JP2006317694A - プロセスカートリッジ、画像形成装置及び電力管理装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ、画像形成装置及び電力管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、消費電力を適切に削減するプロセスカートリッジ、画像形成装置及び電力管理装置に関する。
【解決手段】カラー画像形成装置1は、プロセスカートリッジ40M〜40Kを用いて画像形成するとともに、電力消費量の異なる複数の電力モード間を設定された移行時間で遷移するが、プロセスカートリッジ40M〜40Kに設けられているカートリッジメモリ44M〜44Kに、少なくとも各電力モード、各電力モードでの単位時間当たりの消費電力量、各電力モードへの遷移回数、各電力モード維持時間、各電力モードにおける消費電力量から算出した平均消費電力及び各電力モード間の設定移行時間からなる電力管理データを記憶し、当該カートリッジメモリ44M〜44Kの電力管理データの読み書きを行って、電力管理データに基づいて各電力モードの移行を制御して消費電力を削減する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び電力管理装置に関し、詳細には、画像形成装置の電力管理に必要なデータを記憶するプロセスカートリッジ、当該プロセスカートリッジを着脱可能に装着して消費電力の削減を行う画像形成装置及びプロセスカートリッジのデータの最適化を行う電力管理装置に関する。
ファクシミリ装置、複写装置及びプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置においては、感光体上に現像剤を載せるための作像プロセス電圧、現像剤の残量検知や現像剤を転写紙上に固定するための定着部の温度等の各種アナログ信号を、作像ユニットや定着ユニット等の各部から制御回路に出力し、制御回路で各々の状態を最適化することで、形成される画像の品質の向上を図っている。
また、近年、画像形成装置においても省エネルギーの要望が強く、画像形成動作中以外の待機状態では、画像形成装置の消費電力を低減することが要望されている。そこで、近時の画像形成装置では、待機状態の消費電力を低減させるために、待機状態においては、必要最小限のユニットについてのみ電力を供給し、画像形成動作時にしか使用しないユニットへの電力供給を停止することで、画像形成装置としてのシステム全体の消費電力を低減させている。また、省エネルギーモードを備えた画像形成装置は、省エネルギーモードとして、それぞれ消費電力値の異なる複数段階の省エネルギーモードを備えている。
そして、本出願人は、先に、複数段階の省エネルギーモードを備えた画像形成装置において、各省エネルギーモードでの消費電力を算出して表示することで、ユーザが消費電力を把握することのできる画像形成装置を提案している(特許文献1参照)。
特開2002−225395号公報
しかしながら、従来技術にあっては、各省エネルギーモードでの消費電力をユーザが分かるようにしているが、省エネルギーをさらに効率的に向上させる上で、また、近年のプロセスカートリッジ化に対応した省エネルギーを向上させる上で、改良の必要があった。
すなわち、上記従来技術にあっては、各段階の省エネルギーモードでの消費電力量を知ることはできるが、各電力モード間の移行時間、すなわち、電力モードの状態を最適化して、より一層の消費電力の削減を図る上で、改良の必要があった。
特に、近年、感光体と現像ユニットをカートリッジ内に一体化したプロセスカートリッジを搭載して画像形成する画像形成装置が出現しており、このようなプロセスカートリッジを用いて画像形成するとともに、省エネルギーモード等の各電力モードを実行して消費電力を削減する場合の各電力モードの状態を最適化して、消費電力を削減する場合にも適切に適用することのできる技術が要望されている。
そこで、本発明は、複数の電力モードを遷移して画像形成する画像形成装置の消費電力を削減するのに必要な電力管理データを記憶する記憶手段を搭載して、消費電力の削減に供するプロセスカートリッジ、当該プロセスカートリッジの電力管理データに基づいて消費電力を適切に削減する画像形成装置及び当該プロセスカートリッジの電力管理データを利用形態に応じて最適化して画像形成装置の消費電力のより一層の削減を図る電力管理装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明のプロセスカートリッジは、電力消費量の異なる複数の電力モードを備え、当該各電力モード間を設定された移行時間で遷移する画像形成装置に着脱可能に装着されるプロセスカートリッジにおいて、少なくとも前記各電力モード、当該電力モードでの単位時間当たりの消費電力量、各電力モードへの遷移回数、各電力モード維持時間、各電力モードにおける消費電力量から算出した平均消費電力及び前記各電力モード間の設定移行時間からなる電力管理データを記憶し、前記画像形成装置によって当該電力管理データの所定のデータが読み書きされる記憶手段が設けられていることにより、上記目的を達成している。
請求項2記載の発明の画像形成装置は、プロセスカートリッジを用いて画像形成するとともに、電力消費量の異なる複数の電力モードを備え、当該各電力モード間を設定された移行時間で遷移する画像形成装置において、前記プロセスカートリッジに、少なくとも前記各電力モード、当該電力モードでの単位時間当たりの消費電力量、各電力モードへの遷移回数、各電力モード維持時間、各電力モードにおける消費電力量から算出した平均消費電力及び前記各電力モード間の設定移行時間からなる電力管理データを記憶する記憶手段が設けられ、当該記憶手段の電力管理データを読み取って、当該電力管理データに基づいて前記各電力モードの移行を制御して、前記消費電力を削減することにより、上記目的を達成している。
この場合、例えば、請求項3に記載するように、前記画像形成装置は、前記記憶手段から前記電力管理データを読み込んで、当該電力管理データに基づいて消費電力を削減するのに最適な前記各電力モード間の移行時間を決定する電力モード最適化処理を行うものであってもよい。
請求項4記載の発明の電力管理装置は、電力消費量の異なる複数の電力モードを備え、当該各電力モード間の移行時間を適宜設定することで、消費電力量を削減する画像形成装置に着脱可能に装着されるプロセスカートリッジに取り付けられ、少なくとも前記各電力モード、当該電力モードでの単位時間当たりの消費電力量、各電力モードへの遷移回数、各電力モード維持時間、各電力モードにおける消費電力量から算出した平均消費電力及び前記各電力モード間の設定移行時間からなる電力管理データを記憶する記憶手段から当該電力管理データを読み込んで、当該電力管理データに基づいて前記画像形成装置での消費電力を削減するのに最適な前記各電力モード間の移行時間を決定する電力モード最適化処理を行うことにより、上記目的を達成している。
本発明のプロセスカートリッジによれば、着脱可能に装着される画像形成装置の消費電力の管理に必要な電力管理データを記憶する記憶手段が設けられているので、画像形成装置が、当該記憶手段の電力管理データを用いて消費電力を適切に削減できるようにすることができるとともに、プロセスカートリッジの交換等の時期に、記憶手段の電力管理データが利用形態に応じて最適化されて、再度画像形成装置に取り付けられることで、より一層適切に消費電力を削減できるようにすることができる。
本発明の画像形成装置によれば、電力消費量の異なる複数の電力モード間を設定された移行時間で遷移するに際して、着脱可能に装着されるプロセスカートリッジに設けられた記憶手段の記憶する電力管理データに基づいて各電力モードの移行を制御するので、消費電力を適切に削減することができるとともに、プロセスカートリッジの交換等の時期に、記憶手段の電力管理データが利用形態に応じて最適化されて、再度取り付けられることで、より一層適切に消費電力を削減できるようにすることができる。
本発明の電力管理装置によれば、プロセスカートリッジの記憶手段から電力管理データを読み込んで、当該電力管理データに基づいて画像形成装置での消費電力を削減するのに最適な各電力モード間の移行時間を決定する電力モード最適化処理を行うので、プロセスカートリッジの交換等の時期に、記憶手段の電力管理データを利用形態に応じて最適化することができ、画像形成装置の消費電力を適切に削減できるようにすることができる。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1〜図12は、本発明のプロセスカートリッジ、画像形成装置及び電力管理装置の一実施例を示す図であり、図1は、本発明のプロセスカートリッジ、画像形成装置及び電力管理装置の一実施例を適用したカラー画像形成装置1の正面概略構成図である。
図1において、カラー画像形成装置1は、本体筐体2内に、給紙部10、プロッタ部20等が収納され、本体筐体2の上部に、スキャナ部110が配設されている。
スキャナ部110は、原稿に読取光を照射して、当該原稿を主走査・副走査して、当該原稿の画像を読み取り、読み取った原稿の画像データをプロッタ部20に転送する。
給紙部10は、第1給紙トレイ11、第2給紙トレイ12、給紙ローラ13、14、分離パッド15、16、搬送ローラ17及びレジストローラ18等を備えており、各給紙トレイ11、12は、それぞれ各種用紙サイズの記録紙Pを複数枚収納する。給紙部10は、給紙トレイ11、12内の記録紙Pを給紙ローラ13、14と分離パッド15、16で1枚ずつ分離して、搬送ローラ17に送り出し、搬送ローラ17でレジストローラ18に搬送する。レジストローラ18は、搬送ローラ17により搬送されてきた記録紙Pをタイミング調整した後、プロッタ部20に搬送する。
プロッタ部20は、感光体ベルトユニット30、M(マゼンタ)、C(シアン)、Y(イエロー)、K(ブラック)のプロセスカートリッジ40M、40C、40Y、40K、中間転写ベルトユニット50、2次転写ユニット60、書込ユニット70、帯電ユニット80、定着ユニット90及び排紙ユニット100等を備えており、画像形成装置1は、このプロッタ部20の上部の本体筐体2内に、排紙トレイ3が形成されている。
感光体ベルトユニット30は、ローラ31、32、33、これらのローラ31〜33に張り渡され環状に形成されたベルト状の感光体ベルト34、感光体クリーニング部35及び感光体廃トナーボトル36等を備えており、感光体ベルト34は、少なくともローラ31〜33の1つが回転駆動されることで、ローラ31〜33に沿って図1中の時計方向に回転駆動される。
帯電ユニット80は、ローラ32の近傍で感光体ベルト34に近接して配設されており、感光体ベルト34を一様に帯電させる。
書込ユニット70は、スキャナ部110からの各色の画像データに基づいて変調したレーザビームを帯電ユニット80で一様に帯電された感光体ベルト34上に、1色ずつ順次照射して、感光体ベルト34が1周する毎に、感光体ベルト34上に各色の静電潜像を順次形成する。
プロセスカートリッジ40M〜40Kは、図2に示すように、下側からM(マゼンタ)、C(シアン)、Y(イエロー)、K(ブラック)の順に配設されており、それぞれMCYKの各色のトナーボトル41M、41C、41Y、41Kと現像ユニット42M、42C、42Y、42K等がカートリッジ43M、43C、43Y、43K内に収納されている。プロセスカートリッジ40〜40Kは、各色のトナーボトル41M、41C、41Y、41Kから各色のトナーを対応する現像ユニット42M、42C、42Y、42Kに供給し、各色の現像ユニット42M、42C、42Y、42Kが、順次、上記感光体ベルト34が1周する毎に、各色の画像データに基づいて書込ユニット70によって形成された感光体ベルト34上の当該色の静電潜像に対して当該色のトナーを供給することで、現像して各色のトナー画像を順次形成する。
感光体ベルト34は、回転されることで、感光体ベルト34上に形成された各色のトナー画像を、1周する毎に、ローラ33部分で、中間転写ベルトユニット50の中間転写ベルト51に順次重ね合わせて転写し、中間転写ベルト51上にフルカラーのトナー画像を転写形成する。
転写の完了した感光体ベルト34は、残留するトナーが感光体クリーニング部35で除去され、当該除去された廃トナーが感光体廃トナーボトル36内に収納される。
中間転写ベルトユニット50は、複数のローラ52に中間転写ベルト51が架け渡されており、少なくとも1つのローラ52が回転駆動されることで、図1中の反時計方向に回転駆動される。中間転写ベルトユニット50は、中間転写ベルトクリーニング部53、中間転写廃トナーボトル54及び中間転写ローラ55等を備えており、中間転写ローラ55で、上記感光体ベルト34上の各色のトナー画像を中間転写ベルト51上に順次重ね合わせて転写させてカラーのトナー画像を形成する。
中間転写ベルト51には、感光体ベルト34と反対側の位置に、2次転写ユニット60が配設されており、この2次転写ユニット60と中間転写ベルト51との間に、上記給紙ユニット10の給紙トレイ11、12から送り出され、レジストローラ18でタイミング調整された記録紙Pが搬送されてくる。
2次転写ユニット60は、中間転写ベルト51との間に搬送されてきた記録紙Pに、中間転写ベルト51上のカラーのトナー画像を転写させる。
転写の完了した中間転写ベルト51は、残留するトナーが中間転写ベルトクリーニング部53で除去されて、当該除去された廃トナーが中間転写廃トナーボトル54内に収納される。
プロッタ部20は、2次転写ユニット60でカラーのトナー画像の転写された記録紙Pを定着ユニット90に搬送し、定着ユニット90で、記録紙Pを搬送しつつ加熱・加圧して、記録紙P上のトナー画像を記録紙Pに定着させる。
定着ユニット90は、定着の完了した記録紙Pを排紙ユニット100に搬送し、排紙ユニット100は、定着の完了した記録紙Pを排紙トレイ3上に排出する。
そして、上記プロセスカートリッジ40M〜40Kは、図2に示したように、それぞれカートリッジメモリ(記憶手段)44M〜44Kが着脱可能に設けられており、カートリッジメモリ44M〜44Kとしては、電源が供給されていないときにもその記憶内容を保持する不揮発性メモリが用いられている。
カートリッジメモリ44M〜44Kは、カラー画像形成装置1によりデータの書き込み、読み出し、消去等のデータ処理が可能となっており、少なくともカラー画像形成装置1の備えている各種電力モード、当該電力モードでの単位時間当たりの消費電力量、各電力モードへの遷移回数、各電力モード維持時間、各電力モードにおける消費電力量から算出した平均消費電力及び各電力モード間の設定移行時間からなる電力管理データを記憶する。
そして、カラー画像形成装置1は、図3に示すようにブロック構成されており、CPU(Central Processing Unit )201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、操作パネル204、シリアル通信モジュール205、I/O制御部206、各種センサ207、各種モータ208、読取制御部209、上記スキャナ部110、書込制御部210、上記プロッタ部20、通信制御部211及び網制御部212等を備えていて、上記各部は、バス213により接続されている。
ROM202には、カラー画像形成装置1としての基本プログラムや後述する電力削減処理プログラムや電力モード最適化処理プログラム等の各種プログラム及びこれらの各種プログラムを実行する上で必要な各種データが格納されており、RAM203は、CPU201のワークメモリとして利用されてCPU201の動作に伴う各種データを記憶するとともに、その他の必要な各種データを記憶する。
CPU201は、ROM202内のプログラムに基づいて、RAM203をワークメモリとして利用しつつカラー画像形成装置1の各部を制御してカラー画像形成装置1としての基本処理を実行するとともに、後述する電力削減処理及び電力モード最適化処理等の各種処理を実行する。
操作パネル204は、カラー画像形成装置1の各種動作を行うための操作を行う操作キーや各種情報を表示出力するLCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイ等を備えている。
シリアル通信モジュール205は、上記プロセスカートリッジ40M〜40Kの各カートリッジメモリ44M〜44Kと有線または無線で接続され、CPU201の制御下で、カートリッジメモリ44M〜44Kから必要な電力管理データを読み出し、また、書き込む。
I/O制御部206は、各種センサ(例えば、給紙トレイ11、12内の記録紙Pの有無を検出する用紙センサ、記録紙Pの搬送状態を検出する給紙センサ、レジストローラ18への記録紙Pの搬送を検出するレジストセンサ等)207や各種モータ(例えば、感光体ベルト34を駆動する感光体ベルトモータ、給紙ローラ13、14を回転駆動させる給紙モータ等)208が接続され、CPU201の制御下で、各種センサ207からの信号を取り込んでCPU201に渡し、CPU201が、各種モータ208の駆動を制御する。
読取制御部209には、スキャナ部110が接続されており、読取制御部209は、CPU201の制御下で、スキャナ部110の動作を制御する。
書込制御部210には、プロッタ部20が接続されており、書込制御部209の制御下で、プロッタ部20の動作を制御する。
通信制御部211には、網制御部212が接続されており、網制御部212には、回線、例えば、公衆電話回線あるいは専用回線等が接続されている。網制御部212は、CPU201及び通信制御部211の制御下で動作して、回線からの発呼に対して自動着呼し、また、回線への自動発呼処理を行う。通信制御部211は、網制御部212に接続されている回線を介して接続された相手ファクシミリ装置との間でファクシミリ制御信号の交換を行うとともに、データ変換を行って、ファクシミリ通信手順を実行する。
また、本実施例のカラー画像形成装置1は、図4にその電力モードの遷移図を示すように、それぞれ消費電力の異なる複数の電力モードを有している。
図4において、待機モードは、カラー画像形成装置1本体のStand-by(待機中)状態であり、プロッタ出力モードは、カラー画像形成装置1のコピー動作、プロッタ動作等の稼動状態である。カラー画像形成装置1は、いま、待機モードにおいて、操作パネル204上の予熱キーが押された場合または予め操作パネル204上から任意の操作が行われると、所定の設定移行時間であるタイマー値T1後には、ディスプレイを消したり、定着ユニット90の設定温度を下げる等の低消費電力処理を行って、予熱状態まで消費電力を下げた予熱モードに移行する。
また、カラー画像形成装置1は、予熱モードにおいて、操作パネル204上の予熱キーが押された場合または予め操作パネル204上で任意の操作が行われると、所定の設定移行時間であるタイマー値T2後に、エナジースター規格の低電力モードで定義されている条件を満足する低電力モードに移行する。
さらに、カラー画像形成装置1は、低電力モードにおいては、操作パネル204上の電源キーが押された場合または予め操作パネル204上で任意の操作が行われると、所定の設定移行時間であるタイマー値T3後には、エナジースター規格のスリープモードで定義されている条件を満足する定着OFF/静音モードに移行する。
また、カラー画像形成装置1は、定着OFF/静音モードにおいては、カラー画像形成装置1がコピー機能のみを有している場合には、ROM202内のプログラムで内部タイマーとして設定されている所定の設定移行時間である時間t2後に、エナジースター規格のオフモードで定義されている条件を満足する停止モードへ移行し、カラー画像形成装置1がコピー・プリンタ・スキャナ・FAX等の複合機能を有している場合には、ROM202内のプログラムで内部タイマーとして設定されている所定の設定移行時間である時間t1後に、エナジースター規格のオフモードで定義されている条件を満足する休止モードへ移行する。
そして、カラー画像形成装置1は、上記各モードからの復帰条件が以下のようになっている。すなわち、カラー画像形成装置1は、停止モードからの復帰では、図4に示す操作B:操作パネル204上の電源キーON/スキャナ部110での圧板(原稿押さえ)開検知/原稿セット検知により、待機モードに遷移する。また、カラー画像形成装置1は、休止モードからの復帰では、図4に示す操作B:操作パネル204上の電源キーON/スキャナ部110での圧板(原稿押さえ)開検知/原稿セット検知により、待機モードに遷移し、解除要求K2:プリンタ出力要求/FAX(リンギング検出/F網リンギング検出/外付け電話のオフフック検出)により、定着OFF/静音モードに遷移する。
また、カラー画像形成装置1は、定着OFF/静音モードからの復帰では、図4に示す操作A:操作パネル204上の電源キーON/電源キー以外のキー操作検知/スキャナ部110での圧板(原稿押さえ)開検知/原稿セット検知により待機モードに遷移し、解除要求K1:プリンタ出力要求/FAX:リンギング検出/FAX:F網リンギング検出により、操作パネル204上のディスプレイがOFFである以外は待機モードと同等である夜間待機モードA/夜間出力モードAに遷移する。なお、カラー画像形成装置1は、夜間待機モードからは、または、予め操作パネル204上で任意の操作を行うことで所定の設定移行時間であるタイマー値T4後には、エナジースター規格のスリープモードで定義されている条件を満足する定着OFF/静音モードに移行する。
さらに、カラー画像形成装置1は、予熱モード及び低電力モードからの復帰では、操作A:操作パネル204上の電源キーON/電源キー以外のキー操作検知/スキャナ部110での圧板(原稿押さえ)開検知/原稿セット検知により待機モードに遷移し、解除要求K1:プリンタ出力要求/FAX:リンギング検出/FAX:F網リンギング検出により操作パネル204上のディスプレイがOFF、予熱LEDがONである以外は待機モードと同等である夜間待機モードB/夜間出力モードBに遷移する。
また、カラー画像形成装置1は、夜間待機モードBからも、予め操作パネル204上から任意の操作を行うことにより設定された設定移行時間であるタイマー値T5後に予熱モードに、操作パネル204上の電源以外のキー操作検知により、待機モードに遷移し、夜間待機モードAからも、操作パネル204上にある電源キーを押された場合に待機モードに遷移する。
さらに、カラー画像形成装置1は、待機モードのときに、操作パネル204上にある電源キーを押された場合、定着OFF/静音モードに、プロッタ出力モード中に操作パネル204上にある電源キーを押された場合、夜間出力モード/夜間待機モードに遷移する。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のカラー画像形成装置1は、上記カートリッジメモリ44M〜44Kに、カラー画像形成装置1本体の管理情報とともに、少なくとも上記各電力モード時の消費電力値と各電力モード及び上記各電力モードの遷移時の設定移行時間をそれぞれ記憶しており、この設定移行時間に基づいて各電力モードの遷移処理を行うとともに、この設定移行時間を適切な設定移行時間とすることで、各電力モードをユーザの利用形態に対して最適化して、消費電力をユーザの利用形態に応じてより一層削減する。
すなわち、カラー画像形成装置1は、図4に示したように、待機モード、プロッタ出力モード、予熱モード、低電力モード、定着OFF/静音モード、停止モード、休止モード、2つの夜間待機モードA、Bと2つの夜間出力モードA、Bの各電力モードを備えており、各電力モード間の移行を、操作パネル204でのキー操作及び圧板の開操作、原稿挿入操作等の各種操作に応じて行うとともに、設定移行時間に基づいて行う。
そして、カラー画像形成装置1は、上記各電力モードを遷移して動作すると、各電力モードでの動作時間(経過時間)を計時して、図5に示すように、各カートリッジメモリ44M〜44Kにシリアル通信モジュール205に格納して記憶させるとともに、図5に示すように各電力モードでの消費電力量が設定されて各電力モードでの経過時間が記憶されている場合、次式(1)に示すように、その時点における平均消費電力値を計算して、カートリッジメモリ44M〜44Kに記憶させる。
{(Ta×191+Tb×125+Tc×92+Td×48+Te×14+Tf×6+Th×191+Ti×191)/3600+780+650+650}÷{Ta+Tb+Tc+Td+Te+Tf+Tg+Th+Ti+Tj+Tk}・・・(1)
すなわち、カラー画像形成装置1は、CPU201が、図6に示すように、電力モードに変化があるかチェックし(ステップS101)、電力モードに変化があると、それまでの平均消費電力値を上記算出式(1)に基づいて算出し(ステップS102)、各プロセスカートリッジ40M〜40Kのカートリッジメモリ44M〜44Kに、電力モード別消費電力値、電力モード保持時間(経過時間)及び算出式(1)で算出した平均消費電力値を書き込む(ステップS103)。
また、カラー画像形成装置1は、CPU201が、カートリッジメモリ44M〜44Kに、当該カートリッジメモリ44M〜44Kの取り付けられているプロセスカートリッジ40M〜40Kの使用開始時刻(年月日)とトナーエンド時刻(年月日)を、シリアル通信モジュール205を介して記憶させる。
そして、CPU201は、当該プロセスカートリッジ40M〜40Kの使用開始時刻(年月日)とトナーエンド時刻(年月日)であるTendから、当該プロセスカートリッジ40M〜40Kの使用期間の平均消費電力を、次式(2)に基づいて算出して、カートリッジメモリ44M〜44Kに記憶させる。
{(Ta×191+Tb×125+Tc×92+Td×48+Te×14+Tf×6+Th×191+Ti×191)/3600+780+650+650}÷{Tend×3600}・・・(2)
すなわち、カラー画像形成装置1は、CPU201が、図7に示すように、電力モードに変化があるかチェックし(ステップS201)、電力モードに変化があると、それまでの平均消費電力値を上記算出式(2)に基づいて算出し(ステップS202)、各プロセスカートリッジ40M〜40Kのカートリッジメモリ44M〜44Kに、電力モード別消費電力値、電力モード保持時間及び算出式(2)で算出した平均消費電力値を書き込む(ステップS203)。
カラー画像形成装置1は、上述のようにして電力管理データを記憶しており、特に、図8に示すように、各電力モードでのモード保持時間判定基準、平均消費電力値が基準値Wxよりも大きいか否かによる推奨設定移行時間を記憶している。そして、推奨設定移行時間は、プロセスカートリッジ40M〜40K上のカートリッジメモリ44M〜44Kまたはプロセスカートリッジ40M〜40Kから取り外した時点のカートリッジメモリ44M〜44Kに記憶されている、その時点での平均消費電力が、予めカラー画像形成装置1のRAM203または後述する解析装置300のRAM303に記憶されている判定基準Wxより大きい場合と小さい場合のそれぞれに設定される。
そして、カラー画像形成装置1は、このカートリッジメモリ44M〜44Kの記憶データである電力管理データ、特に、各電力モード毎のモード保持時間判定基準、基準値Wxに基づく推奨設定移行時間を、CPU201が、カートリッジメモリ44M〜44Kから読み出して、RAM203に書き込み、このRAM203のデータに基づいて各電力モードの遷移制御を行う。
カラー画像形成装置1は、上記RAM203に書き込んだデータに基づいて各電力モードの遷移制御を行うとともに、プロセスカートリッジ40M〜40Kを使用して画像形成動作を行い、この画像形成動作を繰り返し行って、プロセスカートリッジ40M〜40Kの寿命がくると、プロセスカートリッジ40M〜40Kの交換がユーザまたはサービスマンによって行われる。
そして、このカラー画像形成装置1から取り外されたプロセスカートリッジ40M〜40Kは、ユーザによってカラー画像形成装置1の所定のサービスステーション等(以下、サービスステーションという。)に送られたり、サービスマンによって当該サービスステーションに届けられ、サービスステーションには、図9に示すような解析装置(電力管理装置)300が設置されている。
解析装置300は、プロセスカートリッジ40M〜40Kのデータに基づいて各電力モードの最適設定移行時間である各設定移行時間を判断して決定する最適電力モード解析処理を実行するものであり、CPU301、ROM302、RAM303、操作パネル304、シリアル通信モジュール305、ソケット306、書込制御部307及びプロッタ部308等を備えていて、主要各部は、バス309で接続されている。
ROM302は、プロセスカートリッジ40M〜40Kのデータに基づいて各電力モードの最適設定移行時間である各設定移行時間を判断して決定する最適電力モード解析処理プログラム及びこの最適電力モード解析処理を実行するのに必要な各種データを記憶している。
CPU301は、ROM302内の最適電力モード解析処理プログラムに基づいてRAM303をワークメモリとして利用して、最適電力解析モード処理を実行する。
RAM303は、CPU301のワークメモリとして利用されるとともに、図8に示した各電力モードでのモード保持時間判定基準、平均消費電力値が基準値Wxよりも大きいか否かによる推奨設定移行時間を記憶しており、CPU301は、このRAM303の判定基準を用いて最適電力モード解析処理を実行する。例えば、CPU301は、プロセスカートリッジ40M〜40K上のカートリッジメモリ44M〜44Kに記憶されている電力モード保持時間設定値(Ta〜Tk)が、予めカラー画像形成装置1のRAM303に記憶されている判定基準(ta〜tk)と比較して、大きい場合と小さい場合で推奨設定値(推奨設定移行時間)を判断する。
操作パネル304は、各種操作キー及びディスプレイ等を備えており、操作キーからは、解析装置300に上記最適電力モード解析処理を実行させるのに必要な各種操作が行われ、ディスプレイには、解析装置300からオペレータに通知する各種情報を表示出力する。
ソケット306は、プロセスカートリッジ40M〜40Kから取り外されたカートリッジメモリ44M〜44Kが着脱可能に装着され、シリアル通信モジュール305は、ソケット306に装着されたカートリッジメモリ44M〜44Kと通信して、カートリッジメモリ44M〜44K内のデータを読み取りを行い、また、カートリッジメモリ44M〜44Kへのデータの書き込みを行う。
書込制御部307には、プロッタ部308が接続されており、プロッタ部308は、電子写真方式、インク噴射方式等の所定の画像形成方式のものが用いられている。書込制御部307は、CPU301の制御下でプロッタ部30を制御して、各種情報、特に、最適電力モード解析処理での解析結果を記録紙に記録出力する。
そして、解析装置300は、上述のようにして回収されたプロセスカートリッジ40M〜40Kからカートリッジメモリ44M〜44Kが取り外され、当該取り外されたカートリッジメモリ44M〜44Kがソケット306に装着されて、必要な操作が操作パネル304で行われると、カートリッジメモリ44M〜44Kからデータを読み出して、RAM303またはROM302に予め記憶されている上記判定基準に従ってその時点での電力モードに最適な最適設定移行時間を判断して決定する最適電力モード解析処理を実行する。
すなわち、図10に示すように、解析装置300は、操作パネル304から所定の操作が行われて最適電力モード解析処理プログラムが起動されると(ステップS301)、CPU301が、回収されたプロセスカートリッジ40M〜40Kに実装されていたカートリッジメモリ44M〜44Kがソケット306にセットされているか確認し(ステップS302)、カートリッジメモリ44M〜44Kがソケット306にセットされていることを確認すると、操作パネル304からの所定のキー操作によって解析のスタートが指示されたかチェックする(ステップS303)。
ステップS303で、解析スタートが指示操作されると、CPU301は、ソケット306にセットされているカートリッジメモリ44M〜44Kからデータを読み込み、図8に示した上記判定基準である最適設定判定テーブルに基づいて最適設定電力モード、すなわち、最適設定移行時間を判断する(ステップS304)。すなわち、CPU301は、プロセスカートリッジ40M〜40K上のカートリッジメモリ44M〜44Kに記憶されている電力モード保持時間設定値(Ta〜Tk)が、予めカラー画像形成装置1のRAM303に記憶されている判定基準(ta〜tk)と比較して、大きい場合と小さい場合で推奨設定移行時間を判断する。
CPU301は、最適設定移行時間の判断を行うと、操作パネル304から所定の操作が行われることで、出力命令が行われたかチェックし(ステップS305)、出力命令されると、最適設定電力モードの判定に関するデータ、すなわち、最適設定移行時間を、カートリッジメモリ44M〜44Kに書き込むとともに、プロッタ部308から記録出力させる(ステップS306)。
したがって、各電力モード間の移行を制御する設定移行時間を、カラー画像形成装置1の利用形態に応じてより一層適切な値に設定することができ、より一層適切に消費電力を削減することができる。
このようにして、最適設定移行時間が書き込まれたカートリッジメモリ44M〜44Kを、必要な部品の交換が行われたりしたプロセスカートリッジ40M〜40Kに取り付け、再度、当該カートリッジメモリ44M〜44Kの取り付けられたプロセスカートリッジ40M〜40Kがカラー画像形成装置1に装着され、カラー画像形成装置1の操作パネル204から所定のキー操作が行われると、当該装着されたプロセスカートリッジ40M〜40Kのカートリッジメモリ44M〜44Kからデータを読み出してRAM203に書き込み、当該RAM203に書き込んだデータに基づいて上記同様に各電力モードの制御を行う。
したがって、利用形態に応じて最適化された電力管理データ、特に、設定移行時間に基づいて各電力モード間の遷移を制御することができ、より一層適切に消費電力を削減することができる。
また、カラー画像形成装置1は、ROM202内に最適電力モード解析プログラムを格納しているときには、自ら最適電力モード解析処理を実行することができ、また、カラー画像形成装置1は、操作パネル204の所定のキー操作で、最適電力モード解析処理の所定タイミングでの実行(電力モード最適設定随時更新機能)の有効/無効を選択することができる。
すなわち、カラー画像形成装置1のCPU201は、図11に示すように、操作パネル204の所定のキー操作で電力モード最適設定随時更新機能の有効が選択されているかチェックし(ステップS401)、ステップS401で、電力モード最適設定随時更新機能が有効に設定されていないときには、そのまま処理を終了する。
ステップS401で、電力モード最適設定随時更新機能が有効に設定されていると、CPU201は、操作パネル204から所定の操作に応じて、最適電力モード解析処理プログラムを起動し(ステップS402)、カラー画像形成装置1に実装されているプロセスカートリッジ40M〜40K上のカートリッジメモリ44M〜44KからデータをRAM203に読み込んで、図8に示したRAM203の最適設定判定テーブルに基づいて最適設定電力モード、すなわち、最適設定移行時間を判断し、テーブルに基づいた値をRAM203に書き込んで、最適電力モードに設定する(ステップS403)。すなわち、上述のように、CPU201は、プロセスカートリッジ40M〜40K上のカートリッジメモリ44M〜44Kに記憶されている電力モード保持時間設定値(Ta〜Tk)が、予めカラー画像形成装置1のRAM203に記憶されている判定基準(ta〜tk)と比較して、大きい場合と小さい場合で推奨設定値(推奨設定移行時間)を判断する。
次に、CPU201は、操作パネル204での所定のキー操作により操作パネル204のディスプレイへの表示指示が行われるのを待って(ステップS404)、最適設定電力モードの判定に関するデータ、すなわち、最適設定移行時間を、カートリッジメモリ44M〜44Kに書き込むとともに、操作パネル204のディスプレイに表示出力し(ステップS405)、操作パネル204への表示状態から抜ける指示があると(ステップS406)、操作パネル204から所定の操作が行われることで、出力命令が行われたかチェックする(ステップS407)。
ステップS407で、出力命令されると、CPU201は、最適設定電力モードの判定に関するデータ、すなわち、最適設定移行時間をプロッタ部308から記録出力させる(ステップS408)。
したがって、カラー画像形成装置1自体で設定移行時間を利用形態に応じて常に最適化することができ、より一層適切に消費電力を削減することができる。
さらに、本実施例のカラー画像形成装置1は、電力低減効果算出・出力機能を備えており、また、この電力低減効果算出・出力機能の有効/無効を操作パネル204の所定のキー操作で行うことができる。そして、カラー画像形成装置1は、操作パネル204で所定のキー操作が行われて電力低減効果算出・出力機能が有効に設定され、操作パネル204で所定のキー操作が行われると、電力低減効果算出・出力機能を実行する。
すなわち、カラー画像形成装置1は、図12に示すように、操作パネル204で所定のキー操作が行われて電力低減効果算出・出力機能が有効に設定され、操作パネル204で所定のキー操作が行われると(ステップS501)、CPU201が、カラー画像形成装置1に実装されているプロセスカートリッジ40M〜40K上のカートリッジメモリ44M〜44KからデータをRAM203に読み込み、図8に示したRAM203の最適設定判定テーブルに基づいて最適電力モード設定を判断し、当該最適設定判定テーブルに基づいた値を電力設定更新後の平均消費電力として、電力設定更新前後の平均消費電力値を引き算または割り算することで、電力低減効果を算出する(ステップS502)。
次に、CPU201は、カラー画像形成装置1に実装されているプロセスカートリッジ40M〜40K上のカートリッジメモリ44M〜44K及びRAM203に対して、電力モード別消費電力値、電力モード保持時間における消費電力値、電力設定更新前後の平均消費電力値とともに、算出した電力低減効果を書き込み(ステップS503)、操作パネル204での所定のキー操作によって操作パネル204のディスプレイへの表示命令が行われたかチェックする(ステップS504)。
ステップS504で、操作パネル204のディスプレイへの表示命令が行われると、CPU201は、操作パネル204のディスプレイに電力低減効果を表示出力し(ステップS505)、操作パネル204のディスプレイへの表示状態から抜ける指示があると(ステップS506)、操作パネル204から所定のキー操作によって印刷出力命令が行われたかチェックする(ステップS507)。
ステップS507で、印刷出力命令が行われると、CPU201は、電力低減効果をプロッタ部308に記録紙に記録出力させる(ステップS508)。
したがって、電力削減効果をユーザが容易に認識できるようにすることができ、利用性を向上させることができる。
また、上記電力低減効果算出・出力処理は、解析装置300が、回収したカートリッジメモリ44M〜44Kの記憶している電力管理データに基づいて行い、当該算出した電力低減効果をカートリッジメモリ44M〜44Kに書き込み、また、用紙に記録出力するようにしてもよい。
このようにすると、電力低減効果算出・出力機能を備えていない画像形成装置においても、電力削減(低減)効果をユーザが容易に認識できるようにすることができ、利用性を向上させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
複数の電力モードを有する画像形成装置に用いられるプロセスカートリッジ、当該プロセスカートリッジを着脱可能に装着して消費電力の削減を行う画像形成装置及びプロセスカートリッジのデータの最適化を行う電力管理装置一般に適用することができる。
本発明のプロセスカートリッジ、画像形成装置及び電力管理装置の一実施例の画像形成装置の正面概略構成図。 図1のプロセスカートリッジ部分の側面拡大断面図。 図1の画像形成装置の回路ブロック構成図。 図1の画像形成装置の電力モードの遷移図。 図3のプロセスカートリッジのカートリッジメモリ等に記憶される各電力モードでの消費電力、経過時間及び平均消費電力の一例を示す図。 図1の画像形成装置による電力モードの変化毎の平均消費電力算出処理を示すフローチャート。 図1の画像形成装置によるプロセスカートリッジの使用期間の電力モードの変化毎の平均消費電力算出処理を示すフローチャート。 図3のプロセスカートリッジのカートリッジメモリ等に記憶される各電力モードでの最適移行時間の判定基準の一例を示す図。 本発明のプロセスカートリッジ、画像形成装置及び電力管理装置の一実施例の解析装置の正面概略構成図。 図9の解析装置による最適電力モード解析処理を示すフローチャート。 図1の画像形成装置による最適電力モード解析処理を示すフローチャート。 図1の画像形成装置による電力低減効果算出・出力処理を示すフローチャート。
符号の説明
1 カラー画像形成装置
2 本体筐体
3 排紙トレイ
10 給紙部
11 第1給紙トレイ
12 第2給紙トレイ
13、14 給紙ローラ
15、16 分離パッド
17 搬送ローラ
18 レジストローラ
20 プロッタ部
30 感光体ベルトユニット
31〜33 ローラ
34 感光体ベルト
35 感光体クリーニング部
36 感光体廃トナーボトル
40M、40C、40Y、40K プロセスカートリッジ
41M、41C、41Y、41K トナーボトル
42M、42C、42Y、42K 現像ユニット
43M、43C、43Y、43K カートリッジ
50 中間転写ベルトユニット
51 中間転写ベルト
52 ローラ
53 中間転写ベルトクリーニング部
54 中間転写廃トナーボトル
55 中間転写ローラ
60 2次転写ユニット
70 書込ユニット
80 帯電ユニット
90 定着ユニット
100 排紙ユニット
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 操作パネル
205 シリアル通信モジュール
206 I/O制御部
207 各種センサ
208 各種モータ
209 読取制御部
210 書込制御部
211 通信制御部
212 網制御部
213 バス
300 解析装置
301 CPU
302 ROM
303 RAM
304 操作パネル
305 シリアル通信モジュール
306 ソケット
307 書込制御部
308 プロッタ部
309 バス

Claims (4)

  1. 電力消費量の異なる複数の電力モードを備え、当該各電力モード間を設定された移行時間で遷移する画像形成装置に着脱可能に装着されるプロセスカートリッジにおいて、少なくとも前記各電力モード、当該電力モードでの単位時間当たりの消費電力量、各電力モードへの遷移回数、各電力モード維持時間、各電力モードにおける消費電力量から算出した平均消費電力及び前記各電力モード間の設定移行時間からなる電力管理データを記憶し、前記画像形成装置によって当該電力管理データの所定のデータが読み書きされる記憶手段が設けられていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. プロセスカートリッジを用いて画像形成するとともに、電力消費量の異なる複数の電力モードを備え、当該各電力モード間を設定された移行時間で遷移する画像形成装置において、前記プロセスカートリッジに、少なくとも前記各電力モード、当該電力モードでの単位時間当たりの消費電力量、各電力モードへの遷移回数、各電力モード維持時間、各電力モードにおける消費電力量から算出した平均消費電力及び前記各電力モード間の設定移行時間からなる電力管理データを記憶する記憶手段が設けられ、当該記憶手段の電力管理データを読み取って、当該電力管理データに基づいて前記各電力モードの移行を制御して、前記消費電力を削減することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置は、前記記憶手段から前記電力管理データを読み込んで、当該電力管理データに基づいて消費電力を削減するのに最適な前記各電力モード間の移行時間を決定する電力モード最適化処理を行うことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 電力消費量の異なる複数の電力モードを備え、当該各電力モード間の移行時間を適宜設定することで、消費電力量を削減する画像形成装置に着脱可能に装着されるプロセスカートリッジに取り付けられ、少なくとも前記各電力モード、当該電力モードでの単位時間当たりの消費電力量、各電力モードへの遷移回数、各電力モード維持時間、各電力モードにおける消費電力量から算出した平均消費電力及び前記各電力モード間の設定移行時間からなる電力管理データを記憶する記憶手段から当該電力管理データを読み込んで、当該電力管理データに基づいて前記画像形成装置での消費電力を削減するのに最適な前記各電力モード間の移行時間を決定する電力モード最適化処理を行うことを特徴とする電力管理装置。
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