JP2006327118A - 金型 - Google Patents

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俊彦 倉田
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Abstract

【課題】 四角形の金型の四隅まで樹脂を行き渡らせることができるようにする。
【解決手段】 同心円状の溝2aが形成された四角形のパターン面2に塗布したUV硬化型樹脂3をガラス板で押し広げたとき、パターン面2からUV硬化型樹脂3が流れ出さないようにパターン面2の周縁部に土手5を形成した。
【選択図】 図1

Description

この発明は光学素子を製造するための金型に関する。
樹脂製の回折格子レンズ(DOE(Difractive Optical Element)レンズ)の作製には例えば金型が用いられる。金型のパターン面には例えば同心円状の溝が形成されている。
円形のDOEレンズを作製するには、まず、金型のパターン面に樹脂を塗布する。次に、樹脂を押し広げる。パターン面上の樹脂はパターン面の中心から放射状に広がるため、前記樹脂を硬化させると同心状に回折格子を有する円形のDOEレンズを作製することができる。
次に、四角形のDOEレンズの従来の製造方法を説明する。
図4(a)は従来の金型のパターン面に樹脂を塗布した状態を示す平面図、図4(b)は図4(a)の断面を示す概念図である。
金型101のパターン面102の外形形状は四角形であり、そのパターン面102には同心円状の溝102aが形成されている。同心円状の中心はパターン面102の中心とほぼ一致している。
まず、所望の厚みを有するDOEレンズを作製するために必要とされる膜厚に相当する重量のUV硬化型樹脂103を秤量し、このUV硬化型樹脂103を金型101のパターン面102に塗布する(図4(b)参照)。
次に、ガラス基板(図示せず)を金型101の上方からUV硬化型樹脂103に当接させ、UV硬化型樹脂103を押し広げる。
その後、ガラス基板を介してUV硬化型樹脂103を露光し、硬化させる。
露光後、ガラス基板を金型101から剥離する。
その結果、同心円状の回折格子を有する四角形のDOEレンズが製造される。
しかし、上記製造方法には以下の問題がある。
金型101の四角形のパターン面102の短辺102cより大きい直径の円の一部は途切れ、円弧になるため(図4(a)参照)、パターン面102上にUV硬化型樹脂103を塗布したとき、UV硬化型樹脂103の一部103aがパターン面102の長辺102bから流れ出すことがある(図4(b)参照)。
また、パターン面102上のUV硬化型樹脂103にガラス基板を当接させたとき、前述したようにUV硬化型樹脂103は金型101のパターン面102の中心から放射状に押し広げられるため、UV硬化型樹脂103の一部103aがパターン面102の短辺102cや長辺102bから流れ出し、UV硬化型樹脂103がパターン面102の四隅まで行き渡らないことがある。その結果、四角形のDOEレンズの歩留まりは円形のDOEレンズの歩留まりより低くなってしまう。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は四角形のDOEレンズ金型の四隅まで樹脂を行き渡らせることができるようにすることである。
上記課題を解決するため請求項1記載の発明は、回折縞状の溝が形成された四角形のパターン面と、このパターン面に塗布された樹脂が押し広げられたときに前記パターン面から流れ出すのを規制する流出規制手段とを備えていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の金型において、前記流出規制手段が前記パターン面の周縁部に形成された土手であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の金型において、前記パターン面が2次元配置されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の金型において、前記流出規制手段が前記2次元配置されたパターン面全体を囲む土手であることを特徴とする。
この発明によれば四角形のDOEレンズ金型の四隅まで樹脂を行き渡らせることができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1(a)はこの発明の第1実施形態に係る金型のパターン面に樹脂を塗布した状態を示す平面図、図1(b)はその断面を示す概念図である。
金型1は同心円状の溝2aが形成された外形形状が四角形のパターン面2を備えている。同心円の中心はパターン面2の中心とほぼ一致している。
金型1のパターン面2の周縁部には全周に亘って所定高さの土手(流出規制手段)5が一体に形成されている。
金型1をバイト(図示せず)等の切削工具を用いて製造することはその金型構造上できない。そのため、金型1は以下の方法で製造される。
その製造方法を図2を用いて説明する。
図2(a)は円形の反転型の平面図、図2(b)はその断面を示す概念図、図2(c)は四角形に加工された反転型の平面図、図2(d)はその側面図、図2(e)は電鋳工程を説明するための図、図2(f)は反転型から図2(e)の電鋳工程で作製された電鋳型を剥離する工程を説明するための図、図2(g)は完成した金型の断面を示す概念図である。
(1)反転型の製作
まず、同心円状の溝が形成されたパターン面を有する円形の反転型1Aをバイト(図示せず)で切削加工により作製する(図2(a),(b)参照)。例えば、同心円のうちの最大径の円の直径は22mm、溝の深さは20μmである。
次に、反転型1Aをフライス盤(図示せず)で外形を四角形に加工し、四角形の反転型1Bを得る。このとき、反転型1Bのパターン面の外周側面1B−1を金型1の土手5の高さ・幅に対応するように削る(図2(c),(d)参照)。
(2)電鋳
反転型1Bのパターン面側表面に例えばNi(ニッケル)を5mm程度電鋳により析出させる(ニッケル電鋳)(図2(e)参照)。その結果、反転型1Bの表面にニッケル膜1C(電鋳型)が形成される。
(3)離型
形成されたニッケル膜1Cを反転型1Bから剥離する(図2(f)参照)。
(4)検査・調整・仕上げ
余分に析出したニッケル膜1Cをフライス盤(図示せず)で削り取り、ニッケル膜1Cの形を整える。
(5)完成
以上のようにして同心円状の溝2aが形成された四角形のパターン面2と土手5とを有する金型1が製造される(図2(g)参照)。
次に、金型1を用いた四角形のDOEレンズの製造方法を図1を用いて説明する。
金型1は接着剤によって台座(図示せず)に貼り付けられている。
(1)所望の厚みを有するDOEレンズを作製するために必要とされる膜厚に相当する重量のUV硬化型樹脂(樹脂)3を秤量し、このUV硬化型樹脂3を金型1のパターン面2に塗布する(図1(b)参照)。
(2)ガラス基板(図示せず)を樹脂3に当接させ、樹脂3を押し広げる。
このとき、UV硬化型樹脂3はパターン面2の中心から放射状に押し広げられる。UV硬化型樹脂3はまずパターン面2の長辺2bに達し、その後短辺2cに達するが、土手5によってパターン面2からUV硬化型樹脂3が流れ出るのが阻止される。パターン面2からの流出を阻止されたUV硬化型樹脂3は土手5とガラス基板とに案内されるようにして金型1の四隅に充填される。
(3)ガラス基板を介してUV硬化型樹脂3を露光し、硬化させる。
(4)露光後、ガラス基板を金型1から剥離する。
(5)その結果、同心円状の溝2aが形成された四角形のDOEレンズが製造される。
この実施形態によれば、パターン面2の周縁部に形成された土手5が四角形のパターン面2の各辺2b,2cからUV硬化型樹脂3が流れ出すのを阻止し、UV硬化型樹脂3が金型1の四隅まで充填される。その結果、DOEレンズの製造歩留まりが向上する。
図3はこの発明の第2実施形態に係る金型の平面図である。
この実施形態はパターン面12の外形形状が2次元配置(4行×3列)されている点で第1実施形態と相違する。
2次元配置されたパターン面12全体が所定高さの土手15で囲まれている。
各パターン面12の外形形状は四角形であり、各パターン面12には同心円状の溝2aが形成されている。同心円の中心はパターン面12の中心とほぼ一致している。
この複数のパターン面12を有する金型11を例えば射出成形によって製造することができる。
次に、この金型11を用いた複数の四角形のDOEレンズの製造方法を図3を用いて説明する。
金型11は接着剤によって台座(図示せず)に貼り付けられている。
(1)所望の厚みを有するDOEレンズを作製するために必要とされる膜厚に相当する重量のUV硬化型樹脂(図示せず)を秤量し、このUV硬化型樹脂を金型11のパターン面12の全体にわたって塗布する。
(2)ガラス基板(図示せず)をUV硬化型樹脂に当接させ、UV硬化型樹脂を押し広げる。
UV硬化型樹脂はパターン面12の中心から放射状に押し広げられる。このとき、土手15がUV硬化型樹脂の外部への流出を阻止する。流出を阻止されたUV硬化型樹脂は土手15とガラス基板とに案内されるようにして金型11の四隅まで充填される。
(3)その後、ガラス基板を介してUV硬化型樹脂を露光し、硬化させる。
(4)露光後、ガラス基板を金型11から剥離する。このとき、ガラス基板とともにUV硬化型樹脂も金型11から剥離される。
(5)その結果、同心円状の溝2aが形成された複数の外形形状が四角形のDOEレンズが製造される。複数の四角形のDOEレンズはこの状態で使用することもできるが、個々のDOEレンズに切断してもよい。
この実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏するとともに、パターン面12を2次元配置したので、ガラス基板を金型11から剥離したときに、全部のUV硬化型樹脂を金型11から剥離することができ、DOEレンズの製造効率が向上する。
なお、パターン面12の全体を囲む土手15に加えて、例えば2次元配置されたパターン面12の集合体を列毎に区分する土手を形成したり、行毎に土手を形成したりするようにしてもよい。更に、2次元配置されたパターン面12を個別に囲む土手を形成してもよい。
また、上記実施形態ではパターン面12を4行×3列に配置したが、2次元配置の態様としてはこれに限るものではない。また、パターン面12の配置は2次元に限られるものではなく、ライン状の1次元配置でもよい。
更に、上記各実施形態では同心円状の溝が形成されたパターン面2,12を例示したが、パターン面はこれに限られるものではなく、例えば非同心円状の溝であってもよい。
図1(a)はこの発明の第1実施形態に係る金型のパターン面に樹脂を塗布した状態を示す平面図、図1(b)はその断面を示す概念図である。 図2(a)は円形の反転型の平面図、図2(b)はその断面を示す概念図、図2(c)は四角形に加工された反転型の平面図、図2(d)はその側面図、図2(e)は電鋳工程を説明するための図、図2(f)は反転型から図2(e)の電鋳工程で作製された電鋳型を剥離する工程を説明するための図、図2(g)は完成した金型の断面を示す概念図である。 図3はこの発明の第2実施形態に係る金型の平面図である。 図4(a)は従来の金型のパターン面に樹脂を塗布した状態を示す平面図、図4(b)は図4(a)の断面を示す概念図である。
符号の説明
1,11:金型、2,12:パターン面、2a:溝、3:UV硬化型樹脂(樹脂)、5,15:土手(流出規制手段)

Claims (4)

  1. 回折縞状の溝が形成された四角形のパターン面と、このパターン面に塗布された樹脂が押し広げられたときに前記パターン面から流れ出すのを規制する流出規制手段とを備えていることを特徴とする金型。
  2. 前記流出規制手段が前記パターン面の周縁部に形成された土手であることを特徴とする請求項1記載の金型。
  3. 前記パターン面が2次元配置されていることを特徴とする請求項1記載の金型。
  4. 前記流出規制手段が前記2次元配置されたパターン面全体を囲む土手であることを特徴とする請求項3記載の金型。
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