JPH0849774A - 流量制御弁 - Google Patents

流量制御弁

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JPH0849774A
JPH0849774A JP6204621A JP20462194A JPH0849774A JP H0849774 A JPH0849774 A JP H0849774A JP 6204621 A JP6204621 A JP 6204621A JP 20462194 A JP20462194 A JP 20462194A JP H0849774 A JPH0849774 A JP H0849774A
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Yoshinori Hanada
芳徳 花田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流出特性の調整が容易に行える流量制御弁を
提供する。 【構成】 ステッピングモータ4を有する流量制御弁1
のバルブ本体2内に弁室5を設け、この弁室5の側部に
流入路6を、下方にシート7を設ける。シート7のシー
ト本体7aの開口縁に第1弁座9を形成し、シート7の
中央部に筒体11を設けて筒体11とシート本体7aと
の間に環状溝12を形成する。シート本体7aに第1オ
リフィス13を形成し、環状溝12とアシスト出口14
を連通する。筒体11の、開口縁に第2弁座15を設
け、底部に第2オリフィス16を設けて弁室5を筒体1
1、第2オリフィス16を介してサージタンク出口17
へ連通する。ステッピングモータ4に設けた駆動軸18
にシート7と対となる弁体19を設ける。弁体19を第
1弁座9に着座する第1テーパー部20とリング溝21
と筒体11に内嵌する第2テーパー部22とにより形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車のアイド
ル制御弁として用いられる流量制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の内燃機関においてアイド
ル回転数を制御するには、スロットルバルブと並行にバ
イパス通路を設け、バイパス通路を通流する吸入空気を
スロットルバルブの下流側のサージタンク吹出口および
燃料噴射ノズル付近に設けられたアシストエア吹出口に
バイパスする装置が知られている。この装置におけるア
イドル回転数の制御には、内燃機関の運転状態に応じ
て、前記バイパス通路を通流する吸入空気を制御する、
例えば図10に示すような三方型の流量制御弁50(実
開平4−54376号公報参照)が用いられている。
【0003】前記流量制御弁50は、ステッピングモー
タ51と、2系統(図中に破線で区画したAおよびB)
の流路を有する制御部52とから構成されている。該制
御部52は、互いが連通する上弁室53および下弁室5
4を有した弁ハウジング55と、前記ステッピングモー
タ51に設けられた前記両弁室53,54内を貫通し、
上下方向に直進運動する作動軸56とからなる。
【0004】前記下弁室54には、吸入空気が流入する
入口ポート57が側部に設けられており、下弁室54の
下方には、前記作動軸56の先端部に設けられた下弁体
58が内嵌する下シート59が配設されるとともに、該
下シート59の下方には下出口ポート60が設けれてい
る。また、前記上弁室53には、前記作動軸56に外嵌
した上弁体61が当接する上シート62が配設されてお
り、前記弁室53の側部には上出口ポート63に連通す
る開口部64が設けれている。このような流量制御弁5
0は、入口ポート57が内燃機関の経路に設けられたス
ロットルバルブより上流側に、また上出口ポート63は
前記アシストエア吹出口に、そして下出口ポート60は
前記サージタンク吹出口に接続されており、前記内燃機
関の経路には、スロットルバルブを迂回する2系統のバ
イパス通路が形成される。
【0005】前記流量制御弁50で内燃機関における吸
入空気量の不足を補う際には、前記ステッピングモータ
51に所定のパルス信号を加え、ステッピングモータ5
1のステップ数を増加させる。すると、前記各弁体5
8,61の設けられた作動軸56が上方へ移動し、入口
ポート57より流入する吸入空気が、各出口ポート6
0,63、すなわち、前記サージタンク吹出口および前
記アシストエア吹出口へ流出する。詳しくは、図11に
示すように、ステッピングモータ51のステップ数が
“0”の地点では、上弁体61が上シート62に当接
し、また下弁体58が下シート59に内嵌した状態にあ
り、上出力ポート流出量C,下出力ポート流出量Dおよ
び総流出量Eはほぼ“0”となり、前記ステップ数の増
加に伴い上出力ポート流出量Cおよび総流出量Eが増加
する。ステップ数が少ない状態においては、下シート5
9に下弁体58が内嵌した状態が維持され、下出力ポー
ト流出量Dはほぼ“0”のままである。そして、さらに
ステップ数を増加させると、やがて上出力ポート流出量
Cは飽和地点Fにて飽和してしまうが、下弁体58と下
シート59とが開弁されることによって前記下出力ポー
ト流出量Dが増加しはじめるので、前記総流出量Eは飽
和することなく増加し続ける。このように、ステッピン
グモータ51のステップ数を変化させて総流出量Eを制
御することにより、内燃機関における吸入空気量の不足
を補うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の流量制御弁50において、前記ステップ数に対する
前記総流出量Eを比例的に制御するには、上出力ポート
流出量Cが飽和する飽和地点Fにて正確に下出力ポート
流出量Dの増加率を上げる必要がある。したがって、こ
れを実現するためには、上弁体61と下弁体58の位置
を正確に調整しなければならず、この調整作業にはかな
りの苦労を要した。
【0007】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、流出特性の調整が容易に行える流
量制御弁を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項1の発明にあっては、流入路から流出路へ通流
した流体を、該流出路内に設けられた主流出路および副
流出路へ流出させる構造であって、前記流出路の開口縁
に第1弁座を形成するとともに、前記主流出路の開口縁
に第2弁座を形成し、駆動手段により駆動される駆動体
に、前記第1弁座と対をなす第1弁部、および前記第2
弁座と対をなす第2弁部を形成し、前記駆動体を駆動さ
せて前記主流出路および前記副流出路へ通流する前記流
体の流量を制御する構成とした。
【0009】また、請求項2の発明にあっては、前記第
1弁部は前記第1弁座に当接可能な構造であって、前記
第1弁部が前記第1弁座に当接した状態で、前記第2弁
部は前記主流出路に内嵌する構成とした。
【0010】さらに、請求項3の発明では、前記副流出
路にオリフィスを形成した。
【0011】
【作用】前記構成において、駆動体が駆動され、主流出
路および副流出路へ通流する流体の制御が行われる際に
は、先ず、前記駆動体に形成された第1弁部と、これと
対をなす流出路の開口縁に形成された第1弁座とによ
り、流出路への通流量が定められる。そして、該流出路
を通流した流体の一部は、駆動体に形成された第2弁部
とこれと対をなす主流出路の開口縁に形成された第2弁
座とによって通流する流量が制御された後、主流出路へ
流出される。また、前記流出路を通流した残りの流体は
副流出路へ流出される。つまり、主流出路からの流出量
と副流出路からの流出量とを合わせた総流出量は、前記
第1弁部および前記第1弁座との関係のみによって決定
される。
【0012】また、請求項2の構成にあっては、請求項
1の作用に加えて、第1弁部を第1弁座に当接させた状
態では前記総流出量が“0”となる。そして、この状態
から駆動体を駆動して流出路への通流を開始すると、始
めは主流出路に第2弁部が内嵌しているので、流体は副
流出路のみへ流出する。そして、主流出路が開放された
時点から、主流出路への流出が開始される。
【0013】さらに、請求項3の構成では、請求項1の
作用に加えて、前記副流出路にはオリフィスが形成され
ていて、このオリフィスによって前記副流出路からの流
出量が規制される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明する。本発明にかかる流量制御弁は、エンジンの吸
入経路のスロットルバルブに並行して設けられており、
スロットルバルブより上流の吸入空気を、補助空気とし
てスロットルバルブの下流側のサージタンク吹出口(サ
ージタンク)および燃料噴射ノズル付近に設けられたア
シストエア吹出口(アシスト)にバイパスするものであ
る。図1および図2に示すように、流量制御弁1は、下
方に配置されたバルブ本体2と、該バルブ本体2の上方
にOリング3を介して取り付けられた駆動手段としての
ステッピングモータ4とにより構成されている。
【0015】前記バルブ本体2内には、弁室5が設けら
れていて、この弁室5の側部には、弁室5に吸入空気を
流入させるパイプが内嵌する流入路6が、また弁室5の
下方には、シート7が取り付けられたシート取付部8が
形成されている。前記シート7は、上部開口縁に第1弁
座9が形成された流出路Xを形成する筒状のシート本体
7aと、該シート本体7aの上部外周に形成され、Oリ
ング3aを介してシート取付部8に位置決めされた上段
部7bと、前記シート本体7aの下部外周に形成され、
シート取付部8に捩込まれた下段部7cとにより一体的
に形成されている。該下段部7cには、シート7をシー
ト取付部8に捩込む際に用いられる、中央部を横断する
横断溝10が形成されている。
【0016】前記シート7の中央部には主流出路Yを形
成する筒体11が設けられており、シート7には、前記
筒体11と前記シート本体7aとの間に副流出路として
の環状溝12が形成されている。そして、この環状溝1
2は、シート本体7aの側面に形成された第1オリフィ
ス13を介してパイプが内嵌するアシスト出口14へ連
通している。また、前記筒体11の上部開口縁には第2
弁座15が設けられており、筒体11の底部には第2オ
リフィス16が形成されている。これにより、前記弁室
5は、筒体11および第2オリフィス16を介してサー
ジタンク出口17へ連通している。
【0017】一方、前記ステッピングモータ4の回転軸
には、該回転軸の回転に従って上下に駆動される中間部
材18が設けられており、該中間部材18はステッピン
グモータ4のステップ数が増加すると上方へ移動するよ
うに構成されている。また、前記中間部材18の先端部
には、前記シート7と対をなす駆動体としての弁体19
が設けられている。該弁体19は、前記第1弁座9に着
座する第1テーパー部20と、該第1テーパー部20に
沿って内側に形成されたリング溝21と、弁体19の中
心部に形成された第2テーパー部22とにより一体的に
形成されており、該第2テーパー部22は、第1テーパ
ー部20が第1弁座9に当接した状態で、筒体11に内
嵌するように形成されている。また、第2テーパー部2
2のテーパー角は、第1テーパー部20のテーパー角よ
り大きめに設定されている。
【0018】これらシート7および弁体19による流量
の制御は、図2に示すように、第1弁座9と第1テーパ
ー部20の外周の第1弁部23とによって構成される主
弁24、および、筒体11の上部外周縁25と第1テー
パー部20の内周縁26とによって構成される圧力制御
弁27、および、第2弁座15と第2テーパー部22外
周の第2弁部28とによって構成される副弁29とによ
って行われる。そして、前記各弁24,27,29は、
図3に示すように、流体が流れる方向に対して直列に配
列されており、流入路6より流入する吸入空気を、主弁
24にて制御した後、圧力制御弁27、副弁29により
制御し、第2オリフィス16を介してサージタンク出口
17へ流出させるように構成されている。また、主弁2
4により制御された吸入空気の一部は、第1オリフィス
13を介してアシスト出口14へも流出される構成にな
っている。
【0019】以上の構成にかかる本実施例において、エ
ンジンの運転状態に応じた流量制御弁1の動作について
説明する。流量制御弁1は、エンジンの運転状態を総合
的にコントロールするコントロールユニットにより制御
されるものであり、エンジン温度やエンジン回転数など
の様々な情報によってコントロールされている。
【0020】エンジンを始動した直後などエンジンが冷
えている際には、エンジンのアイドル回転数を保持する
ために多量の空気が必要となる。このため、流量制御弁
1のステッピングモータ4には、前記コントロールユニ
ットより中間部材18を上方へ駆動させるパルス信号が
与えられ、ステッピングモータ4のステップ数は増加す
る。すると、図4に示すように、中間部材18に設けら
れた弁体19が上方へ移動し、第1弁座9と第1弁部2
3とからなる主弁24と、筒体11の上部外周縁25と
第1テーパー部20の内周縁26とからなる圧力制御弁
27と、第2弁座15と第2弁部28とからなる副弁2
9とが全て開状態となる。
【0021】これにより、流入路6より弁室5に流入し
た吸入空気は、エンジンの回転に伴って負圧がかかった
アシスト出口14およびサージタンク出口17へ流出
し、補助空気としてエンジンへ送られる。このとき、前
記各出口14,17には第1および第2オリフィス1
3,16が形成されているので、各出口14,17から
の流出量は、各オリフィス13,16によって定まる最
大流出量となる。よって、前記両出口14,17からの
総流出量も最大となる(図9の全開領域K)。また、各
オリフィス13,16によって定まる最大流出量は、前
記サージタンク吹出口、および、前記アシストエア吹出
口から噴出される噴出量の最大値、すなわち許容範囲内
にて最大に設定されていて、夫々の吹出口における噴出
量が、前記許容範囲をオーバーすることはない。
【0022】次に、エンジンが暖まり始め、アイドル回
転数を保持するための補助空気の必要量がやや少なくな
った場合には、コントロールユニットより中間部材18
を下方へ駆動するパルス信号が与えられ、これに伴いス
テップ数が減少する。すると、図5に示すように、中間
部材18に設けられた弁体19が下方へ移動し、前記各
弁24,27,29の開度が減少する。このとき、副弁
27の隙間面積は第2オリフィス16の面積より狭くな
り、サージタンク出口17からの流出量は、副弁29の
隙間面積によって決定される。一方、主弁24の隙間面
積は、前記副弁29の隙間面積と第1オリフィス13の
面積とを合わせた面積よりも大きいので(主弁24の隙
間面積>副弁29の隙間面積+第1オリフィス13の面
積)、アシスト出口14からの流出量は前記最大流出量
となる。したがって、前記総流出量は、サージタンク出
口17での減少量分のみ減少する。このように、総流出
量を減少させる際には、始めに副弁29の流出量を絞る
ので、アシスト出口14への流出、すなわち、ガソリン
を霧化させるためのアシストエア吹出口への流出を優先
させることができる(図9のサージタンク制御領域
L)。
【0023】そして、さらに中間部材18を下方へ駆動
して、図6に示すように、各弁24,27,29の開度
を減少させ、主弁24の隙間面積を副弁29の隙間面積
と第1オリフィス13の面積とを合わせた面積より小さ
くする(主弁24の隙間面積<副弁29の隙間面積+第
1オリフィス13の面積)。すると、図3にも示したよ
うに、両出口14,17からの総流出量は、各出口1
4,17より上流側に設けられた主弁24によって制御
されているので、主弁24の隙間面積によって決定され
る。
【0024】次に、エンジンが暖まり、アイドル回転数
を保持するための補助空気の必要量が少なくなった場合
には、さらにステップ数を減少させて中間部材18を下
方へ駆動し、図7に示すように、圧力制御弁27を構成
する前記上部外周縁25と前記内周縁26との隙間を狭
めるとともに、副弁29の第2テーパー部22をシート
7の筒体11へ内嵌させる。このとき、副弁29は第2
テーパー部22によって閉鎖されており、また弁室5と
サージタンク出口17と気圧差は圧力制御弁27によっ
て低減されるので、筒体11と第2テーパー部22との
間における漏れが押えられ、サージタンク出口17への
流出はほぼ“0”となる。したがって、前記総流出量
は、主弁24より制御され、アシスト出口14へ流出す
る流出量とほぼ同じになる(図9のアシスト制御領域
N)。
【0025】一方、補助空気が不要となった場合には、
ステップ数を“0”にして中間部材18を下方へ駆動
し、図8に示すように、第1テーパー部20の第1弁部
23をシート7の第1弁座9に当接させる。すると、主
弁24は閉鎖され、アシスト出口14およびサージタン
ク出口17への流出を完全に遮断することができる(図
9のステップ数=“0”)。
【0026】なお、図9は、前記各状態におけるステッ
ピングモータ4のステップ数と、各出口14,17での
流出量および両出口14,17の総流出量との関係を示
したもので、ステップ数が全開領域K内にある場合は、
サージタンク側流出量Iとアシスト側流出量Jとは、前
記各オリフィス13,16によって定められた最大流出
量となり、総流出量Hも最大流出量となる。また、ステ
ップ数がサージタンク制御領域L内にある場合は、総流
出量Hはサージタンク側流出量Iに応じて増減する。さ
らに、ステップ数が、第2テーパー部21がシート7の
筒体11に内嵌する内嵌地点Mより少ないアシスト制御
領域N内の場合には、総流出量Hはアシスト側流出量J
の変化に伴い増減する。そして、ステップ数が“0”の
場合には、サージタンク側流出量I、アシスト側流出量
J、総流出量Hは全て“0”となる。したがって、前記
ステップ数が“0”の時点から前記全開領域Kに達する
までの間にて、ステップ数に対応した総流出量の制御が
行える。
【0027】以上のように、前記流量制御弁1では、1
組の弁体19およびシート7によって所定の特性を得る
ことができるので、従来の2組の弁体およびシートを使
用する場合に比べて部品点数が削減され、これにより流
量制御弁1を低コストにて製造することができる。ま
た、従来のように2つの弁体が作動軸の延在方向に並ぶ
ものに比べて、流量制御弁1を小型化することができ
る。
【0028】さらに、アシスト出口14およびサージタ
ンク出口17からの総流出量は、上流側に設けられた主
弁24の状態のみによって決定されるので、従来のよう
な、各弁体間の精密な位置調整は不要となる。よって、
流出特性の調整が容易に行える流量制御弁1となり得
る。
【0029】なお、本実施例では、第1弁部23と第2
弁部28を弁体19に、また第1弁座9と第2弁座15
とをシート7に一体的に形成したが、対となる2組の弁
体および弁座を別体に設ける場合であっても、これらを
流体の通流方向に対して直列に配置することにより、流
出特性の調整が容易に行える流量制御弁となる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1の
構成によれば、主流出路からの流出量と副流出路からの
流出量とを合わせた総流出量は、第1弁部および第1弁
座との関係のみによって決定されるので、従来の2つの
弁体を有した流量制御弁のように、各弁体間の精密な調
整は不要となる。また、前記総流出量の流出特性を調整
する際には、流出路の制御、すなわち、第1弁部および
第1弁座の調整のみを行えば良い。よって、流出特性の
調整が容易に行える流量制御弁となる。
【0031】また、請求項2の発明にあっては、請求項
1の効果に加えて、前記総流通量を“0”にすることが
できるので、総流通量が“0”にできない場合と比較し
て、より広範囲での通流量の制御が行える。また、主流
出路および副流出路へ流出を開始する際には、副流出路
側への流出を優先させることができる。
【0032】さらに、請求項3の発明では、請求項1の
効果に加えて、副流出路ではオリフィスによって流出量
が規制されるため、副流出路からの流出量が定められた
流出量をオーバーすることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】同実施例の要部拡大図である。
【図3】同実施例における回路図である。
【図4】同実施例の弁体とシートとの関係を示す図であ
る。
【図5】同実施例の弁体とシートとの関係を示す図であ
る。
【図6】同実施例の弁体とシートとの関係を示す図であ
る。
【図7】同実施例の弁体とシートとの関係を示す図であ
る。
【図8】同実施例の弁体とシートとの関係を示す図であ
る。
【図9】同実施例の流量制御弁におけるステッピングモ
ータのステップ数と流出量との関係を示す特性図であ
る。
【図10】従来の流量制御弁を示す断面図である。
【図11】従来の流量制御弁におけるステッピングモー
タのステップ数と流出量との関係を示す特性図である。
【符号の説明】
1 流量制御弁 4 ステッピングモータ(駆動手段) 6 流入路 7a シート本体 9 第1弁座 11 筒体 12 環状溝(副流出路) 13 第1オリフィス 14 アシスト出口 15 第2弁座 16 第2オリフィス 17 サージタンク出口 19 弁体(駆動体) 23 第1弁部 28 第2弁部 X 流出路 Y 主流出路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入路から流出路へ通流した流体を、該
    流出路内に設けられた主流出路および副流出路へ流出さ
    せる構造であって、 前記流出路の開口縁に第1弁座を形成するとともに、前
    記主流出路の開口縁に第2弁座を形成し、駆動手段によ
    り駆動される駆動体に、前記第1弁座と対をなす第1弁
    部、および前記第2弁座と対をなす第2弁部を形成し、
    前記駆動体を駆動させて前記主流出路および前記副流出
    路へ通流する前記流体の流量を制御することを特徴とす
    る流量制御弁。
  2. 【請求項2】 前記第1弁部は前記第1弁座に当接可能
    な構造であって、前記第1弁部が前記第1弁座に当接し
    た状態で、前記第2弁部は前記主流出路に内嵌すること
    を特徴とする請求項1記載の流量制御弁。
  3. 【請求項3】 前記副流出路にオリフィスを形成したこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の流量制御弁。
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JP2012092954A (ja) * 2010-10-29 2012-05-17 Aisin Seiki Co Ltd ガス体制御弁
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US9284923B2 (en) 2012-10-12 2016-03-15 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha Fuel vapor recovery apparatus

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