JP5230062B2 - 転炉設備の操業方法 - Google Patents

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Description

本発明は、転炉設備の操業方法に関するものである。
現在、鉄鋼の製造の主流となっている高炉一貫鉄鋼プロセスの転炉工程においては、高炉工程と予備処理工程を経た溶銑とスクラップや冷銑、故銑等からなる冷鉄源とを転炉に装入してこれら溶銑と冷鉄源からなる原材料に脱りん処理を施す脱りん工程と、該脱りん工程を経た溶銑と冷鉄源とを転炉に装入してこれら溶銑と冷鉄源との混合物に脱炭処理を施す脱炭工程(吹錬工程)とを備えているものが公知である。
この種の転炉の操業を可能とする転炉設備は、一般に、脱りん用の転炉(以下、脱りん炉という)或いは脱炭用(吹錬用)の転炉(以下、脱炭炉という)に溶銑クレーンによって溶銑が装入される。また、これら脱りん炉及び脱炭炉にスクラップクレーンによって冷鉄源を装入する転炉設備が知られている(例えば特許文献1及び特許文献2参照)。
図6に示すガントチャート(工程管理表)は、2基の溶銑クレーンと1基のスクラップクレーンとを備えた転炉設備の操業工程を示している。該ガントチャートにおいては、ピットや搬送台車等を備えた溶銑予備処理用の2基のステーション、脱りん炉、脱炭炉、吊替えヤード等の各設備のタイムスケジュールがそれぞれ帯状のバーによって示されている。また、各設備間を移動する2基の溶銑クレーン及び1基のスクラップクレーンSCの動きがそれぞれ折線によって示されている。
該ガントチャートによれば、脱りん炉には冷鉄源が装入された後に溶銑が装入される。また、脱炭炉においても同様に、先ず冷鉄源が装入され、その後、脱りん処理を経た溶銑が装入される。
特公昭58−57486号公報 特開平7−41816号公報
しかしながら、上記転炉設備の操業方法によれば、冷鉄源の装入を終えるまで脱炭炉への溶銑の装入が待たされる。このため、脱りん炉に冷鉄源を装入したスクラップクレーンがスクラップステーションを経由した後に脱炭炉に到達するまでに10分程度の時間を要する場合、前脱炭工程と現脱炭工程との間に数分間(本従来例においては約3分間)の待ち時間が生じることとなり、これによって脱炭炉の稼働率のさらなる向上を図ることが困難となり、転炉設備全体の粗鋼生産能力の向上させることが困難となる問題があった。かかる問題は、スクラップクレーンの移動速度を向上させることにより解決を図ることが考えられるが、該移動速度の向上には費用面や安全面で多大な負担が強いられることが予想される。
そこで、本発明は、スクラップクレーンの移動速度を向上させることなく脱炭工程間の時間間隔を短縮又は解消することができる転炉設備の操業方法を提供するようにしたものである。
前記目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
即ち、本発明における課題解決のための技術的手段は、脱りん処理を行う脱りん炉と脱炭処理を行う脱炭炉を備えると共に、クレーンライン上に第1クレーン、第2クレーン、及びスクラップクレーンを備え、前記クレーンラインの一方側から、脱りん炉、脱炭炉が配置され、さらに前記脱りん炉及び脱炭炉の装入側で且つクレーンラインに沿って一方側から、第1クレーン、第2クレーン、スクラップクレーンが順に配置されている構成を備えた転炉設備で、前記スクラップクレーンに吊り下げられた1基のスクラップシュートによって脱りん炉と脱炭炉に冷鉄源をそれぞれ装入する転炉設備の操業方法において、前記脱りん炉には、スクラップクレーンにより冷鉄源を装入した後に第1クレーンにより溶銑を装入し、前記脱炭炉には、脱りん処理を経た溶銑を第2クレーンにより装入した後にスクラップクレーンにより冷鉄源を装入することを特徴とする。
これによれば、冷鉄源の装入を待つことなく脱炭炉に溶銑を装入することができる。したがって、脱りん炉に冷鉄源を装入したスクラップクレーンが脱炭炉に冷鉄源を装入すべく移動している間に、脱炭炉に脱りん処理を経た溶銑が装入されることとなり、これによって前脱炭工程と現脱炭工程の間の時間間隔が短縮又は解消されるのである。
また、スクラップクレーンを移動させている間に溶銑を脱炭炉に装入することができるため、スクラップクレーンの移動工程と脱炭炉に溶銑を装入する工程とを同時に進めることができる。このため、一方の工程の完了を待って他方の工程を行う必要はなく、それぞれの工程に余裕が生じることとなる。
さらに、これによれば、脱りん炉に冷鉄源を装入してから脱炭炉に冷鉄源を装入するまでの間に、脱りん炉に溶銑を装入する工程と脱炭炉に溶銑を装入する工程とが行われこととなり、両工程の開始時間のずれが短縮化される。このため、脱りん工程と脱炭工程の処理開始時間のずれが短縮化され、これにより、脱りん炉から脱炭炉へ搬送される溶銑の搬送時間が短縮化され、該溶銑の熱ロスが低減されることとなる。
また、前記脱りん炉には、70mm以下の厚さを有する冷鉄源が装入されることが好ましい。
これによって、脱りん炉に装入された冷鉄源は脱りん処理によって略完全に溶融されることとなる。
さらに、前記脱炭炉に装入される冷鉄源の内、めっき処理が施された冷鉄源、酸化物を有する冷鉄源、有機物が付着している冷鉄源又はこれらの何れか2つ若しくは全てを含んだ冷鉄源の割合は、脱炭炉に装入される全鉄源の3重量%以下であることが好ましい。
ここで、全鉄源とは、脱炭炉に装入される溶銑及び冷鉄源のことを言う。
めっき処理が施された冷鉄源、酸化物を有する冷鉄源及び有機物が付着している冷鉄源は、溶銑に向けて装入されることにより、該溶銑中の炭素と反応して溶銑表面から激しい火炎及び大量の黒煙を発生し、これによって操業に危険が伴うと共に転炉及び周辺設備が早期に損傷してしまう虞がある。
しかしながら、めっき処理が施された冷鉄源、酸化物を有する冷鉄源、有機物が付着している冷鉄源又はこれらの何れか2つ若しくは全てを含んだ冷鉄源の割合を脱炭炉に装入される全鉄源の3重量%以下とすることにより、上述の如き火炎や黒煙の発生を抑制することができ、転炉及び周辺設備を早期に損傷させることなく且つ安全に操業を行うことができる。
なお、本願発明の最も好ましい形態は、脱りん処理を行う脱りん炉と脱炭処理を行う脱炭炉とスクラップシュートの吊り替え作業が行われる吊替えヤードとを備えると共に、クレーンライン上に第1クレーン、第2クレーン、及びスクラップクレーンを備え、前記クレーンラインの一方側から、脱りん炉、脱炭炉、吊替えヤードが配置され、さらに前記脱りん炉及び脱炭炉の装入側で且つクレーンラインに沿って一方側から、第1クレーン、第2クレーン、スクラップクレーンが順に配置されている構成を備えた転炉設備で、前記スクラップクレーンに吊り下げられた1基のスクラップシュートによって脱りん炉と脱炭炉に冷鉄源をそれぞれ装入する転炉設備の操業方法において、前記脱りん炉にスクラップクレーンにより冷鉄源を装入してから、前記スクラップクレーンに吊り下げられたスクラップシュートを前記吊替えヤードで吊り替えた後に前記脱炭炉に冷鉄源を装入するまでの間に、前記脱りん炉に第1クレーンにより溶銑を装入する工程と、第2クレーンにより脱りん炉から出湯された溶銑を収容した取鍋を吊り上げる工程と、第2クレーンにより該溶銑を前記脱炭炉に装入する工程とが行われることとし、前記脱りん炉には、70mm以下の厚さを有する冷鉄源が装入され、前記脱炭炉に装入される冷鉄源の内、めっき処理が施された冷鉄源、厚さ3〜70mmの酸化物を有する冷鉄源、有機物が付着している冷鉄源又はこれらの何れか2つ若しくは全てを含んだ冷鉄源の割合は、脱炭炉に装入される全鉄源の3重量%以下であることを特徴とする。
本発明によれば、スクラップクレーンの移動速度を向上させることなく脱炭工程間の時間間隔を短縮又は解消することができる。
以下、本発明を実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明していく。
図1及び図2に示す如く、本実施の形態の転炉設備1は、複数の転炉を並設してなる転炉部2と、該転炉部2の一側方に配備された溶銑予備処理部3と、該転炉部2の他側方に配備されたスクラップ部4と、転炉部2の前上方を通過して溶銑予備処理部3とスクラップ部4の間を伸びるクレーンライン5とを配備している。また、溶銑を装入可能な複数の取鍋lを備えると共に、図5に一覧で示される地金等の冷鉄源を積み込み可能であって且つ冷鉄源を転炉に装入可能な複数のスクラップシュートdを備えている。
また、溶銑搬送レール10が高炉設備(図示省略)から溶銑予備処理部3まで敷設されており、該溶銑搬送レール10上には、混銑車11が高炉設備と転炉設備1との間を往復自在に配備されている。
前記転炉部2は、3基の転炉が互いに隣り合った状態で並設されている。これら3基の転炉の内、最も溶銑予備処理部側に配備されている第1の転炉を脱りん炉Pとして使用し、該脱りん炉Pの隣に位置している第2の転炉を脱炭炉Cとして使用する。また、脱炭炉Cの隣に配備されている第3の転炉Yは予備用若しくは補修中の転炉であり、通常は脱りん炉P及び脱炭炉Cの2基の転炉が稼働している。
また、各転炉には、転炉の下方を基点としてクレーンライン5から離間する方向に溶湯搬送レール12が敷設され、該溶湯搬送レール12上には、転炉からの溶湯を受ける取鍋lを搬送可能な搬送台車14が配備されている。また、脱りん炉Pの溶湯搬送レール12には、前記基点から脱りん炉Pの下方を通過してクレーンライン5の下方まで延びる返送レール15が敷設されている。
溶銑予備処理部3は、第1処理ステーション21aと第2処理ステーション21bとが互いに隣り合った状態で並設されている。
第1処理ステーション21aは、溶銑を取鍋lに払い出す払出しピット23aと、溶銑に脱硫処理を施す脱硫設備24aと、溶銑のスラグを除去する除滓設備25aとを備えている。
払出しピット23aは、図1に示す如く、溶銑搬送レール10よりも低位となる位置に設けられており、図2に示す如く、取鍋lを載置可能な搬送台車26aが溶銑搬送レール10の下方からクレーンライン5の下方まで往復移動自在に配備されている。また、脱硫設備24aは払出しピット23aの側上方に配備され、取鍋lを載置可能なテーブル27aを備えている。除滓設備25aは、取鍋l内の溶銑上面に浮かんでいるスラグを掻き出すノロカキ(スラグドラッガー)28aをテーブル27aの側方に備えている。
また、第2処理ステーション21bも、上述の如き払出しピット23b、脱硫設備24b、除滓設備25bを備え、払出しピット23bが搬送台車26bを備えると共に、脱硫設備24bがテーブル27bを備え、除滓設備25bがノロカキ28bを備えている。
スクラップ部4は、クレーンライン5に配備されたクレーンによるスクラップシュートdの吊り替え作業が行われる吊替えヤード31と、転炉設備1の外方から搬送される前記冷鉄源を貯蔵するスクラップヤード32とを備えている。スクラップヤード32には、スクラップシュートdに冷鉄源を積み込むためのリフティングマグネット35が移動自在に配備されている。
また、吊替えヤード31とスクラップヤード32との間には、1又は複数本(本実施の形態においては3本)のスクラップ搬送レール33が敷設され、該スクラップ搬送レール33上には、スクラップシュートdを搬送する搬送台車34が配備されている。
搬送台車34は、スクラップ搬送レール33の一端であるスクラップヤード32と他端である吊替えヤード31に停車可能とされ、搬送台車34が吊替えヤード側に停車することにより、該搬送台車34上のスクラップシュートdはクレーンライン5の下方に位置することとなる。
クレーンライン5は、溶銑予備処理部3とスクラップ部4の間を直線状に配設されており、該クレーンライン5上には、溶銑搬送用の2基の溶銑クレーン51、52と、冷鉄源搬送用のスクラップクレーン53とが移動自在に配備されている。図2に示す如く、これらのクレーンは、溶銑予備処理部側からスクラップ部側にかけて第1溶銑クレーン51、第2溶銑クレーン52、スクラップクレーン53の順に配備されている。
第1溶銑クレーン51は、溶銑が装入された取鍋lをハンドリングすることによって溶銑を搬送するものであって、クレーンライン5上を移動するクレーン本体54と、該クレーン本体54に配備された吊下げ装置(図示省略)と、運転席(図示省略)とを備えている。これによって、溶銑クレーン51に搬送される取鍋lは、吊下げ装置のワイヤ56の巻取り状態に応じて上下方向に移動可能であって、クレーン本体54がクレーンライン5上を走行することによってクレーンライン5の両端部間を移動可能となっている。
なお、第2溶銑クレーン52は、第1溶銑クレーン51と同様の構成を有している。
スクラップクレーン53は、スクラップシュートdをハンドリング可能に形成されており、クレーンライン5上を移動するクレーン本体57と、該クレーン本体57に配備された吊下げ装置(図示省略)と、運転席(図示省略)とを備えている。これによって、スクラップクレーン53に搬送されるスクラップシュートdは、吊下げ装置のワイヤ59の巻取り状態に応じて上下方向に移動可能であって、クレーン本体57がクレーンライン5上を走行することによってクレーンライン5の両端部間を移動可能となっている。
上記転炉設備1は以上の構成からなるものであるが、次に、クレーンライン5から見た他の設備の配置状態を説明する。説明の便宜上、クレーンライン5を、クレーン1基を収容可能であって且つ互いに等しい幅を有する8つの区間(0区〜7区)とスクラップ部4の吊替えヤード31上の区間(S区)とに区切る。
なお、7区〜S区までの区間は省略する。
第1溶銑クレーン51は、クレーンライン5上を少なくとも0区から6区まで移動可能とされている。第2溶銑クレーン52は、クレーンライン5上を少なくとも3区から6区まで移動可能とされている。また、スクラップクレーン53は、クレーンライン5上を少なくとも4区からS区まで移動可能である。
また、1区に第1処理ステーション21aが配置されると共に、2区に第2処理ステーション21bが配置されている。これら第1及び第2ステーション21a、21bは、クレーンライン5の下方に払出しピット23a、23bをそれぞれ配置し、平面視にて払出しピット23a、23bにオーバラップしない位置にテーブル27a、27bを配置している。
また、4区は脱りん炉前とされ、5区は脱炭炉前とされ、6区に予備転炉前とされている。また、3区は第2処理ステーション21bと脱りん炉Pの間に設けられた空きスパンである。また、S区にはスクラップ部4の吊替えヤード31が位置している。
続いて、本実施の形態の転炉設備1による操業方法について、図4のガントチャートに沿って説明する。
図4に示すガントチャートにおいては、1区の第1処理ステーション21の払出しピット(以下、第1ピットという)23a及びテーブル(以下、第1テーブルという)27a、2区の第2処理ステーション21bの払出しピット(以下、第2ピットという)23b及びテーブル(以下、第2テーブルという)27b、3区の空きスパン、4区の脱りん炉前及び脱りん炉P、5区の脱炭炉C及びS区の吊替えヤード31の1分ごとのタイムスケジュールを示しており、各場所での作業工程に費やした時間が示すバーによって示されている。
また、折線L1が第1溶銑クレーン51の動きを示し、折線L2が第2溶銑クレーン52の動きを示し、折線L3がスクラップクレーン53の動きを示している。また、矢印は溶銑の搬送ルートを示している。
また、高炉設備からの溶銑が転炉設備1に搬入され、該転炉設備1によって溶鋼となって該転炉設備1から搬出されるまでの工程を1チャージとする。該1チャージには、1の脱りん処理と1の脱炭処理とが含まれている。
また、図中に示す如く、各転炉において、溶銑及び冷鉄源の装入→処理→調質→出鋼→排滓までの工程を1サイクルとし、脱りん炉Pのサイクルを脱りんサイクルCP(脱りん工程)とし、脱炭炉Cのサイクルを脱炭サイクルCC(脱炭工程)とする。
また、スクラップクレーン53の動きに着目し、脱りん炉Pと脱炭炉Cの内、一方の転炉に冷鉄源を装入した後、吊替えヤード31にてスクラップシュートdを吊り替え、その後他方の転炉まで移動する工程を1クレーンサイクルCSとする。
上記転炉設備1の現チャージの操業を時点Aから追いかけていくと、先ず、脱硫処理及び除滓処理を完了した溶銑を装入している取鍋lを第1テーブル27a(1区)上から吊り上げる。
このころ、脱りん炉Pにて前チャージの溶銑の脱りん処理が終了しており、該脱りん炉P内の溶銑は取鍋lに出銑される。その後、脱りん炉Pに排滓処理が施されて脱りんサイクルCPが完了するころ、現チャージの脱りん炉装入用の冷鉄源を積み込んだスクラップシュートdを吊り下げたスクラップクレーン53を吊替えヤード31(S区)から脱りん炉Pに向けて移動させる。
そして、スクラップクレーン53を脱りん炉前(4区)に移動させ、該脱りん炉Pに向けてスクラップシュートdを傾動させることにより冷鉄源を脱りん炉Pに装入する。このとき、第2溶銑クレーン52は空きスパン(3区)に移動している。
その後、脱りん炉前に位置するスクラップクレーン53を速やかに脱りん炉前から吊替えヤード31に向けて移動させ、該吊替えヤード31にて空となったスクラップシュートdと前チャージの脱炭炉装入用の冷鉄源の積み込みを完了したスクラップシュートdとを取り替える。
ところで、空のスクラップシュートdへの冷鉄源の積み込みは、スクラップクレーン53がクレーンサイクルCSを消化してる間に行われており、図2に示す如く、吊替えヤード31にて載置された空のスクラップシュートdは、搬送台車34によって速やかにスクラップヤード32に向けて移動し、該スクラップヤード32にてリフティングマグネット35によって冷鉄源が該スクラップシュートdに積み込まれる。スクラップヤード32にて予定量の冷鉄源が積み込まれたスクラップシュートdは、再び搬送台車34によって吊替えヤード31まで搬送される。
上述の如くスクラップクレーン53を脱りん炉前から吊替えヤード31に向けて移動させているころ、同時に第2溶銑クレーン52を脱炭炉前(5区)まで移動させ、これによって脱りん炉前を空にする。
そして、該空になった脱りん炉前に、第1溶銑クレーン51によって現チャージの溶銑が装入されている取鍋lを搬送し、該溶銑を脱りん炉Pに装入する。これによって、脱りん炉Pに現チャージの溶銑と冷鉄源とが装入されることとなり、脱りん炉Pにて現チャージの脱りん処理が開始される。
このころ、図3(a)に示す如く、脱りん炉Pの出銑側に位置している搬送台車14を脱りん炉Pの下方を通過させてクレーンライン5の下方に位置させる。これにより、脱りん処理を終えた前チャージの溶銑が取鍋lに装入された状態で脱りん炉前に位置することとなる。
このとき、図4に示す如く、第1溶銑クレーン51による現チャージの溶銑の脱りん炉Pへの装入は終了しており、該終了と共に第1溶銑クレーン51は第2ピット23b(2区)に向けて移動している。これにより、脱りん炉前には前チャージの溶銑が装入された取鍋l及び該取鍋lを受ける搬送台車14のみが位置することとなる。
ここで、第2溶銑クレーン52を脱りん炉前に移動させ、図3(b)に示す如く、前記搬送台車14上の取鍋lを吊り上げる。
このころ、脱炭炉Cは、前々チャージの溶銑の脱炭処理を終了しており、該脱炭炉Cの溶鋼は取鍋lに出鋼され、図中に×で示す如く、該取鍋lは搬送台車14によって転炉設備1の外方に搬出される。このとき、前チャージの溶銑が装入されている取鍋lを吊り下げた第2溶銑クレーン52を脱炭炉前に向けて移動させ、前々チャージの脱炭処理を有する脱炭サイクルCCの完了と同時に該第2溶銑クレーン52を脱炭炉前に位置させる。そして、該脱炭炉Cに向けて取鍋lを傾動させることにより、脱炭炉Cに前チャージの溶銑を装入する。
また、脱炭炉Cへの前記溶銑の装入完了を見計らって、前チャージの脱炭炉装入用の冷鉄源を積み込んだスクラップシュートdを吊り下げたスクラップクレーン53を吊替えヤード31から脱炭炉前に向けて移動させる。
そして、脱炭炉Cへの溶銑の装入を完了した第2溶銑クレーン52を脱炭炉前から脱りん炉前に向けて移動させた後に、スクラップクレーン53を脱炭炉前に位置させる。そして、スクラップシュートdを傾動させることによって前記冷鉄源を脱炭炉Cに装入する。これにより、前チャージの脱炭炉Cに溶銑と冷鉄源とが装入されることとなり、脱炭炉C内にて前チャージの脱炭処理が開始されることとなる。
その後、該スクラップクレーン53を速やかに吊替えヤード31に向けて移動させる。そして、該吊替えヤード31にてスクラップシュートdの吊り替えを行った後、次チャージの脱りん炉装入用の冷鉄源を積み込んだスクラップシュートdを吊り下げて再び脱りん炉Pに向けて移動させ、スクラップサイクルCSを消化させる。
また、空となった取鍋lを吊り下げている第2搬送クレーン52を速やかに脱りん炉前まで移動させ、該脱りん炉前に位置している搬送台車14上に該取鍋lを載置する。そして、脱りん炉Pにて脱りん処理が施されている現チャージの溶銑を該取鍋lによって受けるべく、該搬送台車14を脱りん炉Pの出銑側まで移動させる。
このころ、第1テーブル27aに取鍋lを載置した第1溶銑クレーン51を第2テーブル27bまで移動させ、第2ステーション21bにて脱硫処理及び除滓処理を完了した次チャージの溶銑が装入された第2テーブル27b上の取鍋lを該第1溶銑クレーン51によって脱りん炉Pに搬送する。
この直前に、現チャージの溶銑は脱りん炉Pにて脱りん処理を完了しており、図3(a)に示す如く、搬送台車14上の取鍋lに出銑されている。その後、空となった脱りん炉Pに冷鉄源を装入する等、その後の工程は上述の如くである。
本実施の形態は、1スクラップサイクルCSが約11分である。
このため、脱りん炉Pに冷鉄源を装入した後に溶銑を装入し、脱炭炉Cに冷鉄源を装入した後に溶銑を装入する操業方法を採用すると、現チャージの脱りん炉Pと前チャージの脱炭炉Cの処理開始時間はスクラップサイクルCSに要する時間だけずれることとなるため、脱炭サイクルCCは脱りんサイクルCPよりも少なくとも約11分遅れる。
一方、前々チャージの脱炭処理を有する脱炭サイクルCCは、スクラップクレーン53が当該スクラップサイクルCSを7分〜8分程消化している時点で既に完了している。このため、上述の如き操業方法を採用すると、脱炭サイクルCCと該脱炭サイクルCCよりもひとつ前の脱炭サイクルCCとの間には、スクラップクレーン53がスクラップサイクルCSを消化し終えるまでの2〜3分間の待ち時間が発生する。
これに対し、本実施の形態は、脱炭サイクルCCにおいて、脱りん処理を終えた溶銑を装入した後に冷鉄源を装入することとしている。このため、脱炭炉Cにはスクラップクレーン53によるスクラップサイクルCSの消化を待つことなく溶銑が装入されることとなり、これによって、脱炭サイクルCCがスクラップサイクルCSの完了に先行して開始されることとなる。この結果、前チャージと現チャージの脱炭サイクルCCの間に上述の如き待ち時間が発生することはなく、脱炭炉Cの稼働率が向上することとなる。
また、脱りん炉Pへの溶銑装入開始時間と脱炭炉Cへの溶銑装入開始時間とのずれは約8分程度となって両転炉間の処理開始時間の短縮化が図られるため、脱りん処理を終えた溶銑は脱りん炉前に位置した状態で放置されることなく脱炭炉Cに向けて搬送されることとなり、該溶銑の熱ロスが低減されることとなる。
また、脱炭炉Cに溶銑を装入している間に、スクラップクレーン53がスクラップサイクルCSを消化する。即ち、スクラップクレーン53が移動する工程と脱炭炉Cに溶銑を装入する工程とが同時に進められることとなり、一方の工程が他方の工程によって待たされることはない。
図5は、比較例1及び2と実施例1〜3の脱りん炉P及び脱炭炉Cに装入される冷鉄源の装入量及びその配合を示すと共に、かかる冷鉄源の装入によって各比較例及び実施例の脱りん炉P及び脱炭炉Cに生じる現象を効果として示している。
図中に示す如く、各比較例及び実施例の脱りん炉Pには、250tonの溶融状態の銑鉄が装入され、地金、メッキ屑、プレス屑、分塊屑、圧延屑、大型地金、ビレット屑、ブルーム屑が冷鉄源を構成する材料として選択/分類されており、各材料の形状、厚さ及び組成等は図中に示す通りである。
ここで、各材料の厚さとは、棒体にあってはその径を、直方体状のブロック及び板材にあっては最も大きさの小さいところの長さを示しており、これらは材料が溶解する際の律速となる長さを示している。
また、効果には、冷鉄源を装入したときの火炎及び黒煙の発生と処理後の冷鉄源の溶け残りの発生について示されている。
各比較例及び実施例の脱りん炉P及び効果について注目すると、比較例1においては、厚さが100mm以上の分塊屑、大型地金、ビレット屑及びブルーム屑が装入されることとなるが、これによって約10tonの溶け残りが発生している。また、比較例2においては、厚さが100mm以上の分塊屑と厚さが0.3〜4mmの圧延屑が装入され、約7tonの溶け残りが発生している。
一方、実施例1においては、厚さが70mm以下の地金、メッキ屑、プレス屑及び圧延屑が装入されることとなるが、溶け残りは発生しない。実施例2及び実施例3についても同様である。
一般に、脱炭炉Cによる吹錬後温度が約1640℃である一方、脱りん炉Pによる脱りん処理後温度は約1330℃であって、脱りん炉Pの脱りん処理温度は脱炭炉Cの脱炭処理温度(吹錬温度)よりも300℃程低いものとなる。このため、脱炭炉Cと脱りん炉Pとでは、溶け残りなく溶融する冷鉄源の厚さに差が生じることとなり、本実施の形態においては、70mm以下の冷鉄源を脱りん炉Pに装入することにより、該脱りん炉Pに溶け残りが発生しないことが比較例と実施例の比較から確認される。
また、各比較例及び実施例の脱炭炉C及び効果について注目すると、比較例1においては、スラグ成分(酸化物)を有する地金と、表面にメッキ処理が施されているメッキ屑と、表面塗装され且つ樹脂を有しているプレス屑(以下、これらを反応性冷鉄源という)が脱炭炉Cに装入されている。
上述の如く、本実施の形態においては、脱炭炉Cには既に溶銑が装入されており、かかる高温の溶銑に向けて冷鉄源を装入するため、反応性冷鉄源は脱炭炉Cの炉口近傍にて溶銑と激しく反応し、火炎及び黒煙を発生する。
かかる火炎及び黒煙の発生は、脱炭炉Cに装入される全鉄源の内、反応性冷鉄源が占める割合によって左右されることとなる。
なお、全鉄源とは、炉に装入される溶銑と冷鉄源の総称して言うものとする。
比較例1においては、脱炭炉Cに装入される全鉄源の内、反応性冷鉄源は約4.8重量%の割合を占めており、これによって、比較例1においては大きな火炎及び黒煙が発生する。
ここで、大きな火炎とは、溶銑クレーン51、52やスクラップクレーン53のワイヤや吊り具、さらには運転室までも炙られてしまう程度のものを指し、比較例1の如き冷鉄源の配合による操業を繰り返し行った場合、溶銑クレーン51、52やスクラップクレーン53が損傷して操業不能となる虞があるばかりでなく、作業者の安全が十分に確保されない虞がある。
また、大きな黒煙とは、黒煙の発生によってクレーン本体54、57に配備された運転席にてクレーン操作する作業者の作業環境が著しく悪化し、これにより該作業者による溶銑装入作業が妨げられてしまう程度のものを指し、比較例1の如き冷鉄源の配合による操業を行った場合、操業の継続が困難となる虞があるばかりでなく、かかる黒煙の転炉設備1外への排出が公害に繋がる虞もある。
また、比較例2においては、脱炭炉Cに装入される全鉄源の内、反応性冷鉄源の割合は約3.3重量%となっているが、この場合も、上述の如く大きな火炎及び黒煙が発生する。
一方、実施例1においては、反応性冷鉄源が脱炭炉Cに装入されていない。即ち、脱炭炉Cに装入される全鉄源の内、反応性冷鉄源の割合は0重量%となり、上述の如き火炎及び黒煙が発生することはない。
また、実施例2においては、地金のみが反応性冷鉄源として採用され、該反応性冷鉄源の割合は脱炭炉Cに装入される全鉄源の約2.8重量%を占めているが、この場合、冷鉄源装入時に黒煙が発生することはなく、小さな火炎が発生するのみである。
ここで、小さな火炎とは、上記大きな火炎に至らない程度のものを指し、かかる火炎の発生が溶銑クレーン51、52やスクラップクレーン53等の設備に不具合をきたす虞や作業者の安全を脅かす虞はない。
また、小さな黒煙とは、上記大きな黒煙に至らない程度のものを指し、かかる黒煙の発生がクレーン操作を行う作業者の作業環境を著しく悪化させる虞や公害に繋がる虞はない。
また、実施例3においては、メッキ屑及びプレス屑が反応性冷鉄源として採用され、該反応性冷鉄源の割合は脱炭炉Cに装入される全鉄源の約0.7重量%を占めているが、この場合においても、小さな火炎及び黒煙が発生するのみである。
したがって、上記実施例1〜3によって示される如く、脱炭炉Cに装入される全鉄源の内、反応性冷鉄源の割合を3重量%以下とすることにより、大きな火炎及び黒煙の発生が抑制されることが確認される。
以上、本発明の実施の形態を詳述したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば、第1ステーション21aは、払出しピット23aのみを備えたものであってもよく、払出しピット23aと脱硫設備24aとを備えたものであっても、払出しピット23aと除滓設備25aとを備えたものであっても、除滓設備25aと脱硫設備24aとを備えたものであってもよく、第1ステーション21aにて施すことのできない溶銑予備処理工程は、該第1ステーション21aに溶銑が搬送される以前に施されている。もちろん、第2ステーション21bも該第1ステーション21aと同様の構成とすることができる。
また、溶銑クレーン及び転炉は、転炉の基数が少なくとも2基以上であれば、本実施の形態よりも多い基数を採用することも可能である。また、脱りん炉Pを配備することなく複数の脱炭炉Cを備えた構成とした場合にも、本実施の形態と同様の効果を有する。
また、スクラップクレーン53が搬送するものは、上述の如き冷鉄源に限定されることはなく、スクラップ等の他の冷鉄源を搬送することももちろん可能である。スクラップシュートdについても同様である。
本実施の形態の転炉設備の正面図である。 転炉設備の平面図である。 溶銑の返送ルートを示す側面図である。 本実施の形態の転炉設備のガントチャートである。 脱りん炉及び脱炭炉に装入される冷鉄源の装入量及び配合を示す図である。 従来の転炉設備のガントチャートである。
符号の説明
1 転炉設備
2 転炉部
3 溶銑予備処理部
4 スクラップ部
11 混銑車
21a 第1ステーション
21b 第2ステーション
23a 払出しピット
23b 払出しピット
24a 脱硫設備
24b 脱硫設備
25a 除滓設備
25b 除滓設備
31 吊替えヤード
32 スクラップヤード
51 第1溶銑クレーン
52 第2溶銑クレーン
53 スクラップクレーン
C 脱炭炉
P 脱りん炉
d スクラップシュート
l 取鍋

Claims (1)

  1. 脱りん処理を行う脱りん炉と脱炭処理を行う脱炭炉とスクラップシュートの吊り替え作業が行われる吊替えヤードとを備えると共に、クレーンライン上に第1クレーン、第2クレーン、及びスクラップクレーンを備え、前記クレーンラインの一方側から、脱りん炉、脱炭炉、吊替えヤードが配置され、さらに前記脱りん炉及び脱炭炉の装入側で且つクレーンラインに沿って一方側から、第1クレーン、第2クレーン、スクラップクレーンが順に配置されている構成を備えた転炉設備で、前記スクラップクレーンに吊り下げられた1基のスクラップシュートによって脱りん炉と脱炭炉に冷鉄源をそれぞれ装入する転炉設備の操業方法において、
    前記脱りん炉にスクラップクレーンにより冷鉄源を装入してから、前記スクラップクレーンに吊り下げられたスクラップシュートを前記吊替えヤードで吊り替えた後に前記脱炭炉に冷鉄源を装入するまでの間に、前記脱りん炉に第1クレーンにより溶銑を装入する工程と、第2クレーンにより脱りん炉から出湯された溶銑を収容した取鍋を吊り上げる工程と、第2クレーンにより該溶銑を前記脱炭炉に装入する工程とが行われることとし、
    前記脱りん炉には、70mm以下の厚さを有する冷鉄源が装入され、
    前記脱炭炉に装入される冷鉄源の内、めっき処理が施された冷鉄源、厚さ3〜70mmの酸化物を有する冷鉄源、有機物が付着している冷鉄源又はこれらの何れか2つ若しくは全てを含んだ冷鉄源の割合は、脱炭炉に装入される全鉄源の3重量%以下であることを特徴とする転炉設備の操業方法。
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