した配線パターンと、前記配線パターンの一部を露出するようにして被覆された表面保護膜とから成るとともに、前記凹部は、該表面保護膜の非形成領域による開口部で構成した。
また、前記凹部の深さは、前記表面保護膜の厚みに相当するとともに、前記発光ダイオード素子アレイチップの配列方向の凹部の開口幅は0.3〜0.6mmとした。
さらに、前記基板の表面から露出する配線パターンと前記電極パッドとは、ボンディングワイヤによって電気的に接続されている。
そして、 プリント基板表面に、発光ダイオード素子アレイチップを、接着剤を介して複数個直線状に配置されるように接着固定してなるとともに、前記隣接しあう発光ダイオード素子アレイチップの間に対応するプリント基板表面に、基板表面から凹んだ凹部を形成した光プリンタヘッドを用いた露光手段と、
前記光プリンタヘッドの発光によって露光される感光体ドラムと、
感光体ドラムの露光部分にトナーを供給する現像手段と、
感光体ドラムに付着したトナーをメディアに転写し、定着する定着手段と
を含む光プリンタである。
本発明によれば、隣接しあうLEDアレイチップ間に対応する基板表面に、基板表面から凹んだ凹部を形成したため、この部分でLEDアレイチップの裏面領域に凹部による空間が発生する。これにより、LEDアレイチップの中央部分から端部方向に押し出された接着剤は、この凹部による空間に達した時に、表面張力が変化し、接着剤の広がり速度が減速する。したがって、この接着剤に達した余剰接着剤は、凹部内で減速し、且つまた静止状態で滞留するため、隣接するLEDアレイチップの間の微小間隔Xから、毛細管現象によって余剰接着剤が表面側にしみ出ることがない。これにより、LEDアレイチップの表面が余剰の接着剤によって汚れることが一切なく、LEDアレイチップの安定した発光が行われる。
この凹部はプリント基板の表面側に形成されているが、従来のように、基板の厚みを貫通することがないため、基板の強度が維持できる。
また、配線パターンに延出部パターンを形成することがないため、配線パターンの形状が複雑化することがなく、プリント基板の形状が大型化しない。
特に、凹部を、基板そのものに形成するのではなく、配線パターンを被覆する表面保護膜の形成時に形成する。すなわち、表面保護膜の非形成領域を凹部とする。表面保護膜からすると非形成領域が開口部となる。これにより凹部の深さは、表面保護膜の厚みに相当となる。
この様な構造では、プリント基板を構成する絶縁基板(基体)への加工が不要となり、基板の強度が維持でき、また、表面保護膜という被膜形成工程で同時に、凹部を形成できる、生産効率が向上する。また、凹部の表面保護膜の厚みに相当するため、凹部の深さを小さくできる。これにより、LEDアレイチップの実装時に、LEDアレイチップの上部側から与えられる圧力がLEDアレイチップのほぼ全面に均一となる。また、LEDアレイチップと所定配線パターン(表面保護膜から露出した配線パターンであり、ボンディングワイヤ用のパッド電極)とをボンディングワイヤを用いて接合する際に、LEDアレイチップ上にボンディングを行うための超音波印加が安定する。これにより、信頼性の高い実装、信頼性の高い接合が達成できる。
尚、表面保護膜の非形成領域で凹部を形成した場合、深さが非常に小さくなることに対する対応して、LEDアレイチップの配列方向の凹部の開口幅は0.3〜0.6mmとすれば、隣接するLEDアレイチップの微小間隔Xから余剰接着剤のしみ出しを有効に防止でき、また、上述の信頼性の高い実装、信頼性の高い接合が損なわれることがない。
このような光プリンタヘッドを光プリンタに適用することにより、光プリンタヘッドの発光ダイオードの発光によって形成される感光体ドラムの潜像画像が、隣接しあうLEDアレイチップの境界部分での接着剤の影響がなく、安定した露光が可能となるしたがって、現像、トナーの付着、転写、定着されて完成する画像の画質が非常に高い品位なものとなる。
以下に、本発明の実施例を添付図面に基づいて詳述する。図1は光プリンタヘッドの主要部分の平面図であり、図2はその断面図である。
図1において、1はプリント基板、4(41・・・4n)はLEDアレイチップ、5は駆動用IC、6はボンディングワイヤであり、7は配線パターンである。
プリント基板1は、セラミックスなどの絶縁性基板1a上所定パターンの配線パターン2が形成され、さらに、その表面に配線パターンの一部を露出するように形成された表面保護膜3から構成される。
配線パターン2は、たとえば、LEDアレイチップ4(41・・・4n)と駆動用IC5とを電気的に接続する配線、ボンディングワイヤ6が接続する電極パッド、駆動用IC5に信号を供給する信号配線・電極パッド、LEDアレイチップ4(41・・・4n)や駆動用IC5に電源を供給する電源配線、その他、接地配線を含むものである。尚、LEDアレイチップの裏面全体を接地させなくてはならない場合には、実装用ダイボンディングパターンをも含むものである。
また、表面保護膜3は、基板1a上に、配線パターン2の一部を露出して、配線パターン2を被覆するように形成されている。すなわち、表面保護膜3には非形成領域が存在している。この非形成領域は、外部回路と接続する電極バッド、ボンディングワイヤが接合される電極パッド、駆動用IC5が接合するバッドなどを形成するために存在する。また、隣接しあうLEDアレイチップ4(41・・・4n)の境界部分に凹部8(表面保護膜3内では開口部となる)を形成するために存在している。
この凹部(開口部)8の形状は、LEDアレイチップ4(41・・・4n)の配列方向と、この配列方向と直交する方向に延びる矩形状に形成されている。たとえば、配列方向の寸法は、たとえば0.3〜0.6mmであり、配列方向と直交する方向は、LEDアレイチップ4(41・・・4n)のこの方向の寸法と実質的に同一または若干大きく設定されている。
LEDアレイチップ4(41・・・4n)は、半導体基板や絶縁性単結晶基板上に半導体層を形成した基板からなり、発光ダイオード素子として必要なPN接合されて、各発光ダイオード素子がたとえば0.01mm程度の間隔で配列されている。各発光ダイオードには、アノード電極とカソード電極とが形成され、駆動用IC5で制御される駆動方式に応じて、いずれか一方電極が所定発光ダイオード素子と接続する共通電極となっており、他方の電極が個別電極となっている。そして、LEDアレイチップ4(41・・・4n)には、駆動用IC5からの信号や電圧が供給されるように、ボンディングワイヤ6が接続される電極パッドを有している。
このようなLEDアレイチップ4(41・・・4n)は、プリント基板1の所定領域、たとえば、中央部分に直線状に配列されて実装されている。この実装にあたり、プリント基板1の所定領域またはLEDアレイチップ4(41・・・4n)の裏面のいずれかに接着剤7を塗布して、プリント基板1上に載置して、LEDアレイチップ4(41・・・4n)上部から所定圧力をあたえながら接着剤7を硬化して、接合させていた。
その後、プリント基板1の所定配線パターン2、たとえば、表面保護膜3から露出した駆動用IC5の接続用電極パッドに、駆動用IC5をフリップチップボンドにより接合し、さらに、LEDアレイチップ4(41・・・4n)と配線パターン2の一部であるボンディングワイヤ接合用の電極パッドとの間を、ボンディングワイヤ6を介して接続していた。
その後、必要に応じて、ボンディングワイヤ6部分及び駆動用IC5部分のみに、被覆樹脂でオーバーコートを形成してもかまわない。
本発明は、プリント基板1上にLEDアレイチップ4(41・・・4n)を、接着剤7を介して接合するにあたり、特に、隣接しあうLEDアレイチップ4(41・・・4n)の境界部分から、接着剤7の余剰分(余剰接着剤)7aがLEDアレイチップ4(41・・・4n)の表面側にしみ出さないようするための構造を提案するものである。
接着剤7はLEDアレイチップ4(41・・・4n)を、プリント基板1上に載置して、圧着・押圧した時に、LEDアレイチップ4(41・・・4n)の配列方向及び配列方向と直交する方向のいずれにも広がる。
そして、LEDアレイチップ4(41・・・4n)の接着固定に寄与しない接着剤が余剰接着剤7となる。
この余剰接着剤7aのうち、LEDアレイチップ4(41・・・4n)の配列方向と直交する方向にはみ出した余剰接着剤7aは、LEDアレイチップ4(41・・・4n)の周囲で硬化するため、LEDアレイチップ4(41・・・4n)の表面に這い上がりにくいため、大きな悪影響を与えない。仮に、接着剤7aが導電特性を有していたとしても、配線パターン2を表面保護膜3で被覆しておけば、たとえば配線パターン2が露出する電極パッドなどに到達しない限り問題歯発生しない。
これに対して、LEDアレイチップ4(41・・・4n)の配列方向に広がり、隣接しあうLEDアレイチップ4(41・・・4n)の境界部分にまで到達した接着剤7は、この境界部に形成された基板表面から凹んだ凹部(開口部)8に到達する。このとき、凹部8の存在により、プリント基板1とLEDアレイチップ4(41・・・4n)との間の接着剤7が存在する厚みから、その厚みと凹部8の深さとを合計した空間厚みを有する凹部8に到達するため、接着剤7の広がり速度は減速し、静止状態となり、凹部8内に滞留・硬化する。すなわち、余剰接着剤7aは、凹部8の上部の隣接しあうLEDアレイチップ4(41・・・4n)の微小間隔Xを介して表面側にしみ出ることがなくなる。
この凹部8は、プリント基板1を構成する絶基板1aの表面に溝加工により形成してもよいが、最も好ましくは、上述したように、絶縁基板1aの表面に形成する表面保護膜3の形成時、このLEDアレイチップ4(41・・・4n)の境界部にあえて表面保護膜8を形成しない非形成領域を設ける。即ち、この非形成領域が表面保護膜3の開口部とすることが望ましい。
また、この凹部となる表面保護膜の開口部8を、LEDアレイチップ4(41・・・4n)の配列方向に、図3に示すように、LEDアレイチップ4(41・・・4n)の境界部付近に複数形成しても構わない。すなわち、LEDアレイチップ4(41・・・4n)の境界部分に相当する領域に形成された凹部8を、LEDアレイチップ4(41・・・4n)の配列方向で挟むように凹部81、82を形成する。尚、凹部81、82を配列方向に2重、3重にはさむように凹部をさらに形成してもかまわない。
このように、複数の凹部8、81、82・・を用いることにより、LEDアレイチップ4(41・・・4n)の中央部側からLEDアレイチップ4(41・・・4n)の端部側に広がる接着剤7の広がり速度を、有効に減速させることができ、隣接しあうLEDアレイチップ4(41・・・4n)間からしみ出ることを一層有効二防止することができる。
尚、これらの開口部8において、上述したように複数の凹部の配列方向の寸法合計を、上述したように、0.3mm〜0.6mmとなるように設定する。
1つまたは複数の開口部8、81、82のLEDアレイチップ4(41・・・4n)の配列方向の合計開口寸法が0.3mm未満では、開口部での余剰接着部材10aの広がり速度を減速または静止させることが困難であり、隣接しあうLEDアレイチップ4(41・・・4n)の間の微小間隔Xより、LEDアレイチップ4(41・・・4n)の表面側にしみ出てしまう。また、0.6mmを越えると、プリント基板1とLEDアレイチップ4(41・・・4n)との間の接合面積が減少してしまい、その結果、LEDアレイチップ4(41・・・4n)の実装時に均一な圧力を印加することができなくなったり、LEDアレイチップ4(41・・・4n)とプリント基板1の所定配線パターン2との間のワイヤボンディング接合において、安定に超音波を印加することができず、その接合信頼性が低下してしまう。
尚、複数の開口部881、82・・で構成した方が1つ1つの開口が小さくなり、LEDアレイチップ4(41・・・4n)の実装時に均一な圧力を印加されやすくなり、また、ワイヤボンディングによる接合強度の低下を抑えることができる。
尚、このように、LEDアレイチップ4(41・・・4n)及び駆動用IC5を搭載したプリント基板1は、例えばアルミニウム板で作られた筐体に、光収束用ロッドレンズアレイ等と共に取付けられ、光プリンタヘッドが構成される。
このような光プリンタヘッドは、プリンタ、複写機など(総称して光プリンタという)に用いられる。光プリンタは、図4に示されるように、感光体ドラムD、帯電手段C、露光手段R、現像手段G、定着手段Tとから主に構成されている。
具体的には、光プリンタヘッドを露光手段として用いて、感光体ドラムDを回転させながら、LEDアレイチップ4(41・・・4n)の所定発光ダイオードを点灯制御して感光体ドラムDに潜像画像を形成する。その後、そして、感光体ドラムDの表面にトナー供給して現像を行い、さらに、紙などのメディアにトナーを転写し、転写したトナーを定着する。
ここで、上述のように、隣接しあうLEDアレイチップ4(41・・・4n)の間において、余剰接着剤7aが一切、しみ出たり、這い上がったりすることがないため、複数LEDアレイチップ4(41・・・4n)が一体として安定的に動作して、感光体ドラムDに形成された潜像画像が非常に高品位に形成され、その結果、メディアに高品位な印刷、複写が達成できる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、プリント基板1の材料としては、例えば樹脂等の絶縁性材料が適用可能である。
本発明に係る光プリンタヘッドの一実施例を主要部分の平面図である。 本発明に係る光プリンタヘッドの主要部分の断面図である。 本発明に係る別の光プリンタヘッドの主要部分の断面図である。 光プリンタの動作を示す概略図である。 従来の光プリンタヘッドの一実施例を主要部分の平面図である。 従来の光プリンタヘッドの一実施例を主要部分の断面である。
符号の説明
1・・・プリント基板
2・・・配線パターン
3・・・表面保護膜
4(41〜4n)・・・LEDアレイチップ
5・・・駆動用IC
6・・・ボンディングワイヤ
7・・・接着剤
7a・・・余剰接着剤
8、81、82・・・凹部(開口部)
X・・微小間隔

Claims (5)

  1. プリント基板表面に発光ダイオード素子アレイチップを、接着剤を介して複数個直線状に配置されるように接着固定してなる光プリンタヘッドにおいて、
    前記隣接しあう発光ダイオード素子アレイチップの間に対応するプリント基板表面に、基板表面から凹んだ凹部を発光ダイオード素子アレイチップの配列方向と直交する方向に形成したことを特徴とする光プリンタヘッド。
  2. 前記プリント基板は、絶縁基板と、該絶縁基板表面に形成した配線パターンと、前記配線パターンの一部を露出するようにして被覆された表面保護膜から成るとともに、前記凹部は、該表面保護膜の非形成領域によって形成された開口部で構成することを特徴とする請求項1記載の光プリンタヘッド。
  3. 前記凹部の深さは、前記表面保護膜の厚みに相当するとともに、前記発光ダイオード素子アレイチップの配列方向の凹部の開口幅は0.3〜0.6mmとしたことを特徴とする請求項2記載の光プリンタヘッド。
  4. 前記基板の表面から露出する配線パターンと前記発光ダイオードアレイチップとは、ボンディングワイヤによって接続されていることを特徴とする請求項1記載の光プリンタヘッド。
  5. プリント基板表面に、発光ダイオード素子アレイチップを、接着剤を介して複数個直線状に配置されるように接着固定してなるとともに、前記隣接しあう発光ダイオード素子アレイチップの間に対応するプリント基板表面に、基板表面から凹んだ凹部を形成した光プリンタヘッドを用いた露光手段と、
    前記光プリンタヘッドの発光によって露光される感光体ドラムと、
    感光体ドラムの露光部分にトナーを供給する現像手段と、
    感光体ドラムに付着したトナーをメディアに転写し、定着する定着手段と
    を含む光プリンタ。
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