JP2006322422A - 多気筒エンジン用吸気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸気負圧による弁体の横方向振動を抑えて,弁体によるバイパス下流通路の開度制御を安定させ,各気筒に供給するファーストアイドル空気量の均一化を可能にする。
【解決手段】バイパス上流通路12aの下流端と複数のバイパス下流通路12b1 ,12b2 の上流端との間を連通させると共に,その連通度合いを制御するバイパス制御弁10とを備える,多気筒エンジン用吸気装置において,バイパス制御弁10を,シリンダ状の弁室18と,この弁室18に摺動可能に嵌装されるピストン状の弁体26とで構成し,その弁室18の一端面にバイパス上流通路12aの下流端を開口させ,弁室18の側面に複数のバイパス下流通路12b1 ,12b2 の上流端を,弁室18の軸線Yを含む平面P1の一側方に片寄せして開口させ,これらバイパス下流通路12b1 ,12b2 の上流端を弁体26の摺動によって開閉するようにした。
【選択図】 図8

Description

本発明は,多気筒エンジンの吸気ポートに連なる複数の吸気道と,これら吸気道を開閉する複数のスロットル弁と,上流端が大気に開口する共通のバイパス上流通路と,各下流端が対応するスロットル弁より下流側の吸気道に開口する複数のバイパス下流通路と,バイパス上流通路の下流端と複数のバイパス下流通路の上流端との間を連通させると共に,その連通度合いを制御するバイパス制御弁とを備える,多気筒エンジン用吸気装置の改良に関する。
かゝる多気筒エンジン用吸気装置は,特許文献1に開示されるように,既に知られており,それにおけるバイパス制御弁は,主としてエンジンの暖機運転時,そのファーストアイドル回転数を適正に制御すべく,バイパスを通してエンジンに供給されるファーストアイドル空気量を調節するために使用される。
特開2002−89415号公報
上記特許文献1に開示される多気筒エンジン用吸気装置は,バイパス制御弁を,シリンダ状の弁室と,この弁室に摺動可能に嵌装されるピストン状の弁体とで構成し,その弁室の一端面にバイパス上流通路の下流端を開口させ,弁室の側面に複数のバイパス下流通路の上流端を,弁室の軸線を含む平面に沿って互いに対向するように開口させ,これらバイパス下流通路の上流端を弁体の摺動によって開閉することにより,バイパス上流通路及びバイパス下流通路間の連通度合いを制御するようになっている。
上記のように,弁室の側面に開口する複数のバイパス下流通路の上流端を,弁室の軸線を含む平面に沿って互いに対向配置したものでは,エンジンの運転中,その吸気負圧が複数のバイパス下流通路に交互に作用するとき,弁体が弁室の内周面に一側方と他側方とに交互に引き寄せられて横方向に振動することになり,このため弁体によるバイパス下流通路の開度制御が不安定になる虞がある。
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,多気筒エンジンの吸気負圧による弁体の横方向振動を抑えて,弁体によるバイパス下流通路の開度制御を安定させ,特にエンジンの各気筒に供給するファーストアイドル空気量の均一化を可能にして,排ガス浄化に寄与し得る,前記多気筒エンジン用吸気装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,多気筒エンジンの吸気ポートに連なる複数の吸気道と,これら吸気道を開閉する複数のスロットル弁と,上流端が大気に開口する共通のバイパス上流通路と,各下流端が対応するスロットル弁より下流側の吸気道に開口する複数のバイパス下流通路と,バイパス上流通路の下流端と複数のバイパス下流通路の上流端との間を連通させると共に,その連通度合いを制御するバイパス制御弁とを備える,多気筒エンジン用吸気装置において,バイパス制御弁を,シリンダ状の弁室と,この弁室に摺動可能に嵌装されるピストン状の弁体とで構成し,その弁室の一端面にバイパス上流通路の下流端を開口させ,弁室の側面に複数のバイパス下流通路の上流端を,弁室の軸線を含む平面の一側方に片寄せして開口させ,これらバイパス下流通路の上流端を弁体の摺動によって開閉することにより,バイパス上流通路及びバイパス下流通路間の連通度合いを制御することを第1の特徴とする。
尚,前記回り止め手段は,後述する本発明の実施例中のキー溝27及びキー28に対応する。
また本発明は,第1の特徴に加えて,弁体の回転を阻止する回り止め手段を,弁室の軸線を含んで複数のバイパス下流通路の弁室への開口部中央を通る第2の平面上に配置したことを第2の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば,バイパス制御弁の弁体がバイパス下流通路の弁室への開度を調整しているファーストアイドリング時には,エンジンの吸気負圧が複数のバイパス下流通路を通して弁体の側面に交互に作用しても,弁体は,上記負圧により,互いに近接した複数のバイパス下流通路の弁室への開口部の中間部に引き寄せられることになって振動が抑制され,その結果,上記開口部側の弁室内側面と弁体との間隙の変化が殆どなくなり,弁体によるバイパス下流通路の開度制御の精度を高め,エンジンの各気筒に供給するファーストアイドル空気量の均一化を図り,ファーストアイドル回転数の安定化と共に,排ガス中の有害成分低減を図ることができる。
また本発明の第2の特徴によれば,弁体が,エンジンの吸気負圧により互いに近接した複数のバイパス下流通路の弁室への開口部の中間部に引き寄せられることになっても,回り止め手段に無理な側圧は作用せず,したがって回り止め手段が弁体の摺動を妨げることもないから,弁体のスムーズな作動を確保することができる。
本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の好適な実施例に基づいて以下に説明する。
図1は本発明に係る多気筒エンジン用吸気装置の正面図,図2は図1の2矢視平面図,図3は図1の3部拡大図,図4は図3の4−4線断面図,図5は図3の5−5線断面図,図6は図4の6−6線断面図,図7は図4の7−7線断面図,図8は図6の8−8線断面図,図9は同吸気装置の空気通路系統図である。
図1,図2及び図9において,符号Dは2気筒エンジン用吸気装置であって,並列に配置されるスロットルボディ1を備えており,このスロットルボディ1は,図示外のエンジンに向かう下流側を下向きにした互いに平行な一対の吸気道21 ,22 が設けられて,ダウンドラフト型に構成され,このスロットルボディ1の上端部には,各吸気道21 ,22 の上流端が開口するエアクリーナ3が取り付けられる。
スロットルボディ1には,吸気道21 ,22 を横断する弁軸4が回転自在に支承され,各吸気道21 ,22 を開閉するスロットル弁51 ,52 がこの弁軸4に取り付けられる。弁軸4の一端には,それを開閉駆動するためのスロットルドラム6が取り付けられる。またスロットルボディ1には,スロットル弁51 ,52 より下流側の吸気道21 ,22 を通して,エンジンの吸気ポートに燃料を噴射する燃料噴射弁71 ,72 が装着される。
図2〜図4に示すように,スロットルボディ1には,一対の吸気道21 ,22 間に形成されて,スロットルボディ1の,エアクリーナ3側上端面に開口する一つの空気入口チャンバ8と,この空気入口チャンバ8から延出した誘導通路9とが形成され,この誘導通路9にバイパス制御弁10が接続される。空気入口チャンバ8及び誘導通路9によりバイパス上流通路12aが構成される。
バイパス制御弁10からは一対のバイパス下流通路12b1 ,12b2 が延出し,これらバイパス下流通路12b1 ,12b2 の下流端は,スロットルボディ1の,各スロットル弁51 ,52 より下流の吸気道21 ,22 にそれぞれ開口する。
而して,図9に明示するように,上記バイパス上流通路12a及びバイパス下流通路12b1 ,12b2 により,吸気道21 ,22 に各スロットル弁51 ,52 を迂回してそれぞれ接続されるバイパス121 ,122 が構成され,バイパス上流通路12aは,両バイパス121 ,122 に共通する単一通路となる。そしてバイパス制御弁10は,この単一のバイパス上流通路12aに導入された2次空気をバイパス下流通路12b1 ,12b2 を通して吸気道21 ,22 にそれぞれ分配すると共に,その分配空気量を同時に制御する機能を持つ。
さて,図3〜図9に基づいて,スロットルボディ1のバイパス121 ,122 及びバイパス制御弁10の具体的構造について説明する。
スロットルボディ1の一側面に,制御ブロック15が複数のボルト16により取り外し可能にガスケット17を挟んで接合され,この制御ブロック15に,上下方向に延びるシリンダ状の弁室18が設けられ,前記空気入口チャンバ8の下部を弁室18の下部に連通する誘導通路9がスロットルボディ1から制御ブロック15にかけて設けられる。こうすることで,バイパス上流通路12aは,弁体26の下方に配置される。
弁室18の下部の周囲に一対の分配室321 ,322 が設けられ,弁室18を上記分配室321 ,322 に連通する一対の計量孔191 ,192 が弁室18の周壁に穿設される。
弁室18には,上記計量孔191 ,192 の開度を,その全閉から全開に亙り調節するピストン状の弁体26が上方から摺動可能に嵌装され,その際,弁体26の回転を阻止すべく,弁体26の側面にキー溝27が設けられると共に,それに摺動自在に係合するキー28が制御ブロック15に取り付けられる。この弁体26を開閉作動する電動アクチュエータ25が,弁室18の上端に連なって制御ブロック15に形成される装着孔29に装着され,ボルトで制御ブロック15に固着される。この電動アクチュエータ25は,下方に突出した出力軸30を弁体26の中心部のねじ孔31に螺合していて,その出力軸30を正,逆転させることにより,弁体26を昇降(開閉)することができる。電動アクチュエータ25の下端面と装着孔29の底面との間には,出力軸30の外周面に密接する板状のシール部材23が介装される。而して,上記弁室18及び弁体26により前記バイパス制御弁10が構成される。
制御ブロック15の,スロットルボディ1との接合面15a(図6参照)には,前記一対の分配室321 ,322 と,これら分配室321 ,322 の下方に,隔壁33を挟んで並ぶ一対の第2迷路要素35,35とが開口するように形成される。一方,スロットルボディ1の,制御ブロック15との接合面1a(図7参照)には,一対の第1迷路要素34,34と,これらの下方に位置する一対の通孔36,36とが開口するように形成される。而して,スロットルボディ1に制御ブロック15を接合すると,第1迷路要素34,34が分配室321 ,322 を第2迷路要素35,35にそれぞれ連通させ,また第2迷路要素35,35が通孔36,36に連通するようになっている。上記通孔36,36は,複数のドリル孔を連ねて構成され,その終端は,スロットル弁51 ,52 より下流側の吸気道21 ,22 に開口している。
而して,計量孔191 ,192 ,分配室321 ,322 ,第1迷路要素34,34,第2迷路要素35,35及び通孔36,36により,一対のバイパス121 ,122 の迷路状のバイパス下流通路12b1 ,12b2 が構成される。
前記空気入口チャンバ8の下部と,通孔36,36の各中間部とは,アイドル空気通路371 ,372 で連通され,これらアイドル空気通路371 ,372 の中間部の通路面積をそれぞれ調整し得る一対のアイドル調整ねじ381 ,382 がスロットルボディ1に螺着される(図9参照)。
図8に明示するように,一対のバイパス下流通路12b1 ,12b2 の上流端であって,シリンダ状の弁室18に開口する計量孔191 ,192 は,弁室18の軸線Yを含む平面P1の一側方に片寄せして配置される。一方,弁体26の回り止め用の前記キー28は,上記軸線Yを含む,両計量孔191 ,192 間の中央を通る第2の平面P2上に配置される。
次に,この実施例の作用について説明する。
エンジンの暖機運転時には,図示外の制御装置がエンジン温度に対応した電流をバイパス制御弁10の電動アクチュエータ25に供給して,電動アクチュエータ25を作動させるので,エンジンの低温時には,弁体26を大きく引き上げて,計量孔191 ,192 の開度を大きく調整する。したがって,スロットル弁51 ,52 を全閉にした状態では,バイパス121 ,122 を通してエンジンに供給されるファーストアイドル空気は,上記計量孔191 ,192 により比較的多く制御され,同時に,燃料噴射弁71 ,72 から吸気道21 ,22 の下流側に向けて電動アクチュエータ25の作動量に応じた燃料が噴射され,エンジンは,これらファーストアイドル空気及び燃料の供給を受けて暖機運転を促進するように,適正なファーストアイドリング回転数を保つことができる。
暖機運転の進行によりエンジン温度が上昇すると,それに応じて電動アクチュエータ25が弁体26を下降させて,計量孔191 ,192 の開度を減少していくので,バイパス121 ,122 を通してエンジンに供給するファーストアイドル空気が減少され,エンジンのファーストアイドリング回転数が低下していく。そしてエンジン温度が所定の高温になると,電動アクチュエータ25が弁体26を全閉状態まで下降し,バイパス121 ,122 を全て遮断するので,吸気道21 ,22 のスロットル弁51 ,52 を閉じた状態では,アイドル空気通路371 ,372 のみを通して最少のアイドル空気がエンジンに供給されることになり,エンジンは通常のアイドル回転数に制御される。その際,アイドル空気通路371 ,372 を流れるアイドル空気量は,アイドル調整ねじ381 ,382 の進退調節により個別に調整することができる。
ところで,バイパス制御弁10の弁体26が計量孔191 ,192 の開度を調整しているファーストアイドリング時には,エンジンの吸気負圧が一対のバイパス下流通路12b,12b2 即ち計量孔191 ,192 を通して弁体26の側面に交互に作用するので,弁体26は,シリンダ状の弁室18内で計量孔191 ,192 側に交互に引き寄せられるが,これら計量孔191 ,192 が弁室18の軸線Yを含む平面P1の一側方に片寄せして配置されているから,弁体26は,上記負圧により,計量孔191 ,192 の中間部の弁室18内側面に引き寄せられることになって振動が抑制され,その結果,計量孔191 ,192 側の弁室18内側面と弁体26との間隙の変化が殆どなくなり,弁体26による各計量孔191 ,192 の開度制御の精度を高め,エンジンの各気筒に供給するファーストアイドル空気量の均一化を図り,ファーストアイドル回転数の安定化と共に,排ガス中の有害成分低減を図ることができる。
一方,弁体26の回り止め用のキー28及びキー溝27は,上記軸線Yを含んで両計量孔191 ,192 間の中央を通る第2の平面P2上に配置されているので,弁体26が,上記負圧により計量孔191 ,192 の中間部の弁室18内側面に引き寄せられる状態になっても,上記キー28及びキー溝27間には無理な側圧は作用せず,したがってキー28及びキー溝27が弁体26の摺動を妨げることもないから,アクチュエータ25による弁体26のスムーズな作動を確保することができる。
またアクチュエータ25は,バイパス制御弁10の上方に配置されるので,バイパス121 ,122 で水滴が発生したり,エンジンの吹き返し現象により燃料がバイパス121 ,122 に浸入しても,これら水滴及び燃料の電動アクチュエータ25への流入を簡単に防ぐことができ,したがって電動アクチュエータ25には高価なシール手段を必要せず,簡単で安価なシール手段を施すだけで足りる。
また弁体26より上流側のバイパス上流通路12a,即ち空気入口チャンバ8及び誘導通路9は,弁体26の下方に配置され,その空気入口チャンバ8の下部から,スロットルボディ1の吸気道21 ,22 に達するアイドル空気通路371 ,372 が延出するので,バイパス121 ,122 で発生し,若しくはバイパス121 ,122 に浸入した水滴や燃料は,バイパス上流通路12aに流下することになり,しかもこのバイパス上流通路12aでは,弁体26の開閉状態に拘らず常に,アイドル空気通路371 ,372 から吸気道21 ,22 の下流側に向かう空気の流れが生じることで,上記水滴や燃料をその空気の流れに乗せて吸気道21 ,22 に排出することができ,したがってバイパス121 ,122 での燃料や水滴の溜まりを防いで,バイパス制御弁10によるファーストアイドル空気量の適正な調節を確保することができる。
さらにバイパス下流通路12b1 ,12b2 は,第1迷路要素34,34及び第2迷路要素35,35により迷路状に構成されるので,吸気道21 ,22 からのガスの吹き返しを緩和し,燃料等のバイパス制御弁10への浸入防止を図ることができる。
またスロットルボディ1と,バイパス制御弁10を取り付ける制御ブロック15とは,接合,分離可能に別体に構成されることで,複数のバイパス121 ,122 も分割構成されることになり,これらバイパス121 ,122 の形成が容易となる。しかも制御ブロック15及びバイパス制御弁10の組立体を,スロットルボディ1とは別個に組み立てることが可能であるから,組立性も良好となり,また制御ブロック15はスロットルボディ1ーから分離することも可能であるから,バイパス制御弁10等のメンテナンス性も良好である。
以上,本発明の実施例について説明したが,本発明はそれに限定されることなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば本発明は,吸気道を略水平にしたホリゾンタル型スロットルボディに適用することもでき,その場合でも,電動アクチュエータ25,弁体26及びバイパス上流通路12aの上下関係は上記実施例と変えないことが望ましい。
本発明に係る多気筒エンジン用吸気装置の正面図。 図1の2矢視平面図。 図1の3部拡大図。 図3の4−4線断面図。 図3の5−5線断面図。 図4の6−6線断面図。 図4の7−7線断面図。 図6の8−8線断面図。 同吸気装置の空気通路系統図。
符号の説明
D・・・・・多気筒エンジン用吸気装置
1・・・・・スロットルボディ
1 ,22 ・・・吸気道
1 ,52 ・・・スロットル弁
10・・・・バイパス制御弁
121 ,122 ・・・バイパス
12a・・・バイパス上流通路
12b1 ,12b2 ・・・バイパス下流通路
18・・・・弁室
25・・・・アクチュエータ
26・・・・弁体
27,28・・・回り止め手段(キー溝,キー)

Claims (2)

  1. 多気筒エンジンの吸気ポートに連なる複数の吸気道(21 ,22 )と,これら吸気道(21 ,22 )を開閉する複数のスロットル弁(51 ,52 )と,上流端が大気に開口する共通のバイパス上流通路(12a)と,各下流端が対応するスロットル弁(51 ,52 )より下流側の吸気道(21 ,22 )に開口する複数のバイパス下流通路(12b1 ,12b2 )と,バイパス上流通路(12a)の下流端と複数のバイパス下流通路(12b1 ,12b2 )の上流端との間を連通させると共に,その連通度合いを制御するバイパス制御弁(10)とを備える,多気筒エンジン用吸気装置において,
    バイパス制御弁(10)を,シリンダ状の弁室(18)と,この弁室(18)に摺動可能に嵌装されるピストン状の弁体(26)とで構成し,その弁室(18)の一端面にバイパス上流通路(12a)の下流端を開口させ,弁室(18)の側面に複数のバイパス下流通路(12b1 ,12b2 )の上流端を,弁室(18)の軸線(Y)を含む平面(P1)の一側方に片寄せして開口させ,これらバイパス下流通路(12b1 ,12b2 )の上流端を弁体(26)の摺動によって開閉することにより,バイパス上流通路(12a)及びバイパス下流通路(12b1 ,12b2 )間の連通度合いを制御することを特徴とする,多気筒エンジン用吸気装置。
  2. 請求項1記載の多気筒エンジン用吸気装置において,
    弁体(26)の回転を阻止する回り止め手段(27,28)を,弁室(18)の軸線(Y)を含んで複数のバイパス下流通路(12b1 ,12b2 )の弁室(18)への開口部中央を通る第2の平面(P2)上に配置したことを特徴とする,多気筒エンジンの吸気装置。
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