JP2006317298A - 電子ユニットの水没検知構造、水没検知センサー部の誤検知防止構造、及び水没検知用部品 - Google Patents

電子ユニットの水没検知構造、水没検知センサー部の誤検知防止構造、及び水没検知用部品 Download PDF

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Takafumi Yasuhara
孝文 安原
Nobuji Yonemoto
宜司 米本
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Abstract

【課題】 基板上の電子部品が被水する前に、いち早く水没を検知することができ、水没
時における必要な制御動作を確実に実行させることができる電子ユニットの水没検知構造
を提供すること。
【解決手段】 水没検知用のセンサー部(P21、P22)が設けられたプリント基板2
0が筐体本体11内に収容されて構成された電子ユニット10の水没検知構造であって、
プリント基板20上のセンサー部が設けられた領域が筐体本体11に設けた窓部14から
外部に露出され、窓部14を囲う枠部17がプリント基板20に当接された状態で、プリ
ント基板20と筐体本体11とが固着されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は電子ユニットの水没検知構造、水没検知センサー部の誤検知防止構造、及び水
没検知用部品に関し、より詳細には水没をいち早く、確実に検知することができ、また湿
度や結露等による誤検知を防止することのできる電子ユニットの水没検知構造、水没検知
センサー部の誤検知防止構造、及び水没検知用部品に関する。
図6は、水没検知用のセンサー部が設けられたプリント基板が筐体内に収容されて構成
された従来の電子ユニットの外観を模式的に示した斜視図である。また、図7は、図6に
おける電子ユニットの筐体内に収容された従来のプリント基板を模式的に示した斜視図で
ある。
図中51は、略直方体形状をした筐体本体51を示しており、筐体本体51における図
中正面側には略矩形の開口部52が形成されており、開口部52から筐体本体51内に、
図7に示したプリント基板60が収容されるようになっている。また、筐体本体51の開
口部52には、プリント基板60に設けられたコネクタ部66が挿入される挿入孔53が
形成された蓋体54が取付けられている。これら筐体本体51、プリント基板60、及び
蓋体54を含んで電子ユニット50が構成されている。
また、図7に示したように略矩形形状をしたプリント基板60上における対向する長辺
の両端近傍4箇所には、水没検知用のセンサー部を構成する1対のセンサ電極P61、P
62が、U字型スリット63を介して対向配置されている。またプリント基板60上には
、水没検知回路部品64や他の電子部品65なども配設されており、センサ電極P61、
P62以外の基板及び部品表面部分には簡易防水処理(結露対策用の樹脂塗装)が施され
ている。このような水没検知用のセンサー部の構成については、例えば下記の特許文献1
に記載されている。
また図8は、プリント基板60に設けられた水没検知回路部品64を含んで構成される
従来の水没検知回路の一例を示す回路図である。図中P61、P62は図7に示したセン
サ電極を示しており、センサ電極P61はグランドに接続され、センサ電極P62は、水
没検知回路部品64を構成する水没検知出力用のトランジスタQ10のベースB及び検出
感度を規定する抵抗R10の一端に接続され、抵抗R10の他端は、駆動用電源V10に
接続されている。また駆動用電源V10は、トランジスタQ10のエミッタEに接続され
、トランジスタQ10のコレクタCは、水没検知出力端子OUT1と、水没検知出力用の
抵抗R11の一端とに接続され、抵抗R11の他端はグランドに接続されている。
次に、プリント基板60が筐体内に収容されて構成された従来の電子ユニット50が水
没した場合における水没検知動作について説明する。電子ユニット50が水没すると、導
電性を有する水が筐体本体51内に侵入し、4箇所のいずれかのセンサ電極P61、P6
2が浸水して導通状態になるとリーク電流が流れる。この時のリーク電流の大きさは水の
導電率、センサ電極P61、P62の形状、対向電極間の距離、電源電圧等に依存し、そ
の電流値が小さい場合には駆動用電源V10から抵抗R10を経由して流れ、所定の電流
値以上になるとトランジスタQ10を付勢し、エミッターコレクタ間をON状態にして、
水没検知出力端子OUT1から水没検知信号が出力されるようになっている。
しかしながら、上記した従来の電子ユニット50では、筐体本体51内にプリント基板
60上のセンサー部(センサ電極P61、P62)も収容されており、そのため、一旦筐
体本体51内に水が侵入してくると、プリント基板60上のセンサ電極P61、P62が
水没した時点で、プリント基板60上の他の電子部品65も略同時に被水してしまい、セ
ンサ電極P61、P62で水没を検知して、水没検知回路部品64から水没検知信号が出
力される前に、ショート故障等により他の電子部品65が誤動作してしまい、水没検知信
号を正常に出力することができなくなる可能性があるという課題があった。
また、従来のプリント基板60では、センサ電極P61、P62間にU字型スリット6
3により空隙が形成されているので、湿度及び結露等の発生環境下にあっても、センサ電
極P61、P62間を結合するように水滴が付着しにくく、結露等による誤検知が起こり
にくくなっているが、プリント基板60にU字型スリット63による空隙を形成している
ため、センサ電極P61、P62間の基板内層や反対側の外層に配線を形成することがで
きず、基板面積が大きくなってしまうという課題があった。
特開2000−315446号公報
課題を解決するための手段及びその効果
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、基板上の電子部品が被水する前に、い
ち早く水没を検知することができ、水没時における必要な制御動作を確実に実行させるこ
とができ、また、基板の配線面積を大きくとることができ、かつ湿度や結露等による誤検
知をなくすことができる電子ユニットの水没検知構造、水没検知センサー部の誤検知防止
構造、及び水没検知用部品を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明に係る電子ユニットの水没検知構造(1)は、水没検
知用のセンサー部が設けられた基板が筐体内に収容されて構成された電子ユニットの水没
検知構造であって、前記基板上の前記センサー部が設けられた領域が前記筐体に設けた窓
部から外部に露出され、該窓部を囲う枠部が前記基板に当接された状態で、前記基板と前
記筐体とが固着されていることを特徴としている。
上記電子ユニットの水没検知構造(1)によれば、前記基板上の前記センサー部が設け
られた領域が前記筐体に設けた窓部から外部に露出され、該窓部を囲う枠部が前記基板に
当接された状態で、前記基板と前記筐体とが固着されているので、前記基板上の前記セン
サー部が設けられた領域が、前記窓部を囲う枠部により前記筐体内に水が入り込まないよ
うに仕切られた状態で前記筐体の外部に露出される。したがって、前記電子ユニットが水
没した際には、前記窓部から露出させている前記センサー部が、前記筐体の内部にある前
記基板上の他の電子部品よりもいち早く水に接触することとなり、前記センサー部で水没
したことをいち早く検知することができ、また、前記基板上の他の電子部品が浸水して誤
動作等の異常が発生する前に、水没検知信号や制御信号を出力させることができ、水没時
における必要な制御動作を確実に実行させることが可能になり、水没時における電子ユニ
ットによる制御の信頼性を高めることができる。
また本発明に係る電子ユニットの水没検知構造(2)は、上記電子ユニットの水没検知
構造(1)において、前記窓部を囲う枠部における前記基板との当接面に防水部材が設け
られていることを特徴としている。
上記電子ユニットの水没検知構造(2)によれば、前記窓部を構成する枠部における前
記基板との当接面に防水部材が設けられているので、水没時における前記窓部を構成する
枠部と前記基板との当接面からの水の侵入を阻止する防水効果を一層高めることができる
また本発明に係る電子ユニットの水没検知構造(3)は、上記電子ユニットの水没検知
構造(1)又は(2)において、前記水没検知用のセンサー部が、1対の電極部から構成
され、該1対の電極部間に絶縁性突起部が形成されていることを特徴としている。
上記電子ユニットの水没検知構造(3)によれば、前記水没検知用のセンサー部が、1
対の電極部から構成され、該1対の電極部間に絶縁性突起部が形成されているので、湿度
や結露程度の水分では、前記絶縁性突起部をまたいで前記1対の電極部間を結合すること
はなく、結露等の水分付着による前記センサー部の誤検知をなくすことができる。また、
前記絶縁性突起部が、基板上に形成されているだけなので、前記センサー部における前記
基板の内層や反対側の外層にも配線パターンを形成することができ、基板に結露対策用の
空隙を設けた場合と比較して、配線面積を大きくとることができ、基板面積を小さくする
ことができる。
また本発明に係る電子ユニットの水没検知構造(4)は、上記電子ユニットの水没検知
構造(1)又は(2)において、前記水没検知用のセンサー部が、絶縁性部材からなる部
品本体と、該部品本体に形成された水没検知用の1対の電極部と、該1対の電極部と一体
形成された基板接合部とを備え、前記部品本体における前記1対の電極部間に凹部又は凸
部が形成されているものであることを特徴としている。
上記電子ユニットの水没検知構造(4)によれば、前記水没検知用のセンサー部を基板
実装部品とすることができ、前記基板の内層や外層にも配線を形成することができ、基板
に結露対策用の空隙を設けた場合と比較して配線面積を大きくとることができ、基板面積
を小さくすることができる。さらに、前記部品本体における前記1対の電極部の間に凹部
又は凸部が形成されているので、湿度や結露等の発生環境下に置かれても、前記凹部又は
凸部をまたいで前記1対の電極間を結合するように水滴が付着するようなことはなく、前
記基板に特に加工を施すことなく、結露等の水分付着による誤検知をなくすことができる
また本発明に係る電子ユニットの水没検知構造(5)は、水没検知用のセンサー部の導
通状態に基づいて水没を検知する水没検知手段が設けられた基板が筐体内に収容されて構
成された電子ユニットの水没検知構造であって、前記筐体の外側面に前記センサー部の一
部が露出された状態で設けられていることを特徴としている。
上記電子ユニットの水没検知構造(5)によれば、前記筐体の外側面に前記センサー部
の一部が露出された状態で設けられているので、前記電子ユニットが水没した際には、前
記前記筐体の外側面に露出された前記センサー部の一部が、前記筐体の内部にある前記基
板上の他の電子部品よりもいち早く水に接触することとなり、前記センサー部で水没した
ことをいち早く検知することができ、また、前記基板上の他の電子部品が浸水して誤動作
等の異常が発生する前に、水没検知信号や制御信号を出力させることができ、水没時にお
ける必要な制御動作を確実に実行させることが可能になり、水没時における電子ユニット
による制御の信頼性を高めることができる。
また本発明に係る電子ユニットの水没検知構造(6)は、上記電子ユニットの水没検知
構造(5)において、前記センサー部が1対の棒状電極を含んで構成され、該1対の棒状
電極の一端側が前記筐体の外側面に露出され、前記1対の棒状電極の他端側が前記基板に
固着されていることを特徴としている。
上記電子ユニットの水没検知構造(6)によれば、前記センサー部が1対の棒状電極を
含んで構成され、該1対の棒状電極の一端側が前記筐体の外側面に露出され、前記1対の
棒状電極の他端側が前記基板に固着されているので、上記電子ユニットの水没検知構造(
5)と略同様の効果が得られるとともに、前記1対の棒状電極の他端側の固着に必要な基
板上の面積は小さなもので済むため、基板における配線面積を大きくとることができ、基
板面積をさらに小さくすることができる。
また本発明に係る水没検知センサー部の誤検知防止構造(1)は、基板上に設けられた
水没検知センサー部の誤検知防止構造であって、前記水没検知センサー部が、1対の電極
部を備え、該1対の電極部間に絶縁性突起部が形成されていることを特徴としている。
上記水没検知センサー部の誤検知防止構造(1)によれば、前記水没検知センサー部が
、1対の電極部を備え、該1対の電極部間に絶縁性突起部が形成されているので、湿度や
結露程度の水分では、前記絶縁性突起部をまたいで前記1対の電極部間を結合することは
なく、結露等の水分付着による前記水没検知センサー部の誤検知をなくすことができる。
また、前記絶縁性突起部が、基板上に形成されているだけなので、前記水没検知センサー
部における前記基板の内層や反対側の外層にも配線を形成することができ、基板に結露対
策用の空隙を設けた場合と比較して配線面積を大きくとることができ、基板面積を小さく
することができる。
また本発明に係る水没検知用部品(1)は、絶縁性部材からなる部品本体と、該部品本
体に形成された水没検知用の1対の電極部と、該1対の電極部と一体形成された基板接合
部とを備え、前記部品本体における前記1対の電極部の間に凹部又は凸部が形成されてい
ることを特徴としている。
上記水没検知用部品(1)によれば、基板実装部品として構成することができ、基板の
配線設計の自由度を高めることができる。また、前記部品本体における前記1対の電極部
の間に凹部又は凸部が形成されているので、湿度や結露等の発生環境下に置かれても、凹
部又は凸部をまたいで前記1対の電極間を結合するように水滴が付着するようなことはな
く、前記基板に特に加工を施すことなく、結露等の水分付着による誤検知をなくすことが
できる。
以下、本発明に係る電子ユニットの水没検知構造、水没検知センサー部の誤検知防止構
造、及び水没検知用部品の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、実施の形態(
1)に係る電子ユニットの水没検知構造を備えた電子ユニットを模式的に示した全体斜視
図であり、図2は、図1におけるII−II線部分断面斜視図、図3は、図1におけるIII −
III 線断面図である。
図中11は、略直方体形状をした筐体本体を示しており、筐体本体11における図中底
面には開口部12が形成され、正面には逆凹形状をした切欠き部13が形成され、また、
筐体本体11における図中平面(上面)と左右各側面との接合部(かど部)の両端近傍4
箇所には、接合部を一部切り落として形成された略矩形の窓部14が形成されている。
窓部14には、接合部の切り落としにより平面側に形成された3辺から垂直下方に延設
された側壁部15と、接合部の切り落としにより左右各側面側に形成された3辺のうちの
底辺から水平方向内側に延設された突状片部16とからなる枠部17が形成されており、
枠部17は、側壁部15の下端面と突状片部16の下面とが面一となるように形成されて
いる。
筐体本体11内には、車両のエンジンスタータ制御用の各種電子部品などが実装された
プリント基板20が収容されており、筐体本体11の開口部12には、切欠き部13に嵌
め合わせるための凸状の嵌合部18aが形成された蓋体18が取付けられている。これら
筐体本体11と蓋体18とにより筐体が構成されており、筐体本体11と蓋体18とは、
絶縁性の樹脂等の部材を用いて形成されている。
略矩形形状をしたプリント基板20上における対向する長辺の両端近傍4箇所には、水
没検知用のセンサー部を構成する1対のセンサ電極P21、P22が、絶縁性突起部23
を介して対向配置されている。絶縁性突起部23は、絶縁性の樹脂(例えば、シルク)な
どを用いて凸状に形成されており、結露等の水滴によりセンサ電極P21、P22間が導
通状態とならないように、その形状(高さ、幅)等が設定されている。なお、絶縁性突起
部23については、筐体本体11の一部として一体形成したものであってもよい。
また、プリント基板20上には、水没検知回路部品24、スタータ制御信号を出力する
電子制御部品25、信号入出力用のコネクタ部26、その他の電子部品27などが配設さ
れており、センサ電極P21、P22以外の基板及び部品表面部分には簡易防水処理(結
露対策用の樹脂塗装)が施されている。なお、水没検知回路部品24には、従来の水没検
知回路部品64(図7、8参照)と同じ構成ものが採用され得る。
プリント基板20は、筐体本体11の開口部12から筐体本体11内に収容され、プリ
ント基板20に設けられたコネクタ部26は、筐体本体11の切欠き部13に嵌合され、
また、プリント基板20上の水没検知用のセンサー部が設けられた領域(すなわち、セン
サ電極P21、P22、及び絶縁性突起部23を含む領域)は、筐体本体11の窓部14
において枠部17(側壁部15の下端面及び突状片部16の下面)と当接された状態で配
置され、該配置状態のままで筐体本体11とプリント基板20とがネジ等(図示せず)に
より固着されるようになっている。
すなわち、プリント基板20上のセンサー部が設けられた領域が筐体本体11に設けた
窓部14から外部に露出され、窓部14を囲う枠部17がプリント基板20に当接された
状態で、プリント基板20と筐体本体11内とが固着された構造になっている。筐体本体
11に形成される窓部14の位置や形状は、プリント基板20上の水没検知用のセンサー
部が設けられた領域が外部に露出されるように、プリント基板20上の水没検知用のセン
サー部の位置や形状を考慮して設定される。これら筐体本体11、プリント基板20、及
び蓋体18を含んで電子ユニット10が構成されている。
このように構成された電子ユニット10は、車両の下方部分、例えば、運転席の足元付
近等に設置され、電子ユニット10では、プッシュスイッチ(図示せず)によるエンジン
スタータの制御や、水没時にスタータが異常動作しないように、スタータへの電力供給を
カットする制御信号を出力する制御などが行われるようになっている。
電子ユニット10が、河川水、雨水、海水等に水没した場合には、筐体本体11内に水
が侵入してくるよりも先に、まず、筐体本体11外部に露出されたセンサー部を構成する
4箇所のいずれかのセンサ電極P21、P22が浸水して導通状態となり、センサ電極P
21、P22間にリーク電流が流れ、筐体本体11内に水が侵入してくる前に、筐体本体
11内のプリント基板20上の水没検知回路部品24から水没検知信号がスタータ制御用
の電子制御部品25に出力され、電子制御部品25からスタータへの電力供給をカットす
る制御信号がコネクタ部26を介して外部出力されるようになっている。
上記実施の形態(1)に係る電子ユニット10の水没検知構造によれば、プリント基板
20上のセンサー部(センサ電極P21、P22)が設けられた領域が筐体本体11に設
けた窓部14から外部に露出され、窓部14を囲う枠部17がプリント基板20に当接さ
れた状態で、プリント基板20と筐体本体11とが固着されているので、プリント基板2
0上のセンサー部が設けられた領域が、窓部14を囲う枠部17により筐体本体11内に
水が入り込まないように仕切られた状態で筐体本体11の外部に露出される。したがって
、電子ユニット10が水没した際には、窓部14から露出されているセンサー部(センサ
電極P21、P22)が、筐体本体11の内部にあるプリント基板20上の各種電子部品
24、25、27よりもいち早く水に接触することとなり、センサー部で水没したことを
いち早く検知することができ、また、プリント基板20上の電子制御部品25や他の電子
部品27が浸水して誤動作等の異常が発生する前に、水没検知回路部品24から水没検知
信号や電子制御部品25から制御信号を出力することができ、水没時における必要な制御
動作を確実に実行させることが可能になり、水没時における電子ユニット10による制御
の信頼性を高めることができる。
また、水没検知用のセンサー部が、1対のセンサ電極P21、P22から構成され、1
対のセンサ電極P21、P22間に絶縁性突起部23が形成されているので、湿度や結露
程度の水分では、絶縁性突起部23をまたいで1対のセンサ電極P21、P22間を結合
することはなく、結露等の水分付着によるセンサ電極P21、P22の誤検知をなくすこ
とができる。また、絶縁性突起部23は、プリント基板20上に樹脂の塗布等の方法によ
り形成されているので、センサー部におけるプリント基板20の内層や反対側の外層にも
配線を形成することができ、プリント基板20に結露対策用の空隙を設けた従来のものと
比較して、配線面積を大きくとることができ、基板面積を小さくすることができる。
なお、上記実施の形態(1)では、水没検知用のセンサー部が、プリント基板20上に
印刷形成された1対のセンサ電極P21、P22から構成されている場合について説明し
たが、別の実施の形態では、水没検知用のセンサー部をプリント基板に実装する実装部品
として構成することもできる。
図4は、別の実施の形態に係る電子ユニットの水没検知構造における水没検知用のセン
サー部を模式的に示した部分断面斜視図である。水没検知用のセンサー部30は、絶縁性
の部材からなる略直方体形状をした部品本体31と、部品本体31の上面に形成された水
没検知用の1対の電極P32、P33と、1対の電極P32、P33とそれぞれ一体形成
された基板接合部34、35とを備え、部品本体31における1対の電極部P32、P3
3間に凹部31aが形成されている。
このような電子ユニットの水没検知構造によれば、水没検知用のセンサー部30を基板
実装部品とすることができ、プリント基板20Aの内層や外層にも配線を形成することが
でき、プリント基板に結露対策用の空隙を設けた従来のものと比較して配線面積を大きく
とることができ、基板面積を小さくすることができる。さらに、部品本体31における1
対の電極P32、P33の間に凹部31a(凸部でもよい)が形成されているので、湿度
や結露等の発生環境下に置かれても、凹部31aをまたいで1対の電極P32、P33間
を結合するように水滴が付着するようなことはなく、プリント基板20Aに特に加工を施
すことなく、結露等の水分付着による誤検知をなくすことができる。
なお、上記実施の形態(1)では、窓部14を囲う枠部17(すなわち、側壁部15の
下端面と突状片部16の下面と)がプリント基板20に直接当接された構造となっている
が、別の実施の形態では、窓部14を囲う枠部17における基板との当接面に防水部材、
例えば、ゴムや樹脂製のパッキン部材等を介装させる構成としてもよく、係る構成によれ
ば、窓部14を構成する枠部17とプリント基板20との当接面からの水の侵入を阻止す
る効果を一層高めることができる。
また、上記実施の形態(1)では、センサー部(すなわちセンサ電極P21、P22)
がプリント基板20の4隅近傍に形成されている場合について説明したが、センサー部の
形成箇所は、プリント基板20の4隅近傍に限定されるものではなく、電子ユニット10
の車内での設置場所や配設向き、基板の部品構成等を考慮して水没がより早く検知できる
位置に適切な数のセンサー部を設ければよく、筐体本体11側の窓部14及び枠部17は
、プリント基板20上のセンサー部の配設位置に合わせて形成すればよい。
図5は、実施の形態(2)に係る電子ユニットの水没検知構造を備えた電子ユニットを
模式的に示した分解斜視図である。但し、図1〜図3に示した電子ユニット10と同一機
能を有する構成部品には同一符号を付し、その説明を省略することとする。
実施の形態(1)では、プリント基板20上に水没検知用のセンサー部(センサ電極P
21、P22)が形成され、プリント基板20を収容する筐体本体11に窓部14を設け
、窓部14からセンサー部を外部に露出させるように構成されているが、実施の形態(2
)に係る電子ユニットの水没検知構造では、筐体の外側面に水没検知用のセンサー部の一
部が露出された状態で設けられた構造になっている。
すなわち、筐体本体11Aの左右各側面4箇所には、水没検知用のセンサー部を構成す
る略L字形状をした棒状電極P41、P42の一端側を挿入して、その先端部を外側面に
露出させるための挿入孔19a、19bが所定間隔を設けて形成されている。略L字形状
をした棒状電極P41、P42の一端側は、筐体本体11A内から挿入孔19a、19b
に挿入され、その先端部が外側面に露出されている、なお、棒状電極P41はグランドに
接続されている。
また、プリント基板20B上における対向する長辺の両端近傍4箇所には、筐体本体1
1Aに設けられた略L字形状をした棒状電極P41、P42の他端側が挿入される挿入孔
28a、28bが所定間隔を設けて形成されている。なお、棒状電極P42が挿入される
挿入孔28bには、水没検知回路部品24につながる配線パターンが接続されている。
プリント基板20Bは、筐体本体11Aの開口部12から筐体本体11A内に収容され
、収容時、プリント基板20Bに形成された4箇所の挿入孔28a、28bに、筐体本体
11Aに設けられた棒状電極P41、P42の他端側が挿入され、棒状電極P41、P4
2の他端とプリント基板20Bとが半田付けにより接合される。また、プリント基板20
に設けられたコネクタ部26は、筐体本体11の切欠き部13に嵌合され、筐体本体11
Aの開口部12に蓋体18が装着されるようになっている。これら筐体本体11A、プリ
ント基板20B、及び蓋体18を含んで電子ユニット10Aが構成されている。
このように構成された電子ユニット10Aが、河川水、雨水、海水等に水没した場合に
は、筐体本体11A内部に水が侵入してくるよりも先に、まず、筐体本体11Aの外側面
に露出された棒状電極P41、P42の一端側の先端部が浸水して導通状態となり、棒状
電極P41、P42間にリーク電流が流れ、筐体本体11A内に水が侵入してくる前に、
筐体本体11A内のプリント基板20B上の水没検知回路部品24から水没検知信号が電
子制御部品25に出力され、電子制御部品25からスタータへの電力供給をカットする制
御信号がコネクタ部26を介して外部出力されるようになっている。
上記実施の形態(2)に係る電子ユニット10Aの水没検知構造によれば、筐体本体1
1Aの外側面にセンサー部の一部が露出された状態で設けられており、センサー部が1対
の棒状電極P41、P42を含んで構成され、1対の棒状電極P41、P42の一端側が
筐体本体11Aの外側面に露出され、1対の棒状電極P41、P42の他端側がプリント
基板20Bに固着されているので、電子ユニット10Aが水没した際には、筐体本体11
Aの外側面に露出された棒状電極P41、P42の一端側の先端部が、筐体本体11A内
にあるプリント基板20B上の電子部品24、25、26よりもいち早く水と接触するこ
ととなり、棒状電極P41、P42で水没したことをいち早く検知することができ、また
、プリント基板20B上の電子制御部品25や他の電子部品27が浸水して誤動作等の異
常が発生する前に、水没検知回路部品24から水没検知信号や電子制御部品25から制御
信号を出力することができ、水没時における必要な制御動作を確実に実行させることが可
能になり、水没時における電子ユニット10Aによる制御の信頼性を高めることができる
。また、1対の棒状電極P41、P42の他端側の固着に必要なプリント基板20B上の
面積は小さなもので済むため、プリント基板20Bにおける配線面積を大きくとることが
でき、基板面積をさらに小さくすることができる。
なお、上記実施の形態(2)では、センサー部(すなわち棒状電極P41、P42)が
筐体本体11Aの4隅近傍に形成されている場合について説明したが、センサー部の形成
箇所は、筐体本体11Aの4隅近傍位置に限定されるものではなく、電子ユニット10A
の車内での設置場所や配設向き等を考慮して水没がより早く検知できる位置に適切な数及
び形状のセンサー部を形成すればよく、また、プリント基板20B側の挿入孔28a、2
8bは、筐体本体11Aのセンサー部の配設位置に合わせて形成すればよい。
本発明の実施の形態(1)に係る電子ユニットの水没検知構造を備えた電子ユニットを模式的に示した斜視図である。 図1におけるII−II線部分断面斜視図である。 図1におけるIII −III 線断面図である。 別の実施の形態に係る電子ユニットの水没検知構造における水没検知用のセンサー部を模式的に示した部分断面斜視図である。 実施の形態(2)に係る電子ユニットの水没検知構造を備えた電子ユニットを模式的に示した分解斜視図である。 従来の電子ユニットの外観を模式的に示した斜視図である。 従来の電子ユニットの筐体内に収容されたプリント基板を模式的に示した斜視図である。 従来の水没検知回路の一例を示す回路図である。
符号の説明
10、10A 電子ユニット
11、11A 筐体本体
14 窓部
15 側壁部
16 突状片部
17 枠部
18 蓋体
20、20A、20B プリント基板
P21、P22 センサ電極
23 絶縁性突起部

Claims (8)

  1. 水没検知用のセンサー部が設けられた基板が筐体内に収容されて構成された電子ユニッ
    トの水没検知構造であって、
    前記基板上の前記センサー部が設けられた領域が前記筐体に設けた窓部から外部に露出
    され、該窓部を囲う枠部が前記基板に当接された状態で、前記基板と前記筐体とが固着さ
    れていることを特徴とする電子ユニットの水没検知構造。
  2. 前記窓部を囲う枠部における前記基板との当接面に防水部材が設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の電子ユニットの水没検知構造。
  3. 前記水没検知用のセンサー部が、1対の電極部から構成され、
    該1対の電極部間に絶縁性突起部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載の電子ユニットの水没検知構造。
  4. 前記水没検知用のセンサー部が、
    絶縁性部材からなる部品本体と、
    該部品本体に形成された水没検知用の1対の電極部と、
    該1対の電極部と一体形成された基板接合部とを備え、
    前記部品本体における前記1対の電極部間に凹部又は凸部が形成されているものである
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電子ユニットの水没検知構造。
  5. 水没検知用のセンサー部の導通状態に基づいて水没を検知する水没検知手段が設けられ
    た基板が筐体内に収容されて構成された電子ユニットの水没検知構造であって、
    前記筐体の外側面に前記センサー部の一部が露出された状態で設けられていることを特
    徴とする電子ユニットの水没検知構造。
  6. 前記センサー部が1対の棒状電極を含んで構成され、
    該1対の棒状電極の一端側が前記筐体の外側面に露出され、前記1対の棒状電極の他端
    側が前記基板に固着されていることを特徴とする電子ユニットの水没検知構造。
  7. 基板上に設けられた水没検知センサー部の誤検知防止構造であって、
    前記水没検知センサー部が、1対の電極部を備え、該1対の電極部間に絶縁性突起部が
    形成されていることを特徴とする水没検知センサー部の誤検知防止構造。
  8. 絶縁性部材からなる部品本体と、
    該部品本体に形成された水没検知用の1対の電極部と、
    該1対の電極部と一体形成された基板接合部とを備え、
    前記部品本体における前記1対の電極部の間に凹部又は凸部が形成されていることを特
    徴とする水没検知用部品。
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