JP4694977B2 - デッキボード - Google Patents

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Description

本発明は、車両の荷室フロアの下方に設けられ、スペアタイヤやユーティリティボックス等を収容する収容部を開閉するためのデッキボードに関する。
例えば、自動車のリアシート後方に位置する荷室フロアの下方には、スペアタイヤやユーティリティボックス等を収容するための収容部が設けられている。この収容部を覆うためのデッキボードとして、下記特許文献1には、薄肉ヒンジを介して複数のパネルが連結され、各パネルの表面に表被材を貼着させたデッキボード(蓋体)が開示されている。また、収容部の内周の側縁には、所定間隔をおいて複数の溝部が形成されている。
そして、収容した物品を取出すときには、各パネルを薄肉ヒンジを介して折り畳み、その下端を収容部側縁の溝部に係止させることにより、各パネルを折り畳んだ状態に維持して収容部を開口させ、物品等を取出すようにしている。なお、常時は各パネルを展開させて、収容部を覆うようにしている。
特開2002−46540号公報
しかしながら、上記特許文献1の場合、使用者は、パネル表面に設けられたノブ等の取手や、パネルの側辺部等を持って、使用者自身でパネルを持上げて折り畳むようにしているため、作業が面倒で手間がかかっていた。また、収容部が車両の奥側にあるような場合には、使用者は屈んだり体を伸ばしたりしてデッキボードを開かねばならず、その作業性が特に問題であった。
したがって、本発明の目的は、車両の収容部を、面倒な作業がなく簡単に開かせることができるデッキボードを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1は、車両の荷室フロアの下方に設けられた収容部の開口部を開閉するためのデッキボードであって、車両の前後方向に沿って配設された複数の板体と、各板体同士を車両の前後方向に折り畳み可能となるように連結するヒンジと、該ヒンジの少なくとも一箇所に設けられていて、少なくとも一つの板体を他の板体に向けて折り畳み方向に付勢する付勢手段と、該付勢手段の付勢力に抗して、各板体を前記荷室フロアに対してほぼ平行となるように展開させた状態に保持するロック手段とを備え、前記ヒンジは一対のプレートを有し、各プレートは、前記板体の裏面側に取付けられる取付け板と、該取付け板の両側に立設された一対の起立壁とを有しており、一方のプレートの起立壁が他方のプレートの起立壁の内側に配置されると共に、各起立壁が回動軸によって連結されて、前記一対のプレートが回動可能に連結されており、前記付勢手段は、コイル巻部と、該コイル巻部の両端から延出した腕部と備えたトーションバネであって、前記コイル巻部に前記回動軸が挿入されて、前記トーションバネが前記ヒンジに組み付けられていることを特徴とするデッキボードを提供するものである。
本発明の第2は、車両の荷室フロアの下方に設けられた収容部の開口部を開閉するためのデッキボードであって、車両の前後方向に沿って配設された複数の板体と、各板体同士を車両の前後方向に折り畳み可能となるように連結するヒンジと、該ヒンジの少なくとも一箇所に設けられていて、少なくとも一つの板体を他の板体に向けて折り畳み方向に付勢する付勢手段と、該付勢手段の付勢力に抗して、各板体を前記荷室フロアに対してほぼ平行となるように展開させた状態に保持するロック手段とを備え、前記複数の板体は、車両の最後方に配置された後方板体と、該後方板体の前方に配置された中間板体とを少なくとも有していて、前記収容部又は該収容部に設置されたユーティリティボックスには、前記後方板体の前方縁部と前記中間板体の後方縁部とを支持する支持壁が形成されており、前記ロック手段は、前記支持壁の孔に挿脱可能に挿入されるロック爪を有していることを特徴とするデッキボードを提供するものである。
本発明の第3は、車両の荷室フロアの下方に設けられた収容部の開口部を開閉するためのデッキボードであって、車両の前後方向に沿って配設された複数の板体と、各板体同士を車両の前後方向に折り畳み可能となるように連結するヒンジと、該ヒンジの少なくとも一箇所に設けられていて、少なくとも一つの板体を他の板体に向けて折り畳み方向に付勢する付勢手段と、該付勢手段の付勢力に抗して、各板体を前記荷室フロアに対してほぼ平行となるように展開させた状態に保持するロック手段とを備え、前記複数の板体は、車両の最後方に配置された後方板体と、該後方板体の前方に配置された中間板体とを少なくとも有しており、前記ロック手段は、前記後方板体及び前記中間板体のいずれか一方から突出して、他方に設けられた枠体に挿脱可能に挿入されるロック爪を有していることを特徴とするデッキボードを提供するものである。
本発明の第4は、車両の荷室フロアの下方に設けられた収容部の開口部を開閉するためのデッキボードであって、車両の前後方向に沿って配設された複数の板体と、各板体同士を車両の前後方向に折り畳み可能となるように連結するヒンジと、該ヒンジの少なくとも一箇所に設けられていて、少なくとも一つの板体を他の板体に向けて折り畳み方向に付勢する付勢手段と、該付勢手段の付勢力に抗して、各板体を前記荷室フロアに対してほぼ平行となるように展開させた状態に保持するロック手段とを備え、前記複数の板体は、車両の最後方に配置された後方板体と、該後方板体の前方に配置された中間板体とを少なくとも有しており、前記ロック手段は、前記後方板体又は前記中間板体の両側から突出して、前記収容部又は前記ユーティリティボックスの両側に形成された孔に挿入されるロック爪を有していることを特徴とするデッキボードを提供するものである。
上記発明によれば、収容部の開口部が板体により覆われた状態で、ロック手段を解除するだけで、折り畳み方向に付勢された板体が、自動的に折り畳まれて、収容部の開口部を開かせることができる。従来のようにデッキボードを手で持上げる必要がなく、ロック手段の解除操作だけで簡単に収容部の開口部を開かせることができるので、収容部の使い勝手を向上させる。
また、上記第1の発明によれば、ヒンジとトーションバネとの回動中心が、回動軸によって同一とされているので、大径のコイル巻部を有するトーションバネを組み付けても、ヒンジのプレートと干渉することがなく、板体をより鋭角状に折り畳むことができる。
更に、上記第2の発明によれば、後方板体の前方縁部と中間板体の後方縁部とを収容部又は収容部に設置されたユーティリティボックスに設けられた支持壁上に支持させ、ロック手段のロック爪を該支持壁の孔に係合させるので、ロックした状態で後方板体と中間板体とを安定して支持することができる。
また、上記第3の発明によれば、後方板体及び前記中間板体のいずれか一方から突出させたロック爪を、他方に設けられた枠体に挿脱可能に挿入して、後方板体と中間板体とを前記荷室フロアに対してほぼ平行となるように支持するので、ロック爪が抜けにくくなると共に、ロック爪によって両者の連結部を補強することができる。また、収容部やユーティリティボックスに特別な構造を設ける必要がなく、製造コストを低減できると共に、収容部やユーティリティボックスのスペースを最大限活用することが可能となる。
更に、上記第4の発明によれば、後方板体又は中間板体の両側から突出させたロック爪を、収容部又はユーティリティボックスの両側に形成された孔に挿脱可能に挿入することによりロックするので、ロック状態で後方板体及び中間板体を安定して保持することができる。
本発明の第は、前記第2〜4の発明のいずれかにおいて、前記板体同士は、空隙を介して配設されると共に、その表面側がカーペットで覆われて連結されており、前記ヒンジは、支軸を介して回動可能に連結された一対のプレートからなっていて、各プレートは、前記板体の裏面側に取付けられる取付け板と、該取付け板の一側辺から前記空隙に向けて屈曲した屈曲壁とを有していると共に、各プレートを連結する支軸が、前記空隙の内部に位置するように構成されているデッキボードを提供するものである。
上記発明によれば、各板体を空隙を介して配設し、かつ、その空隙にヒンジの支軸を配置させるようにしたので、ヒンジの回動中心とカーペットとの距離を近接させることができる。その結果、ヒンジが回動して板体が折り畳まれたり展開されたりして、カーペットが折り曲げられたときの、伸びたり縮んだりする量を減少させることができるので、カーペットの皺や破れを防止する。
本発明の第は、前記第の発明において、前記付勢手段は、コイル巻部と、該コイル巻部の両端から延出した腕部とを備えたトーションバネを有し、このトーションバネは、前記ヒンジの一方の取付け板に前記ヒンジの支軸とは離れた位置に平行に取付けられた軸部材を、前記コイル巻部の内周に挿入されて支持されているデッキボードを提供するものである。
上記発明によれば、トーションバネのコイル巻部が、ヒンジの支軸から離れた位置になるように構成されているので、ヒンジを極力小さくして板体同士の空隙を小さくすることができ、カーペットの皺や破れを防止すると共に、見栄えを向上させる。また、大きな径のコイル巻部を有するトーションバネを配設させることができるので、板体の折り畳みに必要な付勢力を十分に高めることが可能となる。
本発明の第は、前記第1〜の発明のいずれかにおいて、前記複数の板体は、車両の最後方に配置された後方板体と、該後方板体の前方に配置された中間板体とを少なくとも有しており、前記付勢手段は、前記後方板体と前記中間板体とを連結するヒンジに取付けられているデッキボードを提供するものである。
上記発明によれば、付勢手段を後方板体と中間板体とを連結するヒンジに取付けることにより、後方板体と中間板体とを直接折り曲げるように付勢力が作用するので、ロック手段を解除させると、迅速に付勢力が作用して短時間で折り畳むことができる。また、付勢手段を各板体の下面に取付けたとき、後方板体と中間板体とが折り曲げられる内側に配置されるので、付勢手段がトーションバネを有するとき、その腕部を長く延出させる必要がない。
本発明の第は、前記第1〜の発明のいずれかにおいて、前記複数の板体は、車両の最後方に配置された後方板体と、該後方板体の前方に配置された中間板体と、前記中間板体の前方に配置された固定板とを有しており、前記付勢手段は、前記中間板体と前記固定板とを連結するヒンジに取付けられているデッキボードを提供するものである。
上記発明によれば、中間板体と固定板とを連結するヒンジに付勢手段を設けたので、後方板体と中間板体とを連結するヒンジに付勢手段を設ける必要がなく、可動部となる後方板体と中間板体とを軽量コンパクト化することができる。また、可動部とならない固定板に連結されたヒンジに付勢手段を設けることにより、付勢手段となるトーションバネ等を大型化することが可能であり、後方板体及び中間板体の折り畳みに必要な付勢力を十分に高めることが可能となる。
本発明の第は、前記第の発明において、前記付勢手段は、前記固定板側に取付けられているデッキボードを提供するものである。
上記発明によれば、トーションバネ等の付勢手段を固定板側に設けたので、付勢手段は自身の重量を持上げる必要がなく、その分だけ付勢手段を小型化できると共に、付勢手段の重量の制限がなくなるので、付勢手段を大型化して付勢力をより高めることも可能となる。
本発明の第10は、前記第1〜の発明のいずれかにおいて、前記ロック手段のロック解除操作部は、デッキボードの前後方向中央よりも、後方寄りに設けられているデッキボードを提供するものである。
上記発明によれば、ロック解除操作部が、デッキボードの前後方向中央よりも後方寄りに設けられているので、外側から車両のバックドアを開けたとき、ロック解除を容易に行うことができる。
本発明によれば、収容部の開口部が板体により覆われた状態で、ロック手段を解除するだけで、折り畳み方向に付勢された板体が自動的に折り畳まれて、収容部の開口部を開かせることができるので、従来のようにデッキボードを手で持上げる必要がなく、ロック手段の解除操作だけで簡単に収容部の開口部を開かせて、収容部の使い勝手を向上させる。
以下、図面を参照して、本発明によるデッキボードの一実施形態について説明する。
図1〜6には、本発明によるデッキボードの第1の実施形態が示されている。このデッキボード10は、例えば、図1及び図3に示すように、車両の荷室1に形成され、スペアタイヤTを収容した収容部3の開口部4を開閉するために用いられる。
図3を併せて参照すると、収容部3は、車両の前後方向(車両の長さに沿った方向を意味する)の後方側、より具体的には、リアシートRより後方にある荷室1の荷室フロア2の下方に所定深さで形成されている。この実施形態の場合、収容部3の開口部4は、車両の前後方向が短く、車両の前後方向に直交する方向(以下、「車幅方向」ともいう)が長い、矩形状に形成されている。また、荷室フロア2の上面は、収容部3の開口部4を除き、カーペット8により覆われている。
上記収容部3の下方の空間にスペアタイヤTが収容される。また、スペアタイヤTのタイヤ幅とほぼ同一の高さにある、収容部3の内周面には段部5が形成されている。この段部5により、スペアタイヤTのみならず、後述するユーティリティボックス100(以下、「ボックス100」という)を支持可能となり、収容部3の内部空間を有効に活用できる。更に、収容部3上方の開口部4の内周にも、段部6が形成されている。この段部6は、後述する後方板体31及び中間板体33が展開したときに、各板体31,33の側方縁部を支持する部分となると共に、後方板体31及び中間板体33が折り畳まれるときに、各板体31,33の側方縁部が摺動する部分となる。また、収容部3の前方であって、車幅方向両側の荷室フロア2には、後述するヒンジ50を収容するための凹部7が設けられている。
上記ボックス100は、車両の前後方向に短く車幅方向に長い矩形状をなした底壁101と、この底壁101の外周から所定高さで立設した周壁102とからなる箱形状をなし、前記段部5に支持されて収容部3上方に配置される。このボックス100は、収容部3から取外し可能とされており、ジャッキやツールセット等が収容される。また、周壁102の対向する短辺の中間には、長辺方向に沿って伸びる支持壁103が設けられている。この支持壁103は、後方板体31の前方縁部を支持すると共に、中間板体33の後方縁部を支持する。また、支持壁103には、車幅方向中央であって車両の後方側から、後述するセンターロック装置70のロック爪90(図5参照)が係合する孔104が設けられている。
そして、本発明のデッキボード10は、車両の前後方向に沿って配設されると共に、車幅方向に延設された複数の板体30を有している。具体的には、車両の最後方に配設された後方板体31と、該後方板体31の前方に空隙32を介して配設された中間板体33と、該中間板体33の前方に空隙34を介して配設されると共に、収容部3前方の荷室フロア2に固定される固定板35とを有している。各板体31,33,35は、その表面側がカーペット9の裏面にそれぞれ固設され、一枚のカーペット9により覆われると共に連結されている。これにより、空隙32上方のカーペット9がヒンジとして機能して、図3(c)に示すように、後方板体31を中間板体33に対して折り畳み可能となると共に、図3(a)に示すように、荷室フロア2に対してほぼ平行となるように展開させることが可能となる。また、固定板35に対して中間板体33も、空隙34上方のカーペット9をヒンジとして折り畳み及び展開可能となるが、この動作に際しては、以下に説明するヒンジ50が併せて機能する。
図2に示すように、ヒンジ50は、固定板35の後方縁部と中間板体33の前方縁部との間であって、車幅方向の両側にそれぞれ取付けられている。図4(a),(b)に示すように、ヒンジ50は、支軸59を介して回動可能に連結された一対のプレート51,55を有している。各プレート51,55は、中間板体33及び固定板35の裏面側にそれぞれ取付けられる取付け板52,56と、各取付け板52,56の一側辺から空隙34に向けて屈曲した屈曲壁53,57とを有している。各屈曲壁53,57の先端部には、支軸59が挿入される軸受け53a,57aが設けられている。そして、支軸59を介して一対のプレート51,55を連結し、各プレート51,55を中間板体33及び固定板35に取付けると、支軸59が空隙34の内部に配置される。このときのカーペット9の厚さ方向の中間Mから、ヒンジ50の回動中心である支軸59の中心Oまでの距離をLとする。
また、固定板35に取付けられるプレート55の両側からは、後述する軸部材65が挿通支持される挿通孔(図示せず)が設けられた支持片58,58が立設されている。この支持片58,58に軸部材65が挿通支持されており、軸部材65は、ヒンジ50の支軸59とは離れた位置に平行に取付けられる。
付勢手段であるトーションバネ60は、コイル巻部61と、該コイル巻部61の両端から延出した腕部62,62とを有しており、更に、一方の腕部62の先端には、コイル巻部61側に向かってL字型に屈曲した前記係合部63が形成されている。そして、コイル巻部61をプレート55の支持片58,58の間に配置した状態で、支持片58の図示しない挿通孔を通して、コイル巻部61内周に軸部材65を挿入することにより、トーションバネ60がヒンジ50に装着されている。なお、軸部材65の両端は、Cリング等が装着されたり、カシメられたりして抜け止めがなされている。また、トーションバネ60は、固定板35側に取付けられている。
ヒンジ50に装着されたトーションバネ60は、一方の腕部61先端の係合部63がプレート51の裏面に係合し、他方の腕部61がプレート55の取付け板56の裏面に係合して、図4(b)の矢印Aで示すように、中間板体33が固定板35に対して上方に持上げられる方向に付勢される。こうして、中間板体33が固定板35に向けて折り畳み方向に弾性付勢される。中間板体33が折り畳まれると、それに伴って後方板体31も持上げられるようになるが、常時は、以下に説明するロック手段であるセンターロック装置70により、荷室フロア2に対してほぼ平行となるようにロックされる。
図5及び図6に示すように、センターロック装置70は、ハウジング71と、ロック解除操作部76と、ベース部材80と、ロッド85と、ロック爪90とを有している。
ハウジング71は、所定深さの凹部72を有しており、この凹部72内に支軸75を介してロック解除操作部76が回動可能に取付けられている。ハウジング71の凹部72底面は開口すると共に、上方の開口部周縁からはフランジ73が外側に広がっており、このフランジ73にベース部材80と固定するためのピン74が複数個垂設されている。
ロック解除操作部76を支持する支軸75の一側には、トーションバネ77が装着されており、その一端がロック解除操作部76に係合し、他端がハウジング71の所定箇所に係合して、ロック解除操作部76を常時下方に回動する方向に付勢している。また、ロック解除操作部76の前方下面には、後述するロッド85の孔86に挿入される、スライド爪76aが設けられている。
ベース部材80は、ハウジング71の下方にピン74を介して固定される基部81と、該基部81の一側から帯状に延設した中間部82と、該中間部82の先端に連設された先端部83とから構成されている。基部81及び中間部82の内周には、ロッド85をスライド可能に収容する凹溝84が設けられている。先端部83には、ロック爪90を収容する空間83a、及び、ロック爪90を出没させる開口部83bが形成されている。
ロッド85は、帯状に伸びて凹溝84にスライド可能に配設され、基端に前記スライド爪76aが挿入される孔86が設けられ、先端は下方に屈曲した後、更に前方に突出した形状をなしている。
ロック爪90は、その内部に空間91が形成されており、この空間91内にロッド85の先端が差し込まれることにより、ロッド85に装着される。このロック爪90が前記ベース部材80の先端部83に収容され、その開口部83bから出没可能に配設されている。また、ロック爪90の前方には傾斜面92が形成されている。更に、先端部83の空間83aの後壁面とロック爪90との間には、コイルバネ95が介装されていて、ロック爪90を先端部83の開口部83bから突出する方向に常時弾性付勢している。これに伴って、ロック爪90に装着されるロッド85も前方にスライドする方向に付勢される。
上記センターロック装置70は、常時はベース部材80の先端部83からロック爪90が突出しているが、トーションバネ77の付勢力に抗して、ロック解除操作部76を上方に回動させることにより(図6(b)の想像線参照)、ロッド85の孔86に係止するスライド爪76aが後方に移動して、ロッド85をコイルバネ95の付勢力に抗して後方にスライドさせ、それに伴ってロック爪90が先端部83の空間83a内に引き込まれるようになる。また、ロック解除操作部76を上方に回動させた状態で手を離せば、ロック解除操作部76はトーションバネ77により下方に付勢されてハウジング71内に収容されると共に、コイルバネ95の付勢力によりロック爪90が再び先端部83の開口部83bから突き出されるようになる。
上記センターロック装置70は、後方板体31の車幅方向の中間位置であって、その前方端縁からロック爪90が出没可能となるように取付けられる。より具体的には、カーペット9の取付け孔9aと、後方板体31の車幅方向中間であって、車両前後方向の後方寄りに設けられた取付け孔31aとを整合させて、カーペット9の表面側からハウジング71を挿入して取付け孔9a周縁にフランジ73を係合させ、後方板体31の裏面側から基部81をハウジング71の下方に固定し、先端部83を後方板体31の前方側の裏面に固定することにより、後方板体31にセンターロック装置70が取付けられることとなる(図6(b)参照)。
次に、本発明のデッキボード10の作用について説明する。
このデッキボード10は、上述したように、収容部3の開口部4(図1参照)の開閉に用いられるものである。図2及び図3(a)に示すように、物品を収容した状態では、後方板体31及び中間板体33が展開し、センターロック装置70のロック爪90が、ボックス100の支持壁103の孔104に係合して、収容部3の開口部4を閉じた状態にロックしている。この状態で、開口部4を開くには、センターロック装置70のロック解除操作部76を上方に回動させる。ロック解除操作部76を上方に回動させると、上述したように、ロッド85が後方にスライドすると共にロック爪90が先端部83の空間83a内に引き込まれて孔104との係合が解除され、折り畳み方向に付勢された中間板体33が上方に持上げられると共に、カーペット9を介して後方板体31も上方に持上げられる。その結果、図3(b),(c)に示すように、後方板体31及び中間板体33が自動的に折り畳まれて、収容部3の開口部4を開かせることができる。なお、各板体31,33が折り畳まれる際には、その側方縁部が収容部3の段部6(図1参照)を摺動するので、安定した動作でスムーズに折り畳みがなされる。
このように本発明のデッキボード10によれば、従来のようにデッキボード10を手で持上げる必要がなく、ロック手段の解除操作だけで、簡単に収容部3の開口部4を開かせることができるので、収容部3の使い勝手を向上させることができる。収容部3の開口部4を開いた後は、ボックス100からツールセット等を取出したり、或いはボックス100自体を収容部3から取外して、スペアタイヤTを取出したりすることができる。
また、センターロック装置70のロック解除操作部76は、後方板体31の表面側に配設され、デッキボード10の前後方向中央よりも後方寄りにあるので、外側から車両のバックドア(例えば、いわゆるハッチバックやRV等の自動車のリアゲートや、セダンタイプの自動車のトランクルームのカバー)を開けたときに、ロック解除を容易に行うことができ、使い勝手をより向上させる。
なお、ロック解除操作部76を上方に回動させた後は、手を離しておくことにより、ロック解除操作部76をハウジング71内に収容され、ロック爪90が先端部83から再度突き出される。
一方、収容部3の開口部4を閉じた状態にロックする場合には、折り畳まれた後方板体31及び中間板体33を、トーションバネ60の付勢力に抗して下方に押し込んで、荷室フロア2に対してほぼ平行となるように展開させればよい。このとき、ロック爪90の傾斜面92がボックス100の支持壁103の上面角部に押圧されて、先端部83の空間83a内にロック爪90が押し込まれ、ロック爪90が支持壁103の孔104に到達すると、ロック爪90が再度突き出されて孔104に係合するので、収容部3の開口部4を閉じた状態にロックすることができる。
このとき、後方板体31の前方縁部と中間板体33の後方縁部とが、ボックス100の支持壁103上に支持された状態で、ロック爪90を支持壁103の孔104に係合するようになっているので、ロックした状態で、後方板体31と中間板体33とを安定して支持することができる。
また、本発明のデッキボード10においては、図4(b)に示すように、中間板体33及び固定板35が空隙34を介して配設されると共にその表面がカーペット9で覆われ、かつ、ヒンジ50の支軸59が空隙34内に配置されていている。これによれば、ヒンジ50の回動中心とカーペット9との距離を近接させることできる。具体的には、カーペット9の厚さ方向の中間Mから支軸59の中心Oまでの距離Lを、小さくさせることが可能となる。その結果、ヒンジ50が回動して後方板体31及び中間板体33が折り畳まれたり展開されたりして、カーペット9が折り曲げられたときの、伸びたり縮んだりする量を減少させることができるので、カーペット9の皺や破れを防止する。
更に、本発明のデッキボード10においては、図4(b)に示すように、ヒンジ50の支軸59に対して、トーションバネ60のコイル巻部61を支持する軸部材65を、離れた位置に平行に取付けるようにしている。これによれば、ヒンジ50を極力小さくして中間板体33及び固定板35同士の空隙34を小さくすることができ、カーペット9の皺や破れを防止すると共に、見栄えを向上させる。また、大きな径のコイル巻部61を有するトーションバネ60であっても、問題なく配設させることができるので、各板体31,33の折り畳みに必要な付勢力を十分に高めることが可能となる。
また、本発明のデッキボード10においては、図2に示すように、中間板体33及び固定板35とを連結するヒンジ50に、トーションバネ60を取付けるようにしている。これによれば、可動部となる後方板体31と中間板体33との間に付勢手段を設ける必要がなくなるので、軽量コンパクト化することができる。また、可動部とならない固定板35に大型のトーションバネ60を取付けることができるので、後方板体31体及び中間板体33の折り畳みに必要な付勢力を十分に高めることが可能となる。
更に、本発明のデッキボード10においては、トーションバネ60は、固定板35側に取付けられている。これによれば、トーションバネ60は、自身の重量を持上げる必要がなく、その分だけ付勢手段を小型化できると共に、付勢手段の重量の制限がなくなるので、付勢手段を大型化して付勢力をより高めることも可能となる。
図7〜11には、本発明のデッキボード10の第2の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には、同符号を付してその説明を省略する。
図7及び図8に示すように、この実施形態のデッキボード10aには、前記実施形態のように固定板35及び中間板体33との間にはヒンジ50が取付けられておらず、中間板体33の後方縁部と後方板体31の前方縁部との間であって、その車幅方向両側に、トーションバネ60を装着したヒンジ50がそれぞれ取付けられている。
図9(a),(b)を併せて参照すると、ヒンジ50の各取付け板52,56は、後方板体31及び中間板体33の裏面側に取付けられており、ヒンジ50の回動中心である支軸59は、空隙32内に配置されている。また、後方板体31に取付けられるプレート51の一側辺には、所定長さで切欠き54が設けられている(図9(a)参照)。この切欠き54に、トーションバネ60の一方の腕部62先端の係合部63が係合する。一方、トーションバネ60の他方の腕部62は、プレート55の取付け板56の裏面に係合して、後方板体31を矢印Cに示す方向に付勢している。
また、ボックス100の支持壁103の車幅方向両側には、各板体31,33を展開させときに、前記ヒンジ50の干渉を避けるための切欠き105,105がそれぞれ設けられている。更に、支持壁103の車幅方向中間にも、各板体31,33を展開させときに、後述する枠体110との干渉を避けるための切欠き106が設けられている。
図10は、各板体31,33を裏面側から見た場合の斜視図である。これによると、後方板体31の裏面にセンターロック装置70が取付けられ、中間板体33の裏面にロック爪90が挿脱する枠体110が設けられている。この枠体110は、中間板体33の裏面に固定される帯状の固定板111と、該固定板111から所定間隔をおいて垂設した一対の側壁112,112と、該側壁112,112の下端同士を連結する底壁113とから構成されている。
この実施形態の場合、収容部3の開口部4を閉じるべく、後方板体31及び中間板体33を展開させた場合には、図11(a)に示すように、後方板体31の裏面側縁から突き出されたロック爪90が、中間板体33裏面の枠体110内に挿入されて係合するので、後方板体31及び中間板体33が荷室フロア2に対してほぼ平行とされ、収容部3の開口部4を閉じた状態にロックする。
そして、開口部4を開くには、前記実施形態と同様、ロック解除操作部76を上方に回動させればよい。このとき、この実施形態においては、トーションバネ60が後方板体31と中間板体33とを連結するヒンジ50に取付けられていて、ロック解除操作部76を上方に回動させると、図11(b),(c)に示すように、後方板体31と中間板体33とを直接折り曲げるように付勢力が作用するので、各板体31,33に迅速に付勢力が作用して短時間で折り畳むことができる。
また、トーションバネ60は、後方板体31と中間板体33とが折り曲げられる内側に配置されるので、その腕部を長く延出させる必要がなくなる。なお、前記実施形態のように、中間板体33と固定板35との間にトーションバネ60を取付けた場合、固定板35に対して中間板体33が上方に持上げられて、固定板35と中間板体33との裏面間の距離が離れるので、トーションバネ60の腕部にある程度の長さが必要である。
図12〜15には、本発明のデッキボード10の第3の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には、同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態のデッキボード10bは、ヒンジ50が固定板35と中間板体33との間に設けられ、トーションバネ60が固定板35側に取付けられていて、この点は図1〜6に示す第1の実施形態と同様である。
前記実施形態と比べて相異する部分は、後方板体31及び中間板体33を展開状態にロックするためのロック手段である。すなわち、この実施形態におけるロック手段は、図13に示すようなサイドロック装置120が適用される。
このサイドロック装置120は、ハウジング71と、ロック解除操作部76と、該ロック解除操作部76を常時下方に回動付勢するトーションバネ77と、ベース部材130と、カム部材135と、ピン部材140と、コイルバネ145と、ワイヤ146と、ロック爪150とを有している。
ベース部材130は、ハウジング71の下方に固定される矩形状の基部131と、該基部131の長辺方向の両側に所定長さで連設された腕部132,132とを有している。
基部131には、略T字状をなした凹部131aが設けられており、カム部材135を長辺方向(腕部132と直交する方向)にスライド可能となるように収容する。また、基部131の前記腕部132が連設された両側部分には、ピン部材140のスライド動作をガイドするためのガイド枠131b,131bが設けられている。
基部131に連設された各腕部132には、基部131とは反対側の端部に、ロック爪150をスライド動作させるガイド枠132aがそれぞれ設けられている。
図14を併せて参照すると、カム部材135は、支柱136と、該支柱136の先端から二股に分かれて軸方向に延出した突片137,137とを有している。支柱136の基端には、前記ロック解除操作部76のスライド爪76aが挿入される孔136aが形成されている。また、各突片137の内側には、その先端から支柱136側に向かってテーパ状に斜めに切欠かれており、この部分がカム面137aとされる。
上記カム部材135の上方に配設されるピン部材140は、図15(a),(b)を併せて参照すると、板状をなした基体141を有している。この基体141の先端の裏面側には、前記カム部材135のカム面137aに係合するピン142が突設している。また、基体141の先端面からは、コイルバネ145を支持するための支持部143が伸びている。基体141の基端の表面側には、ワイヤ146を固定するための複数の突起144が設けられている。
ロック爪150は、前記腕部132のガイド枠132aに挿入されて、腕部132先端から出没可能に配設されている。また、ロック爪150の基端側の表面には、複数の突起151が設けられていて、この突起151にワイヤ146の一端が固定される。また、ワイヤ146の他端は前記ピン部材140に固定されているので、ロック爪150とピン部材140とはワイヤ146を介して連結されている。
そして、カム部材135を凹部131a内に配設させた状態で、各ピン部材140をガイド枠131bに挿入し、その先端のピン142をカム面137aに係合させ、更に、各ピン部材140の支持部143にコイルバネ145を介装させることにより、各ピン部材140は常時外側に押し出されるように弾性付勢され、これに伴ってロック爪150も腕部132先端から常時突出する方向に弾性付勢される。
上記サイドロック装置120は、図12に示すように後方板体31に取付けられて、後方板体31の両側からロック爪150が突出するようになっている。また、ボックス100には、支持壁103が設けられておらず、周壁102の両側に、ロック爪150が係合する孔107,107がそれぞれ形成されている。
そして、この実施形態においては、後方板体31及び中間板体33を展開させて、収容部3の開口部4を閉じた状態にロックさせた場合には、2つのロック爪150,150が、それぞれボックス100の孔107,107に係合するので、後方板体31及び中間板体33を安定して保持することができる。また、板体のガタツキ等を効果的に防止することが可能となる。
なお、ロックを解除する場合には、ロック解除操作部76を上方に回動させればよい。こうすると、カム部材135の孔136aに係合するスライド爪76aが後方に移動すると共に、カム部材135が後方にスライドする。これに伴って、カム面137aに係合したピン142を介して、ピン部材140がコイルバネ145の付勢力に抗して内側に引き込まれ、これに連動してロック爪150も腕部132の内側に引き込まれるので、ボックス100の孔107との係合を解除することができる。
図16及び図17には、本発明のデッキボード10の第4の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には、同符号を付してその説明を省略する。
図16,17には、この実施形態のデッキボード10cの要部のみが示されている。このデッキボード10cは、ヒンジ構造が異なる以外は、図7〜11に示す第2の実施形態と同様の構造をなしている。
より具体的には、この実施形態のヒンジ160は、図16に示すように、トーションバネ60を支持する回動軸170で、一対のプレート161,165が回動可能に連結されていて、ヒンジ160とトーションバネ60との回動中心が同一となっている。
プレート161は、後方板体31の裏面に取付けられる取付け板162と、この取付け板162の基端寄りの両側から立設した一対の起立壁163,163とを有しており、更に、各起立壁163の前方中央には図示しない挿通孔が設けられている。また、一方の起立壁163の後方には、内側に切り起こされたバネ支持部163aが設けられている。
プレート165は、前記プレート161に比べ幅方向に若干大きく形成されて、中間板体33の裏面に取付けられる取付け板166と、この取付け板166の基端寄りの両側から立設した一対の起立壁167,167とを有し、各起立壁163の前方中央には図示しない挿通孔が設けられ、更に、一方の起立壁167の後方には、内側に切り起こされたバネ支持部167aが設けられている。また、取付け板166の前方には、円弧状に延出した保護壁168が設けられ、トーションバネ60のコイル巻部61を保護する役割をなす(図17参照)。
そして、プレート165の起立壁167,167の内側に、プレート161の起立壁163,163を配設し、更に起立壁163,163の内側にトーションバネ60のコイル巻部61を配置すると共に、両端の腕部62,62をバネ支持部163a,167aにそれぞれ係合させた状態で、各起立壁に設けた図示しない挿通孔を通して、コイル巻部61内周に回動軸170を挿入することにより、トーションバネ60を装着した状態で、一対のプレート161,166を回動可能に連結してヒンジ160を組立てることができる。このように組立てられたヒンジ160は、図17の矢印Bに示すように、中間板体33に対して後方板体31が折り畳まれる方向に付勢される。
この実施形態によれば、ヒンジ160とトーションバネ60との回動中心が、回動軸170によって同一とされているので、例えば、大径のコイル巻部を有するトーションバネを組み付けても、ヒンジ160のプレート161,166と干渉することがなくなり、各板体31,33をより鋭角状に折り畳むことができる。
本発明のデッキボードの第1の実施形態を示す分解斜視図である。 同デッキボードの平面図である。 同デッキボードの動作を示しており、(a)は収容部を閉じたときの断面図、(b)はロックが解除されたときの断面図、(c)は板体が折り畳まれたときの断面図である。 同デッキボードのヒンジを示しており、(a)は平面図、(b)は側面図である。 同デッキボードのセンターロック装置の斜視図である。 同デッキボードのセンターロック装置を示しており、(a)は平面図、(b)は板体に取付けたときの断面図、(c)は底面図である。 本発明のデッキボードの第2の実施形態を示す分解斜視図である。 同デッキボードの平面図である。 同デッキボードのヒンジを示しており、(a)は平面図、(b)は側面図である。 同デッキボードのセンターロック装置を、斜め下方から見た場合の斜視図である。 同デッキボードの動作を示しており、(a)は収容部を閉じたときの断面図、(b)はロックが解除されたときの断面図、(c)は板体が折り畳まれたときの断面図である。 本発明のデッキボードの第3の実施形態を示す平面図である。 同デッキボードのサイドロック装置の平面図である。 同サイドロック装置のカム部材の平面図である。 同サイドロック装置のピン部材を示しており、(a)は平面図、(b)は左側面図である。 本発明のデッキボードの第4の実施形態を示す、要部拡大斜視図である。 図16のC−C矢視線における断面図である。
符号の説明
2 荷室フロア
3 収容部
4 開口部
8,9 カーペット
10,10a,10b,10c デッキボード
30 板体
31 後方板体
32,34 空隙
33 中間板体
35 固定板
50 ヒンジ
51,55 プレート
52,56 取付け板
53,57 屈曲壁
59 支軸
60 トーションバネ
61 コイル巻部
61,62 腕部
65 軸部材
70 センターロック装置
76 ロック解除操作部
90 ロック爪
95 コイルバネ
100 ユーティリティボックス
103 支持壁

Claims (10)

  1. 車両の荷室フロアの下方に設けられた収容部の開口部を開閉するためのデッキボードであって、
    車両の前後方向に沿って配設された複数の板体と、
    各板体同士を車両の前後方向に折り畳み可能となるように連結するヒンジと、
    該ヒンジの少なくとも一箇所に設けられていて、少なくとも一つの板体を他の板体に向けて折り畳み方向に付勢する付勢手段と、
    該付勢手段の付勢力に抗して、各板体を前記荷室フロアに対してほぼ平行となるように展開させた状態に保持するロック手段とを備え
    前記ヒンジは一対のプレートを有し、各プレートは、前記板体の裏面側に取付けられる取付け板と、該取付け板の両側に立設された一対の起立壁とを有しており、一方のプレートの起立壁が他方のプレートの起立壁の内側に配置されると共に、各起立壁が回動軸によって連結されて、前記一対のプレートが回動可能に連結されており、
    前記付勢手段は、コイル巻部と、該コイル巻部の両端から延出した腕部と備えたトーションバネであって、前記コイル巻部に前記回動軸が挿入されて、前記トーションバネが前記ヒンジに組み付けられていることを特徴とするデッキボード。
  2. 車両の荷室フロアの下方に設けられた収容部の開口部を開閉するためのデッキボードであって、
    車両の前後方向に沿って配設された複数の板体と、
    各板体同士を車両の前後方向に折り畳み可能となるように連結するヒンジと、
    該ヒンジの少なくとも一箇所に設けられていて、少なくとも一つの板体を他の板体に向けて折り畳み方向に付勢する付勢手段と、
    該付勢手段の付勢力に抗して、各板体を前記荷室フロアに対してほぼ平行となるように展開させた状態に保持するロック手段とを備え
    前記複数の板体は、車両の最後方に配置された後方板体と、該後方板体の前方に配置された中間板体とを少なくとも有していて、前記収容部又は該収容部に設置されたユーティリティボックスには、前記後方板体の前方縁部と前記中間板体の後方縁部とを支持する支持壁が形成されており、前記ロック手段は、前記支持壁の孔に挿脱可能に挿入されるロック爪を有していることを特徴とするデッキボード。
  3. 車両の荷室フロアの下方に設けられた収容部の開口部を開閉するためのデッキボードであって、
    車両の前後方向に沿って配設された複数の板体と、
    各板体同士を車両の前後方向に折り畳み可能となるように連結するヒンジと、
    該ヒンジの少なくとも一箇所に設けられていて、少なくとも一つの板体を他の板体に向けて折り畳み方向に付勢する付勢手段と、
    該付勢手段の付勢力に抗して、各板体を前記荷室フロアに対してほぼ平行となるように展開させた状態に保持するロック手段とを備え
    前記複数の板体は、車両の最後方に配置された後方板体と、該後方板体の前方に配置された中間板体とを少なくとも有しており、前記ロック手段は、前記後方板体及び前記中間板体のいずれか一方から突出して、他方に設けられた枠体に挿脱可能に挿入されるロック爪を有していることを特徴とするデッキボード。
  4. 車両の荷室フロアの下方に設けられた収容部の開口部を開閉するためのデッキボードであって、
    車両の前後方向に沿って配設された複数の板体と、
    各板体同士を車両の前後方向に折り畳み可能となるように連結するヒンジと、
    該ヒンジの少なくとも一箇所に設けられていて、少なくとも一つの板体を他の板体に向けて折り畳み方向に付勢する付勢手段と、
    該付勢手段の付勢力に抗して、各板体を前記荷室フロアに対してほぼ平行となるように展開させた状態に保持するロック手段とを備え
    前記複数の板体は、車両の最後方に配置された後方板体と、該後方板体の前方に配置された中間板体とを少なくとも有しており、前記ロック手段は、前記後方板体又は前記中間板体の両側から突出して、前記収容部又は前記ユーティリティボックスの両側に形成された孔に挿入されるロック爪を有していることを特徴とするデッキボード。
  5. 前記板体同士は、空隙を介して配設されると共に、その表面側がカーペットで覆われて連結されており、
    前記ヒンジは、支軸を介して回動可能に連結された一対のプレートからなっていて、各プレートは、前記板体の裏面側に取付けられる取付け板と、該取付け板の一側辺から前記空隙に向けて屈曲した屈曲壁とを有していると共に、各プレートを連結する支軸が、前記空隙の内部に位置するように構成されている請求項2〜4のいずれか1つに記載のデッキボード。
  6. 前記付勢手段は、コイル巻部と、該コイル巻部の両端から延出した腕部とを備えたトーションバネを有し、
    このトーションバネは、前記ヒンジの一方の取付け板に前記ヒンジの支軸とは離れた位置に平行に取付けられた軸部材を、前記コイル巻部の内周に挿入されて支持されている請求項記載のデッキボード。
  7. 前記複数の板体は、車両の最後方に配置された後方板体と、該後方板体の前方に配置された中間板体とを少なくとも有しており、前記付勢手段は、前記後方板体と前記中間板体とを連結するヒンジに取付けられている請求項1〜のいずれか1つに記載のデッキボード。
  8. 前記複数の板体は、車両の最後方に配置された後方板体と、該後方板体の前方に配置された中間板体と、前記中間板体の前方に配置された固定板とを有しており、前記付勢手段は、前記中間板体と前記固定板とを連結するヒンジに取付けられている請求項1〜のいずれか1つに記載のデッキボード。
  9. 前記付勢手段は、前記固定板側に取付けられている請求項記載のデッキボード。
  10. 前記ロック手段のロック解除操作部は、デッキボードの前後方向中央よりも、後方寄りに設けられている請求項1〜のいずれか1つに記載のデッキボード。
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