JP2006324654A - 銅張積層板およびプリント配線板 - Google Patents
銅張積層板およびプリント配線板 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006324654A JP2006324654A JP2006116210A JP2006116210A JP2006324654A JP 2006324654 A JP2006324654 A JP 2006324654A JP 2006116210 A JP2006116210 A JP 2006116210A JP 2006116210 A JP2006116210 A JP 2006116210A JP 2006324654 A JP2006324654 A JP 2006324654A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- copper
- layer
- clad laminate
- resin layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Chemically Coating (AREA)
- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
Abstract
【解決手段】めっき銅層1と、樹脂層2と、繊維と樹脂との複合体層3と、を備え、少なくとも、めっき銅層1と樹脂層2とは接して積層されている銅張積層板10によれば、銅箔と良好な接着性を有する樹脂層上にめっき銅層を形成した構成である。このため、平滑な表面であっても樹脂層と銅層とを強固に密着させることができる。それゆえ、従来の銅張積層板と比べて、信頼性の高い微細配線形成を行うことができる。
【選択図】図1
Description
(6)上記樹脂層は、シロキサン構造を有するポリイミド樹脂を含むものである(1)〜(4)のいずれかに記載の銅張積層板。
(8)上記樹脂層の表面粗さは、カットオフ値0.002mmで測定した算術平均粗さRaで、0.5μm未満である(1)〜(7)のいずれかに記載の銅張積層板。
本発明に係る銅張積層板は、めっき銅層と、樹脂層と、繊維と樹脂との複合体と、を備え、少なくとも、上記めっき銅層と樹脂層とは接して積層されているものであればよく、その他の具体的な構成は特に限定されるものではない。
上記めっき銅層は、従来公知の銅張積層板に用いられる、公知のめっき銅層であればよく、その具体的な構成については特に限定されるものではない。例えば、上記めっき銅層としては、蒸着、スパッタ、CVD等の各種乾式めっき銅、無電解めっき銅等の湿式めっき銅等のいずれも適用可能であるが、特に、樹脂層との接着性や製造コスト等を考慮すると、無電解めっき銅からなる層であることが好ましい。
上記樹脂層は、めっき銅層と良好に接着する性質を有するものであればよい。より詳細には、表面凹凸が少なく平滑な表面であっても、上記めっき銅層を強固に接着させることが可能な樹脂材料から形成されているものであればよく、その具体的な構成については特に限定されるものではない。具体的には、めっき銅層と強固に接着せしめるために、上記樹脂層はポリイミド樹脂を含むことが好ましい。特に一般式(1)〜(6)のいずれかで表される構造のうち、1つ以上の構造を有するポリイミド樹脂を含むことが好ましい。
一般式(1)〜(6)のいずれかで表される構造のうち、1つ以上の構造を有していれば、いかなるポリイミド樹脂を用いても良い。例えば、上記一般式(1)〜(6)のいずれかで表される構造のうち、1つ以上の構造を有する酸二無水物成分、あるいは上記一般式(1)〜(6)のいずれかで表される構造のうち、1つ以上の構造を有するジアミン成分を用いて、ポリイミド樹脂の前駆体であるポリアミド酸を製造し、これをイミド化してポリイミド樹脂を製造する方法、官能基を有する酸二無水物成分あるいは官能基を有するジアミン成分を用いて官能基を有するポリアミド酸を製造し、この官能基と反応しうる官能基、及び上記一般式(1)〜(6)のいずれかで表される構造のうち、1つ以上の構造を有する化合物を反応させて、上記一般式(1)〜(6)のいずれかで表される構造が導入されたポリアミド酸を製造し、これをイミド化してポリイミド樹脂を製造する方法、官能基を有する酸二無水物成分あるいは官能基を有するジアミン成分を用いて官能基を有するポリアミド酸を製造し、これをイミド化して官能基を有するポリイミドを製造し、この官能基と反応しうる官能基、及び上記一般式(1)〜(6)のいずれかで表される構造のうち、1つ以上の構造を有する化合物を反応させて、上記一般式(1)〜(6)のいずれかで表される構造が導入されたポリイミド樹脂を製造する方法、などが挙げられる。ここで、上記一般式(1)〜(6)のいずれかで表される構造のうち、1つ以上の構造を有するジアミンは比較的容易に入手することが可能であるため、上記の中でも、酸二無水物成分と、上記一般式(1)〜(6)のいずれかで表される構造のうち、1つ以上の構造を有するジアミン成分とを反応させて目的とするポリイミド樹脂を製造することが好ましい。また、常態での接着強度、PCT処理前後の接着強度がさらに優れるという点から、シロキサン構造を有するポリイミド樹脂を含むことがさらに好ましい。
ポリイミド樹脂は、一般的に酸二無水物成分とジアミン成分とを反応させて得られるものである。以下、本発明の樹脂層に使用可能な酸二無水物成分について説明する。
上記一般式(7)で表されるジアミン成分を用いることにより、得られるポリイミド樹脂によれば、より効果的に無電解めっき銅層と強固に接着させることができる。
1)芳香族ジアミン化合物を有機極性溶媒中に溶解し、これと実質的に等モルの芳香族テトラカルボン酸二無水物を反応させて重合する方法;
2)芳香族テトラカルボン酸二無水物とこれに対し過小モル量の芳香族ジアミン化合物とを有機極性溶媒中で反応させ、両末端に酸無水物基を有するプレポリマーを得る。続いて、全工程において用いられる芳香族テトラカルボン酸二無水物と芳香族ジアミン化合物が実質的に等モルとなるように芳香族ジアミン化合物を用いて、一段階あるいは多段階に重合させる方法;
3)芳香族テトラカルボン酸二無水物とこれに対し過剰モル量の芳香族ジアミン化合物とを有機極性溶媒中で反応させ、両末端にアミノ基を有するプレポリマーを得る。続いてここに芳香族ジアミン化合物を追加添加後、全工程において用いる芳香族テトラカルボン酸二無水物と芳香族ジアミン化合物が実質的に等モルとなるように芳香族テトラカルボン酸二無水物を用いて、一段階または多段階に重合する方法;
4)芳香族テトラカルボン酸二無水物を有機極性溶媒中に溶解及び/または分散させた後、実質的に等モルとなるように芳香族ジアミン化合物を用いて重合させる方法;
5)実質的に等モルの芳香族テトラカルボン酸二無水物と芳香族ジアミンの混合物を有機極性溶媒中で反応させて重合する方法;
などのような方法である。これら方法を単独で用いても良いし、部分的に組み合わせて用いることもできる。
上記繊維と樹脂との複合体について説明する。該複合体に用いられる繊維としては特に限定されないが、紙、ガラス織布、ガラス不織布、アラミド織布、アラミド不織布、ポリテトラフロロエチレン、から選ばれる少なくとも一種の繊維であることが好ましい。紙としては、木材、樹皮、綿、麻、合成樹脂等の素原料より調製された製紙用パルプ、溶解用パルプ、合成パルプ等のパルプを原料とする紙を用いることができる。ガラス織布、ガラス不織布としては、EガラスまたはDガラスおよび他のガラスからなるガラス織布、ガラス不織布を使用できる。アラミド織布、アラミド不織布はとしては、芳香族ポリアミド、若しくは芳香族ポリアミドイミドからなるアラミド織布、アラミド不織布を使用できる。ここで芳香族ポリアミドとは、従来公知のメタ型芳香族ポリアミドまたはパラ型芳香族ポリアミドあるいはそれらの共重合芳香族ポリアミド等である。ポリテトラフロロエチレンとしては、延伸加工して微細な連続多孔質構造もったポリテトラフロロエチレンを好ましく使用することができる。
本発明に係る銅張積層板を製造する方法としては、上述の各材料を用いて、常法に従い行うことができ、当業者の考え得るいかなる方法を用いても構わない。例えば、上記樹脂層と繊維と樹脂との複合体からなる層とを積層一体化して得られる積層体または該積層体を重ね合わせた積層体を得た後に、これらの積層体に無電解めっきを施すことにより、本発明の銅張積層板を得ることができる。以下、この方法について具体的に説明する。
本発明に係る銅張積層板は、上述のように、平滑な樹脂層上に強固に接着した銅箔を有している。このため、本発明の銅張積層板は微細配線形成性に優れており、例えば、プリント配線板として利用可能である。上記銅張積層板を用いたプリント配線板としては、例えば、上記銅張積層板に配線形成を施した片面若しくは両面プリント配線板や、上記銅張積層板をコア基板としたビルドアップ配線板等の各種高密度プリント配線板を挙げることができる。
まず、上記銅張積層板に対して、めっきレジストを形成する。上記めっきレジストとしては、例えば、感光性めっきレジストを用いることができる。この感光性めっきレジストとしては、広く市販されている公知の材料を用いることができる。なお、本発明のプリント配線板の製造方法では、微細配線化に対応するために50μmピッチ以下の解像度を有する感光性めっきレジストを用いることが好ましい。無論、本発明のプリント配線板の配線ピッチに、50μm以下のピッチを有する回路とそれ以上のピッチを有する回路が混在してもよい。
次に、常法に従い、レジストの形成されていない部分に電解銅パターンめっきを施す。この場合、当業者であれば、公知の多くの方法を適用することにより、実施可能である。
続いて、レジスト剥離を行う。レジスト剥離には、使用しためっきレジストの剥離に適した材料を常法に従い好適に使用することができ、特に限定されるものではない。例えば、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水溶液等を用いることができる。
そして、無電解めっき層をクイックエッチングすることにより配線を形成する。このクイックエッチングには、公知のクイックエッチャントを用いることができる。例えば、硫酸・過酸化水素系エッチャント、過硫酸アンモニウム系エッチャント、過硫酸ナトリウム系エッチャントや希釈した塩化第二鉄系エッチャント、希釈した塩化第二銅系エッチャント等を好ましく用いることができる。
得られた銅張積層板に、めっき銅層の厚みが18μmとなるように電解銅めっきを施した。その後、180℃、30分の乾燥処理を行った後、JPCA−BU01−1998(社団法人日本プリント回路工業会発行)に従い、常態、およびプレッシャークッカー試験(PCT)後の接着強度を測定した。
銅張積層板のめっき銅層をエッチング除去し、露出した表面の表面粗度Raの測定を行った。測定は、光波干渉式表面粗さ計(ZYGO社製NewView5030システム)を用いて下記の条件で表面Aの算術平均粗さを測定した。
(測定条件);
対物レンズ:50倍ミラウ イメージズーム:2
FDA Res:Normal
解析条件:
Remove:Cylinder
Filter:High Pass
Filter Low Waven:0.002mm
〔配線形成性〕
銅張積層板のめっき銅層上にレジストパターンを形成し、パターン銅の厚みが10μmとなるように電解銅パターンめっきを行った後、レジストパターンを剥離し、さらに露出しためっき銅を塩酸/塩化第二鉄系エッチャントで除去して、ライン アンド スペース(L/S)=10μm/10μmの配線を有する両面プリント配線板を作製した。該プリント配線板の配線が、断線や形状不良なく良好に作製できている場合を○、断線や形状不良を生じている場合を×として配線形成性を評価した。
容量2000mlのガラス製フラスコに、信越化学工業株式会社製KF8010を62g(0.075mol)と、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル15g(0.075mol)と、N,N−ジメチルホルムアミド(以下、DMFと呼ぶ)を投入し、撹拌しながら溶解させ、4,4’−(4,4’−イソプロピリデンジフェノキシ)ビスフタル酸無水物78g(0.15mol)を添加、約1時間撹拌し、固形分濃度30%ポリアミド酸のDMF溶液を得た。上記ポリアミド酸溶液をテフロン(登録商標)コートしたバットにとり、真空オーブンで、200℃、120分、665Paで減圧加熱し、ポリイミド樹脂1を得た。
容量2000mlのガラス製フラスコに、信越化学工業株式会社製KF8010を86g(0.10mol)と、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル9g(0.05mol)と、DMFを投入し、撹拌しながら溶解させ、4,4’−(4,4’−イソプロピリデンジフェノキシ)ビスフタル酸無水物78g(0.15mol)を添加、約1時間撹拌し、固形分濃度30%ポリアミド酸のDMF溶液を得た。上記ポリアミド酸溶液をテフロン(登録商標)コートしたバットにとり、真空オーブンで、200℃、120分、665Paで減圧加熱し、ポリイミド樹脂2を得た。
容量2000mlのガラス製フラスコに、エラスマー1000P(イハラケミカル工業(株)製)を92g(0.075mol)と、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル15g(0.075mol)と、N,N−ジメチルホルムアミド(以下、DMFと呼ぶ)を投入し、撹拌しながら溶解させ、4,4’−(4,4’−イソプロピリデンジフェノキシ)ビス(無水フタル酸)78g(0.15mol)を添加、約1時間撹拌し、固形分濃度30%ポリアミド酸のDMF溶液を得た。上記ポリアミド酸溶液をテフロン(登録商標)コートしたバットにとり、真空オーブンで、200℃、120分、665Paで減圧加熱し、ポリイミド樹脂3を得た。
上記ポリイミド樹脂1をジオキソランに溶解させ、樹脂層を形成する溶液(A)を得た。固形分濃度は5重量%となるようにした。
ポリイミド樹脂2をジオキソランに溶解させ、樹脂層を形成する溶液(B)を得た。固形分濃度は5重量%となるようにした。
ジャパンエポキシレジン(株)社製ビフェニル型エポキシ樹脂のYX4000Hを32.1g、和歌山精化工業(株)社製ジアミンのビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン17.9g、四国化成工業(株)社製のエポキシ硬化剤、2,4−ジアミノ−6−[2’−ウンデシルイミダゾリル−(1’)]−エチル−s−トリアジン0.2gをジオキソランに溶解させたエポキシ樹脂組成物溶液(C)を得た。固形分濃度は5重量%になるようにした。溶液(B)90gと溶液(C)10gとを混合して、樹脂層を形成する溶液(D)を得た。
ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当量480)100gに、ジシアンジアミド3g、2−エチル−4−メチルイミダゾール0.1gおよびアセトン60gを加えて攪拌溶解し、繊維と樹脂との複合体を形成する溶液(E)を得た。
2、2−ビス(4−シアナトフェニル)プロパン90gとビス(4−マレイミドフェニル)メタン10gとを150℃で100分間予備反応させ、これをメチルエチルケトンとDMFとの混合溶媒に溶解させ、さらにオクチル酸亜鉛1.8部を加えて均一に混合して、繊維と樹脂との複合体を形成する溶液(F)を得た。
樹脂層を形成する上記溶液(A)を、支持体フィルム(商品名セラピールHP、東洋メタライジング社製)の表面上に流延塗布した。その後、熱風オーブンにて60℃の温度で加熱乾燥させ、厚み10μmの樹脂層フィルム(G)を得た。
樹脂層を形成する溶液(B)を用いた点を除いて、実施例1と同様の手順で銅張積層板を得た。得られた銅張積層板を用いて、各種評価項目の評価手順に従い評価した。評価結果を表3に示す。
樹脂層を形成する溶液(D)を用いた点を除いて、実施例1と同様の手順で銅張積層板を得た。得られた銅張積層板を用いて、各種評価項目の評価手順に従い評価した。評価結果を表3に示す。
繊維と樹脂との複合体を形成する溶液(F)を厚さ100μmのガラス織布に塗布・含浸し、160℃の温度で乾燥して樹脂分45重量%の繊維と樹脂との複合体を得た。この繊維と樹脂との複合体を4枚重ね合わせ、その上下面に上記実施例2のようにして得たフィルム(G)を支持体フィルムから剥離して重ね合わせて、200℃、2MPa、120分の条件で真空プレス積層した以外は実施例1と同様にして、銅張積層板を得た。得られた銅張積層板を用いて、各種評価項目の評価手順に従い評価した。評価結果を表3に示す。
実施例1で得た繊維と樹脂との複合体のうちの2枚に、樹脂層を形成する溶液(B)をスピンコート法にて塗布、熱風オーブンで60℃の温度で加熱し、厚み2μmの樹脂層を有する繊維と樹脂との複合体を作製した。この繊維と樹脂との複合体2枚で何も処理を施していない繊維と樹脂との複合体2枚を挟むように、樹脂層が外側となるように重ね合わせた以外は実施例1と同様にして、銅張積層板を得た。得られた銅張積層板を用いて各種評価項目の評価手順に従い評価した。評価結果を表3に示す。
実施例1で得た繊維と樹脂との複合体4枚のうちの2枚に、実施例2のようにして得たフィルム(G)を支持体フィルム毎重ね合わせ、150℃、1MPa、6分の条件で真空プレス積層し、支持体フィルムを剥離することで、厚み10μmの樹脂層を有する繊維と樹脂との複合体を作製した。この繊維と樹脂との複合体2枚で何も処理を施していない繊維と樹脂との複合体2枚を挟むように重ね合わせた以外は実施例1と同様にして、銅張積層板を得た。得られた銅張積層板を用いて、各種評価項目の評価手順に従い評価した。評価結果を表3に示す。
〔実施例7〕
ポリイミド樹脂3をジオキソランに溶解させ、樹脂層を形成する溶液を得た。固形分濃度は5重量%となるようにした。該樹脂溶液を樹脂フィルム(T−1(s);38μm厚み、パナック株式会社製)上に流延塗布、60℃で乾燥し、樹脂フィルム付きの厚み2μmの樹脂層フィルムを得た。
この配線板を用いて各種評価項目の評価手順に従い評価した。評価結果を表5に示す。
実施例1で得た繊維と樹脂との複合体4枚を18μm厚みの電解銅箔2枚で挟むように積層した以外は実施例1と同様にして銅張積層板を得た。得られた銅張積層板を用いて、各種評価項目の評価手順に従い評価した。評価結果を表4に示す。なお、配線形成性は、レジスト形成後、エッチングを行うことによるサブトラクティブ法にて配線形成して評価を行った。
実施例4で用いた繊維と樹脂との複合体4枚を18μm厚みの電解銅箔2枚で挟むように積層した以外は実施例1と同様にして銅張積層板を得た。得られた銅張積層板を用いて、各種評価項目の評価手順に従い評価した。評価結果を表4に示す。なお、配線形成性は、レジスト形成後、エッチングを行うことによるサブトラクティブ法にて配線形成して評価を行った。
2 樹脂層
3 繊維と樹脂との複合体層
10 銅張積層板
10’ 銅張積層板
Claims (10)
- めっき銅層と、樹脂層と、繊維と樹脂との複合体と、を備え、
少なくとも、上記めっき銅層と樹脂層とは接して積層されていることを特徴とする銅張積層板。 - 上記めっき銅層は、無電解めっき銅層を含むものであることを特徴とする請求項1に記載の銅張積層板。
- 上記樹脂層は、めっき銅層と良好に接着する性質を有するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の銅張積層板。
- 上記樹脂層は、ポリイミド樹脂を含むものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の銅張積層板。
- 上記樹脂層は、シロキサン構造を有するポリイミド樹脂を含むものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の銅張積層板。
- 上記樹脂層の表面粗さは、カットオフ値0.002mmで測定した算術平均粗さRaで、0.5μm未満であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の銅張積層板。
- 上記繊維と樹脂との複合体に用いられる樹脂は、エポキシ樹脂、熱硬化型ポリイミド樹脂、シアナートエステル樹脂、ヒドロシリル硬化樹脂、ビスマレイミド樹脂、ビスアリルナジイミド樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、アリル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、熱可塑性ポリイミド樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、から選ばれる少なくとも一種の樹脂であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の銅張積層板。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載の銅張積層板を用いてなることを特徴とするプリント配線板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006116210A JP2006324654A (ja) | 2005-04-19 | 2006-04-19 | 銅張積層板およびプリント配線板 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005121610 | 2005-04-19 | ||
JP2006116210A JP2006324654A (ja) | 2005-04-19 | 2006-04-19 | 銅張積層板およびプリント配線板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006324654A true JP2006324654A (ja) | 2006-11-30 |
Family
ID=37544060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006116210A Pending JP2006324654A (ja) | 2005-04-19 | 2006-04-19 | 銅張積層板およびプリント配線板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006324654A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007046048A (ja) * | 2005-07-15 | 2007-02-22 | Kaneka Corp | 無電解めっき用材料及びプリント配線板 |
JP2011159725A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Toppan Printing Co Ltd | 太陽電池モジュール用基材とその製造方法、太陽電池モジュール |
US9661749B2 (en) | 2011-12-16 | 2017-05-23 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Metal-clad laminate and printed wiring board |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1058628A (ja) * | 1996-05-31 | 1998-03-03 | Ube Ind Ltd | ポリイミド成形体、その製法及びその利用 |
JP2000017148A (ja) * | 1998-07-01 | 2000-01-18 | Ajinomoto Co Inc | 熱硬化性樹脂組成物及びこれを用いたプリント配線板用層間接着フィルム |
JP2002264255A (ja) * | 2001-03-07 | 2002-09-18 | Toray Ind Inc | 樹脂付き金属箔及びこれを用いた配線板 |
JP2003152293A (ja) * | 2001-11-09 | 2003-05-23 | Hitachi Chem Co Ltd | プリント配線板 |
JP2003234558A (ja) * | 2001-12-05 | 2003-08-22 | Toray Ind Inc | 配線板およびその製造方法 |
JP2004189981A (ja) * | 2002-12-13 | 2004-07-08 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 熱可塑性ポリイミド樹脂材料および積層体およびプリント配線板の製造方法 |
JP2004276411A (ja) * | 2003-03-14 | 2004-10-07 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 積層体、プリント配線板、およびプリント配線板の製造方法 |
JP2005047995A (ja) * | 2003-07-30 | 2005-02-24 | Kaneka Corp | 難燃性を向上させた耐熱性樹脂組成物およびその利用 |
JP2005052981A (ja) * | 2003-08-04 | 2005-03-03 | Toray Ind Inc | 金属層付きフィルムおよびそれを用いたフレキシブルプリント配線板 |
-
2006
- 2006-04-19 JP JP2006116210A patent/JP2006324654A/ja active Pending
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1058628A (ja) * | 1996-05-31 | 1998-03-03 | Ube Ind Ltd | ポリイミド成形体、その製法及びその利用 |
JP2000017148A (ja) * | 1998-07-01 | 2000-01-18 | Ajinomoto Co Inc | 熱硬化性樹脂組成物及びこれを用いたプリント配線板用層間接着フィルム |
JP2002264255A (ja) * | 2001-03-07 | 2002-09-18 | Toray Ind Inc | 樹脂付き金属箔及びこれを用いた配線板 |
JP2003152293A (ja) * | 2001-11-09 | 2003-05-23 | Hitachi Chem Co Ltd | プリント配線板 |
JP2003234558A (ja) * | 2001-12-05 | 2003-08-22 | Toray Ind Inc | 配線板およびその製造方法 |
JP2004189981A (ja) * | 2002-12-13 | 2004-07-08 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 熱可塑性ポリイミド樹脂材料および積層体およびプリント配線板の製造方法 |
JP2004276411A (ja) * | 2003-03-14 | 2004-10-07 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 積層体、プリント配線板、およびプリント配線板の製造方法 |
JP2005047995A (ja) * | 2003-07-30 | 2005-02-24 | Kaneka Corp | 難燃性を向上させた耐熱性樹脂組成物およびその利用 |
JP2005052981A (ja) * | 2003-08-04 | 2005-03-03 | Toray Ind Inc | 金属層付きフィルムおよびそれを用いたフレキシブルプリント配線板 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007046048A (ja) * | 2005-07-15 | 2007-02-22 | Kaneka Corp | 無電解めっき用材料及びプリント配線板 |
JP2011159725A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Toppan Printing Co Ltd | 太陽電池モジュール用基材とその製造方法、太陽電池モジュール |
US9661749B2 (en) | 2011-12-16 | 2017-05-23 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Metal-clad laminate and printed wiring board |
US9795030B2 (en) | 2011-12-16 | 2017-10-17 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Metal-clad laminate and printed wiring board |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101210800B1 (ko) | 섬유-수지 복합체, 적층체 및 프린트 배선판, 및 프린트배선판의 제조 방법 | |
WO2004055110A1 (ja) | 熱可塑性ポリイミド樹脂フィルム、積層体およびそれからなるプリント配線板の製造方法 | |
JP2001072781A (ja) | ポリイミドフィルムおよびそれを用いた電気・電子機器用基板 | |
JP2006224644A (ja) | 絶縁シートおよび金属層/絶縁シート積層体とそれを用いたプリント配線板 | |
KR101278342B1 (ko) | 도금용 재료 및 그의 이용 | |
JP2007208087A (ja) | 高屈曲性フレキシブルプリント配線板 | |
KR20070007296A (ko) | 배선기판용 적층체 | |
KR101195730B1 (ko) | 도금용 재료, 상기 도금용 재료에 사용되는 폴리아미드산 용액, 폴리이미드 수지 용액 및 이들을 사용하여 제조되는 인쇄 배선판 | |
JP2008188843A (ja) | ポリイミド前駆体溶液の多層膜、多層ポリイミドフィルム、片面金属張積層板、および多層ポリイミドフィルムの製造方法 | |
JP2002307608A (ja) | 積層体の製造方法および多層プリント配線板 | |
JP2006324654A (ja) | 銅張積層板およびプリント配線板 | |
JP4630121B2 (ja) | 積層体及びプリント配線板 | |
JP2009012366A (ja) | 積層体及びプリント配線板 | |
JP2003118054A (ja) | 積層体並びに多層プリント配線板 | |
JP4647386B2 (ja) | めっき用材料の製造方法および、無電解めっき皮膜の形成方法 | |
JP4866589B2 (ja) | めっき用材料、該めっき用材料に用いるポリアミド酸溶液、ポリイミド樹脂溶液及びこれらを用いてなるプリント配線板 | |
JP4866590B2 (ja) | めっき用材料、該めっき用材料に用いるポリアミド酸溶液、ポリイミド樹脂溶液及びこれらを用いてなるプリント配線板 | |
KR101665060B1 (ko) | 다층 폴리이미드 필름의 제조방법 | |
JP2002317046A (ja) | ポリイミドフィルムおよびその製造方法ならびにそれを使用した積層体および多層プリント配線板 | |
JP2006319239A (ja) | 積層体及びプリント配線板 | |
JP2006183132A (ja) | 溶液、めっき用材料及びプリント配線板 | |
JP3805546B2 (ja) | 耐熱性ボンディングシートの製造方法 | |
JP2007045150A (ja) | 繊維−樹脂複合体とその製造方法、及びプリント配線板 | |
KR100646248B1 (ko) | 2층 동장 적층판의 제조방법 | |
JP2008270283A (ja) | フレキシブルプリント配線板 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090319 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110201 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110324 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110412 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110823 |