JP2006320207A - 多加水パン用有形水及びこれを用いた多加水パンの製造方法 - Google Patents

多加水パン用有形水及びこれを用いた多加水パンの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 パン生地に離水を生じさせずに多量の水を保持させ、水分割合が大きく食感の良い高品質のパンを製造すること。
【解決手段】 こんにゃく粉2gとタピオカ澱粉10gとキサンタン0.5gと菜種油1gとグリセリン脂肪酸エステル1gとタンパク質濃縮ホエイパウダ1gとを水100gに分散し、これを攪拌しながら膨潤させ、次いで水酸化カルシウム溶液と反応させてゲル化させ、これを直径4mmの粒状に成形し、加熱してゼリー状固体に形成し、これを更にクエン酸溶液中に3時間以上浸漬してpH5に調整した多加水パン用有形水を得る。食パン生地材料に、配合水を65%、多加水パン用有形水を95%、併せて総水量160%に配合し、所定の食パン生地の製造条件及び発酵、成形及び焼成条件で多加水食パンを製造した。
【選択図】 なし

Description

本発明は、水をゼリー状固体に形成した多加水パン用有形水、及びこの多加水パン用有形水を用いて多加水パンを製造する多加水パンの製造方法に関するものである。
パンは、通常、小麦粉又はその他の穀類を主原料とし、これにイースト、食塩及び水を加え、更に必要に応じて糖類、油脂類及び乳製品などの副原料を加えて混捏した生地を発酵、成形した後、焼成又は蒸し加熱して得られる。
また従来より、パンの品質を高め、得られたパンにソフト感やしっとり感を保持させる目的で、水を多目に加え混捏して生地を作成し、これを利用してパンを製造する試みが種々なされてきた。
しかし単に水を多めに加えたに過ぎない場合は、小麦粉の持っている吸水限界である80%の水分割合を越えれば、小麦粉中の澱粉が水和できなくなって離水し、パン生地の混捏ができず、当然、成形も思うようにできないため、まともなパンを製造することすら難しいものとなる。
そこでこのような問題点を解決して、ソフト感としっとり感とを保持させた高品質のパンを製造する技術としては次のような提案がなされている。
その第1例は、パン生地又は中華まんじゅう生地の作成に使用する水を自由水に代えて全量グルコマンナン水和ゲルに置き換えた食物繊維パン及びその製造法である(特許文献1)。
第2例は、こんにゃく粉、糖質及び澱粉を合わせて調整した乾燥こんにゃく加工品を含む穀類加工食品用食感改良剤を作成し、この食感改良剤をパン、麺、包皮、菓子などの穀類加工食品に添加することとしたものである(特許文献2)。
前述の第1例によれば、パン生地又は中華まんじゅう生地の作成に使用する水の全量をグルコマンナン水和ゲルに置き換えて使用することによって、焼成を必須とする工程により製造されるパンにおいても、時間経過による老化の防止、弾力性の保持、ネト食感の解消、歯切れ向上などの有用な効果を保持した高品質な食物繊維パンを製造することができるとされている。
また第2例によれば、こんにゃく粉、糖質及び澱粉を合わせて複合組成物とし、これを粒状、糸状、粉末状等の任意の形状を有し、水中で膨潤できるように加工して穀類加工食品用食感改良剤とし、これを穀類加工食品に1〜10重量%となるように添加して用いることにより、以下の効果が得られるとされている。
即ち、穀類加工食品に上記穀類加工食品用食感改良剤を添加すると、食パンでは、例えば、ポリエチレン袋に入れて3日間室温放置した後でもしっとりとしたソフトな食感が保たれ、ドーナツでは、その外側はサクサクとした軽い食感であり、内側はしっとりとしたソフトな食感と弾力性が得られ、クッキーでは、例えば、冷ました後にポリエチレン袋に乾燥剤とともに入れ一晩常温で放置した後でもサクサクとした軽い食感が保持されているとされる。
以上の第1及び第2例は、いずれもこんにゃく粉のグルコマンナンの特性である水和ゲル反応を利用したもので、第1例では生地の作成に使用する水の全量をグルコマンナン水和ゲルに置き換えて用いたもの、第2例では穀類加工食品用食感改良剤を水中で膨潤できる乾燥加工品に加工して用いるものとしたものである。
特開平10−179012号公報 特開2004−187526号公報
本発明は、パン生地に通常の小麦粉の吸水限界である80%の水分割合を越えた水分の添加を行っても離水が生じず、その混捏や成形を問題なく行うことが可能であり、そのパン生地を用いて水分割合が大きく食感の良い高品質のパンを製造することが可能になる水分添加用の添加剤、即ち、多加水パン用有形水を提供することを解決の課題とする。またこの多加水パン用有形水を用いて水分割合の高い高品質のパンを製造する多加水パンの製造方法を提供することを解決の課題とする。
本発明の1は、こんにゃく粉と澱粉と水とを、アルカリ性凝固剤とこんにゃく粉のグルコマンナンによる水和ゲル反応によってゼリー状固体に形成し、かつ酸溶液に浸漬してpHを中性から酸性の範囲に調整した多加水パン用有形水である。
本発明の2は、こんにゃく粉と澱粉と増粘多糖類と水とを、アルカリ性凝固剤とこんにゃく粉のグルコマンナンによる水和ゲル反応によりゼリー状固体に形成し、かつ酸溶液に浸漬してpHを中性から酸性の範囲に調整した多加水パン用有形水である。
本発明の3は、こんにゃく粉と澱粉と増粘多糖類と水と、植物性油脂、乳化剤及びホエイパウダからなる群の内の1以上の材料とを、アルカリ性凝固剤とこんにゃく粉のグルコマンナンによる水和ゲル反応によりゼリー状固体に形成し、かつ酸溶液に浸漬してpHを中性から酸性の範囲に調整した多加水パン用有形水である。
本発明の4は、本発明の1の多加水パン用有形水に於いて、前記こんにゃく粉と澱粉と水とアルカリ性凝固剤との重量比を、こんにゃく粉:澱粉:水:アルカリ性凝固剤=1〜5重量部:1〜50重量部:100重量部:0.01〜1.0重量部としたものである。
本発明の5は、本発明の2の多加水パン用有形水に於いて、前記こんにゃく粉と澱粉と増粘多糖類と水とアルカリ性凝固剤との重量比を、こんにゃく粉:澱粉:増粘多糖類:水:アルカリ性凝固剤=1〜5重量部:1〜50重量部:0.1〜5.0重量部:100重量部:0.01〜1.0重量部としたものである。
本発明の6は、本発明の3の多加水パン用有形水に於いて、前記こんにゃく粉と澱粉と増粘多糖類と植物性油脂、乳化剤及びホエイパウダの群から選ばれる1以上の材料と水とアルカリ性凝固剤との重量比を、こんにゃく粉:澱粉:増粘多糖類:植物性油脂、乳化剤及びホエイパウダの群から選ばれる1以上の材料:水:アルカリ性凝固剤=1〜5重量部:1〜50重量部:0.1〜5.0重量部:0.1〜10重量部:100重量部:0.01〜1.0重量部としたものである。
本発明の7は、パン生地の中に通常の配合水に加えて、請求項1、2、3、4、5又は6のいずれかの多加水パン用有形水を添加して総水量割合を80〜200%まで向上させたパン生地を作成し、このパン生地を用いてパンを製造する多加水パンの製造方法である。
本発明の1の多加水パン用有形水によれば、これは、柔らかで滑らかなゼリー状固体で、大量の水を含むものであり、適量のこれをパン生地に添加すれば、通常の小麦粉の給水限界である80%の水分割合を越えた加水、例えば、200%程度までの加水が可能となる。即ち、このような過剰とも云える加水によってもパン生地に離水が生じず、混捏や成形も当然問題なく行うことが可能となる。そのためこのように本発明の1の多加水パン用有形水を添加すれば、パン生地の総水量を十分に高いものとすることができ、このような多加水パン用有形水の保持する水分が焼成又は蒸し加熱のいずれかの段階で放出されることで、そのパン生地を用いることにより、ソフトで口当たりの良い品質の良好なパンを製造することが可能となる。
なお本発明の1の多加水パン用有形水によれば、これを用いたパン生地によって製造したパンの中にその原料由来の繊維が微かに感じ取れることがあるが、特に違和感は生じない程度である。これは、新たなパンとしての特徴と見なすこともできる。
本発明の2の多加水パン用有形水によれば、これは、本発明の1のそれより、新たに加わった増粘多糖類によってより一層柔らかで滑らかなゼリー状固体となっており、大量の水を含むものであって、本発明の1のそれと同様に、適量のこれをパン生地に添加すれば、通常の小麦粉の給水限界である80%の水分割合を越えた加水によってもそのパン生地に離水が生じず、混捏や成形も当然問題なく行うことが可能となる。そしてそのようにパン生地の水分割合を高めることが可能となり、焼成等の段階でその水分が放出されることになるため、本発明の2の多加水パン用有形水を添加すれば、そのパン生地によって、本発明の1のそれと同様に、含水率の高い品質の良好なパンを製造することが可能となる。
なお本発明の2の多加水パン用有形水によれば、本発明の1のそれより更に僅かとなるが、これを用いたパン生地によって製造したパンの中にその原料由来の繊維が微かに感じ取れることがある。本発明の1のそれと同様に、これは特に違和感を生じない程度であり、見方により、新たなパンとしての特徴と見なすこともできる。
本発明の3の多加水パン用有形水によれば、本発明の2のそれに、植物性油脂、乳化剤及びホエイパウダが加わったことでクリーミーなものとなっており、かつ同様に大量の水を含むものであって、本発明の2のそれと同様に、適量のこれをパン生地に添加すれば、通常の小麦粉の給水限界である80%の水分割合を越えた加水によってもそのパン生地に離水が生じず、混捏や成形も当然問題なく行うことが可能となる。そのため、本発明の3の多加水パン用有形水を添加すれば、本発明の1又は2のそれと同様に、パン生地の総水量を十分に高いものにし、そのパン生地によって水分割合が高くソフトで口当たりのよい品質の良好なパンを製造することが可能となる。この場合も、多加水パン用有形水からの水分の放出は焼成又は蒸し加熱のいずれかの段階で行われると推定される。
更に本発明の3の多加水パン用有形水によれば、本発明の1及び2のそれと異なり、製造されたパンの中にその原料由来の繊維等の痕跡は殆ど感じ取れないものとなる。またこのように何の痕跡も殆ど残さないため、パンの種類を問わず適用しやすい利点がある。
本発明の4の多加水パン用有形水によれば、これ自体、バランスのとれた適度の柔らかで滑らかなゼリー状固体であり、その適量をパン生地に添加してパンを製造すれば、本発明の1のそれと同等以上の品質の良好なパンを製造することができる。
本発明の5の多加水パン用有形水によれば、これは、バランスのとれたより一層柔らかさを保持した滑らかなゼリー状固体であり、その適量をパン生地に添加してパンを製造すれば、本発明の2のそれと同等以上の品質の良好なパンを製造することができる。
本発明の6の多加水パン用有形水によれば、これは、バランスのとれたより一層柔らかさとクリーミーさとを保持したゼリー状固体であり、その適量をパン生地に添加してパンを製造すれば、本発明の3のそれと同等以上の品質の良好なパンを製造することができる。
また本発明の1〜6の多加水パン用有形水は、いずれも、pHが中性から酸性の範囲に調整されているため、パン生地に添加した場合に、イーストの働きを阻害する虞がなく、発酵工程が良好に行われ、品質の良好なパンを製造することができるものでもある。
本発明の7の多加水パンの製造方法によれば、水分割合が高く、内相の膜が薄く伸びてしっとり感やソフト感等の良好な食感を保持したネト食感のない高品質のパンを製造することができる。
またこの多加水パンの製造方法によれば、パン生地の総水量割合を80〜200%まで高めても、生地製造工程に於ける小麦粉中の澱粉の水和は良好に行われ、混捏の際に離水してしまうような問題も生じない。
また発酵工程や成形工程にも、前記有形水を添加したことによる悪影響のようなものが生じることはなく、イーストの働きも阻害されず、発酵も成形も良好に行われ、また焼成又は蒸し工程も良好に行われ得るものである。
更に本発明の1又は2(植物性油脂、乳化剤及びホエイパウダを用いていないもの)の多加水パン用有形水を用いた場合は、製造されたパンにその原料由来の繊維が微かに感じ取れるがことがあるが、食感には影響を与えない。このような繊維が微かに現れることがあるのはこのパンの新たな特徴として捉えることもできる。他方、本発明の3の多加水パン用有形水を用いた場合は、製造されたパンにそのような繊維の痕跡は殆ど感じ取れない。勿論食感にもそれは現れない。従ってパンの種類を問わずその製造に適用しやすい利点がある。
本発明の多加水パン用有形水は、こんにゃく粉と澱粉と水とを、アルカリ性凝固剤とこんにゃく粉のグルコマンナンによる水和ゲル反応によってゼリー状固体に形成し、かつ酸溶液に浸漬してpHを中性から酸性の範囲に調整したものである。また前記こんにゃく粉と澱粉と水とに、増粘多糖類を加えて、アルカリ性凝固剤とこんにゃく粉のグルコマンナンによる水和ゲル反応によりゼリー状固体に形成し、かつ酸溶液に浸漬してpHを中性から酸性の範囲に調整したものとすることもできる。或いは、更に前記こんにゃく粉と澱粉と増粘多糖類と水とに、植物性油脂、乳化剤及びホエイパウダからなる群の内の1以上の材料を加えて、アルカリ性凝固剤とこんにゃく粉のグルコマンナンによる水和ゲル反応によりゼリー状固体に形成し、かつ酸溶液に浸漬してpHを中性から酸性の範囲に調整したものとすることもできる。
多加水パン用有形水を、前記こんにゃく粉と澱粉と水とアルカリ性凝固剤とで作成する場合は、その重量比を、こんにゃく粉:澱粉:水:アルカリ性凝固剤=1〜5重量部:1〜50重量部:100重量部:0.01〜1.0重量部とするのが適当である。
また多加水パン用有形水を、前記こんにゃく粉と澱粉と増粘多糖類と水とアルカリ性凝固剤とで作成する場合は、その重量比を、こんにゃく粉:澱粉:増粘多糖類:水:アルカリ性凝固剤=1〜5重量部:1〜50重量部:0.1〜5.0重量部:100重量部:0.01〜1.0重量部とするのが適当である。
更に多加水パン用有形水を、前記こんにゃく粉と澱粉と増粘多糖類と植物性油脂、乳化剤及びホエイパウダの群から選ばれる1以上の材料と水とアルカリ性凝固剤とで作成する場合は、その重量比を、こんにゃく粉:澱粉:増粘多糖類:植物性油脂、乳化剤及びホエイパウダの群から選ばれる1以上の材料:水:アルカリ性凝固剤=1〜5重量部:1〜50重量部:0.1〜5.0重量部:0.1〜10重量部:100重量部:0.01〜1.0重量部とするのが適当である。
前記植物性油脂、乳化剤及びホエイパウダは、前記のように、その群から選ばれる1以上の材料を選択して使用するものであり、その文言通り、いずれか一つを採用し、或いは二つを採用し、若しくは三つ全てを採用することができる。いずれの場合でも、その混合割合は0.1〜10重量部とするのが適当である。中でも3重量部とするのが好ましい。
以上の多加水パン用有形水は、これを酸溶液に浸漬してpHを中性から酸性に調整してあるが、これはパン生地中のイーストの作用を阻害しないようにする趣旨からである。
以上に於いて、前記こんにゃく粉としては、通常のこんにゃく製造に用いられる精製こんにゃく粉や生こんにゃく芋を乾燥粉砕したそれ等をいずれでも採用することができるが、前者が好ましい。
前記澱粉としては、例えば、コーンスターチ、タピオカ澱粉、サツマイモ澱粉、ジャガイモ澱粉等、或いは加工澱粉等が採用可能である。勿論、これらに限らず種々の澱粉類を広く自由に採用することができる。
前記アルカリ性凝固剤としては、水酸化カルシウム又は水酸化ナトリウム等を自由に採用することができるが、このような分野では水酸化カルシウムが採用されることが多い。
前記増粘多糖類としては、例えば、キサンタン、カードラン、カラギーナン、グアーガム又はローカストビーンガム等を採用することができるが、更にこれに限らず種々の増粘多糖類を広く自由に採用することができる。
前記植物性油脂としては、例えば、大豆油、菜種油、綿実油、コーン油、ごま油、紅花油、オリーブ油、ヤシ油、パーム油等を自由に採用することができる。勿論これらに限らずこの種のものを広く自由に採用することができる。なお、前記植物性油脂としては、これらの中から1〜3種類を適宜選択して混合して用いるのが適当である。
前記乳化剤としては、例えば、有機酸モノグリセリド、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、レシチン、或いはサポニン等を採用することができる。勿論、これらに限定せず、この種の材料を広く自由に採用することができる。なお前記乳化剤としては、これらの中から1〜3種類を適宜選択して混合して用いるのが適当である。
前記ホエイパウダは粉末の乳製品であるが、同様のものとして、タンパク質濃縮ホエイパウダ等を採用することもできる。
前記pH調整用の酸溶液としては、安全性の高い種々のそれを自由に採用することができる。例えば、各種有機酸が採用可能であり、クエン酸、フィチン酸、グルコノデルタライトン又は乳酸等を用いることができる。
また本発明の多加水パン用有形水は、前記所定の材料を用い、アルカリ性凝固剤とこんにゃく粉のグルコマンナンによる水和ゲル反応によって作成するもので、その製法は、特定のそれに限定されない。
例えば、こんにゃく粉と澱粉とを水に分散し、攪拌して膨潤させ、次いでアルカリ性凝固剤溶液と反応させてゲル化させ、これを成形、加熱してゼリー状固体を作成し、酸溶液に浸漬してpHを中性から酸性に調整する。なお前記増粘多糖類や、植物性油脂、乳化剤及びホエイパウダの群の全部又は一部を加える場合は、前記こんにゃく粉及び澱粉と同時に水に分散させてから、アルカリ性凝固剤溶液と反応させてゲル化させるようにする。
多加水パン用有形水は、以上のような製法を利用して、90%以上の水が含まれるものに形成するのが適当である。その形状は特に限定するものではないが、直径が3〜12mm程度の球体や粒体、或いは麺線状にすることが可能であり、直径が3〜7mm程度の球体又は粒体に構成するのが多加水パン用のパン生地に平均に添加してその製造に使用するには適当である。
更に本発明の多加水パンの製造方法は、パン生地の中に通常の配合水に加えて、以上のいずれかの多加水パン用有形水を添加して総水量割合を80〜200%まで向上させたパン生地を作成し、このパン生地を用いてパンを製造する製造方法である。
以上のように、本発明の多加水パンの製造方法では、パン生地を作成する生地製造工程で、通常に用いる配合水とは別にこの多加水パン用有形水を加えるものである。ここで適用されるパン生地としては、食パン、ロールパン、菓子パン又は蒸しパン等のようにいわゆる「パン」と称されるものの全ての生地を含むのは云うまでもなく、更に加えて、ドーナツ、中華饅頭、クロワッサン、デニッシュペストリー又はピザ等の小麦粉と水とを主体に使用して作成される各種の生地も含まれる。
このようなパン生地に加える多加水パン用有形水の量は、パンの種類や好みによっても違ってくるが、パン生地の中の総水量が80〜200%程度となるように用いるのが適当である。即ち、通常は、小麦粉100に対して配合水が50〜65%程度であると仮定すれば、多加水パン用有形水は15〜150%程度に用いるべきことになる。なおこの多加水パン用有形水を用いた場合は、このようにパン生地の中の総水量割合が80〜200%程度となっても、生地製造工程での小麦粉中の澱粉の水和は良好に行われ、離水して混捏ができない等と言う不具合を生じることは全くない。これは多加水パン用有形水によってもたらされた水分は、焼成又は蒸し加熱の工程に入るまでは、パン生地中に放出されず、該有形水中に保持されているためであると考えられる。
またこのような多加水パン用有形水の添加は、その多加水パン用有形水が、こんにゃく粉のグルコマンナンとアルカリ性凝固剤とによる水和ゲル反応によって形成された成分を主成分とするものであっても、pH調整が適切に行われているものであるため、パン生地の発酵工程及び成形工程は良好に行われ、当然、焼成又は蒸し工程も良好に行われる。
このようにして製造される多加水パンは、水分割合が高いものとなり、パンの内相の膜が薄く伸びて、ソフトであり、しっとり感を持ち、ネト食感のない高品質のパンとなる。このようなパンの高い水分割合は、焼成又は蒸し加熱の工程のいずれかの段階で添加有形水から水分が放出されることによると考えられる。
なお植物性油脂、乳化剤及びホエイパウダからなる群の内の1以上の材料を用いない多加水パン用有形水を用いた場合は、製造されたパンの中に微かにその原料由来の繊維が感じ取れる場合があるが、これが食感を阻害することは全くない。特に違和感を生じる程のこともない。またこの微かな繊維の痕跡は、見方により、こうして得られたパンの新たな特徴になると見ることもできる。植物性油脂等を用いた多加水パン用有形水を用いた場合は、製造されたパンにそのような繊維の痕跡は殆ど感じ取れない。従ってこの場合は、そのような何らかの痕跡が微かにでも残留することを嫌う種類のパンも含めて適用が可能であり、適用範囲が極めて広範囲なものとなる。
初めに本発明に基づく多加水パン用有形水を作成する実施例1、2、3を示し、また実施例1、2、3で作成した多加水パン用有形水を用いた多加水パンの製造方法を実施する実施例4、5、6、7を示した。
<実施例1>
<配合割合>
こんにゃく粉 2g
タピオカ澱粉 10g
水 100g
水酸化カルシウム 0.11g
先ずこんにゃく粉とタピオカ澱粉とを水に分散し、これを攪拌して膨潤させ、次いで水酸化カルシウム溶液と反応させてゲル化させ、これを直径5mmの粒状に成形し、加熱してゼリー状固体に形成し、その後、クエン酸溶液中に3時間以上浸漬して引き上げ、多加水パン用有形水を得た。
<実施例2>
<配合割合>
こんにゃく粉 2g
タピオカ澱粉 10g
キサンタン 0.5g
水 100g
水酸化カルシウム 0.11g
先ずこんにゃく粉とタピオカ澱粉とキサンタンとを水に分散し、これを攪拌して膨潤させ、次いで水酸化カルシウム溶液と反応させてゲル化させ、これを直径5mmの球状に成形し、加熱してゼリー状固体に形成し、その後、クエン酸溶液中に3時間以上浸漬して引き上げ、多加水パン用有形水を得た。
<実施例3>
<配合割合>
こんにゃく粉 2g
タピオカ澱粉 10g
キサンタン 0.5g
菜種油 1g
グリセリン脂肪酸エステル 1g
タンパク質濃縮ホエイパウダ 1g
水 100g
水酸化カルシウム 0.11g
先ずこんにゃく粉とタピオカ澱粉とキサンタンと菜種油とグリセリン脂肪酸エステルとタンパク質濃縮ホエイパウダとを水に分散し、攪拌して膨潤させ、次いで水酸化カルシウム溶液と反応させてゲル化させ、これを直径4mmの粒状に成形し、加熱してゼリー状固体に形成し、その後、クエン酸溶液中に3時間以上浸漬して引き上げ、多加水パン用有形水を得た。
<実施例4>
実施例1の多加水パン用有形水を用いて、以下に示す配合のロールパン生地材料に、配合水を55%、有形水を55%、併せて総水量110%に配合して、以下に示すロールパン生地の製造条件、発酵、成形及び焼成条件で多加水ロールパンを製造した。
<ロールパン生地の配合>
小麦粉 1000g
砂糖 60g
マーガリン 170g
脱脂粉乳 60g
イースト 50g
塩 18g
配合水 550g
有形水(実施例1)550g
<ロールパン生地の製造条件>
ミキサーによる混合で低速(90rpm)4分→中速(180rpm)8分→マーガリンと有形水を加えて低速3分→中速4分→高速(270rpm)1分の混合を行い、捏上げ温度27℃の下で混捏した。
<発酵、成形、焼成条件>
フロアータイム(温度28℃、湿度75%)60分
ベンチタイム 15分
ホイロ 45分
成形 手による成形
焼成(上火温度/下火温度)200℃/200℃
焼成時間 16分
<実施例5>
実施例2の多加水パン用有形水を用いて、以下に示す配合のロールパン生地材料に、配合水を55%、有形水を85%、併せて総水量140%に配合して、以下に示すロールパン生地の製造条件、発酵、成形及び焼成条件で多加水ロールパンを製造した。
<ロールパン生地の配合>
小麦粉 1000g
砂糖 60g
マーガリン 170g
脱脂粉乳 60g
イースト 50g
塩 18g
配合水 550g
有形水(実施例2)850g
<ロールパン生地の製造条件>
ミキサーによる混合で低速(90rpm)4分→中速(180rpm)8分→マーガリンと多加水パン用有形水を加えて低速3分→中速4分→高速(270rpm)1分の混合を行い、捏上げ温度27℃の下で混捏した。
<発酵、成形、焼成条件>
フロアータイム(温度28℃、湿度75%)60分
ベンチタイム 15分
ホイロ 45分
成形 手による成形
焼成(上火温度/下火温度)200℃/200℃
焼成時間 17分
<実施例6>
実施例3の多加水パン用有形水を用いて、以下に示す配合のロールパン生地材料に、配合水を55%、有形水を85%、併せて総水量140%に配合して、以下に示すロールパン生地の製造条件、発酵、成形及び焼成条件で多加水ロールパンを製造した。
<ロールパン生地の配合>
小麦粉 1000g
砂糖 60g
マーガリン 170g
脱脂粉乳 60g
イースト 50g
塩 18g
配合水 550g
有形水(実施例3)850g
<ロールパン生地の製造条件>
ミキサーによる混合で低速(90rpm)4分→中速(180rpm)8分→マーガリンと多加水パン用有形水を加えて低速3分→中速4分→高速(270rpm)1分の混合を行い、捏上げ温度27℃の下で混捏した。
<発酵、成形、焼成条件>
フロアータイム(温度28℃、湿度75%)60分
ベンチタイム 15分
ホイロ 45分
成形 手による成形
焼成(上火温度/下火温度)200℃/200℃
焼成時間 17分
<実施例7>
実施例3の多加水パン用有形水を用いて、以下に示す配合の食パン生地材料に、配合水を65%、有形水を95%、併せて総水量160%に配合して、以下に示す食パン生地の製造条件及び発酵、成形及び焼成条件で多加水食パンを製造した。
<食パン生地の配合>
小麦粉 1000g
砂糖 50g
マーガリン 60g
脱脂粉乳 60g
イースト 45g
塩 18g
配合水 650g
有形水(実施例3)950g
<食パン生地の製造条件>
ミキサーによる混合で低速(90rpm)3分→中速(180rpm)5分→マーガリンと多加水パン用有形水とを加えて低速3分→中速4分→高速(270rpm)1分の混合を行い、捏上げ温度27℃の下で混捏した。
<発酵、成形、焼成条件>
フロアータイム(温度28℃、湿度75%)60分
ベンチタイム 15分
ホイロ 45分
成形(ガス抜きした後) 10cm×21cm×8cmの型に入れて成形する
焼成(上火温度/下火温度)200℃/200℃
焼成時間 23分
<比較例1>
多加水パン用有形水を加えない点を除いては実施例4と同様に処理して比較例1のロールパンを製造した。
<比較例2>
多加水パン用有形水を加えない点を除いては実施例5と同様に処理して比較例2のロールパンを製造した。
<比較例3>
多加水パン用有形水を加えない点を除いては実施例6と同様に処理して比較例3のロールパンを製造した。
<比較例4>
多加水パン用有形水を加えない点を除いては実施例7と同様に処理して比較例4の食パンを製造した。
<品質の確認試験>
実施例4、5、6、7及び比較例1、2、3、4で製造した各パンに対して、焼成時から5時間経過した後及び焼成時からポリエチレンの袋に入れた状態で48時間経過した後に、各々次に示す試験項目及び試験方法による品質の確認試験を行った。
<試験項目及び試験方法>
(1)パンの含有水分(単位:g/100g)…減圧加熱乾燥法によって各パンについて測定した。
(2)パンの外観の判定…製造された各パンに対して、パンの製造に係わっている熟練した20人の職人にその外観上のパンとしての価値を判定させた。
(3)パンの内相の状態の判定…パンの製造に係わっている熟練した20人の職人に、実施例5と比較例1とで、実施例6、7と比較例2とで、実施例8、9と比較例3とで、それぞれどちらのパンの方が膜が薄く伸びた良好なパンと言えるかを判定させ、選んだ人数を集計した。
(4)パンのしっとり感の判定…パンの製造に係わっている熟練した20人の職人に、実施例5と比較例1とで、実施例6、7と比較例2とで、実施例8、9と比較例3とで、それぞれどちらのパンの方がしっとり感を良好に保持しているかを判定させ、選んだ人数を集計した。
(5)パンのソフトな食感の保持の判定…パンの製造に係わっている熟練した20人の職人に、実施例5と比較例1とで、実施例6、7と比較例2とで、実施例8、9と比較例3とで、それぞれどちらのパンの方がソフトな食感を保持しているかを判定させ、選んだ人数を集計した。
<試験の結果>
試験項目に対する各試験の結果は、以下の表1、表2、表3、表4に示した。




Figure 2006320207
Figure 2006320207











Figure 2006320207
Figure 2006320207
<試験結果からの考察>
1.パンの含有水分について、焼成時から5時間経過後の実施例の結果と対応する比較例の結果とを比較するといずれも実施例のパンの含有水分の値は比較例のパンの含有水分の値より高く、それらの差は9.8〜10.6ポイント程となっている。
また更に43時間経過した後(焼成時から48時間経過後)の含有水分の低下度も実施例のパンでは0.7〜0.9ポイントであるのに対して、比較例のパンでは0.8〜1.3ポイントであり、実施例のパンの含有水分の低下度の方が小さい。
2.パンの外観の判定については、実施例の結果と比較例の結果とで差はなく、多加水パン用有形水を加えることによっても固形性に対する影響はなく壊れることもないと見られる。なお実施例4及び5で得られたロールパンは添加した有形水の原料由来の繊維が微かに現れているが、実施例6のロールパン及び7の食パンにはそのような原料由来の繊維の痕跡は見られなかった。
3.パンの内相の状態判定では、判定者の60〜70%の人が実施例のパンの方が、比較例のパンよりも膜が薄く伸びた良好なパンであると判定しており、有形水を加えることでパンの内相の状態が良くなることが分かる。
4.パンのしっとり感の保持の判定については、判定者の全員が実施例のパンの方が、比較例のパンよりも良いと判定しており、有形水を加えたことで良い効果が出ていることは明らかである。
5.パンのソフト感の保持の判定についても、判定者の全員が実施例のパンの方が、比較例のパンよりも良いと判定しており、有形水を加えたことで良い効果が出ていることは明らかである。
6.このような試験結果から本発明の多加水パン用有形水を、パン生地の製造工程で通常に用いる配合水とは別にパン生地に加えることによって、出来上がったパンの品質が改良されて高品質なパンとなることが分かる。

Claims (7)

  1. こんにゃく粉と澱粉と水とを、アルカリ性凝固剤とこんにゃく粉のグルコマンナンによる水和ゲル反応によってゼリー状固体に形成し、かつ酸溶液に浸漬してpHを中性から酸性の範囲に調整した多加水パン用有形水。
  2. こんにゃく粉と澱粉と増粘多糖類と水とを、アルカリ性凝固剤とこんにゃく粉のグルコマンナンによる水和ゲル反応によりゼリー状固体に形成し、かつ酸溶液に浸漬してpHを中性から酸性の範囲に調整した多加水パン用有形水。
  3. こんにゃく粉と澱粉と増粘多糖類と水と、植物性油脂、乳化剤及びホエイパウダからなる群の内の1以上の材料とを、アルカリ性凝固剤とこんにゃく粉のグルコマンナンによる水和ゲル反応によりゼリー状固体に形成し、かつ酸溶液に浸漬してpHを中性から酸性の範囲に調整した多加水パン用有形水。
  4. 前記こんにゃく粉と澱粉と水とアルカリ性凝固剤との重量比が、こんにゃく粉:澱粉:水:アルカリ性凝固剤=1〜5重量部:1〜50重量部:100重量部:0.01〜1.0重量部である請求項1の多加水パン用有形水。
  5. 前記こんにゃく粉と澱粉と増粘多糖類と水とアルカリ性凝固剤との重量比が、こんにゃく粉:澱粉:増粘多糖類:水:アルカリ性凝固剤=1〜5重量部:1〜50重量部:0.1〜5.0重量部:100重量部:0.01〜1.0重量部である請求項2の多加水パン用有形水。
  6. 前記こんにゃく粉と澱粉と増粘多糖類と植物性油脂、乳化剤及びホエイパウダの群から選ばれる1以上の材料と水とアルカリ性凝固剤との重量比が、こんにゃく粉:澱粉:増粘多糖類:植物性油脂、乳化剤及びホエイパウダの群から選ばれる1以上の材料:水:アルカリ性凝固剤=1〜5重量部:1〜50重量部:0.1〜5.0重量部:0.1〜10重量部:100重量部:0.01〜1.0重量部である請求項3の多加水パン用有形水。
  7. パン生地の中に通常の配合水に加えて、請求項1、2、3、4、5又は6のいずれかの多加水パン用有形水を添加して総水量割合を80〜200%まで向上させたパン生地を作成し、このパン生地を用いてパンを製造する多加水パンの製造方法。
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