JP2006326684A - 銅張積層基板用高光沢圧延銅箔 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】冷間圧延で形成された表面において、圧延平行方向の光沢度Gs(60°)が150%以上である耐屈曲性に優れた圧延銅箔であって、200℃で30分で加熱すると、圧延面のX線回折で求めた(200)面の積分強度(I)の、微粉末銅の(200)面の積分強度(I0)に対する割合I/I0が20以上であり、好ましくは最大高さRyが2.0μm以下、屈曲疲労寿命が20万回以上、厚みが35μm以下である圧延銅箔。
【選択図】なし
Description
フレキシブルプリント回路基板(FPC)はプリンターのヘッド部やハードディスクドライブ装置内のヘッドキャリッジ部等の可動部分への配線が必要とされる場所に広く使用され、可動部分の作動に従って100万回以上の屈曲が繰り返される。このため、FPCの素材となる圧延銅箔には高い耐屈曲性が要求され、近年は装置の小型化や機能の高度化に伴い、FPCの使用環境は従来よりも激しくなり、圧延銅箔には従来を上回るレベルの耐屈曲性が求められるようになって来ている。
なお、FPCの屈曲は、曲率の大きい屈曲、即ち歪みの低い状態での屈曲(以下、低歪み屈曲負荷と称す)で、但し、繰返し回数が、何万、何十万回と多いことが特徴である。
又、特許文献2では、オイルピットの深さを規定して耐屈曲性の向上を図っているが、オイルピットの深さが浅い場合、最大高さRyは2.0μmであるにも関わらず、オイルピットが密集しているために屈曲性が劣っているものがある。すなわち、圧延表面のオイルピットを含む微少凹凸の密度の不均一さが、屈曲疲労寿命の低下や同一ロットでの寿命のばらつきの一因となっており、特許文献2の最大高さRyが2.0μmの規定では不充分である。
そこで本発明は、従来の圧延銅箔の耐屈曲性を、その他の特性を低下させることなく改善し、低歪み屈曲負荷が繰り返しかかる条件下で使用できる圧延銅箔を提供することを目的とする。
(1)200℃で30分加熱後、圧延面のX線回折で求めた(200)面の積分強度(I)の、微粉末銅の(200)面の積分強度(I0)に対する割合I/I0が20以上である圧延銅箔において、冷間圧延で形成された表面の圧延平行方向の光沢度(JIS Z8741準拠)でGs(60°)が150%以上であることを特徴とする耐屈曲性に優れた圧延銅箔。
(2)最大高さRy(JIS B0601−1994準拠)が2.0μm以下である上記圧延銅箔。
(3)圧延平行方向に採取した試験片を用いたフレキシブルプリント配線板耐屈曲性試験(JIS C5016準拠)において、屈曲疲労寿命が30万回以上である上記圧延銅箔。
(4)厚みが35μm以下である上記圧延銅箔。
本発明における最大高さRy(JIS B0601−1994準拠)は、2.0μm以下が好ましい。オイルピットの密度に関わらず、Ryが2.0μmを超えるような深いオイルピットは、屈曲性を低下させる原因となるからである。更に好ましくは0.05μm〜1.5μmである。一方、Ryが0.05μm未満であると粗化めっきを施したものを樹脂基板と貼り合わせる際、両者の接着強度が低下するので好ましくない。オイルピットは圧延方向と直交した割れ状の形態であるため、接触粗さ計による上記最大高さRyの測定は、圧延方向と平行に粗さの触針を走査することが重要である。本発明のオイルピットの形態観察には、例えば(株)エリオニクス社製の電子線三次元粗さ解析装置ERA−8000が使用できる。
しかしながら、オイルピットの形成に関して圧延銅箔の耐屈曲性は発生したオイルピットの深さのみではなく、密度に影響されるが、Ryでは、屈曲性に影響を与えるオイルピットの密度については正確な評価ができない。
即ち、本発明の圧延銅箔は、圧延平行方向の光沢度(JIS Z8741準拠)でGs(60°)は150%以上、好ましくは250%以上、更に好ましくは300%〜600%、最も好ましくは400%〜600%である。
圧延銅箔表面の光沢度Gs(60°)が150未満である場合は、(1)オイルピットの存在する領域が多い、(2)オイルピットの深さが深い、(3)オイルピット密度が高い、(4)オイルピット以外の凹凸を含めた表面を構成する微少凹凸が多い等により、屈曲変形を繰り返し与えると亀裂の起点となる部分が多くなり、耐屈曲性試験(JIS C5016準拠)においての寿命評価が劣るものとなる。
一方、圧延表面の光沢度Gs(60°)が600%を超えると金属光沢の均一性が低下した表面となり、圧延銅箔をFPCに処理加工する工程において外観不良となるので、600%を超えないことが好ましい。圧延表面の光沢度Gs(60°)が600%を超えると金属光沢の均一性が低下するのは、オイルピットの密度が極端に低いため、オイルピット以外の微小な凹凸の分布が外観に反映されることによる。オイルピット以外の微小な凹凸には圧延前に存在していた凹凸がその後の冷間圧延において完全には消失せず形態を変化させ残存したものである。最終冷間圧延前の焼鈍後に行う酸洗で形成される凹凸が挙げられる。酸洗では、焼鈍で生成した酸化膜や金属銅が溶出し凹凸が生じるが、特に、結晶粒界が優先的に溶出し溝状の凹凸が生じる。又、酸洗後のバフ研磨では研磨目として凹凸が生じる。そして、圧延後に残存したこれらの微小な凹凸は、圧延銅箔の表面内において均一には分布せず、即ち金属光沢の均一性が低下して外観不良(スジ・ムラ・シミ等)の原因となる。
光沢度の測定はJIS Z8741に準拠して、圧延方向に平行な方向の入射角60度で測定できる。
そして、最終冷間圧延条件を種々変えることにより、オイルピットを形成する状態がかわる。例えば、最終冷間圧延時にロールと材料の間に導入される油膜が厚い場合、材料の塑性変形によるせん断帯は圧延面にオイルピットを形成する。油膜が薄ければ材料表面の凸部はロールと接触するため変形が制限され、オイルピットが発達せず平滑な表面が形成される。オイルピットの成長を抑え、オイルピットの少ない領域を広くなることで、高光沢の銅箔表面が得られる。
従って、本発明の圧延銅箔の製造ではロールと材料の間に導入される油膜の厚さを、圧延ロールの形状、圧延油粘度、及び圧延速度で制御してオイルピットの密度及びその深さを調整して、目的とする光沢度及び好ましい最大高さRyを有する圧延銅箔を製造する。目的とする光沢度及び好ましい最大高さRyを有する圧延銅箔を製造するための、最終冷間圧延における圧延ロール径、圧延ロール表面粗さ、圧延油粘度及び圧延速度の設定条件を以下に具体的に示す。
本発明における最終冷間圧延では、好ましくはロール径が50mm〜100mmで表面粗さRa(算術平均粗さRa、JIS B0601−1994準拠)が0.05〜0.10μmに調整された圧延ロールを使用する。圧延ロール径が100mmを超えると、最終冷間圧延時にロールと材料の間に導入される油膜が厚くなり、オイルピットが形成されやすくなり、オイルピットの密度が高くなる。一方、圧延ロール径が50mmを下回ると、最終冷間圧延時にロールと材料の間に導入される油膜が薄くなり、オイルピットの密度が極端に低くなる。オイルピットの密度が極端に低いと、金属光沢の均一性が低下し、圧延銅箔をFPCに処理加工する工程において外観不良となる。又、圧延ロールの表面粗さRaが0.10μmを超えると、最終冷間圧延時にロールと材料の間に導入される油膜が厚くなり、オイルピットが形成されやすくなり、オイルピットの密度が高くなる。一方、圧延ロールの表面粗さRaが0.05μmを下回ると、最終冷間圧延時にロールと材料の間に導入される油膜が薄くなり、オイルピットの密度が極端に低くなる。オイルピットの密度が極端に低いと、金属光沢の均一性が低下し、圧延銅箔をFPCに処理加工する工程において外観不良となる。
又、最終冷間圧延速度は好ましくは100〜400m/分である。400m/分を超えると、最終冷間圧延時にロールと材料の間に導入される油膜が厚くなり、オイルピットが形成されやすくなる。一方、100m/分を下回ると、最終冷間圧延時にロールと材料の間に導入される油膜が薄くなり、オイルピットの密度が極端に低くなる。オイルピットの密度が極端に低いと、金属光沢の均一性が低下し、圧延銅箔をFPCに処理加工する工程において外観不良となる。
本発明の最終冷間圧延の圧延加工度は好ましくは90〜99%、更に好ましくは95〜99%である。圧延加工度が90%未満であると、再結晶の生じる温度で加熱した後の立方体集合組織((100)面、<001>方向、(100)面と(200)面は等価)の発達が劣るため耐屈曲性に劣り、99%を超えると、最終冷間圧延においてピンホールが発生しやすくなる。
本発明は、特定の積分強度比及び表面光沢度を同時に達成するために、圧延加工度は90%以上としたままで、圧延条件を変えることによりオイルピットの生成を抑制する方法を目的としており、圧延速度及び圧延油粘度に関する従来の技術常識に反して、最終冷間圧延において遅い圧延速度100〜400m/分を採用した場合にもあえて低い圧延油粘度1〜7cStを好ましく使用している。
又、近年の電子機器部品の小型化・低背化により素材である圧延銅箔の薄肉化が望まれ、かつ高屈曲性が望まれるため、本発明の最終冷間圧延後の厚みは、好ましくは50μm以下、更に好ましくは35μm以下、最も好ましくは18μm以下でより有効である。
本発明の圧延銅箔は、加熱により軟質化した状態でFPCの構成部材として用いる。そこで、本発明の圧延銅箔の素材には、例えば、軟化温度がそれほど高くない通常のタフピッチ銅(酸素濃度100〜500mass ppm)又は無酸素銅(酸素濃度10mass ppm以下)、常温保管時の軟化を防止するため、微量のAg等を添加して軟化温度を適度な範囲に調整したタフピッチ銅(特開2000−212661号公報)、軟化温度を低下させることを目的とし、少量の合金元素を添加した無酸素銅(特許第1582981号等)、不純物量を調整することにより軟化温度を適度な範囲に調整した無酸素銅(特開平1−319641号公報等)等の素材を用いることができる。
厚さ200mm、幅600mmのタフピッチ銅インゴット(酸素含有量200ppm)、無酸素銅インゴット(酸素含有量10ppm未満)及びAg入り銅(Ag含有量200ppm、酸素含有量200ppm)を素材として、熱間圧延後に冷間圧延と焼鈍を繰り返し行い、圧延上がりの所定の厚さの板(厚さt mm)を得た。この板を、温度180℃に保持した加熱炉中で2時間にて焼鈍を行い、17μmまで冷間圧延した。
ここで、最終冷間圧延での圧延加工度Rは、R=(t−0.017)/t×100(%)で与えられる。又、焼鈍後の結晶粒径を圧延方向に直角な断面においてJIS G0551準拠の切断法で測定した。最終冷間圧延前の焼鈍で得られる再結晶粒の平均粒径は15μm、最終冷間圧延に使用した圧延ロール直径は100mm、圧延ロールの表面粗さRaは0.10μmとした。又、最終冷間圧延の圧延加工度の制御により立方体集合組織の発達度(I/I0)を変化させた。
この製造方法において、(1)最終冷間圧延前の焼鈍温度及び、(2)最終冷間圧延の圧延条件(圧延速度、圧延加工度、圧延油の粘度)を種々に変化させ、発明例1〜6及び比較例1〜14の圧延銅箔を得た。
(1)光沢度Gs(60°)
JIS Z8741に準拠した光沢度計を使用し、圧延方向に平行な方向の入射角60度で光沢度を測定した。
(2)立方体集合組織(I/I0)
試料を200℃で30分加熱後、理学電機(株)社製X線ディフラクトメーターRINT2000を使用して圧延面のX線回折で200面強度の積分値(I)求めた。この値をあらかじめ測定しておいた微粉末銅の(200)面強度の積分値(I0)で割り、I/I0の値を計算した。なお、ピーク強度の積分値の測定は、Co管球を用い、2θ=57〜63°(θは回折角度)の範囲で行った。この測定は、測定位置を変えて2回行い、その平均値を求めた。なお、以下では、I/I0を200面集合度と称している。
(3)最大高さ(Ry)
JIS B0601−1994に準拠して、基準長さ0.8mm、評価長さ4mm、カットオフ値0.8mm、送り速さ0.1mm/秒の条件で測定した。この測定を圧延方向と平行に、測定位置を変えて10回行い、10回の測定での最大値を求めた。
(4)耐屈曲性
試料を200℃で30分にて加熱した後に、JIS C5016準拠のFPC耐屈曲性試験を行い、屈曲疲労寿命を測定した。具体的には、図1に示す装置により、屈曲疲労寿命の測定を行った。この装置は、発振駆動体4に振動伝達部材3を結合した構造になっており、被試験圧延銅箔1は、矢印で示したねじ2の部分と振動伝達部材3の先端部の計4点で装置に固定される。振動伝達部材3が上下に駆動すると、圧延銅箔1の中間部は、所定の曲率半径rでヘアピン状に屈曲される。
本試験では、次の条件下で屈曲を繰り返す加速試験における破断までの回数を求めた。試験片幅12.7mm、試験片長さ:200mm、試験片採取方向:試験片の長さ方向が圧延方向と平行になるように採取、曲率半径r:2.5mm、引張り荷重負荷なし、振動ストローク:25mm、振動速度:1500回/分。これは、実際にFPCが使用される条件よりも厳しい条件である。測定は同じ材料について5回行い、その平均値を求めた。
発明例1〜4、及び比較例1〜12は、厚みが17μmの圧延銅箔について実施した。発明例1〜4は、最終冷間圧延における圧延加工度が適正な範囲であるため、200面集合度が本発明の範囲であり、かつ最終冷間圧延における圧延速度及び圧延油粘度が好ましい範囲内であるため、光沢度が本発明の範囲内である。その結果、発明例1〜4は、比較例1〜12に比べ屈曲疲労サイクル寿命(回数)が多く、いずれも30万回を超えている。それに対し、比較例1〜4は、圧延速度及び圧延油粘度が好ましい範囲外であるため、光沢度が本発明の範囲を下回っている。又、比較例5〜12は、圧延加工度が好ましい範囲外であるため200面集合度が本発明の範囲を下回っている。その結果、比較例1〜12は、発明例1〜4に比べて屈曲疲労サイクル寿命が少なく30万回を下回り、比較例1〜8は20万回を下回り、特に比較例5〜8は10万回を下回っている。
なお、発明例1〜4および比較例9〜12は、いずれも圧延速度100〜400m/分、圧延油粘度1〜7cStであるが、発明例1〜4は比較例9〜12に比べ光沢度が低い。これは、発明例1〜4は、比較例9〜12に比べ圧延加工度が高いことによる。
一方、発明例3及び4は、光沢度及び200面集合度が本発明の範囲内であるが最終冷間圧延前の焼鈍における結晶粒径が好ましい範囲を超えているため、最大高さRyが本発明の好ましい範囲を超えている。その結果、発明例3及び4は、発明例1及び2に比べ屈曲疲労サイクル寿命が少ない。
発明例5及び6は、厚みが33μm及び66μmの圧延銅箔について実施した。発明例5及び6は、圧延速度、圧延油粘度、圧延前の焼鈍における結晶粒径及び圧延加工度が好ましい範囲内であるため、光沢度及び200面集合度が本発明の範囲内であるだけでなく、最大高さRyも本発明の好ましい範囲内である。従って、発明例5及び6は、厚みが厚いため発明例1〜4に比べ屈曲疲労サイクル寿命が少ないが、同じ厚みの比較例13及び14に比べて屈曲疲労サイクル寿命が多く、本発明の効果が確認できる。
比較例3及び4は、光沢度が本発明の範囲を下回り、かつ最終冷間圧延前の焼鈍における結晶粒径が好ましい範囲外であるため、最大高さRyが本発明の好ましい上限を超えている。その結果、比較例3及び4は、発明例1〜4は勿論、比較例1及び2に比べても屈曲疲労サイクル寿命が少ない。
比較例5及び6は、最終冷間圧延における圧延速度及び圧延油粘度が好ましい上限を超え、かつ圧延加工度が好ましい範囲を下回っているため、光沢度及び200面集合度が本発明の範囲を下回っている。その結果、比較例5及び6の屈曲疲労サイクル寿命は、発明例1〜4より少なく、比較例1〜4よりも更に少ない。
比較例9及び10は、最終冷間圧延における圧延速度及び圧延油粘度が好ましい範囲内であるため、光沢度が本発明の範囲内であるが、圧延加工度が好ましい範囲を下回っているため、200面集合度が本発明の範囲を下回っている。その結果、比較例9及び10は、発明例1及び2に比べ屈曲疲労サイクル寿命が少ない。
比較例11及び12は、最終冷間圧延における圧延速度及び圧延油粘度が好ましい範囲内であるため光沢度が本発明の範囲内であるが、最終冷間圧延前の焼鈍における結晶粒径及び圧延加工度が好ましい範囲外であるため、200面集合度が本発明の範囲未満であり、最大高さRyが本発明の好ましい範囲外である。その結果、比較例11及び12は、発明例1〜4に比べ屈曲疲労サイクル寿命が少なく、比較例9及び10よりも低い。
比較例13及び14は、厚みが33μm及び66μmについて実施したもので、最終冷間圧延における圧延速度及び圧延油粘度が好ましい範囲を超えているため、光沢度が本発明の範囲を下回っている。その結果、比較例13及び14は、発明例5及び6より屈曲疲労サイクル寿命は少ない。さらに、比較例13及び14は、厚みが厚いため、比較例1〜12に比べても屈曲疲労サイクル寿命が少ない。特に、比較例14は、厚みが本発明の好ましい範囲外であるため、屈曲疲労サイクル寿命が最も少ない水準であった。
Claims (4)
- 200℃で30分加熱後、圧延面のX線回折で求めた(200)面の積分強度(I)の、微粉末銅の(200)面の積分強度(I0)に対する割合I/I0が20以上である圧延銅箔において、冷間圧延で形成された表面の圧延平行方向の光沢度(JIS Z8741準拠)でGs(60°)が150%以上であることを特徴とする耐屈曲性に優れた圧延銅箔。
- 最大高さRy(JIS B0601−1994準拠)が2.0μm以下である請求項1記載の圧延銅箔。
- 圧延平行方向に採取した試験片を用いたフレキシブルプリント配線板耐屈曲性試験(JIS C5016準拠)において、屈曲疲労寿命が30万回以上である請求項1又は2記載の圧延銅箔。
- 厚みが35μm以下である請求項1〜3いずれか1項記載の圧延銅箔。
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