JP2006321379A - テーブル装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 テーブル本体における使用状態を堅固に保持できるとともに、部品点数を簡略化して構造簡単なテーブル装置を提供する。
【解決手段】 インストルメントパネル1に形成された収納ケース4と、収納ケース4に対向してインストルメントパネル1に蝶着されたテーブル部材5とを有し、テーブル部材5を、互いに節接合することによって折曲可能に連結した一対のリンク体6,7によりインストルメントパネル1に装着して、テーブル部材5が収納ケース4に対向して張り出して小物等の置き台となる使用状態において、一方のリンク体6を収納ケース4の底面壁4bに当接させることによって、他方のリンク体7を一方のリンク体6とテーブル部材5との間で突っ張らせることによって、テーブル部材5の使用状態を保持するようにした。
【選択図】 図6
【解決手段】 インストルメントパネル1に形成された収納ケース4と、収納ケース4に対向してインストルメントパネル1に蝶着されたテーブル部材5とを有し、テーブル部材5を、互いに節接合することによって折曲可能に連結した一対のリンク体6,7によりインストルメントパネル1に装着して、テーブル部材5が収納ケース4に対向して張り出して小物等の置き台となる使用状態において、一方のリンク体6を収納ケース4の底面壁4bに当接させることによって、他方のリンク体7を一方のリンク体6とテーブル部材5との間で突っ張らせることによって、テーブル部材5の使用状態を保持するようにした。
【選択図】 図6
Description
本発明は、車両のインストルメントパネルやコンソールボックス等の車両構成体に設けた収納ケースに出し入れ可能に構成されたテーブル装置に関する。
従来、この種のテーブル装置は、例えば、特許文献1或いは特許文献2に記載されたものが知られている。
特開平9−30332号公報
特開2002−172041号公報。
特許文献1によれば、自動車の後部座席用バニティミラーとして開示されており、この自動車の後部座席用バニティミラーは、コンソールボックスの後部に設けられた蓋の裏側に形成した収納部に車両前後方向へ引出し可能に両側へ一対のレールを収納するとともに、これらレール間に収納可能な形状のバニティミラー本体の両側面に、両側のレールに車両前後方向へ形成したガイド溝にそれぞれガイドされるピンを突設して構成されており、バニティミラー本体の両側面におけるピンよりも車両後方寄りの位置及び両側のレールの後端部に、収納部からレールを引出してピンをガイド溝の車両後方側端部に位置させた状態でバニティミラー本体が車両後方へ向けて斜め下方に支持されるように、車両後方へ向けて斜め上方へ向かうリンクアームをそれぞれ枢着させ、これらのリンクアームを上方へ延長するとともに、これらの延長部分間に小物入れを取付けたものであります。
また、特許文献2によれば、シートのテーブル構造として開示されており、このシートのテーブル構造は、テーブル本体を支持する支持リンクを、第1のリンクと第1のリンクの先端に折曲げ可能に小判型ピンによりピン軸支された第2のリンクとから形成し、第1のリンクにガイド溝とガイド溝と連通する円形溝を形成するとともに、第2のリンクに嵌合溝を形成して、嵌合溝に嵌合された小判型ピンが第1のリンクのガイド溝の先端に位置する状態で第1のリンクと第2のリンクを略一直線上に保持し、テーブル本体を使用状態に保持し、小判型ピンが第1のリンクの円形溝に位置する状態で第1のリンクと第2のリンクを折曲げ可能な状態とし、テーブル本体を収納状態とするものである。
このように構成する従来の技術のうち、特許文献1に記載の自動車の後部座席用バニティミラーにおいては、リンクアームの上方への延長部に取付けられた小物入れは、リンクアームに軸着されているのみで、もし、上方からの力が加えられた場合には、容易に下方に回転してしまい、もしもテーブルとして使用しようとしても、簡単に下方に回転してしまい、テーブル部材としての機能を果たし得ないことになる。
また、特許文献2に記載のシートのテーブル構造においては、テーブル本体の使用状態を保持するために、第1のリンク及び第2のリンクを使用するほか、小判型ピンを使用したり、第1のリンクにガイド溝及びガイド溝に連通する円形溝を設け、第2のリンクに嵌合溝に小判型ピンを嵌合するという構成をとっているために、部品点数が多く、構造複雑で、組立て工数も嵩む等の課題を残したものであるといえる。
そこで、本発明は、かかる点に鑑み、テーブル本体における使用状態を堅固に保持できるとともに、部品点数を簡略化して構造簡単なテーブル装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の本発明に係るテーブル装置は、車両構成体に形成された収納ケースと、前記収納ケースに対向して前記車両構成体に装着されたテーブル部材とを有して構成するテーブル装置であって、前記テーブル部材を、互いに節接合することによって折曲可能に連結した一対のリンク体により前記車両構成体に装着し、前記テーブル部材が前記収納ケースより取り出されて小物等の置き台となる使用状態において、前記一対のリンク体のうち、一方のリンク体を前記車両構成体の壁部に当接させることによって前記他方のリンク体を突っ張らせ、前記テーブル部材の使用状態を保持するようにしたことを特徴とする。
かかる構成を有する請求項1に記載の発明は、テーブル部材が収納ケースに対向して張り出して小物等の置き台となる使用状態において、一対のリンク体のうち一方のリンク体が車両構成体たとえばインストルメントパネルに設けた収納ケースの壁部に当接することによって、他方のリンクが一方のリンク体とテーブル部材との間で突っ張ってテーブル部材を使用状態に保持することができ、テーブル部材の上に小物等を置く場合に、テーブル部材の荷重がかかったとしても、テーブル部材の耐荷重能を向上させテーブル部材における使用状態を堅固に保持することができ、しかも、テーブル部材が、一対のリンク体のうち一方のリンク体が車両構成体の壁部を利用して当接することにより、使用状態を支持されるという構成をとることにより、部品点数を最小限とした構造簡単なテーブル装置を提供することができる。
また、請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のテーブル装置において、前記テーブル部材が前記収納ケースに対して引出し式に装着されていることを特徴とする。
かかる構成を有する請求項2に記載の発明は、一対のリンク体を例えばテーブル本体の裏面側に設けることによって、テーブル部材とともに収納ケース内に収容できるように構成することができ、車両構成体における周囲のスペースを有効に使用することができる。
また、請求項3に記載の本発明は、請求項1に記載のテーブル装置において、前記テーブル部材が収納ケースに対して回転式に装着することによって、前記収納ケースの開口を閉塞する蓋体として構成したことを特徴とする。
かかる構成を有する請求項3に記載の発明は、一対のリンク体を例えばテーブル部材の裏面側に設けることによって、テーブル部材とともに収納ケース内に収容できるように構成することができ、車両構成体における周囲のスペースを有効に使用することができ、しかも、テーブル部材を収納ケースの開口の蓋体としても使用することができる。
上記のように構成する本発明によれば、テーブル部材が収納ケースの開口より出された使用状態において、一対のリンク体のうち一方のリンク体が車両構成体の壁部に当接することによって、他方のリンク体が突っ張ってテーブル部材を使用状態に保持することができ、テーブル部材の上に物を置く等により、テーブル部材の荷重がかかったとしても、テーブル部材の耐荷重能を向上させてテーブル部材における使用状態を堅固に保持することができ、しかも、テーブル部材が、一対のリンク体のうち一方のリンク体が収納ケースの壁部を利用して当接することにより、使用状態を支持されるという構成をとることにより、部品点数を最小限とした構造簡単なテーブル装置を提供することができる。
以下、図を用いて、本発明を実施するための実施の形態について説明する。
図1は本発明に係る第1の実施の形態を採用した自動車のインストルメントパネル中央部付近において、テーブル部材により収納ケースの開口を閉塞した状態を描画した斜視図、図2は同じくテーブル部材を使用状態にする中間過程を描画した斜視図、図3は同じく、テーブル部材の使用状態を描画した斜視図、図4は図1におけるA−A断面図、図5は図2におけるB−B断面図、図6は図3におけるC−C断面図である。
図1乃至図6において、車両構成体であるインストルメントパネル1は、グローブボックス2や不図示の計器類等を設置する他に、その略中央部における前垂れ部1aに、前面に開口3を有する収納ケース4が凹設されて構成している。
収納ケース4は、所定の奥行きを有するボックス形状を呈しており、開口3はテーブル部材5を蓋体として開閉されるように構成している。
テーブル部材5は、一端部側(図1または図4において上端部側)5aがヒンジピン5cを介して収納ケース4の左右両側壁部4a、4aに蝶着されて、開口3を開閉自在とする蓋体を構成している。
また、テーブル部材5は、互いに節接合することによって折曲可能に連結された一対のリンク体6、7により収納ケース4に装着されていて、小物等の置き台を構成するようになっている。
即ち、一対のリンク体6,7は、収納ケース4の左右両側壁部4a、4aにそれぞれ離間した状態で配置されており、一対のリンク体6,7のうち、一方のリンク体6は、一端が収納ケース4の底面壁4bに軸体8aを介して揺動自在に軸着されており、他端が他方のリンク体7の一端側に軸体8bを介して節接合することによって折曲可能に連結されている。
他方のリンク体7の他端は、テーブル部材5の一端部側5aに対向する他端部側(図1または図4において下端部側)5bに軸体8cを介して揺動自在に軸着されている。
テーブル部材5の他部側5bに設置された他方のリンク体7同士は、連結リンク10の両端部をそれぞれ軸着することによって連結されており、互いに同時に揺動するように構成されている。
テーブル部材5の他端部側5bの表面側中央部には、テーブル部材5を開閉動させる際の把手部5eが形成されている。
インストルメントパネル1の前垂れ部1aは、車両後方側に延在して、コンソールボックス9に続いている。
かかる構成において、図1及び図4に示すテーブル部材5が蓋体として開口3を閉塞した非使用状態においては、一方のリンク体6に対して他方のリンク体7が収納ケース4内において上方に折曲された状態となっていて、両リンク体6,7は収納ケース4内に収容されており、テーブル部材5は収納ケース5の開口3を閉塞した状態に保持している。
次に、このようなテーブル部材5の非使用状態から、小物等の置き台として使用する場合には、把手部5eに指を入れて引っ掛けることによって、テーブル部材5をヒンジピン5cを中心に上方に回動することになる。
この結果、図2及び図5に示すように、一方のリンク体6と他方のリンク体7が略一直線に延ばされた状態となる。
この状態より、テーブル部材5をヒンジピン5cを中心に更に回動させると、一方のリンク体6と他方のリンク体7とは下方に折曲されることになり、ついには、一方のリンク体6が収納ケース4の底面壁部4dに這設されて当接することになる。
この結果、他方のリンク体7が一方のリンク体6とテーブル部材5との間を突っ張ることになり、テーブル部材5は、略水平状態となる使用状態に保持されて、小物等の置き台として使用することができる。
このテーブル部材5の使用状態から、テーブル部材5が開口3を閉塞する非使用状態に戻すには、一方のリンク体6と他方のリンク体7との連結部を上方に押し上げ、図2及び図5に示す両リンク体6,7が略一直線状になる過程を経て、図1および図4に示す状態に復帰させることになる。
従って、上記実施の形態においては、テーブル部材5は、収納ケース4に対して回転式に装着されていることになって、収納ケース4の開口3を閉塞する蓋体としても構成しており、一対のリンク体6,7をテーブル部材5の裏面側に設けていることから、テーブル部材5とともに収納ケース内4に収容することができ、インストルメントパネル1における周囲のスペースを有効に使用することができ、しかも、テーブル部材5を収納ケース4の開口3の蓋体を兼用することができる。
また、両リンク体6,7は、それぞれ収容ケース4の左右両側壁部4aに配設した結果、図3及び図6に示すテーブル部材5の使用状態においても、収容ケース4の収容スペースに対して差ほど妨げとならず、収容ケース4内に収容物があったとしても、テーブル部材5の回転作動を行うことができる。
そして、上記実施の形態においては、テーブル部材5が収納ケース4に対向して張り出して小物等の置き台となる使用状態において、一対のリンク体6、7のうち一方のリンク体6が収納ケース4の壁部である底面壁部4dに当接することによって、他方のリンク7が突っ張ってテーブル部材5を使用状態に保持することができ、テーブル部材5の上に小物等を置いたり、乗員が手を付く等によって、テーブル部材5の荷重がかかったとしても、テーブル部材5の耐荷重能を向上させてテーブル部材5における使用状態を堅固に保持することができ、しかも、テーブル部材5は、一方のリンク体6が収納ケース4の底面壁部4dを利用して当接して使用状態を保持されるという構成をとることにより、別構成の保持機構を設置する必要がなく、部品点数を最小限とした構造簡単なテーブル装置となる。
次に、図7ないし図10を用いて、本発明にかかる第2の実施の形態について説明する。
図7は本発明に係る第2の実施の形態を採用した自動車のインストルメントパネル中央部付近において、テーブル部材により収納ケースの開口を閉塞した状態を描画した斜視図、図8は同じくテーブル部材の使用状態を描画した斜視図、図9は図7におけるD−D断面図、図10は図8におけるE−E断面図である。
なお、上記第1の実施の形態に対応する構成には、同一符号を付して説明する。
図7ないし図10に描画された第2の実施の形態によれば、インストルメントパネル1の略中央部に位する前垂れ部1aには、開口3を有するように凹状のボックス形状の収納ケース4が凹設されており、収納ケース4は第1の実施の形態と相違して常時開口タイプのものである。
前垂れ部1aにおける収納ケース4と換気装置14との間には、扁平状の開口3Aを有する第2の収納ケース4Aが別に凹設されている。
第2の収納ケース4Aは、引出し式可能に前垂れ部1aに装着されたテーブル部材5を収容するように構成されている。
即ち、テーブル部材5の前面は、その外周部に縁取り壁5fに取り囲まれたテーブル部5gに形成されており、また、テーブル部材の左右両側端部5d、5dにおける一端側(第2の収納ケース4Aへの収納側)5bは、それぞれ一対のリンク体6、7のうち、一方のリンク体6の一端部が軸体8aを介して軸着されている。
一方のリンク体6には、その長手方向に沿うように、摺動溝6aが刻設されている。
摺動溝6aには、他方のリンク体7の一端側に突設した軸体8bが摺動可能に挿入されている。
他方のリンク体7の他端は、テーブル部材5の左右両側辺部5d、5dの他端部側5b(第2の収納ケース4Aに対する引出し側)において、軸体8cを介して軸着されており、軸体8cに挿着された弦巻ばね11の両端部をリンク体7とテーブル部材5の裏面側に掛け渡すことによって、テーブル部材5は図8及び図10に示す使用状態側に付勢されている。
テーブル部材5の左右両側辺部5d、5dに設置された他方のリンク体7同士は、連結リンク10の両端部を軸着することによって連結されており、互いに同時に揺動するように構成されている。
テーブル部材5の一端側(第2の収納ケース4Aへの収納側端部)5bには、ロック片12が突設されており、第2の収納ケース4Aの奥壁4A―1には、プッシュオープン/クローズ式のロック機構13が設置されていて、ロック機構13のスプリング手段13aを付勢した状態でロック部材13aがロック片12を係合抱持することによって、弦巻ばね11の付勢力に抗して、テーブル部材5の第2の収納ケース4A内における収納状態(図7及び図9に示す状態)を保持するように構成している。
テーブル部材5の他端側(第2の収納ケース4Aに対する引出し側)には、ロック機構13のスプリング手段13aの付勢力に抗してテーブル部材5を第2の収納ケース4Aの奥壁4A−1側にプッシュするとともにテーブル部材5を引き出し入れするための把手部5eが形成されている。
把手部5eは、図8及び図10に示すテーブル部材5の使用状態において、リンク体7を少し押し上げた状態で、プッシュすると、軸体8bが摺動溝6a内を摺動しながらテーブル部材5を第2の収容ケース4A側に移動させることができるように、テーブル部材5に対して所定の角度を呈した状態で形成されている。
かかる構成において、図7及び図9に示すテーブル部材5が第2の収納ケース4A内に収容された非使用状態においては、一方のリンク体6及び他方のリンク体7が第2の収納ケース4内において互いに重合した状態で這設しており、軸体8bは摺動溝6aにおける軸体8a側の端部に位置し、テーブル部材の把手部5eによって第2の収納ケース5Aの開口3Aは閉塞した状態に保持されている。
次に、このようなテーブル部材5の非使用状態から、テーブル部材5を小物等の置き台として使用する場合には、把手部5eを第2の収容ケース4Aの奥壁4A−1側にスプリング手段13aの付勢力に抗してプッシュすることによって、ロック部材13bからロック片12を外し、第2の収容ケース4Aを少しの範囲内において開口3A側にスライドさせて把手部5eを開口3Aから若干突出させる。
その後、把手部5eを持って、第2の収容ケース4Aテーブル部材5を第2の収容ケース4Aから更に引出せば、弦巻ばね1の付勢力によって軸体8bが摺動溝6aの軸体8aとは反対側の端部まで摺動し、両リンク体6,7は、上方が拡開したV字状に折曲されるとともに、テーブル部材5を使用状態にすることになる(図8及び図10に示す状態)。
この時、一方のリンク体6がインストルメントパネル1の前垂れ部1aに当接しており、この結果、他方のリンク体7が一方のリンク体6とテーブル部材5との間で突っ張ることになり、テーブル部材5は、略水平状態となる使用状態に保持されて、小物等の置き台として使用することができる。
このテーブル部材5の使用状態から、テーブル部材5の把手部5eが開口3Aを閉塞する非使用状態に戻すには、先ず、一方のリンク体6に対して他方のリンク体7を上方に若干押し上げて、軸体8bを摺動溝6a内において軸体8a側に摺動させる。
次に、把手部5eからテーブル部材5に第2の収容ケース4Aの奥壁4A−1側に押し込む力を加えると、軸体8bは更に摺動溝6a内を軸体8a方向に摺動し、テーブル部材5を徐々に第2の収容ケース4A内に収容していく。
軸体8bが摺動溝6aにおける軸体8a側の端部に当接するまで摺動する間において、テーブル部材5のロック片12がロック機構13側のロック部材13bに係合し、テーブル部材5は、弦巻ばね11の付勢力に抗して第2の収容ケース4A内おいて収容状態を保持しており、把手部5eは開口3Aを閉塞している。
この時、ロック機構13のスプリング手段13aは、テーブル部材5側の垂設片6bによって縮設されて、ロック部材13bとロック片12との係合ロック状態を保持している。
従って、上記第2の実施の形態においては、テーブル部材5は、第2の収納ケース4Aに対して引出し式に装着されていることになる。
また、テーブル部材5は、第2の収納ケース4Aに対して引き出し入れに構成したことに関連して、第2の収納ケース4aの天井壁部4cには、第2の収納ケース4Aの前後方向に延在するガイド溝4A−2が形成されており、ガイド溝4A−2内においてテーブル部材5側に起立形成されたガイド突起6cを摺動させることによって、テーブル部材5の出し入れ動作が円滑に行えるように、テーブル部材5の案内ができるように構成されている。
そして、上記第2の実施の形態においては、テーブル部材5が第2の収納ケース4Aから引き出されて小物等の置き台となる使用状態において、一対のリンク体6、7のうち一方のリンク体6がインストルメントパネル1の前垂れ部1aに当接することによって、他方のリンク7が突っ張ってテーブル部材5を使用状態に保持することができ、テーブル部材5の上に小物等を置いたり、乗員が手を付く等によって、テーブル部材5の荷重がかかったとしても、テーブル部材5の耐荷重能を向上させてテーブル部材5における使用状態を堅固に保持することができ、しかも、テーブル部材5は、一方のリンク体6がインストルメントパネル1の前垂れ部1aに当接して使用状態を保持されるという構成をとることにより、特別の保持機構を設置する必要がなく、部品点数を最小限とした構造簡単なテーブル装置となる。
図11は本発明にかかる第3の実施の形態を示すものである。
図11によれば、テーブル部材5の他端側(第2の収納ケース4Aに対する引出し側)に形成した把手部5eのテーブル部材5に対する形成角度を上記第2の実施の形態とは変更して異ならしたもので、その他はほぼ同一構成をとっている。
即ち、把手部5eは、第2の実施の形態においては、図8および図10に示す状態にあるリンク体7を少し押し上げた後に、プッシュすることにより、軸体8bが摺動溝6a内を摺動しながらテーブル部材5を第2の収容ケース4A側に移動させることができるように、テーブル部材5に対して所定の角度を呈した状態で形成されているが、第3の実施の形態においては、把手部5eにおけるテーブル部材5に対する角度を、更に水平方向に寝かした状態になるように、把手部5eをテーブル部材5に形成している。
この結果、把手部5eを下向きにプッシュすると、軸体8bを中心に他方のリンク体7に下方向への揺動力が加えられることになって、そのまま、テーブル部材5を第2の収容ケース4A側に押し込めば、テーブル部材5を第2の収容ケース4A内に収容することができる。
従って、第3の実施の形態においては、第2の実施の形態の場合のように、あらかじめ、一方のリンク体6に対して他方のリンク体7を上方に押し上げる操作をしなくても、テーブル部材5を使用状態から収容状態に操作することができる。
なお、上記の実施の形態においては、テーブル部材5は、小物等の置き台として構成したが、これに限定されるものでなく、カップホルダーあるいは小物入れ等として構成する場合が考えられ、また、収納ケース4或いは第2の収納ケース4Aは、インストルメントパネル1に形成するようにしたが、やはりこれに限定されるものでなく、例えばコンソールボックス9やドアトリム等の車体構成体に設けるようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、テーブル部材が収納ケースの開口より出された使用状態において、一対のリンク体のうち一方のリンク体が車体構成体の壁部に当接することによって、当該一方のリンクが突っ張ってテーブル部材を使用状態に保持することができ、テーブル部材の上に物を置く等により、テーブル部材の荷重がかかったとしても、テーブル部材の耐荷重能を向上させてテーブル部材における使用状態を堅固に保持することができ、しかも、テーブル部材が、一対のリンク体のうち一方のリンク体が収納ケースの壁部を利用して当接することにより、使用状態を支持されるという構成をとることにより、部品点数を最小限とした構造簡単なテーブル装置を提供することができるために、車両のインストルメントパネルやコンソールボックス等の車両構成体に設けた収納ケースに出し入れ可能に構成されたテーブル装置等に好適である。
1 車両構成体としてのインストルメントパネル
3、3A 開口
4 収納ケース
4A 収納ケースとしての第2の収納ケース
5 テーブル部材
6 一方のリンク体
7 他方のリンク体
3、3A 開口
4 収納ケース
4A 収納ケースとしての第2の収納ケース
5 テーブル部材
6 一方のリンク体
7 他方のリンク体
Claims (3)
- 車両構成体に形成された収納ケースと、前記収納ケースに対向して前記車両構成体に装着されたテーブル部材とを有して構成するテーブル装置であって、前記テーブル部材を、互いに節接合することによって折曲可能に連結した一対のリンク体により前記車両構成体に装着し、前記テーブル部材が前記収納ケースより取り出されて小物等の置き台となる使用状態において、前記一対のリンク体のうち、一方のリンク体を前記車両構成体の壁部に当接させることによって前記他方のリンク体を突っ張らせ、前記テーブル部材の使用状態を保持するようにしたことを特徴とするテーブル装置。
- 請求項1に記載のテーブル装置において、前記テーブル部材が前記収納ケースに対して引出し式に装着されていることを特徴とするテーブル装置。
- 請求項1に記載のテーブル装置において、前記テーブル部材が収納ケースに対して回転式に装着することによって、前記収納ケースの開口を閉塞する蓋体として構成したことを特徴とするテーブル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005146824A JP2006321379A (ja) | 2005-05-19 | 2005-05-19 | テーブル装置 |
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JP2005146824A JP2006321379A (ja) | 2005-05-19 | 2005-05-19 | テーブル装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009134736A (ja) * | 2001-04-19 | 2009-06-18 | Fisher Rosemount Syst Inc | プロセス制御システムにおける機能強化デバイスアラーム |
-
2005
- 2005-05-19 JP JP2005146824A patent/JP2006321379A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009134736A (ja) * | 2001-04-19 | 2009-06-18 | Fisher Rosemount Syst Inc | プロセス制御システムにおける機能強化デバイスアラーム |
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