JP2006322021A - 転炉設備の操業方法と転炉設備 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】脱りん炉と脱炭炉とを備えた転炉設備で、前記脱炭炉から出鋼された溶鋼の一部又は全部が収容された取鍋を、脱りん炉の炉下を通して脱炭炉の装入側へ移送し、前記取鍋内の溶鋼を再度脱炭炉に装入して吹錬を行う。
【選択図】図1
Description
上述の工程において、ごく希ではあるがトラブルが発生することがある。例えば、転炉において、吹錬条件の設定範囲から外れた溶鋼が製造されたり、連続鋳造装置の不具合により、規定された量のスラブやブルームを鋳造することができない等である。
この不具合を解決する方法としては、例えば、特許文献1に開示された技術がある。
特許文献1に開示された技術では、転炉又はそれに続く連続鋳造装置のトラブルの発生(非定常状態)を踏まえて、転炉で吹錬して得た溶鋼を、溶融状態のまま溶銑と共に転炉に装入し、主原料として再使用して吹錬を行っている。吹錬して得られる溶鋼を溶融状態のまま転炉に再装入して主原料として利用することから、転炉操業における熱損失を最小限に抑えつつ不要溶鋼の活用を図ることが可能なものとなっている。
まず、 従来からの転炉設備において、脱炭炉(転炉)から出鋼された溶鋼を、再度、脱炭炉へ装入しようとしても、脱炭炉の払い出し側から装入側へ溶鋼が入った取鍋を移送させる手段(溶鋼返送のための手段)が設けられていない。
そこで、溶鋼返送のための手段として、図11に示す如く、従来から脱炭炉100の炉下に敷設されている軌道102を、脱炭炉100の装入側まで延長することが考えられる。この延長された軌道102及びその上を走行する台車101を用いれば、出鋼された溶鋼を受けた取鍋103を装入側まで移送させることが可能である。
前記時間ロスの内訳は、
(i) 返送される溶鋼の入った取鍋103を、排滓が終わった脱炭炉100の出鋼側に載置する際に、元々据え付けてあった取鍋(元取鍋)を搬出する必要があり、かかる元取鍋の搬出時間に5分
(ii) 返送される溶鋼の入った取鍋103を吊りあげて、脱炭炉100の出鋼側にある台車101上に載置するのに3分(図11の符号W)
(iii) 前記台車101が脱炭炉100の炉下を通過するのに約2分(図11の符号X)
(iv) 返送される溶鋼の入った取鍋103を、脱炭炉100の装入側で吊り上げるのに3分(図11の符号Y)
となる。
さらに、溶鋼が返送される間は、取鍋(溶鋼鍋)を新たに設置したり、脱炭炉100からのスラグを受けるスラグパン台車などが脱炭炉100の炉下に入ることができないため、生産阻害状況が発生し、更に脱炭炉100の稼働率が低下することになる。
すなわち、本発明にかかる操業方法は、脱りん炉と脱炭炉とを備えた転炉設備で、前記脱炭炉から出鋼された溶鋼の一部又は全部が収容された取鍋を、脱りん炉の炉下を通して脱炭炉の装入側へ移送し、前記取鍋内の溶鋼を再度脱炭炉に装入して吹錬を行うことを特徴とする。
これにより、転炉設備で生産された溶鋼を後工程に送ることができない状況が発生したとしても、前記脱炭炉から出鋼された溶鋼の一部又は全部を脱炭炉の装入側に移送(溶鋼を返送)して、再度脱炭炉に装入して吹錬することができ、溶鋼の熱エネルギーロスを最小限にしつつリサイクルさせることが可能となる。溶鋼を返送する際に、脱炭炉の隣にある脱りん炉の炉下を通過するようにしているため、脱炭炉の操業を阻害することなく、その稼働効率が落ちることはない。
脱炭炉から出鋼された溶鋼は、時間と共に熱の散逸が進み、連続鋳造装置に移送されたときには、約50〜100℃の温度低下が起こることが現場の実績から明らかとなっている。連続鋳造装置のトラブルにより、かかる溶鋼を脱炭炉まで返送した場合には、溶鋼の温度はさらに低下することも判明している。
そこで、溶鋼の一部が脱りん炉の炉下を通る際に、熱的に余裕のある脱りん炉内の溶銑を当該溶鋼に加えるようにすると、溶鋼の熱量が増え、脱炭炉での吹錬を確実に行うことが可能となる。なお、溶鋼に加える溶銑は、脱りん処理の終わった溶銑であるため、脱炭炉に装入し吹錬を行っても何ら問題はない。
こうすることで、後工程でトラブルが発生したとしても、前記脱炭炉から出鋼された溶鋼の一部又は全部を脱炭炉の装入側に返送して、再度脱炭炉に装入して吹錬することができ、溶鋼の熱エネルギーロスを最小限にしつつリサイクルさせることが可能となる。また、溶鋼を返送する際に、脱炭炉の側方を通過するようにしているため、脱炭炉の操業を阻害することなく、その稼働効率が落ちることはない。
この転炉設備により、後工程に送ることができない溶鋼が収容された取鍋を台車上に載置し、その台車を軌道に沿って移動させることで、溶鋼を脱炭炉の出鋼側から装入側に返送できる。軌道は脱りん炉の直下を通っているため、台車の移動により脱炭炉の操業が阻害されることは全くない。この構成のもとでは、溶鋼の一部が脱りん炉の炉下を通る際に、熱的に余裕のある脱りん炉内の溶銑を当該溶鋼に加えることが容易に出来るようになる。
この転炉設備であっても、後工程に送ることができない溶鋼が収容された取鍋を台車上に載置し、その台車を軌道に沿って移動させることで、溶鋼を脱炭炉の出鋼側から装入側に返送できる。また、軌道は脱炭炉の側方を通っているため、台車の移動により脱炭炉の操業が阻害されることは全くない。
[第1実施形態]
図1,図2に示すように、本実施形態の転炉設備1は、3基の転炉2A,2B,2Cと、これら転炉2に溶銑を供給する複数の取鍋3(溶銑鍋)と、取鍋3を搬送する2基のクレーン4A,4Bとを有している。
2基のクレーン4A,4Bは、転炉設備1の上方側であって、当該転炉設備1を縦断するように配設された走行レール5上を走行可能となっている。クレーン4A,4Bの本体8からは、下方にワイヤ6が延びており、該ワイヤ6の先端に設けられたフック7で取鍋3を吊り下げ可能となっている。ワイヤ6をクレーン本体8へ巻き取ることで、取鍋3は上方へ吊り上げられ、その上でクレーン本体8が走行レール5上を走行することで、取鍋3は転炉設備1内を移動可能となっている。
転炉設備1は、ノロカキ12(スラグドラッガー)により取鍋3内の溶銑上面に浮かんでいるスラグを掻き出す場所である除滓ステーション13A,13Bを2つ備え、さらに、転炉2にスクラップ(冷銑や冷鋼)を装入するスクラップクレーン14を備えている。スクラップクレーン14は、スクラップシュート15,15を2基同時に取り下げ可能となっている。
転炉設備1の上方側には、転炉設備1を縦断するように走行レール5が設けられている。説明の便宜上、走行レール5を8つの区間(番号0〜7)に区切り、それぞれに番号を付す。2基のクレーンの一方(クレーン4A)は、走行レール5の区切り番号0から6までを移動し、他方(クレーン4B)は区切り番号1から7までを移動する。1つの区切り番号はクレーン4A,4Bの1基の幅に対応している。
区切り番号1,2に対応する走行レール5のほぼ下方側で且つ走行レール5の側方側には、払い出しステーション10A,10Bが対応するように設けられている。なお、以降の説明における上下方向は、図2の上下方向と一致するものとする。さらに、走行レール5の区切り番号1の下方側には、除滓ステーション13Aと脱硫ステーション16Aとが設けられている。同様に区切り番号2の下方側には、除滓ステーション13Bと脱硫ステーション16Bとが配設されている。
区切り番号7の位置には、スクラップクレーン14が配置されており、このスクラップクレーン14は、走行レール5の区切り番号4〜6(各転炉の装入側)ならびに区切り番号7へ移動可能であると共に、図1の右側に位置する図示しないスクラップ積み込み場(スクラップヤード)へも移動可能である。
台車23A,23B,23Cは、脱りん炉20や脱炭炉21から払い出された溶銑及び溶鋼を受ける取鍋3や、炉内から排滓されたスラグを受けるスラグパンが積載可能であって、軌道24A,24B,24C上を移動し取鍋3やスラグパンを所定の位置まで移送できる。軌道24A,24B,24Cは、前記台車23A,23B,23Cが走行可能な幅で配設された一対のレールから構成されている。
軌道24Cは、予備炉22の炉下からその払い出し側へ向けて、走行レール5の敷設方向とは略直角方向に敷設されている。軌道24Cの一方側は、予備炉22の直下で終端になっていて、軌道24Cの他方側(払い出し側に延びる方)は、払い出し側のクレーン19の直下やスラグ廃棄場所まで延びている。当該軌道24C上を台車23Cが移動する。
まず、混銑車9が転炉設備1に到着した後、混銑車9から払い出しステーション10A又は10Bに載置された取鍋3に溶銑が注ぎ込まれる。溶銑が収容された取鍋3は、払い出し台車18で移送された後、クレーン4A又は4Bにより吊り上げられ、脱硫ステーション16A又は16Bに運び込まれる。
脱硫ステーション16A又は16Bでは、取鍋3内の溶銑に対して脱硫処理が行われる。脱硫処理が終わった取鍋3は、台車により除滓ステーション13A又は13Bまで移動されて、ノロカキ12A又は12Bで溶銑の上面に浮いているスラグが掻き出される。
溶銑が装入された脱りん炉20では、脱りん炉20の炉口26からランスを挿入し溶銑上面に近づけ、酸素ガスを吹き付けると同時に、炉底から吹き込みガスで溶銑を撹拌しつつ吹錬(脱りん)を開始する。同時に、石灰CaO等の造滓材や酸化鉄FexOy等の冷却材すなわち副原料を投入する。溶銑内のりんは投入された酸素と反応してスラグ相に移行し、溶銑の上方に浮いた状態で積層するようになる。
脱炭が終了した溶鋼は、脱炭炉21から払い出されて、払い出し側に配備された台車23B上の取鍋3に装入される。その後、台車23は脱炭炉21から離れるよう(図1の下側)に軌道24B上を移動し、取鍋3が後工程である2次精錬設備や連続鋳造設備へ移送される。
例えば、吹錬後の溶鋼の成分値が規定のものより若干ズレていて、後工程である連続鋳造装置で鋳造を行うことができない状況である。また、連続鋳造装置にトラブルが発生し、所定量の鋳造ができない状況である。
このような非定常状況において、転炉設備1では以下の操業を行う。
図3,図4に示すように、脱炭炉21で脱炭が終了した溶鋼は、脱炭炉21の払い出し側に位置する台車23Aに搭載された注ぎ口のない取鍋3(払い出し取鍋3B)に払い出される。この払い出し取鍋3Bに収容された溶鋼は、後工程である連続鋳造装置へ送ることができないため、払い出し側のクレーン19を用いて、脱りん炉20の払い出し側に位置する台車23Aに搭載された注ぎ口ありの取鍋3(装入取鍋3A)に移し替えられる。
このガントチャートにおいて、脱りん炉20及び脱炭炉21の吹錬が行われている際に、後工程である連続鋳造装置でトラブル等が発生して、生産された溶鋼を連続鋳造装置へ持ってゆくことができない状態となっている。
このように連続鋳造装置に送ることのできない溶鋼は、他にも存在している。それらは温度低下を防ぐため保熱鍋(保温機能のある取鍋)に払い出されていて、「脱炭吹錬III」では、かかる保温鍋に受けられていた溶鋼が装入される。
図8には、本実施形態で発生する脱炭炉21の生産阻害時間が示されている。この図からわかるように、溶鋼を脱りん炉20の炉下を通して返送する場合には、
(i) 装入取鍋3Aを吊り入れて台車23Aに乗せるのに3分
(ii) 台車23Aが脱炭炉21の炉下を通過するのに2分
(iii) 返送される溶鋼の入った装入取鍋3Aを、脱炭炉21の装入側で吊り上げるのに3分
(iv) 溶鋼を脱炭炉21に装入するのに2分
となっている。
以上のことから明らかなように、転炉設備1で製造された溶鋼を後工程に送ることができない状況が発生したとしても、当該溶鋼を造塊工程に振り向け、原料用鋼塊(スクラップ)とすることなく、溶鋼のリサイクルを行うことができるようになる。また、溶鋼を返送する際に、脱炭炉21の炉下を通過させていないため、脱炭炉21の稼働率を下げることはない。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態について以下説明する。
本実施形態の転炉設備1の構成は第1実施形態と略同様であり、図3の如くである。
図3,図4に示すように、脱炭炉21で吹錬が終了した溶鋼の半分(125ton)は、脱炭炉21の払い出し側に配備された台車23B上の払い出し取鍋3Bに装入される。この払い出し取鍋3Bに収容された溶鋼は、後工程である連続鋳造装置へ送ることができないため、払い出し側のクレーン19を用いて、脱りん炉20の払い出し側に配備された台車23Aに搭載された装入取鍋3Aに移し替えられる。
図6には、本実施形態にかかる操業方法のガントチャートが示されている。ガントチャートには、払い出し、溶鋼移し替え(リレードル)、脱りん炉20、脱炭炉21の1分ごとの稼働状況が示されている。加えて、クレーン4A,4B及びスクラップクレーン14の1分ごとの稼働状況が示されている。各作業場所で行われる工程は、当該工程に費やした時間に対応するバーで示されている。
そこで、「脱炭吹錬I」の「符号H」で示される出鋼工程で払い出された溶鋼125tonは、払い出し取鍋3Bに装入され、さらに装入取鍋3Aに移し替えられる(符号I)。装入取鍋3Aは、台車23Aによって脱りん炉20の下まで移動し停止する。その後、脱りん炉20から溶銑125tonが装入される(符号M)。
溶銑装入が終了した後、装入取鍋3Aは脱りん炉20の装入側に移送される。さらに、装入取鍋3Aはクレーン4A又は4Bにより吊り上げられ且つ傾斜姿勢とされて、装入取鍋3A内の溶鋼と溶銑の混合物250tonが脱炭炉21に装入される(符号N)。その後、脱炭吹錬が行われる。
図8には、本実施形態における脱炭炉21の生産阻害時間が示されている。この図からわかるように、溶鋼を脱りん炉20の炉下を通して返送する場合には、
(i) 払い出し取鍋3Bを吊り上げて台車23Bに乗せるのに3分
(ii) 払い出し取鍋3Bの溶鋼を、台車23A上の装入取鍋3Aに移し替えるのは、脱炭炉21の操業中に行うため、生産阻害時間は0分
(iii) 脱りん炉20から装入取鍋3Aへ溶銑を装入するのに5分
(iv) 装入取鍋3Aを脱りん炉20の装入側へ移動するのに1分
(v) 溶鋼と溶銑の混合物を脱炭炉21に装入するのに2分
となっている。
図9,図10には、本実施形態における溶鋼の熱損失の状況を記している。
第1実施形態に記した操業方法、すなわち返送する溶鋼に脱りん炉20からの溶銑を継ぎ足さない場合は、溶鋼の出鋼温度は1660℃であり、返送前の溶鋼温度は1600℃となっている。この溶鋼を脱炭炉21の装入側へ移送した際には、溶鋼温度は46℃低下しており、さらに当該溶鋼に造滓材を投入したりするため、24℃の温度低下がある。したがって、全体では130℃の温度低下(溶鋼温度補償量)が発生している。この温度低下を補うために、昇熱材である土壌黒鉛を26kg/ton、或いは合金鉄(FeSi)を10kg/ton装入している。これらの結果、脱炭炉21装入時には溶鋼の温度は1554℃となっている。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態について以下説明する。
他の構成は、第1実施形態と略同様となっており、軌道24Aが脱炭炉21の払い出し側から装入側まで延びている構成は略同一である。
本実施形態では、以下の操業を行うようにする。
次に、台車23Aは、脱炭炉21の側方を通って走行レール5の区画番号4の下まで移動し、この位置で装入取鍋3Aはクレーン4A又は4Bによって吊り上げられ、脱炭炉21の前まで移送させられ、装入取鍋3A内の溶鋼は、脱炭炉21に再度装入される。
(i) 装入取鍋3Aを吊りあげて台車23Aに乗せたり、脱炭炉21の側方を通過させたりする作業は、脱炭炉21の作業とは別に行われる(外段取りである)ため、生産阻害時間は0分
(ii) 返送される溶鋼の入った装入取鍋3Aを、脱炭炉21の装入側で吊り上げるのに3分
(iii) 溶鋼を脱炭炉21に装入するのに2分
となっている。
なお、溶鋼が入った装入取鍋3Aに、例えば、混銑車9内にある脱りん処理の終わった溶銑を装入するようにしてもよい。また、前述した軌道24A上に、脱りん炉20を建設した場合(図7の2点鎖線)、本実施形態は第1実施形態と略同様の操業形態となる。
すなわち、図1においては、左側の転炉2Aを脱りん炉20として使用し、中央の転炉2Bを脱炭炉21、右側の転炉2Cを予備炉22としているが、操業形態の変更に伴い、どの転炉であっても脱りん炉20として使用する可能性がある。ゆえに、全ての転炉2A,2B,2Cの下にある軌道24A,24B,24Cを、払い出し側から装入側へ延長しておくことは非常に好ましい。
3 取鍋
3A 装入取鍋
3B 払い出し取鍋
4A,4B クレーン
20 脱りん炉
21 脱炭炉
23A,23B,23C 台車
24A,24B,24C 軌道
Claims (5)
- 脱りん炉と脱炭炉とを備えた転炉設備で、前記脱炭炉から出鋼された溶鋼の一部又は全部が収容された取鍋を、脱りん炉の炉下を通して脱炭炉の装入側へ移送し、前記取鍋内の溶鋼を再度脱炭炉に装入して吹錬を行うことを特徴とする転炉設備の操業方法。
- 前記取鍋が脱りん炉の炉下を通る際に、該取鍋内の溶鋼に脱りん炉内の溶銑を加え、前記溶鋼と溶銑との混合物を脱炭炉に装入することを特徴とする請求項1に記載の転炉設備の操業方法。
- 転炉設備の脱炭炉から出鋼された溶鋼の一部又は全部が収容された取鍋を、脱炭炉の側方を通して脱炭炉の装入側へ移送し、前記取鍋内の溶鋼を再度脱炭炉に装入して吹錬を行うことを特徴とする転炉設備の操業方法。
- 脱りん炉と、脱炭炉と、該脱炭炉から出鋼された溶鋼の一部又は全部を収容する取鍋と、該取鍋を載置可能な台車と、該台車を脱炭炉の出鋼側から装入側に向けて移送可能な軌道を有していて、前記軌道が脱りん炉の炉下を通るように敷設されていることを特徴とする転炉設備。
- 脱炭炉と、該脱炭炉から出鋼された溶鋼の一部又は全部を収容する取鍋と、該取鍋を載置可能な台車と、該台車を脱炭炉の出鋼側から装入側に向けて移送可能な軌道を有していて、前記軌道が脱炭炉の側方を通るように敷設されていることを特徴とする転炉設備。
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